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バトルオブフラワーズ⑫〜破滅を呼ぶ黒き竜

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #ドラゴンテイマー #挿絵

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「よく3体の幹部を撃破した。これでシステム・フラワーズ最後の道が拓けた」
 バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)がグリモアベースに集まった猟兵達に次なる任務を提示する。
「諸君に討ってもらいたい敵は謎のオブリビオン『ドラゴンテイマー』だ。怪人軍団に占領技術を提供している存在で、戦略的に見れば倒す必要のない相手だ。だがこの戦争で逃せばまた新たな勢力についてしまう可能性がある」
 そうなれば技術を提供され増強した敵が新たに生まれる事になる。
「その流れを断ち切る為にもここで討てるならば討っておきたい相手だ。故に諸君には大首領の前にこのドラゴンテイマーを倒してもらいたい」
 重要な任務であるというバルモアの言葉に猟兵達は頷く。
「ドラゴンテイマーも幹部たちと同じく、倒しても骸の海から蘇る能力を持つ。倒す為には蘇るたびに倒すしかない」
 倒し続ければ他の幹部オブリビオン同様復活が不可能になる『筈』だ。
「ドラゴンテイマーは『黒竜ダイウルゴス』を召喚する能力を使い戦うようだ。特殊能力は持たないがその圧倒的戦闘力は今までの幹部よりも強い。その先制攻撃をいかにユーベルコードを使わずに凌ぐかが勝敗を分けるだろう」
 敵はこちらの攻撃よりも速く先制攻撃を仕掛けて来る。ユーベルコードを用いない対抗手段を考えなくては何も出来ずに一撃で倒されてしまう危険性がある。
「己の得意とする方法で全力を出し切れ、相手は強敵中の強敵。勝利を掴むには死力を尽くすしかない」
 厳しい言葉は相手の強さを表している。まともにぶつかり合っても勝つのが困難な相手だということだ。その事を感じ取り猟兵達も緊張と闘志をその身に宿す。
「この先に待っているのは幹部よりも強い存在だ。だが幹部を倒し乗り越え、成長してきた諸君ならば倒せる可能性があるはずだ。武運を祈る」
 バルモアは逞しく成長する猟兵達ならばきっと厳しい戦場でも生還できると信じ、戦いに向かう背中を見送った。


天木一
 こんちには天木一です。強敵『ドラゴンテイマー』との戦いとなります!

 ドラゴンテイマーは謎多きオブリビオンです。裏で暗躍している敵をここで撃破できれば大金星でしょう。圧倒的破壊力を持つ黒竜を操る強敵です。判定も厳しいので全力で挑んでください!
 敵の先制攻撃はこちらのユーベルコードよりも速く行われます。ユーベルコード以外の方法で対抗手段を考え、防御でも回避でもアイデアでも己の得意とする方法を用いる事で攻撃のチャンスを作る事ができるでしょう!

●先制攻撃
 敵は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
 この先制攻撃に対抗する方法をプレイングに書かず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、必ず先制攻撃で撃破され、ダメージを与えることもできません。
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第1章 ボス戦 『ドラゴンテイマー』

POW   :    クリムゾンキャリバー
【赤き剣の右腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【黒竜ダイウルゴスの群れ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    ギガンティックダイウルゴス
レベル×1体の、【逆鱗】に1と刻印された戦闘用【大型ダイウルゴス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ   :    文明侵略(フロンティア・ライン)
自身からレベルm半径内の無機物を【黒竜ダイウルゴスの群れ】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。

イラスト:ハルヨリ

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

霑国・永一
いやぁこいつもキマイラフューチャーのオブリビオンなのかな?佇まいも何もかも真っ当な強敵じゃないか

先制攻撃に対して【ダッシュ・逃げ足・見切り】を駆使しつつその場からまず飛び退いて距離取ろうかなぁ。特に大型ダイウルゴスに囲まれないように注意しないとだ。
先制攻撃終了後は……任せるよ、《俺》(狂気の戦鬼発動)

『基本一体しか出ないA&Wと違ってドラゴンの群れ!ハハハハッ!こりゃあお得だな!ぶち殺す!』
囲まれねぇように高速移動しながら片っ端から衝撃波を叩き込んでぶち殺してやるぜ!【早業・鎧無視攻撃】
合体し始めたら合体済みの奴からぶち殺していくが!数字大きい順な!
テイマーへの道が開けたら最優先、俺様が殺す!


ステラ・エヴァンズ
【WIZ】
見ただけでわかるこの圧…油断せずに参りましょう

相手の力量がわからぬ以上範囲外を目指すのは少し無理があるので群れをどうにか致しましょう
テイマーは視認できる位置に据えたまま、群れを一度テイマーから離すように引き連れるように移動
適度な距離が取れれば氷属性の衝撃波で範囲攻撃して凍らせる
逃れた者・此方に向かって来る者には第六感で察知し、雷属性の攻撃で各個撃墜

群れの掃討を確認してからUC発動
なぎ払い吹き飛ばしては生命力吸収もしつつ、隙を見ては氷属性の衝撃波で追い討ちの2回攻撃
身体の一部でも凍ればより攻撃しやすくなります
相手からの攻撃は第六感を駆使して回避、失敗してもUC効果と激痛耐性で耐え切る



●ドラゴンテイマー
 猟兵達が花で出来たシステム・フラワーズの奥深くへと足を踏み入れる。すると寒気のような震えを身体が覚える。それは正面に位置する黒衣の男、『ドラゴンテイマー』の発する力を感じ取っているからだった。
「見ただけでわかるこの圧……油断せずに参りましょう」
 背筋に氷が触れたようにぞくりとした殺気を感じ、ステラ・エヴァンズ(泡沫の星巫女・f01935)はその威圧に負けぬように気を取り直す。
「相手の力量がわからぬ以上、範囲外を目指すのは少し無理があるので、群れをどうにか致しましょう」
 強大な敵の射程から逃れられぬと想定して、ステラは偃月刀の様な薙刀を構える。
「滅びろ。全てを灰燼と化せダイウルゴス」
 ドラゴンテイマーの周囲の床や壁が黒竜の群れへと姿を変え、唸りながら一斉にステラに向けて飛翔した。
「GYAAAAAAA!!」
「これだけの竜を一瞬に!」
 驚きながらもステラはドラゴンテイマーの姿を目の端に捉えたまま駆け出し、竜の群れを敵から引き離す。
「ここまで引き離せば構わないでしょう」
 敵が列を乱しながら迫るところへ薙刀を振るって氷の結晶が舞う衝撃波を叩き込み、凍らせて動きを鈍らせる。
「GURRRRRAAA!!」
 その攻撃を突破した黒竜達がさらに距離を縮めて来る。
「やはり簡単に止まるような相手ではありませんか」
 ステラは薙刀に雷を宿らせ、一閃。衝撃波は稲妻の渦となって竜の群れを呑み込んだ。だがそれでも黒竜を全滅させるには足らず、目の前に迫り人を呑み込めそうな顎を開いた。その口には黒い炎が渦巻き今にも吐き出されようとしている。
「この至近距離で食らってしまえば一溜まりもないでしょうが、その口を閉じて貰います」
 下からステラは薙刀を斬り上げ、顎と打ち上げて口を閉ざしその状態で凍結させて固定させた。行き場を失った炎が顔を破壊して弾ける。
「GYYYYAAAAA!!」
 周囲の黒竜達が一斉にブレスを放つ。それに対してステラは薙刀を払い、衝撃波を防御壁として身を守る。炎が消え去った後に、薙刀を構え傷ついたステラが現れる。
「凌ぎ切れたようですね、ではこちらの反撃です」
 ステラが雷纏う薙刀を振るい、ブレスを吐き終わって隙だらけの竜の首を刎ね次の敵の胴を突く。そうして舞うように薙刀を振り続けると、全ての竜は元の無機物へと戻っていた。
「漸く露払いが終わりましたか、次は貴方を倒します」
 ステラは己が身を神気放つ美しい薙刀へと変え、一振りする。すると風が巻き起こり、鋭い刃のようにドラゴンテイマーの体を傷つけた。その傷口から生命力を吸い上げステラは己が身を癒す。そして刃を返し間髪入れずにもう一振りすると、今度は冷気を纏う吹雪を起こして敵の体を凍らせた。
「このまま押し切ります」
 ステラは連続で衝撃波を敵に叩き込む。ドラゴンテイマーは体に傷を負うが身じろぎ一つせずに立っていた。
「強い力ではあるが、想定通りだ。これでは私には届かない」
 周囲に突如として黒竜が現れ、黒いブレスを吐きつける。それに対してステラは衝撃波を放って対抗する。だが現れたのは一匹だけでなく、周囲を囲まれていた。
「囲まれてしまいましたか……せめてもう一太刀!」
 ブレスに耐えながらステラは薙刀の体を動かし、ブレスを抜け出してドラゴンテイマーに刃を浴びせる。肩から深く胸に入り、傷つけたところで追いついた黒竜に弾き飛ばされ、壁際で人の姿に戻った。
「後は皆さんに任せます」
 ステラの視線には間を置かず黒竜に立ち向かう仲間の姿があった。

