花言葉をつけるなら「助けてくれ」と言うだろう
#ダークセイヴァー
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●花の名は
「こちらの花はビグルスワースといいます」
「見たことのない花だ。名前も変わっている。まるで人名のようですね」
色とりどりの美しい花を携えた温室。領主の女性は二名の来訪者を案内している。
「時に、お客様がたの名前は?」
「私はサイモントンです」
「僕はアボット」
「では、新しい花にはお二人の名前を」
領主が微笑んで手を叩くと、花畑の地面が盛り上がり、内より動き回る死体が現れた。
悲鳴を上げる二人。哀れなサイモントンとアボットは動き回る死体に連れられ温室の奥へと引きずられていく。
●人を花へと変える術
グリモア猟兵のリモネッタ・スケアレム(ガラクタの歌・f12304)はちっちゃい上体を曲げてお辞儀した。
「いらっしゃいマセ。今回、予知を見たリモネッタ・スケアレム。ヨロシク。では、お話シマス」
たどたどしい言葉遣いで語るリモネッタ。
このたびダークセイヴァーのとある貴族が、自身の屋敷に植物園を作った。
この植物園に植えられた花々、そのどれもが“植物に変えられた人間”なのだという。
予知で見た限り、領主の女性は動き回る死体を従えて、来賓を研究施設に囚える様子。
「ンー、まずは施設の攻略デス。直接メチャクチャにしても良い、捕まった人々を助けても良い、逃走経路を提案しても良い。捕まった人の解放、それとオブリビオンの撃破。目的はこの二つ」
リモネッタはリサイクルマークのようなグリモアを浮かべた。
「植物に変えられた人たちは元には戻せません。不可逆。どうしようもないデス。……では、あとはアナタ達のお仕事。よろしく、頑張って」
JUNK.O
どうも、花よりJUNK.Oです!
戦争お疲れ様です。今回は通常シナリオになります。
1章で人間を花に変える研究から民衆を助けて、あとは連戦になります。
……植物に変えられるってちょっと怖いですね。今回もそのまんま一本道のシナリオです。
初心者の方も安心して参加できるストレートさを目指しています。では、ヨロシクオネガイシマス!
第1章 冒険
『私の為に花は咲く』
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POW : 研究施設の破壊など
SPD : 囚われた人をこっそり救出するなど
WIZ : 侵入ルート、避難経路の割り出しなど
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ルーチェ・アズロ
アドリブ・絡み等歓迎
POW
なるほどね
生き残りが逃げられる場所がある程度に
この胸糞悪い場所を思いっきりぶっ壊していいと
派手にやれば当然こっちに目がいくよな
色々好都合じゃねえかよ。ああ?
逃走経路に使えそうな場所は何本か残す
どれが正解かなあ?
精々取りこぼして悔しがれよ外道
UC使用、怪力、なぎ払い使用
強めに強めた膂力と大剣から発する炎で手当たり次第に壊して燃やす
情報収集使用
研究所内の間取りを敷地面積などから推測できれば
それに合わせて重要区画に打撃を与える
さっさと出てこいよ腰抜けが!
手前ェの首ちぎり取って、そいつを押し花にしてやらぁ!
胸糞悪りい趣味に浸ってんじゃねえぞ!
憎しみの炎は暗い夜色で燃え盛る
百鬼・甲一
任務了解です
花はヤツの墓にでも供えてやりますよ…
私は正面から研究施設をぶち壊しに行きます。当然救出対象を巻き込まないように注意しますがね。研究資料など欠片も残しません。【破壊工作】【範囲攻撃】
潜入を試みてる同僚が居るかもしれませんしその陽動も兼ねて派手に行きましょう。
実験施設からそう遠くに救出対象を捕らえて置くとも思えませんし、怪しい部屋はしらみ潰しに調べ、見つけ次第解放します。【第六感】
邪魔する敵が現れたら躊躇なくUCによる斬擊を叩き込んで排除します。
実験内容が内容だけに、グロいモノとかもありそうですけど…まぁ、多少は見慣れてるので。
明石・鷲穂
人間が植物に変わる物語があったな。
…あれは花じゃなくてデンドロカカリヤだったか?
