バトルオブフラワーズ⑨~ミーのチカラは通さないッキー!
●バトルオブフラワーズ⑨~ミーのチカラは通さないッキー!
「猟兵のみんな! 『ザ・ステージ』の制圧作戦に参加してくれて、本当にありがとう!」
と、双葉・翔は、周りの仲間達に深く感謝をすると共に。
「みんなのお陰で、『ザ・ステージ』を制圧できたお陰で、『システム・フラワーズ』内部の戦場への道が開いた様なんだ」
「開いた『システム・フラワーズ』の第一の関門は、怪人幹部の一人、マニアック怪人『エイプモンキー』が守護している様なんだ。ここは、咲き乱れる花々の空間で、花々が集まり足場になる仕組みになってる様なんだ」
「でも、このエイプモンキーが存在する限り、全ての花の足場はこのエイプモンキーに繋がってしまう上、その先に進む道も出現しない様なんだ」
「この『エイプモンキー』は、咲き乱れる花々の空間を転々としている様で、皆に御願いしたいのはこのエイプモンキーを見つけ次第、撃破する、という作戦を遂行して欲しいんだ」
「ただ、この『エイプモンキー』は、皆の使用するユーベルコードを元にして、それを無効化する事が出来るんだ。これを回避するには、その無効化を上回るようなアイディアを考えて、それを遂行する事が必要になる。つまり、自分の力を自分で上回るようなアイディアが必要になるって事なんだ。大変だろうけど、皆の力を合わせて『エイプモンキー』を直ぐに、沢山倒す様に頼むね!」
そして、翔は最後に。
「まだ、『エイプモンキー』は『システム・フラワーズ』の入口に立ち塞がる敵だけど、強敵なのは間違いない。でもみんなならきっと倒せる筈……だから、宜しく頼むよ!!」
と、グリモアを手に、送り出して行くのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
29番目のシナリオ。
とうとう切り拓かれた『システム・フラワーズ』の入口に現れた『エイプモンキー』の討伐依頼です。
エイプモンキーは、猟兵が使用するユーベルコードの設定を元に、そのユーベルコードを無効化する武器や戦術を創造し、回避不能の先制攻撃を行ってきます。
(ユーベルコードで無効化したり相殺した後、強力な通常攻撃を繰り出す形です)
この攻撃は、ユーベルコードをただ使用するだけでは防ぐことは出来ません。
この先制攻撃に対抗する為には、プレイングで『エイプモンキーが自分のユーベルコードに対抗して創造した武器や戦術を、マニアックな理論やアイデアで回避して、攻撃を命中させる』工夫が必要となります。
対抗するためのプレイングは、マニアックな理論であればあるほど、効果が高くなります。
又、このシナリオですが、かなり判定が厳しくさせて戴きます。
失敗の確率も十分に高いものになりますので、参加者の皆様、良く練ったプレイングを掛けて戴く様御願いします。
尚、連携プレイングについては、相手の方のIDの記載を御願いします。
ただ、連携の場合はどちらかのプレイング送信にある程度時間差がある場合、不採用で返却される可能性もあるので、その点だけご了承下さい。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 ボス戦
『マニアック怪人『エイプモンキー』』
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POW : マニアックウェポン
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【敵に有効なマニアックな装置】が出現してそれを180秒封じる。
SPD : マニアックジェット
【敵のユーベルコードを回避する装置を作り】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ : マニアックマシン
対象のユーベルコードに対し【敵の死角から反撃するマシン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:柿坂八鹿
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
須藤・莉亜
「強い敵さんの血は美味しい…はず。」
お腹すいてきちゃったよ。
空喰らいの弱点は、相手が見えなかったら使えないってこと。てことは、敵さんが透明になっちゃったり、僕の視覚を潰されたりしたらピンチなんだよねぇ。
まあ、見えなくても【吸血】衝動に身を委ねれば、ご飯(血)の位置はわかるかな?お猿さんの血は飲んだことないから楽しみ。
死角からの攻撃は悪魔の見えざる手に奇剣を持たせて【武器受け】。僕を守る契約なんだからちっとは働いて欲しい。
一瞬でも隙があれば、敵さんの方に視線を向けて衝動の赴くままに、空喰らいで【吸血】しやすいとこに転移。僕の全力【吸血】で何もかも噛み砕いて、あのお猿さんの血を奪ってやる。
「ふぅん……強い敵さんなんだ。強い敵さんの血はきっと美味しい……はず。僕、お腹空いてきちゃったよ」
