バトルオブフラワーズ⑩〜エモさのバーゲンセール
●システム・フラワーズ
「まじびびった! だってモンキーやられてっし!」
システム・フラワーズの内部にいるのは、カワイイ怪人『ラビットバニー』
露出の多い服装にウサギの被り物、どこぞのお土産コーナーにありそうな置物を武器に取り付けた、何とも纏まりのない服装の女。
その服装からも、本人の趣味の雑多さが見て取れる。
「でもまあ、あーしが全員始末すりゃいいか」
その言動は飄々としたもので、進軍を続ける猟兵達を見ても余裕を見せる。
「まーなんとかなるっしょ! アゲてくぞー!」
●グリモアベースにて
「エモいとは、『emotional』を由来とし……感情が動かされた状態や感情が高まって強く訴えかける心の動きのことを言うようですな」
外見に反してスマホを使いこなし、猟兵たちへと説明するのはセバスティアン・ヴァンホーン(真なるお嬢様を探して・f14042)だ。
「どうやら敵は絶対無敵バリアという、ありとあらゆる攻撃を無効化する能力があるそうです」
厳しい情報のはずだが、言葉を続けるセバスティアンの顔は曇ったものでは無かった。
「しかしながら、その結界はエモいものを見せつけることで、容易く無効化できるとのこと……彼女の性格柄精神を揺さぶることはたやすそうですし、皆様であれば問題ありますまい」
スマホから目を離し、猟兵達を見つめるセバスティアの瞳は、信頼に溢れたものだった。
「とは言え、腐っても怪人軍団の幹部、バリアが無くとも弱いということは無いでしょうな……皆様、是非お気をつけて行ってらっしゃいませ」
老執事は、静かに頭を下げる。
きみはる
●ご挨拶
お世話になります、マスターのきみはると申します。エイプモンキーに続き、ボス戦へ参加させて頂きました。
●依頼について
今回も特殊ルールとなっておりますので、最後の注意事項を熟読の上ご参加下さい。
今回、エモいか否かの基準はかなり緩いようです。
その代わり、全くエモい対策のプレイングが無ければ大失敗となります。
勘違いがありますと申し訳ないので、プレイングには「~~でエモいと思わせる」等、どの行動がエモさを狙っているか明記頂けますと助かります。
こちらが勝手に「この行動エモいね!むしろ存在がエモいね!」と判断してアドリブを入れる可能性が御座いますので、アドリブが苦手な方はアドリブNG等を明記頂けますと助かります。
それでは、皆様のネタに走ったプレイングをお待ちしております。
●注意事項
ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。
第1章 ボス戦
『カワイイ怪人『ラビットバニー』』
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POW : 赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:和狸56
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
白鳥・深菜
「――希うは<氷>の<花吹雪>。望むは白き草木の氷化粧!」
まずはエモパフォーマンスとして、
【災厄と希望の開放器】で
一面の花の足場に氷花を生み出す、吹雪の災厄を展開。
どう、この偽りの白き花、とても奇麗だと思わない?
ただ、花も凍ってしまうから、操るのもキツイと思うけど。
そして解除が決まれば本番。
先ほどの吹雪で冷気は充満している。
故に放つは<氷>の<落雷>――SPD勝負の【轟き下る蒼き御雷】!
【高速詠唱】による【轟き下る蒼き御雷】を【2回攻撃】として放つ!
一手目は牽制、二手目が本命。
速いからこそ、生み出した一瞬の行動の隙が大きな隙に化ける!
<氷>の本質は停滞……好きにさせないのは得意なのよね!
