バトルオブフラワーズ⑥〜H+ERO=HERO!~
●ふしぎウイルス以前にナイスおっぱい!
「大丈夫?疲れてなぁい?お姉さんの『ここ』空いてるわよ……?」
テレビウム・ロックで救出したテレビウムの画面を通して、キマイラフューチャー中に中継されている。そしてその中継の先に、救済の女神は惨劇へと現れた。
「ふふふ、お姉さんともっと。イ・イ・コ・ト。したいでしょう?」
牝山羊怪人マリアディジーは放送してもまぁまぁ何とか大丈夫なのかもしれないギリギリの範囲を狙った妖艶なポールダンスで、いいね疲れした人々を癒すという口実の元、ダンスを繰り広げていた。
彼女を止めるには……、いや。彼女に心奪われた視聴者の洗脳を解くために必要なのは……ただ1つ。
彼女よりもよりKENZENな。素晴らしいダンスを披露するしかないのである。
●えっちも極めれば英雄になれる、です!
「これより、『H+ERO=HERO!』作戦を開始する! 野郎どもやお嬢どもをえっちに魅了することに自身のある奴はいるか!」
清水谷・柳牙(軍人脳・f00466)の突然の募集に、事情を知らない一部の猟兵たちがヒソヒソと遠巻きに柳牙を見て苦笑いしている。
しかし柳牙は真面目だった。牝山羊怪人マリアディジーに負けないダンスというものはそれなりにハードなものだ。えっちなことが大好きな層からの指示を奪い返すことは容易ではない。
「別に胸の大きさで勝負しろとは言ってない。例えば、胸の大きさには人それぞれ好みがあるだろう。それに、ただのグラビア層というだけではない。性癖を攻める等、突破口は色々とある筈だ」
有識者めもと書かれた書類をそのまま読んでいく柳牙。彼自身もそういう方面には疎いのだろう。
「とにかく、そういう方向性のダンスで怪人に正面から挑める猟兵が居たら声をかけて欲しい。あくまでダンスだからな。それでは、検討を祈る」
こうして、猟兵たちは準備ができた者から順番にダンスステージへと送り込まれるのであった――。
えんぷ茶
えっち+えろ=英雄。IQ:3くらいな方程式で申し訳ございません。えんぷ茶です。今回はダンスステージでえっちなダンス勝負をして頂きます。会場にはアピール用のポールくらいならあります。
えっちなシナリオで色々と鍛えられてしまった猟兵の皆様。その力が戦争でも役立つ時がやってまいりましたよ……!
本シナリオでは、『ダンシングフィーバー』という特殊戦闘ルールが適用されます。戦闘中の立ち回りに、ダンスパフォーマンスを披露して視聴者を感動させる事ができれば『フィーバー』が発生し、威力が上昇します。
逆に、フィーバーが発生しなかった攻撃は、その効果が半減以下になってしまいますので、華麗なダンスと戦闘を融合させ、敵を撃破しなければなりません。華麗なダンスと戦闘を融合させ、敵を撃破しなければなりません。
大事なことなので2回言いました。つまりはそういうことです。プレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『牝山羊怪人マリアディジー』
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POW : 救済の女神は惨劇へと現れる(デウスエクスマキナ)
【自身の生命力】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【より強く速く相手に浸食する活性状態】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD : お姉さん特製・ふしぎウイルス
【体に力が入らなくなる、肉体へのウイルス】【頭がボーっとなる、精神へのウイルス】【お姉さんにメロメロになる魅了ウイルス】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 大丈夫?疲れてなぁい?私の『ここ』においで…?
