バトルオブフラワーズ⑪〜道を塞ぎし疾風の化身
●最後の番人
「モンキーに続きバニーまでとは、驚きました」
猟兵たちの猛攻を受け、エイプモンキーに続き、ラビットバニーまでもが撃破された。そして猟兵の牙は、ウインドゼファーへと迫っている。
「でも、私の役目は門番。ドン・フリーダムがシステム・フラワーズを取り戻すまでの時間稼ぎならば、私の『風を操るユーベルコード』でも、決してあの2人にひけは取りません」
ドン・フリーダムの『無限大の欲望(リビドー)』を信じ、門番を自認する怪人はこの地の死守を誓う。
「私達は全てを手に入れる。誰にも、邪魔は、させないッ!」
●ウインドゼファー
「皆の者、システム・フラワーズへの道を守る怪人も残るは一体だ」
グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は集まった猟兵へと向けて、戦いの詳細を説明する。
「最後の番人として立ちはだかるのは、スピード怪人『ウインドゼファー』。『風を操るユーベルコード』を使用する強敵だ」
ウインドゼファーは風を操り、暴風を纏っての戦闘力強化と飛行能力追加、足場をもバラバラにする暴風攻撃、防御力上昇の変身と所持する武装による攻撃といった手段で戦闘を行う。
「かの怪人は幹部の例に漏れず、その力をもって我らに先制攻撃を仕掛けてくる。敵のユーベルコードへの対処は必須だ。心して挑んでくれ」
敵の先制攻撃への対処が無くば勝利は望めない。如何に対応するかが鍵を握るだろう。
「ウインドゼファーはこれまでの幹部ほど特殊な能力は持たぬが、だからといって油断できるような相手では無い。風を操るという素直な能力でも、その戦闘力は凄まじい。貴殿らの全力を尽くすのだ!」
百々はそう言うと、戦場へと猟兵たちを転移させ始めるのであった。
夢幻
マスターの夢幻です。
遂に中枢への道を守る幹部も最後の一人となりました。
敵の先制攻撃への対処は必須となりますので、特殊ルールをよく読んでプレイングをお願いします。地形は咲き乱れる花々の足場であり、敵と遭遇したところからリプレイは始まります。
以下特殊ルールの説明です。
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敵は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
この先制攻撃に対抗する方法をプレイングに書かず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、必ず先制攻撃で撃破され、ダメージを与えることもできません。
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第1章 ボス戦
『スピード怪人『ウインドゼファー』』
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POW : フルスロットル・ゼファー
全身を【荒れ狂う暴風】で覆い、自身の【誰よりも速くなりたいという欲望】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : レボリューション・ストーム
【花の足場をバラバラにする暴風】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : ソード・オブ・ダイアモード
対象の攻撃を軽減する【全タイヤ高速回転モード】に変身しつつ、【「嗤う竜巻」を放つ2本の車輪剣】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:藤本キシノ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
街風・杏花
――うふ、うふふ。速い、速い、とても速いのですね。
その渇望の前に、私などのろまな亀に過ぎないのでしょう。
とっても、素敵。
だから――その前に無策に立つ私も、速くなる。
追いつけなど、しないでしょう。ええ、ですが、追いつけぬ者に追いつくことが、貴方と根を同じくする、私の渇望。
追いすがって、見せましょう。先制攻撃に対するカウンター……防御も回避も、出来ません。私に出来るのは【捨て身の一撃】だけ。
勝負は一合。さぁ――差し違えましょう?
