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バトルオブフラワーズ⑩〜おっぱい☆フィーバー！～

作者：えんぷ茶

●第ニの関門はおっぱいと共に
　咲き乱れる花々の足場の先に居座っているのは、顔はウサギの着ぐるみの被り物で覆われていて、身体は女性らしさに溢れたナイスバディのおねーさんだった。
「まじびびった！　だってモンキーやられてっし！」
　幹部の中でも、あの猿は中々の実力者だったのだろう。ナイスバディのおねーさんも、内心では穏やかではなかった。
　それでも、この先に猟兵を通すわけにはいかないと、揺らぐ感情をどうにか抑えて、意識を集中させる。
　幸いにも関門までの道のりが長く、心の動揺は一時的ではあるものの、どうにか猟兵たちが現れるまでには抑えることができそうだった。
「あーしがぜーんぶ、始末しちゃうから、マジで覚悟しとけよ的な？」
　いつもの調子を取り戻したナイスバディのおねーさん、キマイラフューチャーを脅かす怪人軍団の大幹部の１人、カワイイ怪人『ラビットバニー』との戦いの時は一刻一刻と近づいていた――。

●おっぱい上等ッ！
「というわけで、この先にいると思われるカワイイ怪人『ラビットバニー』は、無敵バリアを持つという厄介な相手らしい」
　清水谷・柳牙（軍人脳・f00466）が、猟兵たちを集めて、次の戦いに向けたミーティングで解説する。
「ただ、あのバリアは超強力なだけあって、発動条件も維持条件も結構厳しいもんらしいな。感情が揺らぎに弱いらしい、が。それ故に弱点も多いみたいだな」
　ラビットバニー自身も感情の揺らぎ……エモさに弱い性格のようだが、彼女の本領はバリアが無くても強いとうことだ。
「特にキマイラフューチャーらしいというか、『SNSではやりそうなやつ』にはめっぽう弱いらしい。だったら、そういう体験をさせてやって、まずは無敵バリアを解除するのがいいんじゃないか？例えば……あの馬鹿でかい胸を使ったイタズラとか、な」
　こうしてゲスい笑いを浮かべる柳牙は、バリアが解除できてからの戦闘にも十分気をつけてるようにと念を押してから猟兵を送りだしたのであった――。

第1章 ボス戦 『カワイイ怪人『ラビットバニー』』

POW   :    赤べこキャノン 【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。 SPD   :    うさちゃんカンフー 【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。 WIZ   :    おはなハッキング 【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。 イラスト：和狸56 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「いや～～しょうがないねぇ！　オブリビオンを倒すためならねえ！」
　千愛・万望（誰が為に誰が為す・f17823）は満面の笑みでイタズラを実行するべく、ラビットバニーの間合いに近づいていく。
「あーしが倒されるわけ、なくなくなくない？」
「ていうか一人称があーしと被ってんだわさ！　尚更許せないね！」
「あーしの方があーしマスターなんですけど的な？」
　万望は言い合いに発展させつつ油断を誘いつつ、飛行マンボウ型式神爆弾を召喚する。しかし、ラビットバニーにその爆弾はお見通しだった。
「あーしのバリアで通らないに決まってるでしょ、じょーしき的に考えて？」
「それは、どうだろうかねぇ！」
　大量の水圧と共に飛行マンボウ型式神爆弾はラビットバニーに直撃する。爆弾は当然攻撃であり、無敵バリアに弾かれてしまう。しかし――。
「み、水が！？　マジでテンサゲなんですけど！」
「式神はバリアで通らないだろうね…だが、この水の奔流は防げまい！」
　そう。この水圧には敵意など一切無かなった。攻撃ではないのだ。純粋な願いの賜物だ。そして、その願いは当然――！
「あーしは純粋に！　おっぱいをポロリさせたいだけだから！！」
　エモ～～いエロいたちの悪いセクハラと必死な叫び。お胸様へと熱い信仰心が、小さな奇跡を起こす。
「……へっ、なっ！？」
　水圧に押され、そのバニーのベールが剝がれ落ちようとしていたのだ。露出してはいけない何か守るかのようにシステム・フラワーズ制御ビームが作動し、辺りをビームの光で染める。
　ビームによって花の足場を揺さぶられ、ラビットバニーへの接近は難しくなるが、式神爆弾はまだ残っている。
「足場悪かろが関係無いさね。式神爆弾……斉射ッ！」
　式神爆弾は、慌ててバニー服を抑えてお胸様をガードしようとしていたラビットバニーを襲い、爆発の勢いで空高くへと吹き飛ばすのであった――。

