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バトルオブフラワーズ⑩〜emo!Emo!!EMO!!!

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #ラビットバニー

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●花の足場に薔薇とか百合とか食虫植物、混じってない?
 第二の関門、ラビットバニー!
 絶対無敵バリアを駆使する、超絶強い!カワイイ怪人だ!
 このままでは倒せない!そんな猟兵にお勧めの対策!それがこれ!『エモ』!
 かわいくて強くておっぱい大きいラビットバニー!そんな彼女の弱点はーー!エモ!
 彼女がエモいと思ったが最後、絶対無敵のバリアは一瞬だが解除をされる!
 但し油断召されるな!バリアが剥がれようと彼女はボス!そう簡単には、倒せないぞ!

●という夢を見たんだ。
「ぴよ」
 上記の事が書かれた看板の前で、ひよこを模したブラックタール、ケース・バイケースが首を傾げている。
 首を傾げながら、次の看板へと君たちを先導する。てちてち。
『ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
 絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
 ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。』
 次の看板へ移動する。
『ラビットバニーが「エモい」と感じる基準はかなりユルいです。ユルユルのユルです。
 SNSで流行る感じのは、大体エモですし、なんなら「よく見て?これエモじゃない?」と言われれば、勝手にエモを検出して、エモいと思うくらいにガバいです。(例:「よく見て?このカメ……エモくない?」「はわわ、甲羅エモ~~い!」等)あなたの思うエモでいい。エモは自由。』
 ぴよ。とひよこは頷いた。
 近くには服屋もある。
 君は着替えて行っても良いし、なんかのアイテムを持っていっても良いし、そのまま行っても勿論良い。
 ひよこは、少し移動をして、君の事を待っている。
 ひよこは!君を!待っている!!
 ひよこの所に移動すれば、準備が出来ていようといなかろうと、覚悟が決まっていようといなかろうと、なんにしろ転送が開始されるだろう。
 よーし!みんなー!エモって行こうな!


KS
 KSです。初めての戦争依頼です。
 あーしちゃんかわいいですよね。かわいい。
 なんか勝手にエモを感じるので、安心してPLかPCの思うエモを引っ提げて来て下さい。
 ただ、その、MSがポンコツなので、正統派かっこいいエモは、エモく書けない可能性が非常に高いです。ご注意ください。
 このシナリオは、低速運転です。戦争にどの程度貢献出来るかは分かりませんが、皆様のエモが見たいので、MSはがんばります!生暖かい目で、よろしくお願いします。
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第1章 ボス戦 『カワイイ怪人『ラビットバニー』』

POW   :    赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:和狸56

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

マルコ・トリガー
フーン、エモいねぇ
君の感情を揺さぶればいいの?
じゃあ、やってみようか

ボクの得物は銃
だから接近戦には向いてない
しかも君はスピードと反応速度が上がるんだろう?
【竜飛鳳舞】で立体的に跳びながら回避するのが精一杯だ

ギリギリまでおびき寄せてフェイントと第六感を駆使して回避
君の寿命が尽きるのが先か、ボクが倒れるのが先か
なんて言ってたら避けられない位置まで追い込まれたか
クッ…ここまでか…

なんてね、これを待ってたんだ
上目遣いでニヤリと笑う
接近戦は向いてない?
だからこそ燃えるでしょ?
一か八かの勝負ってやつ?
こういうのがエモいって言うの?
【錬成カミヤドリ】で銃を増やして零距離射撃
君との戦い、悪くなかったよ



●丁半いざや、喰い所

「君の感情を揺さぶればいいの?」
幼さを残す外見の、寒色色のヤドリガミ。マルコ・トリガー。
ん。とひとつ頷いた。
「じゃあ、やってみようか」
よーい ズドン。
それは古い短銃から放たれた熱の光線。力を溜めていたのか、普段よりも大きな光の束がバニーに向かう。
「そんなの!なんてことないっしょ!」
バニーは余裕綽々に、あちょーなんてポーズを取って走り出す。
よーい ドン。
レイザービームは絶対無敵バリアを前に光を屈して横へと流れ消えていく。
あっという間に距離を詰めたバニーは、それ見た事かと笑っていたかもしれない。不気味な頭に隠れているから、解らないが。
「さっき見た通り、ボクの得物は銃でさ。」

ユーベルコードを起動。トン、トトン。
踊る様に宙を蹴る。その真横で、バニーの拳が地面を抉る。
「あ!避けるなんてずるいしー!」
「ずるくないね。なにせ君はスピードも、反応速度も上がってるんだろ?」
リズムを刻む様にも見える歩調で空を蹴る。
ト、トトン。
バニーの蹴りが足元ギリギリを掠めて、宙が歪む音がした。
「接近戦が不得意なボクは、こうやって回避するのが精一杯だ。」
今の当たってたらやばかったな、なんて思いながら、マルコは縦横無尽にステップを踏む。時に距離を取りながら、時に大きく、たまにギリギリの動きで、宙が舞台の踊りは続く。

ズドン。再びの熱線銃。けれども無敵バリアに阻まれる。
「君の寿命が尽きるのが先か、ボクが倒れるのが先か、賭けてみるなんてどうだ?」
薄く、薄く、不敵に笑って銃に熱を溜めて行く。
「あーしと賭けるん?んん~~!でもでもあーし、ショタに手は出さない主義ィ!あと7年欲しかったしぃ~~!!」
大きく振るわれた拳を、第六感とフェイントを駆使して避ける。頬を掠めた衝撃が、白い肌に赤を引く。
「それに、賭けも何も、もうあーしの勝ちっしょ?」
嗤った気配。
マルコの避けた先には、壁。
避けられない。

焦った顔を見せる少年型のヤドリガミに、ころころ笑うウサギの頭。
「クッ……ここまでか……」
「じゃあね~ショタくん!でもまぁダンス?は楽しかったし~!」
トドメの一撃ぃ!と大きく振りかぶるバニー。
「なんてね。」
「へ?」
間抜けな声を出した彼女に、上目遣いでニヤリと笑う。
これを待っていたんだ。
「接近戦は向いてない?だからこそだよ。」
そこにロマンが在るんだ。
「一か八かの勝負ってやつ。分が悪ければ悪い程、挑まなくちゃ嘘になるだろ?」
宙へと現れる34本の短銃が、全てバニーを捉えて離さない。
空洞がまるで、熱を持った瞳の様だ。
それを背に、仁王で不敵に笑う少年の、賭けに勝ったと言わんばかりのその姿。

「んなっ!なん、効いて、効いてなんか、いなっ無理エモい~~~~~!!!!」
パァン!!!
絶対無敵バリアに亀裂が走る!
「今だ!」
ゴォと幾重にも重なった銃声が空を裂いて揺るがせる。
反響、重奏、単音。それはシンバルの音にも似た波数でもって、周囲を波立たせて消えていく。
「……君との戦い、悪く無かったよ。」
ふぅと息を吐く、煙が晴れたその先。
バニーは……

「いぃったいしぃーーーーー!!!でもでも今のめちゃエモ!!強気ショタ!!追い詰められても引き下がらない強ショタ!!!エモの塊っしょもぉ~~!!生で見られたのハッピーっしょこれ!!ラッキー!めちゃ怪我しちゃったけどこれはラッキー間違いなしっしょ!うん!!」

怪我を負って尚、健在!
流石はボス!!彼らの戦い始まったばかりだ!!!

