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バトルオブフラワーズ⑩〜ガバガバエモーション

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #ラビットバニー

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●無敵バリアと先制攻撃
「諸君、キマイラフューチャーの戦争は君たちの活躍により次なる強敵の待つステージへと駒を進めた。まずは諸君等に感謝する」
 鬼竜・京弌朧(失われた満足を求めて・f08357)はグリモア艦サティスファクションのブリッジに猟兵を集め一礼した。
「さて、エイプモンキーが討伐されたわけだが、彼はシステムフラワーズ第1の難関に過ぎない。続いて俺達グリモア猟兵が予知にて姿を見たのは『カワイイ怪人『ラビットバニー』だ。諸君等には彼女の討伐へ向かっていただきたい」
 そういうと、京弌朧の背後にラビットバニーの立体映像が映し出される。
「こちらを見てわかるように、彼女は赤べこキャノンという強力な兵器、しなやかに鍛えられた体、目からビームが出そうな頭をもち、更に絶対無敵バリアという物理的には究極の防御兵器まであるという」
 この絶対無敵バリアーがあるがために、彼女は必ず先制攻撃を取れる。たとえどんな手段をとって彼女より先に攻撃を叩きつけたとしても、君たちの攻撃はこの絶対無敵バリアーを貫くことはできない。
「では、どのようにしてこのバリアーを無力化するか、その答えは彼女の精神面にある。このバリアは彼女の不動なる精神によってその力を発揮するが、それならばその心を揺さぶればいい。そして彼女は『エモい』ものに弱い。つまり、彼女の攻撃にしっかりと対処した後、彼女の心をエモさで揺さぶることができれば攻撃は通るということだ。これは、自分1人でエモい演出をしてもいいし、誰かと共にエモい演出をするというのも大変有効だと思う」
 ただし、念を押しておくがエモい演出に気を取られて彼女の先制攻撃への対処を忘れないように気を付けてほしい。彼女の攻撃は無敵バリアーがある時はもちろん、それがなくなった後も強力なのである。
「あくまでエモさで削げるのは防御面のみ、最後まで油断することなく彼女を倒してくれ。また、強力な敵なので1撃離脱を心掛けるように! それでは諸君、色々と準備が整ったらこの先へ頼む。諸君らの健闘を祈る!」
 京弌朧はそう告げると、グリモア軌導ボタンを押し、艦内の転移ゲートを動かした。


ピンク☆フラッシュ
●エモ基準はMS基準
 ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
 絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
 ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。

 ほれぼれするような!
 もえるような!
 ガチ恋しちゃうような!
 みりょくてきな!
 たまらない!
 いちゃいちゃな!

 そんな皆様のプレイングをお待ちしています! ピンク☆フラッシュです。戦争も1つ先のステージへ進み、皆さんエモい演出について聴講しているかと思いますが、私が特にエモいと思ったものはなんか成功率を上げて言いそうなので(それでもトントンくらいになると思う厳しい判定をしますが)私のシナリオ履歴などから私のツボを導き出して成功度を上げることを狙う! というのもいいかもしれませんね!
 ウサギのエモ基準はガバガバなので難しく考えずノリと勢いでエモいと思わせてください。ただし、うさぎちゃんは強力なので戦法の方もちゃんとお願いしますね!
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第1章 ボス戦 『カワイイ怪人『ラビットバニー』』

POW   :    赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:和狸56

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

御宮司・幸村
共闘:ベル君
エモ判定UC、デコイ
デコイにHMDを付け幸村に、自身は素顔でベル君とアヴァンチュール

事前にベル君にはバニーのエモみを引き出す為、檄渋ダンディーと絡めばいいと思う!とか説得して
しれっと「幸村さんから派遣されてきた伊集院麻呂だ」と挨拶
あくまで別人を装って、幸村さんはあそこにいるよ?と指さす

