⏰バトルオブフラワーズ⑥〜ダンス・バトル・ダンス!
「キマイラフューチャーが真っ二つに割れてしまいました! アカネに力をお貸しくださいませ!」
グリモアベースにテレポートしてきたアカネ・リアーブル(とびはねうさぎ・f05355)は、慌てた様子で集まった猟兵達に向かい合った。
「皆様に行っていただきたいのは、システムフラワーズに繋がる6つの『ザ・ステージ』と呼ばれるエリアの一つ、ザ・ダンスステージです。ここでは群舞のようにダンスしながら、楽しくバトルすることができます」
何か言い回しがおかしいような気もするが、気づかない様子でアカネは続けた。
キマイラフューチャーの中枢であるシステムフラワーズには、周囲を守る6つの『ザ・ステージ』がある。
これら全てオブリビオンから取り戻さないと、目的地である『システム・フラワーズ』にたどり着くことはできない。
ザ・ステージにはそれぞれ「特殊な戦闘ルール」があり、たとえ敵を倒しても、敗北条件を満たすと謎の力で追い出され、強制敗北になってしまう。
ここは「アカイクツレボリューション」と呼ばれるステージとなっており、ダンスのステップを踏みながら戦わなければならない。
戦場の床が明滅を繰り返し、光っているタイルのみを踏みながら戦わなければならない。
光っていないタイルを踏んだり、ダンスに失敗したりすると戦闘不能となり脱落してしまう。
また、ダンスが上手ければ上手いほど戦闘力が上がり、楽しく踊りながら多数の敵を撃破してクリアしていくことになる。
「蝶のように舞い、蜂のように刺す。楽しく踊りながら戦えば、必ずこのエリアの敵を撃破できるはずです。皆様、たのしんでくださいませね!」
アカネはその場でステップを踏むと、グリモアを発動させた。
三ノ木咲紀
オープニングを読んでくださいまして、ありがとうございます。
マスターの三ノ木咲紀です。
オープニング作成からリアルタイムシナリオとなってしまっていますが、このシナリオはGW東京オフのリアルタイムシナリオとして運営させていただいております。
電源が続く限り執筆させていただきますので、よろしければご参加くださいませ。
シナリオの概要はオープニングの通りです。楽しくステップ踏みながら戦えばだいたいOKです。
それでは、良いダンスバトルをお楽しみくださいませ。
第1章 集団戦
『冬の思い出トリオ』
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POW : かまくら怪人・ウェポン
【かまくら兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : みかん怪人・ジェノサイド
【みかん攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : 鍋怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【鍋】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
高鷲・諒一朗
ダンスなら任せてくれよお、ってなあ!
うなれ俺のこの長い脚!
スカイダンサーの真髄を見せてやらあ!
こういうゲームはあちこちでやったことがあってなあ
得意中の得意なんで、まずは楽しむことを第一にやっていくぜえ
音楽と一体になれば、必然と次に踏むべきパネルの場所も予測がつくってもんだ
さぁ! レッツ・ダンシングだぜえ!
長い四肢を使って腕の振りや体のひねりも加え演出しつつ
危ないところは「野生の勘」で咄嗟に踏みつつ
とにかく楽しく! 見栄えも考えて! しっかり最後まで踊りきるぜえ
もちろんゲームが終わるまでダンスは絶やさないように
ここぞというときに攻撃できそうなら
『金狼舞踏』で攻撃していくぜえ!
鮮やかなネオンサインと、明滅するフロア。
最高のダンスホールを前に、高鷲・諒一朗(ミルザム・f17861)はその場で軽やかにステップを踏んだ。
「ダンスなら任せてくれよお、ってなあ!」
金狼のなめらかな毛並みをなびかせながらダンスホールへ文字通り躍り出た諒一朗は、輝くパネルを軽やかに踏んだ。
「うなれ俺のこの長い脚! スカイダンサーの真髄を見せてやらあ!」
心から楽しそうに叫んだ諒一朗は、踏んだパネルの光が消える寸前に隣のパネルを踏んだ。
音楽に合わせて、情熱的に踊る。
こういうゲームはあちこちでやったことがあって、得意中の得意だ。
まずは楽しむことを第一。正しい答えを導き出した諒一朗は、下半身だけでなく上半身も存分に使って踊りを楽しんだ。
人狼の長い四肢を使って腕の振りや体のひねりも加え演出しつつ、音楽と一体になれば自然と踏むべきパネルの予測もついてくる。
同じフロアで踊る冬の思い出トリオも、負けじとステップを踏み諒一朗に迫った。
諒一朗のダンスに、冬の思い出トリオのダンスにも自然と熱が入る。高まった感情のままに、みかん怪人・ジェノサイドが諒一朗に向けて突進を仕掛けた。
「これぞみかん怪人・ジェノサイドが奥義! みかん汁ダンシーング!」
