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バトルオブフラワーズ④〜あまい泉はショコラの香り

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

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 そこは、猟兵達の手で着々と攻略が進む『ザ・ステージ』の一角。
 甘い香りが立ち込めるザ・フードステージで、チョコレートの噴水に顔を埋める一匹のオブリビオンがいた。
「がうっ、がうぅー、がうっ♪」
 ビスケットを沈めて舌でキャッチ。ぷかぷかと浮かぶ苺を牙でがぶり。
 そこでは、狼のような姿をしたオブリビオンが、器用にチョコレートフォンデュを楽しんでいたのだった。


「皆、集まってくれてありがとう。ザ・ステージにもっと増援が必要そうなんだ。手を貸してくれるかい?」
 クロード・キノフロニカ(物語嗜好症・f09789)は、チョコレート菓子の袋を開けながら作戦概要を説明し始めた。
「君たちに行ってほしいステージは『ザ・フードステージ』。戦闘前にオブリビオンと大食い勝負をする必要がある、特殊ルール付きの戦場だよ」
 菓子の包み紙を剥がしながら、クロードが説明を続ける。
「ステージに用意されているのはチョコレートフォンデュのセットだよ。つけて食べる食材も色々と用意されているけれど、あくまでメインで食べるべきものはチョコレートのようだ」
 戦場には大きな噴水のようなチョコレートファウンテンが設置され、周りにはチョコレートを絡めて食べるためのフルーツやマシュマロ、カステラ等が一口大に刻まれ山積みになっている。
「ファウンテンから噴き出しているチョコレートを敵より多く食べれば、敵を上回る力で戦うことができるよ。つける物や飲み物は自由に持ち込めるようだね」
 ただし、チョコレート自体に調味料などを加える場合は、自分のぶんをお皿に取ってから加えてほしい、とのこと。
 チョコ菓子を口に含みながらクロードが続ける。
「もぐ……飽きない工夫やチョコレートへの情熱、君たちの持てるすべてをステージにぶつけてきてほしいんだ。むぐ……良い報告を待っているよ。……あぁ、チョコ美味しい……」


椿初兎
 椿初兎です。
 よろしくお願いします。

●チョコレートフォンデュについて
 つける物の持ち込みは自由です。
 つけて食べたいものがたまたま元から用意されていたセットの中にあった、という体でプレイングをかけていただいても構いません。
 何にもつけず直飲みしようとすると、味の濃厚さに飽きて苦戦するかもしれません。

 プレイングお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『チョコットキング』

POW   :    チョコレートテイルズ
【甘味への欲求 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【巨大な溶けかけのチョコレートの尻尾】から、高命中力の【滑らかトリフチョコ】を飛ばす。
SPD   :    蕩けるチョコボディー
【チョコットキング 】に覚醒して【熱々のチョコボディー】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    超硬化チョコボディー
【 超硬化したチョコボディー】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:笹にゃ うらら

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠柊・弥生です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ポク・ョゥョゥ
チョコレートー
大好きー

チョコわんこたんだーぽくだよーぱんだなのー
あがめよー
お隣失礼しましゅー
お手手合わせて〜いただきまーす

チョコは飲み物ー。コップにすくってごきゅー
苺とかアイスとかーマシュマロにつけるのも好きー
後はねー、持ってきたぽくっきーにもつけて食べるのー
チョコは甘くってー、甘いのは幸せでー
ぽくねー、幸せはいっぱい入るんだー

そしたらねー、ぽくがいっぱい増えるよー
いっぱい増えたぽくでチョコ食べ尽くしちゃうのー
フルーツもお菓子もチョコかけてもぎゅー

何だかわんこたんもおいしそー
あー、わんこたんからチョコが飛んできたのー
お口キャッチでおいしー
よーし、お返しだー
いっぱいぽくのひゃくれつぽくぱーんちー




 チョコは甘くて、甘いのは幸せ。
 幸せはみんなで分かち合うもの。
「ぽくだよーぱんだなのーあがめよー」
 ポク・ョゥョゥ(よろしくなの〜・f12425)は元気にごあいさつして、チョコットキングの隣へ。
「がうがうっ?」
 敵意をまったく感じさせないポクのことを、どうやらチョコットキングは一緒にチョコフォンデュを楽しむ仲間と思った様子。
「いただきまーしゅ」
 礼儀正しくお手手を合わせてから、ポクはチョコフォンデュを楽しみ始めた。

