バトルオブフラワーズ④〜ニンニク入れますか?
●バトルオブフラワーズ始動
「みんな緊急事態だよ!キマイラフューチャーで大戦争『バトルオブフラワーズ』が発動したの!まっぷたつに割れたキマイラフューチャーを助けるために、力を貸してほしいの」
グリモア猟兵の春日・釉乃(f00006)がグリモアベースを訪問していた猟兵たちへエマージェンシーコールを言い放った。新たなる戦乱に猟兵たちがいち早く駆けつけてもらうためである。
「『ザ・ステージ』と呼ばれる場所をオブリビオンから奪還しないと目的地である『システム・フラワーズ』に辿り着けないみたいだから、今回みんなにはその1つである『ザ・フードステージ』に挑んで欲しいんだ」
●対決!ロットファイターズ
春日・釉乃は背後のスクリーンに『ザ・フードステージ』と呼ばれた地区を映し出す。その一角に、黄色い看板のラーメン屋があるのが確認できるだろう。
「この区画は、『オオグイフードバトル』っていうルールが設けられてるの。オブリビオンのまわりに、ラーメンが大量に出てきてて……それを食べ続ける事で、圧倒的な戦闘力を発揮してるみたい。このせいで、通常の戦闘方法ではあたしたち猟兵に勝ち目はないんだ」
白い大きなどんぶりの中に、うどんのように太い麺・茹でたもやしとキャベツの山・分厚い叉焼・みじん切りの生にんにく・ぷりぷりの背脂・化学調味料・豚骨醤油スープがどっさり敷き詰められた……ラーメンと呼んでいいものか悩ましい特殊なラーメンが『ザニーユ・モア』の周りを囲んで次々と生産されている。
「けど、オブリビオン以上の大食いでラーメンを食べる事ができたら、立場は逆転して、強力なユーベルコードの攻撃で、オブリビオンを攻撃する事が出来ると推測されてるの。だから、みんなでラーメンを沢山食べて……このステージのオブリビオンを倒して欲しいんだ」
猟兵たちに依頼をする春日・釉乃は、更にある一言を付け加えた。
「ここのラーメンなんだけれど、店員さんに尋ねられたら呪文のようなトッピングコールを唱えなくちゃいけないんだ。忘れないでねっ!」
fa-240
お久しぶりです。fa-240です。三田が本店のアレです。
このシナリオは『戦争シナリオ』のバトルオブフラワーズ ③ザ・フードステージになります。
今回、『オオグイフードバトル』という特殊戦闘ルールが適用されます。
『沢山食べられる理由』『大食いにかける熱意』等が必要となりますが、それ以外に下記の注文方法をプレイング冒頭で宣言してください。
【おしながき】
●ラーメンのサイズ
(下に行くほど判定が厳しくなりますが、リターンも大きくなります)
小 (普通のラーメンの2倍以上多いです)
小豚 (叉焼増し)
大 (小の倍くらい多いです)
大豚 (叉焼増し)
大の麺増し (『すり鉢』とも言われる裏メニューです)
●トッピング
(お好みで唱えてください)
野菜 野菜大盛り
ニンニク ニンニクを入れる
アブラ 脂増量
カラメ タレ増量
以上、ロットを乱さない程度に皆さんの熱いプレイングをお待ちしております!
第1章 ボス戦
『ザニーユ・モア』
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POW : ぺちゃんこになっちゃえ!
【対象の頭上】から【対象のレベルの二乗tの重さの金床】を放ち、【ぺちゃんこにする事】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD : スラップスティックショータイム!
いま戦っている対象に有効な【コミカルな結果を引き起こす道具】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : もっと笑わせる為に!