何にせよ、空想の話だからこそ少しの浪漫を感じるが……現実でそれをやっちゃあ、終いだな。
ひとまず、施設の破壊だな。
片手は拳、片手は武器の槍で【グラップル・怪力】を駆使して、機械、壁、窓通る道全てのものを破壊していくつもりだ。
植物を壊すのは忍びないが…
どれもこれも、全て人だった植物かもしれないもんなあ。
ごめんな。
途中、逃げる一般人がいたら脱出経路まで付き合うくらいはしよう。
歩けないようなら、俺の背中に乗せても良いしな。
●手向けの花火
山岳出身の温和なキマイラ僧、明石・鷲穂(門前の山羊・f02320)は眉をひそめた。目の前の温室、この中の花々の全てが、かつては人間だったのか。
「……これは慈悲だ。ごめんな」
人間に戻すことが不可能ともなれば、葬送するのがせめてもの手向け。ユーベルコード【一切合掌・蓮解経】で握る拳により放つ大威力の一撃。温室のガラスは粉々に砕け散り、花々へと降り注ぐ。
並び立つルーチェ・アズロ(血錆の絆と呪い・f00219)は憎悪する。胸糞が悪い。ユーベルコード【Fiamma della vendetta】、『絆と呪縛の錆剣』に纏った復讐の炎を放ち、花々を火葬した。
「憎い、憎い、憎い……!」
ルーチェの炎は犠牲者たちの復讐心。暗い夜色の炎が花々を包み、鷲穂は燃えゆく魂たちに手を合わせた。花畑を火葬し終えた二人は、強い怪力を活かして温室を破砕しながら歩みを進める。
壁を、窓を、研究員を、目につくすべてを壊した。やがて見える研究施設には怪しいフラスコや何かしらの呪術的機械など、様々な“造花”を作るための道具が並べられている。
「ここが最重要区画だな?ぶっ壊していいんなら派手にやらぁ!」
「ああ、同意だ」
鷲穂は右手に携えた槍で施設の要と思われる研究機材を串刺しにする。ルーチェも血錆に覆われた長大な両手剣を振るい、邪悪な薬品類をなぎ払った。互いにユーベルコードも駆使し、施設は炎と瓦礫に包まれゆく。
一方、百鬼・甲一(不死傭兵・f16959)も二人の手が及んでいない区域で破壊工作を行っている。研究資料が収められた書庫。甲一がボタンをひと押しすれば仕掛けた爆薬により“造花”の研究資料は一気に吹き飛ぶ。
「……ここも違いますね、次の部屋は」
ただ破壊しているだけではいない。施設内に囚えられている救出対象を探し、見つからなければ部屋の爆破。幾つか繰り返してやっと見つけた。要救助者が二人。
「助けが来た!」
「こちらは戦火に包まれつつあります。私の案内通りに進んで脱出してください」
甲一は彼らを解放し、しんがりを務めた。追手はユーベルコード【火の太刀】による連続斬撃でバラバラに切り刻む。崩壊しつつある研究施設の中心でルーチェ、鷲穂と合流。
「お二人とも、ずいぶん派手にやりましたね」
「そういう甲一もな。爆発するのが聞こえたぜ」
笑う甲一、鷲穂。二人に向け、ルーチェが一時的に指示を取った。
「逃走経路に使えそうな道は幾つか残しておいたな?鷲穂、甲一、そいつら連れてってやれ」
逃走経路、といっても複数壊さずに残しておいたその道はオブリビオンを追い詰めるための罠。正しい逃走経路は共有してある。
「ああ。どうだ?歩けるか?」
「なんとか、でも肩を貸してくれると嬉しいかな」
「僕は大丈夫」
「まだ要救助者がいるかもしれません。ルーチェさん、陽動も兼ねて後はお願いします」
救出対象を連れて行くのを見届け、ルーチェは叫んだ。
「さっさと出てこいよ腰抜けが!手前ェの首ちぎり取って、そいつを押し花にしてやらぁ!胸糞悪りい趣味に浸ってんじゃねえぞ!」
大成功
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ヴェル・ラルフ
ヒトを花にする、ね。
花になれたら…って思ったこともあったけど、今は思わない。大切な人のために、できることがあるから。
SPD
他の仲間が派手に壊してるみたいだし…囚われた人たちを探すことに専念しようかな。
派手にやってくれるお陰で、潜入するのは簡単そうだね。あとで感謝しておかなくちゃ。
まぁ、悪趣味なやつなら何処かに監禁して絶望させてから、ってとこだろ。
第六感を働かせて、人の気配を探索。
結構破壊が進んでいるから、囚われてる人が巻き込まれないようにかばう。早業は得意だよ。
阻害してくる敵が見張ってるようなら、気配を消して闇に引き込んで暗殺しよう。
捕まってる人たち怖がらせても
