1
バトルオブフラワーズ⑤〜駆け抜けろ!マッハの風

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#戦争
🔒
#バトルオブフラワーズ


0




「皆様キマイラフューチャーで新たな戦場が予知されました」
 グリモアベースにやってきた猟兵たちを迎えたのはメイド服を着た無表情な人形、アマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)だった。
「今回皆様には『ゲームプレイヤー』という特殊ルールに従っていただきます。このルールに支配された『ザ・ステージ』ではゲームの決着がつくまでは、互いに攻撃が通用しません。ですから戦闘はゲーム終了後ということになります」
 肝心のゲームの内容についての説明に移るアマータ。
「今回のゲームジャンルはレーシングゲームと呼ばれるモノのようです。コンピュータルームの様な場所で怪人が待ち構えておりますので当機が皆様をそこへ転移させていただきます。その後は皆様にコントローラーを握っていただき怪人とレーシングゲーム対決をしていただきます。レース終了後戦闘になりますがその際レースに勝利していれば戦闘も有利に行うことができますでレースも戦闘もどちらも頑張ってください」
 ゲームの詳細についての資料を手元のタブレットを操作しながら確認するアマータ。
「このゲームについてですが設定はレース賭博が合法なある惑星でオリジナルマシンを作りあげてレースで一攫千金を狙う、という物らしいです。肝心のゲームバランスですが所謂裏ワザと呼ばれるモノが多数存在するらしくそれを有効に使うのも勝利の秘訣かもしれません」
 対戦相手となる怪人の姿をタブレットに表示しながらアマータは続ける。
「今回の対戦相手ミスター・ドムドムはこの風貌から想像できませんが意外と技巧派のようでコーナリングをしやすいマシンを選ぶ率が高いようです。コースも直前で怪人が宣言するとのこと。そこは少々振りとなってしまいますが皆様でしたら問題なく勝利を掴めると当機は信じております」
 最後にアマータは頭を下げながら。
「戦争はまだまだ続きます。皆様無理はなさらずどうかご武運を」
 その言葉と共に転移が開始される。


灰色幽霊
 どうも、灰色幽霊です。
 レースゲームは実はあんまり得意じゃなかったり。

 今回皆様にはゲームプレイヤーとなってレースゲームをプレイしてもらいます。
 動かすマシンのスペック、裏ワザなどは自由にプレイングに書いていただいて構いません。もちろんオリジナルの裏ワザでもOKです。
 戦闘に関する文は一行程度あれば問題ありません。
 レースゲームという設定上基本的に全員同時描写になると思います。
 勝敗についてはダイスで振ります。1位を目指して頑張ってください。

 それでは灰色幽霊を唸らせる素晴らしいプレイングをお待ちしております。
109




第1章 ボス戦 『ミスター・ドムドム』

POW   :    フライ・ド・プレス
単純で重い【フライングボディプレス 】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    ハイドロ・コーク
【ストロー付きの入れ物 】から【コーラ】を放ち、【強炭酸】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    抗えないジャンクの魅力
戦闘中に食べた【バーガーセット 】の量と質に応じて【体脂肪が増加し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。

イラスト:烏鷺山

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠エルデラント・ズィーマです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

望月・鼎
レースゲームですか!
このタイトルなら負けませんよーぅ♪

私の選ぶマシンはこれ!
SSS、正式名称スライドシューティングスター!
文字通り流星の様な速度と滑る様なコーナーリングが特徴のマシンです!
操作に難の有る性能と思われがちですが、コーナーの出口に向けてスティックを倒しつつアクセルボタンを連打する事で綺麗なアウトインアウトを描いて走り抜ける事が出来るのです!
つい先日明らかになったこの技、怪人も流石に知らないでしょう!
ふっふっふ、加速は他のマシンに譲りますが一度走り出したら止まらない速度とコーナーリングで圧倒的な速さを見せ付けますよーぅ♪

あ、戦闘になったらイラナイツの皆さんでタコ殴りにしましょう!


ミロスラフ・ニードリク
【アリス(f02153)と連携?】
よし、一位を目指すからには怪人にはもちろんアリスにも負けないよ!
ボクは冷静だよ。だから、このゲームでこのニードリクに精神的動揺による操作ミスは決してない! と思ってね。
うーん、車は適当でいいや。それより操作が大切だ。
開幕スタートダッシュを焦らずにこなすよ。
ほらほらアリス。遅いんじゃない??
床にある、このなんか加速するやつも忘れずに踏むよ。おお、はやいはやい!
よしよし、このブーストアイテムでアリスの車体にぶつかって邪魔してやる!
えいえい、へへっ、遅い遅いぞ! こうだ、こうしてやる!

