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大江戸騒動絵巻~地の文喪失事件~

#サムライエンパイア

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#サムライエンパイア


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「大変です、殿! 我ら摺木藩杏門家(するぎはん あもんけ)に伝わる四つの兵書、すなわち『火の文』『水の文』『風の文』『地の文』の内が一つ、『地の文』が、南方に突如出現した妖怪変化の城より現れし化性共に奪われ候!」
「なんと!? 我が摺木藩杏門家に伝わる戦常勝の秘訣が記されし四つの兵書の内が一つ、『地の文』が化性に奪われただと!? 何たる失態! 拙者、激怒が収まらぬ!」
「かくなる上はこの早良腹切左衛門乃助太郎丸(さわらはらきりざえもんのすけたろうまる)、極めて強い後悔と羞恥の念に駆られ腹を切る所存!」
「腹切左衛門! 待たれよ! 三年前の武勲によって儂が授けた名脇差“満腹”を腹に押し当てるでない!」
「御免!! ぎゃあーー!!」
「は、腹切左衛門ー!! ゆ、許せぬぞ妖怪変化共! 必ず、必ず『地の文』を取り戻す!」

 ●

「オブリビオンの城に乗り込んで、盗られた兵書を取り戻そう! あ、ボクはミコトメモリ! この予知担当のグリモア猟兵さ!」

「じゃ、改めて。サムライエンパイアにあるとある武家……摺木藩杏門家には代々伝わる四つの兵法書があるんだけど、そのうちの一つ、『地の文』がオブリビオンの強襲により盗まれてしまったんだ」

「このままだと、盗まれた責任を感じて家老は切腹しちゃうし、オブリビオンに兵書を好きにさせるわけにも行かない……みんなにはこれを取り返してほしいんだ。敵はどんとお城を構えて、兵力を増強してるので……」

「これを正面から乗り込んで制圧! 細かい作戦はなし! 力技でオッケー! ボクの力で転移できる限界まで近くに送るから、あとはガンガン行って頂戴。連中は堂々と関所を構えてるから、まずはそれを突破、続いて敵の城に侵入、立ちふさがる雑魚を蹴散らし、最後は敵の親玉の首をとって、兵書を取り返す! ……作業自体は簡単でしょ?」

「……ただし、注意すべきことが一つだけある。敵の盗んだ兵書……『地の文』によって、敵の領地内では思い通りに動けなくなってしまうんだ」

「“自分が何をするか”を宣言して、その通りに動かなくては、行動することができないんだ……なにせ、『地の文』を奪われているからね……」

「どういう意味だって? えっと、つまりこういうことさ。ミコトメモリパンチ! シュバッ! ボクは拳を前に突き出して敵を倒した!」

「……オッケー? それじゃあ行ってらっしゃい、頼んだよ猟兵たち!」


甘党
 甘党です。よろしくお願いします。
 早速ですが注意事項がございます。

 この依頼は、敵に『地の文』を奪われています。

 そのため、プレイング自体は縛りなく書いて頂いて構いませんが、リプレイはすべてセリフで表示されます。

 武器を構える、銃を撃つ、魔法を唱える……すべての動作は口に出して宣言して初めて効果を伴うこととなります。
 よってシリアスを保つのは非常に難しくシュール極まりない事になるため、予めご了承のほどよろしくお願いします。

 心理描写までも「」でくくられなければ見えない為、『アドリブ可』がある場合、言わなくていいことまで口走る恐れがあります。

 マスター説明の「プレイングの補足について」も、アドリブの可否など書いてありますので、ご一読ください。

 それでは、プレイングお待ちしています。
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第1章 冒険 『関所を破れ』

POW   :    正面から正々堂々関所を破る

SPD   :    旅人から情報を得る、建物に侵入

WIZ   :    わざと捕まって様子をみる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「待てい待てい! ここより先は我らが城主の領地! 身勝手に通る事は許されぬ! ただちに退くべし! さもなくば我らどこからどうみてもまこと普通の人間であるがその実決して他言できぬ出自を持つ城主の部下三百と二十四名がお相手仕るぞ!!」
リゥ・ズゥ

地の文、とやらは、よくわからない、が。
行動を、宣言し、戦えばいい、のだな?
それだけで、良いのならば、簡単、だ。
リゥ・ズウは、真っ直ぐ、関所を、抜ける。
邪魔なものは、、殴って、壊す。
壊れなければ、「怪力」と「衝撃波」を込めて、殴って、壊す。
それでも壊れなければ、グラウンドクラッシャーで、殴って、壊す。
邪魔をする敵が、居たら、とりあえず、殴って、喰う。
全て壊したら、先へ進む。簡単、だ。
(深く考えずストレートに行動します。遠慮なく容赦なく有言実行し破壊活動に勤しみます。)



「止まれ止まれ! 何奴か!」
「おお! 何という黒き化性か!」
「おぞましやおぞましや! これ! 失せろ失せろ! ここを誰の領地と弁える!」

「…………」
「な、何だお主! や、やめろ、近寄ってくるな!」
「…………」
「ひ、ひぃ! 圧が! 圧が強い!」
「リゥ・ズゥは、まっすぐ関所を抜ける」
「……何?」
「リゥ・ズゥは、まっすぐ関所を抜ける。邪魔なものは殴って壊す。そして喰う」
「……邪魔なもの?」
「邪魔なもの」
「あえて自分の顔を指さしながら尋ねるが、……拙者?」
「(こくり)」
「…………」
「リゥ・ズゥは、喰う」
「……門を閉じろおおおお絶対に開けるな……アバー!!!」
「ああああ!? 吉左衛門が喰われたぞ!?」
「化性じゃ! まことの化性じゃ!」
「腹をさすっておるぞ!? ヤバじゃ! ヤバみがものすごいでござる!!」
「リゥ・ズゥは力を込めている。リゥ・ズゥは……殴って、壊して、進む」

「ああああ!? メキメキと音を立てて関所の門が!」
「やむを得ん! 開けて通せ通せ! そして即閉めろ!!!」
「よいのか!?」
「あれ相手にするの嫌でござる!!」
「拙者も!」
「(スンッ)……通って、いいのか?」
「「「どうぞどうぞどうぞ」」」
「……そうか(ずんずん)」

(((ほっ)))
「……リゥ・ズゥは溜めた力の矛先が消えたので」
「「「えっ」」」
「とりあえず地面を殴る」

 ………。

「……あの大穴どうする?」
「ワンチャンあとから来る敵の落とし穴に使えぬでござるか」
「お主賢いな」
「いやいやそれほどでも」
「……ああいうの、まだ沢山来るのかな」
「「「……………」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベモリゼ・テモワン
つまるところ、全てを宣言し実行すればいいんだろう
ええい、なんとも厄介な
さりとてそれが『地の文』の効果というのなら!従わなくてはなるまいて!

真っすぐ突破するのが一番だろう
宣言してからの潜入なんて、ゾッとしないね

たのもう!俺の名前はベモリゼ・テモワン!猟兵が一人!
たった今から、この関所を通らせてもらう!
邪魔するものは悉く、この機関銃で風穴開けてみせよう!
(見せしめに関所の壁に銃で穴を開けようか)
さあ問おう!邪魔をする覚悟のできた奴はいるか!?

―なんだ意気地のない! 男がいないと見える!
だが好都合。通らせてもらう!

(携行型機関銃を構えて銃口を突き付けて脅して突破します)
アドリブ可/連携可/なんでも可



「つまるところ、全てを宣言し実行すればいいんだろう――――たのもう!」

「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」
「もうあんな奇妙なやつが来るわけ無いでござる!!」

「俺の名前はベモリゼ・テモワン! 猟兵が一人! たった今から、この関所を通らせてもらう!」

「通るといって通す馬鹿がいるわけなかろうでござる!」
「一人で何が出来るでござる!」
「囲んでめった切りにしたれ!」

「……ぞろぞろでてくるな、ちなみにこれは機関銃という。お前たちに言って理解できるかどうかわからんが、この人差し指で軽く引くだけで、お前たち全員を肉の塊に出来る武器だ。邪魔するものは悉く、こいつで風穴開けてみせよう!」

「はぁーーーん!? ハッタリでござるなぁ!?」
「武士の武器つったら刀でござろうがぁ!」
「刀も買えぬ貧乏武士でござるかぁ!?」

「(バタタタタタタタタタタタタタタタタタタ)」
「「「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?」」」
「せ、関所の壁に、壁に穴が!?」
「な、何でござるか今のは!?」
「ていうか今のはいいんでござるか!?」

「擬音はセーフだ!」
「「「擬音はセーフ!?!?」」」

「ところで今のは機関銃を関所の外壁に向かって斉射したわけだが……人体は木材より柔らかかった記憶があるな?」
「…………彦助」
「…………いやいや、ここは助六、お前の判断に委ねようぞ」
「…………待て待て、しかしならばここは善丸の手腕を拝見と」

「(バタタタタタタタタタタタタタタタタタタ)」
「「「「通ってよーーーーし!」」」」

「なんだ意気地のない! 男がいないと見える!」
「黙らっしゃい!!!」
「武士には生命の捨てどころがあるんでござる!!!」
「そんなよくわからん面妖な武器で死んでたまるか!!!」
「戦場じゃ!! 戦場で死ぬんじゃ!!!

「…………ここがお前たちの戦場では?」
「「「速く行って下さいお願いします」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリア・マリーゴールド
Oui!じぶんがなくなったデスカ!
ちがうマス?地の文?むー。マリィむつかしことよくわかんないデス!

よくわかんないデスけどココ通れば良いマスなー!
それじゃーれっつらごー!デッス!

そこのアナター!
アナタハカミヲ信じマースかー!
ほと……ホットケーキ?
美味しそなカミサマデスネ!
ん?ちがうマス?ほとけ?
んー、ちがう世界のカミサマムツカシデスネ!

ともかく信仰大事マス!
カミサマ信じる!どの世界でも良いこと!

じゃ、そーいう訳で!
同じ信仰心持つモノドーシモナカ……違う?仲間?ソー!ナカマ!ナカマなので通るマス!

えっダメデス?

…………。

ぐるぐるまきまきデスヨー☆
(咎力封じ)
じゃ、マリィは通ルマス!
バイバイデース☆



「Oui! じぶんがなくなったデスカ! ん、ちがうマス? マリィむつかしことよくわかんないデス!
「よくわかんないデスけどココ通れば良いマスなー! それじゃーれっつらごー!デッス!」

 …………。

「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」

「はーい、そこのアナター! アナタハカミヲ信じマースかー!」
「………………なんて?」
「神?」
「異人の娘かあれ」
「すまん、拙者仏教故どちらかと言うと仏派でござる」

「ほと……ホットケーキ? 美味しそうなカミサマデスネ!」
「ほっとけーき?」
「どうするでござる、若干会話通じてない感じあるでござるよ」
「小さい娘でござるからなぁ……穏便に追い返せばいいんでない?」

「ん? ちがうマス? ほとけ?」
「ほら、混乱してる」
「文化違いそうでござるしなあ」

「ともかく信仰大事マス! カミサマ信じる! どの世界でも良いこと!」
「信じる者は救われるというでござるからなあ」
「豊臣公思い切り伴天連禁止令とか出してござらんかったか」

「じゃ、そーいう訳で!」
「ん?」

「同じ信仰心持つモノドーシ、モナカ……」
「最中?」
「あぁ、最中喰いてえなあ」
「最近豆しか喰ってねえなあ」

「違う? 仲間? ソー! ナカマ! ナカマなので通るマス! デハシツレイー」
「……」
「………………」
「…………………………」
「「「いやいやいやいやいやいや」」」

「えっ、ダメデス?」
「駄目です」
「可愛くても駄目です」
「そういう首を小さくかしげる仕草しても駄目です」

「エー、じゃヤクミがナイデス」
「薬味?」
「ちがった、ショウガないデス!」
「あぁそういう」

「(どさどさどさ)」
「……え、これなに?」
「これデスか? こっちはテジョー、こっちはサルガッソー、こっちはロープ、デス!」
「……これどうするでござるか?」
「えへ、ぐるぐるまきまきデスヨー☆」

 ……。

「じゃ、マリィは通ルマス!」
「もがむがもがもぐがもがもが!!!」

「バイバイデース☆」
「「「がもがもぐまぐまもがもがもがもがもがむが!?!?!?」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

壥・灰色
アドリブ歓迎

顔見知りがのしのし入っていくのが見えた
まあ続こう

何をどうするか口に出さないと行動できないときたか
けど、いつも大体似たような感じなので今更何か怖れることもないおれなのであった

‪壊鍵‬、起動
装填、侵徹撃杭

拳に装填した不可視の衝撃弾「侵徹撃杭」を射出、関所を爆撃する
五発くらい叩き込んでから通してくれるならこれ以上危害は加えない旨を宣言
反撃や罵声が帰ってくるようならば更に五発
大人しく受け入れてもらえるまで繰り返すつもり

直接的な攻撃が来ない限りは人死にが出ないように留意するけど、攻撃が来るならこの限りにない
やってることがギャングかマフィアだって? 褒められたね、そこまで上等なものでもないよ



「何をどうするか口に出さないと行動できないときたか」
「けど、いつも大体似たような感じなので今更何か怖れることもないおれなのであった」

 ……。

「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」
「許可証無き者通ることを固く禁ずる! 直ちに立ち去れい!」
「何をしておるか貴様!」
「その様に拳をパキパキ鳴らすのは我らへの挑発行為と受け取るぞ!」

「壊鍵、起動」
「ん?」

      マーシレスマグナム
「装填、《侵徹撃杭》」
「んん??」
「ははは、あいつどこで構えてござるか」
「正拳突きの練習でござるかぁ?」
「おいおい、それ以上の行動は威嚇動作とみなし斬り捨て御免でござるが??」

「拳を突き出す」
「「「「「アイエエエエエエエ!? 関所があああ!?」」」」」

「拳を突き出す」
「「「「「アイエエエエエエエエエエエ!? 関所を守りに入った甚八がああ!?」」」」」

「拳を突き出す」
「「「「「アイエエエエエエエエエエエエエエ!? 甚八を助けるために飛び込んだ田吾作うううう!」」」」」

「拳を突き出す」
「「「「「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエ!? 田吾作と実は出来てた善丸うううう!」」」」」

「拳を突き出す」
「「「「「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!? 関所があああ!?(二度目)」」」」」

「…………通してくれるなら、これ以上の危害は加えないが」
「「「「「何してくれてんだお前!!!!」」」」」

「…………(スッ)」
「待ってくれ話し合おう、な? だから拳を下ろすでござる!」

「通してくれるなら、これ以上の危害は加えないが」
「交渉の余地がなさそう!!!」
「ええい怯むな皆の衆! 敵は一人ぞ! 囲んで棒で叩けばひとたまりも――――」

「拳を突き出す×5」
「「「「「アバーーーーー!?!?!?!?」」」」
「「「「「アバーーーーー!?!?!?!?」」」」
「「「「「アバーーーーー!?!?!?!?」」」」
「「「「「アバーーーーー!?!?!?!?」」」」
「「「「「アバーーーーー!?!?!?!?」」」」

「ちなみに」
「「「「はい」」」」」

「大人しく受け入れてもらえるまで繰り返す」
「「「「………………」」」」

「あと、極力人死にが出ないように留意するけど、攻撃が来るならこの限りにない」
「「「「あ、あの」」」」

「で。…………通してくれるなら、これ以上の危害は加えないが」

 ……。

「次のやつは頑張って止めような」
「「「「おう!!!」」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

立花・乖梨
やりたいことは自分の言葉で…難しいものですよねぃ。
言葉足らずにやらかしてしまうこともありますありますですですです。
ああいえ、"私達"の話です。お気になさらず。
とりあえず門を開けて頂いてもよろしいですですか?
……だめですかそうですか、残念ですですねぃ。
そこで私の、私達のユーベルコードの出番ですよ。

接吻する様な距離の中で(グッド・バイ・ララバイ)。
この世界では珍しい、カッターシャツを羽織って
ガントレットを装備した女性からの一撃で伸びていただきますです。
皆様、殺そうとはせず捕まえるだけでしょう?
だったら死にはしませんよ、お腹にグーで気絶するだけ。
門を開けるか、私に落とされるか、決めて?



「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」
「もう変なやつ来ないでくれ頼む」

「やりたいことは自分の言葉で……難しいものですよねぃ」
「…………」

「言葉足らずにやらかしてしまうこともありますありますですですです」
「どうしようめっちゃ怖いでござる」
「いきなり関所の前で何やら語り始めたでござる……」
「見えない友だちがいるタイプでござるかな?」

「ああいえ、"私達"の話です。お気になさらず。とりあえず門を開けて頂いてもよろしいですですか>人<」
「「「駄目ですけど???」

「……だめですかそうですか、残念ですですねぃ 」
「ククク、中々物分りがいいようでござるなあ」
「さあ、余計なことをせずとっとと立ち去るでござる!」
「今なら拙者達に何もせず消える権利をくれてやるでござる!」

「(いそいそ)」
「「「???」」」」

「(もぞもぞ)」
「な、なんでござるかあれは」
「な、生着替え、生着替えでござるか?」
「まさか目の保養――――」

「あ、いえいえ、着替えは一瞬ですむんですがねぃ」
「「「チックショオ!!!」」」

「じゃあはい、そういうことで、ですですね >ω<」
「えっ」

「      三つ
( >人<) 三つ シュババババ
           三つ」

「「「オゴー!!!!????」」」
「葉太郎! 松次郎! 糠衛門!」

「あ、よかったですよう。ですですよう」
「な、何が……?」
         グ ッ ド ・ バ イ ・ ラ ラ バ イ
「私達の《接吻する様な距離の中で》は皆様の敵意に応じて威力が変わりますですので」
「つ、つまり……?」




「――――――死ななくて済んだですですよぅ?」
「「「アイエエエエエエエエエエエエエエ!?」」」

「じゃあ。門を開けるか、私に落されるか、決めて?」
「「「開門ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」」」

 ……。

「この関所ほぼ素通りでござらんか!?」
「次こそ、次こそは絶対通さぬから!!」
「さすが今まで以上にやばいやつはそうそう来ないでござろう!!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

街風・杏花


あらあら、あらあら、大変! 地の文が奪われてしまっただなんて!
うふふ、けど私、街風・杏花は元々思っていることを垂れ流しちゃう方ですから、あまり変わりないかもしれませんね!

さぁさぁ、関所ですか
もちろん正面から! パワー!

うふふ、そう言わずに通して下さいませんこと?

……強いのかしら? 斬りがいがあるかしら? そう思うのですけれど、やっぱり罪のない人に自分から切りかかるのは良くないことですし、向こうの方から横暴な態度に出てくれないかなぁなんて、杏花は思ってしまいますね!

……………で、どうです? 遊んで下さいます? おっと杏花はうっかり言い間違えました、通して下さいます? でしたね!



「あらあら、あらあら、大変! 地の文が奪われてしまっただなんて!」
「うふふ、けど私、街風・杏花は元々思っていることを垂れ流しちゃう方ですから、あまり変わりないかもしれませんね!」

 ……。

「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」
「貴様のような小娘が通れる場所に見えてか!」
「一刻も早く立ち去れい! さもなくば我が刀の錆にしてくれようぞ!」

「(ゾクゾクッ)」
「「「????」」」

「あぁ、あぁ、失礼しました。……うふふ、そう言わずに通して下さいませんこと?」
「叶わぬと言っておろうが!」
「物分りの悪い娘め!」
「そのだらしなくでかい乳房に知能まで吸い取られているに相違ないわ!」
「ははは!! お主!!! ははは!! 言い過ぎでござろう!!!」
「「「ハーッハッハッハッハッハッハ!!!!!(ドッ)」」」

「(ゾクゾクゾクゾクゾクッ)」
「「「?????」」」

「ふふん、どおれ、ここはこの鍼千藩(はりせんはん)の大歌舞伎者、東啓太郎之助(ひがしひらくたろうのすけ)が一刀に伏してくれようぞ!」
「おいおい啓太郎之助、あまり小娘をいじめてやるでないぞ!」
「まったく大人げないでござるなあ!」
「ククク、見よ、この名刀“美食丸”の切れ味アバーーーーーーーー!!!!!!」

「……啓太郎之助!?」
「け、啓太郎之助が!?!?」
「「「真っ二つに!?!?!」」

「うふ、うふふふふふ」
「「「ひいっ!」」」

「仕方ありませんわよね? だって向こうが武器を構えてきたんですものね? 私、杏花が、非力な女が、このか細い腕でもって、正当防衛で、刃を抜くのは極めて自然な行為ですわよね?」
「何で返り血を浴びて笑っとるんじゃあ!?」
「わからぬ! 拙者今どきのおなごがわからぬ!」
「アレはおなごではない! 化性じゃ! 化性の類じゃ!」

「……………」
「「「ぴぇっ!?」」」

「皆様は、遊んでくださいます?」
「「「…………」」」

「おっと杏花はうっかり言い間違えました、てへぺろ、です」
「「「…………」」」

「(ゝω・)v」
「「「???」」」

「で。――――――通して下さいます?」

 ……。

「さらば東啓太郎之助」
「尊い犠牲でござった」
「もうこの関所絶対駄目でござるってマジで」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネージュ・ヴァレリエ

いーれーてー
いーいーよーねー?

わざわざ宣言しないと拳のひとつも振るえないだなんて、随分と面倒だね
けれど僕にとっては好都合だ

君たちも相手が何をするか宣言してくれるから比較的対処が楽だろう?
ほら、ちゃんと僕の声を聞いて、どう動くかしっかり認識して

そして溺れなよ、君たちに【素敵な悪夢】を見せてあげよう

僕は拳を振るわない、僕はただここに居て、この声の届く<範囲>にいる君たちに<恐怖を与える>だけさ

ああでも、君たちが力に訴えるなら僕も武器を振るうから
放っておくかい?なら<串刺し>にするね
立ち向かうかい?なら<血を吸>わせてもらうかな



(相手に恐怖を与えるためにウキウキしながら行動の宣言をして実行します)



「止まれ止まれ! 何奴か!」
「ここをどこと心得る!」
「もう絶対何人たりとも通さぬからな!!」

「いーれーてー」
「「「通さないってば!」」」

「いーいーよーねー?」
「「「駄目だってば!!!」」」

「……本当に?」
「本当に本当でござる!」
「貴様のような軟弱な小僧が通れる関所に見えてか!」
「我ら誇り高き鍼千藩の武士!!! 人を通すぐらいなら戦って死ぬでござる!!!」

「(にやぁ)」
「「「(ビクッッッッ)」」」

「そうか、じゃあ仕方ないなぁ、うんうん。…………戦って死ぬんだよね?」
「ももも、勿論でござるとも!」
「武士に二言はないでござる!」
「言葉を違えるぐらいなら腹を斬る! それが武士の心意気よ!」

「そっかそっか。じゃあ…………《素敵な悪夢》を見せてあげよう」
「「「えっ」」」

 ……。

「アイエエエエエエエエエエ!!」
「ヒイイイイイイイイイイイ!」
「ヤメテェ! モウヤメテェ!」
「ごめんなさい……生まれてきてごめんなさい……」

「あら、意外とあっけなかったね。……ねえ?」
「ヒッ!?」

「まだ通してくれない? いや、いいんだよ。意地でも通してくれないっていうなら、僕も武器を振るうから」
「ぶ、ぶき……?」
「うん、串刺し」
「いやぁぁああああああああああああ! 通っていい! 通っていいから!」
「なんだ、無抵抗? じゃあ……せっかくだし、血を吸わせてもらおうかな」
「ナンデ!? 通っていいのにナンデ!?」
「あはは、馬鹿だなあ」

(ニタァ)

「――――恐怖に怯える、君達の顔がみたいだけさ」
「「「ヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヌル・リリファ

◆簡単な言葉は平仮名、難しめの言葉は漢字でお願いします

地の文がとられた。
地の文っていうのはよくわからないけど、大事なもので、大変なんだね?
……わかった。お仕事だから、とりかえすよ。

……いちいち行動はこえにださないとだめなの?わかった。

えっとわたしは、ユーベルコードでもんをこわすよ。必要なら、【属性攻撃】のほのおでもやす。
たちふさがるひとたちは、おんなじようにきりはらう。
邪魔なら、殺すから。いやなら邪魔しないでね?

……正面からのりこむだけ。シンプルだね。きらいじゃない。

(必要なことに疑問を覚えたりするほど情緒が育ってないのでとても素直に真面目にやります)



「地の文がとられた。地の文ってなに?」
「……よくわからないけれど、大事なもので、大変なんだね?」
「……わかった。お仕事だから、とりかえすよ」

 ……。

「そこの娘、何奴!」
「止まれ止まれい!」
「この難攻不落、絶対防衛戦線たる関所を通ろうなど笑止千万!」
「我ら最強の衛兵たる守衛がここを通すとおもうてか!」

「………………」
「「「…………」」」

「………………」
「……あれ、どうした?」
「拙者なにか言い過ぎたか?」
「うーんこれは失敗では」

「……あ、いちいち行動はこえにださないとだめなのね」
「「「あ、よかった喋った」」」

「えっと、わたしはユーベルコードで、もんをこわすよ」
「「「えっ」」」

「必要なら、ほのおでもやすよ」
「「「えっ」」」

「もしたちふさがるひとがいるなら」
「「「何その剣」」」」

「(シュバッ)おんなじように、きりはらうよ」
「「「ひいっ!?!?!? 鉄の柱が!?!?!」」」

「じゃあ、宣言したから、こわすね、もやすね。きるね」
「待て待て待て待て」
「話し合おう娘」
「中々見目麗しいではないか、拙者の嫁に来ないか?」
「何口説いてんでござるか」

「“かけゆく閃光は暗翳をけしさり、乱立するひかりはうせたのぞみをてらす――――”」
「「「詠唱始めちゃったじゃんかぁー!!!!」」」

「ええと、かずはぜんぶで百九十五本、さわるときれるし、ささると死んじゃうから」
「「「それどうするの???」」」

「雨みたいに、ふらすよ」
「「「総員退避ー!!!」」」

 ……。

「じゃあ、とおるね」
「「「はい」」」

「……邪魔はしない?」
「「「しないから速く行って下さい」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

居待月・穂波
宣言すればいいってんなら逆にわかりやすい感じ?ま、いけるっしょ☆

つーわけで、正面からカチコミしにきちゃった~みたいな?
あたしってJKしてっけどちゃけば神だから。
JKゴッド可愛いかよ~ってなったらいつでも信仰おけなんでヨロヨロー☆

ま、見た目ただのセーラー服JKだし?ザコ乙って舐められンのもしょうがないと思うワケ。だからあたしもちっとはパないってとこ見せてあげっから。

スーパー・ジャスティス発動でオーラ全開。ヤサイ人みたいなアレ。
おもっきし蹴れば関所の扉、ぶち抜けるかな?武士メン鬼ビビり期待アゲ。
無理ぷーならここで暴れンのも吝かでないみたいな?
神たる所以、しかと目に焼き付けよ!って感じで☆



「宣言すればいいってんなら逆にわかりやすい感じ? ま、いけるっしょ☆」

 ……。

「つーわけで、カチコミしにきちゃった~、みたいな?」
「「「………………」」」

「てか皆ガバガバで通ってんじゃん、別にあたしも通ってもよくナイ? おけまる?」
「「「…………」」」」

「え、何黙りなの? もしかしてあたし声でないほどイケてる系?」
「「「…………」」」」

「っばいなー、オーラでちゃったか~。あたしってJKしてっけどちゃけば神だから。JKゴッド可愛いかよ~ってなったらいつでも信仰おけなんでヨロヨロー☆」
「「「「……ぶふっ」」」

「…………?」
「こ、これ、やめぬか彦衛門」
「だが蛾之丸、みよあの面妖な化粧を」
「この様な片田舎ではかようなものが流行っておるのか! がははは!!!」

「………………」
「そなたのよう娘を通したとあっては武士の名折れよ!」
「早々に立ち去るが良い!」

「…………………あたし神っていったよね?」
「「「がっはははははははは……は???」」」

「ま、見た目ただのセーラー服JKだし?アガんないよね。ザコ乙って舐められンのもしょうがないと思うワケ」
「……さっきから何語なのだあの娘」
「微妙に意味が伝わらんでござるなあ」

「でもギャル舐められっぱもマジおこだから、だからあたしもちっとはパないってとこ見せてあげっから」
「……ん?」
「なんか地響きが……」
「空が……鳴いてる……」

「スーパー・ジャスティス☆発動的な!」
「アバー!!!」
「彦衛門!?」
「“おうら”じゃ! “おうら”で彦衛門が吹き飛んだぞ!」

「んじゃ蹴るよー」
「「蹴る?」」

「関所の門」
「「なんて?」」」

「武士メン鬼ビビり期待アゲー!」
「「あああああああああああああ門がああああああああああああ!!!」」

「あ、やっべ、超マジ飛んでっちゃった。ウケぴ」
「「ぴ!?!?!?!?」」

「や、ごめごめ、あたしもちょっとだけ大人気なかったってか、神なげなかった的な? 通してくれればいいんだし?」
「「神なげ???」」

「でも無理ぷーならここで暴れンのも吝かでないみたいな?」
「「やめてください」」

「あたし神だから、もっとテンアゲでお祈りヨロ」
「「ハハァー!!!」」」

「神たる所以、しかと目に焼き付けよ!って感じで☆ 焼き付けた?」
「「焼き付けたのでもうどっか行って下さい」」

「信仰……」
「「どうかお行き遊ばせてくださいませ!!」」

「っべー、信者から頼まれちゃったらしゃーなしっしょ。じゃあとヨロ~☆」

 ……。

「神ってなんだろうな」
「わからん。拙者には何もわからん」
「門どうしようか」
「わからん」

大成功 🔵​🔵​🔵​

紅呉・月都

あ?地の文?何だそりゃ
とにかくアレだろ?やること全部口に出せってことでいーんだな?

うっし、正面突破だ
ごちゃごちゃ細工すんのはめんどくせえんだよ

邪魔するぞー
でもってお前らそこ退け、俺が通るから
あ?嫌だ?だったら仕方ねえ
邪魔するやつは【怪力】で【なぎ払い】、ついでに【衝撃波】で【気絶攻撃】しつつ門ぶっ壊して中に入る

はー?まだ抵抗すんのかよ
うざってえなぁ…と【鎧無視攻撃】で城壁の一部をぶった斬る
いい加減退かねーとお前らも同じようにぶった斬るがいいんだな?

