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バトルオブフラワーズ⑦〜スペイポッケも応援にゃ!

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

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「大変な事になってるのにゃ!」
 相変わらず大慌てで説明をしているのはティットリート・ポルカル(ケットシーのガジェッティア・f05382)。
 いま、キマイラフューチャーの世界は大変な事になっている。ティットリートも説明しようとするのだが、本人も完全に把握できている訳ではない様子。ともかく、自分に出来る事をと、『ザ・ステージ』を案内して、目的地である『システム・フラワーズ』にたどり着く為に、色々頑張っている。
「このステージは『コウハクウタガッセン』にゃ!」
 この戦いではステージ事にルールがあり、それに従わないと勝利が難しい特殊な戦い。ここのルールは『コウハクウタガッセン』。
 猟兵もオブリビオンも歌を歌いながら戦う事で、戦闘力が上昇すると共に、ダメージを受けても倒れる事無く戦い続ける事が出来るという、不思議な空間。
 勝利する為には、歌いながら戦う必要がある。いちおう歌わずに戦う方法はもあるが、かなり不利になってしまうと思われる。
「♪☆!!☆♪」
 そんな猟兵たちのピンチに駆け付けてくれたのはスペイポッケという名のテレビウム。キマイラフューチャーの世界が二つに割れる直前にあったテレビウムの画面に鍵のような映像が浮かび、怪人に襲われるというトラブルに巻き込まれたダンス好きの男の子。
 とはいえ、応援したい気持ちはあるようだが、どちらかというと今回は審判的役割。
「みんなが歌う姿を、キマイラフューチャー中に放送するにゃ!」
 スペイポッケが中継し、その中継を見た人たちが判定を行い、歌が上手な方の戦闘力が上昇し、ダメージを多く与えられる。
「でも、なんでか判定は公平なのにゃ!」
 もちろん、キマイラフューチャーの人たちもスペイポッケも、猟兵たちを応援してくれるのだが、その判定は自動で行われ公平。
 とにかく、見ている人の心を掴むような歌を歌うしかない。
「歌合戦で敗北したら、ダメージが一斉に襲い掛かってくるにゃ!」
 歌っている間は、ダメージを受けても何も感じないが、歌合戦で敗北すると、それまで受けていたダメージが一度に襲い掛かり、戦闘不能になってしまうだろう。
 逆に歌に夢中になりすぎて攻撃がおろそかだと、歌合戦で勝ってもオブリビオンを倒す事が出来ない。
「とにかく、歌いながら攻撃するといいにゃ!」
 色々説明する事が多くて、ティットリートもちょっとパニックしているのかもしれない。
「??☆??」
 判定が公平とはいえ、猟兵たちに感謝の気持ち一杯で応援に駆け付けたスペイポッケも画面に色々出しながら盛り上げようとダンスを踊ってアピールする。
「それじゃあ、よろしくにゃ!」
 最後にお辞儀をして猟兵たちに後を託しすティットリートだった。


雪見進
 こんにちは雪見進です。
 今回は依然のシナリオ『テレビウム・ロック! 不思議でへんてこな鍵にゃ!』に登場したスペイポッケが応援に駆け付けています。
 とはいえ、猟兵でもない彼に戦況に影響を与える事は出来ません。以前のシナリオに参加してない人でも気軽に参加してくださいね。

『球技ボーイズ』
 謎の三人一組のオブリビオンです。三人一組で多数の群れを作っています。とにかく、スポコン系のアニソンや応援歌のような歌を合唱します。
 合唱しながら、色々攻撃してきますのでご注意下さい。

『スペイポッケ』
 テレビウムの男の子でダンスが大好き。ちょっと口下手。
 以前のシナリオで猟兵に助けられ猟兵たちをヒーローと思い応援しています。
 しかし、彼は中継するだけで、残念ながら猟兵たちの助けにはなりません。

『歌合戦』
 歌唱力も重要ですが、誰が聞いているのか、誰に聞かせたいのか、どんな想いを込めて歌うのかが重要となります。その想いは必ずしも歌詞に込める必要はありません。

 それでは、皆さんの参加をお待ちしております。
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第1章 集団戦 『球技ボーイズ』

POW   :    野球怪人・ウェポン
【野球兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    バスケットボール怪人・ジェノサイド
【バスケットボール攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ボウリングピン怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ボウリングピン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:まめのきなこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

伊織・あやめ
スペイポッケさん、はじめまして!
頑張るからいっぱい応援してね!

【見切り】や【フェイント】などで敵の攻撃をかわしつつ
こちらは剣術で応戦
応援歌を歌うとなんだかスポ根のヒロインになったみたい

♪見よ この切っ先は平和のため!
♪見よ この剣風は正義のため!
♪あたしの剣ですべて斬らん!