絡みはお任せ!ほっぺチュ、ハグを中心にプラトニック系

バリア破壊後
KⅡ、Mode:King's Knight
プログラミング
味方に危害を与えるな
UCは敵の攻撃、及び防御に対し活性化UCから最大効果のある物を適宜使用
敵の攻撃には残像、フェイント技能によりなるべく回避
無理なら防御系

んじゃ、意識トバすわ


アルベルト・サーシェス
ぐっさん(f02948)と共闘です

エモ…というのがぐっさんに教えてもらってもまだよくわからないのですが、激渋ダンディーな人と一緒に居るのが必要なら別にぐっさんでも良かったのでは無いでしょうか…
とにかく、ぐっさんのアドバイスを信じましょう

あわわ、すみません…まだ人馴れしてなくて…
あ、ぐっさんのお知り合いの方でしたか、よろしくお願いしますね。
不思議ですね、伊集院さんは初めて会った筈なのにそんなに怖く 無いんです。

バリアが壊れたら【水を得た魚】で攻撃したら水中に逃げる、を繰り返して時間を稼ぎ、味方の攻撃の隙を作ります。危険になれば、ぐっさんを抱えて逃げます。

アドリブ絡み大丈夫です。お任せします。



●事前の作戦
 グリモアベースにて、御宮司・幸村(いいかげんサマナー・f02948)は【哀れな生贄人形(インスタント・デコイ)】を発動し、そちらに自分のHMDをかぶせる。全ては自分の素顔を、自分と別人に見せるため。いわゆる名探偵方式である。
「やぁ、ベル君……」
 と、アルベルト・サーシェス(泡夢・f12926)に声をかけるのはその偽物の方だ、デコイは黙っていると非常に存在感が薄いので、ベルは幸村(偽)に突然声をかけられ、素っ頓狂な声を上げた。
「……はっ! なんだ、ぐっさんじゃないですか……」
 ベルは幸村の姿であるデコイを見てむしろ彼を恨めしい目で見た。
「僕の“性格”はわかっているはずなのに、突然声をかけるなんて酷いじゃないですか!」
「ははは、ごめんよぉベル君。君に新しい友達を紹介したくてつい……!」
 と、デコイはHMDの超有能高性能AIのKetuのはじき出した台詞でなんとかその場をごまかす。
「新しい友達、ですか?」
「ああ、紹介しよう。彼は麻呂。伊集院・麻呂(ホンモノの幸村)だ。今回の依頼にどうしても行きたいけれど、依頼慣れしてない故心細いらしくてね、どうか彼と一緒に行ってあげてくれないかい? バニーのエモみを引き出す為、ベル君は檄渋ダンディーと絡めばいいと思う! と、おじさんもおもうのさっ!」
 幸村(偽)は長いセリフを言いきった達成感も込みでサムズアップする。
「エモ……というのがぐっさんに教えてもらってもまだよくわからないのですが、激渋ダンディーな人と一緒に居るのが必要なら別にぐっさんでも良かったのでは無いでしょうか……」
「まーまー、そういわずに! おじさんはどうしてもいけないわけがあるのさ!」
「俺からも頼みたい、俺は、照れ屋でね、なかなか人と一緒に行動できないんだ。だが、1人でエモみを出すとか、難しいだろ?」
 と、幸村も麻呂も食い下がる。
「はあ、まあ。いいですよ。ぐっさんのアドバイスを信じましょう」