「いやぁこいつもキマイラフューチャーのオブリビオンなのかな? 佇まいも何もかも真っ当な強敵じゃないか」
 前に立つだけでその強さを感じ取れる強敵を目の当たりにしても、霑国・永一(盗みの名SAN値・f01542)は怯えるどころかマイペースに笑みを浮かべた。
「そっちが先行だ。掛かってきなよ」
 そう軽く挑発すると、ドラゴンテイマーの背後から逆鱗に数字の刻印された無数の大型黒竜が召喚され咆哮する。
「どれ程の力を持っているのか、私に見せてみろ」
 ビリビリと空気どころか大地が震え、地面を埋め尽くすような黒竜の群れが襲い掛かって来る。
「これはヤバそうだなぁ」
 すぐに永一は飛び退いて全力で逃げ出す。敵に囲まれぬように右に左にと駆け回り、迫り来る黒竜の爪や牙を避ける。だが次々と追って来る敵の攻撃が身体を掠め始めた。黒竜は何体かと合体し強化して速度を上げていた。
「これを全部躱すのは厳しいね」
 だが諦めずに眼前に迫る刃物のような爪を屈んで躱し、相手の足元を転がるようにすり抜け駆け出す。そこへ黒いブレスが放たれると、跳躍して頭を抱えながら最小限のダメージで切り抜ける。ゴロゴロと地面を転がって燃え移った火を消し、起き上がると周囲の黒竜がドラゴンテイマーの元へと戻っていた。
「ほう、この大型ダイウルゴスに耐えるとはな」
 観察するようにドラゴンテイマーは永一に冷たい視線を向ける。
「……任せるよ、《俺》」
 負傷しながらも何とか逃げ切ったと永一は内なるもう一人の人格に呼び掛ける。
『基本一体しか出ないA&Wと違ってドラゴンの群れ! ハハハハッ! こりゃあお得だな! ぶち殺す!』
 ドラゴンの姿を見て楽しげに笑うと、粗暴な戦闘狂の人格に切り替わった永一は今度はこちらの番だとドラゴンテイマーに向かって駆け出す。
「迎え撃て」
 指示に従い黒竜が道を塞ぐように前に出てブレスを吐く。
『ハッ! そんなもんが当たるかよ!』
 走る速度を上げてブレスを躱し、衝撃波を放ってズダズダに黒竜を切り裂く。するとドラゴンは更に合体を重ね、どんどんと強化していく。
『おいおい、数が少なくなっちまったじゃねえか! その分歯応えがあるんだろうな! ぶち殺してやるから強い奴から前に出ろ!』
 永一は振るわれる爪を跳んで避け、一番数字の大きい黒竜の顔面に衝撃波をぶつけて爪で抉ったような傷を刻んで倒す。着地するところに他の黒竜が殺到するが、衝撃波を地面に撃ち込んで反動で飛ぶように着地位置をずらし、素早く駆け出した。
『いいのかよ! お前らのご主人様への道が開けたぜ!』
 ドラゴンが群がった事で出来た細い道を永一は駆け抜け、ドラゴンテイマーとすれ違いながら衝撃波をぶつける。
「俺様が殺す!」
 切れ味の悪い刃物で叩き切られたようにドラゴンテイマーの左腕と脇腹が抉れた。
「手傷を負うのは戦いの常だ、それでも私が負けることはない、征け」
 ドラゴンテイマーが振り返って視線を向けると、数体にまで強化された黒竜達が一斉に永一を追いかける。
『さらに強くなったみたいだな! いいぜ! 来いよ!!』
 それを楽しそうに永一が迎え撃ち、一撃でも受ければひき肉にされそうな爪を避け衝撃波で腕を吹き飛ばす。だがその間に回り込んだ違う巨大黒竜の尻尾を食らってしまう。
『ぶち殺してやる!』
 永一は頭から血を流しながら反撃に衝撃波で巨大黒竜の体を抉り、一歩も引かぬ戦いを繰り広げる。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

黒玻璃・ミコ
※美少女形態

◆行動
【黒竜の遊戯】で串刺しにしましょう

ブラックタールである私にとって人の姿とは仮初めのもの
重要な内臓などの器官は体内でその位置をずらし
積み重ねた戦闘経験と乙女の感で
致命的な一撃だけは避けて見せましょう

とは言え強敵相手です、身体の半分でも残れば上等
思考を加速し、痛覚を麻痺させ、肉体の限界を超える
文字通り劇毒にも等しい薬を体内で精製し
この一投に全身全霊を振り絞ってお見舞いです
仮にこの身が倒れ伏そうとも尽きぬ執念でその加速させ続け
怨敵の生命を啜ってでも魔槍で穿ちましょう
咲き誇る花、仲間の猟兵の影、地の利、人の利
時の利さえ駆使してでもです

◆補足
他の猟兵さんとの連携、アドリブ歓迎


アストレア・ゼノ
◆POW/アドリブ歓迎
敵が使うUCは竜騎士にとっては勝手知ったる種類の技だな
この技は初撃が『当たるか』『当たらないか』が全てだ
まずは赤い剣を避ける事に全力を尽くそう

槍を構えて広めの間合いで相対し、
敵が仕掛けて来るのを【見切り】、【ジャンプ】で回避
赤い剣が腕ごと切り離されて飛んでくるとかの掠め手が来るなら
【野生の勘】で察知しよう

敵が【残像】に惑わさた隙を突いて
【槍投げ】での【ドラゴニック・エンド】で【カウンター】の【串刺し】
命中すれば槍から竜へと戻ったグウェンが敵に襲いかかるだろう

『ドラゴンテイマー』か
きっとあんたは強大なドラゴンを大勢知ってるんだろうが
うちのジャジャ馬だって大した物だろ?



●血に塗れる赤き剣
「ブラックタールである私にとって人の姿とは仮初めのもの」
 呟き美少女の姿を模した黒玻璃・ミコ(屠竜の魔女・f00148)が敵の前に堂々と姿を見せる。
「この身をその竜の群れで打ち破れますか?」
 躱せぬならば致命的な一撃だけを避ければよいと、身を晒しミコは敵に近づく。
「一片残らず滅ぼしてみせよう」
 ドラゴンテイマーがゆっくりと一歩踏み出す。ただそれだけで一瞬にして間合いを詰め、躱す暇もなく右腕の赤き剣をミコの胸の中央に突き立てた。切っ先が背中から出て体を貫く。
「GYYYYYYAAAAAA!!」
 それに続けて黒竜の群れが爪や牙でミコの体を引き裂き、尾の一撃で両腕を吹き飛ばした。びちゃりと肉片が地面に散らばり黒いタールに戻る。だが積み重ねた戦闘経験と乙女の感でミコは重要な内臓の位置をずらし、致命傷を免れていた。
「耐えきりましたよ、次はこちらの全身全霊の一撃をお見舞いしましょう」
 痛覚を麻痺させたミコは突き刺さったままの剣を取り込むように前に進み、体内で劇毒に等しいほんの一滴で人など殺せてしまいそうな毒を精製する。そして他の体のパーツを少しずつ集めて一回り身体が小さくなりながら腕を再生し、暗黒の魔槍を手にして毒を穂先に垂らす。
「この槍を受けてみなさい」
 胸目がけて放つ渾身の一撃は敵の左手で受け止められる。だがその掌に小さな傷が出来てそこから毒が侵食し、すぐに手の色がどす黒いものへと変わる。
「毒か、毒ならば出してしまえばいい」
 ドラゴンテイマーは胸に刺さったままの右腕の赤き剣を振るい、ミコの胴を両断して吹き飛ばす。そして左手の手首を切ると血と共に毒を体内より流し出した。毒が流れるとすぐに傷口が元通りに修復される。

「今のユーベルコードは竜騎士にとっては勝手知ったる種類の技だな。この技は初撃が『当たるか』『当たらないか』が全てだ」
 ならばまずはあの右腕と同化した赤い剣を避ける事に全力を尽くそうと、アストレア・ゼノ(災厄の子・f01276)は慎重に白い竜槍を構えて敵と相対する。
「仲間が倒れた姿を見ても怯まずに私に挑むか、勇敢か、蛮勇か、試してみよう」
 ドラゴンテイマーが右腕の赤き剣を無造作に突き出す。その動作を見切りアストレアは跳躍して躱す。だが切っ先は追いかけるようにアストレアの胸元に迫り、赤い刃が胸を貫いた。だがその姿が消える。残像を残して目晦ましとしたのだ。
「試しとやらはこれで合格かな」
 着地したアストレアが反撃に竜槍を投げようとする。だがその時ゾッと悪寒が走った。咄嗟に横に飛び退く、すると目の前に竜の翼を広げ加速するように急降下したドラゴンテイマーの姿があった。剣の切っ先がアストレアの左腕を貫く。容易く鎧の防御を破り腕から血が流れ落ちた。
「まずは及第点といったところか、ここからが本当の試しでもある」
 ドラゴンテイマーの背後から黒竜の群れが現れ、飛び上がると一斉に頭上からブレスを放った。
「なら満点を取ってみせよう」
 アストレアは竜槍を振るってブレスを切り裂き、その隙間に身を投げる。黒い炎が身体を焼きつけるが、致命傷には至らない。
「GYYGAAAAAA!!」
 黒竜達が降下して爪を振り下ろす。それをアストレアは跳躍して躱し、逆に頭上を取って頭に竜槍を突き立てた。そして飛び降りながらドラゴンテイマーを狙う。突き下ろす竜槍の一撃は、赤き剣で弾かれる。そして振り上げた赤い刃が頭上に迫る。だがそのタイミングでドラゴンテイマーの腹から刃が突き出した。