この刀が僅かでも先に届けば――いいえ。同時に届けば、私の勝ちです。――うふふ。
※
アレンジ等歓迎
「私は風、何よりも速き疾風。猟兵どもよ、私の速さの前に屈するのです」
花の足場に蘇りしウインドゼファーは現れた猟兵に対応すべく、その身に暴風を纏わせて宙へと舞い上がる。
「嗚呼――貴女は速い、速い、とても速いのですね。その渇望の前に、私などのろまな亀に過ぎないのでしょう。とっても、素敵」
そのウインドゼファーに対峙するは街風・杏花(月下狂瀾・f06212)。風のユーベルコードを用いて恐るべき速さを誇る怪人を前にしても、杏花は臆するどころかむしろうふふと笑みを浮かべる。彼女の心にあるのは、ただ強者と死合える喜びのみであった。
「その速さには追いつけなど、しないでしょう。ええ、ですが、追いつけぬ者に追いつくことが、貴女と根を同じくする、私の渇望」
杏花は、ただ刀を抜いただけの無防備な姿で怪人の初撃を待ち受ける。もとより技術も能力も及ぶべくもない。彼女が狙うのはカウンターの一撃のみ。防御も回避も捨て、ただその一撃のみに全てを賭ける。
「勝負は一合。さぁ――差し違えましょう?」
「私は門番、誰もここは通さないッ!」
ウインドゼファーは空中より、車輪剣を構えて杏花に向けて突撃する。対する杏花は未だ不動。幹部怪人の攻撃に対して自殺行為にすら思えるその行動だが、狂瀾の剣鬼は不利であればあるほど、敵が強ければ強いほどその力を増す。勝敗は、交錯の一瞬に委ねられた。そして――
「うふふふふ。私の勝ちです」
「ぐうぅ・・・・・・このキチガイめ!」
凄絶な笑みで勝ち誇る杏花。しかし、彼女のドレスは大きく引き裂かれ、溢れる血に染まっている。立っているのもやっとという負傷の状態だ。それでも、捨て身の覚悟で振るった彼女の刀もまた、ウインドゼファーを確実に捉え、鋼鉄の体に刀傷を刻み込んでいた。
交錯の瞬間、両者の攻撃は同時に届き、双方に甚大なダメージを負わせていたのだ。とはいえ、地力の差は大きい。未だ大幅に体力を残すウインドゼファーに対し、杏花はすでに満身創痍。戦いは、次なる猟兵へと引き継がれる。
成功
🔵🔵🔴
ガルディエ・ワールレイド
単独で戦闘
「その速度に至るまでにどれほど積み重ねたのか……その執念に敬意を。そして、それを破るには俺もリスクを侵す必要がありそうだ」
◆行動
武装は《怪力》《2回攻撃》を活かすハルバードと長剣の二刀流
逃げ場を潰す《なぎ払い》、《串刺し》狙いの刺突等で戦闘
【フルスロットル・ゼファー】対策
《念動力》で足止め、《見切り/武器受け》による防御、《衝撃波/オーラ防御》で被弾箇所を爆発させ敵攻撃を減殺し耐える
そして【逆鱗】発動
(【逆鱗】発動後は理性を失い、意味ある言葉を話さず竜の様な咆哮を上げる)
超強化された能力で《捨て身の一撃》を本能的に決めに行く
靴裏で《衝撃波》を開放しての《ダッシュ》で踏み込み速度を強化
ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)はウインドゼファーへと一騎打ちを挑む。漆黒の鎧を身に纏い花の足場へと降り立ったガルディエに、暴風を纏い浮遊するウインドゼファーは圧倒的な速度で飛来する。
「なるほど凄まじい速度だ。その速度に至るまでにどれほど積み重ねたのか……その執念に敬意を」
風を操るウインドゼファーのスピードは、感嘆に値するものだ。だが、それを認めても、蹂躙される訳にはいかない。猟兵として、ガルディエはそのスピードに立ち向かう。
「小細工は無駄。なら、そのまま受けるしかねぇな」
あまりの速さに、念動力での制動ではウインドゼファーを捉えきれない。ガルディエは両手の武装を構え、迫り来る彼女へと集中する。そして―――ガルディエの交差させたハルバードと長剣はウインドゼファーの車輪剣を受け止めた。それでも、スピードに乗った一撃に、ガルディエは受けた武装ごと弾かれそうになる。しかし、そこでドンと接触部に爆発を巻き起こし、彼は敵の攻撃の勢いを殺しきることに成功した。