 こうして、事前準備『だけ』は円滑に行われたのである。

●窮鼠の一撃
 しかし、この依頼そんなに生易しくはなかった。転移した2名の目の前に飛び込んできたのは、キラキラと目を物理的に輝かせた超至近距離のバニーの顔であった。
「で、でたらめなスピードでしょ!」
 幸村は声を裏返しながらそう叫ぶ、そう、狙われたのは幸村だ。転移し、相手を視界にとらえ、よしやるぞ、とアルベルトに手を伸ばそうとしていたところだった。遠くに見えたはずの彼女の足が、自分の体に差し迫っている。
「くっ!」
 しかし転移を終えたのは自分とアルベルトだけ、デコイはまだその場にいない。とにかく腕を上げ、防御の構えを取るが、それも失敗だった、力んでしまったその瞬間、幸村は今からでも間に合う最後の防御手段たりえるユーベルコードを使用する条件を捨ててしまったのだ。
「麻呂さん! 危ない!!!!」
 そんな幸村を守るため、幸村がこちらに伸ばしていた手を、アルベルトは咄嗟に取り、その怪力で麻呂を思いっきり引っ張って自分の後ろへ逃がす。相手の足よりも速く。そして、アルベルトが代わりにその鞭のようにしなる足の一撃を受けて吹っ飛ぶ。
「べ、ベル君!!!!」
 麻呂は思わず叫んだ。しかし、麻呂の、幸村の声は拭こうか幸いか、彼の耳には届かない、頭部への受け流しきれない一撃で意識を持っていかれたからだ。
「はーん。あそこから仲間をかばうなんてエモいじゃん」
「くそっ!」
 幸村は『エモい』という彼女の言葉を聞いて、自らの拳で彼女に咄嗟に一撃を叩きこんだ。ユーベルコードを発動するよりも、まず1発殴りたかった。しかし、不意打ちによって無防備に吹っ飛んだはずの彼女の姿がない。
「いまのはちょーっと痛かったし」
 と、聞こえたのは背後からだった。
「何っ!?」
 振り向きざま、幸村は彼女の姿を見ることはなかった。見るまでもなく、やられてしまったからだ。
 2名の気絶した猟兵は、その後、興味を失って離れて言ったバニーの代わりに転移してきたデコイによって回収された。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

尾守・夜野
【激痛耐性】で痛みは耐え頭や急所、
刻印部だけは【庇い】耐え、愚直なまでに一直線に殴りにいこう

UCは決定的な隙が生まれるまでは使わないぞ
血反吐を吐こうとも馬鹿だ阿呆だと罵られても
何度でも立ち上がろうか

「戦場に立つ。
その覚悟すらもない物が!
この場に立つんじゃねぇ1!!」

自分は安全圏に立って一方的な攻撃を行う?
ふざけるなと
命を奪う以上は奪われる覚悟をもって散った先人(他のオブビリオン)達すらも愚弄したんだ

何度だって立ち上がる俺を見てきっと【恐怖】を感じることだろう
エモい…つまり感情が動きさえすればいいわけだ
+でも-でも

隙を見て接近してUC発動
呪縛なら俺ごと撃てと
それ以外なら普通に叩き切る

アドリブ歓迎



●悲愴
「戦場に立つ。その覚悟すらもない物が! この場に立つんじゃねぇ!!」
 尾守・夜野(墓守・f05352)は、ラビットバニーの連続の足技を激痛耐性と防御の構えによって受けながら叫んだ。激痛耐性とは痛みを感じないことばかりとは限らない、一定の痛みを越えても、体を動かせるというだけであることもある。その線引きは相手の与える激痛がどのようにすれば耐えられるものなのか、によるだろう。今は痛みを感じない程度なはずなのに、じんじんとまるで麻酔を受けたように体がきしんでいる。もう少しで痛みを消すことはできない領域に突入するのだろう、実際、急所はかばっているがところどころ腫れてきているし、血も出ている。
「戦場に立つ? あーしはhimechanだし今みたいな非常時にちゃんと仕事してれば、イヤなんなら仕事しなくてもいるだけで最高に仕事してる的な?」
 と笑いながらガンガン夜野を蹴る、殴る。
「俺は、そんなお前みたいな女には絶対に屈しない!」
 と蹴りの雨の中で夜野はラビットバニーを睨んで言い返す。すると、ラビットバニーは一瞬動きを止めた。
「やば、今のはちょっときゅんと来たっぽい」
 彼女の絶対無敵バリアーがはがれていくのが、もうろうとする意識の夜野にはわかった。自分は安全圏に立って一方的な攻撃を行う? ふざけるな! という夜野の思いは、彼女に恐怖ではなく萌えを与えてしまったらしい。しかし、これはチャンスだ。夜野はぶつぶつと力なき声で詠唱すると、ユーベルコード【怨焔宴渦(エンエンエンカ)】を発動した。彼の体は更なる流血にむしばまれ、代わりに彼の受けるすべての苦痛が。呪詛を拡大解釈し、受けるダメージ、状態異常を反射する守りと死の縁に近い程力を増し、遠ければ弱化な呪いになってラビットバニーを包み込む。今まで夜野の耐えた痛みはラビットバニーにも与えられ、そして流血も、強力な呪いも彼女に与える。
「ちょ、や、なにこれきもいんですけどー!」
 ラビットバニーは黒く蠢く暗雲に包まれ、体に傷を刻まれていく。しかし、それだけだったし、それはすぐに終わった。なぜなら流血で夜野はすぐに血液不足で倒れてしまったからだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