「チョコは飲み物ー」
 つやつやとろとろのチョコレートを、まずはコップにすくって一口。
「甘くておいしーのー。わんこたんの食べてるのもおいしそー」
 チョコットキングの食べ方を真似するように、苺やマシュマロをチョコに浸してぱくり。
 スプーンですくってアイスにかければ、熱々とひんやりのバランスがたまらない。
「ぽくっきーにもつけて食べるのー」
 しっとりクッキーにチョコを絡めて頬張れば、口の中に広がるのは幸せの味。
「ぽくねー、幸せはいっぱい入るんだー」
「がぅー♪」
 ポクとチョコットキングは、しばし楽しく仲良くチョコフォンデュを楽しんだのだった。
 だが。

 チョコレートの水面から顔を上げたチョコットキングは、目を疑うようにぱちくりと瞬きをした。
「チョコおいしーのー」
「ぽくっきーおいしーのー」
 先程まで確かに一人しかいなかったはずのポクが、二人に増えていたのだ。
「甘いのー」
「幸せなのー」
 二人のポクがぽくっきーにチョコを絡め頬張る。それぞれのポクが分裂し、同じようにぽくっきーでチョコをすくい上げ口へ運ぶ。
「がうー? がうがう? がうぅーっ!?」
 チョコットキングが危機感を覚える頃には、たくさんのポクがチョコレートの噴水をお行儀よく囲み、チョコを枯らさんばかりのペースで食べていたのだ。
「がうっ、がうぅーーーっ!!!」
 怯えたようにふさふさ尻尾をぴんと立て、チョコットキングがチョコトリュフの弾を飛ばす。
 しかし、その全ては増殖したポクにお口でキャッチされ、無駄撃ちと化した。
「わんこたんチョコおいしー」「ぽくも食べるー」「ぽくもー」「ぽくもー」「ぽくもー」「ぽくもー」「ぽくもー」
 トリュフを食べそこねたポクたちがチョコットキングへと押し寄せる。
 怒涛の反撃を受けたチョコットキングは、抵抗する気力も失せた様子でその場に丸まったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラティナ・ドラッケンリット
「いくぞ、チョコレートファウンテン。チョコの貯蔵は充分か」
ザ・フードステージでスイーツバイキングを前に
グリモア猟兵の責務に徹して
指をくわえるしかできなかった無念
ここで晴らさせてもらう!
カットして来たフレッシュフルーツの数々
マシュマロ、バケット、ミニシュー、ポテトチップス
チョコフォンデュにつける為の食材は思い付く限り持参した
食べ物の恨みの恐ろしさ思い知らせてやる!
私はファウンテンが枯れるまで食べることを止めないぞ!!
ところでチョコットキングのPOWユーベルコードの
滑らかトリュフチョコも大変楽しみだ
健啖であることも冒険者の嗜みであること
そしてビキニアーマーの合理的な敏捷性を見せてやる!