●
「とりあえず『おはなハッキング』でアゲてくぞー!」
接近する猟兵に対し緊張感の無い声を上げるラビットバニー。
その声質に反し、形成されるのは『絶対無敵バリア』――ありとあらゆる攻撃を防ぐ無敵の盾。
続けて彼女は指先からビームを放つ。
そのビームはシステム・フラワーズへと干渉し、足元を構成する花々を手中へと収めた。
ごそごそと動き出す花々……足元を崩され、落とされてしまえば猟兵といえど無事では済まない。
「――希うは<氷>の<花吹雪>。望むは白き草木の氷化粧!」
対し、白鳥・深菜(知る人ぞ知るエレファン芸人・f04881)は吹雪を操る。
パキパキと音を立てながら凍り付いていく花々。
それはまるで緻密な氷のオブジェのよう。
枯草や枝へ氷をつけ生まれる本来の氷花に対し、自然では生まれない色とりどりの花を凍らせたその氷花は、氷の鏡が花弁の色を乱反射させ複雑に混じり合う。
氷の向きにより様々な色を映し出す氷花の絨毯は、幻想的とさえ呼べる様相を呈していた。
「ナニコレ!ちょーエモいんですけど!」
眼前に広がる幻想的な光景に対し、感動した様子のラビットバニー。
最初に形成されていたバリアは、見る姿も無くなっていた。
今ならば攻撃が通じることを深菜は確信し、詠う。
「故に放つは<氷>の<落雷>――鎮め納め止めよ、蒼き御雷!」
見とれ、隙だらけの体勢となったラビットバニーへと、蒼く輝く雷が降り注ぐ。
轟音は同時に二回。
隙だらけの体勢から驚異的な反射神経により回避行動をとった彼女も、喰らい付くように放たれる連続攻撃は避けられない。
「いてーし!つーか、あーしよりも氷の花!」
体から煙を上げながらも、カワイイバニーの態度は変わらない。
成功
🔵🔵🔴
レフティ・リトルキャット
※詠唱省略やアドリブOK
【猫風の陣】
にゃ?コレは子猫化の呪いに感謝…になるのかにゃあ。
手乗りサイズの子猫に変身し、バリアに対して肉球ぷにぷにやねこぱんちを放ってエモいと思わせてみるにゃ。
ガーディアンエナジーで防御性能高めつつ、髭感知で敵の動きを見切り、攻撃を肉球や爪で受け捌き、肉球で押し返す肉球バッシュやねこぱんち、爪で反撃していくにゃあ。
…防御と回避を頑張るだけでもエモいと思わせられそうにゃね?
兎も角、防御や回避に成功すれば2代目様の力の見せ所にゃ。
(同じ力を返す、即ち「絶対無敵バリア展開後、猫の目が光る事でねこちゃんカンフーモード」)
流石に長くは続かないだろうけど、一発は入れたいにゃあ。
ニィ・ハンブルビー
呼ばれて飛び出てボク登場ー!
(腕を突き上げたポーズで元気よく登場)
えーっと、あれだよね!
エモい?行動をするとバリアが解けるんだよね?
(首を傾げて敵に尋ねる)
…どうしよう!?
勢いで来ちゃったけど、エモいってどういう事かあんまりよくわかんない!?
(慌てた様子で敵の周囲を飛び回る)
※コロコロと表情の変わるアホっぽいフェアリーのかわいい仕草で敵の興奮を誘います
と、とにかくここは【ダッシュ】や【ジャンプ】で敵の周囲を跳ね回って撹乱!
一旦時間稼ぎしつつ【力溜め】するよ!
そんでもって、バリアが解けたら【ズバズバの魔法】で命中重視の一撃をぶち込む!
…と、解けなかったら…どうしよう!(時間が経つと段々涙目に)
●
「もー、痛いし!でもバリア貼り直すから良いし!」
新たな絶対無敵バリアを張り直すラビットバニー――その何処を見つめているのか分からないハイライトを失った瞳が輝き出す。
その光が意味するのは『うさちゃんカンフーモード』への変身。
髪を揺らしながら、猟兵達へと肉薄する。
「呼ばれて飛び出てボク登場ー!って、あわわ!」
元気に飛び出したものの、眼前へと鋭く突き出されたハイヒールを小さな羽を一生懸命に羽ばたかせながら逃げ回るのは、ニィ・ハンブルビー(怪力フェアリー・f04621)
その動きは外観に反し動きは素早く、上下左右に、そして緩急をつけて飛び回りながら回避していく……その表情は、必死そのものだがそんな表情も可愛らしい。
「にゃにゃ!そんな攻撃は髭感知で見切ったにゃ!」