…よし
じゃ、遠慮無く通るぜ
通してくれてありがとさんなー



「あ? 地の文? なんだそりゃ」
「とにかくアレだろ? やること全部口に出せってことでいーんだな?」
「……本当にいいんだな?」

 ……。

「何奴!!!!」
「我ら絶対なる関所の守護者!!! 王武理微音(おうぶりびおん)の武士なるぞ!!」
「通さぬ通さぬ! 何人も通さぬ!!! 回れ右して帰るがよい!!」

「……ぁー、うっし、正面突破だな」
「「「む?」」」

「ごちゃごちゃ細工すんのもめんどうくせぇしな……邪魔するぞ」
「話を聞いてなかったんかい!!」
「通さぬと言っておろうが!」
「控えい控えい!」

「……つまり俺が通るのを邪魔するわけだな?」
「そう言っておろうが!」
「この名刀少鳥三角の錆にしてくれようか!」
「貴様も帯刀している以上武士であろう! 抜けい!」

「そうか。じゃあ――――これからぶった斬るから逃げるなよ」
「若造が調子に乗りおって…………キェェェェェイ!    アバー!!!」
「「「象二郎ーー!!!」」」

「安心しろ、峰打ちだ」
「今峰でござったか!?」
「馬鹿お前、今のは刀を全力で振るったことによる衝撃波での――――峰打ちだよ」
「「峰じゃねえじゃん!!」

「ぁーうるせぇうるせぇ。俺はここを通れればそれでいいんだよ」
「通すわけなかろうが!!!」
「象二郎の仇じゃ!」
「仮に我らが倒れようと門は難攻不落! 開くことはない!」
「そなたが関所を越えることは何があってもないのでござる!!」

「――門ってのはあれか?」
「「ゑ?」」



「「……なんで真っ二つなの??」」



「さっき斬った」
「「どうやって??」」

「は? 馬鹿野郎お前――――――峰打ちの時だろうが」
「「ええええええええええええええ」」

「で」
「「アッハイ」

「いい加減退かねーとお前らも同じようにぶった斬るがいいんだな?」
「「………………」」

 ……。

「通してくれてありがとさんなー」

「いや無理でござろう」
「うん、世の中道にもならんこともあるでござるな」
「もう誰も来ないで欲しいなー」

大成功 🔵​🔵​🔵​

リンタロウ・ホネハミ
いやー行動を宣言しないとダメって……
戦闘になったらキツくないっすか?
動きが読まれる的なそれじゃなくて肺活量的に

というわけで持って来ましたるはこの酒樽!
さーせーん!酒の納品にあがりゃっしたー!

え?いや予定にないとか言われても困るっすよ、これ上様に献上する酒っすよ?
急ぎで持ってこいってお達しっしたからね〜、遅れたら遅らせた輩に激おこ切腹丸になるかもっすね〜?

お互い腹詰めたくないっしょ?この上様御用達の酒もほんのちょびーっとあげるっすから、ここはね?

やー話が分かる御仁で良かったっす!じゃあオレっちも景気付けに一杯一杯もう一杯!
あ、空になっちまったけど皆気分いいからいいっすよねー!
じゃ、通りまーす!



「いやー、行動を宣言しないとダメって、そりゃちょっとキツくないっすか? いや肺活量的に」
「今だってそうっすよ、ほら、関所に近づくっすよー……隠密もできやしないっすねえ」
「……仕方ないっす、それならそれでやりようがあるっすよ」
「リンタロウ・ホネハミの交渉術、とくとごらんじろっす!」

 ……。

「さーせーん! 酒の納品にあがりゃっしたー!」
「むむ! 何奴!」
「珍妙な格好なり!」
「酒だとぉ? その樽に酒が詰まっているとでも言うつもりか!」
「その様な予定は聞いておらぬぞ!」

「え? いや、予定にないとか言われても困るっすよ、これ上様に献上する酒っすよ? あーいいやつなのになぁ」
「…………話聞いとるか?」
「いやー拙者は何も」
「――そんな話は聞いてないと言っている!」

「ええ~、そんなぁ~。急ぎ宴会するからって事でお達しが来たんすけどねぇ~、これで遅れたら誰の責任になるんすかねぇ~」
「……誰の責任だ?」
「次郎丸であろう」
「いや花ノ助では?」
「拙者に押し付けるでない!」

「……上様の怒りに触れたら、最悪切腹もありえるっすかねぇ」
「「「………………」」」

「まぁまぁまぁまぁまぁ、ほらいい酒なんっすよ、ほらほら飲んで飲んで」
「お、おう、かたじけない」
「すまぬすまぬ」
「たしかにこれは中々」

「おお、いい飲みっぷりっすねぇ! ささもう一杯! オレっちもご相伴に預かるっすね、へへ」
「なんだそなたもいける口だなぁ!」
「そーれイッキ! イッキ!」
「美味い、美味い酒じゃ!」

 ……。

「いやー、呑んだ呑んだ、樽も空になっちまったっすねぇ」
「ぐごーずびび」「すやぁ」「ふがっふがっ」

「まぁ皆気分いいからいいっすね! じゃ、通りまーす! ヒャッホーウ!」
「Zzz...」

大成功 🔵​🔵​🔵​

六六六・たかし


サムライエンパイアという和の国に似合わない大型のバイクに乗り颯爽と風を浴びながら登場する男。
そう、この俺たかしだ。ちなみにバイクは「かかし」だ。
地の文とやらがどうやら盗まれたらしい。だが俺にかかればこんな単純な依頼はすぐに解決してみせる
そう、なぜなら俺はたかしだから。

さっさと行ってさっさと取り返したいところだが、そう簡単には行かせてはくれないようだな。
ちまちまとやるのは性に合わん、まとめてぶっ飛ばして突破させてもらう!

いでよ!俺のマイ武器「たかしブレード」!!
そして必殺!!!『デビル!たかし!ストラッシュ!!』

技の解説は任せたまなざし。



『ブルォン、ブルォンブルォンだっぺ』
『あの、たかし、エンジン音に語尾が混ざってるけど』
(ボボボボボボボボだっぺ ボボボボボボだっぺ)
「問題ない。なぜなら俺は――――たかしだからな」
『いや、でもさ』
「そしてバイクは――かかしだからな」
『あ、もうそういう感じで行くんだね、今回は』
(ブルォオオオオンだっぺ)

 ……。

「くくく、すっかり人が来なくなったのう」
「やはりこの関所に恐れをなしたか……」
「誰も近寄れぬ難攻不落の鉄壁とはこのことよ……あ、そこもっと釘増し打ちして、そう、板も増やして」


「……伝令! 物見櫓、南の方角! 何かが向かってくるでござる!」
「何かとは何でござるか!」
「馬でござる! 面妖な馬でござる!」
「何ぃ、馬だとう!?」








「~たかし・ライド・かかし~
 作詞作曲:デビルズナンバーかかし
 編曲:デビルズナンバーまなざし
 演奏:デビルズナンバーにぎやかし(ゲスト出演)

 カラスも、燕も、近寄れない(ブルォンブルォン)
 オラは、かかし。今は、バイク(ブロロロロロロロ)
 たかし、乗せて、野を走る(キキィーッ)
 ああ、野生、満ち溢れるっぺ(ボンッ! ボボボボボボ)
 野を行く鳥よ。お前は自由。オラも自由(ブルォンブルォンブルォンブルォン)
 イェア……でもカラスよ、畑には入ってこないで(ブルルルルルルル)
 米を食べていいのは、農家の人だけだから(ビュィーーーーーーーーーン)
 ウォウウォウ…………」

『……え、何この演出』
「これは挿入歌作戦だ、ざしきわらし」
『一応どういう作戦だか聞いていい?』
「ふ……いいか? サムライエンパイアという和の国に似合わない大型のバイクに乗り颯爽と風を浴びながら登場する男。それがこの俺、たかしだ」
『うん、そうだね。それで?』
「当然、連中は狼狽する。そこにダメ押しの挿入歌が挟まるわけだ」
『うんうん、だから???』
「挿入歌のカットインがある間、連中は行動できない、地の文がないからな」
『………………うん????』
「つまりこの間に関所を突破してしまったというわけだ」
『嘘ぉ!?!?!?!?! あ!? ほんとだ既に後方にある!? プレイングは!?』
「問題ない、なぜならおれは――――たかしだからな」
『大アリだよ!!!!』

 ……。

『……あと、にぎやかしはまだ倒してないよね』
「いずれ倒すさ……なぜなら俺はたかしだからな。さぁいくぞかかし。目指すはオブリビオンの城だ」
(ブルォンブルォンブルォン!(了解だっぺ!))
『もうエンジン音と発言が逆転してるぅ!』

大成功 🔵​🔵​🔵​

煌燥・瑠菜
◯【POW判定】
なるほど……とにかく突破すればいいんですね!じゃあここは知的に魔術で……と思ったけれど門ぶっ壊せばいいだけじゃないですか!
そんなのに使うのもなんだし、というわけで
魔法パーンチ!!
精霊術キーック!
召喚術エルボー!
そしてトドメのヒュドラダイビングプレス!……ほら!ピョーンってジャンプしてバキベキボキって感じで門に豪快に突っ込んで!ほら!早く!つうか毎度毎度ストライキすんなや!たまには言うこと聞け!……え?ママとお兄ちゃんにチクる?……い、いやぁ、頼みますよヒュドラさん……!そこをなんとか!……あっ、ちょっと待っててくださいね?今突っ込ませるんで……いやほんま頼むから!お願いやから!


ノイエ・ウインタース
〇共闘歓迎。
地の文はわかりませんが、
これからやる事をお伝えしてから動けばよいのですね。わかりました!
ノイ、頑張ります!(拳ぎゅ

>行動
【WIZ】

「ノイはご挨拶します。たのもーう!」
「ノイはこれから正面突破します。命は奪いません、たぶん!」
「邪魔する敵はカッコよくパンチとキックです。しゅっしゅっしゅばば!」
「門扉にはカッコよくかいじんけーん!です!かいじーんけー!?」
「…わうー。なんか穴に落ちました!」
「登ってみます。がりがり。ぴょんぴょん!む、難しそうです!」
「ノイは、降参します!こうさーん!」
「仕方がありません。ノイは捕まります!」

リゥ・ズゥ氏の開けた穴に落ち捕まりました。様子を見ます。


香神乃・饗

予め香神写しで武器を増やしておくっす!
旅人さんに関所の通り方などの噂を聞いてから侵入するっす!
ふんふんなるほど割とがばがばっすか

物陰に静かに潜んで様子を伺い、他の人が通っている時など関所の人が他の事に気をとられてる隙にそろりと通過……って言ったらバレバレじゃないっすか!?あれ?バレて……るっす!

追いかけられたら逃げて穴に入って反省しておくっす!
謎の大穴にすぽっと滑り込み、底に落ちきらないよう苦無を壁にザシュッとさして足場にして待機するっす!
注意が俺から逸れたら穴からしゅっと剛糸を投げて関所の人をぐるぐる巻きに縛って無力化してから通るっす

普通の人間は大人しくしててくれたら命まではとらないっす!



「関所の修理は終わったか!」
「はっ! 完全完璧に完了しもはや蟻一匹通さぬ所存です!」
「いよぉし。眼にものみておれよ殿に逆らう不届き者共め……もはや誰もここを通ることはできん!」
「はっ! 前方から何者かが!」
「今こそ我らが殿に忠義を示す時! 生命を惜しまず挑め!!! 今までの敗因は我が身可愛さである!!!」
「「「そうだね!!!」」」

 ……。

「ノイはご挨拶します。たのもーう!」
「「「…………」」」

「……? た、たのもーう!」
「見た目は童子でござるな……」
「小娘であっても油断するな……何をしてくるかわからんぞ……」

「お、お返事してもらえないです……」
「見ておれ、きっと今になにかしでかすぞ……」
「隙じゃ、一瞬の隙を見出すのじゃ……」

「じゃ、じゃあ……ノイはこれから正面突破します。命は奪いません、たぶん!」
「来るぞ!!! 総員防御陣形!!!」
「「「はっ!!」」」

「邪魔する敵はカッコよくパンチとキックです。しゅっしゅっしゅばば!」
「うおおおおおお! 痛い! 痛いぞぉ!」
「この童子何処にそんな力が!」
「耐えろ! 耐えるのだ!! 意地を見せるのだ!!!」

「かいじんけーん!(メシャァッ)」
「アバッ!」
「五郎丸ううう!!」
「重傷! 五郎丸重傷!」

「このまま門を壊す! です! かいじーんけー――――――(ズボッ)」
「「「!」」」

「どうした! 何があった!」
「童子の動きが止まったぞ!」
「あ、あの童子――は、ハマりおった!」
「何だと!?」
「あの異形の化け物が掘った穴にハマリおった!!!!!」

「「「何だと!?!?!?」」」

「布をかぶせたかいが合ったというものよ!」
「まことか! この様な伏線回収に成功するとは夢に思わなんだわ!」
「がははは! これが日頃の行いよのう!」
「阻止に成功! 不届き者の通過の阻止に成功!」
「バンザーイ!」
「「「バンザーイ!!!」」」

「…………わ、童子相手に本気で喜んでおる……」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「……わうー。なんか穴に落ちました!」

「登ってみます。がりがり。ぴょんぴょん! む、難しそうです!」

「(ぬっ)←穴を覗き込んだ音」
「あっ、おじさんたち、ノイは、降参します!こうさーん!」

「………………」
「……? あ、あのう」

「「「「ガーッハッハッハッハ!!!」」」」
「馬鹿め誰が逃がすものか!」
「貴様はそのまま穴にハマっておるのだ!」
「見せしめじゃ! 他の不届き者に対する見せしめじゃ!」

「がーん!」
「くははは! どうしてやろうかのう!」
「眼の前で寿司を喰らってやろうか!」
「それともおはぎか? えぇー?」

「お、おとなげないのです! 酷いのです!」
「なんとでも言うがいい!! 拙者にらは向かうものは童子といえど容赦せぬ!」
「ほれほれ! 悔しかったら穴から出てくるが良い!!」
「その穴の深さは尋常では無いぞ!! 這い上がってこれるかなぁ!」
「我々が掘ったわけではないがなぁ!!!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「「「バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ!」」」

「良し、この調子で止めていくぞ!」
「よっしゃ! 負けねぇ!」
「はー、拙者ら真の力見せちゃいまくってるなーこれ」
「敗北というものを知りたいでござるな」

「――物見櫓から伝令! 新たな人影を確認!」
「くく、神風が吹く今こそ勝機! どおれワシが斬り捨ててしんぜよう」
「お主は南の暴れん坊こと右近ではないか!」
「こやつが出るからにはもう終わりだのう」
「「「ガッハッハッハッハッハ!」」」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「関所を抜けろ、ですか。じゃあここは知的に魔術で――――」
「……え? 通過すればいいだけ?」
「……じゃ門ぶっ壊せばいいだけですね! そっちにしましょう!」

「何だあの知的さ皆無な女子(おなご)は」
「ええい捕らえろ捕らえろ!」
「そこなおなご! 大人しく退くならばよし、退かぬならば――――」

「魔法パーンチ!」
「アバッ!」

「精霊術キーック!」
「オゴッ!!」

「召喚術エルボー!」
「ウギェッッッ!!!」

「良し!(`・ω・)」
「「「良しじゃないが!!!」」」

「くくく――成程、腕は確かに立つようだな……」
「おお、右近じゃ! 右近が来たぞ!」
「やってしまえ右近!」
「侮るなよ! あの娘蛮族! 蛮族じゃ!」

「我が名は右近! 大薙刀・大包含洒落丸の使い手よ! 名乗れ娘!」
「むっ――煌燥・瑠菜と申します、今時の女子高生スタイル精霊術士です!」
「ジョシコウセイ? 何だそれは!」
「あなた達にはあんまり縁のない言葉です! 行きますよ!」

「魔法パーンチ!」
「なんの!」

「精霊術キーック!」
「そいや!」

「召喚術エルボー!」
「まだまだぁ!」

「……くっ、やりますね」
「ふふふ、我が薙刀術を見きったお主もな……」

「何という白熱した戦いじゃあ!」
「おお、恐るべき戦いの真髄よ……」
「詳細に描写できないのが残念ですらある……!」

「なら仕方ありません、精霊術士らしくいきます! 来たれ御伽噺よ、私の元に。母より継ぎし漆黒の蛇竜よ……!」
「ぬう! なんだ、やつの足元に面妖な魔法陣が!」

   サモン・フェアリーテイル・ヒュドラ
「《参ノ噺・術式具象展開》!」


「「「アイエエエエ!!!」」」」
「怪生じゃ! 空から怪生が!」
「ヤマタノオロチじゃ! ヤマタノオロチがでたぞ!」

「ヌウウウウウ! 面妖な! これ貴様の奥の手か!」
「いかにも! さあヒュドラダイビングプレスです! …………ほら!」
《……………………》

「………………?」
「……ほら! ピョーンってジャンプしてバキベキボキって感じで門に豪快に突っ込んで!」
《…………だっる》

「なんか意思の疎通が取れてなさそうでござるな」
「家の犬もなかなか拙者に懐かなくてなあ」

「はぁー!? いいから早く! つうか毎度毎度ストライキすんなや! たまには言うこと聞け!」
《………………(ボソボソっ)》
「……え? ママとお兄ちゃんにチクる? こんな下らないことで呼ぶなって? ……い、いやぁ、頼みますよヒュドラさん……! そこをなんとか!」

「なんか下手に出始めたでござるぞ」
「使役できてないでござるな」
「呼んだだけかよ」

「あっ、ちょっと待っててくださいね? 今突っ込ませるんで……」
「「「やめて」」」

「いやほんま頼むから! お願いやから!」
《……………………スヤァ》
「寝んなや!!! 起きろや!!! もーっ!」

「ぐはは! 隙ありぃ!!! 我が薙刀術で怪生の首も落としてくれようぞ! ハァッ!」
「あっ!」
《(ザクッ)……………………(イラッ)》

「ははははは――――はっ! ぬ、抜けぬ! 刃が抜け――――あっ」
《(しゅるり   ぱくん  ごくん)》
「「「右近が喰われたあああああああああああ!」」」

「あーーーー変なの食べたらあかんやろ!」
《………………騒ガシイ》
「「「えっ???」」」」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「なんかでかい蛇がめっちゃ暴れて大騒ぎっすね……関所は割とガバガバって聞いてたんっすけど」
「…………」
「今のうちに通れるっすかね……そろりそろり」

「「「なんかドサクサに紛れて通ろうとしてるやつがおるぞ!!!」」」
「はっ!!! 普通に見つかったっす!!!」

「であえであえ! なんとしてでも通すな!!!」
「くっ、俺が意外とバレてない可能性は……」
「いやそこのハイカラな意匠のお主じゃ!!!」
「やっぱバレてたっす! 楽しようとしちゃダメっすね! ……はっ、都合のいい所に大穴が! 一旦退避っす!」

「はっ――――ふう、クナイを壁にザシュっと刺すことで足場を確保っす。しかし深いっすねこの穴は――」
「わうー……だれかいるのです?」
「えっ!? 人の声? 思わず下を見るっす……そんなところで何をしてるっすか」
「上をみあげてノイはこたえるのです! おちちゃったのです!」
「うへえ、こんなちっちゃい子に容赦ないっすね。今引き上げるっすよ」
「わう! ありがとうです! ……穴の外がすごくさわがしいきがするのです」
「なんか今怪獣が暴れてるんで」
「かいじゅう!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ああああ落ち着いて落ち着い……落ち着けや!!」
《アンギャー》
「「「アガガガガガガガガガガ」」」

「うっわ火の海っす」
「わう……でもなんだか寒いのです……」
「ちょ、そこの二人! 止めて! ヒュドラ先生とめて!」

「「えっ」」
「このままだと関所全部焼き尽くしちゃうー!」

「……別にいいんじゃないっすか? オブリビオンの拠点だし」
「あっ」

「わう! かっこいいのです! 怪獣なのです!」
《……え、我カッコいい?》
「せなかにのりたいのです!」
《ええで》
「わうー!(喜びの雄叫び)」
「なんでそっちの子の言うこと素直に聞くねん!!!!」

(こそこそ……こそこそ…… 人人人....)
「はっはっは……おっと、逃さないっすよ」
「「「アバー!? 鋼糸アバー!!!」」」
「大人しくしててくれたら命まではとらないっす! ……もう抵抗しないっすよね!」
「「「ハイ!!! だからタスケテ!!!」」」
「よしよし、そんじゃ失礼するっす! みんな、通っていいみたいっすよ!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「……行ったようだな」
「ククク、馬鹿め、何故我々がガバガバであったか思い至らぬようだな……」
「この先に構える関所こそ真の関門……奴らがそこを超えられぬ可能性など皆無!」
「怯え震えるがいい……ハハハ」
「「「ガーッハッハッハ!」」」

「「「………………」」」

「「「誰かこれ解いてくれないかなあ」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クロト・ラトキエ

ははぁ、成る程。『地の文』。
はて他の『文』が奪われたら、どうなってたんでしょうね?
特定の言葉が使えなくなるとか?
……。
まぁいいか!

というわけで皆様、ごきげんよう。
いえいえ、怪しい者では御座いません。私、故あって諸国を流離う旅の者なれば。
はて。何者、何故とな?
……人間誰しも、他言出来ぬ一つや二つ御座いましょう。
そして、それを隠す為ならば、
例えばそこらに毒やら破壊工作やら仕込んだり……
部下を三百二十四名ほど揃えたりくらいは、致すやもしれませんね?
はい。暗にどころか堂々と、怯え暮らしたくなくばお通しくださいと申しておりますが、よろしいですね?


ま、ハッタリですけど。
(時代がかった口調も、ノリと気分)



「くく……第一関所の連中、とうとう解散したらしいな」
「愚か。武士としての本分を見失うとは」
「左様」
「屍を晒してこそ本望というものよ」
「連中も不幸よな。我々
「ところで第一関所を抜けた連中、ここに来てないな」
「うむ、不思議なことよな」
「まあ細かいことは気にするでないわ」
「左様、左様」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ははぁ、成る程。『地の文』。はて他の『文』が奪われたら、どうなってたんでしょうね?」
「特定の言葉が使えなくなるとか? はたまた……」
「……」
「まぁいいか!」

 ●

「くくく、あれを見ろ」
「おお、何たる貧弱、如何にも武士足らぬなよなよとした男よ」
「まるでおなごのようだな、がははは」
「何だ何だ、酌でもしにきてくれたのか?」

「品のない方々ですねえ……背は高い方なのですが」
「ああいやいや。皆様ごきげんよう。決して怪しいものではございません。私、故あって諸国を流離う旅の者なれば」

「何をほざくか!!」
「ずんどこ怪しいわ!」
「何だその丈の長い洋装は!」
「帰れ帰れ! 一歩でも踏み込めば実力行使とゆくぞ!」

「ふむ……平和に通してくださるつもりはない?」
「当たり前よ! ここを何処と心得る!」
「通行証なくして通る術なし!」
「そして通行証は発行されておらぬ故誰も通る術なし!」
「つまり招かざる客よ! 失せよ失せよ!」
「そもそも何を求めこの先に向かおうとする! 何者だ貴様!」

「はて。何者、何故と問いますか……人間誰しも、他言出来ぬ一つや二つ御座いましょう。
「うん?」

「そして、それを隠す為ならば、例えばそこらに毒やら炸薬やらを仕込むやも知れませんね……」
「…………ほう?」
「この関所に炸薬を? 馬鹿め! 管理体制は極めて厳重!」
「貴様が介入する余地などないわ!」
「ハッタリもここまでくれば哀れよのう!」
「「「はっはっはっはっは」」」

「……そうですか。ところでそこの君」
「む?」

「娘さん、最近高名な武家に嫁いだそうですね。お子様も身籠っておられるとか」
「……………な、何?」
「いやぁ、可憐な娘さんでした…………おっと失礼、こんな所に暗殺者に文を届ける伝書鳩が」
「待て待て待て待て待て」

「そちらの貴方は病気がちのお母様がいるそうですねえ。医者が薬の調合を間違えないか心配だ」
「アバッ!?」

「そういえばそちらの貴方には子供の時分より一緒に過ごしてきた家族とも言える犬が居るとか? 腹をすかせた野盗に狩られないか不安でなりませんね」
「アイエッ!?」

「おっと……“協力者”の方にそろそろ連絡を入れる時間でした、ええと井戸に投げ入れる毒の分量は……」
「「「!!!???」」」

「ちなみに、他の皆さんのお話も、街にいる三百二十四名の協力者が余すことなく“僕”に情報を伝えてくださるのですが、それはさておき」
「「「………………」」」

「通っても、よろしいですね?」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ま、全部ハッタリなのですけども。ああ――お疲れ様です。《影の追跡者(シャドウチェイサー)》」
「……無血開城はいつだって心地よい、まぁ――滅多にありませんが」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィクティム・ウィンターミュート


行動を宣言しなきゃならないだぁ?
それだと不意討ちとか搦め手の類は無理だな……
あーんー、俺工作員なんだけどなぁ

ええい、面倒だな
吹っ飛ばすか

突然で悪いが今からこの関所を吹っ飛ばす!
そう!俺はそんな大破壊ができる武器を持ってない!!

ならばどうやるか!世界の向こうの遥か空の彼方から!
裁きの光が降り注ぐのだ!!

──信じてねえな?
はいじゃあ見せしめの一発ドン
そこらへんの何かがジュッと溶けて消滅ばちこん

おらっ関所壊されたくねえなら開けろっ
悪いが俺は躊躇いなく撃つぞコラ

開けてくれたら撃たないんだけどなーかーっ
はいさーん!にー!いーち!
はっsy…よしいい子だ

命拾いしたな!
地の文無かったら警告無しで撃ってたぜ!



「行動を宣言しなきゃならないだぁ? 不意打ち、搦め手は不可、ついでにアナログ過ぎて電子工作の余地はなし、と」
「あーんー……俺工作員なんだけどなぁ……」
「ええい、面倒だな」
「吹っ飛ばすか」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「突然で悪いが今からこの関所を吹っ飛ばす!」

「…………は?」
「何を言っているのでござるか?」
「頭がおかしくなったのでござろう、このあまりの圧倒的戦力差を前にして……な」
「通れぬが故の虚言、哀れでござるな」
「ハッタリしかないのであろう、先程もそうだったではないか」
「ならば聞いてやろう! どのようにしてこの難攻不落の関所を吹き飛ばすつもりだ!」

「そう! 俺はそんな大破壊ができる武器を持ってない! ならば――どうやるか! 答えは、空だ!」
「「「空ぁ?」」」

「そう世界の向こうの遥か空の彼方から! 裁きの光が降り注ぐのだ!」
「「「…………」」」
「「「…………」」」
「「「…………」」」
「「「…………」」」

「「「「「「「ギャーッハッハッハッハッハッハ!!!」」」」」」」
「「「「「「「アヒッアヒッ! ホォーッホッホッホッホッホッホ!!」」」」」」」
「「「「「「「グハ、グハ、グハハハハハハハハハハハハハ!」」」」」」」

「そ、空の彼方から!!!! 裁きの光が降り注ぐのだと!!!」
「おお! 怖い怖い! 何ということじゃあ!」
「天変地異じゃあ! この世の終わりじゃあ!」
「やめちくり~! それだけはやめちくり~」
「よ、よせよせ、わ、笑ろうてはならぬ! なら……ぶふっ」
「ぷ、ぶふふ……うひひ……し、しかしなんとものう……」
「わ、童子ですらその様な…………ぶほほほっ」

「はいどーん(ジュバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア)」

「「「「「「アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!???」」」」」」

「あ、やべ。物見櫓が蒸発しちまった」
「「「「「「ナンデ!? 光ナンデ!?」」」」」」

「だから言ったろ、裁きの光だって」
「「「「「????????」」」」」」

「えーっと……何だったかな、そう……この世の終わり? だっけか」
「ゲラゲラ笑ってられるぐらいだから、さぞかし余裕があるんだろうなあ」
「じゃあこっちももうちょっと頑張らないとなー、えっと次は……」
「「「「「「待て待て待て待て待て」」」」」」

「いや、俺が悪かったって。ちゃんと信じてもらえるよう真摯な態度で望むべきだった……やっぱり武士相手にはそうだよな、正々堂々行くべきだったな」
「「「「「話を聞け!!!!」」」」」」

「あー、俺すっげぇ関所通りてえ気分だなー」
「「「「「!!!!!!」」」」」

「開けてくれたら撃たないんだけどなー! かーっ!」
「「「「「…………」」」」」

「それじゃ良い子の皆に聞こえるようにカウントダウンだ。あぁ、通じないか? ……童子でもわかるように指を折ってやろうか」
「さーん、にーい、いーち――――」
「「「「「開門するから待って!!!」」」」」

「――――よーし、いい子だ」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「いやあ、言わなきゃ撃てないってのは怖いもんだよな」
「――――普段なら、警告なしだもんよ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

メルエ・メルルルシア


ミーユイ(f00401)と一緒に行動

行動を宣言しなきゃだめ……っと、なんともオレ達向きじゃねえか
お前は歌で、オレは語りで……正面突破と行こう

『美しい歌声と共に現れた水の竜は、関所に牙を突き立て、大きな穴を開けました』
というわけで、敵を弓でばったばったとなぎ倒し、水竜様の開けた穴から悠々突破だ

『天使の囁きのような歌声と、二人のあまりの美しさを前に、下々の者は涙を流しながらひれ伏し、お通りくださいと懇願したのでした、めでたしめでたし』
あん、それはいいすぎ? 
いいんだよ、物語ってのはちょっと脚色されてるもんなんだから

【物語を読む形で詠唱し、水蛇状の矢と水の竜で攻撃します。ミーユイとは同じ寮の家族】


ミーユイ・ロッソカステル

メルエ(f00640)と一緒に行動

……こういうの、あなた得意でしょ?
いつも物語のように読み上げているじゃない。

……あぁ、言われれば、歌もそうね、確かに
ええ、いいわよ? たまには乗ってあげようじゃない。

捧げましょう あなたの心に この口づけを

……何が起こるか、説明しないと何も起こらない?
そ、そういうこと……こほん、で、ではもう一度

捧げましょう あなたの心に その口づけを

『…………せ、関所を守るものどもは。……ま、魔性の美貌と蠱惑的な歌声に、夢見心地で傅くのでした……』

………………あなた、こういうのよく言えるわね。自分でわざわざ言うの、本当に恥ずかしいというか、滑稽だわ……。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「行動を宣言しなきゃだめ……っと、なんともオレ達向きじゃねえか」
「そうね。……こういうの、あなた得意でしょ? いつも物語のように読み上げているじゃない」
「だな。お前は歌で、オレは語りで……正面突破と行こう」
「あぁ、言われれば、歌もそうね、確かに。……たまには乗ってあげようじゃない」
「最近、機嫌と気分がいいよな」
「そうかもね」

 ●

「そこな女、止まれ!」
「ここを何処と心得る!」
「何人たりとも通ること叶わぬ! 立ち去れい!」
「虫の様に小さな女じゃのう」
「そちらの娘は中々身なりが良いではないか」
「家の息子の嫁に来るか? はーっはっはっは」

「殺すわ」
「待て待て待て待て待て」
「はっ、失礼。つい生理的な嫌悪感が……」

「つーか虫って言ったな!!!!! 表出ろ!!!!」
「待って待って待って待って、そしてここは表よ」
「うっ、すまん、つい本能的に……」
「本能……?」

「こほん。悪いけどお前らの意思とは関係なく、正面突破させてもらうぜ。ミーユイ!」
「はいはい――――では、耳を澄ませて良く聞きなさい」
     ロ ー レ ラ イ ・ キ ス
「―――《 誘 惑 の 口 づ け 第 7 番 》を」

 ●

《――――捧げましょう》
「む? なんだこの面妖な歌は」

   《――――あなたの心に》
     「ふうむ? 奇妙な響きよな……」

     《――――――その口づけを》
      「しかし何やら、耳が奪われるな……」

「へへん、それだけじゃないぜ――――『美しい歌声と共に現れたのは、大きな大きな水の竜でした』」
「! 皆のもの待て! 井戸が! 井戸が!」
「どうした!?」
「井戸の水が吹き上がって――竜が!?」
「「「アイエエエエエエエエ!?」

「『竜は関所に牙を突き立て――――』」
《ゴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア》
「ま、守れ守れ! 門を守れ!」

「…………せ、関所を守るものどもは。……ま、魔性の美貌と蠱惑的な歌声に、夢見心地で傅くのでした……ξ ///)」
「な、なんという美声じゃ――」
「む、息子の嫁に来んか?」
「いや、ここは拙者の嫁として……」
「仕事せんか!?!?!?!」

「『それはそれな大きな穴を開けました』――はいいっちょ上がり」
「水が! 水が押し寄せ――――アババババババ!

