『バトルオブフラワーズ⑩〜ウサギに魅せつけろ』
「皆さんここまでお疲れ様です」
泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)は少々気が早いかもしれないとは思いつつも、猟兵達を労う言葉をかけた。
「…それでも、ここでやっと折り返しといったところだと思います、皆さんここで気を引き締めていきましょう」
…と、言ったところで星流は依頼の説明に入る為、愛用の箒を放り魔方陣を描かせた。
魔方陣の中にはウサギヘッドの被り物をした?ナイスバディな怪人の姿が映し出された。
「予兆で見た人や、他の猟兵から話を聞いたりしている人もいるかもしれないけど、コイツは『ラビットバニー』…能力は『絶対無敵バリア』…言葉の通り、物理・魔法…あらゆる攻撃を遮断するバリアで身を常時守っている…ぐらいの考えで良いと思う…で、これをどうにかする方法もすでに分かっている」
いったん言葉を区切って…、
「エモさだ」
聞きなれない言葉に、一部の話を知っている猟兵以外は頭に『?』の文字が浮かんでいそうな表情を浮かべていた。
「…で、僕も別のグリモア猟兵とかに聞いてみるとかして調べてみたところ、ラビットバニーの目を惹く惹き付ける行動や光景を見せれば良いらしいし、ラビットバニー自身も割りとそのあたりの基準?…がゆるいみたいだから…」
バリアの解除条件自体は難しくはない…と、
「ただ、彼女自身も戦闘能力が高いようで、純粋戦闘でも強敵だ…油断しないように…」
…と、告げた後、星流は少々穏やかな表情を浮かべて…、
「ところでみんな…どんな風に転送してほしい?」
星流の言葉に再び頭に『?』の文字を猟兵達は浮かべていた。
旅野文師
まずは再度確認として、コピペしてくれと指示があった内容を…
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ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。
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『エモいプレイング(仮称)』についてですが、これは極端に言うなら…、
『(基本的に)何をやっても構いません』
OPにて星流君が「~…どんな風に転送してほしい?」…と、言っていましたが、ラビットバニーの上空(どれほど高いか不明ですが)に転送してもらって、『バリアに肉弾特攻して血塗れになる』…でもOKです(仮に意図しないにせよ、プレイングの行動の重複があった場合、後の方は無かったことにします)
また…あくまでもエモさの演出…というなら、ユーベルコードなどで攻撃するのも可です(当然ですが、バリアで防御されるのでダメージは入りません、また単純にすごい攻撃を見せる…程度では『エモくありません』…あくまでも演出…+αを求めます)
当然ですがバリア解除に対するプレイングが無い場合は、他のどんなプレイングが優れていても厳しく対処します。
バリア解除後ですが、上記の三つのユーベルコードから『絶対無敵バリア展開後、』の部分を抜いた感じで行動させる予定です。
第1章 ボス戦
『カワイイ怪人『ラビットバニー』』
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POW : 赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:和狸56
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「それ…全然エモくない…」
『ちゅどーーーーん』(赤べこキャノン炸裂)
「あーた、あたま固いんじゃなーい?」
『ぼすっ!!どごぉっ!!』(カンフーモードでボコボコ)
「あ~…いまあーたすごくエモいってばぁ♪」
『(何か嬌声を上げてます)』(システム・フラワーズ制御ビームにより、足元の花が蔦と化して縛り上げられている)
「何…こんなのにモンキーやられたのぉ~?…マジ、信じられないんですけどぉ~?」
ラビットバニーはその被り物と思われる頭の表情が変わらないものの、かなり退屈・つまらない…などといった感覚で愚痴っていた。
「次に来る奴等はあーしの事、楽しませてくれるといーんだけどね」
鈴木・志乃
あーしのエモ基準、あーたと同じだといいんだけど(棒読み)
……暑いね、最近
もう夏みたい
グリモア猟兵さん
これ持ち込んでいいですか?
(大量の打ち上げ花火やロケット花火)
【パフォーマンス、オーラ防御】
いや私本気ですけど
ゲート通る時に花火と共に通過します(真顔)
そのままUCも含めて花火大会します
思い切り華々しく、楽しく元気よく!