可愛らしい髭をヒコヒコさせながら、ニィと共にラビットバニーの周囲を軽快に駆け回るのはレフティ・リトルキャット(フェアリーのリトルキャット・f15935)
目視が難しいほどの素早い突きならば、空気の変化を感じれば良い。
その敏感な髭で攻撃を察知し、纏った風でアクロバティックな動きを見せながら攻撃を回避していく。
強力な絶対無敵バリアに加え、うさちゃんカンフーモードによる激しい攻防。
可愛い見かけながらも鋭い動きを見せる二人であっても、苦戦は必至に見えた。
「そちらがうさちゃんカンフーモードなら、こっちはねこちゃんカンフーモードにゃ!」
通じないと分かっていても、決して引くことは出来ない。
無敵のバリアに弾かれながらも、肉球バッシュをかましていくレフティ。
にゃあ!にゃあ!という掛け声と共にむにゅっとバリアへと押し付けられて広がる肉球は、直接触れずとも形容しがたい柔らかさを彷彿とさせる。
「えーっと、あれだよね!エモい?行動をするとバリアが解けるんだよね?」
ニィはネフティが攪乱している間に、状況を打開すべく対応策を考える。
……数呼吸を置いた後、ニィは首を傾げたまま固まってしまう。
「どうしよう!?……エモいってどういう事かあんまりよくわかんない!?」
気合、驚き、焦り、混乱……彼女の表情はコロコロと変わっていく。
「もーっ!、あーしが珍しく真面目に戦ってるのに!」
急に地団駄を踏み始めるラビットバニー。
髪を掻きむしるかのような動きと激しいヘッドバンキングで、被り物が取れるかどうかとヒヤヒヤものだ。
「可愛いーじゃん!エモいじゃん!動きが、表情が、むしろ存在がエモいじゃん!」
必死に我慢をしながら戦っていたようだが、ついにその心は限界突破。
止めようと必死であればあるほど、せき止められたダムのように、決壊した後の勢いは激しいものとなるのだ。
当然の如く崩壊した絶対無敵バリア。
隙を狙い続けた二人が、今だとばかりに一撃を加える。
「今にゃ!ねこスラーッシュ!」
「今ね!ズバババーン!」
二人の斬撃をうけたラビットバニーは、少し嬉しそうだったとか何とか。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
バラバ・バルディ
【WIZ】
はてさて、困ったのう。“エモい”ってなんじゃ? ……ふむ。ま、悩んでおっても仕方があるまいな! 心を動かされるほど楽しきものということじゃろうて、多分のう! ぬぁっはっは!!
(詠唱なしでUCを発動し、色とりどりの光の球体を操って楽しげに『パフォーマンス』と『歌唱』を披露し、『おびき寄せ』)
ほっほっほ! 気になるのであれば、もっと近くで見ても良いんじゃぞ? なあに、遠慮することはない。楽しきことは皆で楽しまねば勿体ないからのう!
(近づいてきてバリアが解けたら、パフォーマンスの流れで『早業、高速詠唱』で光を敵に一気に放つ)
どうじゃ? ちっとは“エモい”だったかのう?
(アドリブ他歓迎)
●
「はてさて、困ったのう。“エモい”ってなんじゃ?」
ゆっくりと歩いてきたのは、色彩豊かなシャーマンズゴースト――バラバ・バルディ(奇妙で愉快な曲者爺さん・f12139)
微笑みを浮かべる瞳は金。
何処を見ても色鮮やかな衣装にお菓子を模した杖。
見るだけで楽しそうな見栄えに、ラビットバニーは動揺する。
「なに、ちょーオシャレなんですけど!」
動揺するもそれはバリアを貼る前の話。
呼吸を整え、絶対無敵バリアを発動する。
「赤べこキャノン、くらえー」
どう見ても紫な赤べこがカクカクと首を揺らす。
気の抜けた掛け声と裏腹に響く轟音。
煙と同時に放たれた大質量の鉄の塊が、バラバ目掛けて撃ちだされた。
鉄の塊はバラバの眼前で弾け、ショットガンのように小さな鉄球がバラバを襲う。
通常であれば、土煙の中から現れるのは血まみれのバラバ。
しかしその土煙が晴れた後、攻撃の威力に対し彼の負った傷は小さなものだった。
「おやおや、こいつが役に立ったんじゃなぁ」
バラバの胸元で光ったのは『星彩の守』