よくないしね。
★アドリブ歓迎
ボゴ・ソート
アドリブ・連携歓迎
【SPD】
今回の俺の役割は、囚われた人々を盗み、いや助け出すことだ。
救出対象の元へと辿り着くのは簡単さ。
耳を澄ませば聞こえてくる、彼らの助けを求める声や絶望の叫びが俺を導いてくれる。
それにこの爆発音、仲間が研究施設の破壊を始めたみたいだ。
仲間が敵を引き付けてくれている今なら、多少派手にやっても大丈夫だろう。
邪魔な壁に怪力パンチをくれてやれば、たちまちトンネル開通、ショートカットの出来上がりというわけさ。
救出対象は俺が責任を持って安全な場所まで送り届けよう。
銀河帝国軍の名に懸けて。
(使用技能:盗む、聞き耳、怪力、トンネル掘り)
●静かなる奪還
ヴェル・ラルフ(茜に染まる・f05027)、ボゴ・ソート(ウォーマシンのシーフ × 探索者・f11583)の二人はどこか研究施設の中に監禁されているであろう要救助者を探して回っていた。
「派手にやってくれるお陰で、潜入するのは簡単そうだね。あとで感謝しておかなくちゃ」
「ああ、いまならこっちも多少派手にやっても平気だろう。人質を盗みに行く、ってところか」
ウォーマシンの巨体より放たれる怪力パンチ、通路に横穴が開く。壁を開通して着実にショートカットのトンネルが掘られていく。
「……ちゃんと向こう側に人がいるかは確認してよ?」
「大丈夫だ、耳を澄ませば聞こえてくる」
聞き耳を立てるボゴに、第六感を研ぎ澄ますヴェル。二人は壁向こうに人の気配を感じた。
「ストップ、ボゴ。この向こうみたい」
「ああ、ここは破壊せずに……」
ボゴは鍵開けの能力を活かして、人の気配を感じた先の扉を解錠。十人ほどの人々が足に重りを付けられている。
「助けが来た!?」
「皆さん無事ですね……よかった。落ち着いて、慌てずに行動しましょう」
ヴェルは礼儀よくコミュニケーション能力を活かして監禁されていた要救助者たちを落ち着けた。二人の猟兵は要救助者の足につけられている重りを破壊した。
「捕まっているのはこれで全員ですか?」
「あとは地上階に二人ほど……」
そちらは向こうの猟兵に任せよう。ボゴが先導し、ヴェルが後ろに付く。
「銀河帝国軍の名に懸けて、安全な場所まで送り届けるさ」
道の先が崩れつつあるのはボゴの怪力がなんとか瓦礫を撤去してくれている。
「逃走は許さんっ!」
後方より守衛が接近してくる。が、守衛は闇の中に消えた。目立たぬように気配を消したヴェルが追手を暗殺している。
触れると電撃で麻痺しそうな棒を携えた研究員がやってくるも、殺した守衛を盾にして、逆に早業で電撃棒を奪い取る。
追手を麻痺させると、ヴェルは口元に人差し指を当てた。
「しーっ……」
人質を怖がらせてはいけないとの配慮。ヴェルは静かに仕事を遂行した。
大成功
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第2章 集団戦
『堕ちた死体』
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POW : 噛み付き攻撃
【歯】を向けた対象に、【噛み付くこと】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD : 一度噛まれると群れる
【他の堕ちた死体の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【追撃噛み付き攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 仲間を増やす
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【堕ちた死体】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
イラスト:井渡
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●研究所の抵抗
炎に飲まれつある植物園。その地面から続々と起き上がる死体。
死体は朽ちているにも関わらずその動きは俊敏。
守衛や研究者が居ながらに何故ゾンビを配下につけているか。答えは簡単だ。
領主のオブリビオンが植物を作る過程で生まれた失敗作。死体たちは領主の命令を忠実に聞く。
