バトルオブフラワーズ⑤~インベーダーゲームを攻略せよ!
●ザ・ゲームステージ
コンピュータールームのような場所にあったのは、巨大なゲーム機であった。
しかも、それは古き良き昭和の若者達を熱狂させたインベーダーゲームであった。
ゲーム機の前には怪人アルパカマッスルが陣取っており、自信満々な様子でポージングを繰り出していた。
「ハッハッハッ! よく此処まで来たな! 何やらあちこちで勝ちまくっているようだが、その強運も、これで終わり! 何故なら、俺はインベーダーゲームのプロ! 故に、今まで負け知らず! 例え、お前達が束になったところで勝ち目はない!」
怪人アルパカマッスルが、自信満々に笑い声を響かせた。
対戦で使用されるインベーダーゲームは、秘技対応の特別仕様。
そのため、怪人アルパカマッスルが得意としているポージング無限打ち等にも対応しているようである。
●ガジルからの依頼
「ナントカサンダー……なんだよ♪」
ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が何やら奇妙なポーズを取りつつ、ハイテンションで今回の依頼を説明し始めた。
この戦場で行われるのは、インベーダーゲームを使った対戦であった。
何やら秘技に対応しているらしく、それを使う事によってハイスコアを狙う事が出来るらしい。
逆に言えば、秘技を使わなければ、怪人アルパカマッスルに勝利する事は不可能ッ!
巨大ゲーム機自体はユーベルコードをぶち当てても、そう簡単には壊れないようなので、それらを使って秘技を編み出すと良いだろう。
とにかく、怪人アルパカマッスルを倒せば、成功ッ!
そのためであれば、どんな汚い手を使っても、問題が無いようである。
ゆうきつかさ
この戦争シナリオは、ネタメインです。
トンデモ理論であっても、何となく説得力があれば、秘技として繰り出す事が出来ます。
とにかく、面白ければ何とかなるので、ネタに走る事だけを考えてください。
ただし、ゲームの途中で、残機がゼロになった場合は、たとえ敵を倒しても、謎の力で追い出され、強制敗北になってしまいます。
残機がゼロになる条件は、マトモにプレイする事です。
第1章 ボス戦
『怪人アルパカマッスル』
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POW : ポージング
自身の【肉体美の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : 鋼の筋肉
全身を【力ませて筋肉を鋼の如き硬度】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ : つぶらな瞳
【つぶらな瞳で見つめること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【瞳から放たれるビーム】で攻撃する。
イラスト:ヤマトイヌル
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ニィ・ハンブルビー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レパル・リオン
『幹部は倒す』『ザ・ステージは制圧する』両方やらなくっちゃあならないのが、いや、なんでもないわ。
とーにーかーく!あたしが相手よ、アルパカマッスル!
最初からフルパワーでいくわ!【変身】っ!この世界のみんなの為に!あたしは何度だって限界を超えてみせる!
うおおおおっ!発射ボタンを秒間256連打!
そして蓄積されたパワーをまとめて発射!敵弾も地形もかき消して、全てのインベーダーを薙ぎ払う!
うおおっ!!これがあたしの秘技!!くらえ、【地球咆哮拳(ジアースブレス)】!
黒影・兵庫
その鍛え上げられた筋肉がありながら
対戦方法がコンピューターゲームとは
ギャップ萌えってやつを
狙ってるんでしょうか?
せんせー
向こうがギャップ萌えで来るというなら
こっちは虫萌えで勝負だ!
【誘煌の蝶々】発動!
支援兵の皆さん、今日も美しい!
さぁその美しい舞であのギャップ萌え筋肉を
【誘惑】してください!
さらに!俺の【衝撃波】で風を巻き起こし
その風に乗って支援兵の皆さんが
可憐に!艶やかに!鱗粉を振りまくことで
どれがゲームの光で、どれが鱗粉か
わからなくしてやる!
ちなみに俺は毎日、朝昼晩と支援兵の皆さんの
鱗粉を見てるから一目瞭然だ!
今日でお前の無敗記録は終了だ!アルパカ!
リーデ・クインタール
アドリブ&絡み歓迎
ふむ…インベーダーゲームですか…大昔に流行ったとかなんとかUDCアースで聞いたことがありますが、それでしょうか?まぁ良いです。ゲームですが、メカニック班の力を見せて差し上げましょう…
これが筐体ですわね?成程…これが、制御基盤で……此方は………方針は決まりました。始めましょうか…(徐にメカニックと念動力でゲームそのものに干渉し始める)この程度の改造、訳ありません(相手の挙動をバグらせる…等)少しやり過ぎましたかね?まぁ良いです
では、始めましょうか
片瀬・栞
インベーダーゲーム…ムズイのよねあれ
でもこういうのはノリと勢い!がんばってみよー!