空に大輪の華を咲かせましょう
バリア解除されたらUCの衝撃波で
どんどんなぎ払って物量で押しますね
歌も歌ってさらに歌唱の衝撃波攻撃
敵攻撃は武器受けからのカウンター
ダッシュ、スライディングで回避!
足場で止められそうになるなら
私の足元花火で燃やし続けておきますね
見惚れろ(願望)
「ん…まぁた、だれか来たのぉ~?」
ラビットバニーは転送ゲートが開く気配を感じ、そちらを見やる…
『ヒュルルルルウウウウゥゥゥゥ…』
転送ゲートから無数の飛来物がラビットバニーへと向かってくる。
「ふん…どうやらバリアを張る前にあーしを攻撃しようって考えだったんだろうけど、おそいおそい…」
余裕でその攻撃を受けるつもり…だった…のだが…
『ドドドドッッッッドーーーーーーーーン!!!!』
一瞬、炸裂弾か何かかとラビットバニーは思ったのだが、目の前に映るは大輪の花々…
…予想外の事に一瞬あっけにとられたという意味で目を奪われたが、次から次へと咲いては消える打ち上げ?花火そのものに心を奪われる頃
『ポンッ!!…ポンッ!!…ポンッ!!』
「何これ!?」
ラビットバニーの目に映ったのは…『先ほど敗退した瞬間の猟兵の姿』(先に敗れた猟兵の残留思念)…が弾けて消える様
「いっくよおおおおぉぉぉぉーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
『ボゴオオオオォォォォッッッッ!!!!!!!!』
花火に見入ってバリアが解除されたラビットバニーのボディに頭から突っ込んできた者がいた。
ラビットバニーは体をくの字に折り曲げて吹っ飛ばされた。
「一気にたたみかけるよっ!!!!」
歌唱攻撃による衝撃波の波状攻撃にてラビットバニーを攻撃
「あ~ん…もう何よ何よ何よ何よぉぉぉぉっっっっ!!!!」
ラビットバニーはもう訳が分からないと、ひとまず襲撃者へ赤べこキャノンを放つ…が、構えた時点で素早くラビットバニーの方向へダッシュ…スライディングで砲撃を回避した。
すかさずラビットバニーは【おはなハッキング】を使い、花を蔦化させて相手を締め上げようとしたが…
『ボオッ…メラメラメラメラ…』
襲撃者のいたところから急に炎が上がった。
炎の中から姿を見せるは、【意志の花(ファイアーワークス)】の変形か?…両手の指と指の間に花火を持って、足元の花を燃やしている鈴木・志乃(ブラック・f12101)だった。
「見惚れろおおおおぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!」
既に炎の中から両手に花火を持って立ち上がってくる…という光景だけでラビットバニーの『エモ値(仮称)』はリミットブレイクしていて、両手に花火を持って特攻してくる志乃を瞳に映しているのみで…
『ちゅどおおおおぉぉぉぉーーーーんんんん!!!!!!!!』
志乃はラビットバニーと共に思い切り華々しく、楽しく元気よく!…花火のように大輪の華を咲かせて散った
(注:どちらも死んでません…ラビットバニーは真っ黒焦げに…志乃さんは真っ白に燃え尽きました)
大成功
🔵🔵🔵
シリカ・シリウス
【Siri姉弟】で参加よ。
アドリブ、連携歓迎
行動:WIZ
厄介なバリアは何とかしてコイツの心を翻弄させればいいのね…!
シリル、私が教えた通りに可愛く演技してね!
私の可愛い弟の魅力を教えてエモらせてあげるわ!!
追加演出として【レインボーコロポコ】で虹ポコを適当に散らばせておくわ。
トコトコと花の上を歩いてるユニコーンモデルのコロポコも可愛い!
シリルと一緒だと魔法少女ものみたいでエモい!
バリアが解けたら先制攻撃のダメージもある事だし、回復に努めるわ。
足元の花で拘束が厄介だけど、私が囮になって出来るだけシリルに攻撃チャンスを与えられるようにするわ!