領主の声が響いた。仇なす者に死を。
百鬼・甲一
このゾンビも被害者の成れの果てか…油断はしません、せめて安らかに眠らせてやりましょう
お仲間と連携しつつ、囲まれないように立ち回りたい所…四方から来られるより方向を制限できる通路などに誘導し撃破していきたいですね。
UCを使用して頭部を撃ち抜いて行きます。もちろん背後にも警戒は怠らずに。【第六感】
接近を許したら噛まれないように【見切り】つつ、刀で対処しましょう。
「 …コレ、噛まれてもゾンビになったりしませんよね?」
倒れたゾンビにも油断せず【2回攻撃】で止めを刺しておく。
一寸ヤバいくらい群がってきたら【破壊工作】【範囲攻撃】で爆破します。
連携アドリブ歓迎
ボゴ・ソート
アドリブ・連携歓迎
頑丈な肉体と怪力を頼りにダガーで格闘してみるけれど、多数のゾンビに囲まれてにっちもさっちもいかなくなったら、俺に噛み付いたゾンビを道連れにして炎の中へ飛び込む。
宇宙製の作業服は熱を遮ってくれるし、機械の俺には呼吸も必要ない。それにこのセンサーがあれば炎に視界を遮られても物音で敵の位置を探ることができる。
今この場においては炎の中の方が有利に戦えるというわけさ。
炎に包まれながら願うのは、気の毒な犠牲者たちの魂の安寧と、悪逆非道な領主の速やかなる死だ。
と、ついついダークセイヴァーの雰囲気に影響されてしまう俺だった。
(使用技能:激痛耐性、怪力、火炎耐性、聞き耳)
●炎の中のダンス
囚われていた者たちを無事に解放したボゴ・ソートは温室に戻る。まだオブリビオンの討伐が残っている。
まさに現在、百鬼・甲一がゾンビたちに立ち向かっている最中だった。ユーベルコード【風の抜打】で銃器の速射を行う甲一。射撃はヘッドショットとなりゾンビの頭が爆ぜる。
物量で圧倒してくるゾンビ。見た目より遥かに俊敏な敵の動きを見切って、噛みつかれるより前に刀を使って切り伏せる。
「よう、悪戦苦闘ってところかい?」
「どうも。そろそろ一人じゃ厳しいかな、と思っていたところです」
甲一は地に伏したゾンビの頭部に刃を突き立て、確実に活動停止したところを確認。ボゴも頑丈な巨体で突進、甲一に肉薄するゾンビを弾き飛ばす。怪力頼りにダガーを振るい、ゾンビを逐次始末する。
「ちょっと量が多すぎる……ので、伏せて!」
「ああ?」
燃焼爆弾のピンを抜き、放り投げる甲一。接近してくる一団を爆破!周囲に広がる炎、それを物ともせず二人に襲いかかるゾンビ!ついにボゴがゾンビの波に飲まれた。
山のように重なるゾンビの下、ボゴの2メートルを超える巨体が動き出す。痛みに耐える彼は甲一の焼夷爆弾が起こした炎へと突入し、身にまといついたゾンビたちを焼却していく!
ボゴの作業服は熱を遮る宇宙製、火炎に対する耐性もある。燃焼する中でもウォーマシンには呼吸は不要、視覚を動態センサーに切り替えれば炎の仲でも敵の位置は把握できる
燃える巨体がゾンビをいなす。ユーベルコード【シーブズ・ギャンビット】の素早い一撃で切り裂けば、目にも留まらぬ一撃は火炎属性を帯びている。
衣類を脱げば更に早い攻撃が可能となるが、今は敢えてこの早さが良い。作業服は炎から身を守ってくれている。
「……コレ、噛まれてもゾンビになったりしませんよね?」
甲一は疑問混じりに接近してくるゾンビの頭を撃ち抜いた。至近距離の敵はボゴに任せている。
「さあ?俺はウォーマシンだからな、人間が噛まれてどうなるかはわからない」
ボゴは燃えるダガーでゾンビの喉を掻っ切りながら、犠牲者たちの魂の安寧と悪逆非道な領主の速やかな死を願った。
大成功
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ルーチェ・アズロ
アドリブ絡み等歓迎
SPD
敵集団と対峙次第UC使用
回避に怪力使用(足に
はしっこいだけの抜け殻か
死んだら死んでるもんだぞ
所謂屍鬼の類よりは動きは切れるが埒外にいる自分達と比べれば
まあ、そうさせないのが此処に居る馬鹿なんだよな
せっかちになるなよ。ちゃんとぶっ殺しておいてやるからよ
攻撃動作をUCで予知して、強化した脚部で石畳を踏み割るように動き回る
攻撃時怪力使用
寝てろ。この世界にりんねとか言うのがあるのか知らねえけど
目が覚めたら、たぶんちったぁマシだろ
ただの力ではなく速さによる高速で幾重もの斬撃
動かなくなるまで細かく
まだ出てこねえのか?
