バトルオブフラワーズ⑩〜Emotional thing
●ぴょんぴょん跳ねる
第二の関門に続くはずの花々が咲き誇る足場はカワイイ怪人『ラビットバニー』に集中して続いている。
彼女を倒さない限りこの先に進むことはできない。
彼女はあらゆる攻撃を無効化して不敵に笑う。
「あーしのバリアは絶対無敵!」
──エモいものさえ、見なきゃね?
●エモいものを見せてほしい
「システム・フラワーズの、第二関門に、向かっていただきたいん、ですー……」
寧宮・澪は猟兵達に依頼する。
エイプ・モンキーを撃破したことで、より中枢へと進むことができるようになった。
その道程の第二の関門を守るラビットバニーを倒してもらいたい。
ラビットバニーは必ず先制攻撃であらゆる攻撃を無効化する絶対無敵バリアを発生させる。
このバリアを一時的に解除する方法がある。
「えっと、ですねー……エモいもの、を、見せればー……バリア、解除されるようでー……」
何でもいいのだ、エモいと判断されるのであれば。
可愛い猫の写真とか、床ドンとか、勇気出した告白、何かへの感謝の言葉とか。
夕焼けの帰り道や、悲恋の物語など哀愁漂う切ないものもいける。
心動かすもの、こと、そういうものをラビットバニーに見せてほしい。
彼女が「エモい」と思えば、バリアが解除されるはずだ。
「バリアがなくなっても、かなりの実力者なので……苦戦する、かもしれませんがー……頑張って、くださいねー……」
無事のお戻りをー、と呟き、一音謳って。
ラビットバニーへの道を紡いだ。
霧野
エモいものは世界中に溢れてそう。
よろしくお願いします。霧野です。
●特殊ルール
ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。
●複数人で参加される方へ
どなたかとご一緒に参加される場合、プレイングに「お相手の呼び名(ID)」を。
グループ参加を希望の場合は【グループ名】をご記入いただけると、助かります。
●アドリブ・絡みの有無について
勝手に連携していただいたり、アドリブを加えさせていただくことがあります。
以下の記号はプレイングの文字数削減としてプレイングの頭にご利用下さい。
◎ アドリブ歓迎・絡み歓迎。
△ アドリブ歓迎・絡みNG。
× アドリブNG・絡みNG。
第1章 ボス戦
『カワイイ怪人『ラビットバニー』』
|
POW : 赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:和狸56
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ぴょんぴょんひょこひょこ
ラビットバニーは鼻歌歌いながら、花の足場を飛び回る。
すべて来たもの倒してしまえばいいお気楽に、赤べこキャノンの首をゆらしてぴょんぴょん飛んでいる。
さあ、エモさをぶつけてやれ。
桑原・こがね
◎
エモいってよく分かんないけど、「感動した」みたいな意味らしいわね!
あたしの銀雷を見て、感動して欲しい!綺麗だから!
ついでに名乗りもあげちゃうわ!
星が二つに割れようと
悪の栄える道理なし
銀の雷携えて
桑原こがねここにあり
恐れぬならばかかってこい!
あたしを見ろォ!
ここで雷出すと決まると思うのよ。多分。
勢いで押し切りたい。そして目立ちたい。【存在感】出していきたい。
戦闘は、剣での戦いね。まずは近づかなくちゃ。
向こうは飛び道具、発射の瞬間を見切って躱しながら間合いを詰める!
豪雷で身体能力が上がったあたしならきっとできる!
近づいたら思いっきり叩き切るわ!
●
(エモいってよく分かんないけど、「感動した」みたいな意味らしいわね!)
第二の関門、ラビットバニーへと花々の足場を駆け迫るは桑原・こがね(銀雷・f03679)。
金の髪を翻し、ラビットバニーにほど近い場所に立ち止まった。
(あたしの銀雷を見て、ぜひ感動して欲しい!絶対、綺麗だから!ついでに名乗りもあげちゃうわ!)
