騒音迷惑?救え水族館
#UDCアース
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●水族館だけの騒音騒ぎ
ここは水族館、静かで綺麗な心安らぐ場所......であった。
水族館はがらりとしていて人は従業員と少しの客。これまでは繁盛していた水族館だったのだが。人が居なくなった原因は......。
「あっはっはっはっは!みなさーん!私が来ましたよー!どうして人が少ないのかしら!」
水族館の付近から響いてくる謎の女の大声、しかもどこか怒っているように聞こえる。確実にこいつのせいだ。定期的に外から聞こえてくるこの謎の声は水族館の雰囲気を完全にぶち壊し、更に何故か近隣住民には聞こえてないらしく。
そして騒音に負けずチケット売り場にいっても。
「待って!僕らが先買う!言うこと聞かなかったら呪うからね?」
明らかさっきまでいなかった男の子達が邪魔してくるらしい。まあチケット売り場以外でもことごとく邪魔してくる。
そんなこともありこの水族館を訪れる客は怖いもの見たさでくる客くらいとなっていった......。
●騒音迷惑?
「えーとね、UDCアースでまた......うん。また事件。」
最早真面目に説明する気が無さそうなユウナ・フリューアー(霊集いし氷の竜・f07259)、今回も苦笑いを隠しきれていなかった。
「水族館の近くでなんか......爆音でこう、なんて言ったらいいのかな。まあ爆音で水族館を楽しむ人達の邪魔をするおばさんのオブリビオンが現れたってさ。どのくらいうるさいのかは......まあ見てからのお楽しみ。」
こんな楽しみはいらない、そんな猟兵達の目を完全にスルーして説明を続けていく彼女。
「この水族館の近くに目撃されてるのは騒音おばさんだけじゃなくて大量の男の子も確認されてる。その子達はお客さんに向かって生意気な態度で突っかかってくるらしいわ。注意したりすると『呪ってやるからな!』と。うん!鬱陶しいね!」
笑顔で言い切った。これでいいのか。
「えっとまずは男の子達を蹴散らしてね。そうしたら騒音オブリビオンが出てくるから。水族館はオブリビオンの影響で人が少ないからね......一般客への被害は考えなくて良いよ。いや、地形破壊しろって訳でもないけど。建物破壊しない限りは大丈夫だと思う。うん。」
説明していくにつれ何故か生き生きしてくる彼女の表情であった。
今回は水族館の近くに行くと出てくる男の子達を倒し、その後現れるであろう人が来なくなった元凶である騒音オブリビオンを倒すという作戦。特に探索も何も必要ない、本当に相手をただ物理で蹴散らす作戦。
「終わったら水族館ただで最初に入らせてくれるみたいね。静かになった水族館に、ね。まあ気楽にやっても大丈夫だとは思うけどね、油断しないように。」
てことで、頑張ってね。と続けて彼女はその口調のまま転送準備に入っていった。
朔吹雪
どーも皆様、はじめましての方ははじめまして、新人MSの朔吹雪でございます。
OPで察したかもしれませんが今回UDCアースでのギャグシナリオとなっております。真面目に戻すかギャグに徹するかどうかは皆様次第ではありますが。
3章の日常は水族館。3章だけ参加も受け付けます。なおシナリオの状況によっては......はい。
では、水族館のピンチを救っていくとしましょうか。
第1章 集団戦
『怪奇少年・走二』
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POW : キシシ… 呪いあれ…!
【藁人形 】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : ヒヒ…女の生き血をチューチュー吸ってやるっ…
自身の身体部位ひとつを【牙の生えた吸血ヒル 】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ : ふふふ…バーちゃん!タスケテー
【走二の祖母(モンスターペアレント) 】の霊を召喚する。これは【釘を何本も加えて飛ばす遠距離射撃】や【老婆とは思えないほど強い《たいあたり》】で攻撃する能力を持つ。
イラスト:カス
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
野槌・三栄子
走二くん沢山いても可愛いと思いますけどね。…人を呪わば穴二つを教えてあげましょう(《demonマスク》着用)
奇々怪界さ溢れる姿――勝利の為ならばあえて己に下賎な仕草すら課すのが猟兵である。
〉行動
①【恐怖を与える】【聞き耳】【追跡】【フェイント】【ジャンプ】【暗視】【スライディング】
走二大逃走大会開催in水族館だよ走二くん全員集合!
え?獲物は君たちだけど……?
②W I S
追いかけながら『類は友を呼ぶ』発動
1人1人ゲンコツ出来るレベルの痛さを与えて消えてもらう
③走二がバーチャン召喚したら、テケテケ猿で対応。自分は【衝撃波 】で援護しつつ、周囲にいる走二くんの動きに注意しておきます。
ノエミ・カプドヴィエイユ
目指せただ水族館、デスッ!