「何?」
 振り返ればそこには上半身だけで魔槍を繰り出すミコの姿があった。
「胴体を切断されたくらいでは私は倒せません」
 体重を掛けぐりっと魔槍を捻じって傷を深くする。
「手の毒は簡単に処理されてしまいましたが、胴体の毒ならばどうでしょうか」
 穂先から毒がドラゴンテイマーの身体の内から侵食する。
「少しばかり侮っていたか」
 ドラゴンテイマーの流す血が黒竜となってミコに襲い掛かる。
「GURRAAAAAAAA!!」
 大きな口を開けて呑み込もうとする黒竜に、ミコは引き抜いた槍を振るって顔を両断する。すると毒がすぐに回り顔が腐って黒竜が倒れた。
「竜をも殺す毒です。その身でたっぷりと味わってください」
 ミコがドラゴンテイマーへともう一度魔槍を向ける。するとドラゴンテイマーは腹の傷口に左手を突っ込み、ぐちゃりと毒に侵された内臓を引っ張り出した。すると傷が塞がり何事もなかったように元通りとなる。
「言ったはずだ、毒ならば出してしまえばいいと」
 ドラゴンテイマーの元から黒竜が放たれる。
「流石は竜の主、竜よりも強靭な体をしているようですね」
 それにミコは襲われながら、一匹でも多く仕留めようと魔槍を振るった。

「隙を見せたな」
 敵の注意が逸れた好機に、アストレアは竜槍で背中を突く。
「これは一対一の戦いではないのでな、そちらも多くのドラゴンが居るんだ、文句は言わせん」
 そして深く捻じり込んだ。だがそこで黒竜が割り込み邪魔をした。
「まるで勝てるとばかりの台詞だ。だが数ではこちらが勝っているのを忘れるな」
 顔を低くした正面からの黒竜のブレスをアストレアは下がって躱す。それを追うようにブレスを吐きながら黒竜が迫る。
「グウェン、私達の力をみせてやろう」
 アストレアが竜槍を担ぐように持つと、力強く踏み込んで投擲する。ブレスを貫き黒竜の口に入ると、首を伝って貫通し、その後ろにいたドラゴンテイマーの肩にまで届いて突き刺さった。すると竜槍『グウェン』が白い仔竜の姿となり、ドラゴンテイマーに白いブレスを放った。至近距離からの一撃はドラゴンテイマーの体を焼き炎に包む。
「『ドラゴンテイマー』か。きっとあんたは強大なドラゴンを大勢知ってるんだろうが、うちのジャジャ馬だって大した物だろ?」
 自慢げにアストレアが相棒に視線を向ける。
「白き竜か、いずれは強き竜になる可能性がある。だが今はまだ幼い」
 炎の中から赤い剣を振るい、グウェンの体を弾き飛ばした。
「ダメージは与えたが、簡単には倒せないか」
 アストレアはぎゃうっと鳴いて槍の姿に戻るグウェンをキャッチして、周囲の黒竜へと振るった。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

流観・小夜
ユウキ・スズキと出撃

対象の攻撃を考慮、竜種の群れという大火力を念頭に行動します。

私への攻撃はユウキが対応してくれることを信頼し、義体防壁を開放。内臓兵器たるエネルギー砲を【メカニック】知識を活用し【早業】で素早くチャージ、火力を高めた一撃を対象に射出します。
対象が怯んだ隙に私は【ダッシュ】で撤退、後方にて【目立たない】よう伏せて待機します。
【視力】でユウキと対象の行動を【追跡】、ユウキが攻撃を仕掛けるタイミングに合わせ、ライフルによる【スナイパー】で敵の右腕を狙撃します。

腕に対しては傷つかず逸れるだけでも十分です、私はユウキを信頼しています。ライフルを構えたまま、ユウキの動向を見守ります。


ユウキ・スズキ
観見・小夜と出撃。
「背中は任せた。お前は俺が必ず守る」
70口径ライフルは捨てて、少しでも機動力を上げる。
先に小夜がUCを放ち、小夜のUCに対し、接近を仕掛けて来るであろうドラゴンテイマーにこちらも接近しつつ、左腕内蔵の散弾砲での【吹き飛ばし】
八咫烏やムスターヴェルク。
レヒツ、リンクスの【一斉射撃】で牽制。
「俺の女に近づくな、クソ野郎!」
対象のUCを発動させぬように付かず離れずの位置で戦いつつ、小夜が離れたポイントに移動するまで引き付ける。
小夜がポイントまで移動したら、今度は一気に接近。
「お前の好きにはさせない。何があろうともだ…」
小夜の狙撃を信じ、UCで相手の背後に回り込み、頸椎をへし折る。



●天を覆う黒き竜
「全てだ、生きとし生けるもの全て喰らい尽くせ」
 ドラゴンテイマーの元より現れる黒竜の群れが猟兵達に襲い掛かる。
「これは……まさに空を覆い尽くすといったところですか」
 空を覆わんばかりの竜の群れ、だが怖気づくことはない。流観・小夜(駆動体α・f15851)の前には頼れる背中があった。
「背中は任せた。お前は俺が必ず守る」
 そう相棒に告げたユウキ・スズキ(少尉・f07020)は、70口径の超大型ライフルをぶっ放して黒竜の硬い竜鱗を撃ち抜き撃墜する。
「はい、私も全力で背中を守ります」
 心の底から信頼するユウキに前衛を任せ、小夜は無防備となる義体防壁を開放する。内臓兵器のエネルギー砲を露出し、急速チャージを行う。膨大な熱量が砲へと集まっていく。
「そこにも居たか」
 ドラゴンテイマーがそのエネルギーに気付き、右腕の赤き剣で攻撃せんと、背中の竜の翼を羽ばたかせ一気に間合いを詰めた。
「俺の女に近づくな、クソ野郎!」
 悪態をつきながらユウキは重い70口径ライフルを捨て、左腕内蔵の散弾砲を迎撃にぶっ放す。それをドラゴンテイマーは剣を一振りすることで、剣に纏うオーラで弾き飛ばした。
「まだこれで終わりじゃないぜ」
 続けてユウキは左右に持った自動小銃と自動拳銃の弾丸を叩き込む。だが敵は弾丸を食らいながらも接近し、赤い剣を突き出す。それを自動小銃で防ぎ、駄目になった武器を手放すと、コートの裏に隠していた二丁の短機関銃を抜く。
「そのすまし顔に風穴を開けてやる!」
 至近距離から顔目掛けてぶっ放し、いくつもの穴を穿つ。だがドラゴンテイマーがぺっと口から弾丸を纏めて吐き出すと穴が塞がっていく。
「それで終わりか?」
 気にせずにドラゴンテイマーは赤い剣を振るい、身を捻って避けようとするユウキの肩を掠めた。
「征け、世界を覆い尽くせ」
「GYURURUOOOOOOO!!」
 ドラゴンテイマーの元より無数の黒竜の群れが現れ、ユウキに向けて一斉にブレスを吐こうとする。
「チャージ完了しました、退避を!」
 その小夜の声が届いた瞬間ユウキは横に身を投げ出すように飛び、うつ伏せになって頭を抱える。すると小夜のエネルギー砲から太い光線が発射し、主を庇おうとした射線上の黒竜を消し飛ばし、ドラゴンテイマーを呑み込んだ。光が通り過ぎると、ぽっかりと地面や壁が円状に抉れている。だがその場にはまだ黒衣の男の姿が残っていた。
「なかなかの破壊力だが、その力が限界か」
 ドラゴンテイマーが小夜に視線を向け、残った黒竜をけしかけようとする。
「まだまだこれからだ、来いクソ野郎!」
 そこに視線を塞ぐようにユウキが割り込み、左右の短機関銃から弾丸を雨のようにばら撒いて注意を引き付ける。その間に小夜は後方へ全速力で撤退し、目立たぬよう花の中に伏せて狙撃銃を構える。そして呼吸を整え静かにスコープで敵へと照準を合わせた。
「喰い散らかされるがいい」
「お断りだ。こっちが鉛玉をご馳走してやるから、たっぷり味わえ」
 ドラゴンテイマーの指示によって襲い来る黒竜を、ユウキは撃ち殺しながら必死にその場に留まる。ここより下がればドラゴンテイマーへ必殺の一撃を与えられなくなってしまう。踏み止まりながら小夜の準備ができたのを確認し、標的をドラゴンテイマーへと変える。
「お前の好きにはさせない。何があろうともだ……」
 ユウキは黒竜を撃ち殺し、その死骸を他の黒竜との障害物として利用してドラゴンテイマーへと接近する。
「自ら死にに来たか」
 それに対してドラゴンテイマーは赤き剣で首を断とうと冷徹に横に振り抜く。避ける間も無い必殺の一刀が首に迫る。だがそれでもユウキは前に踏み出した。
「私を信じて戦っているユウキの気持ちに応えてみせます」
 じっと待っていた小夜がここだと引き金を引く。放たれた弾丸は敵の右肩に当たり、剣の軌道が僅かに上に逸れた。その隙に剣の下を掻い潜り、ユウキが敵の背後に回ると、義手による手刀を首に叩き込む。ギロチンに掛けるような鋭く重い一撃で頸椎を叩き折った。
「おまけだ」
 さらに至近距離から左腕の散弾をぶっ放した。だがその一撃は背中の竜翼によって遮られる。
「私の首を叩き折るとは見事な連携だ」
 何事もないように無表情のまま折れた首をぶらんと傾けていたドラゴンテイマーが左手を添えて顔の位置を戻すと、ギチギチとドラゴンの鱗のようなものが首を覆い固定する。
「だからこそここで始末しておこう」
 新たに現れた黒竜の群れがユウキに襲い掛かる。
「GYAAA!!」
 その竜に最後の散弾の弾を撃ち込みユウキは飛び退いた。
「援護します。その間に下がってください」
 小夜が援護に黒竜を狙撃する。目を撃ち抜かれた竜は悶え苦しみ他の竜の邪魔をする。
「助かった」
 その間に捨て置いた70口径ライフルを拾い上げて、ユウキは後退しながら派手に発砲して竜を迎撃する。
「首を折っても生きてるとはな、姿は人でもその本質は人じゃないってことか」
「ここからは他の皆さんの援護に回りましょう」
 ユウキと小夜は合流し、幾らでも湧いて出るような黒竜の群れを相手に銃撃戦を始めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟】で参加(アドリブ・絡み歓迎)

