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バトルオブフラワーズ⑨~絶対無敵エイプモンキー!

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #エイプモンキー

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●キマイラフューチャー
 ザ・ステージを全て制圧し、猟兵達がやってきたのは、システム・フラワーズの内部に広がる戦場であった。
 システム・フラワーズの内部は、咲き乱れる花の空間。
 沢山の花が集まって足場になる仕組みになっており、そこを移動する事によって、次の場所に進む事が出来るようになっていた。
「ウヒャヒャヒャヒャ! まさか、ここまで来るとはすげぇじゃねーか! だが、お前達の快進撃も、ここまで! 俺が存在している限り、先に進む事なんて出来ないぜ!」
 だが、その行く手を阻むようにして現れたのは、エイプモンキーであった。
 エイプモンキーはシステム・フラワーズ第一の関門を守っており、咲き乱れる花々の空間を転々としていた。
 そのため、ここから先に進むためには、エイプモンキーを倒す必要があった。

●ガジルからの依頼
「モンキーなんだよ♪」
 ガジル・コリアンダー(キマイラのスカイダンサー・f00907)が猟兵達を前にして、今回の依頼を説明した。
 今回の依頼はエイプモンキーを倒す事。
 ただ、それだけだが、エイプモンキーを倒すのは、容易な事ではない。
 何故ならエイプモンキーは『自らの想像力が及ぶ限りのあらゆるものを創造できる能力』を持っており、猟兵達のユーベルコードを無効化して、回避不能の先制攻撃を仕掛けてくるようである。
 これを防ぐためには、エイプモンキーが自分のユーベルコードに対抗して創造した武器や戦術を、マニアックな理論やアイデアで回避して、攻撃を命中させる工夫が必要となるようだ。
 そのため、似たようなユーベルコードであっても、マニアックな理論によっては、攻撃を命中させる事が出来るかも知れないという事だった。


ゆうきつかさ
 この依頼は判定が厳しめになっています。
 そのため、ユーベルコードに対抗する方法をプレイングに書かない限り、必ず「失敗」か「大失敗」になります。
 エイプモンキーは、猟兵が使用するユーベルコードの設定を元に、そのユーベルコードを無効化する武器や戦術を創造し、回避不能の先制攻撃を行ってきます。
(ユーベルコードで無効化したり相殺した後、強力な通常攻撃を繰り出す形です)
 この攻撃は、ユーベルコードをただ使用するだけでは防ぐことは出来ません。
 この先制攻撃に対抗する為には、プレイングで『エイプモンキーが自分のユーベルコードに対抗して創造した武器や戦術を、マニアックな理論やアイデアで回避して、攻撃を命中させる』工夫が必要となります。
 対抗するためのプレイングは、マニアックな理論であればあるほど、効果が高くなります。
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第1章 ボス戦 『マニアック怪人『エイプモンキー』』

POW   :    マニアックウェポン
対象のユーベルコードの弱点を指摘し、実際に実証してみせると、【敵に有効なマニアックな装置】が出現してそれを180秒封じる。
SPD   :    マニアックジェット
【敵のユーベルコードを回避する装置を作り】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ   :    マニアックマシン
対象のユーベルコードに対し【敵の死角から反撃するマシン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:柿坂八鹿

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

セレヴィス・デュラクシード
■POW戦
「にゃー!もうコレしか方法が思い浮かばないんだよー!」
基本殴る蹴るな戦法のボクが搦め手を狙うとしたら消去方的に【一生添うとは狐の習い】で誘惑するしか方法が思い浮かばないんだよ(自棄

ボクの魅力の弱点‥‥どーせお尻が赤くないとか、子供っぽいって言われるに決まってるんだよ
指摘と実証して貰おうじゃないのさ!
【狐の威を借る狐】で指摘された部分を修正したパーフェクトボディな分身を出して二人掛りで誘惑してやるんだから
つまりボクの魅力の弱点を実証させなければいいんだよね?
最終的にはボク無しには生きて行けない位メロメロにしてやるんだからっ!(自暴自棄