そんなこがねに気づいたラビットバニーは声を上げる。
「来たな、猟兵。あーしに勝てるかな!」
直ぐに絶対無敵バリアを展開し、肩に背負った赤べこキャノンをこがねに向ける。
そしてラビットバニーが赤べこキャノンを発射、その弾丸は風を切りこがねに迫る。
あわや触れて爆発するか、という刹那、こがねが動いた。
「星が二つに割れようと 悪の栄える道理なし」
銀の雷が剣へと走り、携えた腕が白の上着を翻し、砲弾を躱す。
「銀の雷携えて 桑原こがねここにあり」
藍の瞳で前を見据え、凛と口上を述べ、見栄を切り。
「恐れぬならばかかってこい! あたしを見ろォ!」
堂々とした佇まいに溢れる存在感。
自然ではあり得ぬほどに輝く銀の雷。
近からんものは目に焼きつけよ。
遠からんものは音に聞け。
桑原こがね、ここにあり。
ラビットバニーはこがねに、その銀雷に引きつけられ、心が揺れる。
「くぅ、エモい……! 名乗りはかっこいいし、その銀雷キレイだし! ナニこれエモい!」
「でしょ、綺麗でしょ!?」
目立って褒められ嬉しげに剣を持ったまま飛び跳ね、花の足場を駆け抜けて、ラビットバニーへと迫っていく。
ラビットバニーは砲弾を赤べこキャノンから打ち出すが、その隙に飛び上がる。
ひらり、ひらり。
敢えて先制攻撃を受け、名乗りを上げる不利な行動を取ったことで増大した身体能力は、こがねの思い描くままに砲弾を避け、簡単にラビットバニーの元にたどり着く。
「マジすごい、どうなってんの?!」
「味わってみたらわかるかもよ!」
鎧袖一触、こがねの剣はラビットバニーに叩きつけられた。
成功
🔵🔵🔴
落浜・語
◎
なんでこう…ここのオブリビオンはこう、見た目ふざけてるのに、強いのかねぇ…さて、俺にどこまでできるか。
『怪談語り』で強化の上で、【第六感】【咄嗟の一撃】で迎撃はするが、多分向こうの攻撃を躱し切ることはできないだろう。
コードの代償も含めて血まみれになりそうだが、それでいい。
奏剣を握ってニィと笑う。
「この程度……テメェに刃届かせるまで、何度だって立ち上がってやらぁ!」
虚勢を張ってみせる(【パフォーマンス】)いや、色々痛いけどな。そこを騙るのが俺の仕事な訳で。色々痛いけれど
それでバリアが解除したならば、【捨て身の一撃】を叩き込む
●
「なんでこう…ここのオブリビオンはこう、見た目ふざけてるのに、強いのかねぇ……」
落浜・語(ヤドリガミのアマチュア噺家・f03558)は花の上に洋装で佇みながら、ラビットバニーの姿を見つめる。
どこを見ているか定かでない虚ろのうさちゃんの頭に豊かな肢体。
どこかちぐはぐながらも身のこなしは確かであった。
「さて、俺にどこまでできるか」
「新しい猟兵! あーしを抜けるかな?」
語を見つけたうさちゃんのお目々がピカリと光り、バリアを張ったラビットバニーがカンフーモードに切り替わる。
乾坤一擲、振り上げられた拳が語を襲う。
「許されるかね……『 』」
その場で呟く語の体へ死神が入り込む。
ようやく半身ずれたところで亡霊が。
腹に入る拳に奏剣を叩き込んだところで悪霊をとりつかせて。
脇腹をえぐりかけた拳に吹き飛ばされるも、空中で体勢を変えて立ち上がる。
怪談語りでの強化の反動と、脇腹を掠った拳の衝撃で避けた傷で血塗れになりながら。
語は奏剣を構えて凄絶にニィと唇を歪め、嗤う。
「この程度……テメェに刃届かせるまで、何度だって立ち上がってやらぁ!」
所謂痩せ我慢、虚勢を張って騙るのが語である。
色々痛いけれど、大したことない、お前を倒すのだという威勢を見せて笑って立つ。
色々痛いけれど。
さて、そんな姿はラビットバニーにどう映るかといえば。
「やだかっこいい! エモい!」
逆境に諦めず、立ち上がる姿。
ぼろぼろなのに余裕ぶって抗う粋な姿。
ラビットバニーの琴線に触れるに十分であった。
「うんうん、熱いっていうかー、やっぱ燃えるっしょ! そーゆーの!」
「ありがと、なっ!」
語はラビットバニーの素早い蹴りを頬を掠めるところで避けてみせ、懐に入り込んで捨て身の一撃を切りつけたのだった。
成功
🔵🔵🔴
エルネスト・ポラリス
◎
エモいもの……?