成功 🔵​🔵​🔴​

「わぁ…なんや不思議な怪人はんやなぁ…それに『えもい』ってなんやろ…？」
「可愛さなら、あたしと姫子のユニット『櫻梅桃李』の方が上なんだから！」
　春日・釉乃（”CHIPIE”・f00006）と御劔・姫子（はんなり剣客乙女・f06748）は、空に吹き飛んでいったラビットバニーを目で追いつつ、エモと可愛さについてそれぞれ考え事をしていた。
「あーしの攻撃は、どっからでも飛んでクッキー赤べこちゃん！」
　ラビットバニーは、空中で再び無敵バリアを張ると、赤べこに付いている大砲から弾を打ち出し、２人を空から狙い撃つ――。
「って、いきなり無敵バリア展開と同時に赤べこキャノンっ！？」
「ふえっ！？　大砲っ！？」
　強烈な先制攻撃に驚く２人だが、釉乃はシールドスレイヴを素早く展開し、姫子も攻撃の予感はしていたのか、その攻撃を見切り走って避けていく――。
「あーしの大砲を避けるだなんて生意気過ぎるんですけど的な？」
　地上へと無事に着地したラビットバニーは更に追い打ちをかけるかのように大砲を連射する。
　学生服とＤＴさんを殺す服だったが故に、短めのスカートは大砲の攻撃を避ける度にふわりふわりと浮き上がっていた。
「あっ……」
　思わず視界に入ったパンチラ・パンデミック・シチュエーションに言葉をこぼすラビットバニー。その声に２人は何かに気づいて互いの姿を見てしまう。
　姫子の可愛らしいレース付きピンクの下着。釉乃の純白でレース模様の下着。それらが無情にも数秒、スカートの中のファンタジーがひょっこりと姿を見せる。
「うぅ…恥ずかしいわぁ…」
「きゃっ…ラビットバニーのえっち！」
「あーしのせい！？　そんなえっちな服装で戦うからじゃね！？」
　想定外の矛先が向いたことで動揺するラビットバニー。心の動揺が無敵バリアをかき消してしまっていることに気付いた姫子と釉乃は、互いに頷き。あわあわとしているラビットバニーに一転攻勢を仕掛ける――！
「正体見たり!ってカンジね。型なしで型ありに勝つ――これがあたしのBLADE ARTSッ！！」
　相手の破綻……バニー服という装甲の薄さ。肌が露出しているノーガードな箇所を狙い、剣を振るう釉乃。ラビットバニーも、独自のカンフーで何とか攻撃を捌いていくが……。
「もうっ！　こうなったら……どうせ家のもんは見てへんよねっ！！」
　釉乃と姫子の戦いは２人で１人。釉乃に集中しているラビットバニーのマスクに投擲した短刀を掠めると、姫子は一気に間合いを詰めて全力を込めた袈裟斬りでラビットバニーを斬りつけた――！

　一瞬の隙をついたカウンターに思わず膝をつくラビットバニー。しかし、まだ戦えると立ち上がり、再び絶対無敵バリア展開する。
　しかし、確実にラビットバニーに疲労が溜まって来ていることに気づいた猟兵たちは、更に休む暇も与えないようにと追い打ちを仕掛けていく――！