小さな【子も軽く包み込む圧倒的な母性の塊】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【優しさが詰まった極上の居心地】で、いつでも外に出られる。
イラスト:すねいる
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠マックス・アーキボルト」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レイン・ブランディ
服装はフェイクレザーのバニーガール衣装をきていくわ。健全を目指すから、脱ぐかもという期待を持たせつつ絶対脱がないことにするわね。
ふふ、本場仕込みのポールダンス。見せてあげるわ。ポールの前についたらUC神気覚醒を発動。封印していた力を解放すればたゆたう髪は水を生み出しわらわの周りで体のラインを強調するような動きをして演出を加えていくわ。
胸のサイズは気にしないで大事なのは色気でしょう(ぴしゃりと)
戦闘能力が爆発的に増大した状態でのポールダンスはあらゆるポーズを可能とし、そして気高き神として覚醒した状態は人々を魅了することでしょう。
大人の色気と、女神の魅力で勝利を掴みましょう。
[アドリブ歓迎]
「お姉さんに勝てる相手なんているのかしら?」
「わらわがここに」
牝山羊怪人マリアディジーの挑発にも冷静に、レイン・ブランディ(雨を司る女神・f16511)がステージへに登る。動物に優しい素材の美しいバニーガール。
脱ぐのか!脱ぐのか!という観客の声が今にも聞こえてきそうな光景に、マリアディジーも負けじとウイルスを電波に乗せて観客の浸食を濃くしていく。
「ふふ、本場仕込みのポールダンス。見せてあげるわ」
怪人の滑稽な慌てぶりなど気にも留めないレインは、ポールの前で構えると、その身体を雨を司る神の姿へと覚醒する――。
マリアディジーの胸のサイズや官能的な立ち回りとは真逆に、レインは健全さを目指していた。ポールを利用して華麗に舞い、たゆたう髪は潤いと水を生み出す。その液体は、しゃぼん玉のように空中でふわふわと舞っていく。
幻想的で美しい光景。水は照らす光を反射し、人々に映るレインは時に眩しく輝き、時に水越しに屈折して映り、いつどの時を映像として切り取っても芸術的に映え続ける、性別を問わず惚れ込んでしまうような光景。
液体が弾けてレインに降り注ぐと、体のラインがくっきりと映る。レインはここぞとばかりに身体の凹凸を強調し、優しく微笑む。マリアディジーのような、安直な俗物パフォーマンスでは、到底叶うものではなかった。
「ちょっと!お姉さんの面子が丸つぶれなんですけれど!」
「雨は潤すだけでなく、特に荒れ狂い人々を襲うでしょう。……舞いなさい」
マリアディジーは、自身のパフォーマンスを忘れ、圧倒的なダンスを披露するレインに近づこうとするが、水に満たされたこの戦場はレインに地の利があり、水とダンスの動きに翻弄され、ステージから弾かれてしまう。
こうしてレインは大人の色気と女神の魅力でマリアディジーを寄せ付けず、人気を集めていくのであった――。
大成功
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ガルムゼノン・フェンリル
【SPD行動】
ふむ、ダンスバトルか……。
それなら、一部で人気な『GoGo boy』と呼ばれる男性たちを参考にポールダンスでもしてみるかな?
確かパンイチの姿でやるんだっけか。
キマフュ世界の男性用下着は尻尾用の穴があるから常時獣の姿でいる私には丁度いいんだよね。
コレでも身体付きには自信があるからね、筋肉質な躰で魅了みたいなこととか出来ないかな?
……あ、私は妻以外の女性にはえっちな魅力を感じないし、戦闘はしっかりやらせてもらうよ。
どちらかと言えば男性の方が好きだしなぁ。
基本は拳で攻撃。
トドメは【神速】だッ!!
……まぁほとんど裸みたいなもんだし、この加速は避けられまい!!