あっ。

そ、そうだね。計算通りの勝利だ…! 【BLEACHING BLAZE】!


アリス・レヴェリー
【ミロスラフ(f17233)と連携?】
これがゲームなのね!レースゲーム?へぇー、競争するのね。
えっと、マシン……車を選べばいいのね?それじゃあ、この大っきくて強そうなのにしようかしら。
……流石に慣れてるみたいで相手は速いわね、どうにか追いつかないと。
見様見真似だけどちょっと攻めた感じでコーナーを曲がってみましょ……あっ、ミロくん!曲がってる最中にぶつかってこないでよ!壁と挟んじゃう……ミロくんの車がすごいことに!?
えっ、すごい振動してる!大丈夫なのこれ!?
あっ、すごい飛んでったわ……ゴール?これでいいの?
……ち、ちょっと釈然としないけど勝ちは勝ちよ!敵を【真鍮の軌跡】を宿した箒でひっぱたくわ!


中村・裕美
「……裏ワザを使っていいのなら……こっちのもの」
まず電脳魔術でコースを解析して【情報収集】をする

レースマシンは加速やスピード重視
裏技はよくあるショートカット
「……コーナーが多い……ということは……ショートカットの可能性も……高いということ」
高低差があり、坂道がジャンプ台になるなら、加速してジャンプすれば、コースを飛び越えられるはず
特に、最初に逆走して、手頃なところでショートカットすると、だいぶ進めた上で、逆走扱いも消えるみたいな裏技
「コーナー重視ならここは飛び越せないでしょ」

戦闘では敵を爆破で吹き飛ばす
「……今度はこっちが飛ばしてあげる」

人見知りであまり喋らないが、ゲーム中は多少饒舌かも


サリー・オーガスティン
レーシングゲーム対決?

例えゲームだとしても、レースと聴いては、何人(なんぴと)たりともボクの前を走ることは…周回遅れとセーフティーカー以外は許さないよ
>既に間違った方向にやる気満々

※チューニングはブレーキング能力>コーナリング>スピードで、犠牲にしたスピードは、【ゴッドスピードライド】で補う
※追跡、騎乗、操縦で、ミスタードムドムには徹底的に風よけになって貰う
→ミスを誘う、空気抵抗が減る分何時でも追い越せる
→ゴール寸前でかわすイメージで
※裏技→ニトロダッシュ!
(超加速を1回。怪人を追い越す、ここぞと言うときに使用)

戦闘は、戦闘力UPをそのまま使うよ
(零距離射撃、だまし討ち、一斉発射)


ユキメ・サリディア
ふむふむ、ゲームするなら電子生命としては無様はできないねー
でも、レースゲームはあまり得意じゃないんだよなぁ

コントローラ握ったら、UC使いつつ、おうちのかぎをぶっ刺してハッキング!
ゲームその物はむりでもマシン作りまでなら動かせるかな?
コストやら能力やらを無視したマシン組み上げちゃお
(重量級ながらスピード特化でコーナーリングそれなり)

呼び出した不安定の影をハッキングでゲーム内に忍ばせてコーナーを
曲がるときに無理矢理に曲がらせる力業
相手はコーナーリングが得意そうだから、曲がる時に最高速の神風アタックしちゃお

攻撃できたら
一緒に呼んでた自身の影と一緒に動いて惑わしながら攻撃
攻撃するのは自身の影だけだけど


シール・スカッドウィル
レースか。
俺にはこの手の技能に持ち合わせはないが、何、
「こちらが合わせられないなら、合わせてもらえばいいだけだ」
これは敵と戦うための武器なれば。
当然、【付与】の対象である。
支援効果に【最適化】を乗せ、機械側まで浸透させる。
これで、手で操作するまでもなく思い通りに動かせるはずだ。

さて、探すのはショートカットだな。
カーブが多いコースには、大抵ショートカットがある。
そして、

「そういうところは、オーバースピードでのコースアウトが必要である、と」
ジャンプが必要だからな。
何、カーブ重視の代物でも不可能ではない。
タイミングは相当シビアだろうが。

終わり次第、難癖付けられる前に【残響】で蜂の巣に。

アドリブ歓迎



●イェーガーワングランプリ

「ふひっ、お、お前ら程度が来た所でボキに勝てるわけないんだな」
 なんかテンプレ引きこもりゲーマーっぽい言動のミスター・ドムドムが転移した猟兵たちを出迎える。
「今回はこのゲームで勝負なんだな!」
 ミスター・ドムドムが取り出したのは予知の通りのレースゲーム。猟兵たちは顔にこそ出さないが想定通りの行動に内心ガッツポーズ。