●目的
ドラゴンテイマーの討伐

●心情
如何に敵の戦力が高くても、
我ら全世界サイボーグ連盟(全サ連)の鋼の団結力をもってすれば、
必ず勝機を見出せるはず。
団長の私は、皆を信じているわぁ!

●行動
宇宙トライク(3輪ホバーバイク)で戦場を駆ける。
敵の初手は『第六感30、操縦30、見切り25』で、
神がかったランダム走行で躱す。
躱しきれなかったらバイクを盾にする。

味方の手番になったら、
『全サ連の戦旗』をバックに味方を『鼓舞30』。
UCを使用し味方の攻撃力を跳ね上げる。
ご機嫌なヘビーメタルの重低音をエレキギターで戦場に轟かせて。
「今よ、みんな! 全サ連特攻!」


クネウス・ウィギンシティ
【全世界サイボーグ連盟】で参加
アドリブ&絡み歓迎

「狙撃兵のやる事はただ一つ」

【POW】偵察用サーチドローンを展開、【情報収集】後に【スナイパー】として狙撃を敢行。

●対先制攻撃
「盾の出番ですか」
バスティオンさん(f06298)の作る避難所に向かいます。 ライオットシールド型パイルバンカーのパイルを地面に突き立て盾(【武器受け】)にします。

●対POW UC対抗
「CODE:GROUND ZERO。『Sea of Corpses』との接続を確認、一掃します!」
敵の『赤き剣の右腕』の根元、右肩を荷電粒子砲で狙います。 右腕の初撃がトリガーになる以上、ここを封じることが出来れば勝機はあるはず。


リズ・ルシーズ
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ歓迎

【SPD】

まずは初波を耐えないとね!

【迷彩】して反重力装置と【空中戦】を使って高速移動しつつ、バスティオンの避難所に逃げ込むよ。上空を駆けながら擬似刻印の光【属性攻撃】のレーザーで迫り来る大型ダイウルゴスを攻撃して【時間稼ぎ】をしつつだね

皆、援護行くよ!

避難所の【地形を利用】して隙間から、【スナイパー】として【援護射撃】しつつ敵の攻撃の合間を縫って【リジェネレイト】で皆と痛んだ避難所の再生を試みるよ

数的にお互い持久戦かな、でも敵の数にも限りがあるはずだから、皆、頑張って!


バスティオン・ヴェクターライン
【全世界サイボーグ連盟】で参加、アドリブ&絡み歓迎
「盾兵舐めてもらっちゃあ困るなぁ…。」
【POW】先制攻撃は敵が接近する前にUCを展開して防御、おじさんはそのままUCを展開し続ける。ドーム状の盾群に人が出入り出来る隙間を作れば、簡易的な避難所の出来上がりだ。これなら【盾受け】【拠点防衛】【戦闘知識】のノウハウも活きる。味方の皆に呼び掛けて危なくなったら一時休憩出来る用意をしておくよ。
竜が相手なら俺が睨みを利かせて【恐怖を与える】よ。味方への攻撃を抑えて出入りするための【時間を稼ぐ】つもりさ。
相手が相手だ、楽な仕事にはなりそうに無い。全員の継戦能力を可能な限り引き上げて見せるよ。


佐倉・理仁
【全世界サイボーグ連盟】で参加
召喚系か、戦い方でも教えてもらおうかドラゴン先生?

●WIZ
花の足場は見通しが悪く材料も隠し放題だろ。どこから竜が生えるかわかりゃしねぇ。

だが、後手に回ろうと俺の武器(機械喉)で間に合わせるさ。『高速詠唱』
【剛力封陣】
さあ「しがみつく者共」、巣まで連れ帰ってやりな。

敵の足元から召喚してそのまま死者の門へ引きずり込み、無力化・行動阻害を狙うぜ。
ペットの躾はしてんだろ先生。じゃ「ハウス」だ。『呪詛』

力不足、数が足らねぇ?ハ、この喉の多重詠唱に気づかなかったか?『2回攻撃』
こっちにゃ素材は要らねんだよ。いったい何人、俺たちに味方(死者)がいると思う?
押し倒し、捻じ伏せろ!


ドロレス・コスタクルタ
【全世界サイボーグ連盟】で参加。

戦闘開始直後、防御も回避も捨てて、反撃の余力など残さず全ての武器を発射。ドラゴンテイマーの攻撃を撃ち落とす弾幕にします。相殺・目くらまし・逸らす・弾く等なんでもいいので全サ連チームへの被害を減らすこの一瞬に全てを賭けます。 ドラゴンテイマーの攻撃を食らって行動不能になるのも覚悟の上です。

「捨て身の戦法と笑いない。わたくしの肉でも骨でも好きなように断ちなさい。でも、全サ連という刃があなたの命を断ちます!」 「皆様! あとはお任せします!」

万が一、UCを使う余力があれば、死んだふりをしながらここぞという時を狙ってサイキックブラストで動きを止めます。


ウィンディ・アストレイ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

初撃をバスティオンさんの精製した拠点に篭って耐えつつ
自身も『盾受け&オーラ防御』で、拠点の防御を固めます

敵初撃を凌いだら反撃開始
『空中戦&カウンター&戦闘知識&鎧無視攻撃&鎧砕き』付
【Schwert Angriff】で、増えたダイウルゴスを潰して回ります
『戦闘知識&オーラ防御&盾受け&第六感&見切り』で身を護りながら
なるべく多くの龍を叩く心積もりです

粗方叩き追えたらDテイマーに挑みます
【Schwert Angriff】の速力で、可能なら死角からの一撃を狙います
(空中戦&先制攻撃&第六感&見切り)
「人と、その輩とが紡ぐ力…侮らないで頂きましょう!」


アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、【全世界サイボーグ連盟】で参加

正直なんの因縁もないが、高みの見物気取りってのは気に食わねぇな!

敵の先制攻撃対策で、ライドランを槍形態にして【槍投げ】、左腕からフラッシュブレードを取り出して【投擲】、右腕のブーストアームも発射して攻撃の時間稼ぎ。それでも突っ込んでくるなら首に巻いてるスライスネッカーを鎌に変形させて【武器受け】だ。攻撃を遅延させて味方のUCの発動をサポートするぜ!

俺の攻撃は左手でレイシューターを構えて【レイシューター・フルバースト】だ。相手はドラゴンを大勢呼ぶみたいだが、全部まとめて吹き飛ばす! 新入りらしく……味方の攻撃を徹底サポートだ!

さあ、そこをどきやがれ!