 マシュマロ、バケット、ミニシューにポテトチップス。
 来る前にカットしたばかりの新鮮なフルーツ。
 大量の食材を詰め込んだランチバスケットを手から提げ、ラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)は不敵な笑みを浮かべた。
「いくぞ、チョコレートファウンテン。チョコの貯蔵は充分か」
 奇遇にも、先日自らが予知したフードステージもスイーツバイキング。
 山盛りのスイーツをグリモア越しに指をくわえて見ることしか出来なかったことが、今でも悔しくてたまらない。
「その無念、ここで晴らさせてもらう!」
 まるで戦へ向かう戦士のような勢いで、ラティナはチョコレートの噴水へと駆けた。

「あぁ、美味しい! 私はファウンテンが枯れるまで食べることを止めないぞ!!」
 ミニシューをフォークに刺してはチョコにくぐらせ、口に放り込みながら次はバナナをピックアップ。
 身体にチョコレートが跳ねることも厭わず、極限まで軽量化したビキニアーマーによる敏捷性をフル活用してひたすら食べ続ける。
「食べ物の恨みの恐ろしさ思い知らせてやる!」
「がうがうっ!?」
 そんなラティナの食べっぷりに驚き、チョコットキングは思わず口にくわえたカステラを取り落とした。
「がぅーーっ!!」
 これ以上ファウンテンを荒らされてなるものかと、怒りを込めた様子でチョコトリュフを発射する。
 だが、放たれたトリュフは全てラティナのフォークに受け止められていた。
「あぁ。これも大変楽しみにしていたんだ」
 ひとつ口に含み、満足げに笑む。
 もはやこの健啖な冒険者を止める術はチョコットキングには残っていない。
 しおしおと敗北を認めるチョコットキングをよそに、ラティナはチョコフォンデュを楽しみ続けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アンネリーゼ・ディンドルフ
【SPD】
アンネリーゼは今日もおいしいオブリビオン料理を求め依頼を受ける。

「かわいい『チョコットキング』さんにチョコを付けて、食べてみたいですね」
アンネリーゼのお腹がぐーぐー鳴っている。

UCを発動。超加速モードになる。
こちらは【早業】や【2回攻撃】で攻撃をし、相手の攻撃は【見切り】や【カウンター】で対応する。
戦闘終了まで毎秒寿命を削るリスクはあるが、エルフでグールのアンネリーゼにとっては些細なことだ。

「チョコットキングのチョコレートフォンデュ、いただいちゃいます!」




「チョコフォンデュも、もちろん美味しそうなのですけれど……」
 アンネリーゼ・ディンドルフ(オブリビオン料理研究所の団長・f15093)は、傷付いた体を回復するようにチョコがけマシュマロを貪るチョコットキングの姿を見て、ぐーぐーとお腹を鳴らした。
「かわいいチョコットキングさんにチョコを付けて、食べてみたいですね」
 そう、彼女の目的はあくまで美味しいオブリビオン料理。しかも相手はチョコレートで出来たもふもふアニマルとくれば、それはもう美味しくないはずがない。
 お腹を鳴らしながら、アンネリーゼはチョコットキングへと駆けた。

「がうがうー!!」
 チョコットキングの毛並みがとろりと蕩け、熱々のホワイトチョコへと変化する。
「がうー!」
 熱く溶けた身体でアンネリーゼめがけ突進。溶けたチョコの飛沫が張り付き、素肌を熱く灼く。
「ホワイトチョコ、おいしそうです」
 だがアンネリーゼはそれに怯むことなく再びチョコットキングと対峙した。
「がう……? がうー!」
 次こそは仕留めてやるとばかりにチョコットキングが突進。猛スピードでアンネリーゼへと迫り来る。
 だがアンネリーゼはお腹をぐーぐー鳴らしながらそれを回避。その先にあった物とは――。
「チョコットキングのチョコレートフォンデュ、いただいちゃいます!」
 超スピードでタックルを回避したアンネリーゼの後ろには、チョコの噴水があったのだ。
 勢いあまり噴水へと落ちるチョコットキング。チョコレート色の水面に、ホワイトのマーブル模様が流れる。
「んー、マーブル色のチョコフォンデュ、贅沢でおいしいです」
 2色のチョコに食材を絡め口に運ぶと、アンネリーゼは満足げに微笑むのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

