バトルオブフラワーズ⑩~見栄えに心奮わせて!
●バトルオブフラワーズ⑩~見栄えに心奮わせて!
「みんな、『ザ・ステージ』の制圧作戦に協力してくれて、本当にありがとう。今日も又、なんだけど……協力して欲しいんだ」
と、双葉・翔は、猟兵達に感謝の言葉と共に。
「みんなの尽力のお陰で、『システム・フラワーズ』の第一の関門も突破出来て、第二の関門が開いた様なんだ」
「『システム・フラワーズ』の第二の関門だけど、可愛い、カッコイイ、凄い……そんな『エモい』ものに感動する『カワイイ怪人『ラビットバニー』』という幹部怪人の一人が守っているんだ」
「この『ラビットバニー』の厄介な点は一つ……『絶対無敵バリア』というユーベルコードでその身を守っている様なんだ。この絶対無敵バリアは、全ての攻撃を無効化する、という厄介な防御手段なんだよね」
「でも、この『絶対無敵バリア』を解除出来る方法が一つだけあるんだ。それが……いわゆる『エモい』光景を目撃させる事。どうやら『ラビットバニー』は、『エモい』光景を目撃すると、集中が途切れてバリアが解除されてしまう様なんだ」
「だから、みんなにはラビットバニーに『エモい』光景を披露し、そのバリアが解除された所に強力な一撃を叩きつける……と言う事を繰り返し、ラビットバニーを倒してきて欲しいんだよ!」
そして、翔は最後に。
「『エモい』光景を見たとしても、彼女は『幹部怪人』の一人であるのは間違いないから、強敵なのは間違いないと思う。でも、みんなの『エモい』光景で、彼女の対峙を宜しく頼むね!」
と、グリモアを手に、送り出して行くのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
30番目のシナリオ。
第二の関門『ラビットバニー』が登場です。
ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。
なので、エモい行動をした上で、効果的な攻撃等をしないと中々倒れない……という事になる可能性がかなり高いのでご注意下さい。
又、基本的にはこのシナリオはプレイング毎に個別返却になる予定です。
連携して『エモい』シーンを演出する事も可能ですが、相手のプレイングも出来れば同日に出して戴ける様御願いします。(日付が違うと、どちらも不採用で返却となる可能性もあります)
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 ボス戦
『カワイイ怪人『ラビットバニー』』
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POW : 赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:和狸56
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
片桐・公明
相変わらず仲の悪い分身と本体
闇雲に刀を振るい攻撃する分身
すべて防がれ逆に弾かれてしまう
分「うっとうしいバリアだな!!」
唐突に分身の唇を奪う本体
分「…!!いきなり何すんだよ。」
本「諸葛流の愛情表現よ。それより力を貸して」
拳銃[Mathem842]を分身に差し出す本体
分「…いいのかよ。これをあたしに預けて。」
本「いいわけないでしょ。でもこれが最適解なのはあなただって理解しているでしょ。」
分「…いいぜ。あたしも気に喰わないけど、今だけ協力してやらぁ」
二人でUC「紅蓮『赤壁乃業火』」を放つ
分「あたしが導くは計算された黒き焔」
本「わたしが放つは歴史に基づいた紅き焔」
『防げるものなら防いで見なさい!!』
『ふふふ……さぁ、楽しい時間の始まりかしら?』
不敵に微笑む、『カワイイ怪人『ラビットバニー』』。
そんな彼女の前に立つ片桐・公明は、一度目を閉じ、精神を集中させると。
「これは決して私ではない。だけどもどうしようもなく自分自身なのだ」
と、ユーベルコードを発動させると……その刀身から、闇の分身体が現れる。
「何だこいつ……取り敢えずコイツをこの刀の錆にしてやりゃいいのか?」
と言い放つ。
対するラビットバニーは。
『ふふふ。ほらほら、攻撃してきていいのよぉ? ぜーんぶ、弾いてあげる』
「ほう……面白い、やってやるよ!」
敵の挑発に乗り、刀を振り薙ぐ分身。