「心を奪われた者達は――その美しさを讃え抵抗もできず――――……もういい!?」
「「「ハハァー!!!」」」

「おっけーおっけー、上手じゃん? いひひ」
「は、早く行くわよ、もう……!」
「へいへい、そんじゃーなー、あー、でも語った以上は〆とくか」

「『天使の囁きのような歌声と、二人のあまりの美しさを前に、下々の者は涙を流しながらひれ伏し、お通りくださいと懇願したのでした、めでたしめでたし』……ってな」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「……………………あなた、こういうのよく言えるわね。自分でわざわざ言うの、本当に恥ずかしいというか、滑稽だわ……」
「いいんだよ、物語ってのはちょっと脚色されてるもんなんだから」
「だからって……」
「それに実際メロメロのモテモテだったろ? ヒューヒュー」
「………………」
「あいたたたた、羽はやめろ羽は」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

狭筵・桜人
○矢来さん/f14904

矢来夕立さんは暴力漢ですが落ち着きのある暴力漢です。
でも暴力漢なので暴力は彼に任せます。
私は人間は殺しません。

まさか矢来さんが そんなに私のことを
信用してたなんてと驚きます。わーびっくり。
暴力以外に出来ることはないかと考えて
地の文がないなら私が地の文になりますって言います。

(和風なBGM)(鼻唄でする)
――ここはサムライエンパイア。サムライたちが暮らす世界。
はじめて来たのでよくわかりませんけど多分そう。

地の文を取り戻すために、関所へ忍び込む矢来さんの運命やいかに。
(間を持たせるSE)(口で言う)

……、
…………やっぱりこれバレますって!


うわあ、単細胞ゴリラと化してる……。


矢来・夕立
○狭筵さん/f15055
SPD

地の文が無い。隠密系キャラにとって致命傷じゃないですか。
頼れる取引先を頼ります。持つべきものは金とコネですね。
取引先――狭筵・桜人。サポートについては彼に任せておけば問題ないと確信しています。
彼の対応力ならこの意味不明な状況、どうということはない。

普段通り侵入して、内部で殺して、騒ぎに乗じて通過する。
即ち《忍び足》です。状況的に絶対に忍べてませんけど
しかる後《暗殺》。状況的に絶対に暗殺できませんけど

バレたからなんだと言うんですか。誰よりも早く殴れば勝てます。
敵もやること宣言してくれるんですよ。…あれ?後出しのほうが強いんじゃないか

(頭は悪くないはずが思考がゴリラ)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文が無い。隠密系キャラにとって致命傷じゃないですか。だまし討ちと暗殺と忍び足が取り柄なんですけど」
「……仕方ない、頼れる取引先にあたりましょう。持つべきものはカネとコネですね」

「――というわけで桜人さん、よろしくおねがいします」
「よろしくと言われましても。何をすれば」
「オレが暴力を担当しますので」
「はい」
「サポートの方をお願いします。あなたに任せておけば問題ないと確信していますので」
「えー、まさか矢来さんがそんなに私のことを信用してたなんて。わーびっくり」
「ええ……あなたの対応力ならこの意味不明な状況、どうということはない」
「本気で言ってます?」
「勿論です。頼みましたよ」
「と言っても、暴力以外でできることなんて……あ」
「なにか思いつきましたか」
「ええ、名案です」
「その心は?」
「地の文がないなら私が地の文になります」
「なるほど」





「は?」

 ●

「これ以上誰かを通しては武士の名折れぞ」
「左様、絶対にこれ以上はならぬ」
「問答無用で切り捨てよ、遠慮はいらぬ」

(ぴゅるりらりー ぴゅるらりー)
「む?」
「何だこれは」
「笛の音……?」

『――ここはサムライエンパイア。サムライたちが暮らす世界。はじめて来たからよくわかりませんけど多分そう』
「何だこの声は!」
「あそこじゃ、あそこに居る若造からじゃ!」
「何じゃ、あの面妖な棒は!」

『あ、この世界マイクないんですね。――えー、地の文を取り戻すために、今まさに関所へ忍び込む矢来さんの運命やいかに』
「……………………あ! まことじゃ! 誰かおるぞ!」
「であえであえ!!!」
「容赦するな! 捕らえずとも良い! 殺せ!!!」

「宣言したせいで行動バレッバレじゃないですか」
『あれ……おかしいな……』
「このまま黙ってれば普通に突破できたのでは……?(シュバッ)」「アバッ」
『片手間に暴力を使って敵を処理するのやめてください』

「ええい、バレたからなんだと言うんですか。誰よりも早く殴れば勝てます」
『うわあ、単細胞ゴリラと化してる……えー、じゃあ矢来さんは素早く敵に近づいて暗殺しました』

「アガバッ!」
「えっ」

「……成程、誰かに行動を補足してもらえると、オレはいちいち宣言しなくていいらしいですね」
『えっ、そうなんですか』
「案外この作戦、当たりかもしれません、流石ですね」
『まかり通るとは全く思ってなかったんですが……』
「とりあえず続きお願いします」

『高度な忍び足を使いこなす矢来さんを、侍たちは見つけることが出来ません』
「何処だ! 何処に居る!」

『そうして戸惑っている間にも、暴力は容赦なく襲いかかります』
「必ずどこかに…………ウグェッ」

『どこからやってくるかわからない、情け容赦無いゴリラ暴力の前に侍たちは為す術もありません』
「「「ヒイイイイイイイ」」」

『このままでは全滅してしまうでしょう……その前に彼らを通過させてしまったほうが良いかも知れません』
「「「ハ、ハイ!!」」」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「こうして戦意を喪失した侍たちを横目に、関所を矢来さんと私はあっさり通過したのでした……本当にこれでいいんですか!?」
「でも通れちゃいましたからね」
「雑ですねこのルール……」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マリアンネ・アーベントロート

口で宣言しないと動けないなんて、不思議な兵書もあるもんだねぇ。
私はこそこそーっと関所に侵入するよ。
でもたぶん口でこそこそーって言いながら侵入するからバレちゃうと思うんだよね。
そんなときはもちろん催眠術!
私を発見した相手に催眠貨幣をぷらーんと揺らしてしゅびびーっと催眠をかけちゃうよ。
『あなたは私を通したくなっちゃう』ってね。
そうしたらあとはすたこらさっさと逃げるだけ!
他の部下にも見つかっちゃったら『唐突に盆踊りしたくなる』だとか、もう適当に私を見逃すことになりそうな催眠をいろいろみょみょみょっとかけちゃおうかっ。

(行動を口で表現しないといけないと聞いて、なぜかやたら擬音とか多用します)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「口で宣言しないと動けないなんて、不思議な兵書もあるもんだねぇ」
「それじゃ頑張って行ってみよう……こそこそ」

 ●

「被害状況はどうだ」
「深刻でござるな……残りの兵はどうすべきか」
「これよりは背水の陣と思え。もはや警告も無用」
 (こそこそ……)  (((ξ ’v’)ξ

「承知」
「振り返れば、我らにも手心があったのかも知れぬ」
「余計な血を流したくない……というな」
   (こそこそ……)   ((((ξ ’v’)ξ

「だが、今となっては詮無きことよ」
「殿の邪魔をするモノ、これを誅するべし」
       (こそこそ……)  ((((ξ ’v’)ξ
「では解散とする。各自、勤めを果たせ!」
「「「はっ!」」」       
           (こそこそ……)  ((((ξ ’v’)ξ



 人人人人人人人人人人人人人人人人
Σ って誰かおるやないかい!!! そ
 人人人人人人人人人人人人人人人人
          (  ゚Д゚)!     Σξ(’v’ ξ

「問答無用! 斬り伏せてくれる!」
「わあ、物騒! バレちゃったものはしょうがないよね……じゃーん、取り出したるはこちらの硬貨ー!」

「なぁにぃ?」
「はい、ぷらーん、これをじーっと見てー……」

「何だ、ただの小銭ではないか――――」
「みょんみょんみょんみょんみょんみょんみょんみょん……」

「……………………」
「あなたはー、私をー、通したくなっちゃうー……」

「あー、拙者凄いそなた通したい」
「でしょー。みょんみょんみょん……」

「通したすぎて辛い……死のう……」
「死なないでー!」



「みょんみょんみょん……あなたは唐突に盆踊りしたくなーる」
「あらーっえっさほっさよいさえっさほいほいほいほい!」

「みゅんみゅんみゅん……あなたは不意に乾布摩擦したくなーるなーる」
「はっ! はっ! そいやっ! はっ!」

「みぇんみぇんみぇん……昔のつらーい思い出が蘇ってくーる」
「ワシを捨てんでくれおっかぁ! おっかぁ! う、ううう…………」
「あ、ご、ごめんね、これガチのやつだ……」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ということでっ、無事すたこらさっさと抜けたのでしたー!」
「…………」
「催眠解除してないけど、大丈夫だよね?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

神威・くるる
地の文……?
よぉわからへんけど
とりあえずこの門を通ればええんどすな?

そこの男前な門番はん
こっちこっち、そう、路地裏んとこ、そう
……ふふ、ここなら他の人にも見られへん……二人きり、楽しめるやろ?



(ごくごくごくごく)(何かを飲む音)



大変どすー
お兄はんらのお仲間の門番はんが、門番はんが倒れはって……うち、どないすればええか……(嘘泣き)
ちょぉ来てくれへんやろか?
そう、こっち、そこの路地のとこ
もっと奥に、もっと……そう……ふふ



(ごくごくごくごく)(何かを飲む音)



はふ、ごちそーさん
ほな、うちはここ通らせてもらうえ?



(誘惑でおびき寄せて吸血したり催眠で眠らせたり操ったり)
(アドリブ大歓迎)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文……? よぉわからへんけど とりあえずこの門を通ればええんどすな?」
「………………」
「丁度、おやつのじかん、やねえ」

 ●

「そこの男前な門番はん」
「む! 何者だ!」

「そっちちゃうよ、こっち、こっち」
「む? む?」

「そう、そう、路地裏んとこ、こっちこっち――――」
「そこか、何奴――――」

「……ふふ、こんにちは、お侍さん」
「娘か……だが、今は誰であろうと斬り捨てる事となっている、覚悟はできておろうな」

「嫌やわぁ、そない事いわへんと……ここなら、他の誰にも見られへんよ?」
「む……?」

「こない関所努めで、お疲れやろ? ……うちと楽しいこと、如何?」
「た、楽しいこと……?」

「うん、とぉーっても、楽しくて、あまぁくて……ね? ええやろ?」
「お、おおお………………」

 ●

(ごくごくごくごく)(何かを飲む音)

 ●

「た、大変どす……!」
「何奴! ここに近づくもの全て叩き切る!」

「そんな! うう、うち、たまたまら門番はんが倒れはって……アカンと思って知らせに来たのに……」
「何だとぉ? 確かか」

「そうどす……せやから、誰かに来てもらわへんとって思って……それなのに、斬りなはるの……?」
「…………現場を見てから判断する、嘘であれば承知せぬぞ!」

「勿論や。ほら、こっち、こっち……」
「全く、助三郎のやつめ、死んでなければよいが……」

「大丈夫、死んではおらんかったよ」
「ほう」

「ちょっと…………貧血気味なだ、け」
「…………ん?」

大変どすー
お兄はんらのお仲間の門番はんが、門番はんが倒れはって……うち、どないすればええか……(嘘泣き)
ちょぉ来てくれへんやろか?
そう、こっち、そこの路地のとこ
もっと奥に、もっと……そう……ふふ

 ●

(ごくごくごくごく)(何かを飲む音)

 ●

「報告! 報告!」
「どうした、侵入者か!」
「いえ、で、ですが……」
「何をためらっておる! 言わんか!」
「は! その……兵が何人か意識不明なのですが、こう、幸せそうな顔で死にかけているというか……」
「何だとぉ!?」
「顔が真っ青なのでございます! あれはもうなんかこう……ヤバいやつ!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「はふ、ごちそーさん。おやつにしてはお腹一杯やねえ」
「ほな、うちはここ通らせてもらうえ?」
「……誰も気づいておらへんね、ふふっ」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティオレンシア・シーディア


…こーゆーアホいトンチキはキマフュー世界の専売だと思ってたんだけどなぁ…
まぁ、いくらガワがアレでもほっとけないのは確かだし。
とっととぶっちめちゃいましょ。

とりあえず雑兵は端から●鏖殺で撃ち抜いちゃいましょうか。
邪魔すると危ないわよぉ?
ばぁん、と。
いちおー自称普通の人間らしいし、非殺傷弾で。
逃げるんなら追っかけないわよぉ?

まあ、暴れたらそりゃ門閉じられるわよねぇ。
…けど。閂吹っ飛ばせば開けられるわよねぇ。
…ってことで。
銃弾六発弾倉に装填、スイングアウト。
オブシディアンを密着させて…弾倉の弾を、直接スピードローダーでブッ叩くわぁ。
●滅殺フルインパクト、どっかぁん。

…それじゃ、通してもらうわねぇ?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「……こーゆーアホいトンチキはキマフュー世界の専売だと思ってたんだけどなぁ」
「まぁ、いくらガワがアレでもほっとけないのは確かだし。とっととぶっちめちゃいましょ」

 ●

「もういい飽きたがあえて問おう! 何…………ぶがっ!」
「富士之助!」
「何だ今のは、単筒か!?」

「そうねえ、単筒と言えば単筒ねえ。ばぁん、ばぁん、ばぁん、と」
「あがっ!」
「ぐおっ!」
「ふぼっ!」

「野次郎! 比古由! 林太郎!」
「邪魔すると危ないわよぉ? 一応非殺傷弾だけど、死ぬほど痛いから」

「ぐぬぬ……であえであえ! 門を閉じろ! 絶対に通すな!」
「あら、頑張るわねぇ。武士の意地ってやつ?」

「ふん! いかにその単筒が優れていようと門をこじ開けられはすまい!」
「弾薬の類もいずれ尽きようぞ!」
「その非力なうえではこの閂を動かせもすまい!」

「……そうねえ、この腕じゃ無理かもねえ。じゃらじゃらじゃら、と」
「……何をするつもりだ!」

「いやね、弾丸を込め直してるわけ。全部纏めてやっちゃうから」
「…………?」

「単筒の仕組みはしってるんでしょ? 火薬を叩いて爆発させる、と」
「――――あの女を止め」

「どっかぁん」

 ●

「「「「アバーーーーーーーーーーーー!!!!」」」
「な、なんだ今の爆発は…………も、門はどうなった!」
「か、閂が破壊されています!」
「なにぃーーー!?」
「追え! 追え! 逃がすな――――あがっ!」

「――――――今までは加減してたけれど」
「「「――――!」」」

「これ以上邪魔するなら、順番に撃ち抜いていく。頭をあの閂みたいにされたい子からおいで」
「「「…………」」」

「舐めるな……我々は武士ぞ」
「戦で散るが本望!」
「生き恥をさらすぐらいなら死を選ぶ!」

「そう。それじゃあ」

「残念ね」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「……それじゃあ、通してもらうわねぇ?」
「――返事はない、か」
「ま」





「ゴム弾金的に食らったらそうなるわねぇ」

 ●

「「「あぉぉぉんっぎぃぃぃうぐぉぉぉふっぁぁぁぁあんっひぁっあんうぉおおおんおんおんおん……」」」

大成功 🔵​🔵​🔵​

リチャード・チェイス
○【お主も悪巧みよのう】

でででーん、でーでーでーでーん!
ちゃーらー、ららーららー、らーらーらーららー!
ちゃーらーららーららー、ららららーららー!
ちゃっらー、ららららー! ちゃっらーらららーらー!
らーらー、らっららー!
ちゃーらー、ららーららー、らーらーらーららー!
ちゃーらーららーららー、ちゃーららーらーらーらーらーん!

軽快な暴れん坊BGMと共に若きシャーマンズゴースト馬に跨り駆ける、その姿はまさに鹿。
行商ティアーが御者とは私の事である。
何の商品を売っているかであるか? それは企業秘密であるからして
荷台の中を覗く事はまかりならんと心得よ。
我が社が売上げのために進むのである。ハイヨー、馬リクロウ!


ティアー・ロード
○【お主も悪巧みよのう】
「やぁ、ご苦労様
涙の行商ティアー・ロードだよ
と名乗り威風堂々とBGMと共に関所を通ろうとする一行!」

「どうどう、落ち着きたまえ
鹿の御者チェイスにどうみても馬な暴れ馬くん」

「怪しい?失敬な!
よく見たまえ!とティアーは浮かぶ」

「我らに疚しいことなど何もない❗
大義の為
おぶりびおん殿の元に馳せ参じた!そしてその為の企業秘密、それと暴れ馬だ」

「知ってのとおり今は異常事態
動作を宣言しなければ動けない
故に解るだろう!
我らに疚しいことなど欠片もないと!
とティアーは清廉潔白であると堂々と胸を張った」

「駆けよ、陸狼号!その名の如く!」
「陸狼号は関所を破壊して通り去る……ほら、急ぎたまえ!」


詩蒲・リクロウ
○【お主も悪巧みよのう】
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
「キレながら何故か二頭引きの馬車を単身牽かされている僕は詩蒲リクロウ、至って普通のシャーマンズゴースト。しいて人と違うところをあげるなら、少し力持ちってところですかね」
「今日は、悪友共の勧めで商人のフリをして、関所を突破しようって事になったんだけどどうなることやら」
「おっと、関所が近づいてきました。僕、馬のフリをしなきゃですね。」
「ヒヒーン、ブルル」
「ヒヒン」
「ブルァ」
「ヒヒーン」
「ブルルルルロロロロロロロぉ」
「ドゥルンドゥルン、ブロロロォォォォ」

「どうやらうまく行ったみたいですね渾身の馬のフリに衛兵も気づかなかったみたいですね」



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「キレながら何故か二頭引きの馬車を単身牽かされている僕は詩蒲リクロウ。
 至って普通のシャーマンズゴースト。しいて人と違うところをあげるなら、少し力持ちってところですかね」
「今日は、悪友共の勧めで商人のフリをして、関所を突破しようって事になったんだけどどうなることやら」

 ●

「我が社が売上げのために進むのである。ハイヨー、馬リクロウ!(ビシッ)」

  人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
 Σ あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"! そ
  人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

「めっちゃ濁声ではないか」
「キレそう」
「もうキレているであるな」
「マジか」

「こら君達、遊んでいる暇はないよ。関所が、見えてきたからね」
「ほんとだ。じゃあ馬にならないと……ヒヒーン」
「では優雅に通るとするであるか。我々は行商人、よいね?」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「もはや我らに残された兵もこれだけか……」
「股間は酷いよ、股間は……」
「……もう何があっても、拙者は戦うぞ」
「ああ、拙者もだ」
「どのような怪生がこようとも!」
「誰が相手であろうとも!」
「戦い抜くのだ! それこそが!」
「「「武士の本分!!」」」



「でででーん、でーでーでーでーん!
ちゃーらー、ららーららー、らーらーらーららー!
ちゃーらーららーららー、ららららーららー!」
「……何だこの奇っ怪な声は」
「盛り上がりに水を差すのう」
「誰か注意してまいれ」
「おーい、うるさいぞー」

「ちゃっらー、ららららー! ちゃっらーらららーらー!
らーらー、らっららー!
ちゃーらー、ららーららー、らーらーらーららー!
ちゃーらーららーららー、ちゃーららーらーらーらーらーん!」
「アレだ! 遠くに何か居るぞ!」
「こちらに来る!」
「止まれ止まれい! ここからさきは何人たりとも通れ――――」





  人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
 Σ あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!! そ
  人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

「「「「「「アババババババババババババーーーーーー!!!!」」」」」」
「皆の衆ーーーーーーーーーーー!!!?!?!?!」

( ● V ● ) ヌッ
「「「(ビクッ)」」」

(何だあれ、何だあれ)
(え、何、鳥? 鳥?)
(異形じゃあ、魔界から来た異形じゃあ)

________
> <> <> < ハラリ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「!?」
「何だあれは……」
「仮面……?」

「どうどう、落ち着きたまえ鹿の御者チェイスにどうみても馬な暴れ馬くん」
「「「馬!?!?!?!」」」

「ふむ……どうやら自己紹介が必要なようだね。私は涙の行商ティアー・ロードだよ」
「そして行商ティアーが御者とは私の事である。ご覧の通り鹿であるな。コチラは馬のリクロウ」
「ヒヒーン、ブルル」

「馬じゃないが」
「人でもないけどな」
「なんだあれ」
「御者も人ではなさそうだが……」

( ● V ● )<…………。
「「「(びくっ)」」」

 人人人人
Σ ヒヒン そ
 人人人人
                 人人人人
         ( ● V ● )  Σ ブルア そ
                  人人人人

  人人人人人人人人人人人人人人
 Σ ブルルルルロロロロロロロぉ そ
  人人人人人人人人人人人人人人

「「「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」」」

( ● V ● )<馬だよ。
「「「あっはい」」」

「さて……我々は行商に来たので関所を通りたいが良いかな? 鹿は手形など持っていないので蹄型でも提供しよう」
「いやダメでござるけどな」
「行商って何売ってるでござるか」

「それは企業秘密であるからして、荷台の中を覗く事はまかりならんと心得よ」
「通す要素皆無にすぎるでござるが」

「しいていうなら……謎を持っていく、と言った所であるか」
「余計ダメでござるなあ」
「持っていくなそんなもん」
「ほら離れて離れて」

________
> <> <> < 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「馬鹿者! 我らに疚しいことなど何もない!」
「大義の為、おぶりびおん殿の元に馳せ参じた! そしてその為の企業秘密、それと暴れ馬だ」
「よって通る、良いかな?」

「ダメでござるが????」


________
> <> <> < 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「…………」
「轢いてしまうか」
「「「えっ」」」

「駆けよ、陸狼号! その名の如く!」
( ● V ● )<ドゥルンドゥルン、ブロロロォォォォ!!!
「「「いやあああああああああこっち来んなああああああああ!!!」」」

(#● V ● )<あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!
「「「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」」」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「こうして陸狼号は関所を破壊して通り去るのであった……ほら、急ぎたまえ!」
「もう馬やめていい?」
「いいぞ」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『模擬忍法・紫陽衆』

POW   :    苦無乱舞
【レベル×1の苦無】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    我らに理解できぬ戦術なし
対象のユーベルコードを防御すると、それを【即座に理解し時には秘術で種族や体格を変え】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    我らに唱えられぬ忍術なし
いま戦っている対象に有効な【忍術が書かれた巻物と忍具】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。

イラスト:倉吉サム

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ククク……どうやら関所を抜けてきたらしいな」
「城に侵入したか……だがここが奴らの墓場よ」
「元よりあそこに居たのは捨て駒、我らの足元にも及ばぬ」
「我ら模擬忍法・紫陽衆の守りは堅牢、主らが天守閣に辿り着くことはけしてないだろう」

「なにせ我々の忍法は敵の技を模倣する故」
「どの様な技も即座に我らが見抜き、解説しながら戦うという寸法よ」
「同じ技で対抗されれば勝てぬが道理」

「「「猟兵、恐るに足らず!!」」」

卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「つまりどういうことでござる?」
「どの様なユーベルコードも我ら紫陽衆が模倣し、構造や理由を解説しながら戦うため、猟兵達は己の技であるが故に知る弱点を指摘し、それを突かなければ我々を倒すことはできんということでござるな」
「ふむふむ……猟兵は既に城の中なのだな?」
「うむ。野外戦に興じるのであれば中庭などもあるのであまり問題にはならないであろうが」
「然り然り」
「では、敵が来るのを待つとしよう――――シュバッ」
マリアンネ・アーベントロート

ふむふむ、今度は私の催眠術を真似してくるんだねぇ。
……うん、大丈夫!
今回もしゅびっと催眠にかけちゃうよっ、

私の『催眠・従順の子羊』の弱点だけどね、これはあくまでも『猟兵の命令に従いたくなる』催眠術。だからこれをコピーされて使われても猟兵じゃないあなたたちの命令を聞きたくはならないんだよっ。びしぃっ(相手に向かって指をつきつける音)
むしろ自己暗示がしやすくなって好都合かも?
というわけで、反撃の催眠ターイム!
『私ってばセクシーですごい催眠術師!』って自己暗示してからしゅびびっと敵に催眠をかけて、『日が暮れるまで腹筋』とかいろいろ動けなくなりそうな命令を与えちゃおうか。
あとはすたこらさっさだね!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「相手が小娘であろうとも決して油断をしない……これがどういう意味だかわかるかね?」
「貴様は生きて帰れない、ということだ。我らが模倣は完全無欠。一切の容赦なく蹂躙してせしめよう!」
「貴様のユーベルコードは催眠術! 我ら心得あり! 既に貴様は我が術中にある!」
「自決せよ猟兵! 舌を噛み切り死ぬのだ!」

(忍 川-甘)     ξ(’v’ξ



(忍 川-甘)     ξ(’v’ξ


     アレ?
(u 川-甘)     ξ(’v’ξ


「…………ナンデ?」
「じゃあ、説明してあげましょう、と私は硬貨を取り出しつつ言うんだけれどー……」

「我が忍法は完璧! 我が模倣は万全! 貴様は我が催眠術にかかっているはずなのだ!」
「うん、だけどね」

「私の《催眠・従順の子羊》はね、『猟兵の命令に従いたくなる』催眠術なの」
「……………………エッ?」

「あなた、猟兵じゃないよね。忍者さん?」
「……………………ば、馬鹿なあああああああああああ!」

「というわけで、反撃の催眠ターイム!」
「アイエエエエエエエエエエエエエ!?」

「そう、私ってばセクシーですごい催眠術師……」
「夢を見るな!!! 平坦な童女ボディではないか!!」

「日が暮れるまでどれだけ筋繊維がちぎれても腹筋し続けること」
「アッ! ハイッ! 腹筋します! はっ! はっ!」

「…………………重石も乗せるね?」
「オゴっ! はっ! ハッ! 腹筋! はっ!」

「……よーし、それじゃあすたこらさっさだね! ばいばーい!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三

大成功 🔵​🔵​🔵​

マリアブリレ・ニネヴェマスナガ
我々の技を模倣する相手、だと?

それではもしや、私の5000兆円と敵の5000兆円がぶつかって10000兆円になってしまうというのか? 私の5000兆円と敵の5000兆円は5000兆円という価値において同じ5000兆円であるし、5000兆円で5000兆円に勝つことなどできぬ!


とまあ、それは現金しか持たぬ者の話だ。
私の懐には、臣下より献上された菓子通貨『Mなんとか』がある。
現金と現金が作った均衡を、横から菓子通貨を突っ込むことでぶっ壊してやるぞ!