「このタイトルなら負けませんよーぅ♪」
 自他共に認めるゲーマー。寝食すら忘れてゲームに没頭することも多々ある望月・鼎(宵闇の寵児・f02401)は自信満々にコントローラーを握る。選んだマシンは通称SSS、正式名称スライドシューティングスター。文字通り流星の様な速度と滑る様なコーナーリングが特徴のマシンだった。鼎の開始位置は2番。

「よし、一位を目指すからには怪人にはもちろんアリスにも負けないよ!」
「これがゲームなのね!レースゲーム?へぇー、競争するのね」
 ミロスラフ・ニードリク(漂白観念・f17233)とアリス・レヴェリー(真鍮の詩・f02153)のちびっこコンビもまた片や初めて見るゲームに胸を躍らせ片や対抗意識を燃やしていた。しかし二人はこれまでゲームらしいゲームをしたことがない。それゆえ選ぶマシンはミロスラフはてきとうに速そうなマシン(想像)の直線番長であるメテオフォールとアリスは速さはさておきサイズが最大のグランドレオを選んだ。それぞれ開始位置は3番と4番。

「……裏ワザを使っていいのなら……こっちのもの」
 中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)もまた盤外戦術でレースに挑む。コントローラーを握り発動した電脳魔術でコースを解析し最適なマシンを選ぶ。奇しくも選んだのは鼎と同じスライドシューティングスター。加速やスピードを重視したそのマシンを選んだ理由は
「……コーナーが多い……ということは……ショートカットの可能性も……高いということ」
 そう、大胆にも裕美はコースのショートカットを試みるためにこのマシンを選んだ。高低差があり、坂道がジャンプ台になるなら、加速してジャンプすれば、コースを飛び越えられるはず。その読みはどこまで当たるのか……別色のSSSは5番の位置へ。

「例えゲームだとしても、レースと聴いては、何人(なんぴと)たりともボクの前を走ることは…周回遅れとセーフティーカー以外は許さないよ」
 なんだか間違った方向にやる気を出しているのはサリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)。スピードに魅せられたサリーにとってはゲームといえども負けるわけにはいかない。マシンは作中で最もノーマルで拡張性のあるゴッドエクステンダー。それを今回はスピード犠牲にブレーキ性能を重視したチューニングに仕上げる。スピードに魅せられたサリーが何故スピードを捨てたのか。もちろんそれにも理由がある。
「犠牲にしたスピードはボクの【ゴッドスピードライド】で補う!」
 本来であれば自身が騎乗した乗り物の強化するユーベルコードだがそれがなんだ。ただハンドルがコントローラーに代わっただけだ。サリーの開始位置は6番。

「レースゲームはあまり得意じゃないんだよなぁ」
 そんなことを呟きながらコントローラーを握り『おうちのかぎ』をブッ刺すのはユキメ・サリディア(バーチャルキャラクターの戦巫女・f15392)。【略呪・陰降】も発動しj不安定な影をゲーム内に忍びこませる。バレない程度にハッキングでマシンのチューニングを弄っていく。本来ではあり得ないコストも能力も無視した改造マシン。アリスが選んだグランドレオと同じはずが速度もスライドシューティングスター並のモンスターマシン。
「名づけてグランドシューティングスター!」
 本来であれば存在しない超モンスターマシンは7番の位置に。

「こちらが合わせられないなら、合わせてもらえばいいだけだ」
 シール・スカッドウィル(ディバイダー・f11249)もまたコントローラーを握りユーベルコードを発動させる。それは【付与】と呼ばれる武器に支援効果を乗せる物。レースで相手、つまり戦うマシンを操るコントローラーもまた武器足りえる。【最適化】されたコントローラーはシールの想いに応え操作すら不要となる。
「しかしマシンか……どれでもいいだろう」
 ランダムで選ばれたシールのマシンはウィンドピース。コーナリング重視のミスター・ドムドムの愛機だった。それは最終番号8に並ぶ。

「ふひひ、これで全員出そろったんだな」
 颯爽と開始位置1番に現れたのはミスター・ドムドムの愛機ウィンドピース。コーナリング重視のその機体を操り未だ敗北したことはない。そしてそれは今回もまた。
「さぁ始めるんだな!猟兵ども、ここにイェーガーワングランプリの開催を宣言する!」