「呪いがなんぼのもんデス~、こっちだって自動で動く人形デス~!」
呪いに対する恐怖心は無いデス。ガンガン行くですよ。
「そーれ、行くデス~!」
【サイコキネシス】を使って藁人形を精密に動かし、少年に頭突きさせたり手足でぽふぽふ叩かせるデス! ダメージは殆ど無いと思いますデスが、気を逸らすには十分だと思いますデス。びっくりさせてやるのデス。
そしたらぼくの【存在感】をたっぷり出してやるデス。どやー、デス。少年がこちらに注意を向けて、隙を見せてくれればそれで良いデス。ぼくは防御役デスからね。攻撃は皆に任せるデス。
ヒルは気持ち悪いデスけど、頑張って【盾受け】で防御するデスよ!
●さあさあみんなで踊りましょ?
水族館の駐車場、そこでたむろしている少年達。次のターゲットを探しているらしい。そこに近付く猟兵の影。さて、ちょっと呪ってやると脅してやる!猟兵ならば本格的に呪ってやる!彼らは藁人形を構えて呪う準備を整え──
「呪いがなんぼのもんデス~、こっちだって自動で動く人形デス~!目指せただ水族館、デスッ!」
ノエミ・カプドヴィエイユ(リトルドール・パラディン・f10355)のその言葉を聞き、あ、無理だこれ脅し通じねえ呪えるかどうかもわからねえと全員が悟ってしまった.....
「そーれ、行くデス~」
彼女は彼らが持っていた藁人形をUCで浮かしていく。その人形を精密に動かすと“なぜか”少年が地面に頭突きをしたり味方を叩き始めたり......人を呪おうとした代償とでも言えばいいだろう。どやー!とでも言わんばかりの彼女の存在感。どこから出ているのかは不明だがその存在感に目を奪われているうちに藁人形を浮かされまた1人不思議なダンスを始める少年が増える。コンナハズジャナカッタ。
念のため言っておくと彼らだって無抵抗で身動き封じられている訳ではない。自身の部位を1つヒルの頭に変えて突撃しダメージは与えようとしていたのだ。してはいたのだ。
気持ち悪いと盾ですぐ防御されて藁人形を浮かされまた謎ダンスを披露する羽目になったが。
そうこうしている間に自分達で傷つけ合う謎ダンスにより傷が蓄積され、彼女の目の前にいた少年達は消えていった。彼女のただ水族館に一歩近づいたのであった。
●鬼ごっこは突然に
「走二くん沢山いても可愛いと思いますけどね。......人を呪わば穴二つを教えてあげましょう」
ブルーベリー色の謎の怪物マスクを被った野槌・三栄子(朱に交われば赤くなる・f17364)は沢山いる少年──走二くん──がわんさかいる状態を見て呟いた。
ちなみになぜマスク着用なのか。本人曰く“奇々怪界さ溢れる姿──勝利の為ならばあえて己に下賎な仕草すら課すのが猟兵である。”とのことだ。
少年達はその彼女の姿を確認し......一斉に逃げ出していった。相手は猟兵。だがマスクを被った姿になぜか恐怖を覚えてしまったのだ。その様子を見て彼女は笑顔で
「走二大逃走大会開催in水族館だよ走二くん全員集合!」
と叫び1人ずつ追いかけていった......
家族やカップル等が静かに魚を眺め、ゆったりと過ごす憩いの場所。それが水族館。ここは駐車場ではあるが期待に胸膨らませる場所には違いない......はずであった。この状況を見るとそうとは言えない、確実に。
駐車場などで繰り広げられているのは謎の鬼ごっこ。必死に逃げる少年達。それを追いかけるのは怪物マスクを被った女性......カオス以外になんて言えばよいのだろうか。
捕まった少年はげんこつされて消えていく。ただし、彼らもそんな簡単にはやられない。彼らのバーチャンを召喚して戦おうとはしていた。彼女が召喚していた謎のテケテケ笑う赤い猿と彼女の衝撃波による援護に倒されていったが。その衝撃波に巻き込まれていく少年も少なくはなかった。それを見届け彼女がまた追いかけるのを再開し.....
そうして奇妙な鬼ごっこは彼女の勝利で終わった。満足気な彼女を見て隠れ残った少年達は恐怖したという。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
神崎・伽耶
居候のクリフ君(f16927)と。(アドリブ歓迎!)
水族館水族館♪
楽しそうだね~、クリフ君!
あれ、何よこの子たち。
クリフ君のお友達? ほら、なんか雰囲気似てるし?
……なぁんちゃってね、こいつらがあたしの飯のタネ!
愛用のバスタードソードを抜いて、周囲の敵を薙ぎ払う!
いい、あたしから離れちゃダメだよ!(ウィンク♪)
敵の攻撃はワイヤーで受け流し、クリフ君の暴言(とビビり☆)を楽しみながら戦う。
攻撃は味方にお任せ☆
呪いが飛んで来たら、無敵城塞で受けて見せたげる。
ふっふーん、簡単に触らせてなんかやらないよーっだ!