ぶっちゃけどうなるかは予想もつかんが、
「新たな通貨が古い通貨を凌駕する」ってだけでビジネス的にキャッチーであるしアドリブで良い感じになると女王は見ている。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「我々の技を模倣する相手、だと? それでは……もしや、まさか!?」
「私の5000兆円までもを模倣できるというのか!?」

「ククク――――その通り」
「はっ、貴様は忍者! しかし眼鏡をかけていないな!」
「無論! 忍びにとって身体能力こそ全て! 補助具による補正など邪道よ!」
「ならば負けるわけには行かない。私の5000兆円は人民による人民の為の未来の眼鏡への投資であるがお前の5000兆円はただの浪費である!」
「抜かせ! 額面は変わるまい! 5000兆円と5000兆円はどこまで言っても5000兆円! 金額が同じである以上威力は互角!」

「――――愚かな。時代はキャッシュレスだと言うのに」
「何!?」
「見よ、我が臣下より献上されし菓子通貨――――『Mなんとか』を!」
「Mなんとか!?」
「溶けててわからんのだが問題はそこではない! 5000兆円と5000兆円がぶつかりあえば10000兆円になるのは必至。だが桁が繰り上がればオーバーフローによって世界の均衡は乱れるであろう!」
「えっ!?」
「だが資産とは運用方法によってその額が変化するものだ――――見ろ! 『Mなんとか』の力を!」
「む……! 私の5000兆円に『Mなんとか』が! べちゃっと!? これは――――!?」

「――――チョコだ」
「チョコ!?!?!?」

「菓子通貨。故に菓子でできている。何の問題もない。だがお前の5000兆円はどうかな――――?」
「は……しまった! 5000兆円がチョコで汚れて――――!」

「フッ――――下がったな! 紙幣価値が!」
「そんなバカな!? たかだか札束が一つチョコにまみれたところで――――」
「札束一つは命の百万! 5000兆円からすれば端金であろうと変わらぬ価値ある大金よ! これによって均衡は崩れ私の5000兆円がお前の元5000兆円を上回る!」
「そ、そのようなことが…………そのような理屈で!? うおおおおおおおおおおおおおお!」

(忍 川-甘)


:::::..........-甘) サラサラサラ...



「――――5000兆円の大きさに溺れた……お前の負けだ。来世では眼鏡をかけて生まれてくるがいい!」



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

壥・灰色
壊鍵、起動
四肢に『衝撃』が装填される(バチバチッ)

ところで壊鍵というのは複合魔術回路だ
撃力・力積の加速・増幅・操作術式の集合体にして、魔力から撃力への変換回路を備える
音韻詠唱でこれを模倣するとなると、たっぷりライトノベル半分ぐらいの魔術式を音読することになりそうだね
おれが瞬間的に発露できるのは、おれそのものに壊鍵がインストールされているからに他ならない

巻物めっちゃ長くなりそうだけど大丈夫?
……ああ、忍具でも真似できるかな。爆薬とか入れて
腕が吹っ飛ばないように気を付けてね

じゃあ、退いてくれるまで殴るけど
準備はいいか?
よくてもよくなくても殴るんだけどね(ガッシボカッバキッ)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「見よ、あの男」
「ほう、なかなかの腕前と見える」
「だが、我らの敵ではあるまい」
「誰からゆく?」
「では私が。……すまんな、楽しみを奪ってしまう」
「良い良い、それもまた一興」
「クク……哀れだな。あの灰色の男」

 ●

「壊鍵、起動」
「フム、我が眼力は既にお前の力を見取ったぞ。四肢に特定の術式を付与する能力であろう」

「まあ……そうと言えば、そうだな」
「だがしかし、我が忍術の敵ではないな――模倣! 即座に完了! “壊鍵、起動”! くはははは! もはやこの力は完全に我の物! 貴様が我に敵う道理無し!!」
「『衝撃』装填。拳を前に突き出す」
「アガバッ!?」

「………………え?」
「………………あれ?」
「………………死んだ? 一発で?」

 ●

「……何故だ?」
「ふ、我は見て取ったぞ」
「ほほう」
「“壊鍵”というのはどうやら体内の“魔力”を“どう出力するか”を決定するシステムなのであろう」
「つまり?」
「先程無様に死んだアヤツは『中身の記していない白紙の巻物』を奥義と勘違いし突貫したということよ」
「成程、形だけ整えて中身がなかったと」
「ならば中身ほど模倣すれば問題ないのが道理」
「然り」
「次は我が行こう。クク――――無様に散るが良い! 灰色の男!」

 ●

「あ、また来た」
「先程は仲間が失礼したな――我が模倣、此度は完全なり」

「そうか」
「仕組みは既に解析済みよ――――その“壊鍵”がどの様に構築されているかも見取った! みよこの巻物を!」

「……おお、勝手に文字が記されていく」
「であろう。今この巻物は貴様の“壊鍵”を構成する魔術式を正確に読み取り記載している最中である……これが完成した時、貴様は無残に死を迎えうおぉあ!?」
「ち、避けたか」
「準備中に殴りかかってくるでないわ!!!!! 終わるまで待たんか!!!!」

「えぇ……?」
「案ずるな、直に終わる。しばし待て」

「……じゃあ、待ってる間にちょっと説明するけど」
「うん?」

「おれの“壊鍵”というのは複合魔術回路だ。撃力・力積の加速・増幅・操作術式の集合体にして、魔力から撃力への変換回路を備える」
「それぐらい看破しておるわ! 故にこうして術式を書き写し…………」

「音韻詠唱でこれを模倣するとなると、たっぷりライトノベル半分ぐらいの魔術式を音読することになりそうだね。五万文字ぐらい?」
「ククク、そう五万文字…………何て?」

「おれが瞬間的に発露できるのは、おれそのものに“壊鍵”がインストールされているからに他ならない。おれは“壊鍵”を内包してる、その巻物そのものなわけだけど」
「………………………………」

「ええと、一秒に十文字ペースか。全部書き終わるまで一時間半ぐらい?」
「………………………………」

「時間かかりそうだけど、大丈夫?」
「戦術的撤――――――」
「(ガッシボカッバキッ)」
「アバーーーーーーーーーー!!!」

 ●

「ククク――――愚かなり灰色の男」
「うわ、また出た」

「同志の尊い犠牲により――みよ、“壊鍵”の模倣はついに完成を見た!」
「あ、本当だ。思ったより早かったな」

「故に今度こそ貴様に勝ちは無し! 壊鍵、起動!」
「――――驚いた。確かに壊鍵そのものだ」

「であろう! 理解したならば死ねい!(シュバババババッ)」
「……そうか、じゃあ」

「いざ! 『衝撃』装填! キエエエエエエエエエエエ!!!!」
「――――はぁ。『衝撃』、装填」

 ●

「…………何故、我の半身が吹き飛んでいる……?」
「いや、確かに“壊鍵”だったよ。それは認める」

「ならば――――!」
                    、、、、
「だからおれは打ち込まれた『衝撃』を更に支配して叩き返した」

「……な、んだと……」
「自分と同じ術式と力なんだから、制御できない道理はないだろ」

「…………成程、つまり――――」
  、、、、、、、
「壊鍵を使う限りおれには絶対に勝てない」

「ク、ククク、ハハハハハハハハハ!」





「…………先に言ってくれない……?」
「……いや、一回目で諦めてくれればよかったんだけど」

「それもそうか……ぐふっ」
「………………」




「あ、一応、巻物は燃やしていこう」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミーユイ・ロッソカステル
○引き続きメルエ(f00640)と

……猿真似もいいところじゃない
…………耳栓? 必要ない。

はぁ。……せっかくだから、表と同じ歌を歌ってあげるけれど。
「誘惑の口づけ 第7番」をね。
……既に何人かはまともい歌えるような心持ちではないように見えるけれど。調音は済んだ? ……なら、歌ってみなさい。さん、はい。


…………………で?

なんで効かないんだ、って顔してるわね。
……考えてもみなさいな。
おまえたちのような、覆面やら忍装束に身を包んだ醜男の歌声に、誰が聞き惚れるというの。
なにより……外見は置いたとしても。
ただ、音と歌詞を真似ただけの歌に、心は奪えないわ?

さて、気は済んだ? なら、とっととどいて頂戴。


メルエ・メルルルシア
○引き続きミーユイ((00401)と

同じ力で勝負、って事だな
オレの技は周囲の水を集めて水蛇の形をした矢にしたり、竜の形にして相手を攻撃したり……ってのを得意としてる

弱点なあ……周りに水気が一切なければダメってのもあるが……どうせならお互い竜に飲み込まれる形で行こうか

オレは水の中は大得意だし、水中でも物語を続けられるが……お前はどうだろうな? 
『向かい合う二匹の水竜は、相手を飲み込もうとお互いのしっぽに噛みつきました』
『忍びの者がどれほど長く息を止めようとも、メルルルシアの泉から生まれた妖精には敵いません』って事で一つ!

ミーユイ、そっちはどうだ……耳栓でも使うか?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ククク……奴らの力、見取ったり」
「我々と戦うことが哀れでならぬわ」
「言うな……若い娘であっても容赦などすまいぞ」
「無論」

 ●

「(シュタッ)」
「(シュタッ)」
「(シュタッ)」
「(シュタッ)」

「うわ、たくさん出てきた。どうするミーユイ」
「そうね……あっちの方行きましょうか」
「「「「速攻で無視するのは止めてもらおう!!!」」」」

「何よ、今忙しいのだけど」
「冷たい娘よ、だがそれもこれから起こる惨劇を思えばそれも無理もなかろう」
「我らは既に貴様らの能力を完全に解析している」
「つまり敗北はないということだ……残念だったな」

「…………そう? 私のユーベルコードということは、歌よね?」
「然り」
「既に完全なる模倣極めたり」
「いや、それ以上のモノとして完成しておる」

「……なら、聞かせてもらおうかしら」
「ほう? あえて我らに先手を譲るか」
「気を違えたと見える」
「だからといって加減はしないがな!」

「おい、いいのかミーユイ」
「ええ。……じゃ、歌ってみなさい。さん、はい」



(川-甘)(川-甘)(川-甘)(川-甘)
「「「「…………」」」」

ξ甘-甘)ξ   ゚ ←メルエ
「「…………」」



(川□甘)(川□甘)(川□甘)(川□甘)
「「「「あぁ~捧げましょう~あなたの心に~この口づけを~(ワワワワ~)」」」」

ξ甘-甘)ξ   ゚ ←メルエ
「「…………」」


「「「「何故だ!!! 何故心揺さぶられぬ!!!」」」

「いや、確かに歌はうまかったけどよ……」
「……はぁ。なぜだか教えてあげましょうか?」
「な、何だと……!」

「……考えてもみなさいな」
「「「「…………」」」」

「おまえたちのような、覆面やら忍装束に身を包んだ怪しさ全開、珍妙極まりない醜男の歌声に、誰が聞き惚れるというの」
「「「「あまりにあまりな物言いでは?」」」」

「なら貴様は我々のゆにぞんより上手く歌えるというのか!」
「左様! はぁもにぃの響きは完璧だったはず!」
「そうまで言うのであれば歌ってみるがよい!」

「そう? じゃあ遠慮なく」

 ●

《 捧げましょう あなたの心に この口づけを 》

《 わたしの歌が いつまでも その記憶に 残るように 》

《 捧げましょう あなたの心に この口づけを 》

《 わたしの恋が いつまでも その想いを 照らすように 》

 ●

「「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」」」」

「即堕ちしたな……」
「こんなことだろうと思ったわ」

「なぜ、何故こんなにも心に響くのだ……」
「我らの歌と何が違う!」
「うっ、うっ……嫁に会いたい……」

「……はぁ、よくお聞きなさい。たとえどれだけ声を重ねようと、技術があろうと」
「――――音と歌詞を真似ただけの歌に、心は奪えないわ」

「「「「――――――――――――ぐふっ」」」」

「正論吐かれて死んだ……」
「何だったのかしら、この人達」

「「「「ま、まだだ……!」」」」

「あ、起き上がった」
「根性だけは凄いわね……」

「我らどれだけ心揺るがされようと忍ならば!」
「ミーユイたんの言葉は確かに正論」 「たん?」
「左様、ミーユイちゃまを「ちゃま?」推すのも無理なかろう」
「だが我らは忍!! 主君の命令は絶対!!!」

「あーもー、わかったわかった、オレが相手してやるから、お前らまとめてかかってこい」
「…………ほほう?」
「我らミーユイ様には確かに手が止まるが」
「貴様は別だぞ」
「既に汝の能力も模倣済みといったら……どうするね?」

「ふーん、じゃあほれ、真似してみろって」
「ククク……あまりに愚か!」
「見よ、模倣忍法!」
「貴様の技は水を操り竜を模すもの!
「我らにかかれば容易に再現できるのだ!
「いざ!! 水よ来たれ!!!」

「…………ねえメルエ、結構本格的にパクられてるけど大丈夫? すごい水の龍がにらみあってる」
「あー、平気平気。んじゃお前ら、一つ質問な」

「何だと?」「命乞いなら聞かぬぞ?」「ミーユイたんだけは別だがな」「たんはやめて」

「お前ら、水の中でもちゃんと動けるか?」
「「「ん????」」」

「『向かい合う二匹の水竜は、相手を飲み込もうとお互いのしっぽに噛みつきました』」
「「「ぬう!!!???」」」

「『合わさった水竜は、またたく間に部屋を埋め尽くし、居るもの全てを飲み込んでしまいます』……っと」
「…………メルエ!?」
「「「「ゴボバババババッバババ!?!?!?!」」」」




「『忍びの者がどれほど長く息を止めようとも、メルルルシアの泉から生まれた妖精には敵いません』――、ま、ようするにだ」
「せめて水中で呼吸できるようになってから、喧嘩売れってこったな……ミーユイ?」

「…………メルエ」
「おう」
「ずぶ濡れなんだけど」
「…………ごめんて」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マグダレナ・ドゥリング

「お喋りは好きでね。解説までつけてくれるとは親切なことだ。」
「楽しみにさせてもらうよ。」

「僕が使うユーベルコードは大層なものじゃない。」
「君たちが使うような大仰な技がなくても真似できることさ。」
「事前に【小細工】を仕込み、実行する。たったそれだけ。」
「よく使うのは【地形の利用】をしての【破壊工作】かな。」
「たとえば、ボタン一つで下の階に仕込んだ爆薬が爆ぜて、君の足場が崩れたりね。」

「さて、真似してもいいけれど……君たちは一体、どれだけ準備してきたんだい?」
「何もなければ……ポチっとな。」



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ふうん、真似をしてくれるって? お喋りは好きでね。解説までつけてくれるとは親切なことだ」
「ふ……哀れな娘よ」
「どうやら貴様の技は既に解析されているということを理解できていないようだ」
「左様、それもタダの小細工とあればなおさらよ」
「何、そうなのか?」
「然り然り。コヤツの技は単なる罠の仕込みに過ぎぬ。模倣とすら言えぬわ」
「ガハハ、それではなぶり殺しではないか」

「…………ふう、確かにね」
「僕が使うユーベルコードは大層なものじゃない」
「であろうであろう」

「君たちが使うような大仰な技がなくても真似できることさ」
「そうであろうそうであろう」

「事前に【小細工】を仕込み、実行する。たったそれだけ」
「はっはっはっはっは――お喋りはここまでだ! 奥義! 吊り天井の術!」

「――ああ、なるほど、地形の利用をそう使うわけだ。天井が落ちてくる、ね」
「然り! 押しつぶされて死ぬがよい! 猟兵!!」

「……まあ、つまりこちら同じことをするわけなんだけど。ポチッとな」

「………………この音はなんだ?」
「下の階層に仕込んでおいた爆薬が仕込みどおりに爆発した音かな」

「「「えっ???」」」
「じゃ、自由落下を楽しんでくれたまえ――――地の底までね」

「「「待て待て待て待て」」」
「落ちながら尋ねるが貴様も落下しておるではないか!」
「このままでは貴様も落下+吊り天井でぺちゃんこよ!」
「道連れならば上々である!! つまり我らの勝――――」




「《我が身は霧(トランス・ミスト)》」

「「「霧になっただと!?!?!?!?!」」」
「ええいまてまてアレを真似せよ!」
「然り然り然り一瞬で模倣可能!」
「よぉーしよくやったいざ霧変化の術!」

「全員、霧になったな!」
「「「応!!!」」」

「逃げるぞ!!!」
「「「応!!!」」」

「ああ、爆発は二段構えだから霧のまま吹き飛ばされると元に戻れなくなると思うし気をつけてね」
「「「えっ、あっ」」」



(川-甘::::......... サラァッ....



「……細工は流々仕上げを御覧じろ、ってね」
「先の先まで読まなくちゃ、罠を仕掛ける意味なんてないだろう?」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティオレンシア・シーディア


ふぅん、技のコピーねぇ…
…うん、なんとかなりそうかしらねぇ?

あたしの●封殺は、端的に言えば超速の早撃ち。
大体の相手には先の先取れるんだけど…コピーされた以上、射撃は同時よねぇ。
…なら、差をつけられるのは「弾丸」かしらぁ?

あたしの弾丸にはちょっと小細工がしてあってねぇ?
シゲル・ウル・ティール…ルーンが刻んであるの。
シゲルは太陽、ウルは突破。そしてティールは「勇気と冷静さによる成功」。
ただの弾丸と、ルーンによって属性が付与された弾丸。
どっちが強いか、なんて…言うまでもないでしょ?

業が互角なら、勝敗の天秤を傾けるのははそれ以外の要素。
ただそれだけの話よぉ?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「この道を通った貴様は……哀れだな」
「……気のせいかも知れないけどあなた達、誰にでも同じこと言ってない?」
「かも知れぬ。なにせ、我と出会ったものは皆、己の力に飲まれて死ぬことになるからな――」

「……ふぅん、そう、技をコピーするんだったわねぇ」
「然り。斯様な短筒も我が忍法によればこの通り」
「獲物も真似できるの、それはたしかに厄介ねぇ」

「――貴様の技はすでに把握した。これ即ち、神速に至る一撃と見る」
「そうねぇ、どれだけ速いか試してみる?」
「よかろう。模倣が本物に劣るとは限らぬ。貴様を真似、貴様を超えた早打ちにして仕留めて見せよう」
「そう。じゃあ、後ろを向いて五秒で、同時に振り向いてドン、でいいかしらぁ?」
「心得た、案ずるな。不意打ちなどせぬ。我が見取ったこの力、瑣末事で濁らせるものではあるまい」

「あら、褒めてくれてありがとう。それじゃ――――」





「五」

「四」

「三」

「二」

「一」

「零――――――――」

 ●

「…………速度は互角だったはずだ」
「そうねぇ、びっくりしたわぁ。自信無くしちゃう」

「ならばなぜ……我が倒れている……?」
「ううん……まぁいいわぁ。冥土の土産に教えてあげる」

「武器は真似できても、弾は真似できなかったってことよぉ。ルーンが刻んである……って言って、わかるかしらぁ?」
 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「だってこれはユーベルコードじゃないもの」

「……弾丸、だと……」
「そ。業が互角なら、勝敗の天秤を傾けるのははそれ以外の要素。ただそれだけの話よぉ?」

「……成程、我の見通しが甘かったようだ……」
「納得した?」

「うむ……先へ進むが良い、女……だが、我らが城主に……勝つことは…………」
「……………………」

「……ご愁傷様。さぁて」
「後はどんなトンチキが待ってるのかしら? ……全然楽しみじゃないわねぇ」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

紅呉・月都

何かアレだな、回り回って面白くなってきたぜ
忍者が飯時の直前に戦闘開始しようぜ、な?

てか、忍者のくせに忍んでねえじゃん

とりあえず、本体召喚しといてと…
ぉおすげーな、種族も変わんのかよ

このユーベルコード念で動かすだろ?
集中できてねえと上手いこと動かねえし、自分も動けねえんだわ
つーことで、飯食いっぱぐれた敵に飯の話とか世間話して集中力を削ぎ、操作不能にしてみるぜ
その間は【見切り・武器受け・武器落とし】で敵の攻撃を相殺
そういやお前ら飯何食った?
俺は炊き込みご飯のおにぎりでさー美味かったなあー

操作が雑になってきたところで本格的に攻撃開始
おらおら、ナイフと操作だけに気ぃ取られると俺が刀でぶった斬るぞ!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「クク、現れたな、我が主に逆らう愚か者よ」
「この城に踏み入れた時点で貴様の命運は尽きた」
「すぐさま始末してくれよう」
「だからちょっと、あのさぁ……」



(川-甘) >=< ( ゚< 

      「「ご飯食べ終わるまで待ってくんない?」」

                  (川-甘) △

「四角いの何それ」
「おにぎりだが??」
「上の奴は?」
「魚だが??」

「……忍者って兵糧丸とかじゃねえの?」
「はぁ(ため息) お主……マジで言ってる?」
「喰わねば戦えぬ、これは常識であろう」
「然り。白米から摂取した糖分こそが我らが奥義の源である」
「然り然り。脳を高速でフル回転して思考の速度で貴様らの技を解析するからこその忍法よ」

「……つまり今は補給タイム何だな?」
「然り」
「だから食べ終わるまで待っててな」

「…………」
「何ゆえナイフを宙に浮かせる?」
「食事中だと言っておろうが!」
「貴様の能力はわかっておるぞ!!」
「そのナイフを分割・複製し念力で操作するのであろう!!」
「ククク、我らからすれば児戯に等しい!」
「すぐさま模倣してやる故少し待つが良い!」

「いや、このユーベルコードさぁ」
「集中できてねえと上手いこと動かねえし、自分も動けねえんだわ」

「「だからどうした!!」」
「いや、腹減ってると集中できねえだろ?」

「「そう言っているだろうが!!」
「うん、じゃあ」





「真似したくても出来ないよな?」

 ●

「いやぁ、俺も今日は昼飯、炊き込みご飯のおにぎりでさー美味かったなあー」
「けどおかずがないのがちょっとなー、ってことで、魚は貰っていくぜ」
「じゃあな!」






(#川-甘) (#川-甘)






(#川-甘) (#川-甘) <ぎゅるるるるるるるるるるる(腹の音)

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

矢来・夕立
○狭筵さん/f15055

地の文(急造)さん。さては天才ですね。嫌がらせの達人でもいいです。
それならもっとこの世の不思議を教えてあげましょうか。
どんどん疑問を抱かせていくスタイル。
「今からおかしなことをする」と予告したからって疑問に対する心構えが出来るわけないんですよ。

【紙技・化鎮】。目の前にいたオレがいきなり消えます。不思議ですね。なんででしょうね。
《だまし討ち》で、ハイそこの忍者A。
あなたの懐ン中にヒトガタを突っ込みます。すると是も非もなくいきなり消えます。不思議ですね。なんででしょうね。

食われちゃったんじゃないですかね…ウソですけど。
ウソだったらなんなんだって?ほらまた疑問のおかわり。


狭筵・桜人
○矢来さん/f14904

引き続き地の文になります。

無事に敵の根城に侵入した矢来さんと私を待ち受けていたのは
技パク忍者集団でした。
自分の技の弱点を見つけ出し戦わなくてはいけません。

と、まあここは私に任せてください。

【謎を喰らう触手の群れ】
ゆーでぃーしーです。わかります?
どんどんパクってくださいねー。

ハイここでなぞなぞです!
忍者は忍者でも食べられない忍者ってなーんだ!

いやむしろ忍者食えるの?って思った奴から触手に襲われます。
コイツの弱点はですねえ、疑問を抱かなきゃ無害ってことですよ。
ちなみになぞなぞの答えは無機物の忍者です。有機体ならイケル。

ははあ、なるほど。
人を食ったような言動ってことですね。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「じゃあ、引き続き地の文になりますね」
「すごい。さては天才ですね。妄言かな?」
「彼はそう言いながらも満更でもない感じで敵地に足を踏み入れたのでした……」
「行動を確定させる力が強い」

 ●

「さて、無事に敵の根城に侵入した矢来さん待ち受けていたのは技パク忍者集団でした。彼らに対し、矢来さんは自分の技の弱点を見つけ出し戦わなくてはいけません」
「地の文(急造)さんは???」
「直接抗議を受けたので、地の文も戦いに参戦することにしました」
「地の文参戦はちょっと言葉の力が強くありませんか」
「要求したくせに……」

「ええい漫才をしておる場合か!」
「我らを前に何たる余裕!」
「無事に帰れると思うでないぞ!」
「我ら紫陽衆二十二人衆が相手となろう!」

「数メチャクチャ多いんですけどどうします地の文さん」
「まあ、ここは私に任せてください。皆さん、私のユーベルコードの正体はわかりますか?」
「然り。異次元より謎を喰らう怪生を呼び寄せる術であろう!」
「しからばこの通り! 若干キモいがそれもまた術! 有効活用させてもらう!」

「おお、本当に真似してきた。敵忍者が召喚したのはまさしく私が使うものと同じ、【謎を喰らう触手の群れ】でした」
「であろうであろう」
「完璧であろう」

「ですが、彼らはどうやって私達に疑問を与えるつもりなのでしょうか」
「「「…………ん?」」」

「ハイここでなぞなぞです! 忍者は忍者でも食べられない忍者ってなーんだ!」
「「「…………いや忍者は食べられないのではアババババババーー!!」」」

「はい、この様に疑問を抱くと襲われます。逆に言うと疑問を抱かなければ襲ってこないということですね」
「「「貴様その生き様に疑問はないのか!?!?!?」」」

「ありませんが……」
「「「こいつ最悪でござる!!!」」」

「ちなみになぞなぞの答えは無機物の忍者でした。有機物ならイケル」
「「「ヒエッ」」」」

「ははあ、さすが天才。それならもっとこの世の不思議を教えてあげましょうか」
「「「これ以上?」」」

「まあまあまあまあ。ハイそこの忍者Aさん」
「拙者!?」

「取り出したるはこちらの式紙なんですけどね、はいどうぞ」
「あ、どうも…………アバっ!?」」
「「「きっ、消えた!!!! 何故――――」」」

「不思議ですね、なんででしょうね。疑問抱いちゃいましたね」
「「「はっ!? アバババババババ!!!」」」

「はい、このようにね、『今からおかしなことをする』と予告したからって疑問に対する心構えが出来るわけないんですよ」
「「「ま、待て待て待て待て待て!」」」

「しかし矢来さんは待ってくれないのでした……」
「「「待ってくださいお願いします!」」」

「はい、待ちました」
「「「よぉーし!!」」」

「待て、今の術、その式紙を媒介に姿を消す術に相違ない!」
「なるほど正体見たり! 疑問を抱かず無事脱出!」
「ここから我らの反撃よ! 精々後悔するが良いわ!」

「それはともかく、今消えた忍者はどこに行ってしまったと思います?」
「バカめ! 透明になっただけであろう!」
「見えずとも居ることは百も承知!」

「でも動いてる気配ありませんよね」
「「「…………」」」」

「あ、触手が妙な動きを…………食われちゃったんじゃないですかね?」
「「「エッ」」」

「いや、ウソですけど。流石に食べませんって」
「「「ほっ」」」

「……じゃあ本当は何処に行っちゃったんでしょうね?」
「「「…………ん? あっ」」」

「ああ、また疑問を――――抱いちゃいましたね」

 ●

「かくして無事に忍者たちを退けた我々は天守閣へと向かうのでした――と。矢来さん」
「なんですか」
「地の文って結構難しいですね」
「でしょうね」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

街風・杏花


うふ、うふふ、ニンジャ、いいですね!
力を真似てしまうだなんて、恐ろしい!

私の、杏花の力はね、自分よりも強い相手と切り結ぶため、愚かな不利を犯せば強くなることです。
うふ、うふふ。では――まず、刀を捨てましょう。ぽぉい。
無手の剣士相手に武器を使うような真似、致しませんよね? それでは私だけが不利、私だけが力を使えてしまいますもの。

捨てました? 捨てましたね? ――まあ、それで私が有利になるわけでもないのですが。
楽しく楽しく、素手で、切り結ぼうではありませんか。
ばき、どか、ぐしゃり、ぐちゃ……って。知ってました? 手刀でも、捨て身でかかれば、瓦くらいは切れるんですよ。……うふ、うふふ!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「うふ、うふふ、ニンジャ、いいですね! ああ、あぁ! 力を真似てしまうだなんて、恐ろしい!」
「これはもう……あぁ、激しい戦いになりそうですわ! 想像するだに恐ろし………………」


     ←    物理的距離    →
(川-甘)                  (⑪ヮ⑪リ

「……何で若干遠いのです?」
「いや、なんかお主……目が怖……」


   ビクッ
(u川-甘)そ         (⑪ヮ⑪リ )))ジリッ

「わかった! 通す! 通してやるからこれ以上近寄るな!!」
「私の、杏花の力はね、自分よりも強い相手と切り結ぶため、愚かな不利を犯せば強くなることです」
「自分から解説を始めおった!!! ええい、かくなる上は斬り捨てるのみ!」

「うふ、うふふ。では――私はまず、刀を捨てましょう。ぽぉい」
「む!?」

「無手の剣士相手に武器を使うような真似、致しませんよね?」
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬ…………」

「だってそれだけでは……うふ、うふふ、うふふふ――――私だけが不利ですものね?」
「な、なんという珍妙なる術か――不利になればなるほど強くなるだと!?」

「ええ、ええ、当然でしょう? 相手が強ければ強いほど……楽しいではありませんか!」
「ち……やむをえまい! だが! 貴様は一つ思い違いをしている!」

「あら、あら、なんですか?」
「武器などなくとも我ら忍びは全身余すことなく鍛え抜かれている――刃と変わらぬ! そして何より――――」

「武器を捨てたということはお互い条件は同じ! 術の力は発動せず――我のほうが有利となる道理! 覚悟――――!」

 ●

(ばき)
 
(ぐしゃり)

(ぐちゃっ)

(どちゃっ)

「知ってました? 手刀でも、捨て身でかかれば、瓦くらいは切れるんですよ。……うふ、うふふ!」
「でも、さすがニンジャですね。ええ、ええ……とっても丈夫。瓦よりは」
「おかげで、斬るのに時間がかかってしまいました。杏花、まだまだですね」
「…………うふふふっ!」


  (川-/    /甘)ダカライヤダッタンダッテバ...

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティアー・ロード
【お主も悪巧みよのう】

涙の支配者、ロードティアー♪
の三番をBGMに合わせて口ずさもうかな


「行け、リクロウ・ストラァイク!」
  一二三●

「君たちはリクロウボールを模倣した、してしまった。」

「リクロウボールはその弾力により衝撃を全て自身の運動エネルギーに変換する
触れればタダではすまない……」

「さて、そんなボール同士がぶつかればどうなる?」


「コード・セレクト、ザ・フォース!
私は刻印で念動力を強化することで
どんな高速物体であろうとも縦横無尽に動かすことができる!」

一二三●  ●三二一



「今のリクロウボールは
ただの衝撃を集めたボールではない……
チャーハンの熱エネルギーをその身に宿している!」


「絆の勝利だ」


リチャード・チェイス
○【お主も悪巧みよのう】
ぱらぱー、ぱららぱらぱぱっらっぱらぱー!
でででーん! でれでででれでーん!

