バトルオブフラワーズ⑨〜行けば花咲く
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カチュア・バグースノウは堅い表情で現れた。
「みんなのおかげでザ・ステージの制圧に成功したわ。
次はシステム・フラワーズ内部へ侵入できる。第1の関門は怪人幹部のひとり、マニアック怪人『エイプモンキー』が守護してるわ。
システム・フラワーズの内部はね、足場が花になるの。踏んだ先が花が集まって足場ができるってわけ。だから安心して駆けて!
敵のエイプモンキーは倒しても、何度でも骸の海から蘇るわ。だからみんなには力を合わせて一気にカタをつけてほしいの。
こいつ、あたしたちの戦術をなんだかんだウンチクを言いながら撃ち返してくる。だからみんなには、それ以上のウンチクでエイプモンキーを言い負かしてほしい。
まあ……言葉のマウント取ってほしいの。
簡単じゃないのはわかってるわ。けど、みんなならできるわよね?」
カチュアは勝気に笑いグリモアを掲げた。
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エイプモンキーは、猟兵が使用するユーベルコードの設定を元に、そのユーベルコードを無効化する武器や戦術を創造し、回避不能の先制攻撃を行ってきます。
(ユーベルコードで無効化したり相殺した後、強力な通常攻撃を繰り出す形です)
この攻撃は、ユーベルコードをただ使用するだけでは防ぐことは出来ません。
この先制攻撃に対抗する為には、プレイングで『エイプモンキーが自分のユーベルコードに対抗して創造した武器や戦術を、マニアックな理論やアイデアで回避して、攻撃を命中させる』工夫が必要となります。
対抗するためのプレイングは、マニアックな理論であればあるほど、効果が高くなります。
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蒼銃
OPを読んでいただきありがとうございます。
初めまして、こんにちは、蒼銃と申します。
かなりずる賢いお猿の話です。
●ボス戦
エイプモンキー
けっこうつよい
一体
口うるさい
●判定について
厳しめです。
よろしくおねがいします。
第1章 ボス戦
『マニアック怪人『エイプモンキー』』
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POW : マニアックウェポン
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【敵に有効なマニアックな装置】が出現してそれを180秒封じる。
SPD : マニアックジェット
【敵のユーベルコードを回避する装置を作り】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ : マニアックマシン
対象のユーベルコードに対し【敵の死角から反撃するマシン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:柿坂八鹿
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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「ケケケ!」
エイプモンキーは宙を花散らしながら駆けていた。
「猟兵如きが俺様に勝てるとは思わんな! ケケケ! どんな口が上手い奴がきても追いかえしてやる!」
煽る。煽りよる。
なんならお尻ペンペンして煽ってくる。
ステイ! 手を出すな猟兵! 出すなら口だ!
エイプモンキーの安い挑発に乗るなら、エイプモンキーより頭脳の高さを、ウンチクの豊富さを魅せるがいい!
蛇塚・レモン
知識をフル活用して戦うなんて頭いいねっ!
でもこっちも負けないよっ!
<WIZ>
まずは蛇神様を召喚
ここで登場するのは『相対性理論』!
敵のマシンは無から有を生み出す
つまり『E=mc2』の公式によればエネルギーを消費すれば無から物質が発生する
時に蛇は熱源(エネルギー)の変化に敏感な生体センサーが備わっていて、
あたいも蛇神様を通じて第六感と神通力で感知が可能
つまりこの先制攻撃はあたいにとって『予測可能』!
蛇腹剣クサナギを踊るように振り回して出現したマシンを破壊、
すかさず蛇神様の破壊念動波でお猿さんを攻撃っ!
(念動力+鎧無視攻撃+衝撃波+マヒ攻撃)
敵のユーベルコードと動きを封じてから蛇腹剣で一閃するよっ!
グラディス・プロトワン
ユーベルコードにカウンターか……
上から下まで全部カウンターまみれじゃないか!
……こちらがユーベルコードを使わなければどうなるんだ……?