テオ・イェラキ
エモいとは良く分からんが、魂を揺さぶれば良いのだろう?
であれば簡単だ、我が部族に伝わる舞を見せてやろう!

敵の攻撃を大地に捧ぐ情熱の舞を使用し、回避しよう
ラジカセでいつの間にかドンドコドンドコ軽快なBGMを垂れ流すぞ
この魂を焦がすような我が部族に伝わる舞に心踊らさない者がいようか!

敵のバリアが解除された後も舞は続けるぞ
一見無意味に見えるこの回避行動も、より重ね、より深く反ることで
より大地のエネルギーを吸収し、より強いカウンター攻撃を放つことが出来るのだ
うぉぉおおおおおおお!リンボゥッ!

攻撃は良いが、足元の花を操作されて穴が開いてしまった場合は
スカイステッパーで空中リンボーをお見舞するさ!



●リンボー回避法。
「はちゃぁあ!」
「うおおおおおお!」
 次々と上下に繰り出されるのはラビットバニーのキック&キック。たまにパンチ。それを全て躱しているのはテオ・イェラキ(雄々しき蛮族・f00426)。ありえないほどに体をそりながらその体制でそんなに人間って跳べるの? と思わず突っ込みたくなるようなジャンプと反復横跳び。彼の腰にはラジカセ。そこからはドンドコドコドコといったような何とも軽快なBGMが流れ、テオの気持ちを高ぶらせる。
「よっほっほ!」
「ちょ、いい加減当たれし!」
 スピードを上げているはずなのにでっかい体に一向にダメージを与えられないことに苛立ちを覚えるバニー。こんなのエモくない!
「ははは、そんなにむかむかしないで、一緒に踊りを楽しもうじゃないか!」
 テオの部族に伝わる常識を逸脱するテクニカルでパッションにあふれるリンボーダンス。
「く、その情熱だけは認めてあげるわ!」
 ちょっとワイルドでダンディなイケメンに踊ろうといわれたからでは決してないんだからね! と彼女のバリアーは簡単に剥がれる。テオは待ってましたとばかりにこれまで回避しながら吸収していた大地のパワーを一気に解き放つように、グンッ! と体を戻し、ばねのように【大地に捧ぐ情熱の舞(リンボーダンス)】をラビットバニーの顔面に命中させた。
「うぉぉおおおおおおお!リンボゥッ!」
 という声とともに頭と頭がぶつかり、ラビットバニーは。
「Oh! リンボゥ!!!」
 と叫びながら吹っ飛んでいった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

逢坂・宵
ザッフィーロ君(f06826)と
エモいことをすればいいんですね?
僕たちができるエモいこと……わかりました
僕が彼とどれだけらぶらぶか、彼女に見せつけて差し上げましょう

誘いに乗るようにザッフィーロ君の膝の上に乗り
その両頬を両手で包んで、じっとその瞳を見つめましょう
好きな相手でなければ、許さないこともあるんですよ
Ti amo. 僕はあなたの特別な一番になりたい
……告白した時の再現なんて、恥ずかしいのでこういう時でなければ誰にも見せたくないのですけど、ふふ

バリアが消えたら、名残惜しいですが彼の膝の上から離れ
【破魔】【高速詠唱】【属性攻撃】【全力魔法】を乗せた
『天航アストロゲーション』で攻撃しましょう


ザッフィーロ・アドラツィオーネ
宵f02925と
エモいと言う単語は解らんが…らぶらぶ?をして琴線に触れれば良いのか?