必殺仕事なBGMと共に商品率いて月明かりの下いざ進む。
ネギ・ハムを刻み、卵とご飯をパラパラに炒めるのである。
小腹が空いたので、お台所でチャーハンを作っているのであるが?

そう、全ては仲間。信頼。絆。思いやり。それが肝要である。
君達も仲間であろう。だが難関辛苦を共に潜り抜けた私達に敵うであろうか。
見たまえ。若きシャーマンズゴーストの迷いなき跳ねまわりを。
迷いなく作り立てのチャーハンへと…………

信頼! 世界平和のために彼は夕日の空に微笑み殺してくれるであろう!
(ミカタゴトドン)


詩蒲・リクロウ
【お主も悪巧みよのう】
ボヨン

ボヨンボヨンボヨンボヨン

ボヨヨーン

ボヨン
「なにか必殺なBGMとチャーハンの香ばしい匂いを背にボールとなって跳ね回っている僕は詩蒲リクロウ。どこにでも居る普通のシャーマンズゴースト。今日は悪友たちの勧めでボールとなって敵と一緒に跳ね回っているところです。」

「ふふ、この技は、ただ物凄い弾性のあるボールになるだけ……。」
「信頼出来る"仲間"居てこその技です。」
「どうです、手も足も出ないでしょう?僕も出ませんけど。」
ボヨン
ボィン
ヒュルルルルルキュィン

アッあんな所にアツアツ作りたてのチャーハンが!!!!

◁To Be Continued三
♪デッデッデーン



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 1.

( V⊿)


(川-甘) (川-甘) (川-甘) (川-甘)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 2.

( V⊿)━ヽニニフ  スッ

(川-甘) (川-甘) (川-甘) (川-甘) そ



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 3.

 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
 そ ぱらぱー、ぱららぱらぱぱっらっぱらぱー! そ
  そ  でででーん! でれでででれでーん! そ
   人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人

      。・゚・⌒)
( V⊿)━ヽニニフ ))


(u川-甘) (u川-甘) (u川-甘) (u川-甘) ザワ...
                ザワ...

 ※ 御覧頂いているのはPBW【第六猟兵】のリプレイです ※


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 4.

      。・゚・⌒)           スッ    スッ
( V⊿)━ヽニニフ ))      > <><> < (●V●)


 
(u川-甘) (u川-甘) (u川-甘) (u川-甘)そ


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 5.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二

  ――――今だ! 必殺リクロウストライク!!!――――

      。・゚・⌒)                  
( V⊿)━ヽニニフ ))    > <><> <  ((((●V●)))) ブブブブブ


 ≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 6.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二


   シュゴォッ
      三三三三((((●V●)



≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡



 ※ 御覧頂いているのはPBW【第六猟兵】のリプレイです ※


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 7.

 ≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

   「「「愚かなり!!! その技! 模倣完了!!!」」」

      (川-甘) (川-甘) (川-甘) (川-甘)
  

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

8.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

   ブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブブ

  ((((川-甘)))) ((((川-甘)))) ((((川-甘)))) ((((川-甘))))
  

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

  ※ 御覧頂いているのはPBW【第六猟兵】のリプレイです ※


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 9.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

      シュゴォ
   (甘-川))))三 三 三
                        シュゴォ
                      (甘-川))))三 三 三
         シュゴォ
         (甘-川))))三 三 三

                    シュゴォ
                     (甘-川))))三 三 三

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 10.

     コード・セレクト

   ――――――――> <><> <――――――――

                   ザ・フォース!


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 11.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二

三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡        ゴォッ

            ━ヽニニフ 
      三三三三((((⑪V⑪)

          三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ =
  

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 11.

≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡

                 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡
                      (甘-川))))三 三 三
三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡
                   (甘-川))))三 三 三
        ━ヽニニフ 
   三三三三((((⑪V⑪)   (甘-川))))三 三 三

          三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ = - 三 ≡ =
                     (甘-川))))三 三 三


≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二≡=‐=≡二三二≡=‐≡二三二

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 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 12.


 ( V⊿)    ><><>< 


    カチッ
 ( V⊿)    ><><><


                            ドォォォォォォン>

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 13.

 ( V⊿)    ><><><


 (  V⊿)   > <><><   (●V● )))  ヌッ


 ( V⊿)    ><><><    ( ●V● )


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 14.


 ( V⊿)    ><><><    ( ●V● )

 ◆EDテーマ 涙の支配者、ロードティアー 三番 ◆

 ~私こそは悪巧みのヒーロー ロード・ティアー
   例え賊でも 道化でも構わない 私は私のまま戦おう~


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 16.


  ( V⊿)    ><><><    ( ●V● )




 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 17.


  ( V⊿)    ><><><    ( ●V● )


 <To Be Continued三


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大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

立花・乖梨
んー、私の力を説明しますと。
身も蓋も無いことを言いますが……
このユーベルコード、七愛六花は、
別に模倣をするだけなら何の力も無いのですよ。

立花・乖離と手を繋ぐ――ええ、そうです。
"あなたが私達になるなら""私達の一部になるのなら"使えるかもですね?
皆さん忍者ですし、変化してみてくださいよう。
そうして手を繋ぐのです、そしたら力が湧いてくるかもです?


あ、ちなみに言っておきますが。


貴方達は私達じゃぁない。
模倣しようと、姿形を似せようと、私達じゃない。
ちなみにこの手袋、手を繋ぐのに特化してるので
離せないかもですねぃ?

じゃぁ私は、手を繋いで仲良しな動けないみなさんを順番に殴ります。
ふふふふふふふふふふ。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「くはははははははは! 我らが見張りしこの領域に来たのが不運よな」
「フフフ、か細い腕であることよ」
「言うな言うな……しかし、これでは弱い者いじめになってしまうな!」

「「「はーっはっはっはっは!!」」」

「さあ! 貴様の技術を見取ってやろう!」
「どれどれ……成程、もう学習完了!」
「既に貴様の勝ちはなくなったな!」
「「「はーっはっはっはっは!!」」」

「………じゃあ真似して見ます?」
「無論!」
「いざ!」
「では!」



      「「「……………………」」」

( >人<)つ⊂(川-甘)つ⊂(川-甘)つ⊂(川-甘)

「「「ん???」」」

「身も蓋も無いことを言いますが……このユーベルコード、別に模倣をするだけなら何の力も無いのですよ」
「「「えっ???」」」

「立花・乖梨と手を繋ぐ――“私が私達と手を繋ぐ”為のユーベルコードですからねぃ」
「「「………………」」」



          「「「し、知ってたし! 馬鹿にすんなよ!!」」」
      そ
( >人<)つ⊂(川-甘u)つ⊂(川-甘u)つ⊂(川-甘u)


「むしろここまでが我らの作戦よ!」
「然り! こうして接触した以上、後は我らが貴様になれば良いだけよ!」
「如何にも!! 我らは忍び! 変化の術などたやすきこと!」


「はぁー、なるほどなるほどー」
「確かに、"あなたが私達になるなら"……"私達の一部になるのなら"使えるかもですね?」

「「「そうだろうそうだろう!」」」
「「「ゆくぞ! 我らが変化の真髄をとくと見よ!」

 ●

          ◆ 使用前 ◆

( >人<)つ⊂(川-甘)つ⊂(川-甘)つ⊂(川-甘)


          ◆ 使用後 ◆

( >人<)つ⊂(>人<)つ⊂(>人<)つ⊂(>人<)

 ●

「「「どうだ!!!!!」」」
「………………」

「「「何か言ってもらえる???」」」
「わぁ、お顔はそっくり」

「「「そうであろうそうであろう」」」
「でもですねぃ」







「――――――貴方達は私達じゃぁない」
「模倣しようと、姿形を似せようと、私達じゃない」
「私達にはなれないし、変われない」
「……“私達”の罪にはなりえない」

「…………ちっ! もういい! 手を離せ!」
「然り! ならば直接殺すまでよ!」
「……待て」
「どうした!」
「手がはずれん」
「「えっ」」


「ふふふ」
「ちなみにこの手袋、手を繋ぐのに特化してるので……離せないかもですねぃ?」

( >人<)つ⊂(>人<u)つ⊂(>人<u)つ⊂(>人<u)

「じゃぁ私は、手を繋いで仲良しな動けないみなさんを順番に殴ります」
「ふふふふふふふふふふふふふふふふ」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロト・ラトキエ

お偉いさんは高い所ってのがお約束ですし?
上を目指しましょうか。

さて、どちら様?
紫陽衆?

では、此処に用いましたるは、トリニティ・エンハンス。
とりあえず今回は、炎の魔力で攻撃力を強化といくわけですが。
…解説、それだけです?
難解な仕組みも超威力も無い、利点も弱点も明白…
要は『ただの強化』ですものね。

で、模倣ですか。
まぁ僕、ユーベルコードとか関係無しに、多方向から2回攻撃する気満々ですし?
建物内なら鋼糸も張り放題、範囲攻撃だってちちょいっと。
勿論苦無とか嫌ですから、見切りは試みますし…
なんと!これでは地力勝負ですねー。

…さぁ。
では謹んで、
獲(殺)り合いましょうか――♪
(眼鏡の奥、満面の凍える笑顔で)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「クク、よくぞこの道を探り当てたな」
「さぞかし鼻が利く猟兵と見える」
「危険に対しても鼻が効けばよかったのだがな……そう、我々という危険を」

「あ、いえ、お偉いさんは高い所ってのがお約束ですし?」
「ああ、でも本当にこの向こうにいるんですね、教えてくれてありがとうございます」

「………………」
「………………」
「………………」
「「「貴様は生かして返さぬ!!!」」」
「本気で言ってます???」

「ククク……既に我らは貴様の術を見取っておるのだ!」
「自然の力を己に宿し、強化する腹積もりであろう!」
「しかしこちらは三人、貴様は一人!」

「我は炎!」
「我は水!」
「我は風!」
「「「即ちこれ、勝てる道理が無し!!!」」」

「……ええまあ確かに、今回は炎の力を使って強化する気満々でしたからね」
「そうであろう!」
「炎に水、これほど相性がよいものがあろうか!」
「更に! こちらの炎は風で勢いをつけることもできる!」
「策に溺れるとはこのことよ! いざ、死ぬがよいアバーーーーーー!!!」



           そ
(u火-甘)(u水-甘)        (風/  /甘)   (○ヮ○ノハ)

「「か、風担当ーーーー!!」」

「き、貴様、一体なにをした!」
「そのような効果、この術には無いはず!」

「いえ、これはただ事前に張っておいた鋼糸に引っかかって両断されただけですね」
「「!?!?!?」」

「いえ、そもそもですね。僕、ユーベルコードとか関係無しに、多方向から2回攻撃する気満々ですし?」
「「えっ」」

「だってユーベルコードの効果は“ただの強化”ですから、ちゃんと自分で戦わないと」
「「……」」

「だから勝ち負けは単純に、自力の勝負で決まるわけです」
「「…………な、ならば我々が自力で劣るというか!!」」

「それはこれからわかるんじゃあないですか? ええ、だって闘争ですから」
「…………では、謹んで」
「獲(殺)り合いましょうか――♪」

「「ア、アバーーーーーーーーーーー!!!???」」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヌル・リリファ

わたしとおんなじわざつかうの?やめておいたほうがいいとおもう。

だって演算デバイスもってないよね?
それにこういうのを同時に処理する練習もしていないでしょう?
はじめてつかって、なんの補助もなしに全部をちゃんとうごかすのはかなりむずかしいとおもうよ。
たしかにうみだした武器はわたしの意思でうごかせるけど。普通、処理能力がパンクしちゃうんじゃないかな?

それでもするならべつにとめないけど……。
この武器のあつかいでわたしをぬけるとおもわないでほしいかな。
わたしは、性能だけは一級品だと自負してる。まけるきは、ない。

いくよ。オブリビオンは殺す。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう……カラクリ仕掛けの娘か」
「…………? えっと、ニンジャの人?」

「如何にも。そして既に貴様の技は見取っている」
「…………」

「念力を駆使し、創造した武器の同時操作と言った所か……クク、単純、故に模倣も容易。我の勝ちよ」
「…………」

「ではな――――いざ! 我らに唱えられぬ忍術なし! 始末してくれよう!」
「……あの」

「何だ? 最後に言い残すことでもあるか?」
「ううん、そうじゃなくて」



「わたしとおんなじわざつかうのは、やめておいたほうがいいとおもう」
「だって演算デバイスもってないよね?」
「それにこういうのを同時に処理する練習もしていないでしょう?」
「はじめてつかって、なんの補助もなしに全部をちゃんとうごかすのはかなりむずかしいとおもうよ」
「たしかにうみだした武器はわたしの意思でうごかせるけど。普通、処理能力がパンクしちゃうんじゃないかな?」

「…………」
「……………………」
「…………ふはははははは!」
「何を言い出すかと思えば! 我らが忍術を侮るなよ!」
「あらゆる技術を模倣! 運用にする事に特化した紫陽衆!」
「多数の武器を扱う訓練など真っ先に学ぶべきもの!」
「当てが外れたなカラクリ仕掛けの娘よ! その油断に溺れ死ぬがよい!」
「己の武器に刺し貫かれよ! 小娘!!!!!!!」


「……そう」
「じゃあ、べつにとめないけど……」
「この武器のあつかいでわたしをぬけるとおもわないでほしいかな」

「――――む? 何だこれは!」
「武器と武器が……寸分違わず相殺しているだと!?」
「いや、相殺ではない……我の操る武器が破壊されていく!? 何故!?」

「あなたが、まねをするためのニンジャなら」
「わたしは、戦うの人形」
「わたしは、性能だけは一級品だと自負してる。まけるきは、ない」

「く……ならば数を増やして――――――ぐはっ!?」
「ほら、そんなにだしたら、操りきれないでしょ? ……じゃあ」


「いくよ。オブリビオンは殺す」


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

居待月・穂波

何々、今度は忍者?超ウケるんですけど。
って何、模倣?物真似かよメンドっちー。

【スーパー・ジャスティス】また発動すっけど。
これの弱点って言えばやっぱ【意志の力】ってとこっしょ。
オニガチ覚悟キメてりゃパないパゥワーってのが出るし、逆ならクソザコなわけで。
でもこちとらハンパにギャルやってるワケじゃないから。

人生、いや神生懸けてんの。オニガチ覚悟キメて猟兵やってっから意志の力で負けるとかシャレにならないのよね。
あんたら忍者の意志が強ければそっちの勝ち。あたしの方が強けりゃあたしの勝ち。簡単っしょ?

とりあえず音速のぶちかまし、まずは耐えてみよっか!
負けたら素直にあたしの信者でおけ?神を崇めよ的な?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう、きらびやかな娘よの」
「だが、我らが忍術の贄となるとなれば哀れ……」
「せめて一息で済ませてくれよう」

「え、ウソマジ? 今度は忍者?超ウケるんですけど」
「で、何、模倣? うへ、物真似かよメンドっちー」



「「「………………」」」

「ククク……我らを前にマジバイブスが上がらぬとは愚かなり」
「侮るなよ、我らインスタ映えも甚だしい存在よ」
「我らが忍術でマジ卍してくれよう」

「めっちゃノリいいじゃん!」
「「「であろうであろう」」」

「だがここからはテンアゲ↑の時間よ」
「我らが奥義にておったまげるがよい」
「貴様を始末しザギンでシースーしてくれる!」

「いや、それは違くね? 古くね?」
「「「マ???」」」

「ま、いっか。そんじゃやるし、ボコすし」
「ふん! 侮るなよJK!」
「既にその技は見取ったり!」
「己の意思を力に変える術! ならば厳しき鍛錬に耐えてきた我らに叶う道理なし!」

「そ、わかってんじゃん。オニガチ覚悟キメてりゃパないパゥワーってのが出るし、逆ならクソザコなわけで」
「――――でもこちとらハンパにギャルやってるワケじゃないから」

「何だと?」
「人生、いや神生懸けてんの。神でありながらギャルなわけ。神ギャル」
「「「神ギャル」」」

「JKやるって決めた時から、あたし覚悟バリ決まってっから――意志の力で負けるとかシャレにならないのよね」
「「「ぬう! 凄まじい闘気――――!?」」」

「あと 忍者結構キャラブレブレじゃん? 覚悟、マジで決まってる?」
「「「き、決まってっし! 舐めんなし!」」」

「おけまる。じゃ、とりあえず音速のぶちかまし、まずは耐えてみよっか!」
「「「ん?」」」

「負けたら素直にあたしの信者でおけ? 神を崇めよ的な? JK信仰とかマジ今どきじゃん。うれピくない?」
「わ、我ら主君がある身!」
「左様、忍びの忠誠は絶対!」
「主を裏切ることなどありえぬ!!! 侮るでないわ!」

「そかそか。ざーんねん」
「――――けどま、いいんじゃない? 確かにそういうの、嫌いじゃないし?」
「代わりに加減もねーから、ヨロッ☆」

 ●







「……そうか、あの戦いからもうそんなに経ったんですね……」
「…………え、忍びを止めた理由? ですか?」
「はは……お恥ずかしい。いや、確かに忠誠心はありました」
「でも、見てしまったんですね……」
「あの光とともに向かってくる神様の向こうに……」
「一面の、黄金の麦畑を……ああ、あの娘は本当に神様なんだなって思ったら」
「真似とかそういう事言ってるのが、恥ずかしくなっちゃって(笑)」
「ええ、ですからこうして、今は麦の世話をしています」
「今年みたいに豊作のときはマジテンアゲですね、ウケる」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

レムリア・クラウンハート
怪盗であるこの私から技を盗むとは。いい度胸をしているわね。

……あれ、でもそれ、【グッドナイス・ブレイヴァー】を盗んだ場合どうなるのかしら?
あくまで『リスナーの応援によって力を得る』ものだから、技だけ盗んでも意味が無い気がするけど。
もっと言うと、キマイラフューチャーのサイトでオブリビオンが配信しても、応援されるどころか大炎上するんじゃないかしら……

……それで自滅する瞬間とか撮れたらすごいバズりそうね。やってみましょうか♪
もし自滅しなくても、その時は普通に倒しちゃえばいいし。応援による戦力差は歴然よ。

という訳で撮影ドローン展開。ついでにコメント読み上げ機能もオン。
さ、楽しませて頂戴。二重の意味で。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ククク、奇妙な面頬をつけておるわ」
「だが我らの前にその程度の偽装は意味なし」
「既に貴様の技は見取っている……!」

「あら、怪盗であるこの私から技を盗むとは。いい度胸をしているわね」
「ふん、何が怪盗か」
「こそ泥の類であろう」
「左様、我ら忍びの下位互換でしかあらぬわ」

「好き勝手言ってくれるじゃない。だったら真似してみたら?」
「ククク……まさか不可能と思っておるのか?」
「哀れな……言ったろう、既に見取ったと」
「その妙な機械と性質すら、我らにとっては模倣対象となるのだ」
「映像を周囲に伝播し、声援を力に変える術であろう!」

「ふぅん? ……けどそれ、『リスナーの応援が力に変わる』のよね。あなた達を応援してくれる人なんているの?」
「……………………」
「……………………」
「……………………」

「「「クハはハハハハハハハ!」」」
「愚かなり!!」
「既に映像の配信先は我らが紫陽衆の詰め所よ!」
「敵陣に己の映像を流すと思ったか、たわけめ!」

「……全然忍んでないのけどそれはいいの?」
「時と場合に寄るでな」
「TPOと言うやつでござる」
「あそれぽちっとな」

…━…━…━…━【 中継 】…━…━…━…━

 (川-甘) (川-甘) (川-甘) <ワー ワー

…━…━…━…━【 中継 】…━…━…━…━

「みよ、あれなるは我らが軍勢!」
「うっわ、同じ顔がたくさんいる、気持ち悪い……」

「キモイとかいうでないわ」
「同じ様に変装しているだけでござる」
「個性があるでな、個性が」
「さあ! 我々を応援せよ!」
「これにて術の模倣を完遂でござる!」
「果たしてこれ以上の視聴者の支援を得られるかな!?」

…━…━…━…━【 中継 】…━…━…━…━

 (川-甘) (川-甘) (川-甘) <………………



                 人人人人人人人人人
                 そ こらこらこら!! そ
                  人人人人人人人人人
   <怪盗頑張れー!

 (川□甘) (川ヮ甘) (川A甘) <こっち見てー!

       <仮面取ってー!


                  人人人人人人人人人
                 そ くそったれが! そ
                  人人人人人人人人人


 (川-甘) (川-甘) (川-甘) <いや女の子の方が可愛いし……


…━…━…━…━【 中継 】…━…━…━…━

「あら、すごい力が湧いてきちゃった」
「「「馬鹿な!?!?!?!」」」

「ついでにこっちでも配信してるけど、やっぱり大炎上してるわよあなた達」
「「「!!!????」」」

「……それで自滅する瞬間とか撮れたらすごいバズりそうね。やってみましょうか♪」
「「「ネットタトゥーに存在を刻むのは止めていただきたい!!!」」」

「という訳で撮影ドローン展開。ついでにコメント読み上げ機能もオン」
「「「話を聞け!!!」」」

「勿論、聞くわよ? ……マイクに向かって喋ってもらうわ」
「さ、楽しませて頂戴。二重の意味で」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

煌燥・瑠菜

今度は忍者ですか……帰ってヒュドラのご機嫌取りするためにもさっさと片付けますよ!

まずはお兄ちゃんに教えてもらったUCで空高くジャンプです!……弱点?まあ攻撃用ではないので、これだけだとノーダメージなところですかね?

……ところでそれ、UCを防御しないと真似出来ませんよね?攻撃しないUCでどーやって真似するんですかねぇー!!自分のUCの弱点の対策出来てないとか大丈夫ですかー???

と散々煽って冷静さを失い隙が出来たらそこがチャンスや!めいいっぱいジャンプして空中戦+踏みつけ+力溜め+怪力を込めた全体重乗せかかと落としを頭にドーンっとブチ当てたる!


ふう、今度はエレガント&スマートに済みましたね!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう、斯様な娘が相手か……だが、女子供とて容赦はせぬ。血にまみれて死ぬがよい」
「わ、今度は忍者ですか……帰ってヒュドラのご機嫌取りするためにもさっさと片付けますよ!」

「ヒュドラ?」
「呼びましょうか?」
「やめろ」

「ま、いーです。真似できるものなら……してみてください!」
「クク……ほほう、空中多段跳躍か。哀れ! 身体が貧相なら発想も貧相よ!」
「あ”ぁ”!?」

「その程度の体術、我ら忍びにかかれば容易に再現可能!」
「怖れるがいい! 己の技によって貴様は死ぬのだ!」


  シュバッ     シュバッ
    *( ‘ v ‘)    (甘-川) 
       ミ       ミ



  シュバッ     シュバッ
    *( ‘ v ‘)    (甘-川) 
       ミ       ミ



  シュバッ     シュバッ
    *( ‘v ‘)    (甘-川) 
       ミ       ミ


「…………あれ?」
「いや、だってこれ、空中を跳躍する為のユーベルコードですから、これを真似してどうやって攻撃するつもりなんですか」

「……………………しまったああああああああああああああああああ!?」
「そんなこともわかってなかったんですかー? 全然大丈夫じゃないんですけどー!?」

「――――はっ! ならば条件は貴様も我と同じ!! 即ち貴様もまた我に攻撃できn」
「上から全体重乗せかかと落とし!!!!!」

 
 ミ
 *( ‘ v ‘) そ
 :::...(甘□川)  ゴキャッ



 *( ‘ v ‘)     (甘□川



    (((*( ‘ v ‘)(甘□川   ゴスッ ガスッ ドスッ ゴリッ







「ふう、今度はエレガント&スマートに済みましたね!

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

リゥ・ズゥ

お前たち、リゥ・ズゥのマネが、出来る、のか。
ちょうど、いい。
リゥ・ズゥは、強いが、頭は、あまり良くない。
お前たち、リゥ・ズゥの技、教えてやる。
だから、リゥ・ズゥの技、もっと上手い使い方を、教えろ。
リゥ・ズゥは、それを喰らい、もっと強く、なる。

(UCで忍者に食らいつきます。
「対象のユーベルコードを防御する」必要があるならば、遠慮なく防御してもらった上で怪力と鎧無視攻撃により思い切り噛み砕き飲み干します。
もし仕留めきれずとも、返ってきた攻撃を敢えて受け止め、
捨て身の一撃によるカウンターで更に喰らい返し生命力を補充します)

なるほど、こう使えばいい、か。
感謝、する。リゥ・ズゥは、もっと強くなった。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「なんたる異形よ」
「おぞましき姿……」
「しかしそれすら、我らにとっては模倣の範疇よ」

「……お前たち、リゥ・ズゥのマネが、出来る、のか」
「左様」
「どの様な化物であろうとな」
「それこそが我らの力」

「……ちょうど、いい」
「「「?」」」

「リゥ・ズゥは、強いが、頭は、あまり良くない。お前たち、リゥ・ズゥの技、教えてやる」
「「「ほう???」」」

「だから、リゥ・ズゥの技、もっと上手い使い方を、教えろ」
「……何だと?」

「リゥ・ズゥは、それを喰らい、もっと強く、なる」

「「「ははははははは!!」」」
「化物が我らに習うか!」
「滑稽な話よな!」
「然り! 即ちこれ、我らに叶わぬと認めたようなもの!」

「…………」
「異形に変じ始めたか!」
「肉体変形の秘術! しかしこれ我らの忍術の範疇なり!」
「望み通り囲み、食い散らかしてくれる!」

「「「無残に死ぬがいい! 化物!!」」」
「――――――――」

 ●

「毒を、牙に混ぜれば、もっと、強い、殺せる」

「カタチも、不揃いなほうが、肉に食い込む」

「ギザギザなら、より深く、肉を切る」

「口を無数に、作れば、肉を、さらにえぐれる」

「噛み付いたら、血を、吸い上げる」

「なるほど、こう使えばいい、か」

「よく、わかった」

「感謝、する。リゥ・ズゥは、もっと強くなった」







 (川□;;;......  ....::::。::Д甘)    ....::::甘)

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノイエ・ウインタース

「ノイはお城に入りました。高い所を目指します。」
「やや、忍者さんです。ノイはご挨拶します。こんにちはーっ!」

「通してくれないのならノイは戦います。よろしくお願いします!ノイはおじぎしてから構えます。」
「たくさん忍者さんが居るのでノイは叫んで攻撃します。わうっ!」
「ノイの叫びは人狼にしか使えません。広く攻撃しますが、敵味方関係なく当たってしまうのです。」
「やや!忍者さんにも耳と尻尾が!ノイは遊んでほしそうに見てみます!じー。」
「わうっ!?ノイは叫び声にびっくりしてころがります。ころころ。」
「忍者さんの耳と尻尾が無くなりました。でもノイは気にしません。わうっ!わうわうわうっ!わんわん!(連打)」



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ノイはお城に入りました。高い所を目指します」
「わふー!」

 ●

「くくく、来たな侵入者よ」
「我ら、相手が幼子とて容赦せぬ」
「むしろ無残に殺した方が見せしめになる故にな……」

「やや、忍者さんです。ノイはご挨拶します。こんにちはーっ!」
「「「こーんにーちはー!」」」



「「「何を言わせるか!!!」」」
「わふ?」

「ええい、ここから先へはゆかせぬ」
「さり気なく天守閣へ一直線に進みおって」
「我らが評価に影響する故ここで殺す」

「む、通してくれないのならノイは戦います。よろしくお願いします!ノイはおじぎしてから構えます!」
「クク……礼儀だけは正しいようだな」
「だがその教育も無駄となる」
「幼くとも人狼の子なのであろう、ならばその技は見取ったり」

「わ、ノイの真似ができるのですか?」
「左様」
「見よ、この耳と尾を」
「これぞ人狼の身体を体内で模倣する奥義なり」

「すごいすごい! ノイは遊んでほしそうに見てみます! じー」
「「「遊びではないが???」」」

「違うのですか?」
「「「殺すつってんだろ!!!」」」




「わうっ!? うー、わうわうっ! わうっ!」

                「「「グオオオオオオオオ!!」」」
   弋( б б)    》》》 (甘□川u)(甘□川u)(甘□川u) 》》》



「やめろ!!!!」
「シャレにならん衝撃波が来たぞ!!」
「やり返せやり返せ!」

「わう?」
「可愛く首を傾げても駄目だからな!!」
「やり返すからな!!!」
「無残に衝撃波を食らって死ぬがよい!」

「わふ、大丈夫です?」
「「「何が!?!?!?」」」

「ノイの叫びは、敵味方関係なく当たってしまうのです」
「「「………………」」」


                  「同士討ちになるやんけ……」

   弋( б б)         (u川-甘)(甘-川u)(甘-川u)



  人人人人人人人人人人人人人人人人人
 そ わうっ!わうわうわうっ!わんわん! そ
  人人人人人人人人人人人人人人人人人

               「「「グオオオオオオオオ!!」」」
   弋(*б б)    》》》》 (甘□川u)(甘□川u)(甘□川u) 》》》

 ●

「たくさん遊んで満足したので、ノイは更に上を目指します!」
「わふー!」






「……耳が……」
「グフッ…………」
「もう嫌だ……実家に帰りたい……」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

リンタロウ・ホネハミ
あー……そっすかぁ、オレっちのユーベルコードを……
【〇六三番之城砕士】を真似るんすね……そっかぁ……

そんじゃサイの骨をバリバリ食いましてっと
うん、そうなんすよ、これ骨食わないと発動しないユーベルコードなんすよ
つまりアンタは発動自体できない、ユーベルコードの使えないパンピーと同じわけっす

……………
最初からやり直します?
あ、はい、そんじゃ……


やあやあ、我こそはリンタロウ・ホネハミ!!
呪骨剣BonesCircusの担い手たる歴戦の傭兵っす!!
むっ!そこにいるのは苦無乱舞の達人そうな忍!!
やあやあ、正々堂々勝負するっすー!!
やー!!とー!!ぐわー!!なんのー!!
ずんばらりと斬って勝ちやしたー!!!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう、異様な風体の男よ」
「だが、どちらにせよここで貴様は死ぬ」
「恨むなら、我らの前に立った己を恨むが良い」
「然り。既に貴様の術は我らが術中にあり」
「至近距離から放たれる必殺の一撃……」
「我ら六人衆に囲まれ放たれればひとたまりもあるまい」

「あー……そっすかぁ、【〇六三番之城砕士】を真似るんすね……そっかぁ……」
「その通り」
「もはや勝ち目がないと察したか?」
「だが哀願は受け付けぬ」
「我らは残酷にして冷酷」
「一切の情けを持ち得ぬ」
「つまりこれ、死、というわけだ」

「そんじゃサイの骨をバリバリ食いましてっと」
「クク、最後の食事が骨とは」
「全く、惨めなものよ」
「無様無様」
「ではもう死ぬがよい」
「死ね」
「死ね」

「「「「「「死ね」」」」」」
「一尺の距離にて」
「放たれる一撃」
「逃げ場なし」
「囲まれ」
「砕かれ」
「逝くがよい!!!」






「「「「「「いや無傷やんけ」」」」」」

(川-甘)(川-甘)(川-甘)

     (ー□ー) ファー

(川-甘)(川-甘)(川-甘)




「あ、もう終わったっすか?」
「「「「「「貴様、何をした!」」」」」」」

「いや、オレっちのこれ、骨食わないと発動しないユーベルコードなんすよ」
「「「「「「……何だと?」」」」」」」

「今のオレっちはサイの皮膚と同じ硬度があるんで、もうパンピーのパンチなんか全然平気なんすね」
「「「「「「…………」」」」」」」

「サイの骨、持ってるっすか? あ、ちなみにオレっちのを奪おうとしても無駄っすよ。今ので全部食っちまったっす」
「「「「「「…………」」」」」」」

「しかしハチャメチャ気合の入った口上だったっすね……いや、おみそれしたっす」
「「「「「「…………」」」」」」」

「こっちもそれなりに格好よく名乗らないと行けないっすねえ」
「「「「「「…………」」」」」」

「やあやあ、我こそはリンタロウ・ホネハミ!! 呪骨剣BonesCircusの担い手たる歴戦の傭兵っす!!」
「むっ!そこにいるのは苦無乱舞の達人そうな忍!! やあやあ、正々堂々勝負するっすー!!」
「「「「「「逃げろ!!!」」」」」」

「やー!」
「「アバー!!!!」」

「とー!」
「「グエーーー!!!」」

「なんのー!」
「「オボー!!!」」






 ●

「はい、ずんばらりと斬って勝ちやしたー!!!」
「あ、ちなみに、全部食ったってのはウソっす。これから大将首ンとこ行くのに使い切るわけないじゃないっすかー」
「んじゃ、そういうことで」
「………………(ゴソゴソ)」
「……お、小判持ってら……なにこれ、【賞与】……」
「…………」
「ゴチーっす☆」


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

香神乃・饗

あっ!イケメンが居るっす!って、俺じゃないっすか!
すっごいっす!見分けがつかないっす!
キラキラ輝く目で感心し色んな方向から観察するっす
でも俺はここに居るっすから俺じゃないっす!誰っすか!