カウンター出来ないはずだな。
と、なれば。
ここはあえてユーベルコードを使わずに戦いを挑むしかあるまい。
強力な敵ではあるが、殴り合いに持ち込めればウォーマシンの【怪力】の真価も発揮できるはずだ。
ただ、俺一人では荷が重いだろうな。
俺が先陣を切った後に誰か続いてくれると良いが。
(相手がカウンターを諦めれば、他の猟兵のユーベルコードが刺さる瞬間があるかもしれないな)
※アドリブ・連携などお任せします
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蛇塚・レモンはニッと口角をあげて笑った。傍らには白い身の丈以上もある蛇神様が細い舌をペロリと出して現れる。
「知識をフル活用して戦うなんて頭いいねっ!
でもこっちも負けないよっ!」
「ケケケ、そんなでかい奴を出してもこっちにはなにをするかお見通しだな!」
「そうかな?」
「何?」
蛇神様がホワイトボードを取り出す。ホワイトボードにはいっぱいに『相対性理論』と書かれていた。
「それがなんだ?」
「キミのマシンは無から有を生み出す」
エイプモンキーは首を傾げてクエスチョンマークを頭に浮かべる。
蛇神様はホワイトボードを投げ捨てた。
「エネルギーを消費すれば無から物質が発生する。蛇神様にはエネルギーの変化に敏感な生体センサーが備わっていて、あたいも蛇神様を通じて第六感と神通力で感知が可能! つまり、この先制攻撃はあたいにとって『予測可能』!」
「蛇の目で俺様を見ようってか!」
「神通力に勝てるわけないでしょ!」
蛇腹剣クサナギを振り回したレモンの剣を、エイプモンキーは受けた。しかし次の瞬間。
「グッ……! これならどうだ!?」
高速冷却装置を出現させたエイプモンキー。なんと蛇神様は冬眠してしまった。
「蛇神様っ!」
「ケケケ! さぁどうする!?」
エイプモンキーの前に黒い機体がずっと影を差す。
「上から下まで全部カウンターまみれなら、これでどうだ!!」
グラディス・プロトワンが超接近戦に持ち込んだ。完全にレモンを煽ることで油断しきっていたエイプモンキーの右頬に右フックがめり込む。
「ぶへしっ!」
「ありがとっ」
グラディスはレモンを振り返り、グッと親指を立てる。レモンはその間に、高速冷却装置を破壊して蛇神様を温めていた。
「猟兵同士、力を合わせるのは当然のことだ」
ユーベルコードでのカウンターを危惧し、あえてユーベルコードなしの肉体で挑んだグラディスの戦術は成功した。
怪力も相まって先ほどの一撃はかなり効いたらしい。
ただし。
「く、くそ、ボクシングみたいなマネしやがって……」
猟兵は脳筋だなー! ププー! と煽ってくるエイプモンキー。あの様子ではグラディスの戦術は二度通用しないだろう。
「俺一人では荷が重いが!」
再び果敢に挑んでいくグラディス。今度はレモンと二人、連携してエイプモンキーに挑む。
グラディスの目にも留まらぬ右フックと左アッパー。それを避けるエイプモンキー。
「2体1ならどうかな!?」
避けた先のエイプモンキーを蛇神様で視る。
先程は避けられた蛇腹剣クサナギが抉る。
グラディスの攻撃を避けた先にレモンの攻撃が刺さる。逃げ場がない。
「蛇神様、やっちゃって!」
蛇神様からの破壊念動波がエイプモンキーの動きを封じた。
そこに懐に入り込んだグラディスの怪力のみぞおちへの一撃が入る。
「げ、げふ」
倒れ伏し、気絶したエイプモンキー。まだ倒れてはいない、追撃せよ!
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
二天堂・たま
必ず先手を打ってくる相手か…。
その上UCを無効化するUC・UCを回避するUCが得意、と。
ならば直接相手に向けなければいいんじゃないか?
UC:親指チックの相棒を敵の背後に走らせると同時に、
UC:スカイステッパーで敵から離れるように逃げ足。
それだけでは先制攻撃を許してしまうだろう。
攻撃を受ける直前、親指チックの居場所交代で回避する。
そしてボビンケースの鋼糸とカーボン繊維を、早業とロープワークを駆使して捕縛、猟兵の攻撃するスキを作るための時間稼ぎにする。
UC:ケットシーインパクトで戦意を削げばさらに完璧だな。
ワタシが勝つのではない、ワタシが勝ちを引き寄せるのだ。
白鳥・深菜
「宣言するわ。属性指定は<火>よ。
さあ、何を組み合わせてやろうかしら?」
しかし、面白いお猿さんね。
相手の本質を見抜き、受け、見切り返す。
そのスタイルでの強さ、貴方がオブリビオンでなければ尊敬すら覚えるわ。
だからこそ【全力魔法】で挑む。
道半ばのエレファン芸で恐縮だけど、ここは譲れない。勝負よ!