シリルが攻撃する為の【時間稼ぎ】になれればいいわ。
シリル・シリウス
【Siri姉弟】で参加します。
アドリブ、連携歓迎
行動:WIZ
お姉ちゃんに言われた通りに可愛い演技をしてうさぎさんにエモいって思わせてみます…!
無敵のバリアでも破る方法があるなら頑張ります…!
バーチャルウィッチ りるりる★です…!(恥じらいながら可愛い決めポーズ+ウインク)
りるりる★の魔法で…世界を平和にするの…です!
ユニコーンさんにも…世界を守るお手伝いしてもらいます…!
バリアが薄くなったら、【エレメンタル・スターダスト】で応戦です…!
【高速詠唱】で先に指先を狙ってお花を操れなくして【属性強化】と【全力魔法】で大ダメージを狙います…!
お花が邪魔になりそうなので火炎属性で【掃除】しちゃいます…
「厄介なバリアは何とかしてコイツの心を翻弄させればいいのね…!」
ラビットバニーを確認したシリカ・シリウス(バーチャルキャラクターの電脳魔術士・f01222)…と
「無敵のバリアでも破る方法があるなら頑張ります…!」
シリカの影に隠れるようにしてラビットバニーを恐る恐る見ているシリル・シリウス(バーチャルキャラクターのウィザード・f08436)
「はぁ~ん…今度はおじょーちゃん達があーしの相手をしてくれるわけぇ?」
真っ黒こげから復活したラビットバニーがその体躯を自慢げに二人に見せつけながら言う
「シリル、私が教えた通りに可愛く演技してね!」
「お姉ちゃんに言われた通りに可愛い演技をしてうさぎさんにエモいって思わせてみます…!」
シリルは勇気を振り絞って前に出ると…
「バーチャルウィッチ りるりる★です…!」
恥じらいながらウインクしながら可愛い決めポーズをするシリル
「りるりる★の魔法で…世界を平和にするの…です!」
ここでシリカが【レインボーコロポコ】を使いユニコーンモデルのコロポコを演出として出現させる…が…
「それで…?」
ラビットバニーが相変わらずの変わらぬ表情で一言
その反応に二人は踊ったり・(コロポコを)躍らせたりするが…
『しゅるるるるぅぅぅぅ……』
ラビットバニーは花を蔦化させ…踊っているシリルを宙吊りする
「まぁ…エモいっていえばエモいけど…ほとんど一発ゲーみたいなものだったしぃ~」
ラビットバニーのバリアを破るには、まだエモさが及んでいなかったようだ。
「じゃー妹ちゃんにはエモさを体に教えたげるね♪」
「わ…私の弟を放しなさいよっ!!!!」
行動に移ろうとしたラビットバニーの手が止まった。
「ごめん…今…何か『弟』って聞こえたんだけどー?あーしの聞き間違い?」
ラビットバニーの反応に、シリカはキョトンとして…
「シリルは…私の『弟』だけど?」
シリカの言葉を確認しようとするかのように…いや、事実したかったのかもしれない。
「ぼ…僕は…オトコノコですぅ~…」
逆さで宙吊り状態でスカートの裾を抑えて涙目で訴える姿は…どう見ても女の子にしか見えない…のだが、ここでラビットバニーの脳裏に先程の演技がフィードバックされ、『シリルがオトコノコ』という視点で見ていた。
「ナニソレ…スゴイヘンじゃね?…でも…なんか…すごいエモいっ!!!!」
バリア解除…それと同時に…
「シリルッ!!」
「ほ…ほしくんたち、お願いします!」
姉の声にシリルはエレメンタル・スターダストを発動…自身を縛っていた蔦を焼き切り…同時に周囲の花々を巻き込んでラビットバニーへ攻撃
「キャアアアアァァァァーーーー!!!!!!!!」
火炎の星形弾を受けて吹っ飛ばされる。
「シリルッ!!」
「だ…大丈夫だよお姉ちゃん…」
宙吊りから解放されて落下したシリルの身を案じるシリカだったが、問題はなさそうだった。
「あー…間違ってる…エモいけど…そんな可愛くて男の子だなんてさー…間違ってるじゃん」
シリルの攻撃から…ラビットバニーがブツブツと何か呟きながら立ち直ってきた。