……同じ悪口雑言でも、クリフ君のは可愛いのにねえ……どこが違うんだろ?
って、こら、触るなぁ!
クリストフ・フロイデンベルク
小娘(伽耶(f16927))に強引に連れられ、嫌々(でもなく)参加。
何故私がこの様な場所に……
何?この薄気味悪い小僧が私と似ているだと?
冗談でも笑えん話だ。
如何やら貴様(伽耶)には罰を与えねb……
(と、じゃれている間に走二達がわらわらと)
ええいっ!鬱陶しいっ!私に呪詛とは百年早いっ!
先ずは貴様(走二)達から罰を与えてやろうっ!
しかし戦いは不得手(な見た目は子供、頭脳は100歳の悪徳聖職者)。
召喚した死霊騎士と死霊蛇竜に<呪詛>を乗せた攻撃をさせ、私は小娘の陰に……
て、適材適所というものだっ!(あせあせ)
ほぉ?簡単には触らせないのか?
(にやりと邪悪(悪ガキ)な笑みを浮かべ、伽耶の身体をさわさわ)
四辻・未来
水族館も子供の憩いの場として悪くないけど人様に悪態を吐くのはよろしくないね
ここはお姉さんが社会のルールというものを教えてしんぜよう。
走二くんには優しく「ほら君、割り込みはダメだよ」と諭すよ
呪い? 「ハハハ、呪いを信じてるなんてまだまだ子供だね」と【殺気】を放つよ
世の中には言っていい事と悪い事がある。いいね?
WIZだしお婆ちゃんか
破邪顕現で迎え撃つよ。
そう、"ご老人が見かけによらない強力な体当たりをしてくるなんてあり得ない"し、
"刺さるように飛んでくる釘なんてドラマだけ"さ
釘は杖で弾き、ご老人は優しく受け止めてあげよう
ぐだぐだ煩いようならピースサインでグサっと【目潰し】
ついでに走二くんにもグサっ
●羨まし......羨ましい!
「ほらほら水族館だよクリフ君♪」
「何故私がこの様な場所に......」
笑顔で水族館へと歩いてくる神崎・伽耶(トラブルシーカー・f12535)と彼女に引っ張られて嫌々(でもなさそうな)クリストフ・フロイデンベルク(堕ちた聖職者・f16927)は少し怯えた表情でこちらを見る少年達が目に入った。
「あれ?何よこの子たち。クリフ君のお友達?なんか雰囲気似てるし」
少年達の目に少し光が灯る。こいつら猟兵のくせに!
「何?この薄気味悪い小僧が私と似ているだと?全く笑えんじょうd......鬱陶しいわ!」
猟兵だがしらないようだったのでとりあえずクリストフの方へじゃれてみる事にした。子供だから謎のシンパシーでも感じたのだろうか?
じゃれつきにいった者はどうなったか?そのまま倒されない訳がない。調子にのって呪ってやろうか?と口に出した時だった。
「私に呪詛など100年早いわ!」
死霊騎士と死霊蛇竜が召喚された。2体は少年達に呪詛を乗せた、お返しと言わんばかりの攻撃を放った。クリストフは伽耶の後ろへ回っていった。
伽耶は伽耶で少年達を剣で薙ぎ払い倒していっていた。せめて呪いだけでもかけてやると意気込んだ少年もいたりはしたが呪うまえに剣の錆となるのであった。
「ほらクリフ君。あたしから離れちゃだめだよ!」
少年達には女性に守られる子供に見えるのだろう。盛大にクリストフを冷やかした。学習をしてほしいものであった。そして羨ましいのだろう。女性が守ってくれたりする図が。羨望のこもった呪いの藁人形を彼女へと投げた。
それも当たったはずだが彼女のUC【無敵城塞】により防がれた。
「ふっふーん、簡単には触らせてやんないよーっだ!......同じ悪口雑言でも、クリフ君のは可愛いのにねえ.....どこが違うんだろ?」
少年達はその言葉には決してイラついたりすることはなかった。だがその後のクリストフの行動に彼らは戦慄した。
「ほぉ?簡単には触らせないのか?」
彼は彼女の身体を触りはじめたのだ!こちらに見せつけるように!すごく邪悪な笑みで!少年らはその様子を嫉妬の目で見つめるしかなかった。そして少年達はなぜかダメージを受けて消えていったのだ......