須藤・莉亜は、目前の『マニアック怪人『エイプモンキー』』に、くすり、と微笑む。
対する『エイプモンキー』は、包囲しつつある猟兵達に。
『HAHAHA! ミーのスペシャルなパワー、ユー達に見せつけてやるネ!』
とドラミングしながら威嚇、そして次の瞬間……エイプモンキーは、一気に莉亜との間合いを詰めて、流れる様に一閃を叩きつける。
「っ……!」
その一撃を【武器受け】の効果を発動し、見えざる悪魔の手に奇剣を持たせる。
「ほら、僕を守る契約なんだ。ちっとは働いてくれよ」
と、悪魔の手にそう言い捨てる莉亜。
そして次の刻。
エイプモンキーは鼻息を荒くしながら。
『さあ、疾風怒濤のマイパワー全開だゼ!』
と、怒濤の勢いに乗り、更なる攻撃。
莉亜は見えざる悪魔の手で攻撃をうけさせながらも……己自身、接近しての『吸血』攻撃。
エイプモンキーの血を吸い、傷付けるものの……まだまだエイプモンキーは元気に動き回る。
成功
🔵🔵🔴
ミニョン・エルシェ
私の弱点は「視界に収めねば効果を発揮できない」こと。
故に、想定される相手の策は
「常に死角に回る」、「視界に捉われるより早く動く」、「障害物を盾にする」。
私の死角に回る事を選ぶなら「クロさん」で死角をカバー。
ミミズクの視野は110度、人間と合わせれば凡そ280度はカバー可能。
後は、残りの80度か、上から来ると予測が可能、「野生の勘」と「第六感」併用で視界に収めます。
時間停止を克服してくるなら…
「時間」の概念とは「現象事象の変化」、「無数の「瞬間」の点からの、特定の一瞬の切り取り」「体感時間」など様々です。
貴方が克服した「時間」の概念はどれ?
それ以外の概念を用い「カウンター」、木菟ノ凶爪、起動です
そして、エイプモンキーに次に仕掛けるはミニョン・エルシェ。
「……私のユーベルコード。その弱点は『視界に納めねば、効果を発揮出来ない』こと。つまり……想定される相手の策は……死角に回るか、視界に囚われるよりも早く動く……それか、障害物を盾にする、でしょうか」
と、自分自身のユーベルコードの働きを理解し、作戦を立てる。
……対するエイプモンキーは、ミニョンを視界に納めると。
『次の相手、ユーか? 面白くさせてくれるんだろうナァ!!』
と再度ドラミング。
そしてエイプモンキーはミニョンを視界に納め……彼女の時を止めるが如く、攻撃。
ミニョンは、瞬く間に近づき、攻撃してきたエイプモンキーの攻撃をギリギリ受け流す。
「そうですか……貴方が克服してきたのは、体感時間、でしょうか……ならば」
と静かに頷く。
そして、彼女は接近してきたエイプモンキーに対し、カウンターの構え。
エイプモンキーの力任せの攻撃をギリギリで躱しつつも、『木菟ノ凶爪』の反撃で、ちくちくと攻撃し、体力を少しずつ削るのであった。
成功
🔵🔵🔴
アレク・アドレーヌ
相手がこっちの攻撃を回避または無力化して先制攻撃をしてくるとは言うのだが…
攻撃手段っていうか使うUCが意訳すれば【使ってる間だけ指定されてる技能を持ってるのと同じ扱いになる】であって
攻撃事態はただ殴るだけだしこれ無力化されても別にどうとでもなりそう(無力化されたとしてもその技能が使えないだけな為別段戦闘には影響が出ない)な予感がするんだが。
…まぁ攻撃事態は『ただ殴るだけ』 だからそっちで対策取って距離を取って遠距離戦でこられそうな予感がするため殴ると思わせといて仕込んどいたスプレーガンで遠距離戦仕掛けるフェイントを混ぜた方がいいかな。
しかしまぁどう無力化をするかは気になるがね
(アドリブ歓迎
続くエイプモンキーに対峙するは、アレク・アドレーヌ。
仲間達の攻撃に先手を打ち、仕掛けてくるエイプモンキーの動きを目の当たりにして。
「……相手がこっちの攻撃を回避、または無力化して先制攻撃をしてくると言うのだが……こうやって無力化というか、先手を仕掛けてくる相手か。確かに厄介ではあるな」
……しかしながら、かくいう彼のユーベルコードは、元々ないいわゆる技能熟練度を負荷されるもの。
「俺のは攻撃のみ。ただ殴るだけだし、無力化されても別にどうとでもなる」
と自分自身に頷く。
そして、そのまま彼はエイプモンキーに死角から接近。
『OH! シンプル・イズ・ザ・ベスト!! そういうのも面白いネ!』
とアレクのユーベルコードを読み込んだ彼は、拳で鎧無視の2回攻撃。
拳対拳の応酬……お互いに全力で敵の体力を削る。
ただ、単純に拳で殴り合うだけでは、優位に持ち込むのは難しい……それ故、殴るモーションをとりながら、仕込んで置いたスプレーガンを敵の顔面めがけて吹き付け、時折目眩ましを織り交ぜる事で、僅かながらも優位に戦況を進めるのであった。
成功
🔵🔵🔴
花盛・乙女
ふふ、珍妙な戦場には飽いていたところだ。
ここは一つ猿回しでも演じてみるとしようか。
愚直な剣なれば弱点は透けて見えよう。
だが本質をそこに置かなければ果たしてどうなるか。
【黒椿・乱形果】、伝家の悪刀に宿りし化生を起こす技だ。
口も過ぎれば耳も鼻も過ぎたる煙の化生。
弱点を指摘と言ってもおいそれとは思いつきはすまい。
さぁ、どう出る!?