思いは、あたしの持ち主さまへ
病気がち夢見がちだった持ち主さま
誰よりも平和を願っていた持ち主さま
きっとこんな風に戦うことも夢見ていたんだろうな
その夢を、今あたしが叶えてみせる
玉簪のあたしを大事にしてくれたお礼に

♪この切っ先よ、届け!

歌の上手さは平均よりちょっと上?くらいだけど
思いの強さなら負けないよ!
最後は剣術・似紫で勝負!


ユキ・コシイ
かわいい応援が居るとなれば…ふふっ、これは負けられない…
相手はスポーツチーム…では今回は、応援歌で勝負してみよっか
…応援歌は何のジャンルの歌になるんでしょう?

兎も角、ここはブラスバンド…否、オーケストラの援護で最高潮に盛り上げます。
ユーベルコード【マシーナリー・オーケストラ】
機械仕掛けの管弦楽団の皆様…本日は演奏も攻撃も、全力でお願い
さあ―張り切っていきましょう!

『駆け抜けろ猟兵、疾風より、流星より早く―』

『滾れ猟兵 チャンスをものにするため かっとばせ猟兵!』

『一秒たりとも目を逸らすなその姿を 世界に刻みつけろその軌跡を』

『一瞬たりとも目を離すなこの活躍を 世界に見せつけろその力を―!』



「スペイポッケさん、はじめまして!」
 中継役のテレビウム・スペイポッケに挨拶する伊織・あやめ(うつせみの・f15726)。
「!☆!☆!」
 あやめの言葉に、くるっと一回転してからの両手をくるくるして、ぺこっとお辞儀するスペイポッケ。
「頑張るから応援してね!」
 そんな愛くるしい仕草に笑顔を見せるあやめ。対して、再びくるっと踊って、応援ダンスでお返事。
「かわいい応援が居るとなれば……ふふっ、これは負けられない……」
 可愛らしい応援者に、ユキ・コシイ(失われた時代の歌い手・f00919)もポーズを決めて笑顔を返す。
『ヒーロー頑張って!』
『怪人なんかに負けないで!』
 スペイポッケも、応援動画を流して応援。これからの『コウハクウタガッセン』のバトルは、スペイポッケによってキマイラフューチャーの世界中に中継される。もちろん、猟兵たちを応援してくれる人が大半だが、審査は公平に行われる。
「相手はスポーツチーム……では今回は、応援歌で勝負してみよっか」
 ユキは選曲しながら、呼び出すのは応援団ブラスバンド……というよりは完全にオーケストラ。しっかりと指揮者までいるのが、臨場感を上昇させる。
「機械仕掛けの管弦楽団の皆様……本日は攻撃も演奏も、全力でお願い!」
「♪♪♪」
 ユキの声に、演奏で答える機械仕掛けの管弦楽団。指揮者はタクトを動かし、演奏を止めさせ、一瞬の沈黙。
「……!」
 刹那の沈黙からの指揮者に合わせた演奏で、会場のムードはいきなりクライマックス!
「駆け抜けろ猟兵!♪」
 そのオーケストラの演奏をバックにダンスと共に歌声を響かせるユキ。
 歌声と演奏が重なり合い、球技ビーイズへと降り注ぐ。込められた想いと共に魂を揺さぶる衝撃がオブリビオンたちの存在を揺るがすエネルギーとなる。
 しかし、球技ボーイズには何の影響も無い。このステージのルールがあるからだ。
「マケルナ、マケルナ!♪」
 対して、応援歌で反撃してくる球技ボーイズ。野球怪人が千本ノックのごとく硬球を猟兵たちへと打ち込んでくる。
「あたしの剣で、すべて斬らん!♪」
 そんな硬球をフェイントを交えながら斬り落としていくあやめ。
 ユキが一曲歌い終わったタイミングで、歌声を披露する。
「見よ、この剣風は正義のため!♪」
 剣で舞いながら、歌声を響かせるあやめ。
「……うん、その歌なら、これね!」
 あやめの歌を理解したユキがオーケストラに指示を出し、歌の邪魔にならないようにアドリブで演奏させ、援護する。
「見よ、この切っ先は平和のため♪」
 剣舞のようなダンスを披露しながらのあやめの歌。
(「思いは、あたしの持ち主さまへ」)
 彼女はヤドリガミ。持ち主へのかつて願いは、とても強く、そして優しい。平和と安らぎへの願いを歌に込め、その声を響かせる。
「この切っ先よ、届け!♪」
 歌の終わりに放たれた衝撃波が球技ビーイズへと襲う。しかし、やはり何も起こらない。
「ダッシュー シュート ストライク♪」
 球技ボーイズの歌が終わり、審査の時間になる。
「♪☆☆♪」
 中継していたスペイポッケが、判定結果を……発表するのに、中央へ移動して、両手をくるくる、地面をステップで一回転。両手で指差す方向は……ユキとあやめ。
「……!♪」
 ダンスでユキとあやめの勝利をお祝いするスペイポッケ。同時に球団ボーイズに襲いかかる二人の攻撃。
「アババババ!!」
 あやめが放った衝撃波が、滝のように襲いかかり、ユキの歌声のエネルギーが津波のように球団ボーイズを押し流す。
「ぎゃぎゃぎゃ!」
 『コウハクウタガッセン』により一気に襲いかかってきた攻撃の波に飲まれ、消滅したオブリビオンたち。
 しかし、すぐに次の挑戦者が現れる。まだ、戦いは終わらない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