まあ、分からないなりに、やってみましょうか。
手に持った拳銃の銃口を左手へ。
引き金を引く度に力を増すこのユーベルコードは、当然ながら運悪く弾が発射されれば強化もパァです。
――それは、1発しか装填していない場合の話。
【覚悟】を決めて【勇気】を持って、一発だけ残して、全ての弾丸を左手へ乱射。
当然痛いしグロいしで大変なことになりますが、銃を撃つ右手が無事ならそれでいい。
カンフーモードの攻撃は、【野生の勘】を働かせながら銃のグリップ部分で【武器受け】。
隙を【見切って】、最後に残った一発、最大威力のユーベルコードを撃ち込みましょう。
私は何発も耐えたんです、一発くらい貴女が食らいなさい。
●
(エモいもの……?まあ、分からないなりに、やってみましょうか)
エルネスト・ポラリス(いつか満月の下で・f00066)は第二関門のラビットバニーへの距離を取る。
「猟兵! あーしに勝てるかな?」
早速ラビットバニーのうさちゃんの目が光り、バリア展開してカンフーモードで迫ってくる。
けれどそんな彼女に目もくれず、エルネストは右手に持ったW&G E800の銃口を──自身の、左手へと向けた。
「Last Doom──ロシアンルーレット」
発動するユーベルコードは引き金を引く度に力を増していく。
通常、正しく使うなら1発だけシリンダーに弾丸を入れて回し、空砲を自分に向けて撃ち、威力と弾速を強化していく。
無論運悪く弾が発射されれば強化も失敗し、自分にダメージが行くのだが。
今回、エルネストはシリンダー全てに銃弾を詰めてきた。
右手が引鉄を引く。
銃弾が左手を撃ち抜く。
「ちょ、何して」
思わずラビットバニーが足を止めて警戒する。
彼女から見たらいきなり自分の左手を自分で撃ち抜き始めたのだ。
何をやっているのか、警戒する。
エルネストはまた引鉄を引き、左手を撃ち抜き、引いて、撃ち抜いて──最後の一発になるまで乱射した。
「え、ちょ……えぐいし! 見てるこっちも痛いし!」
「いいんですよ。銃を撃つ右手が無事なら」
左手を赤く染めながらもエルネストは何処までも冷静だった。
覚悟の上で、勇気を出して撃ったのだ、今更慌てることもない。
「あ、血塗れでも冷静なのちょっとエモ……いやいやわけわかんねーし!」
少し動揺しつつ、ラビットバニーはそれでも拳を繰り出す。
スピードの乗った拳は、リボルバーのグリップで受けることができす、エルネストの正中線を捉えて彼を吹き飛ばした。
その一瞬、ラビットバニーの足は止まっている。
「──見つけました」
素早いスピードで動くラビットバニーでも、攻撃時の一瞬はその場にいるのだ。
「私は何発も耐えたんです、一発くらい貴女が食らいなさい」
攻撃後の隙を見切って、吹き飛ばながらも右手はぶれず、ラビットバニーに照準を合わせ。
最後の銃弾を彼女に贈る。
「やだ……エモい!」
まるでガンアクション映画のように一連の流れに感動したラビットバニーのバリアは崩れ、最大威力の銃弾がラビットバニーを撃ち抜いた。
苦戦
🔵🔴🔴
アルカ・ルカルト
アドリブ、絡み、苦戦描写も歓迎。
ふっふっふ、心を揺さぶるのは音楽の得意分野。
つまり自称音楽神のわしの出番じゃの!
サウンドウェポン、シンフォニックデバイス準備よ~し。
まあ音楽の好みは人それぞれであるからして難しいところじゃが…
うむ、今回は夏の夕暮れ時を題材にした哀愁漂うフューチャーベースソングを歌うぞい!
どうじゃ?わしの【歌唱】力。ああ~フューチャーベースエモなんじゃあ~。
『サウンド・オブ・パワー』で自己強化しつつあわよくば周りの仲間も強化するのじゃ。
そしてゴッドリングスラッシャーを飛ばして攻撃じゃ!
