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バトルオブフラワーズ⑪〜風になりたかった女

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #ウインドゼファー

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「キマイラフューチャーでの戦争も、佳境にさしかかってきたねっ。……まだ最深部まで辿りつけてはいないけど、一歩一歩近づいてはいるから、だから……頑張ろう!」
 ふわふわ飛んでやってきたのはグリモア猟兵のイセッタ。
「……で、今回相手にするのはウインドゼファー。色々考えてはいるけど、多分風になりたかったんじゃないかな……なんとなく。ちなみに女性」
 それはさておき、と間を開けるイセッタ。
「ただ、その速さは伊達じゃない。なんせどうやろうとも、不意を突こうとも。相手が早すぎてどうしてもわたしたちが後手になっちゃうんだ。だから、まずはその対策をしないといけないんだ。で、使う技なんだけど……」
 まずはくるくる回って……ジェスチャーか何か?
「一つ目は、全身を暴風で覆って、すごい速さで飛べるようになる技」
 ジェスチャーも説明が雑だったが、まあ大丈夫だろうと続ける。
「それと、もう一つは足場もバラバラにするぐらいの暴風で攻撃してくる技。で、最後は」
 手をぶんぶん振り回してる。……これについてはよく分からない。
「体中の車輪をバンバン回して、さらに竜巻を放ってくる車輪付きの件で攻撃してくる技。この三つ!」
 うんうんと頷いて満足そうなイセッタ。満足したなら良かった。
「相手は強いし、とにかく厳しい戦いになるけど……頑張って、倒してね。それじゃあ、よろしくね!」
 手を振り、転送されていく猟兵達を見送るイセッタ。強い風が吹き荒れる中で、今、猟兵達の戦いが始まる。


みらつば
 イセッタ可愛いが分かりづらいぞ、しっかりしてくれ。どうもみらつばです。

 今回はウインドゼファーを倒し、次への道を開くのが目的です。ただし、以下の注意点がございます。

 敵は必ず先制攻撃します。敵は、猟兵が使用するユーベルコードと同じ能力値(POW、SPD、WIZ)のユーベルコードを、猟兵より先に使用してきます。
 この先制攻撃に対抗する方法をプレイングに書かず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、必ず先制攻撃で撃破され、ダメージを与えることもできません。

 マスターページにも書いてありますが、あまりにもフラグメントを無視した内容の場合、残念ながら不採用になる可能性があります。先走りすぎにも注意してください。

 それでは、よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『スピード怪人『ウインドゼファー』』

POW   :    フルスロットル・ゼファー
全身を【荒れ狂う暴風】で覆い、自身の【誰よりも速くなりたいという欲望】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD   :    レボリューション・ストーム
【花の足場をバラバラにする暴風】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    ソード・オブ・ダイアモード
対象の攻撃を軽減する【全タイヤ高速回転モード】に変身しつつ、【「嗤う竜巻」を放つ2本の車輪剣】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。

イラスト:藤本キシノ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

イデアール・モラクス
さしずめ風の魔法剣士だな…よかろう!
ならば、魔剣術と魔術を極めた私が相手をしてやる!

・対先制攻撃
『全力魔法・範囲攻撃・属性攻撃・高速詠唱』により【超広範囲に暴風と真空波を巻き起こす風の攻撃魔法】を素早く放ち敵の暴風攻撃を相殺、更に魔剣ドミナンスを振るい敵の剣戟を『武器受け』して『なぎ払い』反撃開始だ。
「剣と魔を統べる私を舐めるなよ!」

・攻撃
UC【絶殺武刀】を『全力魔法』と『属性攻撃』で威力を増した上で『高速詠唱』を用い一瞬で行使、不可避の刀を『一斉射』し敵を『串刺し』にして刀身から『吸血』し魔力や魂ごと『生命力を奪い尽くして』搾り殺す。
「避けられない魔術の前に、速さなど無意味!」