成功 🔵​🔵​🔴​

六六六・たかし
【アドリブ歓迎】

エモ…つまりエモーショナルの感情を相手にぶつければいいってことだな。
ふん…簡単な話だ。
何故だと…?仕方ない答えてやろう。

この俺、たかしという男。その存在こそがそのままエモーショナルだからだ!!!!
つまり俺がその場にいるだけであいつはバリアを貼ることは不可能だ!!!!
あとは純粋なパワー勝負…!!ならば俺が負けることはないだろう。
なぜなら俺はたかしだから。

(チャリーン)(3枚のデビルメダルをドライバーにセットしていく)
相手は強敵だ…1枚じゃ足りないだろう…
ならば…全員で行くぞ「ざしきわらし」「かかし」「まなざし」…!!

デビル…!!!たかし…!!!!!スタイリッシュ!!!!!!!!



●まぁ、うん。たかしはエモいよね。

「なるほど。つまりエモーショナルの感情を相手にぶつければいいってことだな。」

エモーショナル:emotional

感情的、情緒的、感情に動かされやすい、などの意味の英語。エモーション(emotion)の形容詞形。
英語では「感情的な人」(emotional person)とか「感情的な判断」(emotional decision)のような言い方で用いられる。日本語でも英語をそのまま用いて「エモーショナルな判断」などのように言う場合がまれにある。 【実用日本語表現辞典】より。

つまりどういう事なのか。この言葉大雑把が過ぎるだろう。

「まぁ、簡単な話だ。」
たかしは動揺せず、静かに一歩を踏み出した。
バニーはその様子に、ちょっと怯む。
「な、なんでそんな事言えるし!簡単じゃないっしょ!激ムズっしょ!」
手をぶんぶんと振りながら抗議するバニーに、たかしは応える。
「何故、か。仕方ない教えてやろう。」

一拍の間。
バニーの息を飲む音が、マスクの下から聞こえたかもしれない。

「この俺!たかしという男!その存在こそがそのままエモーショナルだからだ!!!!」

堂々!!余りにも堂々とした宣言!!!流石たかしだ!!!!!

「つまり俺がこの場にいるだけで!!お前はバリアを貼ることは不可能!!そうだろう!!!」
堂々!!!
だがしかし!!それを否定する事は出来ない!何故なら彼がたかしだから!!!
「た、たかしって何!?まって!たかしってなに!?」
これにはバニーも動揺。思わず説明を求めてしまう。
「たかしはたかしだ。それ以上でも以下でもない。そして俺がたかしだ!!故にたかしだ!!!」
答えはシンプル。そして哲学だ。
「た、たかし……!?わ、わからないっしょ!そんなん誰にも分らないっしょ!?ごり押しじゃない!?」
「ごり押しかそうでないか等どうでもいい!何故なら俺はたかしだからな!!」
「たかしってなに!!?」
「たかしだ!!!!」
エモとたかしは、親和性が高かった。何故ならその言葉に含まれる意味合いが、驚くほどに多いのだ。
彼はたかしだ。という言葉と、彼はエモだ。という言葉の差異は、余りにも小さい。
故に、故にたかしはエモーショナルだ。なんかもうエモーショナルたかしだ。

エモーショナルたかしは拳を上げる。
「あとは純粋なパワー勝負!! ならば俺が負けることはないだろう。なぜなら俺はたかしだから。」
たかしとはなんなのか。
チャリンチャリンチャリンとデビルスロットドライバーにセットされていくデビルメダル!
「全員で、行くぞ!ざしきわらし、かかし、まなざし……!力を貸せ!!」
スロットスタート!!!
デケデケデケデケデケ
『仕方ないなぁ!』『おうさ!』『ええ。マスターたかし』
三者三様の声に合わせ、スロットは数字を止めて行く!
6 6 6 !!
ガキィン!!
「喰らえ!!デビル…!!!たかし…!!!!!スタイリッシュ!!!!!!!!」
三種の光が拳を覆う。
それは超高速で敵を穿ち続ける、悪魔の絶技。

「そ、そんなのあーしの無敵バリアの前じゃ無意味だし!!!なめんなし!!」
絶対無敵バリアを展開しようとするバニーは、しかし一瞬で動揺がその頭を覆う。
「なんっ!?えっ!?バリア張れない!?うっそ!!?」
そう。バニーの困惑も最もだ。
何故なら彼女の頭は、たかしの事をエモいと認識する前の状態なのだ。
彼女の頭がエモいと理解する前に、彼女の本能が、たかしと言う存在をエモと認定した。してしまったのだ。何故なら彼が、たかしだから。

「だから言っただろう。この俺、たかしという存在が、エモーショナルだとな。」

カンフーモードに入ったバニーと、ハイパースタイリッシュモードに入ったエモーショナルたかしとの戦いが、ここに幕を開ける。

が、その描写は各々のイメージにお任せをしよう。
何故ならバニーはボス。その強さはたかしでさえ、なんとか成功を取れるか取れないか、と言う程だったのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

シュガー・ラビット
アドリブ歓迎!性格はステシURL参照。彼女には親近感と興味を抱いてます

【目的】
仲良くなりたい!
(一緒に自撮りしたり、もふもふを堪能したり、SNSで盛りあがったり)

【対策】
能力強化には【メルティ☆キャラメル】を食べて対抗。使えるアイテムは全て使って応戦!

【行動】

「はじめまして!バニーちゃん。私はシュガーラビット!お揃いだね♪」

私は警戒心を解くためにフレンドリーに接するよ!UC発動させて一緒にもふもふに埋もれながら、自撮りしてSNSにあげたり好きな事/物を聞いたり聞かれたりして会話を弾ませるよ!

いっぱいお話できて楽しかった〜!ありがとー!またね。ってお別れしたいけど、戦闘になった時には全力で応戦!



