バトルオブフラワーズ⑫〜其は竜を喚ぶモノなりて
●ドラゴンテイマーを討て
グリモアベースに、猟兵たちが集う。
「おう!来てくれたか!」
グリモア猟兵のアレックス・アレクサンダリアスが、快活な笑みとともに彼らの前に立つ。
「いよいよ、キマイラフューチャーでの戦争も終盤だ。みんなの活躍で幹部達は倒れ、残るはドン・フリーダムを倒すのみだ」
「しかし…」と前置きをしてアレックスは続ける。
「もう一人、放って置けない奴がいつ」
『ドラゴンテイマー』…。システム・フラワーズに介入し、今回の大規模な戦争のきっかけとなる人物だ。
「奴が、何を目的としているのかはわからなねぇ。だが、この戦争を無事終わらせても、奴が生きていれば後々厄介なことになるかもしれねぇ。そこで俺たちは、『ドラゴンテイマー』を倒す」
パンと拳を打ち合わせる。
「奴は、予知によると、『黒竜』ってのを喚び出すようだ。その実力は相当だ。奴のユーベルコードの対策をしない限り、一方的にやられて、奴に攻撃するどころじゃないだろう。厳しいたたかいになると思うが、いっちょやってやろうぜ!」
そう言って、アレックスは、猟兵達を転送するのだった。
●待ち受けるは…
システム・フラワーズの内部には花が咲き乱れている。その花の通路の先に、奴はいる。なんとも言いようのない緊張感に包まれながら、猟兵達は先に進む。
…いる。
誰もが、そう感じた先に奴は佇んでいた。『ドラゴンテイマー』。彼は静かに目を開けて猟兵達を見据える。まるで竜に睨まれたかのような迫力。猟兵達は、自らを奮い立たせるように武器を構えて戦闘に突入するのだった。
夢月
こんにちは、マスターの夢月です。
いよいよ終盤戦です。今回の暗躍者枠、ドラゴンテイマーとの戦いです。
以下、注意事項です。
敵は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
この先制攻撃に対抗する方法をプレイングに書かず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、必ず先制攻撃で撃破され、ダメージを与えることもできません。
カッコいい敵をみなさんのクールなプレイングで対処していきましょう。
それでは、プレイングお待ちしてます。
第1章 ボス戦
『ドラゴンテイマー』
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POW : クリムゾンキャリバー
【赤き剣の右腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【黒竜ダイウルゴスの群れ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : ギガンティックダイウルゴス
レベル×1体の、【逆鱗】に1と刻印された戦闘用【大型ダイウルゴス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : 文明侵略(フロンティア・ライン)
自身からレベルm半径内の無機物を【黒竜ダイウルゴスの群れ】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:ハルヨリ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
七那原・望
奏空・スケルツァンドに【騎乗】して接近、【空中戦】です。
相手はわたしの最善の行動を読むどころか何手先も行くだろうという前提の元、その先を【第六感】と【野生の勘】と【見切り】で瞬時に導き出しながら戦います。
相手の剣と右腕を回避しながら、自身に注意を向けた所で【念力】で動く機掌・プレストの右手で銃奏・セプテットを遠距離から【一斉射撃】し、上空から機掌・プレストの左手で穿奏・ヴィヴァーチェの誘導弾を放ち、その隙に【Laminas pro vobis】を発動します。そしてその全ての行動を囮に足元からの影の刃で【暗殺】するつもりで右腕を斬り落とします。
成功したら【全力魔法】で追い打ちを。
届きました……!
七那原・望(封印されし果実・f04836)は、相棒である白い翼の生えた宇宙バイク『奏空・スケルツァンド』に乗り、飛翔する。
「まずは、お前が相手か」
ドラゴンテイマーも翼を広げて、応じる。彼は、一気に加速すると、右腕の赤き剣で望を切り伏せようとする。一撃でも当たれば、そのあとの連撃で一気に彼女を死に至らしめる攻撃だ。それが分かっている望は、ほぼ直感に任せて回避する。すれすれを赤き剣が通るたびに、背筋を冷たいものが流れる。
「いつまでもつかな?」
「いいえ!終わりにします!」
ぎりぎりのところで攻撃を躱しながらも望は、攻撃のチャンスを狙っていた。機掌・プレストを操作に、ドラゴンテイマーの背後を狙っていたのだった。