リカルド・マスケラス
久しぶりっすね~スペイポッケ

歌はそこまで得意じゃないんで、純粋な歌唱より、パフォーマンスで勝負っす
喉を傷めないように、みんな頑張れと歌を頑張る猟兵達を応援する気持ちで、『みかんスムージーの歌』を自作して歌いつつスムージーを作る
「スムスムスムスムスムージー♪」
みかんの皮を剥いて、ミキサーに投入
「喉に良いもの入れとこー♪ハチミツとろりと皮ひとかけ♪」
香り付けに蜜柑の皮もちょっと入れ
「意外なゲストに、大根、コン♪」
そしてグルっと混ぜて、出来上がり。UCも込めて作ったので、飲めば音感や戦闘力が向上するかも。今後戦場に来るであろう猟兵達のために置いておく

敵の攻撃は鎖分銅で打ち返しつつ応戦しとくっすよ


ノイ・グランガイオス
がっつり少年の夢を掻き立てる冒険活劇OP風な奴でいくで! レッツプレイ!

退屈な日々に埋もれてる ホコリをかぶった君のユメ
オンリーワンだったはずの君 いつの間にかその他大勢に溺れて消えてく
あの日誓った君の言葉 小さな頃に交わした約束
今からだって遅くない 立ち上がれ!

走りだせ! 新しい君の物語は 君だけのカタチさ
何かを始めるのに 手遅れなんてない
錆びついた平凡な日々を蹴飛ばして 冒険を始めよう!
ベルを鳴らせ 僕らの駆けだす先に道は伸びてゆく

かっこよく力強く! 少年のワクワクを鷲掴みする感じで!
あ、戦闘の方はテキトーな振り付けに合わせてがっつりしばくで。グーで。



「久しぶりっすね〜 スペイポッケ」
 次に登場したのは、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。
「!☆☆!」
 彼は、テレビウム・ロック事件の時に、スペイポッケを救ってくれた猟兵の一人。彼にとっては、身近で信頼しているヒーロの一人。両手を大きく振って、嬉しさアピールダンス。だけど、喜び過ぎて、後ろにくるっと転んで……しまったかと思ったけど、そこから後ろでんぐり返しで、くるっと起き上がっての、両手ぱたぱた嬉しさアピール。
「歌はそこまで得意じゃないんで、パフォーマスで勝負っす!」
 そんな縁で助けに来てくれたものの、リカルド自身は歌が得意でないとのこと。
「それなら、メインはうちに任せや!」
 そこへ、颯爽と現れたのはノイ・グランガイオス(ごっつウォーましん・f08595)。バックに流れる音楽は、少年の夢を掻き立てる、冒険活劇を連想させるような音楽。
「レッツプレイ!」
 リカルドとノイのハイタッチと共に、ノイの歌声が響く。
「退屈な日々に埋もれてる、ホコリかぶった君のユメ♪」
 激しい歌声と共に、カッコよく力強い歌声に、スペイポッケから中継を受け、見ている観客の皆も、身体を動かしたくなるような、冒険へと飛び出したくなるような気持ちにさせるノイの歌声。
「走り出せ! 新しい君の物語は君だけのカタチさ♪」
 激しい歌とダンスで、アピール。
「だっしゃー」
 さらにダンスの中で、オブリビオンたちへと、『ぐー』でおもいっきり叩きつける。
 そんな激しいダンスと力強い歌声のノイ。しかし、一人で盛り上げるのはやはり厳しい。特に力強い歌声は喉へ強い負担を与える。
「スムスムスムスムスムスムスージー♪」
 歌の間奏に、パフォーマスを割り込ませるリカルド。即興の歌を歌いながら、なんと料理を作り始めた。慣れた手つきで、歌声と共にみかんの皮をむいて、ミキサーへと投入。
「喉に良いもの入れとこー♪ はちみつとろりと皮ひとかけ♪」
 歌声と共に出来上がっていくスムージー。
「ハチミツレモンダロウガー!♪」
 そんな美味しそうなスムージーに異議ありな球技ボーイズ。野球怪人が硬球を打って攻撃してくる。
「意外なゲストに、大根、コン♪」
 そんな打球を鎖分銅で打ち返しながら料理を続けるリカルド。さらに、飛んできたバスケットボールにボーリングの玉をノイが拳で打ち返す。
「グルっと混ぜて、出来上がり!」
 完成した喉にいいスムージーをごくっと飲むノイ。すると、喉の力強さが復活!
「錆びついた平凡な日々を蹴飛ばして、冒険を始めよう!♪」
 復活した声で、再び響かせる歌声に、会場は大盛況で終了した……。