●社会のルール
少し遡るのだが、最初の猟兵が到着する前の話だ。
とある1人の少女が並んでいる姿を発見してかもがきた!と近づいていった。いつも通り列に割り込んで気付く。こいつ猟兵だ、と。だからなんだと言うのか。猟兵に呪いをかけたらそれはそれで万々歳ではないか。
「ほら、君達割り込みはだめだよ?」
......優しく諭された。こいつほんとうに猟兵なのか?と疑いつつうるさい呪ってやるぞ?と1言。
「呪い?ハハハ。呪いを信じてるなんて子供だね」
その瞬間彼女に殺気がほとばしる。
「世の中には言っていいことと悪い事がある。いいね?」
そして四辻・未来(FRINGE・f05564)との戦闘は静かに、幕を開けた。
なんとなくこいつただ者じゃないと察した少年らはバーチャンをすぐに召喚した。バーチャンは突進しながら釘を放った。だが未来は冷静であった。
「"ご老人が見かけによらない強力な体当たりをしてくるなんてあり得ない"し、"刺さるように飛んでくる釘なんてドラマだけ"さ」
するとバーチャンの体当たりの速度が極端に下がった。釘も飛んではきているが簡単に弾けそうなほど緩い。これは彼女の【破邪顕現】というUCの効果であるが少年達に分かるわけもなく。
彼女はバーチャンを優しく受け止め......バーチャンがうるさい。とにかくうるさい。オブリビオンに引けを取らないレベルでうるさい。
釘を杖で弾いた彼女はそんなバーチャンににこりと笑って......目潰しを食らわせた。そうです。あの目潰しです。
ついでだと言うように近くにいた走二君にも目潰しが飛んでいく。仕方ない。
「お姉さんが社会のルールという物を教えてしんぜよう」
少年達はその言葉にも恐怖を覚えて逃げていった。残って呪おうとしたものは目潰しされていった。
──彼女が本当の最初に来ていた猟兵であったのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『忍び寄る身近な恐怖『爆音おばさん』』
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POW : おばさん覚醒
【充血の瞳】に覚醒して【アクティブおばさん】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
SPD : おばさん暴れる
【近所迷惑な騒音】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : おばさん飛ぶ
全身を【何とも言えないオーラ】で覆い、自身の【怒り】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
イラスト:荒雲ニンザ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ピオニー・アルムガルト」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
野槌・三栄子
さっきまで走二くんたちとタノシク遊んでたのに…
音量にビックリしてみんな帰っちゃったじゃないかア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッッアッアッアッンン!!!(嘆きと逆恨み
おばさんは出禁なんで、どうぞお帰りくださいッ!!
〉行動
①音量に【激痛耐性】
②【衝撃波】でおばさんのラジカセを手から離れさせることを目論む
③敵からの物理攻撃には【見切り】【逃げ足】で避けることを心がける
④【類は友を呼ぶ】で主にラジカセを狙う。髑髏をひたすら投げつける
⑤移動は【ダッシュ】【フェイント】
⑥自分よりまともな他の猟兵が活躍や目立つように敵の隙を作りたいと考える
アクアリウムを舞台に逝かれたデュエットが展開される!
●騒音による逆恨みは何を生み出す
「みぁなぁさぁあん!水族館楽しんでますかーーー!!!」
突如響き渡るおばさんの爆音ボイス。近所の人はまたか、みたいな顔をしているだろう。そこに1人、なぜかすごい怒っているのだが......
「さっきまで走二くんたちとタノシク遊んでたのに......音量にビックリしてみんな帰っちゃったじゃないかア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
......一応捕捉しておこう。走二くん─先ほどの集団戦の敵─は音量にビックリして帰った訳ではない。“猟兵”達と戦い、破れて消えていったのだ。まあつまりこれは彼女─野槌・三栄子による逆恨みであった。
「なによあんた!私の邪魔するわけ!?なら容赦しないわよ!」
その逆恨みに過剰に反応する爆音おばさん。スピーカーを構えて迎撃体制をとっている。
「そちらこそ邪魔しないでください!あとおばさんは出禁なんで、どうぞお帰りくださいッ!!」
......最初の戦いは波乱(?)の幕開けとなった
駐車場で行われるはラジカセを持ったおばさんと赤い謎の猿をつれた女性の謎の対決。
だがオブリビオンの爆音による攻撃は彼女にはあまり聞いていないようだった。そこにカウンターとして彼女が放った衝撃波がおばさんへ刺さっていく。謎のテケテケ笑う猿も骸骨をおばさんに投げ続ける。
そんなことをしている間におばさんに異変が起こった。ラジカセを持っている腕がやけに痛いのだ。更に若干音も悪くなっている気がする。だからラジカセを置いてしまった。
音が悪くなっているのは気がするだけなのだが、腕が痛くなったのは確実に目の前にいる猟兵とその横の猿のせいだ。
「かかりましたね!」
ラジカセを置いたおばさんはもうちょっと声の大きいオブリビオンである......いや、うるさいのには変わりないかもしれない。
だがラジカセを手から離れされるという策略にはまってしまったおばさん。腕に集中していた攻撃が一気におばさんの体全体へと目標を変えた。
「なめるんじゃあぁぁないわよおおぉぉぉ!」
そのとき.....おばさんは飛んだのだ!比喩表現ではない。本当に飛んだのだ!なんとも言えないオーラを纏い飛んだおばさんは空中から2人(?)へと突撃、地面にめり込んだ。
まあ大声を伴いながらだったので簡単に見切られ避けられた。悲しきかな。
次こそ集中攻撃を食らった。だがここで倒れるほどおばさんは弱いオブリビオンではなかった。地面からすぐに脱出し、ラジカセを持ち直してまた爆音を流す。
ダメージを与え、走二くんの敵(?)も多少とり、満足した三栄子は前線を離れた。
逝かれたデュエットは謎に始まり謎に終わっていった。
大成功
🔵🔵🔵
レパル・リオン
【変身】して!