戦闘力のない【カートゥーン風に変換されるテレビカメラ】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【出演者の滑稽な姿を見た視聴者の笑い】によって武器や防具がパワーアップする。
イラスト:笹にゃ うらら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「クロ・ネコノ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
マロン・チェスナット
ゼンブマシマシチョモランマ
※絡み・アドリブ・連携歓迎
キマイラフューチャーの危機
住民であるボクが頑張らないと
今回はラーメンの大食いバトルと聞いて
ここならボクは役に立てると思ったよ
ラーメンなら別の依頼で
店の在庫をすべて食べ尽くした経験があるから大丈夫
大の麺増しで大豚
難易度MAXなチョモランマに挑戦
【大食い30】は伊達じゃない
見た目は小柄だけど沢山食べれる
食べたものがどこに消えてるか不思議だけどね
普通に食べずにUCの暴食のベルセルクでペロリ
逆ロット崩しを起こす速さで平らげる
まだまだ数がいっぱいありそうなのでもっといただく
前菜のラーメンも食べ終わったし
メインディッシュのザニーユ・モアをカプリ
最初に黄色い看板のラーメン店の扉を叩いたのは、マロン・チェスナット(f06620)。あいらしい外見の幼き男の娘に、このサツバツとした空気の店内はなかなかの異彩さを放っていた。
「……大豚の麺増しで」
そのようにマロン・チェスナットが注文をすれば……袖捲りをした小柄な店主と思われる中年男性も、麺を茹でながらスープ鍋を掻きまわしている背の高い助手と思われる中年男性も驚いた形相で見てくるだろう。
「ラーメンなら別の店の在庫をすべて食べ尽くした経験があるから大丈夫」
中性的でミステリアスな顔立ちでそのように言われると、どこか拒絶できない雰囲気が醸し出されているのか2人の店員はしぶしぶと承諾してラーメンの用意に取りかかった。
「お客さん……ニンニク入れますか?」
小柄な店主が尋ねて来れば、無論――
「全チョモランマで」
とこれまた破格のオーダーをするのがマロン・チェスナットだった。またしても店主は目玉を大きく見開いて驚くも、黙って盛り付けを行い……この世の食べ物とは思えないような巨塊がドンっと彼の目の前に配置される。
想像してみて欲しい、すり鉢一杯にラーメンが敷き詰められた上に山盛りのチャーシュと鉢よりも高さのある茹で野菜のタワー。更には4かけ分はあるんじゃないかという刻み大蒜に、たっぷりかけられた背脂。これを見事に完食できるのは、恐らくはその道のプロだけだろう。
「……食べていい?」
だが、ここにいるのはプロ級の大食いを超えたフードファイターのマロン・チェスナット。彼は【暴食のベルセルク(ワイルドハント)】のユーベルコードを駆使することで、口を大蛇たるサーペントのように変化させて……すり鉢ラーメンを3分程度で完食したのである!
そして、山を制覇した彼の視線の先にあったのはラーメンに囲まれた『ザニーユ・モア』である。
「もっと食べたいし……ついでに、おまえもたべちゃうぞ」
マロン・チェスナットは、遮る壁となっていた大ラーメンを喰らい尽くして潜在能力を解放し、ザニーユ・モアへと噛み付いた!生命力を奪われ……ザニーユ・モアのオオグイ能力が低下してゆくだろう。
大成功
🔵🔵🔵
ハルツ・ノウゼン
オブリビオンはすぐそこにいるのに、これ食べないと倒せないの? でもラーメン、すごくおいしそーだし、まぁいっか!
ご飯は力の源だってよく近所のおばちゃんも言ってたし、いっぱい鍛練したらすっごくお腹が空くから、ちっちゃいときからご飯はたくさん食べてたんだ!
店員さーん! ラーメンの大ください! あとはトッピング? えーと……野菜、ニンニク、アブラ、カラメ……? よく分かんないや、全部ちょーだい!
食べ終わって満足したら、ラーメンでパワーアップしたぼくと大地の巨人でオブリビオンをぶん殴るよ!