「やはり、おまえを破るには俺もリスクを侵す必要があるようだ。―――ジレイザ、レギア、シャルディスよ。今こそ黒竜の呪いを解き放て!」
『逆鱗』を発動したことで、ガルディエは彼の身を包む魔装と一体化する。理性を失った彼は、ただ本能のままに目の前の敵へと突撃する。
「グルルルル!」
彼の口から漏れるのは竜の如き咆哮。襲い来る異形の騎士に、ウインドゼファーは慌てて間合いを取ろうとする。だが、ガルディエは靴裏に衝撃波を開放してのダッシュで追い縋る。理性を失っても、その技術は健在だ。ウインドゼファーの反撃を受けても決して怯まぬ異形の騎士は、遂に彼女を間合いに捉える。
「グオオオオオオ!!!」
一際大きな咆哮とともに、ハルバードがなぎ払いが、そして長剣の刺突が放たれる。いかなウインドゼファーといえ、超強化されたガルディエの攻撃を捌ききることはできない。ガルディエの猛攻は、ウインドゼファーへと大きなダメージを与えたのであった。
成功
🔵🔵🔴
ヘスティア・イクテュス
エイプ・モンキーには中々苦戦したけど…
次はそうはいかないわよ
車輪剣に対してスモークミサイルを発射
破壊されようが避けようが煙幕で視界を妨げるわ
無論すぐ風で煙幕を晴らされるでしょうけど
その前に自身の姿を象ったダミーバルーンを展開&UCで自身の姿を消すわ
風で煙幕を晴らせばダミーの風船が飛ばされるはず…
飛ぶわたしのダミーに気を取られてる間に
背後からこっそり忍び寄ってビームセイバーを突き刺させてもらおうかしら!
タイヤでない場所、急所なら軽減できない、してもダメージは大きいわよね?
「エイプ・モンキーには中々苦戦したけど……今度はそうはいかないわよ」
先だってのエイプモンキーとの戦いでは、仲間の援護を受けて辛くも勝利した。しかし、必ずしも仲間が助けてくれるとは限らない。ヘスティア・イクテュス(SkyFish団船長・f04572)は今度こそはと自らの知恵と力で幹部への勝利を目指のだと、挽回の意気込みだ。
「『ソード・オブ・ダイアモード』、生半可な攻撃など通じません」
ウインドゼファーは全身のタイヤを高速回転させることで、敵の攻撃を弾く防御とする。そして、彼女は竜巻を車輪剣に纏わせて、ヘスティアと斬りかかってくる。
「ミサイル発射よ!」
「そんなもの、効きません……これは、煙幕!?」
ヘスティアが撃ち放ったのはスモークミサイルだ。ミサイルはウインドゼファーに車輪剣で打ち払われるもその効力を発揮、周囲は煙幕に包まれる。
「小細工を……吹き散りなさい!」
ウインドゼファーは車輪剣より嗤う竜巻を発生させて、煙幕を吹き飛ばす。風を操る彼女に対して、煙幕での目くらましなどすぐに打ち消されてしまう。しかし、ヘスティアにとっては、それだけの時間があれば十分であった。
「どこへ行きました? そこですか!」
風で舞い上がった花びらの中に、ヘスティアの姿は無く。ウインドゼファーが左右を見回すと、浮遊する影が目に入った。その影に車輪剣で斬りかかるウインドゼファーであったが、それはヘスティアの展開したダミーバルーンであった。よくよく見れば、周囲にはいくつものバルーンが浮いていた。
「チッ、バルーンに紛れているならば、全て破壊しますッ!」
(「ダミーに気を取られてる間に……」)
ウインドゼファーはダミーの中に本体もいると考えたが、真実は異なる。ヘスティアは『オプティカル・カモフラージュ』による光学迷彩でその姿を隠していたのだ。そして、ヘスティアはウインドゼファーの背後に回って、防御の隙間を見極める。
「そこね!」
「くっ、いったいどこから!?」
ヘスティアの繰り出したビームセイバーによる刺突は、見事に高速回転するタイヤを避けてウインドゼファーへと突き刺さった。如何に防御を高めようと、その防御が無い場所を狙われては意味が無い。奇襲からの大ダメージに、ウインドゼファーは動揺している様子だ。
ヘスティアはその知恵と力で、今度こそ幹部怪人を凌駕したのであった。
成功
🔵🔵🔴
浅葱・シアラ
速くて追いつけない……それは分かってる……!