香神占いで10秒後を視るっす!お見通しっす、シャキン!
この技は10秒後以外は解らないっす
10秒以内に攻めきって苦無でじゃきんと暗殺していくっす!
速く攻めきったほうが勝ちのスピード勝負っす!
俺のどんな姿を見たのかは敵が言ってくれるはずっすから、
苦無で攻める姿を見られたら剛糸に持ち替えて攻めたり、使う武器を変えてフェイントをかけていくっす!
動きが読みづらく……これも解説したらダメな奴じゃないっすか!?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「クク……他の連中は手こずっているようだな。仕方ない、早めに此処を始末して向かうとしよう」
「…………はっ! 忍者!」

「如何にも。早速で申し訳ないが、その首をいただこう。既に貴様の術は我が手に模倣済み……何だその顔は」
「あ、いや……なんか、思ってた忍者と違うっていうか……こう、どうせ真似するなら姿も真似するぐらいしてくれないと……」
「は? 出来るんだが?」

「マジっすか。一つ頼むっす」
「ならば見よ! 模倣・肉体変化!」

( `・□・)     (甘::::::: ズズズズ

     そ
( `・□・)     (・ - ・´)


「すごい! イケメンが居るっす! って、俺じゃないっすか!」
「よく堂々と言えたな貴様!」

「すっごいっす! 見分けがつかないっす!」
「であろうであろう。そして術の模倣も完璧よ!」
「貴様の術は十秒後の未来を読む予知能力! 即ち時を掌握したものこそが勝つ道理!」
「未来は既に見えている――――ん?」

「どうしたっすか?」
「いや、なんか未来が見えないというか……」

「ああ、多分それはあれっすね!」
「あれ?」

「俺の《香神占い》は十秒後の未来を見るっす」
「然り。それは理解しておるわ」

「だから十秒先の未来がない場合は、見えないっす」
「ふむ、道理だな…………ん?」

「そっちが俺のユーベルコードを盗むってのは知ってたっす。だから速攻で決めるしかないってわかってたっす」
「……………………」

「気づかれないうちに暗殺……ってことで。ごめんっす。でも先に行かないと何で」
「……………………」

「あ、でも、変身は似てたっすよ、格好良かったっす。流石俺っす」
「……………………」

「じゃ。失礼するっす」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

六六六・たかし
全てのユーベルコードを模倣するだと!?!?
俺のユーベルコードのパクリじゃないか!!許せん!!!!
そんな卑怯な連中に俺が負けるはずがない!!
なぜなら!!俺は!!!たかしだからだ!!!!

こいつら相手には普通のユーベルコードを使ったところで真似されるだけだ!
ならば俺の新しい力を見せてやる!!

『六六六悪魔の無敵時間(デビルたかしタイム)』!!

俺が俺である限り、お前たちの攻撃は通用しない。
なぜなら俺はたかしだからだ…
そしてお前らのコピーも徒労に終わる。
なぜならお前たちはたかしではないからだ!!!!!

今度こそ俺の必殺技を見せてやる!!!

デビル!!たかし!!ストラッシュ!!!!!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう、哀れな贄が来たわ」
「城内もだいぶ静かになったものよな」
「侵入者達の息の根も止まったということか……」

「………………」
「さて、なにか言い残すことはあるか?」
「末期のセリフぐらいは聞いてやろう」
「ククク……恐怖で声も出ないか?」

「…………ゆ、許せん……」
「「「?」」」

「全てのユーベルコードを模倣するだと!?!? 俺のユーベルコードのパクリじゃないか!! 許せん!!!!」
「「「は???」」」

「そんな卑怯な連中に俺が負けるはずがない!! なぜなら!! 俺は!!! たかしだからだ!!!!」
「「「こいつちょっとおかしいぞ」」」

『でもたかし、強敵なのは間違いないよ!』
「わかっている……こいつら相手には普通のユーベルコードを使ったところで真似されるだけだ!」
「くくく、よく理解しているではないか」
「我ら、既に貴様は見取っている」
「故に貴様の勝ちはない――」

「だろうな――今までの俺ならば」
「「「何???」」」

「――――俺の新しい力を見せてやる!! 名付けて『六六六悪魔の無敵時間(デビルたかしタイム)』!!」」
『ああ! たかしの身体が金色に包まれていく!』

「「「――――ふははははは!」」」
「愚かなり!」
「言ったろう、既に見取っていると!」
「己の信念が揺るがぬ限り、無敵にする術!」

「「「だがしかし!!」」」
「同じく無敵となった我ら三人を相手に」
「どこまでその自信を保っていられるかな?」
「ククク――――ゆくぞ!」


           「「「ウオオオオオオオオオ」」」」

( ハノ-○)       (甘口川 ) (甘口川 ) (甘口川 )))



(甘口川 ) (甘口川 ) (甘口川 )     三( ハノ-○)っ十―― 



             「「「アバーーーー!!!」」」

(甘口/  /川 ) (甘/ /口川 ) (甘/ /川 )      ( ハノ-○)っ十――


「ぐ、ぐふ……一体なにが……」
「我らは無敵の体を得たはず……」
「何故……」

「なぜなら、俺はたかしだからだ」
「そして――『六六六悪魔の無敵時間(デビルたかしタイム)』は“たかし”を信じる限り無敵にする力」
「お前達は――たかしではない!」

「……そうか」
「我々は……」
「たかしではなかったのか……」
『そりゃそうだよね????』

「たかしデビルストラッシュ……せめて苦しまずに逝け」
「「「グバーーー!!!!」」」





『なんか爆発したんだけど……』
「なまじ、たかしの力を得ようとしたばかりに、たかし力に体が耐えきれなかったんだろう……」
『たかし力』
「……さあいくぞざしきわらし、決戦は近い」
『たかし力って何』
「待っていろ、オブリビオン……」
『たかし力って』

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィクティム・ウィンターミュート
○【単独】

なるほどなるほど
お前らは俺の手札を模倣して使ってくると
周囲に人は?…オーケー、いないな

さて、地の文が無いので俺のユーベルコードを教えてやろう
およそ半径44m以内の物質を問答無用で消し飛ばすっつーものだ
あー…アンタらの数え方だと24間くらい?
まぁいい…さて問題です
お前らがこれを模倣して使用した場合
「味方」と「城」はどうなるでしょーか!

対象なんか選べるわけないだろ
範囲内の敵味方建造物が問答無用で消し飛ぶんだぞ
使えるのか?ん?
ちなみに俺の範囲内に味方がいないことは確認済みだ
そうとも、弱点とは!
めちゃくちゃ使いにくいことだ!

まあ俺は味方がいないならいけるんだけどな!
消えろっ死ねっオラッ死ねっ



  卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「クク。ここから先はいかせられんな」
「愚かなことよ、一人で乗り込んでくるとは」
「我ら。多対一で容赦する情けを持たぬ……」

「へぇ、おあつらえ向きに揃ってくれて助かるぜ」
「ほう? 随分な余裕だな」
「既に貴様の術は見取られているというのに」
「然り。哀れにも程がある。勝ち目など何一つ無いということを……」

「あぁ、そういう話だけっか? なるほどなるほど。お前らは俺の手札を模倣して使ってくると」
「確かにいい“手”だと思うぜ。手札の多さが俺の武器だからな」
「周囲に人は? ……オーケー、いないな。とびきりのジョーカーを引いてやるよ」

「ほほう?」
「さて、俺のユーベルコードを教えてやろう。およそ半径44m以内の物質を問答無用で消し飛ばすっつーものだ。アンタらの数え方だと24間くらい?」

「ククク」
「気づかぬか? それ即ち己の死亡宣言であることを」
「左様。我らが模倣すればその範囲は更に広がる」
「逃げ場なく、貴様が死ぬということだ」

「あぁそーだな。やべーな。……さて問題です」
「ふむ?」
「謎掛けか」
「最後のあがきであろう、よい、言わせてやれ」

「――――お前らがこれを模倣して使用した場合、“味方”と“城”はどうなるでしょーか」
「クハハ」
「これは異な事を」
「そんな物当然」

「「「完全に消滅するに決まっておるわ!」」」

「「「………………」」」

「「「………………あ」」」

「ヒント1、マジの無差別攻撃なんで対象は選べません」
「ヒント2、この位置は俺の計算通りなら、44m以上を吹き飛ばすと城が崩れる基部に近い場所である」
「ヒント3、俺の周囲に味方はいません」
「「「………………」」」

「このプログラムの弱点はな……“使い辛い”んだよ! 味方ごと全部ふっ飛ばしちまうからな!」
「「「待て待て待て待て待て待て待て」」」

「こちとら端役なもんで主役ふっ飛ばしちゃ話にならねえってことだ…………まあ今は関係ねえけどな!」
「「「やめろ!!!!!」」」

「うるせぇ! 消えろっ死ねっオラッ死ねっ!」
「「「逃げ――――――」」」

「はいエンタードーーーーーン!!!!!」



       「「「アバーーーーーーー!」」」」

― ― ―  ―  ――  ―  ――  ――― ―― 
 ― ― ――――  ―  ―――  ―― ―― 
     (甘-;;;:::.....(甘:::::...... (甘::::川:::::
 ― ― ――――  ―  ―――  ―― ― ― 
― ― ――  ――  ―  ――――   ― ―― 


 ●

「…………しまった」
「上に行く階段までふっ飛ばしちまった。仕方ねえ、外からいくか」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ボケ殺しのハリセン』

POW   :    どついたろか!
【巨大ハリセン】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    何かツッコめや!
【つまらない】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【大量のハリセン】から、高命中力の【空気圧】を飛ばす。
WIZ   :    あーもうむちゃくちゃや!
【漫才師】の霊を召喚する。これは【猟兵disり】や【大音量】で攻撃する能力を持つ。

イラスト:ロワぬ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は琥珀川・れにです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ほう、よくぞここまで辿り着いたな」
 数多の敵を退け、天守閣に辿り着いた猟兵達に向けて放たれる荘厳な声……そう、それはまさにこのオブリビオン城の主――オブリビオンの物に他ならない。

「褒美である。我が顔を見ることをゆるそうではないか。近う寄れ」
 そう告げたオブリビオンの風体は……異様な姿をしていた。
 それは平たく、それでいて独特な“しるえっと”であった。
 折り畳まれ、端部を固定し、上部が広がるよう加工された紙。

「「「ハリセンじゃねーか!!」」」
 全員が叫んだ。満場一致であった。

「なんか文句あるんかいボケェ!!!」
 正直かなり言いたいことはある。だが、猟兵達の思いは一つだ。

『とりあえずこいつを倒せばこのトンチキは終わる――――』
 と、思っているのだがそれは甘いのだ。
 そう、既に『地の文』は解読されてしまったのだから。
 例えば、そう、床が割れ、猟兵の一人が落下する。
 慌てて回避したようだが、動揺が隠せない様子であった。
 偉大なるオブリビオン、ボケ殺しのハリセンの大いなる力を前に手も足も出ないのだ。

「こ、こいつ――――まさか……」
「然り」
 鷹揚に、ハリセンは頷いた。
          、、、
「この体は…………既に地の文と一体化している!!」
 『地の文』は巻物である。
 巻物は紙である。
 ハリセンも紙である。
 ならばその『地の文』でハリセンを作ったら?
 ……『地の文』を自由に操る、最強のハリセンの完成である!

 事ここにいたって、猟兵達が戦わねばならないのは、もはやハリセンなどではない。
 ――――地の文、そのものである!!!!

「さぁ――絶望するがいい。我こそは『地の文』を支配せし、絶対者である!」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 ◆ 特記事項 ◆

 敵は『地の文』そのものです。
 なにかしようとしても地の文に干渉して行動を妨害してきます。
 地の文は味方ではありません。敵なのです。
 抵抗するにはどうしたらいいか? 勢いです。
 地の文に負けないほど己の行動を強く宣言、定義し叩きつけましょう。
 要するにいつもどおり倒せばオッケーです。

 ◆ プレイング受付 ◆

 大変申し訳ありませんが、最初の数本を除いて、本格的な執筆は8月からとなる予定です。
 それ以前にプレイングを送っていただけると先に目を通しておけるので、
 一旦お返ししますが採用率は上がるかと思います。
 お手数をおかけしますが、何卒宜しくお願いします。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍
夢幻・天魔
地の文を喰らい世界改変を為すか
ククク……遂に我が封印を解く時が来たようだな(格好いい声)
この俺の伝説、見せてやろう

UCを使用
第38番目の世界にて無双した(※妄想です)「邪炎の魔騎士」の終末武装を召喚

フハハハハ!! この姿になった以上、俺の勝利は確定だ!
地獄の炎で鍛えられし「魔鎧ヘルインフェルノ」は
かつてあの世界の最終ボス「聖天使ウリエル」の因果律干渉すら無効化した!
貴様の世界改変による干渉など効くものか!

そしてこの「魔剣イーヴィルフランベルジュ」の纏う邪炎は
100人がかりの儀式魔法すら無傷であった「聖天使ウリエル」を焼き尽くしたものだ……
貴様も消し炭にしてやろう

俺の究極の剣技が敵へと放たれた!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文を喰らい世界改変を為す、か」
「せや、故に貴様はワイに勝てへんのや」
 スパァン、スパァン!
 ハリセンが素振りの様に空気を叩く音が響き渡る。
 それはつまり、音速を超えることによる快音であった。
 まさに神罰たる究極の一撃。
 直撃すれば、愚かにして惰弱なる猟兵はひとたまりもないだろう。

 眼前の男――夢幻・天魔(千の設定を持つ男・f00720)は、両肘を抱えるようにして己の体を抱きしめた。
 それはあたかも、これから迎える死に怯えているかのようだった……。

「ククク……」
「なんや、これから自分が死ぬことを悟っておかしくなったんかいな」
「……違う、喜んでいるのさ」
「なんやと?」
「ククク……我が封印を解く時が来たようだな!」
「な、なんやこのめっちゃええボイスは! まるでテラ…………はっ!」
「遅い! 既に俺の伝説は始まっている!」
 その時! 天魔は両手を大きく広げた!
 虚空より現れしは地獄の火炎を纏う一対の剣と鎧! 瞬きに間に装着を完了した天魔は高らかに勝利を宣言した!

「フハハハハ!! この姿になった以上、俺の勝利は確定だ!」
「こ、小賢しい真似を! ワイは地の文を支配しとんねんで? お前が勝てるわけないやんけ!」
 その宣言通り、ハリセンは速やかに天魔の頭部を叩き潰した!
 一瞬の出来事であった……全く抵抗出来ない、神速の一撃によってその良い声を放つ口を含めた顔はザクロのように弾け……。

「馬鹿め……地獄の炎で鍛えられしこの『魔鎧ヘルインフェルノ』は、第三十八世界の最終ボス、『聖天使ウリエル』の因果律干渉を無効にした神器!」
「――――な! 砕けてへんやとぉ!?」
「当然だ、貴様程度の世界改変による干渉など効くものか!」
 ――――天魔の言動が真実かどうかはさておき。
 地の文によって明記されたことはその世界における“現実”である。
 だから彼が生きているのはおかしい。
 おかしい――――おかしいっつってんだろこの中二病!

「そしてこの『魔剣イーヴィルフランベルジュ』の纏う邪炎は百人がかりの儀式魔法すら無傷であった『聖天使ウリエル』を焼き尽くしたものだ……貴様はどうかな、ハリセンもどき」
「――――はっ! しまった、ワイは――紙!」
 そう……ハリセンは紙だから。
 よく燃えるのだ!!!!
 い、いや、違う!
 燃えな――――――

「焼き尽くせ、『魔剣イーヴィルフランベルジュ』! 天も魔も――――――この俺が焼き払う!」
「あ、アバババババババーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
 無残! 地の文をしたためたハリセン、無残に焼き払われる!
 ……どれだけ地の文が主張しようとも。
 己の妄想を信じ、それを具現化出来る力の前には太刀打ちできなかった!
 ……だって自己主張が強いんだもん!

「ククク…………ハハハ!! 安心しろ、地の文の力――――この俺が確かに引き継いでやる!」
 いやそれはやめて。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

成功 🔵​🔵​🔴​

ティオレンシア・シーディア


…うっわあ…めんどくさぁい…
なぁにこの端的に相手したくないの…

地の文に干渉して妨害、ねぇ…
…いーやもう、対策考えるのも面倒になっちゃった。
〇クイックドロウからの●封殺でカノのルーン刻んだ焼夷弾ぶっ放すわぁ。

…一応、なんにも考えてないわけじゃないのよぉ?
妨害するには、攻撃に割り込まなきゃいけないでしょぉ?
あたしの●封殺が48分の1、ざっと0.21秒。
刺激に反応するにはどんなに早くても0.1秒は不可欠。
弾が届く時間も合わせると、雑に計算して…0.2秒くらい?
これだけの短時間で、攻撃に思考を割り込ませてどう妨害するか決定して出力…なんて。できるのかしらぁ?
…これでも、多少は〇早業に自信あるのよぉ?



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「…………あれ、倒せちゃったけど、いいの?」
 炎に飲まれ炭クズとなっていくハリセンを横目で眺め、ティオレンシア・シーディア(イエロー・パロット・f04145)は構えた六連装のリボルバーの銃口を所在無く動かした。
 この騒動のボスにしてはあっけなかった……いやでもいいや、端的に言って相手したくないし、死んでくれるならそれに越したことはない……。

(川-甘)「増刷出来ましたーーーーー!!!」

「は?」
 心配御無用諸行無常。
 忍びが勢いよく部屋に駆け込んできて、持ってきたのは、なんと筆で文字列が記された一枚の紙!
 丁寧に折りたたみ底部を縛ればこの通り!

「復活じゃボケナスがあああああああああああああああああああああああああああうぉぉぉ!?」
「ちっ」
 敵の復活を確認した瞬間、ティオレンシアが放った弾丸は文字通り紙一重でハリセンの頭部すれすれを避けていった。

「アブナイやろがボケナスがああああああああああああああああ!!」
「何で蘇ってんのよぉ」
「馬鹿め! こんな事もあろうかとワイの写本を用意してあるじゃ!」
「写本」
「城中にいるワイ、全てを倒さへんとワイは死なへんのや! 分かったかボケナス!」
「…………ふうん、そういうことぉ」
 それにしても。

(今のは“当たる”タイミングと距離だったんだけどぉ……ふうん、地の文に干渉、ね)
 ティオレンシアは熟練の銃手だ。
 撃った瞬間に、理屈ではなく感覚で「当たる」か「外れる」かは何となく分かるものだ。
 必殺の距離とタイミングで、外れた。
 いや、『紙一重で外れた』事になった。
 ティオレンシアの感想は一つだ。
 この偉大にして絶対なる地の文の王には勝てるわけが

「……うっわぁ、……めんどうくさぁい……」
 …………無いのだと! いう感想しか!! 湧いてこない!!!

「フン、ワイの凄さを実感して言葉もでぇへんようやなぁ、せやったら、スパンと頭割らせてもらおか」
「………………」
「ほいだら死ねやボケナスうううううううううううううううううううううう!」
 神速の一パァン撃がフィオレンシアの頭部を捉えた!
 逃れられぬ死を前にしt ........

 ●

 あっという間に炭になっていくハリセンだったものを見下ろしながら、フィオレンシアはため息を吐いた。

「なん…………何……ワイは、地の文……を…………」
「あぁ、地の文ねぇ。それって、結局アナタが干渉してるんでしょぉ?」
「だ……ったら、何…………」
        、、、、、、
「じゃあアナタが意識するより早く撃てば、割り込めないってことよねぇ?」
「な――――――ん――――――」
 フィオレンシアのクイックドロウ。
 0.21秒で放たれる魔弾は、知覚速度を遥かに超える。
 撃ったことを確認してから干渉を初めても手遅れで。
 命中してからなかったことにするには、ハリセンは脆すぎた。
 だって紙だもん。

「せ、せめて――――」
 銃を構えて、狙いをつけて、早撃ちした、という描写さえあれば。
 割り込めたのに! 改変できたのに! 運命を変えられたのに!

「描写されてる間じゃ、まだまだ」
 くるんと指先で“オブシディアン”を一回転させて、優雅にホルスターに収め。

「早撃ちとは言えないわよぉ、ねぇ?」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

マグダレナ・ドゥリング
「地の文というのは本来文章における概念であり、現実には存在しないものだ。
それを支配するというのは確かに未知であり驚異的な能力だった。
しかしこれまでの事象を見れば、原理がわからなくとも、対処はできる。
地の文を支配するというのなら、地の文が介入する余地を一切排除すればいい。
ならば、これから僕は延々と行動を宣言し続ける。君の返事も待たない。
余白も残さず、ただひたすらに【エレクトロレギオン】を口頭で操作しよう。
たとえば、右から機械兵器が射撃する。次いで長台詞で【時間稼ぎ】してる内に君の背後に回り込んだ個体で射撃する。というように。
話し続ける、というのは得意なんだ。今回は独り言になってしまうけれどね。」



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ち、情けへんワイやな……だが一つ勘違いしとるでぇ」
「ほう?」
 自分の前に現れたハリセンがそう宣言するのを、マグダレナ・ドゥリング(罪科の子・f00183)は興味深げに聞いた。

「地の文を支配する、というのがどういうことか、まだわかっとらへんのや」
「ふむ、確かに地の文というのは本来文章における概念であり、現実には存在しないものだ。それを支配するというのは確かに未知であり驚異的な能力“だった”」
「せやろせやろ、せやからお前も死ぬしかないねんなぁ……」
 ハリセンに込められる力は、人知を超えた破壊の塊だった。
 触れれば肉片も残らず爆散するだろう。そして放たれた攻撃は確実に命中しマグダレナを肉の花にする。
 その力が、今まさに放たれようとしている!

「…………ん? 今なんて言ったんや」
「驚異的な能力“だった”、だ。いや、もう対策は済んでるのでね」
「なんやと――――――」
「君が地の文を支配するというのなら…………地の文が介入する余地を一切排除すればいい」

 ●

「これから僕は延々と行動を宣言し続ける。君の返事も待たない。
 エレクトロレギオン、全機展開。右舷三番四番六番二十番、電磁砲塔展開。
 左舷二番五番八番、電磁檻で拘束。僕は接近し君を制圧しよう。
 君の欠点はつまるところ地の文で“介入”出来ない状況では干渉が行えないという点だ。
 黙っている相手ならともかく喋り続けている分には抵抗の仕様もないだろう?
 ほら、そう言っている間に右舷の砲撃が始まった。ちなみに上に注意したまえ、焼夷弾を混ぜてある。
 炎が弱点なんだろう? 江戸時代の紙だものね、耐火繊維なんて備えているはずもない。
 どんどん体が燃えていく気分はどうだい? 早く地の文に干渉して見せてくれたまえ。
 ああ、勿論“自分の体を治す描写”をしている間も僕は攻撃を続けるよ。
 一つの描写しなければならないということは他の描写ができなくなるということだ。
 どうしたんだい? 早く抵抗しないとどんどん燃えていって、書かれた地の文が消えていくよ。
 そうなってしまえばもはや君はただのハリセンだ。
 …………いや、もう消し炭か」

「すまないね、話し続ける、というのは得意なんだ」

「――――今回は独り言になってしまったけれどね」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

成功 🔵​🔵​🔴​

ヌル・リリファ


巻物とハリセンが一体化してるから、地の文が敵になった、と。なるほど。

(どうやって戦うかちょっと考える)

(しばらく戦う。)

(そこそこ互いが消耗したと思ったところで)

……感覚はそこまでするどくないみたいだね?
いや、ハリセンに感覚あるのかしらないけど……。

(ボロボロになった少女……の偽物はにこりと笑い、自然体で距離を詰めて)

さっきまで攻撃してたわたしは、ただの偽物だよ。

(爆破)

(予めUCを使っており、地の文に受けさせられたダメージは全て偽物が負ったという宣言で有耶無耶にする作戦)

ぎりぎりまで本物のわたしは気配をけしてて、幻影を爆破した瞬間背後から奇襲するよ。

これで、おしまい。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「巻物とハリセンが一体化してるから、地の文が敵になった、と。なるほど」
 常人ならまず己の耳を疑い、次に常識を疑い、最後に現実を疑う文章であっても、ヌル・リリファ(出来損ないの魔造人形・f05378)は正面から真っ向から、正しくしっかり分析する。
 人形が人形たる所以は、必要な時に無駄な疑問を抱かないことだ。
 敵であるなら倒せばいい。
 ましてハリセンに如何なる躊躇も、動揺も、情けも、必要ないのだ。

「…………うん、じゃあ、これにしよう」
 かくして。
 一方的な虐殺が幕を開けた。

 ●

 いっそ、無残ですらあった。
 ハリセンが虚空を叩く度に放たれる衝撃波は、空気ごと少女の体を吹き飛ばす。
 片腕がありえない方向にねじ曲がって、折れる。
 その様を、地の文そのものであるハリセンは嗜虐的な笑みを浮かべながら眺めていた。

「ヘッヘッヘ、ワイは女子供とて容赦せんからのぉ」
「…………別、に」
 それでも、尚立ち上がろうとする矮躯を、ハリセンは容赦なく叩きのめした。

「素直に負けを認めたら楽に始末してやってもええけどのぉ」
「…………負けて、ない」
「ははっ、その様で何が出来るっちゅうねん!」
 地の文は支配されている。
 故に、少女が潰れた、と地の文が言えば潰れる。
 残った足が超重力で引きちぎられ、転がった。
 あまりに残酷、あまりに冷酷。
 しかし、これがこの支配者に逆らった愚か者の末路なのだ。

「ワビ入れへんっちゅうならじわじわ嬲ったろかいのう…………あぁ?」
「…………ふふ」
 理解できなかった。
 少女は、にこりと笑ったのだ。
 笑みを浮かべ、残った腕で這いずって、ハリセンに近づこうとする。
 無論、支配者たるハリセンの怒りたるやすさまじい。
 その一撃は、人形を無残なスクラップへと変えるだろう。

「何がおかしいんじゃ、えぇ……?」
「……別に、ちょっと、思った、だけ。あなたって」
 ハリセンが、振り下ろされる。

「感覚は……そこまでするどくないみたいだね?」
 直撃。
 頭部が砕け、中身が露出した。
 人形だ、臓物や肉の類ではない。ただの歯車やワイヤーが飛び出してくるのだろう。
 …………そう思っていたハリセンは。

「な――――――」
 眼前で、突如膨大なサイズに膨れ上がる人形を前に、抵抗することが出来なかった。
 出来なかった。
 出来_
 出来た。_

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 抵抗できたので、抵抗した。
 熱の塊を、ハリセンの一振りで吹き飛ばす。間一髪、命の引き換えと火炎を逃れたハリセンは、高らかに笑う。

「なんや、自爆が最後の切り札かいな! クハハハハ! 焦って損したでぇ! あんなガキがワイに勝てるわけ、あらへんの――――」
 ボッ、と音がして。
 何かがメラメラと燃えていた。

「は?」
 それが自分の体であることをハリセンは悟り。
 地の文を改変しようとしたが、肝心の文字がもう焦げていた為に叶わず、ゆっくりじわじわと灰になっていく。

「な、な、は――――」
 最後にそのハリセンが見たものは。
 無感情に見下ろす、破壊したはずの少女の姿だった。

 ●

 地の文を操れると言っても、それは当人の認識の中だけなのだから。
 “幻影によって作り出した偽物を本体だと認識”していれば、影響も偽物にしか及ばない。
 背後から奇襲をかけて燃やすのは、簡単だった。
 何せちょっと火をつければよいのだから。

 対策は従前に機能し、対策は万全だった。
 ただしく人形は作動し、一方的な虐殺を終えて。

「これで、おしまい」
 特に感慨もなく、ヌルはぽつりとそう漏らした。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

香神乃・饗

地の文が敵っすか
たいそうな事になってしまったっす
恐ろしい敵っす、がくがくぶるぶる

でも、俺は負けないっす!
小細工をしても読まれるなら、いっそズカズカズカと近づいて思い切りハリセンでぶっ飛ばすっす!
何があっても殴り飛ばす覚悟は出来ているっす!
せーの!力を溜めて念力も篭めて全力でばっしーーーーん!!!
ついでに香神写しで増やした武器でもどっかーーーーん!!
空の彼方までぶっ飛ばすっす!
天まで打ち上げたら普通の地の文に戻らないっすか
早く帰ってきて欲しいっす!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文が敵っすか……大層な事になってしまったっす……!」
 香神乃・饗(東風・f00169)の体が震えるのも無理はない。
 敵は理解を超越した概念を操る存在……地の文の王なのだから。

「恐ろしい敵っす、がくがくぶるぶる」
 許されるのは怯え、震えることのみだ。
 立派な体躯を持った男性ですら……こうなる。
 それが即ち、絶対者の力なのである。

「フン、そうそう、素直に怯えてればええねん」
 己の体で虚空を素振りしながら、ハリセンはニヤリと笑った。
 もはや紙であるはずの彼の体は一撃で何もかもをぶち抜く強烈な破壊力を秘めているのだ。

「大人しくしてりゃあ一撃でぶちのめしてやるっちゅうねんなあ!」
 故に、その全身を使ったスイングは、天地を砕き、世界さえも破壊する至極の一撃である!