もし胸が無いって言ったら‥‥覚悟して貰うんだよ



●対決エイプモンキー!:セレヴィス編
「にゃー! もうコレしか方法が思い浮かばないんだよー!」
 セレヴィス・デュラクシード(複製サレシ幻想ノ狐姫・f04842)にとって、それは最終手段に等しい行為であった。
 だが、これしかない。
 基本、殴る蹴るの戦法で戦うセレヴィスにとって、消去法で残ったのは、【一生添うとは狐の習い(キツネノユウワク)】であった。
 もちろん、何の迷いも無かった訳ではない。
 むしろ、迷いまくり。
 まるで迷宮に迷い込んだような錯覚を覚えつつ、最終的に選んだのが……これだった。
 故に、躊躇いと後悔が行列となって、頭の中に並んでいるものの、ここで迷っている場合ではないッ!
 即座に【一生添うとは狐の習い(キツネノユウワク)】を発動させ、劣情を煽り立てる扇情的なモノに自らの衣装に変形させ、自身の尊厳やら理性やらその他諸々の大切な何かを代償に、男女問わず魅了し理性喪失させるフェロモンを漂わせた。
「ヒャッハー! こりゃあ、イイ! だが、つるぺたに扇情的な衣装など、不要ッ! せっかくの良さを殺して、どうする!? もっと、ぺたんこを誇れ! 平らである事に、胸を張れ!」
 その途端、エイプモンキーが、駄目出しッ!
 これが対抗策なのか、どうなのか、よく分からないが、セレヴィスのつるぺたを……大絶賛ッ!
 むしろ、つるぺた界の女王になるべきと、褒めまくり!
「ほ、褒められているはずなのに……全然、嬉しくないんだよ……」
 しかし、セレヴィスの気持ちは複雑。
 褒められているはずなのに、心の深い部分まで抉られ、そこに花を植えられているような感覚。
 表面上は褒めているように見せているが、実際には言葉がスコップ状の刃物となって、セレヴィスの心にザクザクと突き刺さっていた。
 それ故に、セレヴィスは涙が止まらなくなった。
「……ん? ぺたんこ?」
 そこでセレヴィスが、気づく。
 このワードが出た時点で、まったく褒められていなかった事を……!
「……と言うか、全然褒めていないんだよ!」
 次の瞬間、セレヴィスが涙目になりつつ、駄々っ子パンチを繰り出したものの、既にエイプモンキーの姿はなかった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

秋山・軍犬
戦闘は事前の準備から始まっている…
グリモア猟兵の転移前にアイテムの軍犬フルコース
メイン・スープ・デザートを食べ強化
キマフュの危機なので限界突破のフルコースゴールデン発動

転移後、敵を確認次第、音速で突っ込み圧力拳
想像、思考する時間を与えない作戦

発動後のゴールデンに有効な対策は飯を吐かせ強化解除だが

軍犬は先の戦争の白騎士戦
(銀河帝国攻略戦⑳~白い明日を切り開け!)において
UC:収束する運命の白光を零距離で背後から
直撃を受け、飯を吐く事を強要されても
フードファイターの矜持で強化を維持した男である
結果は苦戦だったが…