突っ込んで!
命の限り!
殴り続ける!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
●来たれ!魔法少女(物理)!
おばさんは悠々とまた爆音を鳴らしていた。ラジカセから謎のおばさんコールが聞こえてくる。
「どこからか分からないけどお!さっきからおばさんおばさんうるさい!!」
自分でかけていることも忘れたのであろうか。というかその声もうるさくて仕方ない。
「貴女ね!むやみやたらにうるさい音を出している迷惑なおばさんオブリビオンは!」
おばさんが一人芝居を繰り広げている謎の現場。
そこへ!颯爽と登場したのは1人のキマイラの少女であった。
「誰がおばさんよ!私の事はお姉さんって呼びn」
「そんな迷惑なおばさん放って置けない!」
相手の大声に聞く耳持たず、彼女は変・身!と叫んだ!
現れたのは空中に浮かぶ火の輪。それを華麗に飛んでくぐると彼女は魔法少女─ライオンをモチーフにした衣装─へと変身したのだ!
「レパル!フォーム《サンライズライオン》!さあおばさん!この私が相手よ!」
変身も台詞もピシッっと決め、おばさんを指差し名乗りをあげるレパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)。その勢いのまま彼女はおばさんへ突撃していった!
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
彼女はおばさんに突っ込んだ。決してこのおばさん弱そうだから大丈夫だ、ははっなど微塵も思ってはいない。かといって無謀な突撃でもない。変身した事によって彼女の戦闘能力が上がっているのだ。物理で戦う彼女にとっては寧ろ距離をおくほうが不利となる。
「は?魔法少女なんだからちょっとくらい魔法使いなさいよ!?」
魔法少女とは言うが別に魔法を使わないといけない訳ではない。変身したという事実を魔法で変身したと解釈すればきっと立派な魔法少女であろう。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
そんなツッコミを気にも止めず彼女はおばさんを殴りつけた!
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!」
ひたすら殴った。殴り続けた。おばさんは咄嗟にラジカセを盾にしようとしたが間に合わず。
だがこんなところで終われないらしい。彼女は目を真っ赤に充血させてレパルの攻撃を避け始めた。だがカウンターに移す事は出来なかった。
UCにより魔法少女になったレパル。だがこのUCは寿命を削るのだ。いくら彼女が命の限り殴り続けようとしても、それには限界があるだろう。おばさんはその限界を待ち望んでいたそうだ。
成功
🔵🔵🔴
クリストフ・フロイデンベルク
貴様(伽耶(f12535))、少し落ち着きというものを持てないのか?
大体私はクリストフだと……む?
成程、あれがヒステリーを起こした中年女か。
面倒な事この上ないが已むを得ん。
私が彼奴(おばさん)の注意を引く。
貴様は隙を見てあの騒音を何とかしろ、こうも煩くては敵わんからな。
※<存在感>と<言いくるめ>でおばさんの注意を自分へと誘導。
見た目は子供でも老齢の聖職者!
得意の説教でその怒りを宥め賺したり肯定したりと手玉に取る。
戦闘突入後は≪生まれながらの光≫で援護。
ふん、その程度唾を付けておけば治る。
それとも……くくく、私に舐めてもらいたくてそう言っているのか?(悪い笑み)
※実際に舐めてもOK(笑)
神崎・伽耶
クリフ君(f16927)、こっちこっち~。
うわ、五月蠅いおばちゃんがいるねえ。
ヒステリーって、キツくない?
めんどくさいなあ~。
とっととお片付けしちゃいましょ。お相手よろしく~♪
「目立たない」ように、そろそろと死角に回り込んで。
『じゃあ、賭ける?』
鞭を操り、死角からラジカセを跳ね飛ばす!
……あれ、これさっきもやってなかったっけ?
柳の下にはドジョウが二匹……なるほどねえ?
騒音で反撃されたら、攻撃を見切りながらオーラ防御。
とりあえず、クリフ君は背中に庇っておくけどね?
ラスト、帽子を落として、追加攻撃!