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「つまりは相手の感情とおっぱいを揺さぶればいいんすね？」
　とても鮮明なイメージを描いているリカルド・マスケラス（ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160）は、直接触ったりは難しそうだと、如何にしてそのたわわとエモらせるかについて発想を飛ばし、ＳＮＳ映えを意識した素晴らしい作戦を閃いていた。
　絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光りだしていたラビットバニー。どうやら猟兵の襲撃を受けて気合を入れ直したらしい。うさちゃんカンフーモードは小刻みにステップを踏むだけでたわわも揺れる超ご褒美確定演出モードのようにも感じる。
「『炭酸飲料にお菓子を入れてみた』はっじまるっすよー！」
　それでも油断しないリカルドは、戦闘とは似ても似つかぬ行動に出る。霧によって肉体を与えられた分身が現れ、戦うわけでもなく炭酸飲料の瓶にタブレット菓子を手に取る。
「あーし、それ知ってるんですけど！　それをここでやるとかマジウケぽよなんですけど！」
ラビットバニーも何が起きるのか察しが付いたのか。リアルにその映像が見られることにテンアゲし、兎面の目の光が小さくなっていく。
「おおっと手が滑ったっす！」
　瓶から勢いよく溢れ出す白くて気泡の混じった臭いのする液体が、ラビットバニーの胸のあたりに掛かっていく。
「ああ！　急いで拭かないと！」
「ちょっ、アンタ何やってんのよ！」
　白いものを拭きとろうと胸に触れる分身に、ラビットバニーは抗議のカンフーパンチをするものの、分身は仮面の姿に戻ってその豊満なたわわに挟まり回避する。
「ななな、な……！　アンタ……！」
「今っすよ！」
　リカルドが声を上げると、分身たちが鎖分銅でラビットバニーの身体を縛りあげる。
　そのまま薙ぎ払うことでラビットバニーを地面に倒し、リカルドは、見事たわわを堪能しつつ拘束することに成功したのであった――。
　

成功 🔵​🔵​🔴​

「ふむ……なるほどな？」
　おっぱいにイタズラをする作戦。倒れて鎖で拘束されているラビットバニー。ユニークな状況に直面ニコラ・クローディア（龍師範・f00091）は、何かを閃いたのだろうか。悪い笑みを浮かべて動き出す。
「――トリプル・パイを見せてやろう。今ここに仮初の姿を許す――来たれ、アンフィスバエナ！」
　二コラが叫ぶと『女の体』に乗り換えた兄弟……いや、姉妹が美しい美貌に溢れる姿で召喚される。
　姉、アンフィスは巨乳長身お姉さんタイプ。妹、バイネインは貧乳ロリ系。言わずもがな、二コラは究極のバランスを持つ理想型だ。
「さぁ、タイプは３つ、貴様の好みはどれっ！」
　今ここに、４人８つのたわわ……八徳のお胸様が出揃ったのだ。あまりのボインみに溢れる光景にラビットバニーの無敵バリアも消失した。
「胸のロケット３点バーストとか卑怯っしょ！」
　頂点が鱗で隠れていることを良いことに、腰に手を当てて胸部を惜しげもなく曝してる３姉妹。
　思わずラビットバニーはツッコミを入れるが、まだ鎖がほどけていないこの状況でやりたい放題の３者を相手にするのは危険が過ぎる。
「でもここは、あーしのフィールド！　システム・フラワーズ！」
　花の足場を操作するラビットバニーだが、二コラシスターズは飛行し、地形の変化をものともせずに胸を押し付ける勢いで接近していく――！
「くぅ……鎖がッ！」
「胸の当たる格闘技だ、食らうが良い！」
　腕ひしぎ、ベアハッグ、フライングボディプレス……。最後まで胸たっぷりな弾力性に富んだ技で、二コラシスターズは、ラビットバニーを終始圧倒していくのだった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「俺の手は何を掴む為にある…栄光か、成功か。いや、否！」
　御宮司・幸村（いいかげんサマナー・f02948）は、たわわ溢れる八徳の光景に心を震わせていた。全人類が平等に与えられるべき掴む権利それはもちろん……。
「そう、おっぱいを掴む為だ！」
　幸村は走り出す。しかし幸村は一般人である。されど幸村は一般人。胸への情熱をフルバーストさせてしまえば、その力は無双。それこそが一般人なのだ。
「このおっぱいに傾ける情熱はエモいと言わず何と言おう！　ウサギさん、あなたには過ぎた物がある！　ひとつ私に下さいな！」
「あーしに近寄る……なァ！」
　猟兵たちの攻撃にダウンしているラビットバニー。それでも襲い掛かる幸村を視界に入れると、ラビットバニーは力を振り絞って絶対無敵バリアを再展開する。
「張りがあるのに…やわらかい…」
「ひゃぁん……！んっ、いやっ……バリアが、効かないんですけど……！」
　たわわアタックは本能で煩悩であって、攻撃ではないのだ。再度気張った思いをあっさりと打ち砕かれて動揺してしまうラビットバニー。そんな精神状況でバリアを維持できる筈もなかった。
「うさちゃんカンフーモードで……殴……んんっ！」
　その仮面を光らせようにも、右手で堪能することで受け流し、左手で興奮を返す幸村に力を吸われ、無効化されてしまう。
　それでも一瞬、ラビットバニーは素早く動き、幸村に殴りかかろうとするが、それこそ幸村の思う壺。
　素早い動きをどうにか避けると、幸村はそのバニー服を手に取ってなぎ払う――。咄嗟の一撃によって、服を乱されたラビットバニーは再び地面に倒されてしまうのであった――。