重要なのは【属性攻撃】――これから生み出す現象の本質の属性をブーストする。
「希うは――<火>の――」
そして真の狙いへと【高速詠唱】で組み上げて、放つ!
「――<虹>!望むは、揺らめく虹を生む氷晶の世界!」
ファイヤーレインボー。
すなわち環水平アークの主要素は氷の結晶!
つまり『氷属性』の現象で勝負させてもらうわ!
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(必ず先手を打ってくる相手か……)
後衛で腕を組み、フレンズたちに乗っかる小さな親指チックを従えているの二天堂・たまだ。
「宣言するわ。属性指定は<火>よ。さあ、何を組み合わせてやろうかしら?」
緑の瞳を細めて、白鳥・深菜は前衛に立つ。睨むのは、立ち上がるエイプモンキー。
「お前らは、なんかチョロそうだな」
「「失礼だな」ね」
ハモる2人。
ケケケ! とエイプモンキーは煽る。しかしそんな安い挑発に乗るたまと深菜ではない。
「せっかく面白いお猿さんだって思っていたのに。相手の本質を見抜き、受け、見切り返す。そのスタイルでの強さ、貴方がオブリビオンでなければ尊敬すら覚えるわ」
お、っとエイプモンキーはまんざらでもなさそうに頬を赤らめた。
その隙に、たまは親指チックをエイプモンキーの背後に走らせた。小さな相棒は、照れたり煽ったり忙しいエイプモンキーには見えない。
「ぴー……よっ」
たまはスカイステッパーでエイプモンキーから離れた。その動きを油断なく視線で追うエイプモンキー。深菜は下から攻める。
「道半ばのエレファン芸で恐縮だけど、ここは譲れない。勝負よ!」
深菜にとって重要なのは【属性攻撃】。これから生み出す現象の本質の属性をブーストさせる。
「希うは──<火>の──」
エイプモンキーへ高速詠唱、組み上げる。放つのは。
「──<虹>! 望むは、揺らめく虹を生む氷晶の世界!」
ファイアーレインボー。
キマイラフューチャーの空に虹がかかる。環水平アークの主要素は氷の結晶。
フェイントをかけた『氷属性』の現象がエイプモンキーに襲いかかる。
体が凍るエイプモンキーがふらつく。その背に親指チックと交代したたまが立っていた。
「受けよ、我が奥義!」
てしっ。
かわいい音がしたが、エンプモンキーはケケケ! とたまを嘲笑う。
「ぜ、全然なんともない……ぐ、ぐあーーーーー!!」
エイプモンキーの心に、『悪意』に攻撃したのだ。悪意だらけだったエイプモンキーにはよく効いた。
「ワタシが勝つのではない、ワタシが勝ちを引き寄せるのだ」
ぺしぺしとケットシーインパクトを続けざまにぶち込むたま。もうやめたげて。罪悪感でしにかけてる。
胸を押さえて膝をつくエイプモンキーに、深菜の白銀のレイピアが突きつけられる。
「終わりね」
「……むっ」
瞬きした瞬間だった。気づけばエイプモンキーによく似た身代わりマシンが2人の間に座っていた。
「まだまだやられないぜー! ケケケ」
お尻ペンペンして逃げ去っていくエイプモンキー。
逃げ足と捨て台詞だけは立派だった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
大神・零児
敵行動予測
【自身からレベルm半径を覆う自分の意識】意識範囲拡大を封じる
【それを用いた対象全員の意識に触れる感覚】自身の意識を隠すかダミーを掴ませる
【その感覚により敵意を可視化し回避する意識】敵意を隠す
だが、敵意以外の意識すら創造物や所持していたありとあらゆる物に乗り移るし無機物にも存在を保つための意識はある
システム・フラワーズの花も
UC全開
俺の意識拡大を封じるなら俺の意識に触れなければならない
ならば封じようとしている意識に俺の意識を這わし、敵の意識がつながっている創造物やエイプモンキーが乗り込んでいるメカ、又はシステム・フラワーズの花の意識にも俺の意識を這わせ、それらの意識の波を読み回避と攻撃
セルマ・エンフィールド
……人は見た目によらない、というやつですね。
【褪せぬ氷晶】の弱点は操るものが氷なこと。周囲一帯を超高温にされれば守りを固められるだけでだんだんと溶けていきます。