※アドリブ歓迎



「さしずめ風の魔法剣士だな…よかろう!ならば、魔剣術と魔術を極めた私が相手をしてやる!」
 最初に現れたのはイデアール。
「その意気や良し、ですが……」
 ウインドゼファーの体中の車輪という車輪が回りだす。
「私は風、速さなら負けません!」
 車輪剣にも、風が纏わりついて、さらなる火力へと変化していく。
「喰らえ!」
「おおっと、そうはさせんぞ!」
 まずは風への対策。とはいえこれは簡単なのか、イデアールの顔にも余裕が見える。
 何せ、魔法で思い切り逆風を吹かせてやればいいのだ。プラスとマイナスが同じならば、それはゼロへと変わる。
「ふん、この程度か?」
「ふむ、ですがこっちはまだ!」
 そう、車輪剣がまだ止まっていない。そのままイデアールへと剣が迫る……が。
「残念だが、簡単に当たってやる訳にもいかないのでな!」
 どこか異空間に繋がる闇から一つの剣が飛び出してくる。イデアールの剣、ドミナンスだ。
 それを掴めば、慣れた手つきで車輪剣を受け流していく。
「くっ、やりますね……」
「そちらこそ、だがこちらの方が一枚上手だったようだな、そして」
 一度落ち着き、手をウインドゼファーへと向ける。
「死は不可避の約定、滅せぬモノなどありはしない」
 業火を纏いし剣が、空を覆い尽くす。絶殺武刀、アブソリュート・キル。
 火は風により増幅する。つまり剣が刺さろうが刺さらまいが、火が包み込む算段だ。しかし、彼女にとっては避ける避けないなどそれ以前の問題で。
「避けられない魔術の前に、速さなど無意味!」
 そう、避けれないのだ。この剣は、絶対に……刺さる。
「ぐぅっ!?」
「さぁ、頂こうか」
 そして串刺しにすれば、後はその血を吸うのみ。……しかし、ウインドゼファーはその剣をすぐさま引き抜いた。
「まだです、まだ終わりません!」
 ……厳しい戦いになりそうだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルーナ・セリオン
風というのは自由に吹き遊ぶもの、彼女のように立場や使命に縛られた身では難しいんじゃないかな?

そんな問答はさておき本題だ。
ワタシは見るからに速度重視だからね、まずはUCによる周囲への無差別攻撃を以って足場を崩してくるだろう。

だがワタシが足場が無い程度で動けなくなるとは思ってほしくはないね。
【武器改造】により飛行能力を持った脚部ガジェットで対抗しつつ、
さらに崩れていく足場や敵を【ジャンプ】や【踏みつけ】で利用して立ち回ってやろうじゃないか。
とはいえ敵のほうが速そうだし魔力残量の問題もある。
【ダッシュ】に【武器受け】、【見切り】も交え敵の攻撃を躱した隙にUCを叩き込む短期決戦狙いでやらせてもらうよ。


リズ・ルシーズ
アドリブ・連携歓迎だよ

【SPD】

風に逆らわなければ!

高分子ワイヤーを地面に放ち、ワイヤーを基点に【空中戦・ロープワーク】で宙に浮きつつ凧の様に暴風に流されて【レボリューション・ストーム】の効果範囲外まで吹き飛ばされるよ

(効果範囲外でワイヤーを切って)この距離までは暴風も届かないよね!

距離を取ったまま近付かれる前に【スナイパー】として、【レグナント】を使い長距離狙撃銃を召喚して、HEAT弾を装填して衝撃【属性攻撃】の遠距離狙撃で攻撃だね

他に戦闘中の猟兵がいれば、遠距離から【援護射撃】して攻撃までの【時間稼ぎ】を手伝うよ

遠くからの攻撃だけど、卑怯なんていわないよね?



「風というのは自由に吹き遊ぶものだ、立場や使命に縛られた身では難しいんじゃないかな?」
「そんな、訳……!」
 続いてやってきたのはルーナ。
「私は風になれた筈だ、しかしなれなかった。でも、今なら……なれる!」
 そう言うと、先ほどとは比べ物にならない暴風が周囲へと吹き荒れる。
「足場が無ければ……」
「ワタシが足場が無い程度で動けなくなるとは思ってほしくはないね、全く」
 そう、彼女は脚部ガジェットをさり気なく改造して、飛べるようにしていたのだ。しかし、風に巻き込まれたのは一人だけではなかった。
「っく、風に逆らわなければ!」
 巻き込まれたのは後ろからやってきたリズ。しかしその風を利用する事にしたらしい。
「バラバラになっても、上手く纏めれば……いける!」
 ワイヤーで、いくつかの足場を纏める。その瞬間、暴風が吹き荒れてリズを飛ばしていく。
「ふむ、やるじゃないか」
「この距離までは暴風も届かないよね!」
 一気に距離を離したリズと、上手く、風を乗りこなすルーナ。
「く、ぅっ、小癪な……でも、近づけば……」
「おっと、それならボクは近付かれる前にやるだけ、だよ!……アーカイブ接続、解析、最適化!」
 リズが使用したのはRe-Gnant。一瞬手元が光ったと思うと、長距離狙撃銃が召喚される。しかも、そこに装填されているのは所謂ヒート弾。
「そこだ!」
 一射絶命、ウインドゼファーを狙撃していく。しかしよく考えれば、風に火を注ぐのだから……。
「っく、熱い……!」
 一気に風が火の竜巻のようになる。その隙をルーナは逃さなかった!
「全種リミッター解除、レイライン配置を"輝きの向こう側へ"モードへシフト」
 脚部ガシェットの残りの機能を解放していく。
「文字通りの全速力で決めるとしようか──!」
 一度風に乗り高所へと飛んでいたルーナは、そのまま一気にウインドゼファーへと矢のような超高速の飛び蹴りを放つ。
 しかも風は火を纏っていたのだから、その火が飛び蹴りに追加されていく。
「ぐ、はぁ!?」
 花の地面を転がるウィンドゼファー。しかし、立ち上がれるだけまだ余裕はありそうだ。どんどん行け!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