>行動
【POW】共闘アレンジ歓迎
>インベーダーゲーム
UC【フェイタルバイト】を使用
ふふん。UCに耐えれる仕様にしたのが大間違いだった様ね
あたしのチェーンソーをフルパワーでぶち当てれば
秒間100連打のショットはちょろい(断言)
ゲームの仕様と許容量を超えるだけの連打を与えれば
自機のショットは無限大に撃てるのよ!
(炎のイメージを背景に轟音を立ててチェーンソーをボタンに叩きつける)
薙ぎ払えー!(レーザーのようなショットを打ちつつ自機が左右に移動し敵軍を薙ぎ払う)
>アルパカ
鎖付き棘鉄球で縛って適当にチェーンソーでずばーっと
高階・茉莉
WIZ判定の行動を行う。
■心情
インベーダーゲーム、ですか。
私もそれなりにゲームは得意ですので、頑張りますね……♪
■行動
早業を使って、ボタン連射で一気に攻めますね。
更に、先制攻撃で先手を取る様にし、視力で敵の弾丸を見破る様にします。
「これこそ私の秘儀、高速連射です!」
アルパカマッスルのつぶらな瞳に対しては
逃げ足やダッシュで離れる様にし、障害物に隠れるなどして
視認から外れる様にしますね。
後は、ウィザード・ミサイルを
高速詠唱&全力魔法で使用して、一気に攻めますよ。
「ふぅ、ゲームがこんなに大変だと実感したのは久々ですね……」
●旧世代のインベーダー
「はあ……、『幹部は倒す』『ザ・ステージは制圧する』両方やらなくっちゃあならないのが面、いや、なんでもないわ。とーにーかーく! あたしが相手よ、アルパカマッスル!」
レパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)はモヤモヤとした気持ちを振り払うようにして、怪人アルパカマッスルの前に陣取った。
「ハッハッハッハッ! よく来たな! ならば、インベーダーゲームで勝負だッ!」
それに応えるようにして、怪人アルパカマッスルがポージング。
巨大なゲーム機の前で、様々なポージングを繰り出し、そんな自分自身にウットリとしていた。
「ふむ……、インベーダーゲームですか。大昔に流行ったとかなんとかUDCアースで聞いたことがありますが……。まぁ、良いです。ゲームですが、メカニック班の力を見せて差し上げましょう……」
リーデ・クインタール(戦闘狂+改造狂・f14086)が、巨大なゲーム機の前に陣取った。
巨大なゲーム機は人数分存在しており、いつでもプレイ可能になっていた。
一見すると、旧世代の技術が使用されたモノ。
そのため、解析するのも容易で、改造するのも簡単そうである。
「インベーダーゲームか。ムズイんだよね、これ。でもこういうのはノリと勢い! がんばってみよー!」
片瀬・栞(白蓮天弓・f17024)もインベーダーゲームをやった経験があるのか、その時の事を思い出しつつ気合を入れた。
「ところで、その鍛え上げられた筋肉がありながら、対戦方法がコンピューターゲームとはギャップ萌えってやつを狙ってるんでしょうか?」
そんな中、黒影・兵庫(不惑の尖兵・f17150)が怪人アルパカマッスルに対して、自らの疑問を投げかけた。
「いや、違う! 何故なら、このゲームに必要なのは筋肉ッ! 筋肉が無ければ、ボタンを叩く事さえ不可能だ!」
それを証明するかのように、怪人アルパカマッスルがパンチングマシンの如く、ボタンを殴るようにして連打した。
そうする事によって、画面上に表示された機体からミサイルが飛ぶらしく、怪人アルパカマッスルも何処か誇らしげであった。
「私もそれなりにゲームは得意ですので、頑張りましょうかね……♪ これこそ私の秘儀、高速連射です!」
すぐさま、高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)が早業を使い、激しくボタンを連打する事によって一気にスコアを上げていく。
しかも、連打スピードは怪人アルパカマッスルを上回るレベルッ!