●閑話休題。あるいは、猟兵が集うまでの時間。

ゆらり立ちはだかるラビットバニーの前に、次なる猟兵が送られてくる。
ぶんっと宙へと姿を現すグリモア。空を飛ぶやつかなぁ?まぁあーしなら楽勝っしょーなんて思いながら赤べこを構えるバニー。
しかし

「きゃぁ!?」

素っ頓狂な可愛らしい声が目の前で響く。
思わずマスクがかくんと傾ぐ、
「わ、わわ!なんで上から!?」
ひよこのグリモアが雑だったのだろう。
放り出されたシュガー・ラビットはわたわたと手を振りながら、けれどそれで飛べる訳も無く、床となっている花の群へと下半身から落ちていく。
ぽいん。ぽよん。どさっ!
「いたたー……び、びっくりしちゃったぁ~……」
よいしょ、と立ち上がる無害の権化とも思える姿に、バニーはたじろぐ。
え?これ攻撃していいの?駄目じゃない?
そもそも猟兵?バニーの混乱は続く。
「あ!えっと、はじめまして!バニーちゃん。わたしはシュガーラビット!お揃いだね♪」
態勢を、直しながらのご挨拶。
「え?あ、はじめまして?う、うん!はじめましてだし!へぇ~~、あんたもウサちゃんの名前なんだぁ!」
言いながら困惑するバニー。戦う気があるのか分からない。
いや、むしろ無いのでは?
「まぁでも?お揃いなの悪くないっていうかぁ?ウサギか~いいもんね!」
同調するバニーに、ぱぁ!と花の咲いた様な笑顔を見せるシュガー。

「うん!あのね、わたし、バニーちゃんもかわいいなぁって思うの!」
ほんとうよ!とふかふかの肉球をぎゅっと握ってバニーを見上げるロップイヤー。
かわいい。
バニーは思った。これはかわいいでは?護るべきかわいいでは?
何故もふもふと争わなければいけないのか。戦争とかどうでもよくない??

「はっ!だ、騙されないし!そうやって油断させたところで攻撃してくるつもりっしょ?あーしそういうのには詳しいし!」
ふんすっと大きな胸を張るバニー。

けれどシュガーは、ちがうのよ、と首を振る。
「わたし、バニーちゃんとおともだちになりたいの!」
あのね、あのね!とケータイを見せる。
「いっしょに自撮り、しよう!?」
いつもよりも口調が強くなってしまったのは、友達になれるか分からない者に、話しかける勇気からだろうか。
「……はぁ???あんた猟兵でしょ?それでいいの!?」
「えっ……いいかって言われると……ダメ……かも……」
垂れている耳がさらに下がった様にも見える落ち込み方をするシュガーに、慌てたのはバニーの方だった。
「ほ、ほらぁ!そしたらさ!戦お!ね!いや、あーしの無敵バリアは絶対無敵だから、あんたの攻撃とか通じないけどさ!」
「う……おともだち……」
「んんん~~~~~っ」
心臓を押さえるバニー。クリティカルの範囲が広いぞバニー。流石だバニー。

「わ、わかった。わかったし」
落ち着いて深呼吸。息を整える。
「あーし、友達になってあげる!だからそんなにしょんぼりすんなし!」
ね!ほら!とぶっきらぼうにも見える仕草で、差し出されたバニーの手。
ネイルに彩られたその手を、ふかふかの子猫の前足が握る。
ふかぁ ぷにぃ
「んんん~~~~~っ」
思わず上を見る。か~~~~わい~~~~~~っ

ふかふかの真っ白な毛に覆われた子猫の肉球は、しっとりとしていてあたたかい。外敵などいないかの様な柔らかさは、護られるべき存在のそれだ。
「そしたら、わたしのとっておき、見せてあげるね!」
にこにことユーベルコードを発動させるシュガーに、一瞬身構えるバニー。
やっぱり、と思う間も無く、その行動は脱力に変わる。
ふかっ ふかっ もふっ もふっ
周囲の無機物が有機物へと変わる。その有機物の存在。

まっしろきれいなアンゴラウサギ。もこもこの羊さん。もっふもっふのポメラニアン。
ふかふかあったかな生き物に囲まれて、にこにこしているシュガー・ラビット。

「みんなも呼ぶねぇ!あ、悪い子たちじゃないから、安心してね!」
さらに重ねるユーベルコード。
呼び出されたのは
「みんなー!おいで~♪」
にゃーんにゃーん ぴょん ぴょん ぴよっぴよぴよ
溢れるもふもふ。その様、楽園と言って過言無し。

「それでね、それでね。みんなで一緒に、撮りたいなって……」
もこもこの楽園に感極まっていたバニーの手を小さく引いて、シュガーはケータイを小さく見せる。
いいかな?だめかな?一緒に写れたら、うれしいの。
窺う様なその姿、いやーダメでしょ。クリティカルヒット待ったなし。
「い、良いに決まってるし~~!あーし自撮り棒持ってるから、めちゃ最高の一枚キメてやるし!!」
「やったぁ~~!!」
ぴょん!と跳ぶシュガーと、笑いながら肩を組む。
「イエーーイ!ポーズポーズ~!」「いぇ~い!」


この後二人はSNSを交換したり、撮った写真を交換したり、バズッた二人の写真に喜んだりしながら、別れの時を迎えた。

「いっぱいお話できて楽しかった~!ありがとー!」
グリモアが彼女を回収する様に、足元で光る。
「あーしも~!楽しかったしー!」
じゃあね!と手を振るバニーに、シュガーはまたね!と言葉を残して消えた。

ぽつん。一人残るバニーの前に、また新たなグリモアが光る。
世界が繋がる。今度こそ、敵に。

「……またね、なんてさぁ~」

お気楽が過ぎる。

「ま!あーしらが生きてて、この世界せーふくしちゃえばいいだけか!ラクショーラクショー!」

唸れ赤べこ。奮えよ拳。
カワイイ怪人ラビットバニーの奮迅は続く!

成功 🔵​🔵​🔴​

フィロメーラ・アステール
「よーし、最高にエモいのが来たぞ!」
なんたって幸運のSSR妖精!
レア度的に超エモい!
えっ、どこが幸運なのか聞きたい?

【黄昏翔ける黎明の流星】で証明だ!
幸運に守られ防御能力UP!
ラッキーなあたしに当てられるかな?

すると敵は命中か回数を重視してくるはず!
「ぬわー!?」と攻撃を受け吹っ飛ぶ事で、敵は「マジ笑えるんですけどー超エモい!」ってなる!

【オーラ防御】を展開し、吹っ飛ぶ【パフォーマンス】技術の受け身でダメージ減!
連続射撃なら射線を離れ爆風に身を隠す!
幸運の防御UPは『命中したが奇跡的に微ダメージ』って真相だー!
攻撃重視以外は耐えられるはず!

油断した所に【気合い】の【残像】【踏みつけ】で反撃だ!