そんな男が音速で殴りに来る間に
白騎士のUC以上の何かを想像し創造出来れば
敵の勝ちである



●対決エイプモンキー!:軍犬編
「んああああああああああああ! なんだ、テメエは!」
 エイプモンキーにとって、それは予想外の攻撃だった。
 間一髪で致命傷を避ける事が出来たものの、胸元には忌々しい痕が残っていた。
「……戦闘は事前の準備から始まっている」
 その視線の先に立っていたのは、秋山・軍犬(悪徳フードファイター・f06631)であった。
 ここに転移してくる前に、軍犬は軍犬フルコース:メイン(マッシロマツタケの炊き込みご飯おにぎり)、スープ(ワイバーンテールスープ)、デザート(迷宮ショコラ)を食べ、【フードスペシャリテ・フルコースゴールデン】を発動させていた。
 その上でシステム・フラワーズの内部に転移し、音速でエイプモンキーに突っ込み、圧力拳を食らわせた。
 ある意味、それは賭けであった。
 タイミングを間違えば、かすりもしない危険な賭け。
 だが、軍犬はその賭けに勝った。
 ……まさに奇跡ッ!
 故に、エイプモンキーは対抗策を講じる余裕もなく、攻撃を喰らってしまったのだから……。
 もちろん、エイプモンキーも即座に反撃を仕掛け、軍犬が食べていたモノを吐かせたが、いまさら無効化させたところで、攻撃を食らった事実を消す事は出来なかった。
「畜生っ! 畜生っ! 畜生っ! 卑怯な真似をしやがって! だが、次はねぇぞ! これは、まぐれだ! 同じ手は喰わねぇからなッ!」
 そのため、エイプモンキーは捨て台詞を残し、逃げるようにして別の場所に移動するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

尾守・夜野
…そもそもだ
この剣は焼けている
繰り返す悪夢によって常に焼け続けているという方が正しいか

普段は止めているのだが…

まぁ、封印を解くというのは熱を放つに等しい訳だ
放つのは火じゃなくて呪い

…それも解ければという奴だが

まぁ、無理だよな!

だから…スレイに乗って3分間逃げ続けよう

~おがみ3分くっきんぐ
ついでに背中の上で調理開始
今日は新鮮なバナナを使ったバナナケーキだ

黒剣を調理器具に次々変えながら回避&調理 香り撒き散らす
飯テロ

時短(~した物が~)を交え(早業)
後は焼くだけとなった時に…
あぁ!封印が解ければ焼けるのに!と叫ぶ

自分で止めさせ…
たっぷり愛(呪い・毒)の籠ったケーキをホールインワン!


要するに:ネ タ



●対決エイプモンキー!:夜野編
「……対抗策ねぇ。そもそもだ。この剣は焼けている。繰り返す悪夢によって常に焼け続けているという方が正しいか。まぁ、封印を解くというのは熱を放つに等しい訳だ。放つのは火じゃなくて呪い。それも解ければという奴だが……まぁ、無理だよな!」
 そんな中、尾守・夜野(墓守・f05352)は、これと言った対抗策が浮かばず、スレイ(スレイプニール)に乗って、エイプモンキーから逃げていた。
「ウキィ!? 何故、逃げる!」
 エイプモンキーも、これには驚き、全力で追いかけた。
 おそらく、これは……罠ッ!
 もしかすると、何か作戦があって逃げているのかも知れない。
 そう思えてしまうほど、夜野が乗ったスレイは、全速力で逃げていた。
 だが、夜野はノープラン!
 それどころか、スレイの背中に乗って、調理開始ッ!
 絶妙なバランスで作るソレは、エイプモンキーを必要以上に不安な気持ちにさせた。
「い、一体、何をする気だァ!」
 そのため、エイプモンキーも、困惑状態。
 何をしたいのか、まったくする事が出来ないため、嫌な予感だけが爆発的に膨らんでいた。
「どうやら何も分かっていないようだな!」
 その間も夜野は勝ち誇った様子で、黒剣を調理道具に変えながら、バナナケーキを作っていた。
「何故、バナナ……」
 エイプモンキーが、さらに困惑。
「そこにバナナがあったから……」
 ……夜野の言葉に迷いはない。
「あぁ! 封印が解ければ焼けるのに!」
 そして、後は焼くだけになった時、夜野が【ブラッド・ガイスト】を使い、自らの血液を代償にして武器の封印を解き、殺戮捕食態に変化させた。
「……って、あれ?」
 そこで夜野が我に返った。
 既にエイプモンキーはいない。
 どうやら、全く予想不可能な行動に、エイプモンキーが警戒し、『コイツと関わったら、間違いなく酷い目に遭う』と判断したようである。
 そのせいか、スレイも困った様子で、夜野の顔を見つめていた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