(アドリブ、共闘他歓迎)
続けて現れたのは、ハルツ・ノウゼン(f13678)。一見、普通の無邪気な幼い子どもだが、バーバリアンの猟兵である。
「店員さーん! ラーメンの大ください!」
先ほどの例もあるので、麺増しでなければ大丈夫だろうと店員の2人も彼女のオーダーを受ける。そして麺が茹で上がる頃に
「ニンニク入れますか?」
と小柄の店主がトッピングを尋ねてくるとハルツ・ノウゼンは、
「あとはトッピング? えーと……野菜、ニンニク、アブラ、カラメ……? よく分かんないや、全部ちょーだい!」
そのように注文をすれば、普通のラーメン屋の4倍近くはある丼が配置される。普通の盛りなので、一見すると物足りなく見えるかもしれないが……そもそもの麺とスープの量が多すぎるので大食いのプロでなければ懸命な判断かもしれない。
やはりこれでもかなりの特盛であり、食べつくすのは至難の技だ。だが……数年前からバーバリアンの鍛錬を重ね、沢山の食糧を喰らっていたハルツ・ノウゼンは幼い故の空元気というパワーがあった。
どうにか時間内にギリギリ完食すると、ハルツ・ノウゼンは食べたラーメンの山を力の源として【アースジャイアント】を放った!慌てて『ザニーユ・モア』も【ぺちゃんこになっちゃえ!】で反撃を試みたが……金床を大地の巨人にキャッチされ、そのまま掴んだ金床でノックアウトされたのだった。
成功
🔵🔵🔴
数宮・多喜
【アドリブ改変大歓迎】
あーこれ、UDCアースでもみた事あるわー。
てかなんでコレまで文化として残ってんのさ……
まあいいや、一度行った事あるからなんとなくペースは分かるよ。
それじゃ注文!
小豚ニンニクカラメ!ニンニクマシマシで!
これで狙った通りパンチが効いた辛さになるはず。
あとはコショウもがっつりかけて、いっただきまーす!
……分かってるよ邪道だってのはさー。
でもアタシにゃこれがベストのトッピング!
辛さに任せて一気に食い進めるよ!
まあ他の大食い自慢共に比べたら
ちょっとした手伝い程度にしかならないだろうけど、
ベストは尽くすよ。
あ、食ってる間にこっそりネズミ捕りを仕掛けとく。
バチン!て音がしたら好機だね!
「あーこれ、UDCアースでもみた事あるわー。てかなんでコレまで文化として残ってんのさ……」
キマイラフューチャー店と書かれた黄色い看板のラーメン屋を見て数宮・多喜(f03004)は思わず小言を漏らした。キマイラフューチャーならば、確かにラーメンにしてラーメンにあらずといえるこのマシマシ文化は残っていてもおかしくはないだろう。
「……まあいいや、一度行った事あるからなんとなくペースは分かるよ。それじゃ注文!小豚で」
なんと懸命な判断だろうか。実際に、ほんの少し人より大食いな程度であれば、このラーメンは小豚で充分な量なのだ。己の限界を理解している彼女ならば、なんなくこなせるだろう。
「ニンニクカラメ!ニンニクマシマシで!」
これまた非常に練られたトッピングオーダーを尋ねてきた小柄な店主へと返す。野菜を盛れば余計に腹に溜まる上に、アブラもパンチの代わりに満腹度を加速させる代物だ。そして乳化気味の甘いスープにはカラメで味を引き締めるのは最良の判断といえる。
呆れるほどに盛られたラーメンが全てではない――そう数宮・多喜が示してくれることだろう。大食いとは少し趣が異なるが、彼女もある種のツウなのだろう。
「あとはコショウを……よし、いただきますっ!」
辛さに任せて一気に食い進めるというのは、あのラーメンではあまり見られないパターンだが……インスパイア店にいけば辛味のトッピングのある店も多いので間違ってはいないだろう。
粛々とラーメンを食べていく中で、数宮・多喜は密かに【弱点特攻作成(カニングクラフト)】でネズミ捕りを仕掛けていた。あくまで小豚ではこの程度のユーベルコードしか発揮できないのが、仲間の猟兵への支援としては極上なものだろう。
大成功
🔵🔵🔵
シモナ・ブレイズブレイド
一石二鳥の依頼があると聞いてな。
(いかにもジムで筋トレしてきた後って感じの、『スポブラ(下乳ハミ出てる)+一分丈のスポーツショートパンツ』といった出で立ちで入店。シャワー浴びてから来た。)
キッチリ鍛えたら、食べる!鍛練の基本だ。
此処にくる前、ヒーローズアースのジム行って相当追い込んで反吐吐いて来たからな……今のあたしなら、いくらでも平らげることができる!