モース・レフレクソン
速さ…
先制攻撃を必ずされてしまうというのは痛いが……「痛いだけ」だな
風を纏い、吹き飛ばすなり突進するなりするがいい。

装備でファランクスシールドを装備、さらにユーベルコード【孤独なる要塞】で強固かつ暴風に対しても耐えれる重装備で対応してやるぞ…。
そしてMinigunを乱射して挑発してやる…

突っ込んできて近接戦をしてきても攻撃はわざと受け止めてガッチリ掴んで動けなくしてアームグレネードランチャーをゼロ距離でぶちこんでやる。
その際に保険でフックショットをぶち込んで、逃げられてもワイヤーが繋がった状態で身動き取れないようにしてやろうか。
逃がさん…逃がさんぞ…

速さだけで戦いが出来ると思うなよ…


エコリアチ・ヤエ
イセッタの説明が雑だったがなんか強力したくなっちまった。さて、俺は肉弾戦は得意じゃないんでな、すこし頭使って戦うとするか。
敵の初撃は覚悟をもって激痛耐性で凌ぐ。もし見切りで回避できそうなら直撃は避けるぜ。
その後ファイブエレメンツソードを敵に向かって飛ばすがこれはフェイントだ。本命は鉄製タロットカード。念動力で操り投擲、飛来してくる敵のスピードをもってしてこれで斬りつける。互いに向かうスピードで殺傷力は増すことだろう。二度三度と傷口をえぐるようにアイテムを用いて攻撃。
だが俺自身も傷を受けて動けなくなった場合は戦場の亡霊にて再復活。
死ぬ気はないがギリギリまで頑張って戦うぜ。
[アドリブ・連携可]



「さて、俺は肉弾戦は得意じゃないんでな……少し、頭使って戦うとするか」
 飛ばされた花の足場が再び元に戻った時、その地へ降りたはエコリアチ。
「頭が良くても、速さの前では無意味です!」
 クラウチングスタートのような構えから、急に消えたかというスピードで飛ぶように駆け抜けていく。
 フルスロットル・ゼファー。速くなりたいという欲望と共に、その欲望で手に入れた速さで、一気に迫る。
(くっ、これは……何とか凌げば、戦場の亡霊まで持っていけるだろ……!)
 腕を交差し、瀕死まで持っていかれる事を覚悟して防御の構えをするエコリアチ。対して車輪剣を振るい重たい一撃を与えようとするウィンドゼファー。
 ……だが。
「その程度……」
 目の前に出てきたのはモース。強固なファランクスシールドを前に構え、さらに自らのユーベルコード、孤独なる要塞が全身を対物理超重装甲兵装に変えていく。あっという間に絶対防御の構えが完了し、その剣を弾いて通さない。
「痛いだけ、だな」
「っ……増援か、これは助かるぜ……!」
 これにはギリギリの戦いすら覚悟していたエコリアチも、上手く助けられる。
「……硬い、ですね……」
 その後直ぐに兵装を解除すれば、その剣を掴んで手前へと引っ張る。
「この様子じゃ牽制も不要だな……さっさと喰らえ」
 残った片手を変形させて出てきたのは、グレネードランチャー。こういう物は直撃しないと大ダメージは期待出来ないが、捕まえてゼロ距離ではそんな事は関係ない。
 一発放てば、その絶大な威力をもって吹き飛ぶ両者。しかしモースは抜かりない。
「っ、体が、引っ張られて……!」
「逃がさん……逃がさんぞ……」
 フックショットでがっちりとホールド。そこに一発、
「よっ、と。俺も負けてられねえ、な!」
 と、後ろからエコリアチが援護と言わんばかりに思い切りファイブエレメンツソードを投げる。
「っく、これ位!」
 しかし、体を捻って避けられてしまう。が、それこそが狙いだった。
「おっと……引っ張られているのを忘れたか……?」
 まずはモースが一気に引っかけていたフックショットを引っ張る。回避に集中していたウインドゼファーは踵の車輪もあってか簡単に引っ張られ、更に。
「これで、どうだ!」
 チャンスとばかりにエコリアチが再び投げたのは鉄製タロットカード。しかも外さないように、念動力で上手く操作している。
 投げた勢いに引っ張られた勢い。二つが合わさった一撃は、ウインドゼファーにも見事に刺さる。
 それだけではない。タロットカードは七十八枚一組。
「どんどん行くぜ!」
 その出来た傷口を狙ってタロットカードを何枚も投擲していく。しかも念動力のお陰で狙いは外さない。
 どんどんと抉られる傷口。だが、ウインドゼファーも負けじとフックショットを上手く外して一度下がる。
 しかし、二人の活躍もあってか、ボロボロのウインドゼファー。この戦いにも、終止符を打てるか。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