大神・零児
敵行動予測
【自身からレベルm半径を覆う自分の意識】意識範囲拡大を封じる
【それを用いた対象全員の意識に触れる感覚】自身の意識を隠すかダミーを掴ませる
【その感覚により敵意を可視化し回避する意識】敵意を隠す

だが、敵意以外の意識すら創造物や所持していたありとあらゆる物に乗り移るし無機物にも存在を保つための意識はある
システム・フラワーズの花も

UC全開
俺の意識拡大を封じるなら俺の意識に触れなければならない
ならば封じようとしている意識に俺の意識を這わし、敵の意識がつながっている創造物やエイプモンキーが乗り込んでいるメカ、又はシステム・フラワーズの花の意識にも俺の意識を這わせ、それらの意識の波を読み回避と攻撃



●対決エイプモンキー!:零児編
「……随分と疲れているようだな」
 一方、大神・零児(人狼の妖剣士・f01283)はグッタリとした表情を浮かべ、その場に座り込んでいたエイプモンキーを発見した。
 エイプモンキーは先程まで誰かを追いかけていたらしく、完全グロッキー状態。
 『この格好で、走るのはシンドイ』と言わんばかりに、涙目であった。
「う、うるせぇ! 黙れ!」
 エイプモンキーが荒々しく息を吐きながら、恨めしそうに零児を睨む。
 すぐにユーベルコードの対策を講じなければならないのだが、走りつかれているせいで、何も考える事が出来ない。
「まあ、だからと言って、容赦はしない」
 すぐさま、零児が【無双の意識(ムソウノイシキ)】を使い、自分の意識で周囲を覆い、それを用いた対象全員の意識に触れ、敵意を可視化し回避する意識を読み取って、エイプモンキーのユーベルコードを無効化しようとした。
「そんなモノじゃ、俺を倒す事なんて出来ないぜ!」
 エイプモンキーが、その上を行く勢いで、それに対抗ッ!
 即座に零児の意識拡大を封じ、ダミーの意識を掴ませ、自らの敵意を隠そうとした。
 だが、そうする事は、予測済み!
 エイプモンキーが意識拡大を封じるため、零児の意識に触れた瞬間を狙って、自らの意識を這わせ、エイプモンキーの意識に繋がると、そこからありとあらゆる周囲の意識に触れ、さらに深いところまで潜り込んでいった。
「う……、気持ちが悪い」
 その途端、エイプモンキーが青ざめた表情を浮かべ、口元を押さえてヨロめいた。
 それは本能的なモノ。
 これ以上、零児の意識に触れていると、自我が崩壊してしまうと、判断したためであった。
「……甘いな!」
 それと同時に零児が攻撃を繰り出し、エイプモンキーの壊れかけていた胸部パーツを木っ端微塵に破壊した。
「ウッキー! 今のはナシだ! 覚えていろ!」
 そう言ってエイプモンキーが逃げるようにして、その場から姿を消した。

成功 🔵​🔵​🔴​

オクタ・ゴート
成程、此方弱点を反証するユーベルコード……ふむ、しかしです。

私の【燃える汚泥の鞭】は属性攻撃を主とした技、鞭以上に攻撃の核となるのは炎。つまり召喚されるのは炎を消すことに重点を置いた機械でしょう。
しかし炎を着けない鞭ならば【影に潜む汚泥の鞭】として、怪力や捨て身の一撃をも可能とする物理攻撃が主。残念ながら触手は切断されてもすぐに生えますので問題は御座いません。さあ、果たして如何様に防ぐのでしょうね?
盾をはじめとした防御策ならこちらのもの、鎧砕きで突破。
なんらかの反撃を講じるならば覚悟を以て耐え、そして破壊工作で無力化。
――小賢しく、臆病に、山羊らしく参りましょう。
【判定POW・共闘改変歓迎】