「…………でも、俺は負けないっす!」
 だが! 香神乃はカッと目を見開き、そして片手にハリセンを取り出した!

「アホか! 止まらんかボケ!」
 香神乃は圧倒的な威圧に飲まれて動きを止めてしまった。

「止まったっす!」
「良し!」
「また動いて殴りに行くっす!!」
「なんでやねん!!!!」
 駄目だって。
 香神乃は、再度圧倒的な威圧に飲まれて動きを止めてしまった。

「止まったっす!」
「良し!」
「また動いて殴りに行くっす!!」
「なんでやねんて!!!!」
 ハリセンの雄叫びは最もである。
 地の文は絶対だ、動きを止めた、と描写されれば動きは止まる。
 事実。そうなっている、なのに。

「難しいことは考えないっす。小細工をしても無駄なら、近寄ってぶっ飛ばすっす」
「こ、こいつ――……!」
「何があっても殴り飛ばす覚悟は出来ているっす!」
「止まっても……う、動き続けやがるやと……!」
 地の文の力によって停止しても。
 その瞬間、香神乃は再度動く。
 地の文を無限に改ざんし続けなければ、少しずつでも確実に。
 だが、ハリセンが攻撃に動作に移る時。
 地の文には――――干渉できない!

「だったら直接ぶちのめしたるわ!!! たかだかヤドリガミ一匹――――」
「一つに見えるなら――――読み込みが足りないっす!」
「な――――」
「一つが二つ、二つが四つ、香神に写して数数の――――」
 分かたれた四十九個の武装は、己の意思で自由自在に動く!
 これが香神乃・饗の《香神写し》!

「あ、あかん――――全部止まれや!」
 ハリセンの怒号によって、全ての武器が一斉に動きを停止する!

「武器を止めてる間は――――」
 その一瞬の隙を。

「俺は止めれらんないっすよね!」
 見逃さない。
 ハリセンを両手で持って、全力のフルスイング。
 ハリセンvsハリセン――――その結末は!

「お、お前も止ま――――あっ」
 くの字に折り曲がったハリセンは、そのままふすまを突き破り、壁を破壊して、空へ空へと打ち上がった。
 触れたもの全てを破壊する、と地の文に記述された故に。
 止まることが出来なかった。

「――――――普通の地の文には戻らないっすかねえ」
 いや、戻ってきてますよ、大分。

「早く帰ってきてほしいっす! よくわかんない敵はこりごりっす!」
 それは本当に、そう思います、はい。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

狭筵・桜人
○矢来さん/f14904

地の文の役を取られちゃったな……。
どうしましょうね、この状況。

うん?コント?
あー確かにそれなら地の文もボケ殺しも割り込めませんけど。
いや私は出来てないです
あっやるんですね
はい

……。
……え?

いやいやいや行き当たりばったり過ぎる――
ってビックリしてる間に先にツッコまれちゃった……なんでしょうねこの悔しい気持ち
あっ避けた
なんでツッコミ担当の私じゃなくてボケ担当の矢来さんがハリセンで殴ってくるんですか?どうして??
あんた(ハリセン)も地の文の端くれならこの人止めてくださいよ!

アイタッ
くそっ覚えてろよこの眼鏡ゴリラ!
ヒェ……
ちょっ
謝りますから……
暴力やめて……

やめ…………


矢来・夕立
狭筵さん/f15055

ボケ殺しって言いました?やってみることですね。
オレ達が“演る”のは二人一組のコント。
ツッコまれる前に狭筵さんのツッコミが入れば第三者がツッコんでくる余地などない。
では狭筵さん。
お笑いで頂上(テッペン)獲りに行く覚悟はイイですか。オレはできてる。

ショートコント『特に何も考えてない』

…来るでしょう。何もないんかいといって。
【嗤躱身】。ツッコミを避けます(物理)。
すかさず地の文を掴みます。
掴んだもので狭筵さんを殴ります。

狭筵さんを、殴ります。
強めに。
泣くまで。

いわば狭筵さんで地の文にダイレクトアタック。
素直に殴らない理由?
面白くないからです。
狭筵さんを殴る理由?
特にないです。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文の役を取られちゃったな……どうしましょうね、この状況」
 狭筵・桜人(不実の標・f15055)の困惑も、無理はないだろう。
 なにせ、先程まで己の手の中にあった『地の文』という概念は、今は偉大なるハリセンの手中――いや体中にあるのだから。
 怯え、震え、逃げ出さないだけ、まだ勇敢というものだ。

「いや、そこまで地の文を重要視しているわけでは……」
 狭筵・桜人は地の文を非常に重要視している。

「ああっ! 地の文がすごく重要な気がしてきた……なんとかしてくださいよ矢来さん」
 自らの心を、世界の方へと強引に帳尻を合わせられる不快感を胸に、狭筵はこの度の相方である矢来・夕立(影・f14904)へと視線を向けた。

「わかりました、なんとかしてみせましょう」
「すごい、自信満々じゃないですか」
「ボケ殺しを名乗ったのが運の尽きでしょう。あなたにボケは殺させない」
「うわぁ格好いいセリフ」
 格好いいか?

「そうでもないですね」
「地の文と会話するのはやめーや!!!」
 勢いよく、文字通り突っ込んできたハリセン。
 そのスイングの破壊力は、外見はどうあれ致命的な破壊力を持つ。
 だが!

「言ったでしょう、ボケは殺させないと」
「なんやと!?」
 間に割り込んできた矢来は、一枚の幕を掲げていた。
 上質な和紙に筆で堂々と書かれた『ショートコント』の文字。
 ちなみに増刷前のハリセンの材料を利用させてもらっておりこれで1kill。

「ぐっ! ショートコントやと……!」
「何いってんですか矢来さん」
「マジメですよマジマジ。オレ達が“演る”のは二人一組のコント。ハリセンである以上コントを見る前に突っ込むなど存在意義が崩壊します」
「確かに……なんちゅう真似をしてくれるんや……!」
「マジで言ってます?」
 本気だ。
 矢来の目は本気だ。彼はいつだって本気だ。ごめんそんな事は特にない。

「ツッコまれる前に狭筵さんのツッコミが入れば第三者がツッコんでくる余地などない。勝ちです」
「……いや理屈の上では地の文もボケ殺しも割り込めませんけど」
「お笑いで頂上(テッペン)獲りに行く覚悟はイイですか。オレはできてる」
「いや、私は出来てないです」
「ショートコント『特に何も考えてない』」
「あっ、やるんですね、はい。…………はい?」
 確かに、畳み掛けてしまえば地の文の介入の余地はない。
 だが、ツッコむ隙を見せてしまえば話は別だ。
 ハリセンに行動手番(ターン)が回る。無双をするのはコチラの方だ。

「何も考えてないんかーーーーーーーい!!!!」
 迫るハリセン!
 轟く轟音の音(多重表現)!
 この一撃、まさしく致死! さらば矢来の頭は砕け散って死んだ!

「いえ、来ると分かっているツッコミならよけられますが」
「なんやとぉ!?」
「描写先行で実体が伴ってないじゃないですか」
 ハリセンの背後に立った矢来が、隙を突いて地の文と化したハリセン本体を掴み上げる。

 《嗤躱身(ワライカワセミ)》。

 そして、ショートコントが幕を上げた。

「あいたっ!」
「アバッ!」
「……………………」
 困惑する狭筵。それはそうだろう。何故かハリセンで後頭部を叩かれたのは狭筵だった。
 武器にされた本体もそれはそれで痛そうにしている……と言うか全身叩きつけられているのでダメージはコチラのほうが大きそうだ。
 地の文の介入する余裕もないほどに。

「え、ちょっと何」
「オゴォッ!」
 バシンッ。

「アイタッ! ボケ担当の矢来さんがハリセンで殴ってくるんですか!?」
「オグェッ!」
 バシンッ。

「あんた(ハリセン)も地の文の端くれならこの人止めてくださいよ!」
「それどころじゃなばごがっ!」
 バシンッ。

「や、止めてくださいって!」
 バシンッ。

「止めろ!!!」
 バシンッ。

「くそっ覚えてろよこの眼鏡ゴリラ!」
 バシンッバシンッバシンックチャッ。

「ヒェ……」
 すげぇ音した。

「ちょっ」
 バシンッ。

「謝りますから……」
 バシンッ。

「暴力やめて……」
 バシンッ。
 バシンッ。
 バシンッ。
 バシンッ。
 バシンッ。
 バシンッ。
 バシンッ。

 ●

「何でオレは一心不乱に狭筵を殴打していたんでしょうね?」
「心の底から知りませんけど」
「ところで敵はどうなりました」
「あんたの手元でぐちゃぐちゃになってますけど……」
「…………うわっ」
「眼鏡ゴリラが力任せに振り回すから……」
 バシンッ。

「あっ」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

六六六・たかし


地の文を操るハリセンだと!!?!?
知ったことか!!俺はたかしだ!!!
地の文なんかに負けるものか!!!
俺の行動は全て俺の意思によるものだ!!!
誰かに決められてたまるものか!!!!
行くぞかかし!!!こんなふざけたハリセンは速攻で紙くずにしてくれるわ!!!

大…!!変…!!身…!!!
(かかし「オラとたかしが融合することでデビルズナンバーたかしかかしフォームになるだ」)

ハァ!!!どんな地の文が来ようと関係ない…!
俺は俺の道を進むだけだ…!!
回れ…!回れ…!「たかしチャクラム」!!

細切れになれ!
デビル!!!!たかし!!!!スタイリッシュ!!!!!!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「地の文を操るハリセンだと!?!?」
 六六六・たかし(悪魔の数字・f04492)が困惑するのも無理はない。
 目の前にいる存在は強大にして絶対、完全なる全知全能の神にすら等しいのだから……。

「諦めーや、坊主。ワイに逆らうことなんてできへんのや」
 事実、そのとおりであった。

「くっ!?」
 たかしは自然と膝を折った。
 あまりに強大であるからか。
 敵わぬと悟ったからか。
 それは……屈辱であった。

「地の文、っちゅーのは“この”世界を構築する要素や」
 屈服せよ、と世界が告げれば。
 その支配下にあるものは、“そう”なる。
 それが世界の真理であり、事実なのだ。

「つまりお前は世界を敵に回しとるのと同じ――――」
「――――世界程度、いつだって敵に回している」
 ……膝を折ったはずのたかしが、顔を上げた。

「……何や?」
「知ったことか……俺はたかしだ。いいか?」
 告げる。

「俺は…………たかしだ! 地の文なんかに負けるものか! 俺の行動は全て俺の意思によるものだ!」
 デビルズナンバー。
 それはとある一連の殺人オブジェクトの総称であり――たかしもまた、その一つだ。
 六百六十六の殺人。
 六百六十六の殺戮。
 六百六十六の殺害。
 その役割を……たかしは棄てた。
       、、、、、
 たかしは自ら選んで戦うことを望んだ。
 人を殺すためではなく、世界を守るために。
 故に!

「誰かに決められてたまるものか! こんなふざけたハリセンは速攻で紙くずにしてくれるわ!」
 たかしは地の文などに縛られない!
 何故なら――――!

「俺は、たかしだからだ! 行くぞかかし!」
『ううおおお! いくぞぉ、たかしぃ!』
「ぐ――――貴様、何をするつもりだ!」
 答える必要はない。
 だが、あえて応じるとするならば。

『オラとたかしが融合することで――――」
「大……! 変……!! 身……!!!」
『デビルズナンバーたかしかかしフォームになるだ!』
 ベルトに表示される『六六六』の文字! 
 切り離された首を縛るロープ!
 魔道士を思わせる、朽ち果てた藁細工の帽子とローブ!

「『デビルズナンバーたかしかかしフォーム!!』」
「名前が呼びづらいんじゃあああああああああああああ!」
 耐えきれぬとばかりに飛び出すハリセン!
 だが!

「どんな地の文が来ようと関係ない…――回れ、回れ、回れ回れ回れ! たかしチャクラム!」
 たかしが放つ、二つの銀の円盤は、回転速度を増しながらハリセンに迫る!

「アホンダラ! 効かんいうとるやろがい!」
 しかし、あらぬ方向に円盤は飛んでいってしまった! 南無三!

「んっはははははは! これがお前の限界や! 死に晒せ!」
『――――現実が見えてないだべ』
「何やとぉ!?」
「……あらぬ方向に飛んでいった? そこで描写を止めたなら、お前の負けだ」
 直後!


「な………………」
 回転しながら…………チャクラムが戻ってくる!
 そう……さながらブーメランのように!

「なんやとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
 体に食い込む前に気づければよかった!
 そうすれば、当たらない描写をすることも出来た!
 だが!
 一度避けてしまったことで――安心してしまった!
 それが彼の敗因…………いや、違う!

「細切れになれ!!!! デビル!!!! たかし!!!! スタイリッシュ!!!!!!」
 もはやただの紙吹雪となったそれは……逆鱗に触れたのだ。
 他者の意思を捻じ曲げるという、最も悪辣な形で!

「…………そう、俺はたかしだ」
 故に、誰にも縛られない。
 たかしは、たかしとして生きる。


 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

リゥ・ズゥ


リゥ・ズゥは、難しいことは、わからない。
地の文、とやらも、知らない。
だが、リゥ・ズゥの考えること、行うことを、見透かせる、ならば。

以前読んだ文献に、丁度よい手が、載っていた。
曰く――「右ストレートでぶっ飛ばす」「真っ直ぐ行ってぶっ飛ばす」、だ。

(真っ直ぐ進んで右ストレート(グラウンドクラッシャー)でぶっ飛ばします。怪力とか鎧無視攻撃とか色々使いますが、とにかく真っ直ぐ行って右ストレート(グラウンドクラッシャー)でぶっ飛ばすのみです。
ただしリゥ・ズゥの身体は不定形なので、右腕が一本とは限りません。)



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 リゥ・ズゥには、難しいことはわからない。
 地の文、というものが何なのか、よくわからない。
 敵はきっと強大なのだろう。
 凄いのだろう。
 思考すら読み取り、行動を操るのだろう。
 ならどうすればよいか。
 リゥ・ズゥは知っていた。
 以前読んだ文献に……その答えがあった。

 ●

 ハリセンの行う地の文の支配は、まさしく神の所業だ。
 なにせ「そう」と記したことは全てを超越してそうなるのだ。
 例外は「死んだ」と記したり、直接負傷を与えることは出来ない、ということだけだ。
 だが、行動を制限し、精神を支配する力は圧倒的だ。
 では何故、ハリセンは逃げているのか。
 では何故、ハリセンは追い詰められているのか。

「オォ――――――――――!」
 右手が突き刺さる。触れた部分が爆裂し、崩れていく。
 ハリセンは逃げる。とにかく逃げる。

「何やこいつ、何でこんな――――ただ殴ってるだけなのに――――!」
 どれだけ描写を挟み込んでも、リゥ・ズゥは止まらなかった。
 彼の脳にあるのは、たった一つの決められた動作のみ。
 まっすぐ進む。
 右ストレートで殴り飛ばす。

 それだけなら良い。
 いくらでも避けようはある。
 右腕は空を切って、ハリセンには当たらなかった。
 そう記すだけでいい。
 なのに。

 なのに。

 なのに!

「何でお前――――右腕が何本もあるんや!」
 リゥ・ズゥは決まった形を持たない。
 常軌を逸した異形すら、不定形のひとかけら。
 故に、右腕など“何本も増える”。
 一本目の右腕が当たらなかったら、二本目の右腕が迫るし。
 それをしのいでも三本目があるし、全てしのいでもまた殴ってくる。

 全ての右腕が――と描写すれば、今度はハリセンの右腕までもがへし折れてしまうだろう。

「真っ直ぐ行って、右ストレートで」
「……ん? 待てよ? ワイ右腕無いやんけ! アホか!」
 そうだった。ハリセンは所詮紙を束ねた存在なので四肢という概念はないのだった。
 それなら話は簡単だ。全ての右腕はねじ切れて――――。

「ぶっ飛ばす」
 八本の、それぞれが異形と化した、腕と呼べるかどうかもわからぬ何かが束となってハリセンに襲いかかった。
 ばらばらになった紙切れ以外に、残っているものは、何もなかった。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ヴィクティム・ウィンターミュート


いやちょっとよくわかんないっす…
何故俺はハリセンを相手にしてるんだ…?
しかも地の文そのもの?よくわかんないっす…(二度目)

ん?なんだ?漫才師?
何だこいつよわそ……は?
何かこいつ俺のことすげーdisするし声デカイんですけど???
俺割と煽り耐性あるんだけど関西弁のdisうっっっざ
……ん?お前今なんつった?
俺のことチビっつったか?お?お?
お前を殺す(デデッ)

このクソうざい漫才にマジ邪魔だな
やってやるよ!!俺をチビ扱いしやがったからな!ぶっ殺してやる!
うおおおおおおユーベルコードだ!!
冬寂!散布!散布!
全部無音にしてやる!チビっつったもんなお前!
おらああああ死ねええクソハリセンがよおおおお!!



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 ヴィクティム・ウィンターミュート(impulse of Arsene・f01172)は己を常識人と定義しているので、現状はなかなかに受け入れ難かった。

「何故、俺はハリセンを相手にしているんだ……?」
 いや、ちょっとよくわかんないっす。
 地の文そのものってどういうことだよ。
 ほんとよくわかんないっす……(二度目)。
 こういうことだよ。
 ヴィクティムはコケた。

「うおっ!?」
 しかも顔面から床に直撃して鼻血ブーだ。痛そうだ。

「ぐはっ! 痛ぇ――くっそこいつ面倒くせぇぞ!」
 ヴィクティムは電脳世界を自由自在に操るハッカーであるが。
 それに習うなら、この地の文とやらは『現実をハッキングして来る』と言っていいだろう。
 しかも結果を出力すれば、それが過程を無視して対象に影響を与えるのだ。
 ふざけてはいるが、笑ってもいられない。
 鼻を押さえながらヴィクティムはハリセンを…………いや。
 ハリセンが召喚した、漫才師を見た。

「…………ん?」
 漫才師?
 ナンデ?

「ハッハー! いやぁこの端役、傑作ですわぁー」
「ほんまボケナスですわぁー」
 disり始めやがった。

「ホントねー、もう端役端役言うとりますけど滅茶苦茶格好つけてるんですわホンマこれー」
「ボケナスですわー」
 語彙ねえなオイ。

「ていうかその程度で攻撃のつもり……」
 しかしそのdisりはヴィクティムの心に深く突き刺さり鋭い精神的傷を残すのだった。

「うおおおおおどうでもいいのに心がすごく痛い!!!」
 これが地の文の力である。
 どれだけクソしょうもないツッコミでも……致命傷にする超常の力!
 ほら、鼻血も止まらない、失血死も見えてきますよ。

「最悪だこいつ!」
「それに見ましたーこいつチーム組んでるんですけどー」
「はぁー、猟兵のくせに生意気でんなー」
「他の二人と比べて、みさらせこいつ、チビなんですわー」
「ホンマや、170cmないんとちがいまっか? ボケナスですわー」














「は?」
「いや、チビがチビしてるの笑えますわー」
「そんなチビチビ言うたらお前なんかもっとチビやない…………なんや?」
「俺のことチビっつったか?」
「あ、もしかして自覚あったんか?」
「そら悪いことしたやんけー」
「ホンマすまんかったわー許してや坊やー」
「坊やと間違えるほどチビやないやろがい!」
「「「あっはっはっはっは」」」

「殺す。お前らは殺す」
 待て、待つんだヴィクティム・ウィンターミュート!
 決して、決して背は低くないぞ、ヴィクティム・ウィンターミュート!
 ちょっと普段チーム組んでる二人が178cmだったり184cmだったりして10cm以上差がついてるからって!
 気にしなくていいんだったら!
 はい!! ヴィクティムは背が低いことなんて気にしてない!!

「うるせぇええええええええええええええええええええええええええええええええお前の立てる音も、声も、悲鳴も、絶叫も、怒声も、何もかも聞くに値しねえんじゃあああああああああああ!』
 格好いい詠唱セリフをそんなふうに使うのはやめてヴィクティム・ウィンターミュート!!!

「訪れろ“冬寂”! ここから先、てめぇは無音だ!」
「音がなけりゃあ地の文もクソもねえだろ――――さっきまでと同じだぜ」
「あぁ、そうだよな。地の文が消え失せちまったら……」
「“しゃべれない限り”、行動できない――そういうルールだったよなぁ」
「何だそれ、謝罪か?」
「ちゃんと声に出して謝ってくれねえと通じねえなあ、誠意がよぉ」
「……………………」
「それでもだんまりってことはよぉ……いいんだよなぁ、謝罪する気がねえってことでよぉ」
「あぁぁ!? 聞こえねえつってんだろこの薄っぺらのハリセン野郎が!」
「そもそも罵倒のバリエーションが少ねえんだよ!」
「チビっつったもんなお前。俺のことをチビつったもんなぁお前!」
「おらぁああああ死ねえええクソハリセンがよおおおおおおおおお!」
「……………………はぁ、はぁ、はぁ」
「………………」
「…………………………」
「………………火」
「火を」
「つけるわ」
「燃えとけ」
「な?」
「………………泣きそうな顔するなって」
「大丈夫」
「お前の悲鳴は」
「誰にも届かないから」
「…………な?」

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

リチャード・チェイス
【お主も悪巧みよのう】

「次回! チーム悪巧み!」
主題歌をBGMに次回のハイライト映像が流れ始めるのである。

ハリセンの圧倒的なまでの地の文力の前に力尽きる面々。
そこで物語全ての謎が紐解かれる!
なぜジョンがいないのか! 商品の正体とは何なのか!
はい、ここで引いて全貌は見せず、場面転換である。
「この商品が目に入らぬか!」

チーム悪巧みは新たなる力を得たのである!
ほら、とりあえず全員で何か凄みっぽく光るのである。
地面とか吹き飛ばすとなおのこと吉。
「これが、我らの真なる力……!」


ティアー・ロード
【お主も悪巧みよのう】 

 > <><> <「生憎、今週の涙の支配者は終わりでね」

 > <><> 「ここから先は次回予告タイムだ!」

 > <><「ムービーはチェイスに任せるよ、得意だろう?空中投影」


 > <>「おや、観客を増やしてくれるとは気が利くね」
 > <「できれば漫才師も乙女がよかったのだけど」

 > 「おっと、地の文攻撃をするつもりかい」
「今はナレーションが支配する時間だよ?」

「それに……見えないものでも地の文は書けるのかな、ライター?」

「次回予告にヒーローはいないものさ❗」

刻印「夢幻泡影」で私と詩蒲を透明にしよう
私たちが地の文如きに左右されるとでも?

「さ、次回は戦争かな
忙しくなりそうだ」


詩蒲・リクロウ
「お主も悪巧みよのう」
地の文そのものですか……。

確かに強力でしょう。

だがッ!僕たちには「通用」しないッ!
何故なら僕たちは既にエンディングテーマを終えたッ!

つまり、残るは「次回予告」のみ!

そしてッ!!

次回予告を支配するのは「地の文」ではないッ!
我ら「ナレーション(チーム悪巧み)」ッ!

___
__
_
__
___

光る〜光るぜ〜、リクロウが〜♪
光るッ!唸る!DXリクロウオーバーロード!
       そこで自爆であるな\
       そこで自爆だよ  /

え?

\カッ/



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

> <><> <「待てよ……地の文だと、そうか!」

(ジャジャンジャンバンバーン! ダーラッダラー!)

(ハイライト映像が流れ始める)

(暴れ狂うリクロウ)
(空を舞うティアー・ロード)
(よく見ると具体的になにかしているわけではないリチャード・チェイス)

(弾むのをやめるリクロウ)
(得意げなティアー・ロード)
(忍者たちの死体を鹿に変化させ撮影スタッフにするリチャード・チェイス)

(【第六猟兵】のロゴが出現する)

 ハリセンの圧倒的なまでの地の文力に力尽きるチーム悪巧み!
 この戦いの裏に隠された悲しき真実と謎とは……?
 なぜジョンがいないのか! 一体彼らは何を持ってきたのか!
 その事実が明かされる時、戦場はあらたな局面へとたどり着く!

||||<く……おかしい、ワイの力で割り込めへん!

(●V●)「その力、僕たちに通用するわけがない!」

||||<なんやてえ!?

> <><> <「なぜなら私達は既にエンディングテーマを終えている……!」
(●V●)「残るは次回予告! そして次回予告に地の文の介入する余地はない!」
( V⊿)「これが、我らの真なる力……!」

||||<そ、そないなアホな話…………ば、馬鹿なぁあああああああああ!

(カメラがフェードアウト)

> <><> <「戦いは終わったが、エンパイアウォーも最終戦」
( V⊿)「もう信長でてきてますけど?」
(●V●)「はー、やってやるって言ってるんですよ」


> <><> <「次回!」
( V⊿)「チーム悪巧み!」
(●V●)「辛子蓮根とチョコラテ・イングレスの謎」


> <><> <「いや違うでしょ」
( V⊿)「ちょっとー台本ちゃんとみてー」
(●V●)「次回! エンパイアウォーももう終わり!」


> <><> <「次回も、君の涙をいただくよ」
( V⊿)「また見てちょー!」
(●V●)「次回予告乙ー」


> <><> <「……」
( V⊿)「……」
(●V●)「……」


> <><> <「いやもうちょい合わせる努力しない?」
( V⊿)「途中まで完璧であったのだがな」
(●V●)「もう自爆するしかねえ」


> <><> <「は?」
( V⊿)「は?」
(●v●)「…………」


> <><> <
( V⊿)
(⑪v⑪) カッ
              テン....


> <>::::::::::........
( V:::::::::........
(⑪V::::::::::........

                テンテレレン...テレテレテレテレテレテレテレ


> <>
( V
(⑪V


               デーデデッデッ デーデデッデッ

                         三To Be Continued>

 ※ご覧の作品はプレイングを適切にマスタリングした第六猟兵のリプレイです。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

立花・乖梨

「ふむふむ、つまりは――300文字マックス喋り倒せば良いのですね?」
≪メタいよ「私」、あとそれだと攻撃してないから意味無い≫
「心配しなくてだいじょびですよ≪私≫」
≪噛んだよね、今噛んだよね≫
「確かに≪暴食≫なら数多の知識量や戦闘スキルで、この地の文を倒せるのかもしれません、ですが」
≪ですが?≫
「逆に考えるのです、地の文に乗っかってみてもいいさ、と」
≪分かった、ここ連日の猛暑で馬鹿になったんだね「私」≫
「この戦い、"私達"――立花乖梨が次の味方様のリプレイまで保たせて魅せるのです!」
≪ボク達を巻き込まないでくれないかなぁ……でも、それ駄目だったらどうするの?≫
「≪私≫が殴る。」
≪こわい≫



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「ふむふむ、つまりは――300文字マックス喋り倒せば良いのですね?」
《メタいよ「私」、あとそれだと攻撃してないから意味無い》
 立花・乖梨(bye-stader・f05235)の頭の中に、己にしか聞こえない声が響く。

「心配しなくてだいじょびですよ《私》」
《噛んだよね、今噛んだよね》
「いや噛んでないですよ、私を噛ませたら大したものなのですよ」
《間違いなく噛んだよね舌痛いもん》
「噛んじぇにゃいでしゅってば」
《いっそ噛む方向に振り切れたね》
「噛んでないですよね地の文さん!」
 噛んでないですね。

「ほら、噛んでないって言ってるのです」
《誰今答えたの》

 ●

「さておき、確かに《暴食》なら数多の知識量や戦闘スキルで、この地の文を倒せるのかもしれません、ですが」
《ですが?》
「逆に考えるのです、地の文に乗っかってみてもいいさ、と」
《分かった、ここ連日の猛暑で馬鹿になったんだね「私」》
「馬鹿になってないのです、なってないですよね地の文さん」
 若干なってますね。

「あ、あぱらぱー」
《もろに影響受けてるね》

 ●


「前フリが長いわボケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」
「ひきゃあ!」
 地の文の割り込む暇を与えぬまま、外人格とのマシンガントークを繰り広げ続けていた乖梨の頭部に、ハリセンが致死の勢いで持って振り下ろされた。

《ちょこちょこ割り込んでた気がするけど……》
「そうなのです! 割り込んでたのです!」
「ボケに乗らずして何が関西人じゃ!!」
「グウの音の出ないほどの正論!」
《あのハリセン関西人カテゴリでいいの?》
 しかし現状は、冗談が冗談になっていないのも事実。
 地の文が介入する余地が生まれてしまった時点で――《ボク達は》乖梨の負《どうすればいいの》決ま《はぁ……》

「な、なんや!? ワイの地の文になにかが割り込んで…………」
「ふふん」
 ドドドドドドドドド。
 ドヤ顔――――――!