しかし、ラビットバニーの完全防御にカキンッと弾かれる。
「言ったでしょ! こいつはエモい行動をしないと全て防御されるのよ!」
公明が警告するが、分身は一撃、二撃、と刀撃の応酬。
当然全て弾かれ、何一つとしてダメージを与えられない。
「本当、うっとうしいバリアだな!! おい、サポートしろ!」
と、公明の横まで一旦下がる分身……と、その瞬間。
唐突に、分身の唇に唇を重ねる公明。
「……!! いきなり何すんだよ!!」
顔を赤くし叫ぶ分身に対し、公明は。
「諸葛流の愛情表現よ。それより私に力を貸して」
と言うと共に、拳銃[Mathem82]を分身に渡す。
「……いいのかよ、これをあたしに預けて」
「いいわけないでしょ。でもこれが最適解なのは、あなただって理解しているでしょ?」
「……いいぜ、ま、あたしも気に喰わないけど、今だけ協力してやらぁ……ほら、遅れるなよ!」
戦友、そして喧嘩越しながらも、息の合った掛け合い。
それを聞いたラビットバニーは。
『う、美しいわねっ! 戦場に生える友情!! 』
どうやら、その光景にエモさを感じた様で……その身を守っていた完全ガードが解ける。
そして、防御が解けたその隙を突いて、公明とその分身が左右に散り、タイミングを合わせた一斉掃射で、確実にラビットバニーの体力を削るのである。
大成功
🔵🔵🔵
モース・レフレクソン
【目的】
「エモい」とは何なのか解明しながら戦う
【行動】
え……エモ…?何だそれは……調べてみてもハッキリとした説明が載っていない…。感動させればいいと言うのはわかったが…くっ…とにかくやってみるか。
敵のバリアを利用してやる…俺のユーベルコード【蒼炎放射】で身体中から青い炎を全力で出し、相手にぶつける…
そして相手のバリアにぶつかるだろうがそれでいい。そうすると眼前に青い炎が花のように広がるだろう…
自分で言うのもなんだが…青い炎って珍しいし結構綺麗……………なはず
その一方で、モース・レフレクソンは。
「え……エモ……? 何だそれは……」
翔から聞いた『ラビットバニー』の倒し方に、眉を顰める。
そして、先の公明が仕掛けたエモい展開を目の当たりにするも……。
「分からない……何だこれは……調べてみても、ハッキリとした説明がない……感動させればいいと言うのは解ったが……」
悩みをぐるぐると口にするモースだが……その間に。
『あはは。さぁ、次は貴方が相手かしらぁ?』
と笑いながら、接近し、攻撃。
その攻撃を受け止めながら、モースは。
「っ……とにかくやってみるか」
と自分に言い聞かせるようにして。
「さぁ……塵になれっ……!」
と、己の体から青い炎を放射する『蒼炎放射』。
『綺麗な青い炎ねぇ……うふふ♪』
と、何処か嬉しそうなラビットバニー。
彼女のバリアに青い炎がぶつかり、青い火花が二人の間に舞踊る。
「……これが、俺の……魂の炎……だ?」
少々疑問形だけど、格好良く決めてみるモース。
……その言葉に、クスクスッ、と笑みを浮かべたラビットバニー。
そんな、モースの攻撃は、多少ではあるがラビットバニーを傷付けた。
成功
🔵🔵🔴
胡・翠蘭
エモい…なんとも、個人の嗜好に左右されそうな感情と言いますか…
…悩んでいても仕方がありませんわ
…あまり気乗りしませんが、友人が「エモい」と呟いていた漫画のシーンの再現をいたしましょう
まずはUCで白鈴を呼び出しましょう
「ほな、いきましょか…えらい可愛らしい御嬢さんやけど堪忍なぁ」
「…無駄口はいらないわ、いいから私を手伝いなさいな」
「相変わらずつれない娘ぉやわぁ…うちはこんなに想てるのに」
「…もう」
双子同士の、片方の溺愛と片方のそっけなさ…からの実は互いに仲睦まじい、というものを演じてみましょう
…白鈴は素でしょうが…
バリアが消えれば、白鈴に敵を捕縛させて、わたくしは鋼糸や記憶消去銃で攻撃しますわ
そして、続いて『ラビットバニー』に仕掛けるは、胡・翠蘭。
「エモい……なんとも、個人の嗜好に左右されそうな感情と言いますか……そんなので防御を崩すという性質の敵というのは、今迄に聞いた事有りませんでしたわね」
と、顎に手を当てる。
だが……そんな『ラビットバニー』の目の前で、エモいシーンを演出しなければ、彼女に一方的に潰されてしまう訳で。
「……仕方ありませんわね。あまり気乗りしませんが、わたくしの友人が「エモい」と呟いていた、漫画のシーンの再現を致しましょうか……」