【アドリブ及び改変、共闘歓迎】
「ふむ、ダンスバトルか……」
キマフュの男性用下着のみという男気溢れる姿で現れたガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)は、一部で人気な男子のことを思い出し、ポールダンスに挑戦しようとステージへと上がった。
「さーっきは、上手くいかなかったけど? 対戦相手がオスなら、お姉さん特製・ふしぎウイルスの出番よね!」
牝山羊怪人マリアディジーは、ステージ上へのガルムゼノンにウイルスをばら撒いて、ステージを妨害しようと画策する。
「すまないが、コレでも身体付きには自信があるからね」
日々の鍛錬の賜物なのだろうか、その美しい毛並みの上からでも十分に伝わるご立派な筋肉に、肉体へのウイルスが通用する筈もなかった。
「むー、だったら、こっちのウイルスを!」
続いて、精神攻撃を狙ったウイルスを飛ばすマリアディジー。これにはガルムゼノンも少々ぐらついてしまうものの、直ぐに振り切って演技を始める。
「筋肉質な躰で魅了してみよう……ッ! これでどうだろう」
ポールを力強く回っていくガルムゼノン。毛並みの上からも溢れて見える筋肉が、運動を加えることでより大きく膨らんでは縮み、筋肉が小躍りしているかのようにビートを刻んでいく。
大人なガルムゼノンの動じない安定したパフォーマンスに、視聴者たちの間では、賛同のメッセージが飛び交っていく。
「くーッ! だったら、私にメロメロになる魅了ウイルスで!」
マリアディジーは、奥の手と言わんばかりに魅了ウイルスをばら撒くが、そのウイルスは今までのどのウイルスよりも効力がなかった。
「なんで! どうしてなのよ!」
「……あ、私は妻以外の女性にはえっちな魅力を感じないし、どちらかと言えば男性の方が好きだしなぁ」
「なっ……!」
完全にペースを乱されたマリアディジーは、その場で地団駄を踏んで悔しがる。ガルムゼノンは、もういいだろうとポールの回転を更に加速していく――。
「……まぁほとんど裸みたいなもんだし、この加速は避けられまい!!」
その回転は、回る度に強風が巻き起こるほどのスピードに到達し、風圧から逃れられないマリアディジーは、その場で完全に膝をついてしまった。
「この間合いなら…! 喰らえ、”神速”ッ!!」
強い風はやがて蒼い波導となり、その風を全身に纏ったガルムゼノンは全力で突進し、マリアディジーを容赦なく拳で殴りつける――!
「ちょ、まっ、いやっ……! きゃあああああ!」
こうしてガルムゼノンは、マリアディジーの腹部に素早い拳で殴り、容赦なくステージの外へと吹き飛ばすのであった――。
大成功
🔵🔵🔵
才堂・紅葉
「困りましたね。初期戦力差が圧倒的です」
何がとは言わない。
レッツダンス。
清楚な印象のタンクトップにミニスカで入場。
音楽に合せ、健康的な四肢を伸ばし舞うように踊り、要所で踏み込みを入れて躍動感を出す。柔術仕込みの体幹はしっかりしていて見栄えは良い。
時折、関節を取る心地でポールに絡む動きを加え、妖艶さを演出。ポニーテールを靡かせうなじをアピールだ。
大事なのは、激しい動作でもミニスカの中を見せない事と、一つまみの恥じらいだ。
仕上げは大胆な後ろ回し蹴りでポールに足を絡め、背をそらす姿勢で締める。
「大事なのは緩急ですよ」
後は笑顔で彼女の足を払い、頭部を掴んで床に叩き付けます。
【殺気、気合い、グラップル】
「困りましたね。初期戦力差が圧倒的です」
才堂・紅葉(お嬢・f08859)は牝山羊怪人マリアディジーのけしからん姿に思わず苦笑いしていた。確かにその大きいものは武器になる。
タンクトップにミニスカで入場する紅葉は、どこか清楚な印象を感じさせていた。しかし、そんな姿であっても目指す場所はポールだった。