エレクメトール・ナザーリフ
■準備
ホラーマスクを多数用意
ゾンビ、死神、グレイ、釘男、蝿男、スケキヨ等

エモ…い?キモいではなく?
こいつヤバいと思わせれば良いんですかね

敵がバリア展開後カンフーモードでの急接近時
タイミングを合わせ【早業】【変装】でホラーマスクを被り見せ付けます
グゲゲゲゲ(効果音)

バリア解除後は《幻影舞踏》で自分自身を想像
幻影もマスクを被り敵を挟撃します
幻影と共に別のマスクを被り直しながら【ダッシュ】で敵に接近
アスリート走りでエモさを演出します
ホラーテーマ曲も口遊みたいですね。テテンテェテテンとか

接近後は【零距離射撃】を喰らわせます
オ前ノ腸ヨコセェ、銃ウタセロォ

中々のエモ?です?……ヤバいのは間違いありませんが



●前準備。

ホラーマスクを多数見ながら、エレクメトールは首を傾げた。
「これは……エモ……い……?キモいではなく?」
しかし他に良さそうな物が見つからなかったし、ついでにエモというものについてもよく分かっていない彼女はホラーマスクをそのまま装着していく。
「つまりこれはあれですかね。こいつヤバいと思わせれば良いんですかね。まぁきっとそうでしょう。」
頷くと、取り外ししやすい場所にホラー装備を増やして行く。
仮装とかそういうレベルじゃない。ハロウィンも裸足で逃げだすその様は、明らかにヤバイ。本人が真面目な顔で選んだという事実もヤバイ。

そうしてエレクメトールはひよこに近付く。
「準備が整いました。さぁ送るが良いですよ。」
堂々佇むホラーマスク多数装着少女。

ひよこはびびって逃げた。

仕方ないからホラーマスクは服に仕込む形にして、ひよこを掴まえる為にエレクメトールはダッシュした。


●ちゃんと飛んで来た。

「む?かわいい女の子じゃぁ~ん!やっほ~!あーしと戦いに来たの~?」
きゃっきゃと手を振るバニーは知らない。そのかわいい女の子がヤバイという事を。
「ええ、世界の平和とかどうでもいいんですが、なにせ銃が撃ちたいので。」
頷きながら構えるエレクメトールに、バニーはうさちゃんカンフーモードを取る。
「いいよねそういうのぉ!あーしそういうのも好き~!」
元気に同意を返しながら、駆ける。

「でも美少女がズタボロになってる方が!エモいよねぇ!」
ね!!接近。その間、僅か数歩。

拳をその可愛らしい顔面に叩き込もうとしたその時、バニーが見たのは大きな青い瞳ではなく、柔らかな髪が揺れる幼さの残る顔でもなく、白い白い血の通わぬ白い、顔。
グゲゲゲゲゲッ
「ヒッ!!?」
思わず跳び退くバニーを追って、ジェイソンもといエレクメトールは猛然と走る。
その動揺を待っていたのだ!!
幻影舞踏で数を増やしたその姿!今度は蠅の頭となっている!
グゲゲゲゲ グゲゲゲゲ
「ひっこわっ!?なになに!?えっなに!!?」
拳を振るうもそれを避け、尚近接するホラーを纏う少女が二体。
完璧なフォームによるアスリート走りで、テーマソングを口ずさむグロテスクな面の少女が二体。
テテンテェンテテン テテンテェンテテン
ステレオ的に反響する口頭のサウンドが一層やばさを引き立てている。

零距離から兎頭に銃を突き付け、ホラーマスクは謳う様に口を揃えて口ずさむ。
「「オ前ノ腸ヲ ヨコセェ 銃ウタセロゥオーー」」
「ぴぎゃぁぁーーーー!!!」
頭を抱えて丸くなるバニー。その目には涙が浮かんでいたかもしれない。

それはバリアを破るに充分な感情の動きだっただろう。
それがエモ、と呼ばれる方向性であれば!!

ガギンッ
零距離の弾丸が弾かれる。

「うわあああぁぁん!!怖いっしょ!!こんなん恐怖映像っしょ!!猟兵がこんなヤバイとか聞いてないし!!!」
頭を抱えて駄々っ子の様にやだやだするバニーと、舌打ちするホラーマスク。

エモ、とは言葉に出来ない情動だ。
単純な感性で「恐怖」と表現出来るだけでは、バリアを破るには一手が足りない。

失敗か?と尚引き金を引こうとしたエレクトメールの耳に、声が聞こえた。

●閃光

「とおっりゃあああああ!!!!」
掛け声。
上空より現れるは流星。
バニーとエレクメトールとの間、尾を引き落ちる金の星。
「よーーし!!最高にエモいのが来たぞ!!!レア度最高SSR!幸運の妖精!つまり!私だぁ!!」
小さな胸を張る綺羅星のフェアリー、フィロメーラ・アステール。

体勢を立て直す様目配せされれば、エレクメトールは後ろへと跳ぶ。距離を取り、次の弾丸を込め、さらに高いダメージを狙い銃そのものを強化するその為に。

「私のどこが幸運SSRか聞きたいか?いいぞ!証明してみせよう!」
黄昏翔ける黎明の流星、フィロメーラの身体に光が集束する。
それは世界に届く星の光がまるで間近に有る様な錯覚を起こす程の、魔力。その力によって編み上げられた、視覚で捉えられるまでに纏められた幸運。それが光の正体だ。
「うおおおぉぉぉお!!」
気合でその馬鹿みたいな因果を操り身に寄せるフェアリーは、小さな身体に世界を一つ、抱え込んでいる様な存在感で空を切る。
狙うはバニー。その頭!

「あっまいし!!」
稼働音と共に、赤ベコの顔が流星に向く。
ズドン ズドン ズドン
直下型の地震がそこに起きたかの様な空気の揺れが、三度響く。
通常は一撃のみの赤ベコの頭が、三度射出されたのだ。

一撃目、回避。金の尾が揺れる。
二撃目、受け流す。纏うオーラを赤ベコが抉る。

三撃目 直撃。

「ぬわぁーーーーー!!!?」

低く重い爆撃と共に吹き飛ぶ綺羅星。光の尾を引き壁へと穿たれた姿を見て、バニーはケラケラと笑う。
「ん、ふふっwwwあははっ!チョーうける!!威勢だけは立派だったんですけどー!ww」
指の先に煙を捉えてお腹を抱えるその姿。
上がり揺れる暗い灰と火薬の匂い。その重いグレーを、光が穿つ。
現れたのは、流星、綺羅星、金の尾、幸運のフェアリー
フィロメーラ。
「どおっっせええい!!!!」
オーラ防御とパフォーマンスを駆使した受け身によりミサイルの直撃を受けて尚、軽傷という超幸運。その拳は弾丸の軌道でもって、バニーの頭を穿とうとする。

しかし!
ガギィンッと金属同士がかち合う様な音と共に、バリアにより阻まれる拳。
「だからぁ、そういうの効かないし!っせい!!」
命中力を上げた赤ベコの頭が、追尾機能と共に放たれる。