と言いつつ、翠蘭は取りあえず、『ラビットバニー』に牽制攻撃し、注意を惹きつける。
『次は貴女ねぇ? 愉しませてくれるのかしら?』
と笑う彼女の前で。
「『白鈴』……手伝って戴けますか?」
と『邪神解放』を発動。
すると、彼女の横に、翠蘭と瓜二つの女性が姿を現わす。
二人並び対峙すると、その瓜二つの女性は。
「ほな、いきましょか……えらい可愛らしい御嬢さんやけど堪忍なぁ」
と笑う彼女に対し、翠蘭は。
「……無駄口はいらないわ。いいから私を手伝いなさいな」
「相変わらずつれない娘ぉやわぁ……うちはこんなに想てるのに」
「……もう」
軽く頬を染める翠蘭。
……瓜二つの女性二人が、ツンデレと仲睦まじさを滲ませる対応。
『あらあらぁ……いいわ、いいわねぇ!! 本当は嫌いじゃないのに、嫌いを振る舞って興を惹くだなんて、いいわぁ!!』
イヤンイヤンと身悶えする『ラビットバニー』……当然、そんな彼女の完全防御は解除される訳で。
「さぁ、行きなさい」
と翠蘭の指示に妖艶に微笑み、ラビットバニーを捕縛。
そこに、更に翠蘭が鋼糸を放出し、縛り上げた上での連携攻撃で、確実に彼女の体力を削り取って行くのであった。
大成功
🔵🔵🔵
カーニンヒェン・ボーゲン
魔導書を手にUC:アザゼルを呼びます。
いつも通り、風の矢を以ての射撃『だけ』を指示。
一筋縄ではいかぬ様子ですが、効かずとも攻撃され続ければ鬱陶しいでしょう。
敵の迎撃を誘います。
その上で、アザゼルへの攻撃はこのジジイめがなんとしても庇いきりましょう。
強敵とは重々承知。UCのアザゼルには、苦痛も感慨もないのやも知れませんが。
このジジイめが思いつく手としては、精一杯なのです…。
何があっても魔導書は手放しませんし、この書自体が友の形見の様なものですから汚したくもありません。
が、それは敵にもアザゼルにも関係のない事。
しかしもし、アザゼルも私を庇ってくれるなら…それは反撃の狼煙となり得るやも知れませんな。
そして、数多の猟兵達のエモい行動に感動しつつ、体力を削られ続けた『ラビットバニー』。
かなりボロボロにはなっているが……。
『大丈夫、私は無敵なのよぉ!! この絶対無敵バリアさえあればねぇ!!』
と、決して弱った様子を見せない。
……そんな彼女の前にすっ、と進み出てきたのは、カーニンヒェン・ボーゲン。
「……ふむ」
帽子の下から、静かにラビットバニーを見つめ、息を吐く。
そして、流れる様な動きでその手の魔導書を開き。
「アザゼル、哀しき霊よ、我の横へ」
と、オブリビオン・アザゼルを呼び出す。
呼び出されたアザゼルは、カーニンヒェンに顔を向けると。
「アザゼル。いつもの通り、風の矢で彼女を射抜くのです」
と指示。
アザゼルはこくり、と頷き、風の矢を放ち、射撃する。
……が、対するラビットバニーは絶対無敵バリアで防御。
『どうしたのぉ? そんなの、全然エモくないじゃないのぉ。それじゃあ私を倒すだなんてムリムリっ!』
と『うさちゃんカンフーモード』に変身し、スピードと敏捷力を大幅に強化した上で、襲い掛かる。
勿論、攻撃のターゲットはアザゼル……だが。
「……っ!」
その身を乗り出し、アザゼルを庇ったのはカーニンヒェン。
それにアザゼルは、彼を気遣う様な素振りはない。
「アザゼル……貴方への攻撃は、このジジイめがなんとしても庇いきりましょう。だから、貴方は攻撃に集中なさい」
老体に響くダメージ……しかし、彼はアザゼルに期待を込める視線を向ける。
そして、その手の魔導書をしっかりと開き……アザゼルへ攻撃を改めて指示。
意思の疎通叶わずとも、身を呈し仲間を護るその光景。
『ふぅん……傷つきながらも、仲間を護る、って訳ねぇ……いいわ、熱い展開じゃないの!!』
目を蕩かす彼女……当然、鉄壁の防御であった、絶対無敵バリアも、併せて解除。
「さあ、アザゼル。今です……!」
と指示を与え……それを受けて、魔導書とアザゼルの体が僅かに瞬く。
力を得た彼は、渾身の風の矢を『ラビットバニー』の胸元に一射。
貫かれた心臓は、鼓動を止める……そして。
「さぁ、後もう一息……一気に畳みかけるのです……!」
と先ほどの傷痕を疼かせながら、カーニンヒェンはアザゼルを庇いながら、攻撃を継続。
沢山の風の矢が『ラビットバニー』に集中攻撃し……『ラビットバニー』は、悲鳴と共にその場から消失するのであった。
大成功
🔵🔵🔵