成功 🔵​🔵​🔴​

「おーいシャイニー。オラに合わせてこいつを挟み撃ちだべ」
「承知しましたきなこ殿」
　笹乃葉・きなこ（キマイラの戦巫女・f03265）とシャイニー・デュール（ウォーマシンの剣豪・f00386）はラビットバニーを挟むようにしてじわりじわりと近づいていた。
「またあーしに乱暴するきっしょ！　えっちな本みたいに！」
　既に散々な目に遭っていたラビットバニー。しかし無情にも、彼女の予想通りな出来事が襲おうとしていた。
　きなこのお胸様とシャイニーのお胸様が、ラビットバニーを左右に挟んでその豊満なバストの形を変えていく。
「これでエモいんだべ？どうだべ？エモいだべか？」
「これがエモいというものなのでござるな！」
　エモいの意味を曲解してしまっている２人のエモいもといエロい技が、ラビットバニーを襲う。
「それ、エモじゃなくて、エ……ひゃぁんっ！」
　猟兵たちの手厚いイタズラによって既に身体の感度が上がっていたのだろう。ラビットバニーはその身体に感じる４つのお胸様の感触にあっさりと流されてしまう。
「あ、エモイんだ。認めたな？」
「写真にとってもいいのでござるよ！」
　２人の大きく逞しく。それでいて柔らかな温かい袋が、形を変えてラビットバニーに熱を送る。
　女性同士が触れ合い香る空気と雰囲気に、押されていくラビットバニーのバリアは既に消滅していた――。
「いくぞ！　シャイニー！」
　バリアの消滅に気づいたきなこは、ラビットバニーを抱きしめていた片方の腕を雄々しく今にも吼えそうな百獣の王者の顔に姿を変えた。
　その口が大きく開けば、鋭い牙と、どこまでも続いていそうな口の中がラビットバニーの視界いっぱいに広がっていく。
　なんとかきなこ本体を狙って近接格闘を挑むラビットバニーだが。その背後にはシャイニーが近づいてきていた。
「不意打ち御免でござる！」
　素早い連続攻撃で切り刻むシャイニーに合わせて、きなこはライオンでラビットバニーの柔らかな身体を嚙みついていく。
「んっ……いっ……くぅ、んぁぁああああ！」
　お乳にもガブリと鋭い牙が刺しこまれると、ラビットバニーは苦痛と微かな快感が身体への激しい刺激となって大きく弓なりに身体を跳ねる。
「タック技だべ！　いくべぇ！　シャイニーッ！」
「お任せ下されきなこ殿！」
　きなこはライオンでラビットバニーにもう一度嚙みついて空中に放り投げる。するとシャイニーは高く飛びあがり、ラビットバニーを空中で掴むと、そのまま地面に叩きつけて、重力という名の暴力で激しく踏みつける！
「や、やられるなんて、マジ……な……！」
「いざ、一閃！」
　そのままマウントポジションをとったシャイニーは刀を両手で掴み、ラビットバニーの首をめがけて振り下ろす――。

　きなこが手を差し伸べる。座ったままのシャイニーは、その手を掴んで立ち上がる。花の足場がしるべを成し、進むべき道はまだ続く。
　しかし、この場にいた兎面の女性の姿は消えていた。熱い胸踊り躍動する戦いは、どうにか猟兵たちの勝利という形で幕を閉じるのだった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2019年05月14日