紅葉・智華
【全世界サイボーグ連盟】で参加
※アドリブ・連携歓迎

蜥蜴使いがイキって出て来たでありますね。――必ず仕留める。
【選択UC】をバスティオンさんの展開したユーベルコードの外側を中心に展開、バスティオンさんの防御力の底上げ(盾受け)と高圧電流(属性攻撃,追跡)による自動反撃(カウンター)で敵の蜥蜴を一網打尽にする。
状況に応じて敵の攻撃を回避(第六感,見切り)したり、壁で身を守りつつ(地形の利用,戦闘知識)、壁の自動反撃に併せて右手の04MVと左手の[K's]Sirius(鎧無視攻撃)との連続攻撃(2回攻撃,クイックドロウ)で確実(スナイパー)に敵の頭数を減らす事を意識する。


リーデ・クインタール
【全世界サイボーグ連盟】の皆様と参加
アドリブ&絡み歓迎

そう言えば、ドラゴンテイマー自体の種族ってなんでしょうか…

【POW】 此方の準備が整うまでで良い。皆様も動く様ですが私も初撃だけ狙撃で弾きます(スナイパー)
【UC起動後】 プラズマを起動(属性攻撃)スラッシャーとライトで黒竜を処理しながら(怪力)隙を見てキャノン、レフトでテイマーを狙撃(スナイパー)しますフレイムも目眩まし位にはなるでしょう(属性攻撃)
【黒竜処理後】 前衛に出ます、脳以外は壊れても後で直せるので多少の損害(四肢の一二本や胴体貫通程度)は無視してテイマーの動きを止めます(怪力・念動力)
さぁ…征こう…


草野・千秋
【全世界サイボーグ連盟】の皆と
アドリブ絡み歓迎
ついに現れましたね悪のボス!
ヒーローとして腕が鳴ります
共闘、頼りにしてますよ
戦闘開始と同時にUC 【冷たい雨に撃て、約束の銃弾を】を発動
銃口の一斉掃射で煙幕代わりにする
これで少しはマシになるでしょうか?
攻撃はバスティオンさんを盾受けでかばう
どうか無理はなさらず!
僕達は家族のようなものですから!
以後の攻撃は2回攻撃、怪力を使用 武器改造でプラズマの属性を付与しつつ戦う
【POW】



●サイボーグ部隊
「如何に敵の戦力が高くても、我ら全世界サイボーグ連盟の鋼の団結力をもってすれば、必ず勝機を見出せるはず」
 自分を入れてここに集まった11名のサイボーグ達を河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)が見渡す。
「団長の私は、皆を信じているわぁ!」
 そう掛け声を上げて士気を高め、修羅雪姫は長い舌で唇を舐めると、3輪のホバーバイクに跨り戦場を疾走する。
「さあ、どこからでも掛かってくるといいわぁ!」
 囮となるように修羅雪姫は戦闘を突っ走る。
「黒竜ダイウルゴスよ、全てを破滅に導け」
「GYAAAAOOOO!!」
 ドラゴンテイマーが呼びかけると、周囲の地面や壁、それに空気までもが黒竜へと変貌する。突如周囲に現れた黒竜の群れが修羅雪姫に襲い掛かる。
「この距離で不意を突かれたら危ないわねぇ、でも何度も派手に見せてもらえればこっちも心構えができてるわぁ!」
 今まで戦っていた猟兵の戦いぶりと、自らの勘を働かせて敵の動きに反応した修羅雪姫は、ギリギリで竜の爪を回避し、続けて叩きつけられる尾をバイクを加速して躱す。
「ほらほらどうしたのかしらぁ、そんなスピードじゃあ私に追いつけないわよぉ」
 挑発するようにバイクの尻を振り、黒竜達の猛攻から逃れようとランダムに方向を変えてバイクを走らせ、引き付けてから攻撃を躱し、爪や牙を外した黒竜達が密集し過ぎてぶつかり合う。その隙に修羅雪姫は距離を引き離した。それを追う竜達はまとまりがなくなり分断される。

「ついに現れましたね悪のボス!」
 ビシッとベルトを装着して変身した草野・千秋(断罪戦士ダムナーティオー・f01504)がヒーローとして敵と対峙する。
「ヒーローとして腕が鳴ります。共闘、頼りにしてますよ」
 頼れる仲間とならどんな強敵にも挑めると千秋は勇んで銃を構え攻撃しようとする。
「弱き力が集まろうとも私には届かない」
 目の前に一瞬にしてドラゴンテイマーが距離を詰め、赤い剣を千秋の胸目がけて振り抜く。
「速いッ」
 千秋は咄嗟に左手に盾を構えて受け止める。だが勢いに負け赤い刃は千秋の脇腹を抉り、千秋はバランスを崩し地面に倒れた。
「全てを塵芥へと帰せ」
「GYAOOOOOOO!!」
 そこへ黒竜の群れが現れ、千秋を踏み潰そうと足を下ろす。
「そう簡単にはやられません」
 地面を転がり大きな足を避け、千秋は右手の銃を掃射して弾幕を張り、黒竜の群れを近づかせない。
「これで少しはマシになるでしょうか? 」
 仲間達が戦い易くなるように、援護射撃を続けて敵を引き付ける。

「花の足場は見通しが悪く材料も隠し放題だな。どこから竜が生えるかわかりゃしねぇ」
 周囲を見渡し佐倉・理仁(死霊使い・f14517)が首を振って溜息をつく。
「だが、後手に回ろうと俺の武器で間に合わせるさ」
 理仁は機械喉に触り、ドラゴンテイマーへと視線を向ける。敵は千秋と戦いこちらには気づいていないようだった。
「同じ召喚系だ、戦い方でも教えてもらおうかドラゴン先生?」
 高速で詠唱を始め、辺りに無数の死者の門を開こうとする。
「滅べ」
 その気配を察したのか、こちらに視線を向けただ一言、そうドラゴンテイマーが口にした瞬間、理仁の周囲の地面や壁が黒竜へと変換され包囲が完成した。
「GYAAAAAAAAAA!!」
 黒竜の群れが一斉に理仁にブレスを放つ。理仁は詠唱を急ぐが間に合わない。逃げ場のない黒い炎に全身が包まれる。

「最初から全力でいきます!」
 ブレスを吐く無数の黒竜目掛けてドロレス・コスタクルタ(ルビーレッド・f12180)はナノマシン群で生成した固定砲台から砲撃を始め、大口径荷電粒子砲と電磁投射砲を続けて発射し、息つく暇もなく腕輪から超能力エネルギーを放出する。その激しい弾幕を抜けて迫る黒竜にはさらに大型自動拳銃を左右に抜いて二丁拳銃で応戦する。怒涛の攻勢に黒竜のブレスが止まった。
「捨て身か」
 ドラゴンテイマーは黒竜の陣を厚くし、押し潰そうとけしかける。
「捨て身の戦法と笑いなさい。わたくしの肉でも骨でも好きなように断ちなさい。でも、全サ連という刃があなたの命を断ちます!」
 防御も回避も考えぬ攻勢で押し切ろうと、ドロレスは弾を撃ちまくり黒竜を仕留めていく。一体でも多く、一秒でも長く、戦術支援AIのサポートを受けて目標を定め、唯々攻撃を継続し敵戦力に打撃を与える。
「GUAAAAOOOOOO!!」
頭上から迫る黒竜に砲撃を叩き込み、落下したところに拳銃を突き付けて鉛玉をくれてやる。
「一歩も引きません。押し通ります!」
 ドロレスは敵に囲まれながらも、腕を振るって超能力エネルギーを刃のように放って黒竜の首を刎ね、牙を剥こうとする竜には弾丸を目と口の中に撃ち込む。だが敵の反攻も凄まじく、牙が足を裂き、爪が背中を引っ掻く。そしてブレスが皮膚を焼いた。
「この程度ではわたくしを止める事はできません!」
 血を流しながらもドロレスは前に進み、黒竜の群れを引き付け迎撃する。だがその歩みは遅くなり、全力で放っていた攻撃も負傷の所為で陰りをみせる。仕留めそこなった片目の黒竜が尻尾を薙いでドロレスを吹き飛ばす。そこへ他の黒竜達が殺到する。
「戦闘力が低下してきましたね、ここまででしょうか。ですがこの敵はわたくしが仕留めます!」
 突っ込んで来る敵の群れを避けもせず、ドロレスは正面から砲撃を浴びせ銃弾を撃ち込み倒していく。突っ込んで来た最後の一匹の顔に銃弾を叩き込んで致命傷を与えるが、死に体の竜がそのまま突進しドロレスに迫る。
「皆様! あとはお任せします!」
 最後まで攻撃を続けながらそう仲間に告げ、ドロレスは高々と撥ね飛ばされた。