じゃあ探してぶっ殺すまでだぞ?
外道の屑に腰抜けまで付けてほしいか?
●憎しみを込めて
疾走するゾンビ、ルーチェ・アズロはユーベルコード【絶望の福音】による予知的な回避動作を取る。一直線に駆けてくるのであれば避けるのは容易。ついでに足を引っ掛けるとゾンビを転ばせて、その頭を踏みつけ砕く。
「はしっこいだけの抜け殻か、死んだら死んでるもんだぞ」
ルーチェは一歩また一歩、動き回るたびに石畳を踏み砕く。加減なしの怪力だ。迫る敵に血錆に覆われた大剣の側面を叩きつけると、堕ちた死体はへし折れて吹き飛ぶ。
「寝てろ。この世界にりんねとか言うのがあるのか知らねえけど。目が覚めたら、たぶんちったぁマシだろ」
受動的な攻撃のみではない。怪力を込めた脚で跳躍すると、ゾンビの頭を蹴って着地。蹴りを受けたゾンビの頭はサッカーボールがごとく飛んで転がった。
ルーチェに気付いたゾンビが噛み付きにかかるも、やはりユーベルコードを活かして察知。黒剣の『憎悪』を幾重にも振るう。それはまるで名前通りに憎悪をぶつけるかの如し。
堕ちた死体は細切れになり、活動を停止。ルーチェは館の何処かに居るであろう敵の頭目に向けて叫んだ。
「まだ出てこねえのか?じゃあ探してぶっ殺すまでだぞ?外道の屑に腰抜けまで付けてほしいか?」
成功
🔵🔵🔴
ヴェル・ラルフ
花になりきれなかった死体もあるのか。
…何にせよ、哀れすぎるからね。さっさと葬ってあげる。
[フェイント][だまし討ち]をはさみながら如意棒「残紅」で攻撃。足元を[なぎ払い]ながら様子を見つつ。
敵の攻撃は[見切り]で避ける。
いっぱいいるみたいだから、近づくと厄介そうだし…
死体は火葬が定石だよね。
頃合いを見て、集まってきたら【残照回転脚】で一気に燃やそうか。
今度生まれてくるときは、怪しい屋敷には近づいちゃダメだよ。
★アドリブ・連携歓迎
●火葬、否、爆葬
疾走するゾンビに向けて如意棒『残紅』を振るうヴェル・ラルフ。腹部に向けて振りかぶった……と思わせて、足元をなぎ払う。伸びる如意棒が複数体のゾンビの足をすくって転ばせた。
「花になりきれなかった死体もあるのか。……何にせよ、哀れすぎるからね。さっさと葬ってあげる」
噛み付きにかかる敵の攻撃も見切ってバックステップ。前のめりにバランスを崩して倒れ込む死体。その顎へと残紅を伸ばして弾き飛ばした。防御よりは回避を優先した動きで敵の攻撃をやりすごすヴェル。
ヴェルには図らいがある。そのためにもなるべく多くの敵を集めたい。如意棒を頭上で回して挑発すれば気付いたゾンビは群がってくる。敢えて倒さずに自分のもとへと集中させた。
ついにゾンビの波に飲み込まれるか、というその時。放つユーベルコード【残照回転脚】!
「染まる緋、灰と化せ……!」
地獄の炎を纏った蹴りは爆風を伴って半径38メートル内を焼き尽くす!爆風過ぎればもはや焦土。堕ちた死体は一体残らず焼失。一体ずつ倒すよりかは広範囲高威力のユーベルコードで一度に倒したほうが早かった。
「今度生まれてくるときは、怪しい屋敷には近づいちゃダメだよ」
焼け落ちた温室、もう花も死体も残っていない。いや、僅かに温室だった形跡が残る程度。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ヴァンパイア・レディ』
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POW : 肉体変化
対象の攻撃を軽減する【魔力で出来た霧状の肉体】に変身しつつ、【時折実体化しては、鋭く伸ばした爪や牙】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD : 魅了の魔眼
【魅了の魔力を込めた視線を放つ事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【瞬時に篭絡し、同士討ちをさせる事】で攻撃する。
WIZ : 闇夜の眷属
レベル×5体の、小型の戦闘用【の『眷属』、吸血コウモリ達】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
イラスト:猫宮さえか
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「アルル・アークライト」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●花造りの妖婦
「客人は大歓迎、ですが温室を吹き飛ばすのは御遠慮願いたいですね」
温室跡地にコウモリの群れが集う。コウモリはやがて黒い霧となり、植物園の支配者の姿を実体にした。
「施設の再建をしなくては。はじめに並べるのは貴方がたを養分とした花にしましょうかね」
領主のヴァンパイアは静かなる怒りを込めた声で猟兵達を一瞥した。
百鬼・甲一
連携アドリブ歓迎
ようやくお出ましですね。ヴァンパイア、中々の力をお持ちのようですが…此処で討せていただく!