暮陽・黎明
アドリブ連携歓迎
竜巻を放てるほどの高速回転なんだろー?
裏を返せば空中を舞ってる花びらがそこから発生する風圧にまみれておかしな挙動を取るはずだなー。ってことで、花びらの動きに注視(情報収集)して奴さんの攻撃を見切り、第六感も合わせて全力で攻撃に合わせ武器受け、カウンターを図るぞ。避けたり受けれなくても万が一に備えオーラ防御は展開しとこうか。
カウンターは怪力、戦闘知識、鎧無視攻撃、鎧砕き、2回攻撃な。
カウンターで一撃当てられればそのままUCだ。奴さんを黎薄世界に捕らえてそのまま近接戦にもつれ込ませ、カウンターで使った技能を妖剣で使って滅多打ちだな。あとに来る猟兵達の強化にも繋げられて一石二鳥だ。



「ん、奴さんもう瀕死だなー?なら、このまま押し切るだけだなー」
「っく、ここまで追い込まれるとは……」
 上からやってきたのは黎明。
「でも、諦めません!」
 と、一気に全身の車輪を、最後の力を持って回し始める。
「凄い風だなー、竜巻を放てるほどの高速回転なんだろー?」
 しかし、その視線はキチンと見るべきところを見ていた。それは、花弁の動き。
 ウインドゼファーが少しでもおかしい行動をすれば、花弁の動きは変わる。その読み通りに花弁の動きを見れば、剣の軌道もとても見やすい。
 しかも車輪剣は見た目通りの重量がある訳だから、竜巻を纏っていようが剣の軌道が簡単に変わる事は無いのだ。これなら妖刀で受けて敵の攻撃に当たらないようにする余裕が出来る。
「なーんだ、これなら簡単だな?」
「全部受けられてる……それなら押し切るまで!」
 上から振り下ろすように剣を振るうウインドゼファー。だが、逆に黎明に対して余裕を作らせてしまう事になる。
「甘いんだよなー……」
 実際に隙が大きく、甘すぎる。風しかなく速さも使っていないなら、そこに一気に柄でまず殴るように一撃を入れる。
「しまっ――」
 これまでの傷もあり、よろけるウインドゼファー。しかしそれでも容赦はしない。
「五ノ刻、黎明。十七ノ刻、薄暮」
 そのよろけた隙に、目を閉じ一気に詠唱を唱えていく。
「始り、終わりの交わり、来たりて――」
 そして、目を開き、その手へと力を込める。
「堕ちよ、黎薄創造!」
 そのまま妖剣を振り下ろせば、ウインドゼファーの体は斬り裂かれていく。
「少しは……時間を、稼げましたか、ね……」
 そして黎明の後ろには、黎明と薄暮の混ざったような空が広がっていたが、やがて元へと戻っていった。
「……次だ!」
 しかし、もう時間が無い今、ここに留まる理由もない。一体倒されようとも、まだ躯の海から蘇ってくるからだ。そうでなくても、まだ後ろにドン・フリーダムが居る。
 ……ここでの用は済んだ。ならば、次へ急がねば。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月22日


挿絵イラスト