「届いて!!」
願いを込めた反撃の一手。銃奏・セプテットによる連撃。それで注意を引き付けて、もう一方の手から穿奏・ヴィヴァーチェの一撃。それを回避し、弾くドラゴンテイマー。それすらも陽動だった。
「いけぇ!!」
影から飛び出す刃。
「むっ!?」
かわしきれず、それは、ドラゴンテイマーの腕に傷を負わせる。
「届きました…!」
成功
🔵🔵🔴
フリージア・カットラス
【POW】アドリブ・連携歓迎
相手が先に攻撃してくるとわかっているのであれば、それを耐え確実に一撃を決めるしかない。
【ルーンダガー】を構え、【ブレイズフレイム】で攻撃。
「これでも…… くらいな!!」
相手が先にユーベルコードで攻撃してくるのであれば【覚悟】を決めその攻撃を受ける。
だが、その攻撃を受ける際に致命傷だけは避けないといけない。
どんなに痛くても攻撃一回、腕一本振るう意識だけは残さないといけない、相手にダガーを突き刺すことだけを考える。(覚悟・激痛耐性・見切り)
相手にダメージを与えることが出来れば、後は他の誰かがあとに続いてこいつを倒してくれるだろう。
シャノン・ヴァールハイト
アドリブや他猟兵との連携歓迎
心情
当方は強くなりたい。
そして、強い奴が居ると言うのならば、挑戦するだけだ
先制攻撃に対し…
技能『怪力』を利用して攻撃を防御する。
しかしながら、高い威力を持つ攻撃なので、攻撃が当たる瞬間に肘から先を回す事で攻撃を身体の外側に反らすようにして流すようにするつもりだ。
POW
武器の剣と『怪力』を使用して防御
剣の間合い=一歩踏み込めば、徒手空拳の間合いなので剣を捨て、技能値287の『怪力』を使用して右腕を掴みUCを使用する。可能ならそのまま他参加者が攻撃し易いよう動く
SPDやWIZ
大型については、隙を見つけて倒しに行くしか無いが、手数が無いので可能な限り他参加者と連携して戦う
「お前は強いのか?」
シャノン・ヴァールハイト(死者の声を聞き、招く者・f10610)は、ドラゴンテイマーに尋ねる。
「当方は強くなりたい。そして、強い奴が居ると言うのならば、挑戦するだけだ」
「…試してみるといい」
ドラゴンテイマーは赤き剣を構える。そして、シャノンに向けて突撃する。加速ものせた突進にシャノンは剣を構え、真正面から受け止めようとする。
「愚かな…」
ドラゴンテイマーが全力の一撃をたたきつける。
「うぉあああああああらああああああああ!」
シャノンは筋力に任せて、それを強引に受け止める。彼の靴が花の空間にひびを入れながら押し込まれていく。
「ぐっ…!この程度か…!」
「…この程度で防いだつもりか」
ドラゴンテイマーの背後から、黒竜の群れが呼び出され、シャノンを噛み砕こうとする。
「俺の攻撃は終わりではない」
「くっ」
シャノンは、剣を防ぐので手一杯でそれ以上対応することが出来ない。
「…やらせない!」
そこに割って入ったのは、フリージア・カットラス(人狼のブレイズキャリバー・f06651)。彼女は、身を挺してその攻撃を引き受ける。
「がはっ…!?」
彼女の身体中に、黒竜がかみつく。肉が避け、骨が砕け、鮮血が飛び散る。全身から脳を貫く激痛に、フリージアは目を見開き、口から息が漏れる。
「愚かな…」
「そ、れは…どうか…な…」
フリージアは、激痛に耐えながら、ドラゴンテイマーを見る。彼女の身体から滴る血に炎が灯る。それは一気に燃え上がり、彼女の身体に取り付いてた黒竜たちを焼き尽くす。彼女は最初からこれを狙って攻撃をわざと受けたのだ。
「これでも……くらいな!!」
地獄の炎がドラゴンテイマーを飲み込もうとする。彼は、炎を避けるために一歩後ろにひく。
「ここだ!」
シャノンは、その隙を見逃さなかった。剣を手放し、拳に力をこめる。
「コレはただの暴力だ」
懐に飛び込むように、一撃。それは、ドラゴンテイマーの腹部にめり込み、彼の全身を衝撃が貫いた。
大成功
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チトセ・シロガネ
【WIZ】
●龍の山を飛び越えて
襲いかかってくる奴らを掻い潜るために
【地形の利用・空中戦・ジャンプ・念動力】でワイヤーを花や竜に引っ掛けたり足蹴にして移動するネ
まるで因幡のホワイトラビットネ、だけど皮はあげないネ!
……さてと、逃げてるだけと思ってル?
【見切り・第六感・戦闘知識】と【残像】を駆使して
襲いかかる方向を予測しながら、ドラゴンとユーを一辺にバッサリできる位置を探っていたヨ!
●黒い顎を斬り裂いて
反撃のチャンスが来たら一気に【早業・ダッシュ】で駆け抜けて
【破邪光芒】の【高出力の光刃】から発生する【衝撃波】で【範囲攻撃】、
【鎧無視攻撃・属性攻撃】の光より早い一撃で鱗ごとバッサリネ!