イタタタ、怪我しちゃった~(頬にちょっぴり)。
クリフく~ん♪(傷を指さして治癒をねだる☆)
●周りの注意は大切です
ガンガン鳴り響く迷惑な音、その音は止まる事を知らないのか。おばさんはさっきからくる邪魔の事を忘れようとボリュームをあげ始めていた
「クリフ君こっちこっち~」
「おい......貴様は少し落ち着きというものを持てないのか?大体私はクリストフだと言っているだろう。」
ふと耳を澄ませると騒音の間から少し場違いな会話が聞こえてくる。その会話の主達はおばさんを見つけるなり
「うわ、五月蝿いおばちゃんがいるねぇ。」
「む?......成程、あれがヒステリーを起こした中年女か。」
ヒステリーってきつくない?だな、面倒な事この上ない。少し笑いながら話すその声はおばさんオブリビオンにグサグサ刺さっていた。
「さっきからうるさいわね!私はおばちゃんでも中年女でもない!お・ね・え・さ・ん!リピートアフターミー!おねえさん!」
そんなオブリビオンを冷めた目で見つめるクリストフ・フロイデンベルクであった。
「全く貴様は何をそんなに怒っているんだ。水族館に親でも殺されたのか?」
おばさんに普通に語りかけるクリストフ、彼は見た目こそ少年かもしれない。だが実際は老齢の聖職者なのだ!謎の存在感に多少震えるおばさん。
「水族館はねえ!静か過ぎるのよ!いい?こういうのは賑やかであるべきだと思わないかしら?!カップルや家族がこんな静かな所......話続かなくて微妙な空気流れるでしょ!」
「笑止千万だな。確かに賑やかさは良いものだ......だが水族館は静かな雰囲気が良いものだろう。他もそうだ。高級レストラン等は賑やかで騒がしいか?静かだからこそ楽しめる物がある、貴様はその事に気付かない残念なただの五月蝿いおばさんだ。」
おばさんの僻みは彼の正論による説教であっさり切り捨てられた。
「更に騒音で迷惑させてやろう?それにしてはなかなか不十分だな。こうやって私が話している事も周りに気を配っていれば邪魔できたはずだ。なぜしなかった」
ニヤリと笑って放った言葉。その言葉にはっと何かに気付いてしまったおばさん。“1人いない”のだ。先ほどまでいたもう一人の女猟兵が──
「案外気付くの遅かったね......おばさんどっちに賭ける?この鞭を避けれるか避けられないか。私は避けられない、に賭けるけど」
その言葉が聞こえるのは死角、声と共に飛んでくる鞭はラジカセを吹き飛ばしおばさんの頬にかすり傷を与えた。貴重な攻撃手段を奪われたおばさんはまた怒りを露に謎の本当になんともいえないオーラを纏って四方八方に騒音を撒き散らした!
鞭でラジカセを吹き飛ばした神崎・伽耶は後ろに下がっていたクリストフを庇いながら攻撃を見切っていく。多少傷はおったがクリストフのUCにより傷はすぐにふさがる。
傷が塞がった事を確認した彼女は帽子を落とした。その瞬間超加速しまた鞭を振るう。今度はラジカセではなく、おばさん本人へ。
「だぁかぁらぁ、なめんじゃあないわよおおおお!」
だが、おばさんは当たる直前に飛び、少しの傷こそ与えられたが致命傷を与える事は出来なかった。飛んだおばさんはそのまま真下へダイブ!その衝撃波はかなり大きく彼女は咄嗟にオーラを纏い防御したが頬にまた傷をおってしまい。
「イタタタタ、怪我しちゃった、クリフく~ん♪」
おばさんが地面に刺さっている事を確認してから頬にできた傷を指差し、回復して?とねだる彼女。
「その程度の傷、唾をつけておけば治るだろう......くくく、それとも私に舐めてもらいたくてわざと言っているのか?」
「そっか~......でも今は少し危険かな。じゃあ帰ったらお願いね♪」
悪い笑みを浮かべた彼の質問に答え、帽子を拾いながら横目で刺さったオブリビオンの様子を見た。既に地面からは抜けておりラジカセもセットしてある。
「帰ったら、か。ならば回復もかねて退くとするか。」
「りょ~かい。」
相手の体力も残り少ない、だが深追いし過ぎるとかえって危険が生じる。十分に分かっていた2人はこの場では一旦退く事に決めた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ルク・フッシー
「レパルさん(f15574)!?なんて戦い方をしてるんですか…!」
猟兵にも水族館にも、これ以上の被害は出せない…ボクがやるしか、ない!
あのオブリビオンは、恐らく怒りに任せ、高速飛行により突撃してくると見ました
人の戦い方を無茶だと言っておいてなんですが、その突撃の隙をつくしかない…!
穂のない大筆で、【オーラ防御】を併用しつつ突撃を【武器受け】…!まともに受けたら耐えきれないでしょう、でも突撃してきた相手の背後を攻撃すれば…!