他人を笑う嘲笑。嘲りで表せる感情だけでは、エモに届かなかったのか。
そのバリアは健在だった。
フィロメーラの明るい夜空の綺麗な瞳が、大きく開く。

ミサイルが直撃するかと思われたその時、ズドン。重低音。爆風。
それは他の因果で炎を巻き上げ塵と化す。

「調子に乗るなってんですよ!これでも喰らいやがってください!」
撃ち落としたミサイルの煙が晴れるより速く、二人のエレクメールが駆けて行く。
ホラーマスク再びの、完璧なフォームによる疾走。
バニーの情動が揺れ動く。
「だからその顔怖いんだってばぁ!!」
グゲゲゲゲと奇声を上げながら、躊躇無く引き金を引くその姿、まさにパニックホラー!
バリアがその弾丸弾いた瞬間に、光が再びバリアへと拳を振るう。
「足りないなら!!足りるまで!叩くだけだ!」
だからそんなの効かないんだと、フェアリーの攻撃への情動が揺れる。
次から次へと繰り出される、感性の揺さぶりは、あれ?今これ恐怖?嘲り?焦り?ぶれる。揺れる。ズレる。

ぐらり。交じる。混じる。言葉に出来ない。
ああ、この感情は、泣きそうだ。苦しい。混乱は情動の名前を錯綜させ、得も言われぬ情動となって波を打つ。

エモい。

この状況、エモい。

片やホラーの銃撃。片や光のファンタジー。

同じ敵に向かい足掻いて、全力を尽くすその姿。こんな場所で無ければ、そもそも見れる事はなかっただろうちぐはぐな景色。

これを間近で見たこの感情の大波を、どう言葉で現したらいいんだろうか。

バキッ

ヒビが入る。

銃が鳴る。光が迫る。

対等だ。これで、殴り合いが出来るってもんだ。
ニヤリ笑うホラーマスクと、幸運纏う光の妖精。
オーケーこれからだ。こっからだ!!

第二ラウンドのゴングは、バリアが崩れた音と共に。
レディ!!!ファイ!!!!

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

依世・凪波
アドリブ◎

エモ?っていいな~って思うヤツなんだよなっ?
俺ちょっと覚えてきたぞっ!

腰からダガー取り出し見せびらかし
この前ドワーフのおっちゃんに作って貰った俺の新しいダガーの「イクシオン」!
真ん中の紫色のトルマリンがキラキラで綺麗だろ
あとコレも!
重力補助付の藍玉と揺らぐ真珠色の飛沫が煌めく波模様の銀細工「タラサ」を自慢
へへっ、どーだ~!俺のお宝達だぞっ
どっちもすげーキラキラだろっと両手に笑顔で胸を張り尻尾振る

動きが早いなら動けなくしてやれっ
野生の勘、早業、ロープワークで鉤縄を投擲し足へ絡め転倒狙い
イクシオンは綺麗なだけじゃなくって軽くて切れ味も凄いんだからなっ
【シーブズ・ギャンビット】でだまし討ち



●嵐あるいは恵の音。深く深く揺れ動く、星の鼓動。

「エモ?っていいな~って思うヤツなんだよなっ?なっ!俺ちょっと覚えてきたぞっ!」

えっへん!まだまだ幼い妖狐、依世凪波はそう言いながら胸を張る。

「おっ?もしかしてあーしのバリアを破る気満々?そうそう上手く行くわけないっしょ~?あーしの事なめるなし~!」
あちょーと手を上に荒ぶる鷹のポーズをキメるバニーに、てっこてっこと近付く凪波。

腰から綺麗なダガーを取り出し、高く掲げる。ぶんぶん!
「これ!この前ドワーフのおっちゃんに貰った俺の新しいダガー!かっこいいだろ!十字架の形ってさ、お守りにもなるんだっけ?あと、あとここ!真ん中のとこめっちゃ綺麗なんだ!見る?見ろって折角だ!」
にこにこと自慢されれば、バニーも興味を引かれてしまう。
ととと、っと近寄って来る。

「マジでマジで?見せてみ見せてみ?あーし目とかめっちゃ肥えてるから。マジでマジで」

中央に輝くトルマリン。紫色の電気石。雨と雷の神様の名前を貰ったダガーに、はめ込まれるに相応しい石は、武骨だが美しい装飾と共に短剣を飾る。

「イクシオンって言うんだ。でっかいドラゴン倒したから、その礼だって貰ったんだ。どうだ?すごいだろ?」

刃の面が長い特徴的な形のダガーを自慢げに持ちながらへへっと笑う少年の耳は、ぴんっと誇らしげに立っている。小さなドラゴンが、んきゅぁっと鳴いた。

「でっかいドラゴンって?どんなん?なんでそんなん退治したん?」
首を傾げるバニーに語る、A&Wでの依頼。その一端。

「ほほ~~~ん!少年すごいじゃ~~ん!そんなんやってたんだね~!まぁすごさなら?あーしも負けてないけど~?その実力は少し認めてやらなくもないっしょ!」
「だろ?そうだろ!じゃあコレも見せてやるよ!ほらコレ!」

掌に乗せたのは重力補助付きの銀細工。
「これはな、速く動くためのお守りなんだ。銀細工師の兄ちゃんに作ってもらった!綺麗だろ?」
波の飛沫は真珠色を纏い、藍の玉がきらきらと光る。
揺蕩う海を切り取った様な。幻想を形にした様な。その名
「タラサ。海の名前だって」

へ~~と感嘆を溢すバニー。感受性が豊かなのは誇って良い事。
「イイネ!そういうの!」
SNSのハートマークが押される様に、親指を立てるバニー。
「うん、あーしら欲しい物って勝手にコンコンで手に入るからさ、やっぱそういう努力の結晶?みたいなん、良いと思うよ!特にそれを持ってるのが少年だって言うのがね~~こう!冒険の欠片って感じでめっちゃエモいと思う!!」
あっ、今エモいって言った。
「あっ!?あーし今エモいって言った!!?」
パリーン!
バリアは破れた!!
「今だーー!!くらえイクシオン!!」
「キャーー!!やっちゃったしやっちゃったしーーー!!」

自ら手に入れた武器、装身具。
魂とも言える宝物。
それらが煌く戦闘は、どこか楽しそうにも映る。

カンフーモードのバニーと並ぶ速さでもって、少年は駆ける。
ちなみに服の上は脱いだ!!速くなるからね!!!

「はわわ青少年保護法にひっかかる!!着て少年!!服は大事だし!!」

成功 🔵​🔵​🔴​

花邨・八千代
なるほど、亀の甲羅でもエモっていうのが出るのか…。
なら!俺の!拾いものコレクションが火を噴くぜ!
括目しろよバニーちゃん!あとおっぱいか尻揉ませて!