音楽に合せ、健康的な四肢を伸ばし舞うように踊る紅葉。ステップが踏まれる度にミニスカがふわりと浮き上がり、見えそうで見えないからこそのファンタジーで視聴者の期待を煽っていく。柔術寄りのCQCには自信のある紅葉。鍛えられている体幹は当然ダンスにも切れ味を与えていた。
牝山羊怪人マリアディジーも負けじとその妖艶な身体をふんだんに使ったポールパフォーマンスに勤しむが、紅葉もいよいよポールを掴む。
「大事なのは緩急ですよ」
時折、関節を取る心地でポールに絡む動きを加え、ポニーテールを靡かせうなじのチラリズム。可憐さが一転して妖艶さに変貌する。
ここぞとばかりに恥じらうその表情を作れば視聴者は皆、紅葉に夢中になっていく。激しい動作でもミニスカの中を、ファンタジーを維持して終始期待を煽り続けた。
大胆な後ろ回し蹴りでポールに足を絡め、背をそらす姿勢で締めあげフィニッシュ。視聴者からの熱い応援は画面の奥からでも伝わってくるものがあった。
「こんなの……認めないわよ! ウイルスまで使ったのに!」
抗議するかのようにマリアディジーは紅葉に近づき殴りかかろうとするが、笑顔で攻撃を避けて彼女の足を払う。
「大事なのは脱力と緩急です」
紅葉は笑顔でそう告げると、倒れたマリアディジーの頭部を掴み、そのまま床に叩きつける。どちらが勝者なのかは語るまでもなく。紅葉は視聴者の方へと手を振って応えるのであった――。
大成功
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政木・朱鞠
「ふふ…楽しそうな事してるね、私も混ぜてよ…それとも、狐の踊りは趣味じゃないかな?」
切った張ったの争いでなく、こういう戦い方も好きかも…。
【ダンス】と【誘惑】の技能を活かして、カポエイラに忍者の体術を取り入れて大胆な開脚とステップを中心とした創作ダンスで視聴者にアピールしようかな?
もしかすると対戦相手からの妨害も起きるかもしれないから、そのハプニングもダンスの一部として取り込みたいから、かわす為の体捌きの補助としてユーベルコード『柳風歩』を使おうかな。
たとえ結果が振るわなくても、ちゃんと目立って顔くらいは覚えて貰わないとね。
アドリブも連携もOK
フランチェスカ・ヴァレンタイン
「…ダンスは嗜み程度ですけれども」
床や壁面といった足場を蹴って跳び、多彩な角度の別の足場に斧槍の穂先を突き立て
斧槍の長柄にやたらと艶めかしい仕草で腕や脚を絡めながら翼を撃ってぐるりと半周
髪をかき上げたり口元に指を立てたりしながら撮影ドローンに流し目を送ってキメ
――そんな感じの三次元ポールダンス的な動きでステージを縦横無尽に舞い踊ります
フィルムスーツ姿とカメラワークも相俟って、機動のたびに姿態の躍動が目の毒的な意味で凄いことになっていると思われますが、本人的にはいつものことなので無頓着かと
うまくフィーバーが発生しましたら土手っ腹にUCの一撃など
「どうぞ召し、あが――れッ!」
※アドリブ・絡み歓迎
「…ダンスは嗜み程度ですけれども」
「ふふ…楽しそうな事してるね、私も混ぜてよ」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)はポールより前の位置に、フランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)はポールに寄り添うように位置してスタンバイしていた。
「それとも、狐の踊りは趣味じゃないかな?」
「趣味かどうかは、実力で魅せてくださいませ」
言葉とは裏腹に優しい口調で話すフランチェスカは、地面に斧槍の穂先を突き立て翼ではなく、しなっていく槍の反動を利用して空高く飛び、ポールの高い位置に捕まりくるくると踊り出す。