シリン・カービン
『文明侵略』の効果範囲外までダッシュ。
走りながらダイウルゴスになりそうな瓦礫等をチェック。
(発動されていれば竜の攻撃を躱しながら)
狙撃ポイントに辿り着いたら、
振り返って【スピリット・バインド】を発動。
追ってくる竜の群れに投網弾を放ちます。
竜の出現ポイントは把握済み。
後は、狙う撃つ排莢、狙う撃つ排莢…と
ひたすら素早く、正確に繰り返せば、
相手が群れであっても数は減らせるはず。
ドラゴンテイマーへの射線が通ったら急所を狙撃。
彼を直接攻撃できなかったとしても
仲間の援護になるでしょう。
「全てが自由になる世界は、おかしいです」
思い通りにいかないからこそ、
他者を思いやり、敬意を払うのだから。
アドリブ・連携可。
「追撃します!」
シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)は、手傷を負ったドラゴンテイマーを一気に叩こうと、精霊猟銃を構える。
「この程度で、やれると思われては心外だな…」
ドラゴンテイマーが、そう呟くと、彼は、ただ、周囲のものに命じる。竜となれ。戦闘の余波で散り舞っていた花びらがその命令に従い、黒竜へと変じていく。
「…いけ」
黒竜の群れとなり、シリンに襲い掛かる。彼女は全力で後方へと下がりながら、迎撃をする。もっとも危険が高いものに優先順位をつけ、撃つ。ガシャンと薬莢を排出。キーンと空薬莢が地面に落ちる前には、すでに再装填を終え、狙いをつけている。撃つ。そしてまた再装填。確実に敵の数を減らす。しかし、それを上回る数の差で黒竜たちはシリンに迫る。
「まだ!」
彼女は、さらに弾丸を変えて撃つ。スピリット・バインド。撃ち抜くのではなく、その場に縛り付ける。これにより、黒竜が、黒竜の進路をふさぐ。
「その程度か」
ドラゴンテイマーは、さらに命じる。黒竜の数は一気に膨れ上がる。
「ボクを忘れてもらっちゃこまるネ!」
シリンを援護するべく、チトセ・シロガネ(チトセ・ザ・スターライト・f01698)が黒竜の群れに突っ込む。彼女は、ワイヤーや足蹴りを駆使しながら、黒竜を文字通り足場にして、撃退しながら、ドラゴンテイマーへと接近する。
「くるか」
ドラゴンテイマーは、黒竜をさらによび出そうと手を突き出す。が、
「そこが、お前のデッドポイントネ!」
チトセが、光の刃を放つ。破邪光芒“アークスラッシャー”。ユーベルコードを切り裂く光の剣を一閃。呼び出されるはずだった黒竜は崩れていく。
「今!」
シリンが、その隙を縫うように、狙撃。
「ぬっ…!?」
空間を唸るように切り裂いて飛翔する弾丸は、ドラゴンテイマーの肩口を貫く。それにより、彼は、ユーベルコードの発動直後の隙をつくことが出来なかった。
「これでチェックヨ!」
チトセは、光の刃を切り返し、ドラゴンテイマーに一太刀を浴びせるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
雪・兼光
黒幕様のお出ましかい。
他の奴らがあの『天災露出狂』と戦ってるんだ。
少し、遊びとお話をしようか?何を企んでやがる。(情報収集)
テイマーの名前は伊達じゃねぇって事かい
先にドラゴンを仕留めるぞ!
ドラゴンをクイックドロウで二回攻撃、零距離射撃
ドラゴンに跨げるなら騎乗して零距離射撃を試す
空中でにいる間でも撃てるなら空中戦で
これでアンタと戦えるか?
基本は二回攻撃で攻撃
攻撃優先度はドラゴンテイマー>大型ダイウルゴス
大型ダイウルゴスの数をできるだけ一桁に保つように攻撃
巻き込めて攻撃できればOKって感じで巻き込めたら範囲攻撃
当てにくいならロングボウやブラスターで誘導弾も使う
ドラゴンを盾に使えるならそれも使う。
「お前が、黒幕様だな?」
雪・兼光(ブラスターガンナー・f14765)は、ドラゴンテイマーに問いかける。
「他の奴らがあの『天災露出狂』と戦ってるんだ。少し、遊びとお話をしようか?何を企んでやがる」
「応える義理はないな…」
そういうと、ドラゴンテイマーは、大型の黒竜ダイウルゴスを召喚する。
「ちぃ!まだ隠し玉があったか!テイマーの名前は伊達じゃねぇって事かい!」
兼光は、即座に、ブラスターを構える。大型のダイウルゴス達は、合体することで強くなる。そのことを知ってか知らずか、先にドラゴンを撃ち落とそうと考えた兼光の判断は正しかった。目にもとまらぬ速さの早撃ちは次々と竜を撃ち抜く。黒竜たちは、その実力を発揮するまでもなく、倒れるのだった。
「ふぅ、さぁ、今度こそしゃべってもらうぜ…っ!?」
兼光がそう話しかけようとした時、ドラゴンテイマーは赤き剣で兼光の喉を狙う。咄嗟の反応でブラスターを撃つ。リーチはまだ兼光に利があった。
「ふむ…敗れるか…」
紅に染まる胸を見て、どうでもよさそうに呟くドラゴンテイマー。彼の身体は、ざぁと花びらのように崩れ去る。
「…な、なんてやろうだ」
赤い剣がわずかに裂いた首元を抑えつつ、兼光はホッとしたかのようにその場に座り込んだ。
成功
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