予め大筆の穂と小筆を花びらにしてて、水族館の各所に隠しておきました
これを、オブリビオンの後ろから一斉に浴びせます!
●怒りの最頂点
「ああ、ああ、ああああああ!!今日は邪魔しか入らないわねえ!」
駐車場で1人喚くおばさん。彼女は結局何がしたいのかわからない。ただひたすらに絶叫しながらラジカセでカフェでよくあるようなBGMを大音量で流していた。チョイスが謎である。
「よ、よし。これで......これ以上猟兵にも、水族館にも出させません。ボクが相手です!」
今までの戦闘を隅から見ていた少年ルク・フッシー(やると言ったらやる・f14346)がとうとう出てきた。いや、別に本当にただ眺めているだけではなかったのだが。
「まあた邪魔しにきたのねえぇぇ!本当小賢しい猟兵達だわあぁぁ!」
今まで邪魔されてきた怒りを彼にぶつけようとするおばさん。
彼はその怒りに対抗するように、静かに棒を構えた。
「そんな棒で私の攻撃が受けられると思ってるのかしらあ!?本当鬱陶しいわねえ!?」
またなんともいえないオーラを纏ったおばさんは今自分が出せる最高速で飛び、その勢いのままルクへとまっ逆さま。ラジカセをぶつけようとしていた。
──速い、怒りが収まらないんだ。まともに受けたらきっと......
「でも、やるしかない!」
ラジカセと棒のつばぜり合い。位置関係も、力関係もどちらが優勢かなんて自明の理。だが......
いつから武器が棒だけだと思っていた?そもそも“棒”としか言っていない。ただの棒だと思っていたのか?
「ぎゃあ!なにこれ!」
突然背後からおばさんを襲いかかったのは塗料の花びらだった!
彼が今までの戦闘を見ていた理由。武器である大筆の穂と小筆をUCで花びらへと変え、それを水族館や駐車場の至るところに潜ませていたからだ。彼が持っている棒は大筆の軸であった。
飛んでいて、更に全体重をラジカセにかけていたおばさん。四方八方から急に攻撃が飛んできたらどうなるか──お察しの通りである。
おばさんは今までの蓄積ダメージも大きく、何の断末魔も上げる暇なく消えていったのであった。
「......人の事無茶だって言っておいてですが、ボクもなかなかですね」
残されたルクは武器を戻して苦笑気味に呟いた。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『たのしい水族館』
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POW : お土産をたくさん買う
SPD : 魚をいっぱい見る
WIZ : イルカやアシカなどのショーを楽しむ
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
無事に騒音騒ぎも収まった。
駐車場は......色々とすごいが水族館や周囲の民家等にも被害は出ていない。そのお礼にただで、貸し切りで水族館を満喫させてくれるらしい。
勿論定番のショーだってしているしおみやげだって売っている。折角の機会だ、充分に楽しむといいだろう。
......なおただなのは入館料、おみやげ代等は対象外である。
野槌・三栄子
いや~、騒音おばさんは強敵でしたね(空虚)
【SPD】
①アクアリウムをのんびりと過ごす。
②走二くんの顔をした魚類が、こちらにニヤリ…と笑っていた気がする
③その瞬間、三栄子のどろどろに溶け合った愛着と執着が、目映いほど瞳の奥から覗く!水槽をドドスコリズミカルに叩き始めた【パフォーマンス】
④どぅらぁ(どこだ)!魚、どぅらぁッ(どこだ)!
⑤正気に戻った
ーー気の所為だった。きっと走二くんがまだここにいるのだと。そんな自分にとって都合の良い妄想などあり得ないでしょう
⑥そんな思考をしながら帰りに駐車場をウロついてから水族館を後にする!討ち漏らしがあるかもしれないから…
⑦いつかまた遊ぼう走二くん(良い話風に
●楽しかったオモイデ
水族館にはあまり似つかわしくないどんどんと水槽をリズミカルに叩く音。水槽の魚はビックリして物陰に隠れて行く。それに気付いた水族館の従業員が気づいて水槽を叩く野槌・三栄子を慌てて止めに入った。
「お、お止めくださいお客様!魚がビックリして逃げてしまってます!」
どぅらぁ、魚どぅらぁ......まるで理性を失ったかのようにそう繰り返し水槽を叩く彼女。何があったのか分からない従業員はひたすら止めようとする。
だが彼女の頭は遊んだ(戦った)相手、走二くんの事で一杯であった。従業員の言葉等耳に入らず──
「本当にすいませんでした!」
「い、いえ、お客様お気になさらず、この後もゆっくりお楽しみください。」
正気に戻ったのか、彼女は数分後従業員に平謝りしていた。
従業員が持ち場へ帰った事を確認して水槽の近くのベンチに座って溜め息をついた。
お礼として無料で入れた水族館。休息の為とほぼ貸し切りの状態を用意してくれた。今彼女がこの場にいるのは休息の他、もう1つ理由があった。
──もしかしたら走二くんがまだいるかもしれない
そんな淡い期待を胸に彼女は水族館を訪れた。魚達は悠々と泳ぎ見る者を癒すだろう。それでは物足りない、あのかわいい子達にまた会いたい。遊びたい。
そんな欲望が交差する中、ふと水槽のなかにはニヤリと嗤う今も思い続ける“彼”の顔......