彼の霊力が込められたお守りが、一度だけ身代わりとなりダメージを軽減したのだ。
「ふむ……ま、悩んでおる余裕はあるまいな! 心を動かされるほど楽しきものということじゃろうて、多分のう! ぬぁっはっは!!」
強力な一撃にヒヤリとしながらも飄々としたバラバ。
彼の指先には、三色それぞれに輝く光の玉が浮遊していた。
自在に球を操るバラバ。
彼の衣装も相まって、それはまるでピエロのサーカスショー。
リズミカルに投げられる玉を視線で追い、ラビットバニーはついつい前のめりへで近づいていく。
「ちょっと楽しいんですけどコレ」
玉の動きに合わせてカクカクと動く赤べことウサギ。
気づけば絶対無敵バリアはどこかへと消えていた。
「ほーれ、プレゼントじゃ!」
段々と素早くなっていくジャグリング――そのスピードが最高潮へと達したとき、3つの玉をラビットバニーへと放り投げる。
それが攻撃とは露知らず、彼女は嬉しそうに受け止めた。
「どうじゃ?ちっとは“エモい”だったかのう?」
成功
🔵🔵🔴
ザッフィーロ・アドラツィオーネ
感情を揺さぶる…か
人間らしき欲や感情を持って居るかは解らぬが…宝飾品の光を美しいと感じるならばと
【蝕みの黄金】にて歴代所有者の所有していた宝飾品を身から呼び出しエモ…感情を揺さぶろうと思う
手から零れて地に溢れ積る黄金の色や光を受けて輝く色とりどりの宝石の光は人の欲の形の粋とも言えるが…だが、同族の俺から見ても美しいとそう思うからな
好きなだけ手に取り身に着け着飾っても良いのだぞと声を投げつつ、バリアが解けたならば足元の宝飾品から溶けた黄金製の触手を伸ばし攻撃を試みた後、敵の攻撃は『盾受け』で凌ぎつつメイスにて『2回攻撃』を仕掛けて行こう
思考を奪えるのは一瞬だとしても、隙は付けるだろうから、な
●
「感情を揺さぶる……か」
ザッフィーロ・アドラツィオーネ(赦しの指輪・f06826)は思案する。
エモいとは何か……
彼の器物人生の中では関わり合いの無かった言葉。
しかし、他の猟兵達の戦いぶりを見れば、感情を揺さぶることこそが勝利への道だと推測される。
「あーしだって負けるわけにはいかないし!」
猟兵達に良いように押されていたラビットバニー。
気を取り直し、戦いの構えを取る。
「うさちゃんカンフーモード!」
絶対無敵バリアを再度展開後、ザッフィーロへと飛び掛かるラビットバニー。
その突きはこれまでの戦いによる傷を感じさせないほど、鋭いものだった。
対し、ザッフィーロが操るは『Erhalt uns, Herr, bei deinem Wort』
その手に纏う手袋を模した機器であるそれは、淡く輝くエネルギーの盾を生み出すことが出来るのだ。
ラビットバニーが地を蹴り空中で翻りながら鋭い蹴りを放つ。
破裂音を響かせながら攻撃を受け止める光の盾。
妖精の鱗粉が舞うかのように飛び散る光。
彼の腕の痺れが伝えてくるのは、強力な蹴りの重み。
無手となった反対からザッフィーロが取り出したのは、溢れる黄金。
感情を揺さぶると聞いて彼が連想するのは、人々の尽きぬ欲求。
『蝕みの黄金』により生み出した溢れるほどの宝石を彼女へ見せつける。
思わず見とれるラビットバニー。
やはり宝石を嫌いな女性はいないとザッフィーロはほくそ笑んだ。
「好きなだけ手に取り身に着け着飾っても良いのだぞ?」
それはまるで悪魔の囁き。
一瞬戸惑った彼女も数瞬の躊躇いを見せたが、奪い取るように宝石を掴む。
「キャー!綺麗ー!」
手元の宝石に目が眩む彼女の頭上へと、黄金の触手がその首をもたげていた。
成功
🔵🔵🔴
純・ハイト
礼儀正しく飛びながら「こんにちは」と話す。
敵の先制攻撃は飛びながら回避して、鼓舞と礼儀作法・パフォーマンスでかっこよく喋り、ユーベルコードのフェアリーの世界大戦争を発動する。発動したフェアリーの世界大戦争でレベル×100×軍の(階級での持てる部隊数5万)召喚された1億6千万のフェアリーの精鋭を隊列をパフォーマンスを見せるように組ませて召喚して攻撃させるこの流れなら相手にエモいと感じさせて絶対無敵バリアを一時的に解除できるかな?