●
「ふっふっふ、心を揺さぶるのは音楽の得意分野。つまり自称音楽神のわしの出番じゃの!」
どーんと小さくとも胸を張るのはアルカ・ルカルト(音楽系ショタジジイ・f16458)。
「やっぱ猟兵っていっぱいくんね!」
そんなアルカの動きを絡め取ろうと、ラビットバニーはバリアを貼り直して花々の道をハッキング。
両手の指先から出た光で足場の花々を操っていく。
「お?お〜」
アルカの足場になった花が揺れ、周りの花々が覆い被さってくる。
巨大に育った花々がアルカを飲み込んで、埋め尽くした。
「ふふん、エモいもの見なきゃ完璧だし!あーし完璧!」
姿が見えなければエモい姿が見えない。
つまりバリアが崩れることもない。
悠々と花の監獄を吹き飛ばすために近づくラビットバニー。
その耳に歌声が聞こえてきた。
「午後6時 世界が色を 変えていく」
機械的な響きを抱いて流れるボーイソプラノ。
「赤い夕暮れ 紫の帳 夜の星光る」
幾つもリズムを刻んで流れるテクノの調べ。
「Summer, dusk, dusk……」
高いbpmで繰り返すリフレインは哀愁を帯びて広がっていく。
飲み込まれたアルカは、花の監獄の中でも諦めてなどいなかった。
(サウンドウェポン、シンフォニックデバイス準備よ~し)
僅かなスペースでサウンドウェポンに手を伸ばす。
幾つもの音を出すシンセデバイスとなった楽器から流れ出すテクノミュージック。
(まあ音楽の好みは人それぞれであるからして難しいところじゃが……)
それでも伝えるのが音楽神じゃろ?
彼が歌うは夏の夕暮れ時を題材にした哀愁漂うフューチャーベースソング。
シンフォニックデバイスを通してエコーかかったテクノボイス、二拍子で流れいく高いbpm。
「ううっ……エモい……!」
見えずとも聞こえればエモさは伝わる。
ラビットバニーの集中が崩れれるのと同調してバリアと花の監獄が崩れていく。
その時、サウンド・オブ・パワーで自己強化したアルカから、ゴッドリングスラッシャーが飛び立つ。
テクノのメロディーに乗った円盤は、ラビットバニーを切りつけていくのだった。
苦戦
🔵🔴🔴
星群・ヒカル
◎
バニーガールはお気に召すかな?この宇宙バイク、銀翼号のナウいフォルム!
だがこれでは終わらないぞ
めくるめく超宇宙ライドだッ!
『騎乗・存在感・パフォーマンス・逃げ足』
銀翼号に乗りアクロバティックに戦うぞ
回避、ウィリー、ギアチェンジ……
ちょこまか動き敵の勢いを削ぎたいところだ
ウサギさんはこんなに間近でバイクスタントを見たことはあるか?
そして必殺の『ゴッドスピードライド』
銀翼号特攻形態への変形も見ものだぜ?
一気にスピードをあげて跳ね飛ばしに行こう
そうだ、おれの作戦はエモの波状攻撃
息つく暇もないエモはアクション映画の醍醐味だ
勿体無いぜ、『視』逃すなよ
そしてこの勇姿を皆にシェアしてくれよ!骸の海でなッ!
●
不敵に笑いながら星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)は宇宙バイク・銀翼号に跨り現れる。
「バニーガールはお気に召すかな?この宇宙バイク、銀翼号のナウいフォルム!」
シルバーメタリックにレッドのアクセントのカラーリング、シンプルなフォルムの銀翼号。
そのフォルム自体がエモいと言えよう。
「うー、ま、ちょっとはエモいんじゃない?でもまだまだたんないね!」
しかしラビットバニーは宇宙バイクの姿ひとつくらいでは耐えて見せた。
ふんっと気合い入れてバリアを貼り直し、カンフーモードでヒカルの元までスピードにのって跳ねてくる。
「ははっ、だがこれでは終わらないぞ
めくるめく超宇宙ライドだッ!」
超スピードで繰り出される前からの拳は即座にバックで距離を取り。
取った距離分踏み込んで、その勢いをのせて下から迫る蹴りは、素早くウィリーで銀翼号を立たせて受け。
続く怒涛のラッシュは素早いギアチェンジで緩急自在にいなしていく。
まさに人バイク一体、自由自在
「ウサギさんはこんなに間近でバイクスタントを見たことはあるかッ?バイクアクション、エモいだろッ!?」
「んなわけないし!ちょこまかうざいし!」
ガンッ、と蹴りを銀翼号の前輪で受け止め、ひとまずの攻防が終わると互いに距離を取る。
ヒカルはニヤリと笑い、魔眼の輝きを強めて高らかに宣言する。
「じゃあいい経験だったろ?さあ、よりエモく行くぞッ!」
言い切ると同時にゴットスピードライドを発動。
銀翼号がそのスマートなフォルムからより攻撃に、よりスピードを出すのに適した特攻形態へと変形していく。
「ちょ、やっぱかっけーし!」
これまでのアクションに次ぐアクション、さらに変形にラビットバニーのエモいポイントはマックスを超えた。
彼女を包むバリアが崩れていく。
「勿体無いぜ、『視』逃すなよ。そしてこの勇姿を皆にシェアしてくれよ!骸の海でなッ!」
ヒカルと銀翼号は今までのスピードを軽々超えて、エモさに足を止めたラビットバニーをはね飛ばしたのだった。
成功
🔵🔵🔴
荒久根・ジジ
◎
はぁい!カワイイバニーちゃん
お腹は空いていないかな?