「な、なんだと!?」
怪人アルパカマッスルも何となく危機感を覚え、無駄なポージングを削る事によって、飛躍的に連射スピードをアップさせた。
「向こうが、その気なら、こっちは虫萌えで勝負だ!」
それに対抗するようにして、兵庫が【誘煌の蝶々(ユウコウノチョウチョ)】を使い、影の中から可憐で儚げに舞う蝶を呼び寄せた。
「支援兵の皆さん、今日も美しい! さぁ、その美しい舞であのギャップ萌え筋肉を誘惑してください!」
兵庫が沢山の蝶に指示を出し、怪人アルパカマッスルを魅了しようとした。
だが、怪人アルパカマッスルは、ナルシスト。
自分が大好きな怪人のため、そう簡単に心は揺るがない。
「だったら、最初からフルパワーでいくわ! 変身っ! この世界のみんなの為に! あたしは何度だって限界を超えてみせる!」
次の瞬間、レパルが【変身(レパル・トランスフォーム)】で誰もが内に秘める生命誕生のパワーに覚醒し、ライオンをモチーフにした魔法少女に変身した。
「うおおおおっ!」
それと同時にレパルがボタンを連打し、次々とインベーダーを撃ち落とした。
その上、巨大なゲーム機のキャパシティに越えているため、インベーダーが出現する事なく消滅音だけが響いていた。
「ば、馬鹿なっ! それは限られた人間しか扱う事の出来ない秘技!?」
それを目の当たりにした怪人アルパカマッスルが、信じられない様子で悲鳴を上げた。
何やら伝説の秘技を繰り出してしまったらしく、怪人アルパカマッスルの表情が凍り付いていた。
「成程……これが、制御基盤で……此方は………方針は決まりました。始めましょうか……」
その間にリーデが巨大なゲーム機の構造を理解し、メカニックと念動力を駆使して、ゲームそのものに干渉した。
しかし、あまりにも手を加えすぎたせいで、ドット絵がポリゴンになるほどの進化を遂げ、平面から立体に変わっていた。
「うおおっ! なんだ、これは……」
これには怪人アルパカマッスルも驚き、パニック状態。
まったく操作が分からず、みるみるうちに残機が減った。
「ふふん、UCに耐えれる仕様にしたのが大間違いだった様ね。あたしのチェーンソーをフルパワーでぶち当てれば、秒間100連打のショットはちょろい」
すぐさま、栞がフェイタルヴァイトを使い、チェーンソーで高速のブレード攻撃を繰り出し、激しくボタンを連打した。
随分と見た目は変わってしまったが、内容的には同じモノ。
それさえ分かってしまえば、何の違いもないモノだった。
「うおおっ!! これがあたしの秘技!! くらえ、【地球咆哮拳(ジアースブレス)】!」
それに合わせて、レパルが【地球咆哮拳(ジアースブレス)】を仕掛け、極太のレーザーを放って、画面上のインベーダーを一掃ッ!
何やら怪人アルパカマッスルが唖然としているが、レーザーが出てしまったのだから仕方がない。
「ゲームの仕様と許容量を超えるだけの連打を与えれば、レーザーだって撃てるのよ!」
栞も熱血漫画の主人公の如く轟音を立ててチェーンソーをボタンに叩きつけ、レーザーのようなショットを売って、インベーダーを一掃した。
「負けてたまるかああああああああああああああああ!」
それと同時に怪人アルパカマッスルが、禁断のドーピングでパワーマシマシ状態になり、同じように極太のレーザーを撃って、インベーダーを一掃した。
この時点で、スコアは僅差。
辛うじて、怪人アルパカマッスルが有利ッ!
「さあ、支援兵の皆さんも、まだ仕事が残ってますよ。面倒かも知れませんが、もう少しだけ協力してください」
その事に危機感を覚えた兵庫が、衝撃波で風を巻き起こした。
その風に乗って沢山の蝶が可憐で華やかに鱗粉を振り撒き、どれがゲームの光で、どれが鱗粉なのか分からなくさせた。
「うおっ! 眩しい!」
そのため、怪人アルパカマッスルは、ボタンを連打する事が出来ず、続け様にインベーダーの攻撃を喰らって、時機が爆散ッ!
「ちなみに俺は毎日、朝昼晩と支援兵の皆さんの鱗粉を見てるから一目瞭然だ! 今日でお前の無敗記録は終了だ! アルパカ!」
兵庫が勝ち誇った様子で、怪人アルパカマッスルをビシィッと指差した。
「もう止めにしないか……? 和解しよう」
その途端、怪人アルパカマッスルが負けを認めた様子で、円らな瞳をキラキラさせた。
そして、ビーム!
猟兵達めがけて、目からビームッ!
「……!」
その一撃を間一髪のところで猟兵達が避け、何とか最悪の事態は免れた。
「……チッ!」
だが、怪人アルパカマッスルは、あからさまに不満げ。
一発逆念を狙って放たれた一撃だけあって、かなり苛立っているようだ。
「やっぱり、殺そ。卑怯だし」
その態度にイラッと来たのか、栞が鎖付き棘鉄球で怪人アルパカマッスルを縛り、チェーンソーでズバーっと首を刎ねた。
それと同時に先程までアルパカマッスルがプルイしていた巨大なゲーム機が大爆発を起こして、大量の部品が雨の如く降り注いだ。
「ふぅ、ゲームがこんなに大変だと実感したのは久々ですね……」
そんな中、茉莉がホッとした様子で、その場にぺたんと座り込む。
普段は使う事のない筋肉を使ったせいか、全身筋肉痛と言わんばかりに身体が痛い。
しかし、ここでの勝利を収めた事で、猟兵達が有利な状況になった事は間違いなかった。
大成功
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