その舞いに合わせるように、カポエイラに忍者の体術を取り入れた創作ダンスを披露する朱鞠。大きく開脚し、激しいダンスを見せるかと思えば、ステップを中心とした繊細な動きも見せていく。
ポール上から朱鞠を眺めていたフランチェスカは、斧槍の長柄にやたらと艶めかしい仕草で腕や脚を絡めて撮影ドローンに流し目を送る。髪をかき上げたり口元に指を立てたりと魅了する術を忘れない。
フランチェスカが静でアピールすると、朱鞠も負けじと動きでアピールを狙う。
「いつまでもお姉さんが黙ってると思わないことね!」
牝山羊怪人マリアディジーは、再び大量のウイルスをばら撒き、今度は朱鞠をターゲットに汚染を狙っていた。
「我が身は枝垂れる柳葉……」
相手のわずかに起こる衣擦れ。ウイルスをばら撒く動きから、目に見えないウイルスの動きを追う。
「風の吹くままにそよぎ……」
朱鞠は目を閉じて、風の声を捉える。縦横無尽に吹き荒れる微かな風の声を聞き分け、ウイルスの道を知る。
「向かう刃は我が身に届かぬ……!」
朱鞠は更に激しいステップで風を起こし、身体を激しく仰け反らせる。その動きはアクロバティックなだけでなく、ウイルスの動きを全て見切り、追い返してしまうという離れ業だった。
文武不岐。戦いの術と芸術にも、どこか寄り添うものがあるのだろう。切った張ったの争いでない、もう1つの戦い方を知る朱鞠は思わず笑みを浮かべていた――。
「やりますわね……。わたしも!」
フランチェスカは、朱鞠の動の動きに合わせ、斧槍とポールを使った三次元ポールダンス的な動きでステージを縦横無尽に舞い踊る。
その間、フィルムスーツ姿とカメラワークも相俟って、機動のたびに姿態の躍動が目の毒的な意味で凄いことになっていて、視聴者は熱烈な視線を送っているのだが、フランチェスカはそれに気づいていないようだった。
それでも。フィーバー……、視聴者の盛り上がりが最高潮になっていることはフランチェスカも理解していた。
「フランチェスカさん!」
「お任せなさいませ!」
フランチェスカは身体を捻り回転しながらポールから舞い降りてマリアディジーに斧槍の戦槌を掠らせる。
「あ、っぶなーー。ちょっと危な……」
フランチェスカはニヤリと悪い笑みを浮かべる。セーフティ、解除。最初の斬撃はダンスの一部。本命の爆砕は、ここからだ――!
「術式炸薬、フルチャージ……! どうぞ召し、あが――れッ!」
フランチェスカの零距離爆裂をまともに受けたマリアディジーは、その身体をくの字にして激しく吹き飛ばされる――。
音楽も止まり、フランチェスカの目の前に朱鞠が駆け寄る。2人はハイタッチを交わした後、視聴者に向けて手を振ってアピールを重ねて次の猟兵たちにバトンを手渡すのであった-―。
大成功
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シャーリー・ネィド
【かにかま】
Σダンスは得意だけどえっちが得意な訳じゃないんだからね!
い、一応経験ならあるけど…(ごにょごにょもじもじ
…でもその相手、今回サボリだけど(
(※今回ウィーリィくんは不参加です)
仕方ないのでチェルノさんとペア参加
お揃いのマイクロビキニに身を包み、肌にオイルを塗って妖しい光沢をプラス
そしてヒップラインから美脚を強調するようなダンスと互いの躰の柔らかさを強調するようなペアダンスでギャラリーを魅了
恥ずかしいけど、ガマン!
フィーバーが発生したら攻撃開始!
ダンスアクションに織り交ぜて【クイックドロウ】と【スナイパー】で射撃!
ダンスもバトルも、ボク達のコンビネーションでキメてあげる!
在原・チェルノ
【かにかま】
え、えっちなのはいけないと思います!サー!
けど、これも作戦なら仕方ないよね
また今回も三人のチームワークでがんばろうね!
あれ、一人足りなくない?
(今回は一人不参加です)
き、気を取り直して
あたし達二人でがんばろうね!