厄介なバリアだけど結果がどうなるかやってみないと分からないね。
(1億6千万ですが描写が難しい場合は無理せず数が多いなどでいいです)
●
「もーやってられないんですけど!」
度重なる戦いに傷の増えるラビットバニー。
それでも尚健在であること自体が強者の証。
しかし、最初に見えた余裕は明らかに見受けられなかった。
「こんにちは」
そのフェアリーの仰々しい態度は、舞台俳優を連想させた。
小さな羽を羽ばたかせながら、空中でくるりと一回転。
帽子を外すと胸に当て、片手を大きく広げるとゆっくりと礼をする。
男の名は純・ハイト(数の召喚と大魔法を使うフェアリー・f05649)
軍服を纏い、数多のフェアリーを従える男だ。
「こんにちはっ!」
挨拶と共にバリアを張り直すと同時に赤べこキャノンを放つラビットバニー。
もはや余計な会話を交わすほどの余裕も無くなってきたようだ。
轟音と共に放たれる鉄球。
しかしそのやけくそに放たれた巨大な弾では、小さなフェアリーを捉えるのは難しい。
「我に付き従うフェアリー達よ、戦いの時は来た!全軍出撃せよ!」
ハイトが召喚したのは、フェアリーの英霊。
嘗ては精鋭であったフェアリーたちが次々と召喚されていく。
その数は宙を埋め、背後が見えなくなるほどの膨大な数。
英霊たちは銃を構え、旗を振り、一糸乱れぬ編隊飛行を披露する。
その統一された動きと暴力的な数に、思わず言葉を失うラビットバニー。
その圧倒的存在感に茫然と眺める彼女のバリアは、気づけば消え去っていた。
ハイトの号令と共に向けられる銃口。
みっちりと敷き詰められた黒鉄が光を反射する。
「え、怖っ……」
成功
🔵🔵🔴
高柳・源三郎
「わしらは可愛いたぬき達〜♪」何処かのゆるキャラか?と思わせる3びきのたぬきが歌いながら現れた。たぬきの着ぐるみを着た源三郎とたぬき人形の【たろう】【はな】だった。
「みんなで踊るぞたぬき達〜♪」たぬき達は可愛い踊りを踊り出した。(UDCアースで見たマスコットキャラは歌いながら踊って、女子達にキャーキャー言われてたからこれがエモいってやつかのう、これでバリアが無くなればいいが)
バリアが無くなったら【恐怖!!源三郎大集合!!】で『たぬきの着ぐるみを着た源三郎に化けたたぬき』という化ける必要があるか分からないたぬき達を呼んで攻撃するんじゃ。
●
「これ以上はさすがのあーしもヤバいし!」
もはやその姿は満身創痍。
敵の姿を見出す前にバリアを張り直す。
うさちゃんカンフーモードで迎撃の構えだ。
そんな彼女の前に現れた男は――高柳・源三郎(流浪の酔いどれおやじ、たぬき人形と共に・f15710)
しかし唯の源三郎では無い。
彼のその身は、奇特な着ぐるみに覆われていた。
「わしらは可愛いたぬき達~♪」
釣れ歩くのはたぬき人形の『たろう』と『はな』
一人と二体は祭囃子が聞こえてきそうな可愛らしい踊りを踊り出す。
「みんなで踊るぞたぬき達~♪」
源三郎の表情は自信に満ち溢れていた。
(UDCアースで見たマスコットキャラは歌いながら踊って、女子達にキャーキャー言われてたからな……)
彼がUDCアースで見たのは所謂ゆるキャラ。
恐らく彼がUDCアースで共に踊ったのであれば、歓声は違った意味合いを含むことになるだろう。
「キャー!きもーい!きも可愛いんですけどー!」
しかしその姿は、ラビットバニーの心に『キモ可愛いもの』として刺さっていた。
恐るべきは、彼女のストライクゾーンの広さか……
「はっはっは!その様子で大勢のわしに耐えられるかのう?」
彼が放ったのは『恐怖!!源三郎大集合!!』
その場はきぐるみたぬきに身を包んだ源三郎で溢れかえった。
重ねて言うが、UDCアースで行なえば警察沙汰の光景だろう。
まさに恐怖!
「きもーい!きも可愛いー!キャー!」
叫びながらも、一人、また一人源三郎をうさちゃんカンフーで迎撃するラビットバニー。
しかし彼女は、源三郎の波へと消えていった。
成功
🔵🔵🔴