「そう言えば、ドラゴンテイマー自体の種族ってなんでしょうか……」
 人型には見えるが、その力は人を越えて圧倒的だ。そんな疑問を思い浮かべながらも、リーデ・クインタール(戦闘狂+改造狂・f14086)は今は戦いに集中しようと雑念を追い払う。
「此方の準備が整うまでで良い、皆様も動く様ですが私も初撃だけ狙撃で弾きます」
 リーデは敵の近接に備えて背中から伸びる機械腕ウェポンアーム・レフトを動かした。
「私を狙うには遅すぎる」
 それに反応するようにドラゴンテイマーは一気に間合いを詰め、右腕の剣を胸に突き刺そうとする。
「目に追えぬ程の速度ですが、来ると分かっていれば対処はできます」
 敵が動いた瞬間にリーデは正面に光線を放ち、ドラゴンテイマーの右腕に当てる。僅かに軌道の逸れた刃はリーデの腕を裂いた。続けて竜の群れが現れるが、リーデは完全戦闘形態へと変形し、人間性と道徳精神を代償に強力なロボットの姿となって相対する。
「アーク・プラズマ起動、黒竜を処理する」
 リーデは竜の眼前にプラズマを放って目を晦ませ、その隙に左腕に格納された高周波振動ブレードを抜いて顔を斬り裂く。さらにウェポンアーム・ライトで殴りつけて吹き飛ばした。そうやって竜の相手をしながら、ドラゴンテイマーに向けてレフトアームが光線を放つ。
「4本の腕か、ならば4体の竜を同時に相手させよう」
 ドラゴンテイマーが四方からリーデを襲わせる。竜達はブレスを吐き、爪で引き裂き、牙を突き立て、上から圧し掛かる。
「4匹程度で私の相手が務まるとでも?」
 リーデはブレードで竜を斬り裂き、反対の竜を殴りつけ、ブレスを吐く敵に大型重火器をぶっ放し、頭上の敵には火炎放射を放って怯ませ、ブレードを振るって真っ二つにした。一瞬の攻防で辺りに血が撒き散らされる。そしてドラゴンテイマーに視線を向けると、いつの間にか目の前に近接して赤き剣を振り下ろす。それをリーデはブレードで受け止めるが、力で負け後方へ身体ごと弾き飛ばされた。

「盾兵舐めてもらっちゃあ困るなぁ……」
 ふぅっと吸っていた煙草を捨てて踏み潰し、バスティオン・ヴェクターライン(戦場の錆色城塞・f06298)は右腕の義腕内部の大量の盾を展開しようとする。
「どれほど距離を離そうとも、この戦場は全て私の射程内だ」
 ほんの瞬き一つで、離れていたはずのドラゴンテイマーが目の前に現れ、右腕の赤き剣を一閃する。咄嗟にバスティオンは右腕で防ぐが、手首から斬り飛ばされた。さらに迫る赤い刃を反り返って躱し、首筋に赤い筋が走る。そして召喚された黒竜の群れが牙を剥く。
「どうか無理はなさらず!」
 その窮地に千秋が割り込み盾で牙を受け止める。
「僕達は家族のようなものですから!」
 千秋は家族のような仲間を守ろうと、盾を押し込み相手の姿勢を崩す。そこへ蒼銀に光る剣を横に振るい斬り裂き、続けて剣を戻すようにもう一太刀浴びせた。
「そして家族を傷つけようとする敵に容赦はしない!」
 千秋は剣を銃に持ち替え、プラズマ属性を付与して連射し、竜の目を眩ませ動きを止めさせる。
「GYYYYYAAAA!!」
 竜達は狙いも付けずにそこらにブレスを吐いて火の海を築く。
「そんな炎ではヒーローは止められない!」
 盾を構え炎を突破した千秋が重量級のバトルアックスを振り下ろし、竜の首を叩き斬った。
「GYYYYYGYGYAAAAAOO!!」
「こりゃ規格外の強さだなぁ……一人じゃ危なかったよ」
 感謝しながらバスティオンが飛び退いて切られた手首を拾うと、その背中に黒竜が噛みつこうとする。

「正直なんの因縁もないが、高みの見物気取りってのは気に食わねぇな!」
 見下したような敵の態度に、アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は怒りを覚えて変身ベルトを起動して腰に装着し、光の戦士・ドーンブレイカーへと変身する。
「戦争に技術提供してるんだ、武器商人みたいなもんだろ? そんな悪党はここで叩き潰してやるぜ!」
 大型バイクを槍形態に変形させ、助走をつけたアーサーはバスティオンを襲う黒竜目掛けて投げる。唸るように飛んで竜を貫き、その奥に居る数匹も纏めて貫き串刺しにした。
「続けていくぞ!」
 さらにアーサーは左腕の義手と一体化した籠手から光の剣を抜き、竜の群れに向かって投擲する。回転する光の刃が竜の首を断ち切った。続けて右腕を超高速で発射して近づく敵を殴りつけた。
「GYAAAAAAA!!」
「いいぜ、掛かって来い!」
 仲間が倒れても構わず黒竜達が突っ込んで来る。それに対してアーサーは右腕を戻すと首にマフラーのように巻いているスライスネッカーを引き抜く、すると鎌に変形して蛇の模様が浮き上がった。敵の爪を避けるように地を蹴り鎌を振るい竜を斬り裂き着地する。そこへ牙で噛みつかれるが、鎌で受け止め力を込めて押し戻す。
「どうした! ドラゴンの力はその程度か!」
 大きな声で挑発し、竜の注意を引きつけ仲間の準備が整う時間を稼ぐ。

「仕切り直しといこうか、盾兵の真価を見せてやるよ」
 バスティオンが拾った右手を無理矢理繋ぎ、右腕に仕込まれた大量の盾を展開し、ドーム状に盾群を並べ何人もの人が入れる簡易避難所を作り出す。
「おじさんがこの防衛拠点を維持するから、危なくなったら休息して持久戦に備えるって寸法だねぇ」
 だが広く展開した為に拠点の防御力は元来よりも落ちている。それに隙間を開けて入り込もうと、黒竜達が爪を立てブレスを叩き込み、盾を削っていく。
「ここはドラゴンお断りだよ、おとといきなってね」
 バスティオンが竜達に睨みを利かせ、威嚇して恐怖を与え行動を鈍らせる。

「まずは初波を耐えないとね!」
 迷彩を施したリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)は周囲の花に紛れ、地を蹴ると反重力装置を使って重力を感じさせぬ動きで高速移動し、真っ直ぐに避難所を目指す。
「GYYYYYGYAAAAAA!!」
 だがその後を追うように、無数の黒竜の群れが迫る。
「簡単には逃げきれないよね!」
 ならばと、少し天井の方へ上昇し、擬似刻印を浮かび上がらせそこからレーザーを放ち、竜の顔を撃ち抜いて怯ませ時間を稼ぐ。
「これで少しは……わっ!?」
 黒竜から放たれるブレスを、リズは降下して慌てて避ける。
「ちょっと数が多過ぎるよ!」
 背中越しにレーザーを撃ち込み、狙わずとも当たる竜の津波から逃げる。
「もうちょっと!」
 避難所まであと少しというところで、黒竜の牙が迫る。顔を横にしてリズの胴に噛みつこうとしたところで、竜の目が穿たれた。
「GUYGYAAA!」
 苦しそうな竜の声が上がり、ガチンッと牙が獲物を捕え損ねて金属音のような硬い音を響かせる。見ればクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)が右肩の狙撃銃で仲間を襲う竜を狙い撃ちしていた。
「ありがとうー!」
 ひらひらと手を振って避難所に逃げ込みながらリズは手を振って感謝の言葉を投げかけ、すぐに敵の迎撃準備に移る。
「ここからはこっちも攻撃だよ!」
 リズは避難所の盾からレーザーを放ち、黒竜を撃ち抜いていく。

「狙撃兵のやる事はただ一つ」
 クネウスは偵察用サーチドローンを空中に浮かばせ、データリンクを行い上から見下ろす映像をゴーグル内に映し出す。そして敵をロックしようとすると、先にドラゴンテイマーがこちらに視線を向けた。
「見ているな、私の行動を」
 ドラゴンテイマーが一歩前進する。それと同時に竜翼が羽ばたき、飛ぶように接近してくる。
「盾の出番ですか、避難所に退避します」
 冷静にクネウスは反応し、避難所に向けて背部のブースターを吹かして移動する。
「ここなら良し、防御態勢に入ります」
 そして避難所に入るとクネウスは反転して着地し、ライオットシールド型パイルバンカーのパイルを地面に突き立てて固定した。
「どこに逃げようと無駄なこと」
 ドラゴンテイマーの赤き剣がドーム状の盾群を突き破り、クネウスの胴を斬り裂かんと赤い刃を振り抜く。
「無駄ではありません。速度低下を確認――確実に効果は出ているようです」
 ドームを突破した為に敵の剣勢が弱まっている。その振るわれた剣をクネウスは盾で受け止めた。だがそれでも刃が盾に食い込み、斬り裂きながらゆっくりと切っ先が迫る。それを柄だけの得物を手にしたクネウスが刀状のエネルギー刃を作り出して受け流した。
「私の刃を躱したか」
「どれ程鋭く強い一撃であれ、準備を整える事ができれば凌ぐ事は可能です」
 クネウスが逆に斬り返すと、ドラゴンテイマーは後方へと飛び退く。

「初撃をここで凌げればこちらが攻勢に移れるはずです」
 ウィンディ・アストレイ(W-ASTRAY・f09020)は避難所に籠もり、盾群で身を隠しつつオーラを盾に与えて強化する。そこへ黒竜が攻撃を仕掛け、避難所ごと粉砕しようとブレスを当て、爪で引き裂く。盾が傷ついていくが、それでも破壊されずに耐え凌ぐ。
「すごいドラゴンの数です。ですが力を合わせれば守りきれます」
 攻撃される盾にオーラを纏わせ、ウィンディは避難所が潰れないように気を配ってフォローを続ける。