ナイスバディの女の子ペアなので、その武器をフル活用
コスチュームは露出度マシマシのマイクロビキニ
ダンスも見つめ合ったり、互いのおっぱいを押し付け合ったりと百合っぽさを強調
あざとく攻めてフィーバーを発生させ、踊りの仕草に紛れて【暗殺】で手裏剣を投擲し、フォースセイバーの【2回攻撃】で斬りつける
知らなかった?ハニートラップはくのいちの十八番なのよ?
「え、えっちなのはいけないと思います!」
「ダンスは得意だけどえっちが得意な訳じゃないんだからね!」
などと供述しているシャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)と在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)は、作戦なら仕方ないと割り切って準備をしていた。
「い、一応経験ならあるけど……でもその相手……」
「あれ、一人足りなくない?」
「あ、うん!こ、来れないんだって!」
シャーリーとチェルノは、お揃いの露出度マシマシのマイクロビキニに身を包み、料理にポーション作りに忙しい彼の分まで頑張ろうと気合を入れ直す。
「そ、そうだったんだ。き、気を取り直して、あたし達二人でがんばろうね!」
こうして2人は、ラストステージへと駆け上がる――!
「お姉さんより、ちょーっと……若いからって……ぜぇ……ふぅ……」
猟兵たちに何度も攻撃され、息も絶え絶えなマリアディジー。懲りずにウイルスを飛ばして感染させようと試みるが、若さ溢れるエネルギッシュなダンスの風にウイルスが吹き飛ばされていく。
「恥ずかしいけど、ガマン!」
シャーリーは、肌にオイルを塗って妖しい光沢をも味方につける。ヒップラインから美脚を強調するように腰を足を激しく動かせば、光の反射が揺れて身体の凹凸がよりはっきりと映る。
更にシャーリーとチェルノは、お互いを見つめあって百合っぽさをアピールする。互いの露出度マシマシの姿である。シャーリーはオイルで全身に光沢感があり、見る方も見られる方も恥ずかしくなってくる。
その頬を紅く雰囲気が、意識せずとも百合の雰囲気を高め、視聴者たちは2人の動向に釘付けになる。
そんな甘酸っぱささえ感じてしまいそうな雰囲気の中で、互いのおっぱいを押し付け合う。オイルで身体が滑り、擦れ合う。
「あぁっ、んんっ……」
「あぅっ、んっ……」
急な摩擦。肌と肌が触れ合う感触に思わず吐息が漏れてしまう。そんな声を聞いてしまったら、フィーバーの発生が起きないだなんてあろうはずがなかった。
フィーバーを直感した2人は、ダンスを続行しつつも二手に分かれて行動する。先に仕掛けたのはシャーリーだった。
「ボク達のコンビネーションでキメてあげる!」
どこから取り出したのだろうか、ダンスの中でポールを登り、高い位置から舞うように。太陽光に紛れるような位置から熱線銃でマリアディジーを狙い撃つ――!
「きゃぁっ!!」
マリアディジーは見えにくい位置からの熱線銃を避けきれずに肩で受け、もう片方の手で怪我を抑えながら、シャーリーの次の狙撃に備える――が。
「そこっ!」
「……ッ! くぅッ!」
チェルノも自身の飛び道具。手裏剣を投擲し、マリアディジーの足を刺す。手裏剣は足を貫通し、地面に深々と突き刺さる。
「トドメだよ!」
身動きがとれないマリアディジーは、シャーリーの声に反応して狙撃に備えて無傷の腕を伸ばす――。
「知らなかった? ハニートラップはくのいちの十八番なのよ?」
音はなかった。しかし、マリアディジーの背後から詰め寄ったチェルノがもう一つ隠し持っていた得物。フォースセイバーが深々と。その背中から胸にかけて突き刺さっていた。
フォースセイバーを引き抜くと、マリアディジーは膝をついて倒れ、程なくして骸の海へと消えていく――。
ダンスステージの怪人を見事討伐した猟兵たち。しかし、この世界の命運を賭けた戦いはこれからも続く。猟兵たちはより一層気を引き締め、各々の次の戦場へと向かっていくのであった――。
大成功
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