●対決エイプモンキー!:オクタ編
「……成程、此方弱点を反証するユーベルコード……ですか。ならば、この場合は炎を消す事に重点を置いた機械……という訳ですね」
 一方、オクタ・ゴート(八本足の黒山羊・f05708)は【燃える汚泥の鞭(ダーティー・ウィップ)】を使い、鞭状に変化した触手と黒い体液で、エイプモンキーを攻撃しようとした。
「いや、消す必要は……ねぇ」
 すぐさま、エイプモンキーが鞭状に変化した触手を伸ばし、オクタの触手に絡みつかせて取り込んだ。
 その途端、鞭状に変化した触手が、オクタの意志に反して、執拗に攻撃を仕掛けてきた。
 それは触手の支配権が、エイプモンキーに移った瞬間でもあった。
 一体、どのような方法を用いて、触手の支配権を乗っ取ったのか分からないが、エイプモンキーに取り込まれた事によって強化されているような感じであった。
「これは……厄介ですね」
 オクタが警戒した様子で、後ろに下がる。
 まるで見えない何かに操られているかの如く、鞭状に変化した触手が荒ぶり、体液から発火した赫々たる炎が、オクタのまわりを囲むようにして燃え広がっていた。
「ヒャヒャヒャッ! 強力過ぎる力が仇となったなァ! この触手は例え切断されても、すぐに生えてくるんだろ? だったら、支配権を取り戻すまで、俺様の天下って訳さ。だが、安心しろ。殺しはしねぇ! こっちに妙な気配が迫っているようだしな。一緒になって叩かれたら分が悪い!」
 そう言ってエイプモンキーが、逃げるようにして、その場から姿を消した。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アンノット・リアルハート
狙うのは【ドラゴニック・エンド】
【ノイギーア・シャッテン】を身体の中で伸ばし、分岐させて右手に短槍、左手に片手剣を持ってるように見せかける
実際は二つの武器ではなく体内で繋がった一つの槍、この子は私の意思で形を変えるから動きの邪魔にはならない

戦闘は槍の【串刺し】による攻撃と剣の【武器受け】による防御を使って立ち回る、勿論槍による攻撃はブラフで本命は剣の防御
相手が槍の攻撃を防いでカウンターを返してきたら、その攻撃に剣の【カウンター】をぶつけてユーベルコードを発動!そのまま押しきる!

確かに貴方の言う通り、この技は槍による攻撃を当てないと発動できない。だから当ててやるわ、『剣の形をした槍』をね!



●対決エイプモンキー!:アンノット編
「さっきの気配は、お前か。此処まで逃げて正解だったな。だが、二刀流で俺に勝とうなんて……百年早い!」
 エイプモンキーには、アンノット・リアルハート(忘国虚肯のお姫さま・f00851)が右手に短槍、左手に片手剣を持っているようにしか見えなかった。
 実際には、二つの武器ではなく、体内で繋がった一本の槍だが、エイプモンキーは、その事実を知らなかった。
 何故なら、その槍はアンノットの意志によって、自由に形を変えるモノ。
 アンノットと初対面であるエイプモンキーが、その事実を知る訳がない。
「無駄話をしている暇はないわよ」
 すぐさま、アンノットが槍による串刺しと、剣による武器受けを駆使しつつ、エイプモンキーに攻撃を仕掛けていった。
「おいおい、まさかそんなくだらない手で俺を倒そうとしているのか!? だったら、俺が本気を出す必要もねぇな!」
 エイプモンキーが小馬鹿にした様子で、アンノットのまわりを飛び跳ねた。
 この時点で、エイプモンキーはアンノットを見下し、完全に油断していた。
 絶対に勝てると確信していたため、対抗策を講じる必要が無いと、勝手に思い込んでいた。
「ヒャッハー! 楽勝、楽勝ッ! 雑魚、雑魚、雑魚ォ!」
 故に、短槍の攻撃を防ぎ、勝利を確信した時点で、カウンターを繰り出した。
 それが自分にとって、致命的な行為になるとも気づかずに……。
「確かに……雑魚ね! こっちの考えに気づかず、わざわざ攻撃を喰らいに来たんだから……!」
 次の瞬間、アンノットが剣でカウンターを繰り出し、【ドラゴニック・エンド】を発動させた。
「ば、馬鹿なっ! それは槍でなければ、発動しないはず!? まさか、その剣は……剣じゃなくて……槍なのか!?」
 その事実をエイプモンキーが知った時には、すべて手遅れ。
 敗北感と屈辱に包まれながら、エイプモンキーは撤退を強いられる事となった。