「だから、あーたを捕まえて…ううん…あーた達二人とも捕まえて、きっちりメンテナンスした後に処分してあげる」
ラビットバニーは『ボーイッシュな姉』『女の子っぽい弟』のバーチャルキャラクター姉弟の(ラビットバニー的に)不具合・バグを治して殺す…と言いたいらしい。
「そんな事させないわよっ!!」
ここでシリカが前に出てラビットバニーを引き付け…シリルが攻撃するための時間を作る。
「シリルッ!!」
バリア解除後はシリカがラビットバニーを引き付け、シリルが攻撃をする…手はずだった…が、長くは続かなかった。
理由は『(攻撃部分の)ユーベルコード』に対する対策が無く、身を粉にして守るしかなかった。
最終的にはシリルが攻撃により『撤退する隙』を作り撤退したのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
灯璃・ファルシュピーゲル
う~ん…心理的に揺さぶりでいいんですかね・・
事前に銀のサバイバルシートと
コードで大量の閃光炸薬を内蔵した
軍用犬型ロボを準備し無線「操作」
敵を視認しだい牽制射撃し攻撃を誘い、
反撃してきたら「見切り・戦闘知識」で回避しつつ
犬ロボが主人を庇って被弾した様に見せかけ倒れさせ
「そんな・・今度こそ除隊して家に連れて行ってあげると約束したのに・・(感動的な風に抱き起こしながら「情報収集」で様子を伺い)」
バリア解除の様子があれば間髪入れず犬ロボを吶喊させ閃光爆破
同時にサバイバルシートを被り反射光で「迷彩」して光の中に隠れ
相手が狙いを定められないうちに「先制攻撃・スナイパー」で頭部狙い
で撃ち抜きます
アドリブ歓迎
遠呂智・景明
アドリブ・連携歓迎
んじゃ、あいつの頭の上に飛ばしてくれ。
特攻キメるぞ。
【殺気】を込めつつ上空から思いっきり刀としてを叩きつけてやる。
が、まあ当然のごとくばりあに弾かれるだろうな。
が、関係ねぇ。赤べこに撃たれようが、何度も、何度も、何度も食らいつく。
エモさは相変わらずよくわかんねぇが、どれだけてめぇを求めてるかってことを証明してやる。
言うならばこの姿こそが、てめぇに見せるエモさってやつだ。
たとえ【今の俺が】膝付き倒れようとも、決して折れはしねぇ。
UC【風林火陰山雷 番外 山・陰】を発動。
さあ、頼むぜ【ここからの俺】。
任された。【さっきまでの俺】。
さあ、二回戦だ。
死ぬまでぶった斬ってやるよ。
「!?」
唐突にラビットバニーは上空から気配…殺気を感じてバリアを張る
『ガシイイイイィィィィィーーーーンンンン!!!!!!!!!!!!!!!』
バリアと金属が物凄い勢いと力でぶつかり合った衝撃で、周囲をビリビリと震わせる音が響き渡った。
「ちぃ…分かっていたんだがな…」
上空からの襲撃者…遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)は再度手にした刀に力を込め、反動でラビットバニーから間合いをとる
「なーに?…あーたはそんなのであーしのバリアを破れるとでも思ったわけぇ~?」
ラビットバニーは景明を挑発するかのように嘲った。
「まぁ…少しは期待はしてたかもな…だが…」
影明は刀を握りなおして…
「魅せてやりたいのはこれからだ…」
…と、ラビットバニーへと向かっていった。
『ドキューーーーンンッッ!!!!!!!!!!!!!!!』
影明の攻撃と同時に、ラビットバニーの死角から狙撃をしかけるものがいた。
当然バリアによって攻撃は無効化されたわけだが…
「『絶対無敵バリア』…安直なネーミングですが、まさにその通りの能力のようですね」
ラビットバニーを遠巻きに…灯璃・ファルシュピーゲル(Jagd hund der bund・f02585)は呟いた
「どこを見てるっ!!!!」
灯璃の狙撃に視線をそちらに向けていると、影明が大上段の構えでラビットバニーへと斬りかかろうとしているところで…
「!!!!」