【オーラ防御】を纏いつつ、拳銃で牽制しながら接近、刀でUCを使用し切り込みます。
霧化には精神を集中し、【第六感】と【見切り】で実体化した所を狙います…背後など取らせませんよ!
魔眼…こういう攻撃に慣れてないので厄介そうですが…駄目元で視線を合わせないようにしつつ、【呪詛態勢】と【気合い】で抵抗してみましょう。仲間には、魅了されたら容赦なくブン殴るように頼んでおきます。
眷属の蝙蝠はアサルトライフルと拳銃の二丁持ち、【範囲攻撃】と【なぎ払い】で迎撃します。…弾代の事は、今は考えません
●霧となりて襲う吸血鬼
百鬼・甲一が悪趣味な領主、ヴァンパイア・レディに向かいアサルトライフル、拳銃を構えて接近。
「ようやくお出ましですね。ヴァンパイア、中々の力をお持ちのようですが……此処で討せていただく!」
「その言葉、そっくり貴方にお返しいたします」
ヴァンパイアは不敵な笑みを浮かべ指を鳴らす。眷属の吸血コウモリがヴァンパイアの周囲を飛び交う。甲一は二丁の銃撃でこれを撃ち落とした。
「くっ、邪魔だ……!」
甲一は拳銃で牽制しながら歩を進めた。拳銃の弾丸はヴァンパイアへと吸い込まれていくが、敵は妖しい紫の霧となり散っていく。
ヴァンパイアは挑発的に時折、実体化しながらも甲一に接近。牽制の銃弾は一発たりとも命中しない。動き回る霧に対し甲一は銃を収め、感覚を研ぎ澄ませると敵が実体化するのを待つ。
「その首、頂きます!」
霧と化したヴァンパイアは背を取りって実体化、ヴァンパイアの鋭利な爪が甲一の首を跳ねようと伸びる。
「背後など取らせませんよ!」
甲一は打刀『無銘の業物』を逆手に持って背面に突き刺す。ヴァンパイアも咄嗟の回避行動、突き刺しからは逃れる!
反転した甲一がユーベルコード【火の太刀】による斬撃を放つ。追撃の連続攻撃、一度命中すれば続く連続攻撃、鋭い爪との打ち合いが続く。
甲一自身も爪による傷を負いながらも連続攻撃を叩き込む。互いに裂傷。続けていれば分が悪い、そう判断したヴァンパイアは再び霧散して回避行動を取った。
「チィッ!」
彼我の距離が離れる。甲一は肩で息を取りながらヴァンパイアに対して傷を負わせた事を確信して呟いた。
「手応えはありましたが……霧散が厄介ですね」
成功
🔵🔵🔴
ボゴ・ソート
セクシーな肢体を眺めていると普段の調子が戻ってきそうだけど、今はそれどころじゃない。
新たな犠牲者が出ないように、この美脚の持ち主を滅ぼさねばならないんだ。
そのためにまずは邪魔な手下をどうにかしよう。
コウモリが障害物を探るのに使っている超音波を聞き取って解析、それと同じ超音波を全方向に放つ。
すると俺を中心とした半球状の障害物があると勘違いしたコウモリは、俺に近付けなくなるわけさ。
そしてコウモリ除けマシンに専念するフリをしながら、ゆっくりと吸血鬼へ近付いて、おもむろにダガーを投げつけてやる。
2本ともだ!