「蜥蜴使いがイキって出て来たでありますね。――必ず仕留める」
 避難所の外側に展開した紅葉・智華(紅眼の射手/自称・全サ連風紀委員・f07893)は、その避難所の盾群を強化しようと、高圧電流を流し避難所に取り付いた竜の群れを感電させる。
「これで蜥蜴を一網打尽であります」
 そのまま高圧電流を維持しようとするが、周囲に黒竜が突如として現れ襲い掛かってくる。
「GYAOOOOOOOO!!」
「新たに召喚されましたか、迎撃するであります」
 避難所の盾に身を隠して攻撃を回避した智華は、反撃に右手のアサルトライフルと左手のレーザーライフルによる射撃で竜の顔を撃ち抜く。頭部を破壊された竜は崩れ落ちる。
「GUAAAAAA!!」
 だがすぐに違う竜が尻尾を振るう。すると盾に当たった瞬間電流が流れ動きが止まる。
「間抜けでありますね。動きが止まればただの大きな的であります」
 そこへ智華は弾丸とレーザーを叩き込み、穴だらけにして仕留めた。
「守りを固め、確実に蜥蜴の頭数を減らしていくでありますよ」
 智華は盾に隠れながら射撃を繰り返し、竜を撃ち抜き数を減らしていく。


●反撃
「GYUAAAAAAA!!」
 数を減らした竜の群れが一斉に避難所に突進する。
「全サ連の団長として、仲間を傷つけさせないわぁ」
 修羅雪姫が割り込み、バイクを盾にして攻撃を受け止め転倒する前に飛び降りる。そして全世界サイボーグ連盟の戦旗を背後に打ち立て、一歩も引かぬと不退転の決意で仲間達を鼓舞する。
「さぁ、ここからは私達のターンよぉ」
 エレキギターを激しくかき鳴らし、ヘビーメタルの重低音がご機嫌に響き渡る。うっとりした様子で修羅雪姫はビリビリと震えるメロディを奏でる。すると仲間達の体の芯にまで響き、力が湧き上がってくる。
「今よ、みんな! 全サ連特攻!」
 戦場に響く激しいシャウトのようなメロディに乗って全世界サイボーグ連盟の面々が一斉に攻勢に移る。
「反撃開始です」
 避難所から飛び出したウィンディは、スラスターを吹かして飛行し全身を眩く輝かせ超々高速突撃形態となり、まるで光の矢のように空を駆ける。
「これよりダイウルゴスを殲滅します」
 放たれた矢の如く黒竜を貫き、次々と群れて飛ぶ竜を撃墜していく。
「後方より敵接近、回避します」
 サイバーアイで周囲の状況を読み取り、後ろからのブレスを上昇して躱すと宙返りして竜の背後を取り、逆に背中から突っ込んで胴体を貫いた。
「囲まれてしまいましたか」
 制空権を奪われまいと、飛んでいる黒竜達が一斉にウィンディへ敵意を向けて迫る。
「ですが元より全ての竜を撃墜するつもりです」
 ウィンディはオーラを纏い、装甲を高めながら竜に突進し、バスターライフルを撃ち込み撃破すると、囲みを突破し追って来る竜の群れとドッグファイトを繰り広げる。
「皆、援護行くよ!」
 仲間の戦闘をフォローするように、リズはレーザーを黒竜に撃ち込み、被弾させて意識を分散させる。その隙に仲間が攻撃を加えて撃墜した。
「この調子で数を減らしていこう!」
 そうすればドラゴンテイマーへ攻撃が届くはずだと、黒竜目掛けて攻撃を続ける。
「GYAAAOOOGY!!」
 その攻撃元を叩こうと黒竜達がリズに迫る。
「ドラゴンの攻撃は僕が受け止めます!」
 千秋はブレスを盾で防ぎ、下からバトルアックスを斬り上げて胴に深々と食い込ませる。そして足を掛けて引き抜き、今度は振り上げて叩き込んだ。竜が両断され左右に倒れる。

「危ないところだったがギリギリ助かった。じゃあ次はこっちの番だ」
 理仁は起き上がり、焼けた体のダメージを確認しながら黒竜の群れへ視線を向ける。
「さあ『しがみつく者共』、巣まで連れ帰ってやりな」
 焼かれるダメージを受けながらも詠唱を途切れさせずに機械喉が続け、理仁は黒竜達の足元に死者の門を開き、100を超える力強いゴースト達を呼び出して、黒竜の群れに掴み掛かり門の中へと引き摺り込んでいく。
「ペットの躾はしてんだろ先生。じゃ『ハウス』だ」
「GYYYYYYOOOOA!!」
 逃れようと暴れる黒竜達が呪力によって無力化され動けなくなっていく。
「なかなかの召喚術だ。だがまだ私の竜を抑えるには足りん」
 ドラゴンテイマーから力が放たれると周囲に新たな黒竜が現れ、見下ろすように理仁を囲む。
「力不足、数が足らねぇ? ハ、この喉の多重詠唱に気づかなかったか?』
 召喚が終わった後も理仁の機械喉が詠唱を続けていた。新たなる死者の門が開き、現れたばかりの黒竜の群れに襲い掛かり、強引に門の中へと引き寄せる。まさに地獄絵図のような光景だった。
「こっちにゃ素材は要らねんだよ。いったい何人、俺たちに味方(死者)がいると思う?」
 覚悟はいいかと理仁がドラゴンテイマーと視線を合わせる。
「押し倒し、捻じ伏せろ!」
 その指示に従いゴーストの群れが黒竜を押さえつけ、死者の門に引き込み、底なし沼に沈むようにその体が埋まっていく。
「強靭な竜もそうなっては的でしかないな」
 リーデはそこにレフトアームから光線を撃ち込み仕留めていく。

「GYAOOOOO!!」
 空飛ぶ黒竜が避難所を潰そうと体当たりを繰り返す。
「こりゃ大変な仕事だねぇ、だけどみんなが敵を倒すまでは粘ってみせるよ」
 緩い口調でバスティオンは盾を操作し、拠点の維持に努める。
「だけどあんまり群がられると危ないからねぇ、少しばかり数を減らしてもらいたいね」
 このままでは維持は難しいと判断し、注文して仲間に視線を向ける。
「また現れたでありますね、避難所をもう一度強化するでありますよ」
 智華はドーム状の盾群にまた電流を流した。
「GYYYYYYYAAAAAAA!!」
 だが次々と竜が取り付き、その身を以って電流を受け止め、すぐに電流の効果を切れさせる。
「敵が捨て身であります! 自動反撃が切れたので注意するでありますよ!」
 電流が切れると、黒竜は爪や牙でドーム状の盾を抉じ開け、中へと首を突っ込んだ。口が開き炎が吐き出されようとする。
「そうはさせないであります!」
 その口の中に智華が弾丸を叩き込み、レーザーを撃ち込んで体内で誘爆させた。顔が吹き飛び竜が力無く落下していく。だがすぐにその穴にまた新たな竜が取り付こうとする。
「このままでは長くは持たないでありますよ!」
 銃を撃ちまくって迎撃しながら智華が声を上げる。その真横にも竜が体当たりし、盾の隙間を大きくする。覗き見る竜と目が合い、智華はすぐさま弾丸を撃ち込んで目を潰した。
「GUAAAAAA!!」
 痛みに竜が叫び、避難所に体当たりを繰り返す。
「大人しくするであります!」
 そこへ智華はレーザーを撃ち、竜の体に穴を開けて倒す。だが横たわった竜を踏み越えまた次の竜が顔を出した。
「しつこいであります!」
 智華は銃口を向け、途切れぬ竜の攻勢を抑える為に射撃を続ける。
「だいぶ避難所も破損してきたね」
 攻撃の手を休めて見渡せば、隠れていた避難所の盾がどんどんと破壊され穴だらけになっている。
「今から避難所を再生するから、その間のフォローお願い!」
 仲間に呼び掛けたリズは、ナノマシンを発射し破損した避難所の再生を行う。復活したドームの盾に塞がれ、侵入しようとしていた竜が挟まれる。
「残念だけど、立ち入り禁止だよ!」
 その竜にリズがレーザーを叩き込み消滅させた。
「援護します。皆さんはそのまま攻撃を続けてください」
 クネウスは狙撃して竜の頭部を撃ち抜き、仲間が戦い易い状況を作り出す。
「既に敵の位置は全て把握済みです。外す気がしません」
 ドローンで敵の位置を把握して次々と光線を撃ち込み、敵にイニシアチブは渡さないと竜の群れを相手取る。