少しの逡巡の後、照れ臭そうに軽く左手を広げ腕なら開けてあるがと宵に声を
そして宵の声には
…Ti amo
ああ、俺も宵の一番でありたい、と返事を返そう
造られた故郷では一生に数度言うか言わぬかの重い言い回しなのだが、もう一度言う事になるとは…少し恥ずかしい、な

バリアが消えれば【穢れの影】を放ち敵を拘束せんと試みた後、メイスにて『2回攻撃』『なぎ払い』を使いつつ攻撃を
前衛にて宵に攻撃が行きそうな場合は『盾受け』て『かば』いながら攻撃をして行こう
…恥ずかしい事をさせられたからな
八つ当たりとしてしっかり暴れさせて貰おうと思う



●恋人たちのエモい敗北。
「エモいことをすればいいんですね? 僕たちができるエモいこと……わかりました。僕が彼とどれだけらぶらぶか、彼女に見せつけて差し上げましょう」
 逢坂・宵(天廻アストロラーベ・f02925)はそっと、愛するザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)に手を差し出しながら微笑む。
「エモいと言う単語は解らんが…らぶらぶ?をして琴線に触れれば良いのか?」
 その手からなんとなくそう意味を理解したザッフィーロは、その手を取り、握り、絡め、繋いだ。ところで相手の先制攻撃はどうする心算なのだろうか……?

「さあ、対峙しましょうか」
 と、恋人たちは手を握り合ったまま、ラビットバニーの撃ち出した赤べこキャノンをまっすぐに受け止めた。決して手を離すことはなく、だからと言って強く力を込めすぎることもなく、ただ真正面から受けた。想像以上に攻撃が早すぎたのだ、一応2名ともオーラ防御は纏っていたものの、彼女の強力なメインウェポンの前にはその防御力も間に合わなかった。少なくとも今回は。
「はは、手荒い歓迎を受けたものですね」
「ああ、これほどとはな」
 少し焦げ付いたお互いを見つめながら、2人は2人が無事なことを確認する。

「や、やだー! あーしってば、イケテルホモカップルにさっきから酷いことしてるー!」
 ラビットバニーは自分が撃った相手が愛し合う男の恋人たちと知るや否や、一瞬で簡単すぎるほどにぱりんとせんべいのように絶対無敵バリアーを割って2人に近づく。
「ねーね、無事? 無事?」
「ああ、大丈夫ですよ、僕の特別な一番の人がいますから」
「俺の、いちばん特別がいるから……」
 告白完全再現には失敗したが、愛の輝きだけはバニーに見せつけられただろうか。その言葉に偽りはない、いや、しいて言えば足りない。それが偽りだ。言葉では、足りない。
「そっかー! んじゃ、もう1発あげる!」
 しかし、死別ホモも愛する彼女はにっこり笑うとこの距離で赤べこ砲をもう一度構えた。彼女がそれを撃つ間際。宵は【天航アストロゲーション(テンコウ・アストロゲーション)】を、ザッフィーロは【穢れの影(ケガレノカゲ)】を発動し、彼女を拘束し、そこに隕石を天空よりはるか上から落としたが、それは結局、2射目と同時であり、ラビットバニーに確かなダメージを与えたものの、押し返されるように2人はグリモアベースへ帰還することになった。吹っ飛ぶ間際、2人は抱きしめ合っていた。どちらかが離れて取り残されないように。

●撤退
 これ以上の戦闘は危険ばかりが増えると判断したグリモア猟兵は、あちらに残ってしまっている猟兵を何とか全員回収し、そのゲートを完全に閉じた。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:失敗

完成日:2019年05月14日


挿絵イラスト