成功 🔵​🔵​🔴​

御宮司・幸村
【SPD】
攻撃を予想する装置、ねえ?
エンドブレイカーさんの前では、そんなの何の意味もない

説明書によると―
相手の『エンディング』を見る能力を持ち、『エンディング』に関わる出来事に積極的に関わることで、定められた運命を破壊し、変更することができます
と、ある

つーまーり、あのモンキーの未来は骸の海に帰る未来以外存在しない!
では『詠唱』!

あっ、ちなみにエンドブレイカーさん達は、不幸な『エンディング』を見てしまうと、その結末を叩き潰さずにはいられない気質がある人達だから、逃げ切れると思わないでねー?



●対決エイプモンキー!:幸村編
「攻撃を予想する装置、ねえ? エンドブレイカーさんの前では、そんなの何の意味もない」
 御宮司・幸村(いいかげんサマナー・f02948)にとって、エイプモンキーは敵ではなかった。
 ナンバリングタイトルAct.3(エンドブレイカー)……相手の『エンディング』を見る能力を持ち、『エンディング』に関わる出来事に積極的に関わることで、定められた運命を破壊し、変更する出来る存在……。
 それがエンドブレイカーであるが故に……!
「だから、どうした! その対抗策は既に……ある!」
 だが、エイプモンキーも負けてはいない。
 幸村のユーベルコードに対抗する存在……すなわちマスカレイド達を召喚し、呼び出されたエンドブレイカー達を、この世から消し去ろうとした。
「……あ、ちなみにエンドブレイカーさん達は、不幸な『エンディング』を見てしまうと、その結末を叩き潰さずにはいられない気質がある人達だから、逃げ切れると思わないでねー?」
 幸村がイイ笑顔を浮かべながら、エンドブレイカー達を嗾けた。
「お、お前ら! 負けるんじゃねぇぞ!」
 エイプモンキーも、危機感を覚えつつ、マスカレイドを嗾けた。
 数だけならば、こちらの方が優勢。
 よって力の差は、歴然ッ!
 その事からも、エイプモンキーに、敗北はない……はずだった。
 しかし、エイプモンキーは知らなかった。
 そのエンディングが不幸であればあるほど、エンドブレイカー達が燃える事を……!
「まさか、エンドブレイカーさん達が不幸なエンディングを幾つ破壊し、変更したのか知らないの? ハッキリ言って、骸の海に帰る未来以外存在しないからね!」
 だからこそ、幸村はエンドブレイカー達を信じた。
 目には見えない存在によって、神の悪戯の如くエンドブレイカーの前に立ち塞がった不幸なエンディング。
 それを幾つも乗り越えていったエンドブレイカー達に、敵はないッ!
 普通に考えれば、圧倒的に強いはずのマスカレイド達が成す術もなく倒され、エイプモンキーが袋叩きにされるほど、エンドブレイカー達は強かった。
「クッ……! なんだ、コイツらは! どうして、この状況で逆転できるんだよォ!」
 そのため、エイプモンキーは納得がいかない様子で悲鳴をあげつつ、爆発四散するのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年05月09日


挿絵イラスト