硲・葎
リヴェちゃん(f00299)と
【S】
大食い?うわ、甘そう。
とりあえずこちらは数で対抗しよう。
バイクさんたちにも食べてもらいつつ、自分でも頑張ろ。大食いを使って頑張るよ。
「リヴェちゃん、大丈夫?」
つらそうならかばうを使うよ。
あと、コーヒーにチョコを混ぜてカフェモカにしたり。ホイップにチョコ混ぜてチョコホイップ!ソフトクリームにもかけようか。
催眠術でチョコの味変えれないかな……?ちょっとだけシナモンかけたりしてピリッと!
チョコ尻尾は見切りでトリュフは美味しくそのまま頂きますか。熱い体は残像で逃げつつ、火の属性攻撃で焦がしチョコにしちゃおう。硬化してるなら零距離射撃で彼岸花之葬で吹き飛ばしてやろう。


リヴェンティア・モーヴェマーレ
葎(f01013)さんと
とても大切なお友達

▼アドリブ大歓迎

▼本日のメインの子
イチくん(防御特化な闇属性のフェレット)

▼【WIZ】
大食い勝負…ですカ…
大食い、と言うのは得意ではないノデ少しでも食べやすく工夫しながら脱落しないように努めまショ
葎さん、頑張りましょうネ!
うーん、粉物は結構お腹に溜まってしまいそうなのデ、フルーツ系で攻めた方が良いでしょうカ…
後はしょっぱいものが欲しくなった時用にポテトチップスとポップコーンも添えて…っと
最後に紅茶を用意でス
オーソドックスですが、これが一番沢山たべれそうな気持ち!
葎さんどうデショ!?いけそうですカ?

イチくんも一生懸命頑張ってくれていますシ、私も!(もぐぅ




「大食い勝負……ですカ……」
 リヴェンティア・モーヴェマーレ(ポン子2 Ver.4・f00299)は、噴水のように大きなチョコレートファウンテンを見上げ目を丸くした。
「うわ、甘そう」
 硲・葎(流星の旋律・f01013)もまた、今までに見たこともないほどのチョコレートの海に短く感想を漏らす。
 ともあれ、このステージを守るオブリビオンを倒すには、とにかくチョコをたくさん食べるしかない。
「葎さん、頑張りましょうネ!」
 フォンデュ用フォークを握りしめ、二人は巨大チョコファウンテンへと挑む。

「とりあえずこちらは数で対抗しよう。バイクさん、力を貸して!」
「おー!」
 葎が呼びかけると数人の『バイクさん』達が現れ、気合いを入れるようにフォークを掲げる。
 彼らを率いるように、葎も張り切って食材をフォンデュし始めた。
「リヴェちゃんは大丈夫?」
 一方、リヴェンティアは飽きずに食べられそうな食材をお皿にピックアップしていた。
「少しでも食べやすく工夫しながら脱落しないように努めまショ」
 腹持ちがよさそうなビスケットやケーキなどを避け、フルーツ系を中心に。
 口直し用に、しょっぱいポテトチップスやポップコーンもあったほうが良いだろう。
「イチくんも一生懸命頑張ってくれていますシ、私も!」
 お供のフェレットと共に、リヴェンティアも懸命にチョコフォンデュを食べ始めた。
「つらそうなら私が代わりにいっぱい食べるからね? はい、これ口直し」
 頑張って食べている様子のリヴェンティアを気遣うように、葎がコーヒーを手渡す。
 実はこれにもチョコを混ぜてカフェモカにしているのだが、コーヒーの苦味が加わることで気分転換に丁度良い味わいに整えられている。
「あとは……こうすれば、味の感じ方が変わらないかな?」
 リヴェンティアに目を閉じるよう促し、葎は催眠術をかける。
「不思議、味が変わりましタ。これならたくさんいけそうデス」
 するとあら不思議。甘いチョコが少しビターでスパイシーなシナモン味へと変化したのだ。
 その後も二人は、紅茶を飲みながらチョコホイップやチョコソフトなど色々試しながらマイペースにチョコフォンデュを食べ進めた。