「"私達"が一度に考え事をしたら、描写量もただでさえ大変! 根絶しすぎて、地の文もパンクしてしまうのです!」
「んなアホな事あるかああああああああああああああああああい!」
 怒りに任せて《これ対策なの?》襲いか《地の文とは一体》首を《危ない危ない》

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
 殴りたくても殴れない。
 描写されなければ、全ての行動は無いのと同じだ。
 だから、ハリセンは、行動できない――いや、出来《ふぁー》

「ふっふっふーん、足止めが出来ることが証明されたのです。つまり――――」
 乖梨は、指を突きつけて、高らかに宣伝した。

「さあ――――この戦い、"私達"――立花乖梨が次の味方様のリプレイまで保たせて魅せるのです!」

 ●

《それ駄目だったらどうするの?》
「《私》が殴る」
《こわい》

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

レムリア・クラウンハート

ツッコミで攻撃か、なるほど……いやそうはならんやろ!!!

……ごほん。失礼、取り乱してしまったわね。
それはさておき、地の文でどうこうして来るのが本命と。また随分と厄介な……
まぁでも大丈夫、既に対策は思いついてるわ。
要は地の文さえどうにかしてしまえば、ただの巨大ハリセンになるのよね?

再び【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動、撮影ドローンを展開。
そして、コメント読み上げ機能とドローンの内蔵スピーカーの音量を最大に。

さ、頼んだわよ“後援者(リスナー)”の皆。
超古典的手法───力技のログ流しで、奴の文章を押しやってしまいなさい!

……あ、盛り上がるのもいいけど、応援コメントも忘れないで頂戴ね。うん。



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「いや、そうはならんやろ!!!!」
 レムリア・クラウンハート(電子の大怪盗・f20176)、心からの叫びであった。

「はっはっは! だが現実は“なっとる”んや! 結果は変わらんでぇ!」
 実際、ハリセンのスイングの勢いは凄まじい。
 しかし所詮はハリセンなのだ、地の文さえ片付けてしまえばどうにかなる……!
 ――そう思っているなら、浅はかでしかなかった。
 ただの人間が、地の文という概念に勝てる理由など無い。
 事実、クラウンハートはハリセンの一撃を受けて大きく吹き飛び、地面を転がった。

「きゃ……っ!」
 本人からすれば、全く知覚できない場所から、知覚できないままに攻撃を食らったに等しい。
 地の文に明記された、それが回避も防御も許されない、彼女を襲う攻撃の理由なのだ。

「他愛ないのぉ、これがワイの部下を散々苦しめた猟兵っちゅー奴か?」
「……ふ」
「あ?」
 その状況下に置いて、レムリアは笑った。
 小馬鹿にするような、あるいは……。

「失礼、取り乱してしまったわね」
 勝利を確信した上での、挑発的な笑みだった。

「何がおかしいんや…………ん?」
 ブ、ン、と。
 虫の羽音より小さな、何かの駆動音。
 気づけば、周囲を埋め尽くすように、無数の撮影用ドローンが展開されていた。

「……何のつもりや?」
 無論、このドローンがハリセンを傷つけることはない。
 何故か? 地の文にそう書かれているからだ。

「勿論、勝つつもりよ。奪われた地の文……怪盗クラウンハートがいただくわ!」
 パチン、と指を鳴らした瞬間。

『クラウンハートきたああああああああああああああああ!』
『決め台詞うううううう!』『クラたんこっち見て!』
『●REC』『●REC』『●REC』『●REC』『●REC』
『 鳥 肌 注 意 』『ボケの前フリが長いw』
『ここから一方的な展開』『いやおかしいだろ敵がハリセンって』
 ドローンから大音量で流れ出す声、声、声。
 クラウンハートの戦いを鑑賞している、“後援者(リスナー)”達の生コメント。

「不快な文章には昔からこれが有効だと決まってるのよ」
 バタフライマスクの向こうで、瞳を細め、笑う。

「――――力技の、ログ流し!」
『来たあああああああああああああああああああああ』
『かっこいいいいいいいい』
『88888888888888888888888』
『コメもっと入れろ!!』『ニュモンガ・ドメスコスさんが広告しました』
『誰だよ』『俺もハート盗まれたい』

「ふ、ふざけんな! すぐに黙らせたるわ!」
 しかしドローンの電源は『させねえええええ』落ち『俺がクラハーたんを守るんだよおおおお』。
 音声は『wwwwwwwwwwwwwwwwwww』流れな『今だ! クラウンハート!!』『がんばぇー』い。

「じ、地の文が――――かき消され……はっ!」
 気づいた時にはもう。
 眼前に、極彩色のワイヤーが迫っていた。

「残念、ホログラムよ――――でもね」
 ワイヤーがハリセンに触れ、物理的干渉を及ぼすこと無く透過。
 だが、その時にはもう全ては終わっていた。

 ス キ ャ ン 
「電子精査完了――――地の文、たしかに頂いたわ」
「な…………まさか貴様――――」
「そしてあなたはもう、ただのハリセン」
 再度、指を鳴らした瞬間。
 凄まじい勢いで、ハリセンが燃え上がった。


「な、い、いつのまに火種を――――――」
「叩かれた時。気づかなかった? それじゃ、さようなら」
 もう戦いは終わった、と言わんばかりに。
 クラウンハートは背を向け、その場を後にした。

「ま、まだ終わらへん! 炎なんぞすぐに消したる――――!」
 ハリセンについた火は燃え広がる事なく直ぐに『消させねええええ』『もっとコメ流せって』
 消『何やってんだ!!! 119するからな!!! 火事は危ないぞ!!!』
 消させて『俺も通報しました』『正義感が黙ってられない』『クラウンハートを放火魔にするわけにはいかないもんな……』
 燃えていくから止め『俺も』『私も』『いやーいいことしたな』『クラウンハートはおっちょこちょいだなあ』止めて。

「………………」
 そして、怪盗が去った後、その場に残ったのはただの炭クズだけだった。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

居待月・穂波
サムライエンパイアの世界にもハリセンとかあったんだ?
コントやる芸人もどっかにいんのかな?
しっかしハリセンじゃ信仰ヨロ☆とか無いかぁ。テンサゲ↴
ま、それはそれとして。

とにかくバイブス上げてぶちかませばいいワケでしょ?
あたしの得意分野じゃん。
体当たりしかできねーJKじゃねーってとこ見せてやんよ。
紙ってことは斬れるってワケで、つまりは背中のこいつ(大太刀)の出番っしょ。

それじゃ、あたしはここに宣言する。
今から、あんたを、たたっきる。
即ち是剣刃一閃。
紙が神に勝てる道理があるってんなら、せいぜい地の文で書き連ねてみせなよ。
稲穂刈りで鍛えた剣術、イケてる描写でヨロ。
紙はバラバラになった……って感じで☆



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「サムライエンパイアの世界にもハリセンとかあったんだ?」
 オブリビオンが過去から至る以上、江戸時代以前よりハリセンが存在していた、ということだろうか。
 人々の歴史に思いを馳せながら、居待月・穂波(カリスマギャルゴッド・f18787)はうんうんと一人頷いた。

「コントやる芸人もどっかにいんのかな? 江戸コントは興味アリアリだけど、ハリセンだけじゃ信仰ヨロ☆とか無いかぁ。テンサゲ?」
 つまり信仰を集める役には立たない。やはり時代はハリセンよりギャルだ。
 穂波は神である。
 麦穂の実りを司る、立派な八百万の神々の一人である。
 食を、暮らしを支え、歴史を見つめてきた者である。
 つまり。

「紙が神に勝てるわけないっしょ?」
 これは、そういう問題なのである。

 ●

「ガーッハッハッハ! 小娘風情が神を名乗るっちゅーんならワイは創造神や!」
 ハリセンの持つ地の文の支配は、即ち行動の支配だ。
 動きの余地を奪われて、誰が勝てるというのか。

「べっつに、要するに、とにかくバイブス上げてぶちかませばいいワケでしょ? あたしの得意分野じゃん」
「吠えよるわ――――ばいぶす?」
「わかんない? ま、ここいらで一つ、体当たりしかできねーJKじゃねーってとこ見せてやんよ」
「ほう、ならばやってみるがいい……じぇいけー?」
 疑問に答える必要はない。
 己の身長を上回る大太刀を背から引き抜いて、穂波は告げる。

「それじゃ、あたしはここに宣言する。今から、あんたを、たたっきる」
「…………ほう、調子こいとるやんけ。地の文を敵に回すっちゅうことがどういうことか! まだわかっとらんのか! あぁ!?」
 その瞬間、ハリセンは穂波の眼前へ移動し、その体を叩きつ――――

「我が実りは人々の祈り、我が祝福は信仰の恵み」
 満ちた黄金の波を、刈り取るがよい。
 腹を満たし、心を満たし、命を繋ぎ、また実ろう。
 たとえどれだけ小さくても、人々がそれに気づかずとも。
 当たり前のようにそこにある神々を知らずとも。
 僅かな信仰が途絶えぬ限り、人の歴史に寄り添い続け。
 幾星霜、稲穂を刈り続けてきた、神の一刀。
 束ねた紙など、斬れぬ余地無し。

「即ち是、剣刃一閃」
 両断。
 言葉も告げられぬほど、バラバラになった紙片が、視線だけで問う。
 何故? と。
 大太刀を背に収めながら、穂波はにかっと笑って、横ピースをした。

「だってあたし、神様だもん」
 あえて理由をつけるなら。
 地の文が割り込む余地など、どこにもなかった。
 それだけ、彼女の剣は、完璧だった。
 抜いて、振って、収めるまで。
 ……そして。

「紙様風情にゃ負けられないっしょ?」
 紙吹雪が、舞い散る。
 もしものこの戦いを見ているものが居たら。
 彼女に祈る者が、きっと少しは増えただろう。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

クロト・ラトキエ


成る程。いかなる行動をも、地の文でひっくり返してしまえる、と…

思ってんなら甘々ですよ。激甘ですよ。
貴方のアイデンティティ、此処にて崩壊頂きます!

トリニティ・エンハンス=スローイングナイフ・オーバーロード!
炎の魔力で状態異常力を強化された刃が四方八方から襲い来る!
相手は死ぬ!

…えぇ、これでもかと盛りました。そう上手くは行きませんよね。
防ぎますよね。ツッコミますよ。

普通は、ね。

で?
反撃します?罠でも出します?
でもそれって最早…

ツッコミじゃないでしょう?

語るに落ちるとは正にそれ。
地の文をして晒したならば覆す術無し!
本分を忘れたハリセンに意義も無し!
ってことで消し炭にします☆
…あ、もう聞こえませんか



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「成る程。いかなる行動をも、地の文でひっくり返してしまえる、と」
「せや、つまりワイに勝てる道理はもうミジンコ一匹分もないっちゅうこっちゃ」
 何でここまで来てハリセンと問答せなあかんのだ、とクロト・ラトキエ(TTX・f00472)はわずかに思ったが、それはそれ。

「そう思ってんなら……甘々ですよ、激甘ですよ。貴方のアイデンティティ、此処にて崩壊頂きます!」
「…………ほう! やってみろや!!」
 瞬間、取り出される無数のナイフ。
 刃に属性の力を付与し、煌々とした炎を纏う。

「…………はっ! 浅知恵やのぉ! ワイが紙だから燃やせばいい思ったんか!?」
「ええ、有効でしょう?」
「がっはっはっはっは! ――――当たればな!」
 一刀、投じられたナイフは、その場で直角に真下に落ちて床に突き刺さった。
 ハリセンにはかすりもしない。

「ふむ、これが地の文を支配する、ということですか」
「せや、理解できたか? ワイとお前の間にある――圧倒的なレヴェルの差が」
 実際、その通りだろう。この力を万全に振るわれれば、どんな猟兵でも勝ち目はないはずだ。
 だが。

「これで確定しました。あなたは“私に勝てない”」
「――――なんやと?」
「あなたは地の文を支配することにかまけて――ハリセンの本分を忘れてしまった」
「…………は?」
「地の文である前に、あなたはなんですか? そう……ハリセンです。であるならば」
 超常の力を振るうその有様は。

「それはもはや……ツッコミじゃないでしょう?」
 衝撃であった。
 ツッコミではない。
 ハリセンは。

 ツッコムための道具なのに!!!!!!

「な、んやと…………!?」
「ハリセンがすべきは“ツッコミ”ただ一つのはず。ボケぬ相手に振るうなら暴力、それ以外を行うならもはやハリセンである理由無し!」
「し………………しまったあああああああああああああああああああああ!?」
 そう、誰かが言うべきだった。
 気づいてしまった。
 お前ハリセンじゃん。
 地の文じゃないじゃん。

「語るに落ちるとはまさにこの事、地の文をして認めたのならばもはや覆す術無し!」
「ワ、ワイは…………ワイは……!?」
 ワイはもしかして、地の文じゃなかったんちゅーんかいな!?!?!?!?

「そうですよ、ちなみにこれ…………」
 炎を付与されたナイフが、ハリセンの周囲を取り囲み。

「…………ツッコミです」
 一斉に突き立ち、その体を刻んで、燃やした。

「ツッコむ為の道具がツッコまれてちゃ、意味ないですね、ご愁傷様です。……あ、もう聞こえませんか」
 己の存在意義を理解し、しかしその時にはもう全てが遅かった。
 地の文の支配など目論まなければ、彼はただのハリセンで居られたのだろうか。
 それは、誰にもわからないことだった……。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

壥・灰色
地の文とは言うけど、結局の所紙じゃない? 紙だよね。地の文の書いてある紙で作ったハリセンだ。難燃性って話は聞いてないな、ということは燃えるって事だ。一般的な模造紙の発火点はおおよそ摂氏四五〇℃なのでその軽く十倍くらいの温度を出すべく炎殺式をガンガンに燃やすうおーーーー(魔力の限りを突っ込み熱量を上げまくるズゴゴゴゴボババババババ)こんな温度上げたことないなもう白熱してるじゃんなんかこれをほら大体レベル×五個回りに浮かべて連射オラオラオラオラオラオラオラオラ(無表情)燃えた? まだ? あ、そう(連射)燃えた?(確認)(燃えるまで繰り返す)燃えた地の文だけがいい地の文だ、グッバイフォーエバー



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 小難しい理屈をすべて捨て去って、単純に物事を考えるとこうなる。

「地の文とは言うけど、結局の所紙じゃない?」
 壥・灰色(ゴーストノート・f00067)は「魔剣」と呼ばれる人造人間である。名前はあるけどナナシである。
 故に倒すべき敵と認識したものを一切鏖殺することに容赦はなく、このよくわからんハリセンもまた等しく殺戮の対象であった。

「分かっとらへんな……紙という物体の重要性を」
 対するハリセンは、まるで道理と常識を解さぬ、未開の文明人を見るような目で灰色を見下した。

「ほう」
「殺す前に教えてやるわ。そもそも紙っちゅーんが生まれるまでは苦労の連続やった……」
「ふうん(ボキボキ)」
「石、粘土板、羊皮紙――文字という文明の発達・伝承速度は情報媒体の普及と同一や。紙こそが人類と文明を次のステージにお仕上げたと言っても過言やないやろな……」
「そうか(パキッパキッ)」
「そしてワイこそがその紙という存在の終着点……もはや紙に文字を記すのではない、文字を記した紙こそが世界を支配するんや。お前が如何に大きな存在に抗おうとしているか、理解できたか?」
「よくわかった。つまり難燃性はないんだな」
「は?」
「『壊鍵』炎殺式、起動」
 ボッ。
 ボボボボボボボボボボボボボボボボ。
 展開される炎の塊。
 その数、二百五十個。

「え、ちょ何それ」
「和紙か……模造紙よりもよく燃えそうだ」
「やめんかボケエエエエエエエエ! ワイの、ワイの話を聞いとらんかったんかい!!」
「え……紙と何話せばいいの」
「ぶっ殺したる!!!!!!!」
 ハリセンが横薙ぎに己の体を振るう!
 その暴風で、炎の塊は全て無残に吹き飛び消滅!
 たとえ炎がハリセンの体を焼くとしても、地の文を支配する彼の前には何の意味もボボボボボボボボボボボボ。

「ボボボボボボボボボ!?」
「そう……じゃあ二射目行くね」
「二射目!?!?!?!?!」
 わあすごい、こんなに炎殺式が白熱してるの見たこと無い。
 普通に触っただけで人体すら炭クズになって消滅しそうな高温の塊になりました。

「や、止め――――――」
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」
 無表情のままに放たれる塊は、触れると衝撃波を伴う爆炎を発生させる。
 命中した部位は燃えるとか燃えないとかではなく、消し飛び消滅していくほどの勢いだ。

「止めんかああああああああああああ!」
 だがハリセンは即座に己の体を再生させ《 ボムッ 》
 《 ボッ 》 避け 《 ボガッ 》 何とか逃 《 ボッ 》

「燃えた?」
「――――も、もうやめ……」
「残ってる? あ、そう」
 《 ボッ 》《 ボッ 》《 ボッ 》《 ボッ 》《 ボッ 》《 ボッ 》

「燃えた?」
「………………(ぴくっ)」
 《 ガッ 》《 ガッ 》《 ガッ 》《 ガッ 》《 ガッ 》《 ガッ 》


「燃えた?」
「か、ひゅ…………」
 《 ババババババババババババババババババ 》

「燃えた?」
「………………………………」
「……………………」
 《 ドムッ 》

「オッケー燃えたな。燃えた地の文だけがいい地の文だ、グッバイフォーエバー」
 結論。
 地の文は、圧倒的暴力と熱量の前には敵わない。
 どっとはらい。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

街風・杏花


うふ、うふふ。本当はね、色々言いたいことがあるんです。
地の文を操るってなんだか神様みたい、とか。一度神様を斬ってみたかったんです、とか。

けれどね。私の中に流れる血が、それを許さない。
いいですか、ハリセンさん。だから、貴方にかける言葉は一つです。



地の文まで使うてボケとんちゃうぞ!
何かツッコめやと違うわ!!
ハリセンは!!! ツッコむ側やろがぁい!!!!!

なぜか溢れ出た衝動に任せて刀でツッコみたいと思います
別に大阪人ではないです
お母さまが大阪人です
お母さまからは「ボケなければ生きていけない、ツッコめなければ生きている資格がない」と教わりました



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

 圧倒的な地の文の支配、という力を前に。
 街風・杏花(月下狂瀾・f06212)は抵抗できずにいた。
 いや、抵抗できず……というのは違うか。
 もはや、逆らう気すら起きなかったのだ。
 その証拠に、刀の柄を握る手は弱く。
 真正面からハリセン……いや、もはや王、神(紙だけに(笑))の領域に達した存在を直視ことすらしない。

「気分がええのぉ……己の無力さを知った猟兵をなぶり殺すのは最高やでえ!」
「………………」
 絶望が心を支配しているのだろう。

「例えるなら、モーニング・コールがかかってくる一分前に目が覚めた時の用や! がっはっはっは! ……いや、この時代にモーニングコールはないやろがい!」
 一人ボケ一人ツッコミも神がかっている。紙だけに。二度目やんけ(笑)。
 何故その知識があるのか? それはまぁええやんけ。

「さて、そんじゃあ叩き潰したろかい。最後に言い残すことはあるか?」
 大いなるものの権利として、死にゆくものに最後の慈悲を。
 そんな思いから出た言葉だったが、相対する猟兵は、うふ、と笑い声を零した。

「……………………うふ、うふふ?」
「?」
「本当はね、色々言いたいことがあるんです。地の文を操るってなんだか神様みたい、とか」
「なんや、やっと気づいたんか。せや……ワイはもはや神も同然や!」
「一度神様を斬ってみたかったんです、とか」
「…………?」
 突如、物騒なことを言い出した。

「けれどね……私の中に流れる血が、それを許さない」
 杏花は、包み隠さず言うのであれば、好戦的な性格だ。
 敵が強ければ強いほど、持ち前の闘争本能は強く刺激され。
 勝ち目がない戦いほどに燃え上がり、絶望的な状況であるほど心踊る。
 神も悪魔も過去も未来も時間も空間も何もかも、等しく挑み、等しく斬り伏せる対象でしかない。
 そんな彼女が……地の文を。
 圧倒的超越者を前にして、己自身の性質を抑え込み。
 代わりに、内から湧き出る衝動に突き動かされ、叫んだ。

「―――地の文まで使うてボケとんちゃうぞ!!!!! ハリセンは!!! ツッコむ側やろがぁい!!!!!」
 一閃であった。
 そして、地の文を支配しているはずの超存在は。
 回避することすら許されなかった。
 何故か。

 杏花のそれは紛れもないツッコミだったからだ。
 ボケた以上、ツッコミは受けなければならない。
 関西のルールである。

「ア、アホな――――! お前、まさか大阪人…………」
「いいえ、別に大阪人ではないです。ですが――お母様が大阪人です」
「金髪なのに!?」
「ツッコミが弱い!!!!!」
 地の文にかまけ、己の本分を忘れた結果、ツッコミが弱くなってしまったハリセン。
 もはや、ボケ殺しすらままならぬ!

「神だけに紙って何回使うんや! ツッコまれへんのをいい事にネタぁ使いまわしとるんと違うぞ!」
「ひい!?」
「ボケは安易、ツッコミはしない! …………そんなハリセンに何の存在意義があります」
 ボケなければ生きていけない、ツッコめなければ生きている資格がない。
 母親からの教えを、杏花は正しく実行した。
 一刀一閃、斬結歩。

「下積みから出直してきてくださいな。その時は、神として斬って差し上げますので……紙だけに。うふ、うふふ」
 紙吹雪となったハリセンは――――意識を喪失する間際にこう思った。




(いや、お前もそれ言うんかい!!!!!!!!!!!)




 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミーユイ・ロッソカステル
最後まで、メルエ(f00640)(。)と共に

ξ甘-甘)ξ…………紙よね、あれ。

ξ甘-甘)ξ……濡らせば、よくないかしら?

ξ甘-甘)ξ……メルエ。

ξ甘-甘)ξ……水。

……水でダメなの?
そう……。
なら……『即興劇 第4番』を。
この歌は、ひたすら歌い続ける事で私自身に力を滾らせるもの。
この場合は、歌い続ける、という部分がミソね。
そう――「地の文に牙を剥かれる暇を与えずに、息継ぐ間もなく歌い続ければいい」
差し込む余地がなければ、そもそもなんの効力もないでしょう?
文字通り――行間で抹殺してあげるわ。


メルエ・メルルルシア
○最後までミーユイ((00401)と一緒

おいおい……あんなので叩かれたらオレ、ぺしゃんこじゃねえか
このサイズ差じゃあ、つっこみされる方も命がけだぞ
なるべく近づかないように距離を取って遠距離から水蛇の矢で攻撃しとこう

あのハリセンがどんなに凄くても、所詮は紙製
地の文ごと洗い流してきれいさっぱり終わらしてやる

『ハリセンでは妖精を叩くことは出来ても水を砕く事はできません。
怒った水竜様に飲み込まれてしまいました』ってな感じでどうだ

なあ、巻物って取り返さなきゃだめなんだっけ? ちょっと濡れててもいいよな。オレ達、頑張って戦ったし、許してくれるよな……めでたし、めでたし、って巻物に書いとこうか



 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

「さぁて、ワイの相手は小娘二人か……クク、楽勝やのう」
 素振りを行う地の文の支配者を前に。

「おいおい……あんなので叩かれたらオレ、ぺしゃんこじゃねえか」
 ていうか、恐らく……地の文云々を抜きにして。
 この場に集った猟兵の中で、最もハリセンを驚異に感じていたのが、フェアリーであるメルエ・メルルルシア(宿り木妖精・f00640)だろう。
 25cmに満たない彼女にあのサイズのハリセン、文字通り虫のごとく叩き潰されてしまいかねない。

ξ甘-甘)ξ「…………メルエ」
 しかし、その傍らに立つξ甘-甘)ξ(眠れる紅月の死徒・f00401)は、落ち着いた様子で敵の姿を眺めていた。

 メルエ→゚  「ミ、ミーユイ。もういいんだぞそれやめても……一応地の文出てきたし」
ξ甘-甘)ξ「あら、そうなの?」
 メルエ→゚  「お、おう」
ξ甘-甘)ξ「………………」
 メルエ→゚  「………………」
ξ甘-甘)ξ「……紙よね、あれ」
 メルエ→゚  「(気に入ったのかな……)だな」
ξ甘-甘)ξ「……濡らせば、よくないかしら?」
 メルエ→゚  「…………」
ξ甘-甘)ξ「……メルエ」
 メルエ→゚  「おう」
ξ甘-甘)ξ「……水」

「ってことで――――綺麗サッパリ洗い流してやる!」
「何がってことでじゃい!!!!」
 ハリセンボディプレス、即ち凄まじいツッコミが、メルエ向かって放たれた。
 しかし!

「悪いな――オレたちとお前じゃ相性が悪いぜ!」
「はっ! 何かと思えば……ワイに勝てる奴なんて存在せえへんのや!」
「それはどうかな! 『ハリセンでは妖精を叩くことは出来ても水を砕く事はできません。怒った水竜様に飲み込まれてしまいました』……っと!」
 メルエがそう語った瞬間、周囲の空間から突如、水の竜が出現する。
 和紙に水は、当然天敵、ξ甘-甘)ξとメルエの予測は当たっている!
 だが!

「そんなんが通じると思うんかい!!!!」
 相性など関係ない! とばかりに、ハリセンは己の周囲に暴風を作り出し、水を風で弾き飛ばす。
 そう、地の文の支配は描写の支配。
 本来扱えぬ属性の力すら、容易に使いこなす!
 だが!

「『水竜様は風に飲まれ、その体を飛沫へと変えました。するとどうでしょう、中に居たハリセンはぐっしょりと濡れてしまったのです』――!」
 メルルルシアの物語は口頭の発生による詠唱を通じて行われる“創造”のユーベルコードだ。
 地の文と台詞は、文章の中において等価。
 ならば、改変された地の文に生ずる結果に、メルエの『言葉』は介入できる。

「まさか……ワイと互角やっちゅーんか!」
「物語は過程が大事だろ? 結果だけ見せるのはただの“あらすじ”だ!」
「ほざけ! 結末は変わらへんのや、せやったらまず――――」

ξ甘-甘)ξ「いいえ」
ξ甘-甘)ξ「あなたにもう――そんな時間は訪れないわ」

「お前いつまで顔文字のままやねん!!!!!!!!!!」
ξ甘-甘)ξ「………………」



「あなたにもう――そんな時間は訪れないわ(ビシッ)」


「ミーユイが元に戻った!!!!!」
「ゆるキャラは今日で卒業よ」
「あれはあれで可愛かったけどな」
「ゆるキャラのつもりだったんかい!!!!」
「あら、余計なツッコミをしていていいの? 言ったでしょう――――もうそんな時間は訪れないと」
 そうして、ミーユイは声たかだかに歌い出す。
 《即興劇 第4番(クラヤミエチュード)》。

「歌ぁ!? 歌で何が出来る! お前らはもう――――」
 ハリセンが、一気に巨大化する。
 全てを叩き潰す――暴力の塊。
 これが振るわれれば、二人共無残に潰れて、死んでしまうだろう。

「…………一手遅い」

 ●

『狂気よ 暴威よ 我が身に宿れ 音楽に潜む魔よ 我が正気を受け取りたまえ』
『水よ 風よ 愚かに地を支配したと思い込んだ 哀れなる者を呪いたまえ』
『柔く 淡く その身を崩し 己のあり方を思い出せ』
『竜の怒りは 人の怒り 水の怒りは 天の怒り』
『飲まれよ 狂えよ』
『我が歌は 止まず』
『我が音は 途絶えず』
『我が標は ここに在り』
『水に濡れ 地に落ちた者よ』
『汝を 憐れむ事無く』
『汝を 救う者無く』
『物語は 終幕する』

 グシャグシャに濡れて、力を失った和紙の塊。
 ミーユイが“歌い続けた”結果。地の文の出る余地が存在しなかった。
 圧倒的な声の塊は、時に描写を挟む余裕を奪う。
 歌こそが、ミーユイなりの“描写方法”だから。
 水竜に飲まれたハリセンは、もはや一声も発すること無く畳の上でただの紙になっていた。
 折り目がなくなってしまえば、存在は維持できないということなのだろう。

「これにて一件落着、かしら?」
「…………なあミーユイ」
「お疲れ様、メルエ…………あら、どうしたの?」
「…………巻物って取り返さなきゃだめなんだっけ?」
「あ」
 皆、思い思いに切り刻んだり燃やしたりしていたものだから。
 現存している地の文が、残り少なくなっている。
 ずぶ濡れになったハリセンは、少しでも持ち上げたら破けてしまいそうだ。
 和紙、よく水吸うしね。

「……謝ったら許してくれるかしら」
「オレ達、頑張って戦ったしな…………あ、いいこと思いついたぞ」
「? どうするの? 乾かす?」
「それもいいけど、目の前に地の文が転がってるんだろ? だったらこれでいいじゃんか」
 そこら辺に倒れていた、写本作りに励んでいた忍者から筆を奪うと、小さな体を使って、全身で文字を記す。
 墨がにじむ前に、素早く、手早く。
 地の文にそう書かれたのだから、“その結末”にならざるを得ない。
 即ち。

 ●

 こうして、地の文を巡る戦いは猟兵の勝利に終わり。
 無事、秘密の書を取り戻すことが出来たのでした。

「……めでたし、めでたし!」
 ちゃんちゃん。

 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍 三 卍三卍

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月25日
宿敵 『ボケ殺しのハリセン』 を撃破!


挿絵イラスト