でも、倒しても倒しても、また出て来るあなた達を何度も何度も倒すしかないんだ……!
世界を守る、猟兵だから!
使用するユーベルコードは「地獄蝶」
いくら速くても、負けないよ
シアの【高速詠唱】はあなたにも負けない!
あなたの剣がシアに届く前に、地獄の炎を纏った蝶がシアを守る!
シアが死んでも、ただで死なない……!
蝶が死んでまた美しく蘇って羽ばたくように……この地獄の蝶はシアを守ってくれるの!
先制攻撃を守り切った後は……隙を見て相手の装甲が薄そうなところにロッドをガツン!
ねえ地獄蝶さん……見てる?
あなたはお父さんがくれた力
シアを守ってくれるよね?
一緒に世界を救おう!
ライザー・ヴェロシティ
「っは、こんな所にも少しはまともな戦士が居るじゃねぇか!」
スピード勝負をするつもりはないが
真っ向からの勝負と洒落込むぜ
「今の俺はお前にとっての向かい風だ!」
【「嗤う竜巻」を放つ2本の車輪剣】の攻撃に対し
【属性攻撃】で風を纏ったルーンソードと嵐を纏った黒剣の二刀流
及び【Storm of Ghis Ghan】の風の魔法刃の攻撃で対抗する
攻撃同士をぶつけ、防御として使用する
攻撃を相殺しきれねぇだろうが
威力を下げたり、攻撃の方向を逸らして只管耐えてから殴る!
これで野郎の防御の上から望めるダメージは少ねぇだろうが
技にデメリットがあるのは聞いてるんでな
「付き合ってもらうぜ、俺か、お前が、倒れるまでなぁ!」
「いくら速くても、負けないよ。シアの詠唱の速さはあなたにも負けない!」
浅葱・シアラ(黄金纏う紫光蝶・f04820)は、迫り来るウインドゼファーに対し、全力の高速詠唱でユーベルコードを発動させる。ウインドゼファーの『ソード・オブ・ダイアモード』は防御を固めるための変身後に攻撃する以上、いくら先制とはいえワンテンポの間が存在した。シアラはかろうじてその間の内に、『地獄蝶』を発動させた。しかし―――
「無駄です。この程度、私の能力には通じません」
「ひうっ!?」
シアラの召喚した地獄の炎を纏った黄金蝶は、ウインドゼファーの作り出した嗤う竜巻に吹き散らされた。初見の攻撃に対しての相殺はそもそも分が悪い上に、さらにユーベルコード自体の相性まで悪ければ、このような結果になろうというものだ。そして、ウインドゼファーの凶刃が紫光蝶の妖精を引き裂かんとしたところで、新たなる猟兵が介入した。
「っは、こんな所にも少しはまともな戦士が居るじゃねぇか!」
ライザー・ヴェロシティ(Sturm Jaeger・f00188)は、風を纏わせた二刀でもって、正面からウインドゼファーの車輪剣を受け止める。ギスガーン最強の戦士を自称する彼にとって、強い戦士との戦いは望むところだ。さらに相手が自身と同じく風の使い手とあれば、相手にとって不足は無い。
「今の俺はお前にとっての向かい風だ!」
「『風』で、この私に勝てるとでも?」
しかし、風のぶつけ合いはウインドゼファーが優勢だ。ライザーは相殺しきれないにしても敵の攻撃の威力を下げたり、攻撃の方向を逸らしたりとうまく立ち回っているも、幹部級の能力を相手では耐えるのが精一杯。時折隙を見て『Storm of Ghis Ghan』の魔方刃を放つも、ウインドゼファーの回転するタイヤはその全てを弾いてしまう。
「蝶が死んでまた美しく蘇って羽ばたくように……この地獄の蝶はシアを守ってくれるの!」
「鬱陶しい蝶ですね」
シアラは前衛をライザーに任せ、再度地獄蝶を召喚する。父から受け継いだ力を信じ、幾度吹き散らされようとも、何度も何度も地獄蝶をけしかけていく。
「付き合ってもらうぜ、俺か、お前が、倒れるまでなぁ!」
「シアは、諦めない……っ! 世界を守る、猟兵だから!」