「ところで……」
「敵さん、動きまセんね」
 そう。チョコットキングは今までの猟兵達の猛攻に怯え、超硬化モードで身動きひとつせずに様子を伺っていたのだ。
 つまり、二人が来てから、チョコットキングは一口もチョコを口にしていない。
「これハ、チャンスなのデは!?」
 この隙を逃すまいと、リヴェンティアが管狐を飛ばしチョコットキングの超硬化モードを封じる。
「がうがうー!!」
 防御を封じられたチョコットキングが、悪あがきをするように熱々ボディで二人へと突進する。
 だが、その突進を葎は華麗に避け、リヴェンティアもまたイチくんの防御により難を逃れる。
「焦がしチョコにしちゃおう!」
 反撃するように、葎が妖刀に炎をのせて一閃。
 傷口からカラメルのような香りが漂い、チョコットキングはヨロヨロと膝をついたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

中村・裕美
「チョコレート、せっかくですし色々な食べ方を試してみたいですわ」
「……量食べれれば……それでも構わないけど」
オルタナティブ・ダブルでシルヴァーナと一緒に食べる。
フルーツやポテトチップスも試すが
「……それも……やるの?」
「料理でチョコレートソースなんてものもありますし」
ソーセージや生ハムなどの肉類も試してみる
また、紅茶を淹れて、定期的に口の中の味をリセットし、食べ続けられるようにする

戦闘では裕美が槍で【武器受け】しつつ敵の攻撃をいなし、シルヴァーナがナイフで攻撃
「血潮も熱々のチョコなのかしら?」
「……さっさと……仕留めるわよ」

戦闘後、気になることをポツリ
「……ニキビ……出来たらどうしよう?」




「チョコレート、せっかくですし色々な食べ方を試してみたいですわ」
「……量食べれれば……それでも構わないけど」
 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は、別人格のシルヴァーナと共にチョコフォンデュへと挑戦。
 あくまで作戦と意気込む裕美と、スイーツを楽しむ気満々のシルヴァーナ。
 対照的な白と黒の少女は、それぞれのペースでチョコフォンデュへと挑むのだった。

「フルーツのチョコがけ、絶品ですわね」
「……ポテトチップスで、甘じょっぱく口直し……」
 裕美たちは、まずは定番食材で無難に量をこなす作戦に出た。
 さっぱりした味の紅茶を淹れて、定期的に口直しを挟むことも忘れない。
 そうしてしばらく普通にチョコフォンデュを楽しんだ後。
「……それも……やるの?」
「料理でチョコレートソースなんてものもありますし」
 シルヴァーナがソーセージを取り出し2本同時に臆せずフォンデュ。
 受け取った裕美も、恐る恐る口にしてみるが――。
「……」
「……」
 チョコがけソーセージの味は、読者の皆様のご想像におまかせします。

「……これだけ食べれば……勝てるかも……」
「きっと勝てますわ。行きましょう」
 チョコフォンデュをお腹いっぱい堪能した二人は、チョコットキングと対峙する。
 熱々ボディの体当たりを裕美が槍でいなすと、その隙をついてシルヴァーナがナイフで一突き。
 ルビーチョコレートの飛沫が、紅く甘くシルヴァーナの白い肌を染めた。
「血潮も熱々のチョコですのね。たまらないですわ」
「……さっさと……仕留めるわよ」
 裕美が促すと、傷口をえぐり広げるようにシルヴァーナが何度もナイフを振り下ろす。
 気付けばチョコットキングは溶けてなくなり、辺りには溶けたチョコレートだけが広がっていた。
「……ニキビ……出来たらどうしよう?」
 などと思ったりしながら、裕美は槍を収めるのだった。

 こうして、ザ・フードステージは奪還され、猟兵たちは次のステージへ向かう。
 とろけたチョコのように熱い思いを胸に、このステージへ集まった猟兵たちも次の戦場へ――。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月14日


挿絵イラスト