ボクの料理はSNS映え間違いないよっ
そう言いつつ
出すのはシンプルなパンケーキ
飾りも無ければ色もフツー
まぁ怒らないで
実はこれボクが始めて作った料理なんだ
ヘタクソなりに頑張って
やっと美味しく作れた頃には
食べさせたかった人が消えちゃって
もう二度と会えないんだ
だから代わりに君に
食べて欲しいなって作ったんだよ
だめ、かな?
(…なぁんてね♪
ちょっと盛ったけど
嘘じゃないからイイよね?
食べようとしたら
トッピングをどーぞと
キャンディケースを手渡して
触れた瞬間にUCでバンケットルームへGO!
さぁいつでも出ておいで
渾身のメインディッシュ/一撃をご馳走するからさ!
●
「はぁい!カワイイバニーちゃん、お腹は空いていないかな?」
荒久根・ジジ(ビザールイーター・f05679)は愛らしい笑顔を浮かべながら小さな手で料理を差し出す。
「ボクの料理はSNS映え間違いないよっ」
「はぁ?これがー?」
ジジが言葉とともに、ラビットバニーに差し出していたのは、飾りのないシンプルなパンケーキだ。
綺麗な焼き色だが、それ以外に特色がない。
ごくごく普通のパンケーキだ。
「ちょっと、おちょくってるし? こんなんあーしでも……ちょっち焦げるかもしんないけど、焼けるしー」
ラビットバニーはむかっとした雰囲気でうさぎマスクを揺らしてバリアを貼り直し、ジジが立つ花を操って縛りあげようとする。
「まぁ怒らないで。実はこれボクが始めて作った料理なんだ」
それを押しとどめるようにジジは話し出す。
「ヘタクソなりに頑張って、やっと美味しく作れた頃には……食べさせたかった人が消えちゃって。もう二度と会えないんだ」
「ふ、ふーん?」
俯いて語られるジジの話にぴくりと長い耳を動かすラビットバニー。
花の蠢きは止まっている。
「だからさ、せめて……代わりに君に、食べて欲しいなって作ったんだよ。だめ、かな?」
素朴で簡素なパンケーキ、小柄な肩を落とす姿、小さな声で語られる切ないエピソード。
それらはきゅぅんとラビットバニーの胸を打ち、バリアが崩れていく。
(……なぁんてね♪ちょっと盛ったけど嘘じゃないからイイよね?)
「ま、まあそういうことなら、食べてやらなくもないし?」
ほくそ笑むジジの内心は露知らず、ラビットバニーはパンケーキに手を伸ばす。
「あ、待って待って! せっかくだからトッピングしない? 可愛いキャンディあるんだ」
「あ、それいいかもっ!」
ジジは可愛くデコった🍭LollipopCase🍭を差し出し、ラビットバニーは受け取る。
その瞬間、ラビットバニーの視界は変わっていた。
「何!どういうわけだし!」
そこはジジの🥞BanquetRoom🧁、カラフルでポップな料理に溢れたパーティ会場。
装飾に目玉がついたり、皿に色とりどりなキノコが溢れていたりする。
「さぁいつでも出ておいで」
そんな🍭LollipopCase🍭を弄びながら、ジジは不敵に嗤う。
「渾身のメインディッシュ/一撃をご馳走するからさ!」
成功
🔵🔵🔴
ジェラルド・マドック
△
珠稀(f00992)と一緒
サウンドウェポンをギターに展開
珠稀の三味線に合わせて軽快なリズムのコードでサポートしよう
曲調は参照参考
また一緒に合奏する機会が持てて嬉しいよ
さぁ唯一の観客である君、思う存分楽しんでくれると嬉しいな
視力で情報収集、戦闘知識を活かして敵の攻撃を見切って最小限の動きで回避
避けるのが難しいなら衝撃波で敵の攻撃を逸らす
もし当たってしまっても、今この合奏している瞬間が楽しくて仕方ないんだ、これくらい音楽を止める枷にはならないよ
バリアが消えたら音楽をクライマックスへ
曲の一番の見せ場と盛り上がりと共に君にUCの音の刃と衝撃波を味わってもらおう
明智・珠稀
△
ジェラルドさん(f01674)と♡