『ガチャ…ドーーーーン!!!!』
ラビットバニーは『焦って』赤ペコ砲で迎撃…『してしまった』
『絶対無敵バリア』であるにも関わらず…だ
影明は刀でガードした…が…
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」
ガード時の爆風…により吹っ飛ばされ、手痛いダメージを受けていた。
「何よあーた!?…いくらそんな刀で攻撃したってあーしのバリアは破れないんだからっ!!」
「んなことは分かってるんだよっ!!」
影明は腹の底から叫んだ
「エモさは相変わらずよくわかんねぇが、だが…どれだけてめぇを求めてるかってことを証明してやる…そうだ…」
爆風によるダメージは決して軽くはない、だが影明はそれを逆に吹き飛ばすかのように、大胆不敵に大笑いして…
「言うならばこの姿こそが、てめぇに見せるエモさってやつだ」
ここにきてラビットバニーはエモさに対する耐久値…とでも言おうか、それを上げてきていて、バリア解除はされないでいた…が、気持ちの揺らぎでバリアに綻びが出来ていて、それを灯璃は見逃さず…
『ドキューーーーン!!!!』
「!!!!?」
灯璃の撃った銃弾はバリアの綻びに飛び込み、ラビットバニーに手傷を負わせる事は出来た…が致命的なものではなかった。
「…こ…こんのぉ~!!!!」
ラビットバニーは灯璃の姿を確認すると、その周辺の花々を蔦化させて締め上げるつもり…だったのだが…
『ドンッ!!』
灯璃に体当たりをして突き飛ばす一つの影…灯璃が一緒に連れてきていた軍用犬型ロボだった。
蔦化した花々は灯璃の代わり軍用犬型ロボを捕まえて締め上げ…
『メキメキッ!!……バキイイィィッッ!!!!』
胴体から真っ二つにへし折られた。
そんな軍用犬型ロボに灯璃は近づいて…
「そんな・・今度こそ除隊して家に連れて行ってあげると約束したのに・・」
…と、真っ二つになった軍用犬型ロボをそっと抱き起した…が、こちらは完全に計画的な演出…ラビットバニーの攻撃に合わせて軍用犬型ロボを自分に体当たりさせ、攻撃の身代わりになったように見せかけたのだった。
それでも精神の揺らいでいるラビットバニーには真偽を確認する余裕はなく、さらにバリアに揺らぎが見え始めていた。
「どうしたっ!?…自慢のバリアに穴が空き始めたぜっ!!」
影明もバリアの綻びを狙って刀を突き入れようとした…が
「う…うーさいっ!!!!」
ラビットバニーの面の両目が…まるで苛立ちを露わにするかのように紅く輝くと、ラビットバニーは素早い動きで影明をカンフーの動きで打ちのめしていった。
影明はラビットバニーの猛攻に膝をついて肩で息をしていた
「ど…どう?…いい加減こーさんしたらどーなのぉ?」
ラビットバニーの方もここまでの累積ダメージのせいか、同じぐらい肩で息をしている状態だった。
「まだまだだ…たとえ『今の俺』が膝付き倒れようとも、決して折れはしねぇ」
よろよろと立ち上がりながら…
『さあ、頼むぜ『ここからの俺』。』
『任された。『さっきまでの俺』。』
UC【風林火陰山雷 番外 山・陰】を発動…不屈の…いや『折れる事なき鋼の如き意思と限界を超えた力をもつ自身』と入れ替わり影明は立ち上がる
「さあ、二回戦だ。死ぬまでぶった斬ってやるよ。」
『ダメだ…あーしはこいつには勝てない…』
エモい…とかではない、影明はラビットバニーを精神的に屈服させバリア解除にまで追い込んだのだった。
影明の斬撃…灯璃の狙撃がラビットバニーを襲う…が『心がすでに折れている』ラビットバニーはただそれを受けるのみだった。
『あーしの『絶対無敵バリア』がもっと完璧だったら…いーや、きっとコイツらなら、それでもどーにかしちゃうんだろうねぇ~』
そんな事を考えながらラビットバニーは消滅していった。
大成功
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