 スタートフラッグの前に並んだ8機のマシン。それぞれが仮想のエンジンを吹かし開始を今か今かと待ちわびる。
「ふふん♪私はゲームで手加減はしませんよ!」
「ボクは冷静だよ。1位を狙うんだ!」
「わたしだって負けないんだから!」
「私がゲームで負ける可能性は万に一つもない。レースの軍配はコースを知り尽くした者にあがる」
「ボクの前は誰にも走らせない!」
「いっくよー」
「ふん、さっさと始めろ」
「レディー……ゴー!」
 ミスター・ドムドムの掛け声の直後。カウントは0となり各マシン一斉にスタートした。

 まずスタートダッシュを切ったのはユキメとミロスラフの二人。マシンを改造しているユキメに追いすがるミロスラフは十分健闘したと言えるだろう。しかしチート満載のユキメのマシンに追いつけるはずがなく現在のトップはユキメ。
 しかしそれも長くは続かない。来たる第一コーナーで他のマシンを抜き去っていくのは鼎の操るマシン。コントローラーを操る鼎の指はスティックをコーナーの出口に向けアクセルボタンを連打する。それにより描かれるアウトインアウトの軌跡。今まで操作性に難があると思われていたこのマシンはこのテクニックによりレートの最前線へと躍り出た。
「つい先日明らかになったこの技、怪人も流石に知らないでしょう!」
「そ、それは!まだ再現方法は確立されていないはず……」
 スタートの加速でこそ出遅れたがコーナーを曲がる度に加速していく鼎のマシンと差が開いていく他のマシン。しかしそれに追いすがるユキメのマシンは明らかに物理的な挙動を無視していた。明らかにコースアウトをするであろう速度でコーナーへ入っても何かに引っ張られるようにその場に止まる。

 そのままレースは鼎のトップで進み順位は膠着状態が続く。大きくレースが動いたのは最終コーナー。既にミスター・ドムドムは最下位争いをしておりここからの逆転は絶望的だった。しかし猟兵たちはもうそんなことは気にしていない。目指すのは一位の旗。誰よりも速くゴールテープを切ることだけだ。
 まず動いたのはシールと裕美の二人。裕美はコースを調べ上げた結果から、シールは持ち前の勘でこのコーナーから飛べばゴールは目前だ、と。直前のスピード床で加速した二台のマシンはコースから放たれ宙を舞う。しかし不本意ながらそれを追う影が一つ。
「ちょっとミロくん曲がってる最中にぶつかってこないでよ!」
「えいえい、へへっ、遅い遅いぞ!」
「よいしょー」
 これまでの他のマシンの動きを見て見様見真似でコーナリングをするアリスのマシンとスピード床を踏み加速したミロスラフのマシンが小競り合いを続けている。そしてそこに後ろからやってきたのは相も変わらずあり得ない速度でコーナリングを続けるユキメのマシン。巨大なアリスのマシンとユキメのマシンに挟まれたミロスラフのマシンはダメージに耐えきれず微振動を始める。
「えっ、すごい振動してる!大丈夫なのこれ!?」
「なんかやばそうだなー」
「あっ」
 それは速度をそのままに前を飛ぶ二台の後を追うように宙を飛び二台に突き刺さり仲良くコースの外へ消えて行った。
「「「……」」」
 ライバルが減りトップ争いは残りの4人で争うことになった。しかし本人のテクニックとマシンスペックからアリスはここから挽回するには少々厳しい。実質的なトップ争いは三人に絞られた。
「結局ゲームは堅実なのが一番なのです!」
「まだまだー」
 戦闘争いを続ける鼎とユキメ。その後ろから現れたのはこれまで全くと言っていいほどトップ争いに絡んでこなかったサリーだった。
「全てはこの瞬間のために!」
 ゴール寸前でスピード床を踏み加速、他の二台のマシンを抜き去っていく。

 ―――かのように見えた。

「甘いですよーぅ♪」
 ラストの抜き去りなど想定の範囲内。スティックをくるくると回転させ回りだす鼎のマシン。それは前に出たサリーのマシンを弾きとばし同時に自身のマシンをユキメのマシンへとぶち当てはじき飛ばされていく。コースの外へ飛ばされたサリーのマシンとは違い鼎のマシンは一直線にゴールの方向へ。
「いえーい♪」

 イェーガーワングランプリの勝者は望月・鼎。

 他のコースアウトした猟兵たちも続々とゴールし最下位はミスター・ドムドム。
「な、なんでボキが……」
 そんなミスター・ドムドムの呟きもむなしくゲームが終わったことにより猟兵たちの無慈悲な一撃。
 特に苦戦することもなくミスター・ドムドムは骸の海へとゴーホームした。

「それじゃあ皆さんもう一戦!」

 この後結局7戦した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月08日


挿絵イラスト