◆自慢
今日は俺のお宝を持ってきたぞー!
でも全部持ってこれなかったんだよ、ごめんな。
すげーいっぱいあんだよ。

まずなー、これ!とある緑の王様の角!でっかくね?すごくね?
こいつすげー馬鹿なんだよ、暑いからって人のこと全裸にしようとすんだぜ。
それとなー、これ!ただの白レースに見えるだろ?
これの本体7.5mのドレスなんだぜ、やばいだろ。
他にはなー、氷の薔薇の葉とかマッスルアルパカの毛とか…。

あ、時間がねェ!?
とりあえず「怪力」とか乗せて【羅刹旋風】しとくわ!



●転送前

「なるほどな!それなら俺の!拾いものコレクションが火を噴くぜ!」
店員さんに一度団地へ送ってもらい、再びグリモアベースに戻ってきた八千代。
その手には、部屋から持ってきた拾いものコレクション。
「刮目しろよバニーちゃん!あとおっぱいか尻揉ませて!」
ぐっと拳を握りながらひよこに転送されて行く羅刹。
その目には、おっぱいか尻を揉むという強い意志が窺えた。

●転送後

「ってことで、今日は俺のお宝を持ってきたぞ!!」
どや顔で拾いものコレクションという名のお宝の数々を掲げる八千代。
「でもこれ、全部は持ってこれなかったんだよ、ごめんな。」
その謝罪はバニーにだったのか、それとも持っては来れなかった、棚の中の宝に対してだったのか。
「なにせすげーいっぱいあんだよ。」
両手では足りない、語るにも時が足りない。それらを思って笑う顔は、普段よりも僅か情報の量が多かったのだが……バニーはなにせ初対面。
それに気が付くことは無いのだ。
「まずなー、これ!」
ババンと出したのは角だ。ヘラジカの様な、それよりも複雑な造りをしている様な。それは王冠にも似た、何かを掬う様な角。
絶対無敵バリアを持っているが故に大丈夫だろーと油断しまくりのバニーちゃんは、ほほー?見して見して~~とほいほい近付く。
警戒心!ゼロ!!
「これな!とある緑の王様の角!でっかくね?すごくね?」
ほらほら、と見せるし、なんなら持たせてくれる。まるで缶詰の中身を自慢する子供だ。
「こいつさ、すげー馬鹿なんだよ。暑いからって人のこと全裸にしようとすんだぜ?」
思い出して笑う。嫌いでは無かったのが分かる顔。オブリビオンの話をしているというよりも、アホな旧友の事を語っているかの様な。
「私よりも弱い人間達が、この暑さで服なんて着てたら死んじまうって。本気で思ってたんだよ。馬鹿だよな。全裸にする以外にも方法山ほどあったろそれ。」
な?と同意を求められたバニーは、そうだね~と頷きながら角を返した。
「ま~アホだとは思うっしょそりゃ~」
思うらしい。同じオブリビオンでも同意して貰えない全裸。
何故なのか。全裸悪く無いって。皆脱ごうよ。
「でも、オブリビオンってそういうもんっしょ?しゃーないしゃーない」
けらけらと手をパタパタさせるバニー。
他には~?と八千代の持つ宝物を覗く。
「んっとなー、そしたらーーこれ!」
きらきらと光る白いレース生地が、八千代の手に握られている。
厚手の生地に、ちりばめられたスパンコール。
レースとは思えない力強い布に、思わず首を傾げるバニー。
「え?なにこれ?ただの白レースじゃないの?」
「そう見えるだろ?」
ドヤ顔で怪力持ちの鬼は笑う。
「これの本体、7.5mのドレスなんだぜ、やばいだろ?」
「7.5!?」
思わずオウム返しでそのドヤ顔を見てしまう。
にししと肩を震わせて、解説をする。まぁ聞けよ冒険譚。
「ドレスを着て行かなきゃいけねぇ依頼があってさ、一番強ぇドレス!って言ったら7.5mのドレスが出て来たんだわ。まぁ俺は強いから?余裕で着こなせたけどな!」
胸を張る八千代に、うっそバズりそうじゃんなにそれエモ~!と相槌を打っているバニー。あれ?もしかしてバリア解けてね?
だがしかしそんな無くなってるバリアの事は放っておいて話は進む。
「他にもあるぞー、これな、氷の薔薇の葉!」
「えっ、氷の薔薇とかあんの?」
「あとこっちはマッスルアルパカの毛!」
「あーー!知ってる知ってる!悪いやつらじゃないんだけど、元気すぎっしょあいつら!」
きゃっきゃと過去のきらきらは続く。

けれども、唐突に、けれども当たり前に、ブンッと空間が歪む気配。
グリモアが花の上に現れた。

「あ、やっべ時間がねェ!?」
慌てる八千代!これただ呑気にお喋りしに来ただけだ!!
「わりィなバニーちゃん!!俺、猟兵としてバニーちゃんと戦わなきゃいけねェんだわ!!」
「まーそこは知ってたし!別にいいっしょ!許す赦す~!まぁどーせあーしが勝つしね!」
怪力で持ち上げられた金棒が、まるで木製のバットかの様にぶんぶんと振り回される。
「俺としては、バニーちゃんのおっぱいか尻を揉むのに時間使いたかったんだけどなァ!!猟兵ってままならねェよちくしょう!!」
空気が割れる音を響かせながら、八千代が吠える。
ことん?と赤ベコと共に首を傾げるバニー。

「え?攻撃止めて揉む?」

「えっ??」

ぶおんぶおんと響いていた音がぴたりと止まる。
止まった。

……この後ちゃんとこの悪餓鬼が攻撃をしたのか、それともバニーちゃんとちょっとしたむふふをしたのか。

それはご想像にお任せしたい。
なんにしろ、苦戦した。

苦戦したのだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アンネリーゼ・ディンドルフ
◎SPD
「暑い日が続きますね。さて今日ご紹介する商品はこれです!」
アンネリーゼは徐にアイテムを取り出すと、声高に商品解説を始める

「この【ハンディエアコン】は、指に挟んで持てる程の超小型空調機器です。この1本で【冷暖房/除加湿/除菌/消臭】の機能があります。そしてなんと7色に光るんです」
「お値段1本1万円のところをなんと半額の5千円。今なら更にもう1本ついてお値段5千円。送料、手数料は無料です」

(エモくないですか?)