(サウンドウェポン『三味線』を手に)
「ふふ。こうしてジェラルドさんとセッションする機会を作れたのです、むしろ貴女に感謝しております…!」
艶やかに笑み
「私達の演奏に酔いしれてください…!」
激しい曲調で三味線かき鳴らす
三味線で【衝撃波】【マヒ攻撃】を狙いつつ
敵の攻撃に備えオーラシールドで【オーラ防御】を展開、【第六感】で避け。
攻撃を受けても演奏は止めない
「そんなもので私達の演奏は止みませんよ…!」
音楽&不屈の音楽魂エモさを狙い。
バリアが解けたらUC【愛しのご主人様】で流し目ビーム&赤い糸で敵を捉え。
「今です、ジェラルドさんっ」
ジェラルドさんの音の刃に恍惚ド変態♡
●三味線とギターのジャズセッション
明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)とジェラルド・マドック(しがない演奏家・f01674)は二人並んで、花の上に降り立った。
「こんだ、二人? いくら来てもあーし負けないし!」
バリアを張って赤べこキャノンを構えるラビットバニーに対し、珠稀は艶やかに笑笑みを向ける。
「ふふ、そう言わず。音楽はいかがですか?」
「音楽ぅ?」
「そうさ、素晴らしいセッションを聞かせてあげよう」
ジェラルドもサウンドウェポンをギターに変えて、二人並び立つ。
「また一緒に合奏する機会が持てて嬉しいよ」
「ふふ。こうしてジェラルドさんとセッションする機会を作れたのです、むしろ貴女に感謝しております…!」
「さぁ唯一の観客である君、思う存分楽しんでくれると嬉しいな」
「私達の演奏に酔いしれてください……!」
視線を合わせて一拍の頷きで、三味線とギターのセッションが始まる。
ベン、ベベベンと響き渡る三味線。
ジャン、ジャジャジャンと軽快に転がりゆくギターのリズム。
細かく素早く、力強く軽妙に、かき鳴らされ弾かれる音が絡まり一つの曲になる。
「ああっ、愉しいですねぇ……!」
ドン、ドドン、ドン、と赤べこキャノンの砲弾が迫るがなんのその、軽快に見切り、直感で避け、その衝撃と音すら彼らのセッションに組み込み、ビートを刻むパーカッションに。
「あーしのキャノンまで、演奏に!?」
「そんなもので私達の演奏は止みませんよ……!」
「今この合奏している瞬間が楽しくて仕方ないんだ、これくらい音楽を止める枷にはならないよ」
ビュビュン、ビュビュン、ビュビュン、ビュービュンとリズムに合わせて生まれる衝撃波、パカパンべべべパカパンとメロディに乗って生み出す衝撃波がラビットバニーに襲いかかる。
そうもはやこのステージ全ては彼らの音楽にあふれている。
自身の攻撃も、ラビットバニーの攻撃も、全てセッションになっていく。
「くぅ、エモいし!」
無敵のバリアが崩れていく。
「さぁ、私と赤い糸で結ばれしょう……!」
「はぁ!? あーた、あーしの趣味と違うし!」
曲もそろそろクライマックス、珠稀の流し目から放たれた【愛しのご主人様】のビームがラビットバニー赤い糸で敵を捉え、縛り付ける。
「今です、ジェラルドさんっ」
「え、ちょ」
「ああ、いくよ珠稀っ」
三味線とギターがどちらもより激しく細かくかき鳴らされ盛り上がり。
ジェラルドの【音の波】が衝撃波とともに広がって、ラビットバニーと珠稀を吹き飛ばした。
「ああっ、イイ………!」
「あ、あーしが……こんなのに、負けるなんて! 認めたく、ねーし!」
恍惚としたド変態と一緒に飛ばされたラビットバニーは大変不本意そうに叫んだとか。
●かくしてうさぎは骸の海に
猟兵達のエモい攻勢にラビットバニーは躯の海へ帰っていった。
たくさんのエモさに触れた彼女の目は、どこか満足そうだった、とか。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