●竜を討つ者たち
「これほどの力を持っているとは驚いた。ならばこそここで絶えてもらう」
 ドラゴンテイマーが黒竜をさらに呼び出し、押し潰そうと突進させる。
「こりゃまた随分と集まりやがったな」
 その前にアーサーが立ち塞がるように割り込む。
「フルパワーだ、全部まとめて吹き飛ばす!」
 そしてアーサーはソーラーパワーの充填された大型の砲『レイシューター』を左手に構える。
「さあ、そこをどきやがれ!」
 鷲のオブジェが付いた銃身から放たれるエネルギーの砲弾が鷲のように飛翔し竜の群れを吹き飛ばしていく。光が通り過ぎた後にはぽっかりと空間が開いていた。
「GRRUUUAA!!」
 残った黒竜はすぐにその隙間を埋めようと集まって来る。
「ドラゴンは俺達に任せて行け! ドラゴンテイマーを倒すまでの時間は稼いでみせる!」
 アーサーは迫る黒竜を鎌で斬り捨て、背中越しに仲間に声をかける。そしてドラゴンテイマーの元には行かせないと、竜の群れに突っ込んだ。
「お前達の相手は俺だ! ご主人様を守りたければ俺を倒していくんだな!」
 鎌で斬りつけ、右腕を飛ばして殴りつけと、アーサーは獅子奮迅の活躍を見せ、竜の群れを倒していく。
「GYYYYAAAAA!!」
 だがすぐに補充されるように黒竜が現れ、物量で押し切るように攻撃してくる。
「倒しても倒しても次々現れるね!」
 竜を撃ち抜いてもすぐに次の竜が詰めてくると、リズは盾に隠れてブレスを躱す。
「だけど敵の数にも限りがあるはずだから、皆、頑張って!」
 リズは応援しながら少しでも黒竜の数を減らそうと、目につく敵にレーザーを撃ちまくる。
「まだだ、まだこっちの戦力も尽きちゃいない」
 理仁は新たなゴーストの群れで竜を捕え動きを妨害する。
「今のうちにやっちまえ!」
 雑魚は任せろと理仁が道を開いた。
「そうであります! ここは任せるでありますよ」
 智華も銃弾を撃ちまくり、ブレスを吐こうとする竜の頭を抑え込む。

「まだまだテンションを上げていくわぁ! みんなついてきなさい!」
 修羅雪姫は切り裂くような鋭い音を響かせ、さらに仲間達の戦闘力を高める。
「全サ連の力を見せてあげるわぁ!」
 楽しげな修羅雪姫が激しく弦を弾き、風を切るようなエレキギターの音に乗ったサイボーグ部隊が速度を上げ、竜を振り切ってドラゴンテイマーへと迫る。
「悪のボスを倒すのはヒーローだと相場が決まっている!」
 千秋がドラゴンテイマーに斬りつけ、袈裟に傷跡をつける。そして反撃に振るわれる赤い剣を盾で受け止め、衝撃に後ろによろめく。そこへもう一振り赤い剣が叩き込まれた。
「この程度でヒーローは倒せない!」
 ぐっと腰を落として力を入れ、千秋はぶつかるように盾を押さえその一撃をがっちりと受け止めた。
「ドラゴンテイマーの動きを止める。脳以外の損傷は修復可能だ。力尽くで止めてみせる」
 多少の損傷を覚悟してリーデはドラゴンテイマーの前に出る。
「さぁ……征こう……」
 踏み込んだリーデはブレードを振り抜き胴を斬ろうとする。それをドラゴンテイマーは赤い剣で受け止めた。続けてライトで殴りつけるが竜の翼で止められる。
「滅びよ」
 ドラゴンテイマーの赤い剣がリーデの胸を貫く。だがその腕をがっしりとリーデは掴み、引き抜こうとする力に抗い離さない。
「右腕は封じた、今が好機だ」
「ヒーローの一撃を受けてみろ!」
 リーデが押せ込んでいる間に、千秋が敵の脇腹から深々と剣を突き入れた。
「私がこれほどの損傷を負うとは、だがそちらにも犠牲者を出してもらおう」
 ドラゴンテイマーはリーデから強引に赤い剣を引き抜き、一振りでリーデと庇おうと盾を構えた千秋を薙ぎ倒す。そして返す刃で止めを刺そうとする。
「そろそろ終わりそうだねぇ、それなら残りの力をつぎ込んで護ってやろうじゃないの」
 避難所を解除したバスティオンは盾を集めて集中し赤い剣を受ける。盾が次々と砕けていくが、その度に攻撃の勢いが弱まり、盾が残り僅かになったところで止まる。
「盾兵舐めてもらっちゃあ困るって言っただろ?」
 笑みを浮かべたバスティオンは自分の仕事は終わったと、後は仲間に任せて下がる。
 射線の開いた先には足を止めたクネウスは右肩の狙撃銃の銃口を定め、エネルギーをチャージしていた。
「CODE:GROUND ZERO。『Sea of Corpses』との接続を確認、一掃します!」
 収束した光が放たれ荷電粒子砲が発射する。避ける間の無い速度で光線が敵の右肩を貫き、射線の花ごと消し飛ばす。高エネルギーによって壁にも大きな穴が空いた。ドラゴンテイマーの右肩が抉れ、だらりと赤い剣が力無く揺れていた。
「これで右腕に損傷を与えました。右腕の初撃がトリガーになる以上、ここを封じることが出来れば勝機はあるはず」
 着弾を確認したクネウスが仲間にチャンスだと告げる。
「この一撃でドラゴンテイマーを倒してみせます」
 遠く背後に回ったウィンディは加速して最高速度で光の矢となって突進する。
「見えているぞ」
 だがドラゴンテイマーが背後に巨大な黒竜を壁として召喚した。
「GYAOOOOO!!」
 大きな顎から勢いよくブレスが放たれる。
「貫いてみせます!」
 構わずウィンディはそのまま黒い炎の中に突っ込み、巨大黒竜の胴体を貫いた。そしてドラゴンテイマーへと向かう。
「容易く貫くとは、予想よりも速く強い」
 ドラゴンテイマーは横に動き、ウィンディの突撃を避ける。
「まだです!」
 旋回したウィンディは腕に装着した三連ガトリングガンで弾幕を張り、敵の動きを牽制してからもう一度突進するコースを取る。
「同じことだ」
 今度は回避しながら撃墜しようと、ドラゴンテイマーが力の入らぬ右腕を強引に動かし、ゆっくりと赤い剣を構える。
「人と、その輩とが紡ぐ力……侮らないで頂きましょう!」
 真っ直ぐにウィンディが飛ぶ。それを容易く回避しようとドラゴンテイマーが横に動こうとした。
「どうやらまだわたくしにも出番があるようですね」
 一瞬飛んでいた意識を戻したドロレスは、倒れた状態で体が動けるようになるまでじっと死んだふりをして花の上に横たわっていた。
「あと一度、これがわたくしに残った最後の力です」
 倒れたまま両手をドラゴンテイマーに向け、掌に高圧電流が集まりバチバチと電気が飛ぶ。
「一瞬の隙を作り出します。後はお任せしました!」
 ドロレスから放たれる電撃がドラゴンテイマーを直撃し、一瞬体の動きを封じた。
「生きていたか」
 不意をつかれたドラゴンテイマーが身体の機能を復帰しようと力を込める。
「決めます!」
 だがその一瞬の隙を逃さずウィンディの突進が直撃し、ドラゴンテイマーの身体に大きな風穴を空けた。
「私を倒す程の力を秘めているとは……だが私は何度でも蘇る。全ては無駄なことだ……」
 力を失ったドラゴンテイマーの体が崩れるように消え、後には舞う花だけが残った。


●勝利
「悪は必ず滅ぶのです!」
 最後もビシッとポーズを決めて千秋はヒーローらしく勝利宣言をする。
「この場の敵の反応が消失しました」
 クネウスがドローンを使ってドラゴンテイマーと竜がこの場から消えた事を確認する。
「終わったわねぇ、私達全世界サイボーグ連盟、そして猟兵の勝利よ!」
 修羅雪姫が勝ち鬨を上げると、戦場に居た全ての猟兵が勝利を喜ぶ。
「これが全サ連の力です」
 着地して通常形態に戻ったウィンディが胸を張ると、よくやったとその肩や背を仲間から叩かれる。
「全員で掴んだ勝利ですわね」
 ようやく体の動くようになったドロレスがよろよろと立ち上がり、やりきったと満足そうに微笑む。
「皆ぼろぼろだね、だけどボク達の勝利だよ」
 その体をリズが支え見渡せば、殆どの者が傷ついた姿をしていた。それだけ激しい戦いだったのだと実感する。
「ドラゴン先生の授業はこれで終わりだな」
 理仁は厳しい授業だったと火傷を負い痛む身体を見下ろし、高い授業料だと痛みを堪える。
「皆様お疲れ様でした。強敵でしたが倒すことができましたね」
 リーデも深い傷を負いながらも仲間達と共に勝利を喜んだ。
「ふぅ、疲れたねぇ」
 バスティオンは新しい煙草を取り出して火を点け、紫煙を燻らせる。戦いの後の一服は美味だった。
「終わったでありますね。今回は大変な任務でした」
 ほっと息をついた智華は疲れて素の顔を覗かせた。
「傍観者みたいなすました顔に一発くれてやることができたな」
 竜の返り血と自らの怪我の汚れでくたびれながらも、アーサーは満足そうに清々しい笑顔をみせる。
 ドラゴンテイマーを倒し貴重な一勝を得る事ができた。だがまだどこかの戦場では戦いが行われているだろう。全ての決着がつくまで気を抜くことは出来ないと、猟兵達はいざという時に備える為、グリモアベースへと戻ることにする。だが今ひとときだけは、勝利の喜びを皆で分かち合って緩んだ笑顔をみせていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年05月26日


挿絵イラスト