さぁ注文だ、大豚ニンニクチョモランマ!
このテのラーメンは元々味濃いからな、こうやってニンニクだけトッピングするのが良い塩梅ってわけだ。
そしてオブリビオンよ覚悟はいいか、摂取カロリー分キッチリ叩きつけてやるからな!でぃぃぃやッッ!!!!!
満を持して黄色い看板のラーメン屋に入って来たのは、シモナ・ブレイズブレイド(f17981)。シャワー浴びてから来たらしい彼女は、いかにもジムで筋トレをした帰りというラフな格好で現れた彼女のバストは豊満である。
「キッチリ鍛えたら、食べる!鍛練の基本だから……今のあたしなら、いくらでも平らげることができる!さぁ注文だ、大豚で!」
注文しながら着席し、じっくりと店内の様子を観察する。他の猟兵がラーメンを食べていたり、やや弱りかけた『ザニーユ・モア』が負けじと回復するために大ラーメンをカッ喰らっていたりしている。まさに、食の戦場といえる風景であった。
そんな様相を見つめて水を飲んでいると、小柄な店主が尋ねてくるのだ。
「お客さん……ニンニク入れますか?」
シモナ・ブレイズブレイドはただ一言、こう返す。
「ニンニクチョモランマ!」
そう、この麺がぎっしり大きな丼に詰まった味の濃いケミカルな豚骨醤油ラーメンには敢えて大蒜のみをトッピングするのが良い塩梅といえるのだ。シモナ・ブレイズブレイドもやはり、こういうラーメンを知り尽くしているような絶妙なトッピングコールを行う。
「いっただきまーす!」
着丼してきた大きな器の前に両手を合わせて、いざ実食。まずはニンニクと絡ませずにひたすら麺を掻き込む。汁を吸った麺は凄まじい破壊力を後々に発揮してくるので、攻め込めるときに麺を減らすのは得策だ。
合間に分厚い叉焼を摘まみながら半分近くを制覇したところで、いよいよ山盛りの大蒜を混ぜてゆく。こうした味変化によって中盤に発生する中だるみを防止するのは大食いのテクニックの1つである。
そして、ニンニクによる辛い刺激で乗り切ったところで元気よく丼を台の上へ返却してテーブルを掃除しながら……
「ごちそうさまでしたっ!」
と礼をしたシモナ・ブレイズブレイドはもはや無敵の状態であった。
「オブリビオンよ覚悟はいいか、摂取カロリー分キッチリ叩きつけてやるからな!はぁぁぁっ!」
【血統覚醒】により、ダンピールからヴァンパイアに変身したシモナ・ブレイズブレイド。大敵であるはずの大蒜を克服した吸血鬼は確かに無敵であるかもしれない。
これには勝ち目がないと逃げ出そうとする『ザニーユ・モア』だが、バチン!という音とともに誰かが設置した『ネズミ捕り』に囚われてしまったのだった。今こそ好機である!
「でぃぃぃやッッ!!!!!」
闘技場にて頭角を現したほどの恵体を誇るシモナ・ブレイズブレイドの強烈なアッパーで吹き飛ばされたザニーユ・モアは、キマイラフューチャーの星空を流れる流星となったことだろう。
そうして、オブリビオンを撃退した猟兵たち。『オオグイフードバトル』のステージクリアを告げるアナウンスが流れた頃には、彼らは腹を満たして満足げに店を後にしたことだろう……。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2019年05月08日
宿敵
『ザニーユ・モア』
を撃破!
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