行動せずにはいられなかった。気付けば自分は水槽を叩き従業員に窘められていた。
きっと走二くんはまだここにいる。そんな自分の都合の良い妄想。そんな事あり得ないと頭では分かっているのに。心の中では思ってしまっていたのだ。
水族館を後にし、からと遊んで戦ったぼこぼこの駐車場をふらふらと歩く。
......あの騒音おばさん強敵でしたね。そういえば走二くんたくさんいました。まだ討ち漏らし、あるかもしれない。
そんな事ある訳ない。だがやはり考えてしまう。
彼女は駐車場を一通り見てからその場を後にした。
「またいつか、一緒に遊ぼうね。走二くん。」
そう一言残して。
成功
🔵🔵🔴
ルク・フッシー
(レパル(f15574)と一緒に、座って水槽を眺めている)
…ここは、静かですね
…絵に描くより、今日はずっと、レパルさんとこうしていたいです
(…どきどき)
…レパルさん、その…さっきの戦いで、ケガとかしてない、ですか?
よ、よかった…無茶はしないでくださいね
今日はもう、ゆっくり休みましょう
また明日、がんばりましょう
レパル・リオン
(ルク(f14346)と一緒に、座って水槽を眺めている)
えへー、なんだか落ち着くわねー
UDCアースの水族館は…キラキラしててキレイよねー
ルクちゃん、絵を描かなくていいの?
ケガ?だいじょー、あうっ(くらっ)
うー…やっぱり疲れたわ…
…うん!
今日はのんびり、もー何も考えないわー
●想いと念いの交錯
「......ここは、静かですね。」
水族館の静けさに身を包む2人、ルク・フッシーとレパル・リオンは目の前の水槽を座って眺めていた。辺りは暗く、水槽だけが朧気に光って見える幻想的な空間に2人は何を思うか......
「UDCの水族館は......キラキラしててきれいよねー。何だか落ち着くわー。」
魚が思い思いに泳ぐ水槽。それをぼーっと見つめているレパル。彼女はいつも笑顔で元気、頑張り屋な魔法少女(戦闘スタイルも含めて)。だがその正体は普通のキマイラの少女だ。笑って、怒って、泣いて......
「ルクちゃんは絵を描かなくていいの?」
少し強がりで優しい少女。今だって──
「絵、ですか。」
レパルの隣で同じように水槽を眺めるルク。臆病で気の弱い、それでも真面目に取り組み、守るべきものの為ならどんな相手にでも立ち向かう勇気も持った少年。今回の依頼でもそうだ。水族館を、他の猟兵を守るために戦った。
「......絵に描くより、今日はずっと、レパルさんとこうしていたいです。」
......心臓の鼓動が体中を響いているこの感覚。そんなのは関係ない。隣にいる大切な友人。彼女の少し無茶な戦闘を見ていた彼。
「......その、さっきの戦いで、ケガとかしてない、ですか?」
そう聞くと予想するのも容易いだろう。
「ケガ?だいじょー......」
言いかけふらついて止まる嘘。彼女がどういう意図でケガを隠そうとしたのか、それは分からない。強がっていたのかもしれない。彼を安心させようとしたのかもしれない。
ただ、嘘をつくまえにふらつきそのまま彼の方へ倒れかけたという事実は変わらない。実際ケガ自体はないがあの激戦での消耗は激しい。
「うー...やっぱり疲れたわ」
へにゃっと笑って椅子の背もたれにもたれ掛かる。
「そう、ですか。今日は、ゆっくり休みましょう。また明日、頑張りましょう。」
ケガが、ないようで良かったです......彼の最後の言葉は消え行くようにその場に溶け混んでいった。彼女の耳には入ったのだろうか。
「そうねえ......うん、今日はのんびり、もー何も考えないわー」
今はただ、この時間をゆっくり楽しもう。明日の事は明日考えて、今日はこうやって過ごそう。
そんな2人を見守るような、そんな雰囲気が不思議と辺りに溢れていた。
●変わらぬままで
水族館の騒音騒ぎは収まった。これからこの水族館がどのような運命を辿るのか。
もしかしたら以前のように沢山の人が訪れるかもしれない。
もしかしたら人が来なくなりそのまま隠れた名所となっていくのかもしれない。
どんな未来が訪れたとしても、後悔はないのかもしれない。
──今日も魚達は悠然と泳ぎ続けている
大成功
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