二人の猟兵は連携によって、強大なる幹部怪人と拮抗する。拮抗、それは互角では無い。ウインドゼファーのユーベルコードは代償を伴うものだ。従って、このままこの状況が続けば、先に崩れるのはウインドゼファーとなる。その焦りが、ウインドゼファーの行動に隙を産んだ。大振りの攻撃でライザーを吹き飛ばしたウインドゼファーであったが、その隙に地獄蝶が殺到し、遂にウインドゼファーの変身が解除された。
「しまった!?」
「食らえ! これがギスガーンの刃だ!!」
「えいっ!」
防御を失ったウインドゼファーへと、猟兵の猛攻が突き刺さる。ライザーが剣撃と魔法刃で敵を切り刻んだところに、シアラのロッドによる打撃が直撃した。
如何なる強敵であろうとも、猟兵が力を合わせれば対抗できる。この戦いの決着も、もう間もなくだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アポロダスト・ディラマティウス
【アドリブ歓迎】
ヘーイ!どうやら門番はユーで最後のようデスネ!
ならワタシの新たに習得したダンスの練習台にさせてもらいマース!!
【WIZ】
スピードを活かした攻撃がお得意のみたいデスガ…
それさえ防げればどうとでもなりマース!
ユーのお仲間さんのバニーちゃんには感謝デース!
ダンスは攻めるだけでなく守ることも出来るのデース!
それを今から見せてあげマース!
ダンスナンバー『高防御舞踊(ディフェンドダンス)』カモーン!!
このダンスでユーの攻撃は全て防がせてもらいマース!!
そして守りを転じて攻めに出マース!
ダンスに不可能はないのデース!!
「ヘーイ! どうやら門番はユーで最後のようデスネ! ならワタシの新たに習得したダンスの練習台にさせてもらいマース!!」
ダンスの女神を自称するアポロダスト・ディラマティウス(踊り踊らば踊りまSHOW!・f17392)はテンションも高く、戦場へと降り立った。強大なオブリビオンといえど、これまでの戦いでの負傷は積み重なっている。ならば、練習台にはちょうどいい。
「練習台とは舐められたものですね。私の風で、そんな減らず口が叩けないようにしてあげます」
対するウインドゼファーは静かに怒りを滲ませ、全身のタイヤを高速回転させる。鉄壁の防御に身を包んだ彼女は、車輪剣を手にアポロダストへと斬りかかる。
「ダンスは攻めるだけでなく守ることも出来るのデース! ダンスナンバー『高防御舞踊』カモーン!!」
アポロダストのダンスの動きは無敵のシールドとなって、ウインドゼファーの攻撃を阻む。高いダンスの技術にユーベルコードが組み合わさったからこその芸当だ。
「このダンスでユーの攻撃は全て防がせてもらいマース!! ダンスの新たなる可能性に気づかせてくれた、ユーのお仲間さんのバニーちゃんには感謝デース!」
アポロダストのダンスは戦いの中で成長していく。彼女は守りから攻めのダンスへと動きを転じる。
「オーウ! タイヤが邪魔デース! しかーし、チリも積もれば、ヤマとなるのデース」
アポロダストのユーベルコードはあくまで防御特化、攻撃はそのダンスの技術だけが頼りとなる。それでは、強化されたウインドゼファーの防御は貫けない。しかし、ダメージは0では無い。ダンスの動きで、アポロダストは極小のダメージを積み重ねていく。
「くっ、負傷さえ無ければ、この程度の攻撃で……!」
「ダンスに不可能はないのデース!!」
わずかなダメージさえ通ればそれで十分。体力を削りきられたウインドゼファーは花の足場に崩れ落ち、消滅していった。
最後の門番はここに敗れ去った。ウインドゼファーは骸の海よりまた別の場所へと現れるであろうが、そちらはその場で待つ猟兵に任せるとしよう。
成功
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