UCを発動
ラビットバニーの攻撃は【第六感】で【見切り】超反応の【逃げ足】で回避

バリアが解けたら超加速の【早業】による【2回攻撃】で矢を連射して圧倒的物量でダメージを与えようと試みる



●めっちゃ売れると思う。

ひよこのグリモアが展開され、ポンッと現れるアンネリーゼ。
深い海の色にも似た長い髪がふわりと浮いて、静かに落ちる。
身構えるバニーに、こほん、と場を整える様な咳をひとつ。

「暑い日が続きますね。さて今日ご紹介する商品はこれです!」

シンフォニアの美声で唐突に始まるは、ショッピングへの誘い。その口上であった。

ババン!
徐に取り出したるは鮮やかな色合いの棒である。
バニーは首を傾げた。
「え、なにそれ?サイリウム?」
いいえいいえと首を振るアンネリーゼ。その様子はどこか芝居ががって見える。
「そう見えるかもしれませんが、こちらなんとエアコンです。」
「エアコン!?そんなサイリウムサイズで!?」
「そうなんです!この【ハンディエアコン】は、指に挟んで持てる程の超小型空調機器!この一本で【冷暖房/除湿加湿/除菌/消臭】と様々な機能が搭載!」
「えっなにそれ完璧じゃん!?」
お?どうしたここはジャパン的なネットか?そんなツッコミがUDC出身がこの場に居たら聞こえたかもしれないテンションで会話は続く。
「そしてなんと」
「なんと?」
「7色に光るんです!」
「光るの!?!?サイリウム要らないじゃん!!」
「唐突な推しの出現にも対応可能なこのハンディエアコン!欲しいと思いませんか?」
そっと耳に手を当て、ちらっと様子を窺うアンネリーゼ。
はわわと口?に手を当て震えるバニー。
「ほ、ほしい~~~っ!でもでも待って!お高いんでしょう?」
心配そうに首を傾げるバニーに、アンネリーゼは輝く笑顔で応える。
「ご安心ください。このハンディエアコン、通常価格で1本なんと1万円!」
「えっ!そんなに高性能で!?」
相槌がパーフェクトである。
「そうです。しかし驚くのはこれからですよ!今回はなんと、提供価格を抑えに抑え……半額の5千円でのご提供となっております!」
「は、半額ーー!!?」
驚愕のラビットバニー!UDCの子供のお年玉で買えそうな金額!良いのかそれは!?安すぎではないだろうか!
「さらにさらに、ただ半額なのではありません!今なら追加でもう1本!このハンディクーラーが!もう1本ついての5千円です!」
「うっそ!?え!?いいのそんな!??」
「送料、手数料はなんと無料!」
「無料!?」
「もうこれはコールするしか無いでしょう! コールワードは E.M.O.I さあどうですか?エモいでしょうか!バニーさん!!さぁレッツコール!?」
「エモーーーい!!!」

言ってしまった。手を上げながら堂々コールしてしまった。
そりゃもう綺麗にバリアにひびが入った。っていうか砕け散った。

「ありがとうございます。それではこれより、感謝の出血大サービスへと移行です。今しばらくお付き合いを。」

ぐーきゅるる。かわいらしい、とは少し言えない大きな空腹を示す音が、電子空間へと響く。と同時に超加速でバニーへと矢を穿つアンネリーゼ。

涼やかな風が、ハンディエアコンから舞う。

咄嗟に回避するバニーを追い、連撃の矢が尽きぬ流星の如く花へと突き立ち舞い散らす。
宙へと浮く彩豊かな色相が、二人の視界を覆う。

いいや正しくは、覆われたのはバニーの視界だけだ。
なぜならアンネリーゼの手元からは、風が流れているのだから。

「ねぇやっぱそれ滅茶苦茶便利じゃない!!?」
あーしも欲しい!!
そんなバニーの声はしかし、お腹空いたと訴えて来る音には勝てなかった。

二人の戦いは、しばし続く!!

成功 🔵​🔵​🔴​

ラビット・ビット
【兎】
人がいた方がプレゼンが捗る!ので連れてきました
受けt…セリオスさんです!
では聞いてください
まず最初にこの人人じゃないです!実は流れ星と黒歌鳥の混ざりものです!
どういうことかって
それはですねぇ!この人10年ほど拐われて鳥籠で飼われてたんですがその間に死にました!
その死を見ていた黒歌鳥がお星様にお願いして人の形をとったのがこの人です!
何でそんな事したのか知りたいですか!?ですよね!
実はぁ!幼馴染みがいるんです朝空みたいな!檻の中で会いたいって言っていたのを黒歌鳥は見てたんですね!だからその幼馴染みに会う為に
その為だけに!人の姿をとったんです!
話で聞いただけで恋に落ちたと痛い痛い投げないで…!


セリオス・アリス
【兎】
※好きにしてください

とりあえず戦ってればいいって言われたが…それでホントに攻撃が通るのか?
まあいいか、物は試しだやってみよう
【望みを叶える呪い歌】を歌い速度を上げて初撃を回避
あとは全力でブチのめすだけ…っては?何言ってるんだあのうさぎ、いや確かに人じゃなくてダンピールだけど
なったことねえぞそんな混ざりもの!?
あ、ダメだ敵もアイツも話を聞かねえ!おいラビット!
ちげぇよお前じゃねえよ
って何でしってんだよこわっ!
言いながらもバリアが解けてるようなら剣を弄ぶように回転させて連続で
炎の属性を纏わせ斬撃で攻撃
更に攻撃を見切りかわしてカウンター
だからなんで幼馴染みまで…!
ああもうお前黙れ
ラビットを投擲



●その設定、エモさ150兆点。

「まってください、さっきのエアコン、欲しさがすごくないですか?推し色に光るエアコンやばくないですか?」
「どこで使うんだよその機能。いやまぁ、涼しいのは便利だろうけど。」
交代で戻って行った先をガン見する少年と、呆れた様に肩を竦めながら登場した夜色の青年。
「……で、俺はいつも通り戦ってればいいのか……?」
本当かよ。と半目でラビット・ビットを見るセリオスと、それにむふん!と胸を張るビットくん。
「んっふっふ~まぁまぁ僕に任せてくださいよ!今回はいつにも増して自身ありますから!!」
それはオブリビオンに対する対策への自信なのか?本当にそうなのか?セリオスは疑うが、やがて考える事をやめた。
もうなる様にしかならないだろう。何せ敵は目の前なのだ。

「なに?あーしとやるつもりなの?」
首を傾げた拍子にカタン、と揺れた兎頭は、かわいくもどこか無感情な瞳はやはり不気味に映るだろう。
何せ敵はオブリビオン。いくら可愛くても、いくらおっぱいが大きくても、脚が魅力的でも、話が分かる相手であろうと、人類の敵。悪なのだ。
そう例えおっぱいが大きくても、倒すべき敵なのだ。しかも滅茶苦茶強い。

「ああ、何せ俺達は、世界を救わなきゃならないんでな。」
ニッと笑って踏み込むセリオス。
今の台詞エモくない?と勝手に思うバニー。だがしかし、バリアは解かれない。どうやらエモが足りない様だ。
バニーは肩を竦めて赤ベコを構える。
「練乳?カラメル?なんにしろ、そんなの甘~~~い!!ってやつだしぃ!」
セリオスは歌う。それは、望みを叶える呪いの歌だ。
声は朗々電子を揺らす。大気を揺らす。瞬きの間にその身体へと願いは満ちる。
うさちゃんカンフーを発動させたバニーの拳を、上昇した速度でもって避ける黒鳥。避け際に肘を使った一撃を入れるが、それはバリアによって弾かれた。
「おい何やってんだラビット!攻撃効いてねぇぞ!?」
宙を見ていたビットくんが、はっとした顔で頭を振った。
「はっ!!敵を前にして不遜なセリオスさんに脳内図書館がフルバーストしていました!安心してください!これからですから!!」
何が!?とツッコミを入れようとしたセリオスを遮る様に、ビットくんは声を上げる。それは、拳を振るうバニーに向けて。