(使用技能:聞き耳、盗み、暗号作成、目立たない、投擲)
●ハイド・アンド・シーク
ヴァンパイアの周囲を飛び交うコウモリ。コウモリは超音波で自身の周りの障害物を避けているのはご存知の通りだ。
「コウモリなら俺にはおあつらえ向きだねえ、やるぞ」
ボゴ・ソートはユーベルコード【超音波】を全方位に発振、吸血コウモリの放つ周波数を乱す不可聴域の音。反響してくる音波は半球状の障害物があると認識し、コウモリはボゴを避ける。
吸血鬼は先立って攻撃を加えた猟兵との打ち合いに専心している。コウモリの知覚、ヴァンパイアの注意からも逃れるボゴ。彼の放った超音波もコウモリと同様のアクティブソナー。地形を細かく解析し、瓦礫の陰に身を隠してヴァンパイアへと接近。
ヴァンパイアは霧散、接近しつつあるボゴには気づかない。奇襲のダガー投擲、それは実体化した吸血鬼の肩に突き刺さる。
「……伏兵!?」
「おかわりだ、持っていけ!」
続けざまに2本目のダガーを投擲、初発によりボゴに気付いた吸血鬼は霧散して回避行動を取る。ボゴは走ってダガーを回収、超音波は実体化した敵の位置を把握、ボゴに爪による一撃を加えた。
「痛ゥ……さすがに一筋縄ではいかないか」
ボゴは合成樹脂の肌に負った傷口を庇った。
成功
🔵🔵🔴
ヴェル・ラルフ
花としてコレクションされるのはごめんだね。
さて、視線に絡めとられるのは厄介だなぁ。
[早業]を生かして[残像]を残しながら陽動。
[見切って]、視線で捕らえられないように気を付けなくちゃね。
ずっと避けてるわけにはいかないし…相手がイライラしたところで、または視線を避けるのも難しいなら初手から
【日輪葬送】
さぁ、錯視を起こしてあげよう。君が狙った僕は、僕であって僕じゃない。…いっぱいいるうちの、どれが正解か、当ててみて?
相手が錯視を引き起こしたところで鮮緑の光芒を放つ。
──貫け。
目に見える美しさだけに、価値がある訳じゃないよ。
人は、そのままで美しいから。勝手に花にしないでほしいな。
★アドリブ・連携歓迎
●魔眼には錯視を、吸血鬼には光を
裂傷を気にするヴァンパイア。コウモリが纏い付くと傷はふさがっていく。しかしあくまで応急手当、目に見える傷を隠したに過ぎない。
彼女の前にヴェル・ラルフが躍り出た。咄嗟の出来事に、ヴァンパイアは魅了の視線を向ける。
相手を操作する事が出来る魔眼だが――視線が合ったと思えばそれは残像。ヴェルは視線を見切り、残像を残すほどの高速移動を取り回避に専念する。
ヴェルのユーベルコード【日輪葬送】は、相手に錯視を起こす漆黒の炎をまとい、高速移動と光芒を放つ事を可能とする。
漆黒の炎に包まれたヴェルは、より多くの残像を残す。また、目線を合わせようとすれば自然と錯視を引き起こす炎の渦に目がとらわれる。
「さぁ、錯視を起こしてあげよう。君が狙った僕は、僕であって僕じゃない。……いっぱいいるうちの、どれが正解か、当ててみて?」
「魔眼のみが能ではなくてよ……!」
ヴェルに向け鋭い爪を振るう、しかしそれもまた残像。黒炎伴う残像に、ヴァンパイアは錯視から来るめまいに襲われる。この機を狙っていたとばかりに放たれる鮮緑の光芒!
「──貫け」
複数の光芒がヴァンパイアを四方八方より貫く。光を嫌うヴァンパイアは悲鳴を上げた。焼かれたように抉られる傷跡。光に焼かれるヴァンパイアへ向けてヴェルが告げる。
「目に見える美しさだけに、価値がある訳じゃないよ。人は、そのままで美しいから。勝手に花にしないでほしいな」
大成功
🔵🔵🔵
ルーチェ・アズロ
アドリブ・共闘歓迎
POW
漸くお出ましだな悪趣味野郎!
UCなぎ払い使用
霧だろうが何だろうが焼いちまえば燃えちまえばそいつで終わりだよ!
業火で霧散でも無傷ではないか試す
気合激痛耐性使用
だから何だよそれが何だよ
お花を摘む程度のことであたしを止められると思うなよゲスがあああ!!
怪力情報収集使用
霧散による回避先へ怪力による膂力で追いすがる
お花畑で追いかけっこだよ!メルヘンだよなァこういうの好きだろ腐れ毒虫が!