氷の刃複数と大きな氷の球を作り、球は私の頭上に待機。
攻撃用の刃は移動させるため疑似的な対流が発生し早く溶けますが、待機させている球は対流が起きず、熱伝導率が極めて小さい「空気」が断熱材となること、および体積当たりの表面積がもっとも小さい球形であることから溶ける速度はかなり遅い。
そのため氷の刃が全て溶け切っても氷の球はまだまだ残っています。敵がこちらの技を封じたと誤認したところでだまし討ちのカウンター、球を落下させ質量で押しつぶします。
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大神・零児は両目を閉じる。敵の行動を「予測」する。
自らの意識を極小範囲に抑え、意識を隠しダミーを泳がせる。網にかかった感覚からエイプモンキーの敵意を可視化して回避。
しかししばらくは待つだけの戦法。それをフォローするように、セルマ・エンフィールドが前に出た。
「……人は見た目によらない、というやつですね」
戦術はまずは語らない。見破られてしまっては元も子もない。
『褪せぬ氷晶』の弱点は操るものが氷であること。周囲一帯を超高温にされれば、守りを固められるだけでだんだと溶けていく。
「わかりやすい網に、この冷たいのは氷か? ケケケ、わかりやすいな!」
セルマは氷の刃と大きな氷の球を作り、頭上に設置する。
「これはダミーだな!」
零児の意識を探っていた、自信満々にエイプモンキーが零児のダミーにかかる。
「わかりやすいのはお前も同じだな」
エイプモンキーの足元から咲く花に意識を這わせる。悪意を持った攻撃を避け、反撃、持っていた刀で反撃する。
「ぐっ……!? なぜ攻撃を! ダミーじゃなかったのか?!」
「敵意以外の意識すら、創造物や所持するありとあらゆるものに乗り移れる。それに、お前の足元のような無機物にもな」
「なん……だと……」
エイプモンキーの周囲は零児に完全に“囲まれている”。
「では私の番ですね」
「ケケケ! お前のはわかるぞ、こうだ!」
エイプモンキーは高速高熱ヒーターを出す。セルマは涼しい顔で首を傾げた。
エイプモンキーを狙うようにぐるぐると氷の刃は回っている。
「刃は擬似的な対流が発生し早く溶けますが、待機させている球は対流が起きず、熱伝導が極めて小さい「空気」が断熱材となること。および体積あたりの表面積がもっとも小さい球体であることから、溶ける速度はかなり遅い」
「ケケケ、言う通りだなぁ! 動いているやつはどんどん溶けてくぜ! それにそんなでっかい球でどう戦うんだ!?」
完全したエイプモンキーへセルマは武器を向ける。
「“質量”ですよ」
零児の追撃によってエイプモンキーが出したヒーターは壊されていた。
「質りょ……お?」
最大の一撃を加えるために、エイプモンキーの頭上に巨大な氷の球が移動していた。いつの間に。
ポカンと口を開けるエイプモンキーに巨大な氷の球が落ちた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
クロード・キノフロニカ
プラシオライト(f15252)さんと一緒に行動
他の人との共闘も歓迎
どうしてそんなに猟兵の弱点を見つけられるんだろうねぇ?
もしかして、僕達のファンなのかな?
別々の足場から近付いて挟み撃ち
二人で同時に「仲間を狙った、敵の先制攻撃UC」に対してミレナリオリフレクションで相殺しようと試みる
「さぁ、生きてるUCはどーれだ?」
相殺処理を何重にも重ねて混乱を誘い隙を作るよ
隙ができたらまずはこちらに矛先がくるよう挑発
「この程度で混乱しているのかい?可愛いお猿さんだなぁ」
その隙にプラシオライトさんが攻撃したら【傷口をえぐる】で傷を重ね追撃
どうだい? 二人の技の相乗効果は。
プラシオライト・エターナルバド
クロード様(f09789)と共に行動
他の方との共闘も歓迎
さぁ、実験させていただきましょう
私の【カラーチェンジ】は
強制的に貴方の技の効果を変化させて打ち消します
私だけなら対応策を練られてしまうかもしれません
ですが、同じ力を持つ仲間がもう一人いたら…どうですか?