「バニーさん!聞いてください!僕とちょっとキャラ被ってるのはこの際置いて!聞いてください!!」
「かぶってないし!?言いがかりだし!」
ちょっと傷ついた声を上げたバニーだが、攻撃の手は止まらない。
それでも、どうやら声は届いている様だ。
「その人、受けなんです!!名前はセリオスって言います!」
突然の宣言。セリオスは何を言われているのか分からない。
「それではプレゼンを始めます!ご拝聴を!」
ガジェットショータイム!ビットくんのガジェットが展開され、プロジェクターとして作動する。
ブゥンと宙に映像が浮かんだ。
文字と、そして画像。

「まず最初に、その人、人じゃないです!」
お、おう。と攻撃を避けながら頷くセリオス。
「確かに、俺はダンピールだけども……」
「実はその人、流れ星と黒歌鳥の混ざりものなんです!」
映像に映し出される黒歌鳥の画像、生態系の解説。
「おい待て!なった事ねえぞそんな混ざりもの!!?」
そんなセリオスのツッコミも耳に入らず、思わず映像を見てしまうバニー!
「ま、マジで?え、いいの?そんな?はわわ……」
ちらっ ちらっ 映像を見ながらの攻撃は、セリオスが避けるのはたやすいだろう。
「お前ら俺の話聞く気ゼロか!?なんだよ流れ星と黒歌鳥の混ざりものって!?何をどうやったら生まれるんだよ!おい聞いてんのかラビット!!」
振り返るバニーちゃん。
「ちげぇよお前じゃねえよ!」

力強く腕を振るうビットくん。
「どういうことかって!?説明しましょう!」
プロジェクターの画像が変わる。

「この人、10年ほど拐われて鳥籠で飼われてたんですが!その間に死にました!」
死んでねえけど!?というツッコミはビットくんには届かない。あとバニーにも届いてない。
「その死を見ていた黒歌鳥が、お星様にお願いして人の形をとったのがこの人です!!」
プロジェクターには美しい絵柄でその場面が描き出されている。このアニメーション編集すげえ。
「なんで黒歌鳥がそんな事したのか知りたいですか!?」
「知りたーい!」
拳を上げるビットくんに釣られ、自らの手も無防備に上げてしまうバニー。
隙あり!だがしかし、絶対無敵バリアに弾かれセリオスの攻撃は届かない!流石だバニー!強いぞバニー!

「実はぁ!彼には幼馴染がいたんです!朝空みたいな!」
画像が幼馴染の物へと変わる。
輝く金の髪。空の様な蒼い瞳は、世界観の中では唯一の光にも見える。
絶望が満ちる世界、ダークセイヴァー。
その中に有って尚、いいやそんな世界だったからこそ、白い鎧に身を包む騎士は待ち望まれ続ける朝焼けの如く、輝いていた。
「おまっ、なんで幼馴染まで……!」
セリオスの疑問をスルーして、ビットくんの解説は続く。

「檻の中で会いたいって言っていたのを、黒歌鳥は見ていたんですね!」
ガジェットは檻の中で死に行く命が、鳥に願いを託す様を映し出す。
伸ばされる手が羽に触れ、黒い小さな鳥は夜空へと飛び立つ。

「だからその幼馴染に会う為に!その為だけに!人の形をとったんです!!」

えっなにそれもう恋じゃん……バニーはハラハラとプロジェクターに釘付けになっている。
あれ?バリアにヒビ入ってない?

「そう!恋です!セリオスさんのあの姿は恋によって形作られた物!美しいと思いませんか!?星空に似た瞳、夜を湛えた髪!そして希望の朝を現した幼馴染!交わる事の無い黒歌鳥が、星に願い身を捧げる事で完成したセリオス・アリスという姿!けれど籠の中で死んだ彼では無い事を、心に抱え続けなければいけない黒歌鳥!正体がバレてしまえば自分に笑顔を向ける幼馴染がどんな顔をするのか、きっと受けれ入れてはくれないだろうという苦しみを!セリオスさんは!抱えっいたたたた!!?」

頭を掴まれ、ぷらんと浮くビットくん。
ギチチチチッと頭からしてはいけない音がする?

「言い残した事は他にあるか?」
真剣な目で訊ねるセリオス。聞いてくれるだけ優しい。
優しさに溢れている。
「まってくださいなんで投擲の構えになってるんですか!?ほらバリア解けそう!解けそうですよ!?いたいですいたいです!」
っていうかもう解けてる。
「わーーーーっ!まって投げないでーーーー!!!言い残した事いっぱいあります!!特にこの話はこれから第二部に入っ」
「よーしもうお前黙れ」
ビットくんは投げられた。
空気が歪む音がした。と思えば、後から声が付いて来る。
「あああああぁぁぁーーーーーっ!!!!!」
ぶん投げられたビットくんはミサイルのごとくバニーちゃんへと直進していく。これに驚いたのはバニーちゃんの方だった。
「へぁっ!?えっうっそ!!?あれバリアなっ、ないよなーーーー!!エモかったもんなぁーーー!!!」
驚きで受け身を取るのが遅れたバニーちゃんの頭に、轟音と共に見事突き刺さるビットくん。
誘発され爆発する赤ベコキャノン。
轟音、爆音、衝撃波。
背を向けたセリオスの後ろから、爆風が夜色の髪を撫でる。
見上げた先には、電子の空が揺蕩っている。
太陽は見えない。ここに太陽は無い事なんて、知っているのに探してしまう。

「……さっさと戻るか。おいラビット、死んでるか?置いてっていいか?」
爆発跡から見える腕を引っ張れば、しくしくぶらーんと現れるビットくん。
「うっ、うっ、もっと推しの話がしたい人生でした……」
「生きてんじゃねぇか」
溜息ひとつ、荷物を抱えてセリオスは周囲を見渡す。

バニーの姿はもう見えない。
恐らくきっと、これで終わったんだろう。

「……結局爆発オチか……」
「まぁまぁ、それもエモってやつですよ」

結局エモってなんなんだ?というセリオスの問いに、ビットくんはけらけら笑う。解釈は人それぞれです。人には人のエモーション。

長い長い戦いも、ようやく終わりを迎え風が吹く。
本バニー戦!これにて閉幕!!

お付き合いありがとうございました!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月18日


挿絵イラスト