「??????」
 そして審査。スペイポッケが集計して、結果発表!
「?☆?☆」
 くるっと左に回り、一瞬停止。今度は右にくるっとまわって、中央で両手をくるくる三回転。
「!!☆!!☆!!」
 スペイポッケが両手を指したのは、リカルドとノイの二人。次の瞬間、二人の攻撃が効果を発揮し、凄まじいダメージが球技ボーイズに襲いかかり、消滅させた。
 しかし、次のオブリビオたちが待機している。このエリアを制圧するには、あと少しオブリビオンを倒す必要がありそうだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ナイ・ノイナイ
俺は歌が上手い方では無いが……『皆』がいるからな!

獣笛を吹き、鴉や雀や椋鳥、鶯を集めたい。
(動物使い・動物と話す を使用)
鳥と共に歌おう。以下セリフは全て歌いながら行う。

「進もう、星の真ん中へ
 ボールなんて怖くない
 進もう、花の咲く場所へ
 怪人なんて怖くない、だろ?」
歌の終わりにスぺイポッケにカメラ目線。
キマイラフューチャーの皆に世界の危機に怯えるより
危機を乗り越えてワクワクしようと伝える。
(勇気)

鳥や自分に向けて飛んできた攻撃は、鞘に納めたままのサムライサーベルで払い。
(武器受け)
近づいたら鶯以外の鳥を空に逃がしてユーベルコードを発動しまとめて倒す。



 次のチャレンジャーはナイ・ノイナイ(幸いの鳥・f02501)。
「俺は歌が上手い方では無いが……」
 そう言いながら、懐から取り出したのは、獣笛。笛の音が響く共に、空から羽音が響く。
「『皆』がいるからな!」
 ナイの笛の音に呼ばれ、鴉や雀や椋鳥、鶯が集まってくる。
「さあ、共に歌おう♪」
 鳥たちの囀りにナイの歌声を乗せて、鳥たちとの合唱が響き始める。
「進もう、星の真ん中へ♪」
 ナイと鳥たちの歌声に、中継先のキマイラフューチャーの住人は拍手喝采。
「♪☆☆♪」
 中継役のスペイポッケも、頭の上で大きな拍手と共に、くるっとステップ。
「ソレハハンソクダロ!」
 そんな喝采に悪態を吐くオブリビオン。硬球を飛ばして攻撃してくる。
「ボールなんて怖くない。進もう、花の咲く場所へ♪」
 そんなボールは歌を止める事なく、鞘に納めたままのサムライサーベルで払い落とす。
「怪人なんて怖くない、だろ?♪」
 歌の終わりは、スぺイポッケに目線を送って、決めポーズ!
「いいぞー!」
「最高だ!!」
 中継先では、拍手喝采の大フィーバー。それをナイに伝えようと、スペイポッケも右に二回転、左に三回転、くるっと回ってからの、審査ダンス。
(「皆に」ワクワクしようって気持ち、伝わったよな?」)
 ナイの歌で伝えたかった想いは、世界の危機に怯えるより危機を乗り越えてワクワクしようという願い。
「!☆☆!」
 そんな想いが伝わったのか、スペイポッケの両手はノイを指し示す。
「鶯よ、枝はここ、花は今だ」
 次の瞬間、歌の中で放っていたノイのユーベルコードが効果を発揮する。
 ノイの獣笛やサムライサーベルが無数の鶯となり、空を舞い踊る。
「ナンダコレハ!!」
 舞い踊る鶯がオブリビオンの周囲を舞うと共に、紅白の梅の花びらを降らせ、怪人たちを包み覆い隠していく。
「……」
 花びらが消えると共に、オブリビオンたち完璧に消滅していた。
「!!!☆!!!☆!!!」
 このステージの全てのオブリビオンが消滅した。それをダンスで表現するスペイポッケ。
 そんなダンスと今まで歌で会場を盛り上げてくれた猟兵たちへと惜しみない拍手が送られるのだった!

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月18日


挿絵イラスト