兎に角傷だらけになろうが痛くないのだから
動けなくさえならなければ、追って斬る、焼く
哄笑を響かせながら、周囲を憎しみの炎に包んで行く
してきたんだからよ、されるのが当たり前だよクソババア
●憎しみの劫火
ヴァンパイアは応急手当不能なまでの傷を負っている。形勢不利と判断し、霧散して引き下がろうとする。だが、夜と血の色の炎が行く手を遮り燃え盛る。
「霧だろうが何だろうが焼いちまえば燃えちまえばそいつで終わりだなぁ!?」
ユーベルコード【Fiamma della vendetta】を放つルーチェ・アズロ。霧散したヴァンパイアは行く手を阻まれ、突如の炎に霧を焼かれる。
「この……っ!下賤なガキが!」
逃走は不能と判断し実体化、重傷のヴァンパイアは本性を現してルーチェに噛み付く。
「下賤だ?だから何だよそれが何だよ!お花を摘む程度のことであたしを止められると思うなよゲスがあああ!!」
牙による痛みに耐えるルーチェはヴァンパイアの腕を掴み、怪力で握り潰す。しかし、あと一歩で敵は霧散。霧散したからといって逃がすルーチェではない。
ユーベルコードによる炎が行く手を阻み、霧散で逃げる先へと追いすがる。
「お花畑で追いかけっこだよ!メルヘンだよなァこういうの好きだろ腐れ毒虫が!」
「やかましい、そしてしつこい!」
ヴァンパイアは実体化して爪による手刀、だがルーチェの錆剣が受け止める。そのまま錆びた大剣なぎ払い、炎の中へとヴァンパイアを弾き飛ばした。
「ぐああ……ッ!!」
燃えるヴァンパイアへとルーチェが吐き捨てる。
「してきたんだからよ、されるのが当たり前だよクソババア」
成功
🔵🔵🔴
ルーチャ・ネット
アドリブ〇
「いやーお花が綺麗ですねぇ!ということで」
UCを使用しもう一人の自分が出現し、言葉を放つ
『せめて貴方には、美しく散っていただきます』
「このお花達を利用させていただきましょう!」
【パフォーマンス】【誘惑】電脳魔術で大量の花弁を作り、飛ばしていくことで視界を防ぐ
「どうですか?綺麗な貴方にプレゼントですぅ!」
【存在感】良く喋り、目立ちつつ【見切り】攻撃を避けていく
『・・・こちらで決めましょう』
【迷彩】その花びらに紛れもう一人の自身が【暗殺】【投擲】静かに、素早くナイフを投げ、そのまま拳銃で撃ちダメ押しの一撃を加えると辺りの花弁が舞うだろう
『さようなら。最後まで貴方は気高く、お綺麗でしたよ』
●花吹雪
「いやーお花が綺麗ですねぇ!ということで……」
バーチャルアイドルを目指す猟兵、ルーチャ・ネット(バーチャルアイドル☆~春のそよ風を乗せて~・f17222)が焦土と化した温室でヴァンパイアに立ち向かう。
火傷からの回復も済んでいないヴァンパイア、彼女は魅了の魔眼をルーチャへと向ける。
「私もお花達を利用させていただきましょう!」
ルーチャは電脳魔術によって大量の花弁を生成、敵の視界を覆う。
「どうですか?綺麗な貴方にプレゼントですぅ!」
「くっ、この……偽りの花が!」
「偽っているのは貴方も同じでしょう!」
視線を遮られたヴァンパイアはせめて接近して爪による斬撃を放とうとする。だが、ルーチャの生み出した花は防御手段にして陽動。自身に注意を引きつける事こそが目的。
ユーベルコード【duet】で呼び出した分身が、花弁に紛れて姿を現しナイフを投擲。真の姿である戦闘任務を遂行してきた本来のルーチャ。ヴァンパイアの胸にナイフが突き刺さる。
『せめて貴方には、美しく散っていただきます。……こちらで決めましょう』
戦闘人格は拳銃をヴァンパイアに向ける。その弾丸は吸血鬼に効くよう純銀で造られている。
銃弾は花弁ごとヴァンパイアの頭部を撃ち抜く。的確なヘッドショット。ヴァンパイアは血を流すことはないが、舞い散った花弁は鮮血のように真紅に色付いていた。
ルーチャは本来
「さようなら」
『最後まで貴方は気高く、お綺麗でしたよ』
●花葬
研究資料は全て破壊、残った施設人員も一人残らず駆逐。
猟兵達は一つ残らず花を焼却し、花に変えられた哀しき者たちの魂の安らぎを祈る。
ルーチャが歌う鎮魂歌。炎の中から「ありがとう」と聞こえたような気がした。
大成功
🔵🔵🔵