と、迫真の演技でさも隠し玉がそれであるように振る舞う。
悪いな黒椿、貴様は囮だ。真打はこの拳。
私に流れる羅刹の血の成す『怪力』による『鎧無視攻撃』『鎧砕き』の力を得た必殺の拳骨だ。
相手の手にあわせ『カウンター』で見舞ってくれる。
ふっ、躾の悪い獣にはやはりコイツが一番だな!
胡・翠蘭
花畑は素敵ですわね――ですが、ええ。
オブリビオンは等しく、骸の海に還って頂かなくては。
ですから、どうぞ…お帰り下さいませ?
UCを無効化…でしたら、UCの弱点をいっそ克服してみましょう
このUCは透明化し、相手の不意を突いて暗殺するように攻撃する行動に向いておりますが、体温や物音で相手に気付かれてしまうデメリットがございます
ですが、忍び足で気配を殺した上で属性攻撃の炎と氷の魔法を活用して、防具改造を施したわたくし自身の体温を周囲の温度と同化させれば――わたくしの存在を感知することは難しくなるのではないでしょうか?
最中の疲労は致し方ありませんが。
そうして近づいて、マヒと気絶を齎す毒の攻撃を致しますわ
「そうですか……花畑は素敵ですわね。ですが……ええ、オブリビオンは等しく、骸の海に還って戴かなくてはなりません」
静かに、かつ妖艶に微笑む胡・翠蘭。
仲間達のユーベルコードを上手く利用し、先手の一手、及び攻撃手段に使うエイプモンキー。
その動きを見定めつつ、敵の動きが少し鈍りつつある事に気付いた彼女。
「多少……動きが鈍っている様ですわね。ならば今こそ、私のユーベルコードを使うべき時かもしれません」
と言うと共に、すっ……とエイプモンキーに触れる胡。
……すると、エイプモンキーの体は少し透明気味に変わる。
『WHOOO! これは面白えナ!!』
指を立て、またもドラミング。
そんなエイプモンキーの動きに花盛・乙女も。
「私達のユーベルコードを利用し、自分の力にする……か。中々のものだ。しかし今迄の『ザ・ステージ』の様な珍妙な戦場には少々飽いていた所。ここは一つ、猿回しでも演じてみるとしよう」
と、黒椿をその手に掲げる乙女。
そして黒椿から現れた、煙の化生を起こすと……エイプモンキーも、乙女のユーベルコードを見て、同様の煙の化生を作り出す。
透明になりつつある体に産み出されたその煙……逆にそれがその居場所を知らしめる。
ただ、エイプモンキーとしては、そこまで考えが回っていない様で……煙の化生と共に猟兵達に攻撃を仕掛ける。
その攻撃を、胡が惹きつけつつ……カウンターに、エイプモンキーの体にマヒと気絶の効果がある毒の』一刺しを突き立てる。
『グゥォ……!?』
突如突き立てられたその一撃に、目を見開く。
しかし、そこに乙女が。
「躾の悪い獣には、やはりコイツが一番だな!!」
と、彼女の身に流れる羅刹の血から成る怪力を発動。
煙の化生諸共、両者を抱きかかえ、そのまま持ち上げ、地面に向けて叩きつける『鎧砕き』の一撃。
「真打ちこそこの拳。さあ……一気阿世に責め立てるぞ!」
と乙女が仲間達に号令。
その号令一下、猟兵達は一斉に周囲を囲み……猛攻。
今迄のユーベルコードで反撃しようとするも……勢い付いた猟兵達に容易く対抗出来るような残り体力もない。
そして……。
『クソッ!! こんな、こんなはずじゃネエエエ!!』
と、恨みの籠もった断末魔の叫び声と共に、エイプモンキーは骸の海へと沈み逝くのであった。
大成功
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