すでに打ち合わせ済みのクロード様と挟み撃ち
「仲間を狙った、敵の先制攻撃UC」を相殺します
もしダメージを受けたら
即座に回復薬を飲む又は回復薬弾を撃つ
世の中は予測不能なことも多いと思いませんか?
クロード様の挑発に敵が乗れば
トリックスターで敵の足を引っ張って体勢を崩し
念動力でエレノアを操作
敵の死角から光属性の衝撃波で攻撃
連携攻撃を続けましょう
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クロード・キノフロニカは翠の目を瞬かせて首を少し傾げた。
「どうしてそんなに猟兵の弱点を見つけられるんだろうねぇ? もしかして僕達のファンなのかな?」
「クロード様……少し自意識過剰かと」
「だよねぇ」
プラシオライト・エターナルバドは色の違う両目でクロードを呆れたように見る。冗談だと笑うクロードに、クスリと笑って。
「さぁ、実験させていただきましょう」
キリと表情を変え、エイプモンキーを怜悧な瞳で見つめる。
「ケケケ、どんな攻撃でも打ち返してやるぜぇ!」
「自意識は向こうのほうが過剰だね」
「ご冗談はほどほどにお願いいたします」
「はーい」
軽口を叩き合うクリスタリアンとミレナリィドールに、エイプモンキーは気分を害したようだ。顔を真っ赤にしてプンスカしている。
「俺様を無視するなー!」
「では、一つ私からお話を。私の【カラーチェンジ】は強制的に貴方の技の効果を変化させて打ち消します。私だけなら対応策を練られてしまうかもしれません。ですが、同じ力を持つ仲間がもう1人いたら……どうですか?」
「ケケケ! また打ち返すだけさ!」
「マウントだけはお得意のご様子ですね」
クスリと笑みをこぼすプラシオライト。
プラシオライトが語る間に、クロードは別の足場に移っている。その様子をエイプモンキーは横目で伺っていた。
「ケケケ! 口だけはよく回る猟兵だな! これでも食らえ!」
マニアックマシンを発生させ、爆弾でクロードの死角から狙う。先制攻撃。それを避けてクロードはミレナリオリフレクションをぶつける。
「配合番号09。効能は【事象の停止】です」
プラシオライトが放つのは、髪から採ったアメグリーンの薬。
投じられた薬品は爆弾に直撃。停止する。
「さぁ、生きてるユーベルコードはどーれだ?」
残ったのはクロードのミレナリオリフレクション、爆弾。
エイプモンキーが放ったものと同威力の爆弾は命中して、エイプモンキーは動揺する。
「ちくしょー!? 反射するなんて卑怯だぞ!」
「卑怯なのは──」
「──どちらです?」
さらに距離を詰める2人、クロードが刀を向けてニコリと笑う。
「仕掛けなければ、こちらには攻撃できないかな? 賢い、と聞いていたけどその程度?」
「なんだと!? くそっこれでもくらえ!」
「世の中には、予測不能なことも多いと思いませんか?」
透明なワイヤーフックでもって、攻撃しようとしたエイプモンキーの足元をひっくり返す。
「グワー!?」
エイプモンキーの鼻先に年動力で光の精霊銃、エレノアを突きつけ。
「そろそろおしまいにしませんか?」
後ろにはクロードが刀を構えていた。逃げ場がない。エイプモンキーは前後を振り返り、後衛のプラシオライトを選んで飛びかかった。
「まだまだーーー!!!」
クロードの傷口をえぐる攻撃と、プラシオライトのエレノアの光の精霊銃の銃口が煌めく。
エイプモンキーは倒れて、動かなくなる。静かになった戦場をクロードとプラシオライトは目配せして後にした。
「なんか、ハリボテみたいなボスだったね」
「ええ、ですが、そのハリボテに惑わされず戦うことが重要でしたね」
難解な相手でした、とプラシオライトは呟いた。
エイプモンキーは倒されたが、また骸の海から蘇ってくる。まだ戦況はわからない。
猟兵たちよ、戦場を駆けろ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