頭の皮を剥いたみかん怪人は、超高速連続ダンスをしながら諒一朗の目をめがけてみかんの皮汁を飛ばしてくる。
突然の攻撃にステップを乱された諒一朗は、みかんの皮汁を避けることに成功するが踏むべきタイルを踏み損ねかける。
だが、研ぎ澄まされた野生の勘は、離れたタイルを踏むよう自分の足へ働きかける。
みかん怪人・ジェノサイドの攻撃を避けると同時に、大きくジャンプ。ダンスを乱すこと無く着地した諒一朗は、狂ったように踊り続けるみかん怪人・ジェノサイドに【金狼舞踏】を放った。
「さぁ、おれと踊ろうぜ!」
トランス状態に入った諒一朗は、狂ったように踊りを楽しんだ。
とにかく楽しく! 見栄えも考えて! しっかり最後まで踊り切った時、フロアには諒一朗だけが立っていた。
大成功
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橘・狂華
「さてと、まぁなんだ?ようは楽しそうに敵ぶっ飛ばせば良いってこったよな?簡単簡単。ギシシシ」
血統覚醒で攻撃力を強化し気絶攻撃。
金属バット持って全力全開フルスイング
バット振り回した勢い利用して回転しながら移動したり、次の攻撃したりする。
勢いによっては縦回転とかするかも。
ただし、調子に乗りすぎると目を回すので要注意だがな。
武器:刺着き金属バット
口調:乱暴
服装:修道服の上に脚甲、手甲、胸当て着用
サングラス着用で相手からは目は見えない
※アドリブ歓迎
ハイテンポに鳴り響く音楽に身体を揺らしながら、橘・狂華(虚葬庭園・f03947)は、心から楽しそうに笑った。
「さてと、まぁなんだ? ようは楽しそうに敵ぶっ飛ばせば良いってこったよな? 簡単簡単。ギシシシ」
腕や足をストレッチしたら準備万端。ステージで踊り狂う冬の思い出トリオを見定めた狂華は、一足飛びにフロアへ躍り出た。
金属バットを手に、全力全開フルスイング。挨拶なし前振りなしの攻撃に、みかん怪人・ジェノサイドは思わず吹き飛んだ。
血統は全力で覚醒中。攻撃力を三倍増くらいにした狂華の気絶攻撃に、みかん怪人はもんどり打ってフロアに叩きつけられる。
暗いフロアを踏んだみかん怪人・ジェノサイドが、情けない音を立ててその場から強制退場させられる。金属バットを振り回しながらも荒々しくステップを踏む狂華は、バットを振り回した勢いを利用して回転しながら移動した。
金属バットには、無数の釘が溶接されている。禍々しい旋風と化した攻撃がフロアを縦横無尽に駆け巡る。
攻撃を受けながらも隙きを伺っていたかまくら怪人・ウェポンは、かまくら兵器を構えると狂華に照準を合わせた。
「これでも喰らえ! かまくらスマーッシュ!」
かまくらを超強化させたかまくら怪人が、かまくらの先端をつややかに輝かせながら狂華に迫る。
ステップを踏みながら金属バットを正しいフォームで構えた狂華は、正しい用途のフルスイングでかまくらスマッシュを殴りつけた。
「ホームラン! フロアの果てで溶けてろ季節外れが!」
フロアの壁まで飛んでいったかまくら怪人は、その場に倒れ伏すと情けない音と共にはじき出される。
その様子に気を良くした狂華は、残る鍋怪人・リフレクションに金属バットを突きつけた。
「さーて、と。残るはアンタか」
回転のしすぎでくらりとする頭を一つ振った狂華は、縦回転を加えながら鍋怪人・リフレクションに迫った。
大成功
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フィロメーラ・アステール
「わかったー! 踊るぞ! そして躍る!」
超宇宙三次元【ダンス】攻撃(謎)の出番だ!
彗星のように舞い、流星となって刺すぜ!
飛んでる分、間違いを踏む危険は少ないけど!
身体の小さい分、移動距離が増えて、特に有利ではない!
……って雰囲気!
しかし、よりダイナミックな機動が可能になる!
見よ、華麗なる【空中戦】を!
輝く【オーラ防御】を纏い、流れるように光の【残像】を残す!
床も敵も【踏みつけ】ながら、軽やかに【ジャンプ】!
さらに【錬成されし対の双星】を発動!
なんと残像に見えたものは分身だったー!
掟破りのツープラトンで自由な【パフォーマンス】を披露!
ステップ踏む側と怪人踏む側にわかれたりして、好き放題するぞ!
流れる楽しげな音楽を耳にしたフィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は、ワクワクが止まらない! という様子で手を上げた。
「わかったー! 踊るぞ! そして躍る!」
フェアリーの羽根を震わせながらダンスフロアに舞い込んだフィロメーラは、フロア狭しと踊り回った。
フェアリーであり、間違いパネルを踏む危険は少ないが、身体が小さいぶん移動距離が増えて相殺されて特に有利ではない。
だがその踊りは、オーディエンスを魅了するのに十分なものだった。
超宇宙三次元【ダンス】攻撃(謎)で彗星のように舞い、流星となって刺す!
小さいことを逆手に取って観客の注目を集めるフィロメーラは、ダイナミックな空中戦で冬の思い出トリオに迫った。
床も敵も踏みつけながら、軽やかにジャンプ!
高所から降下したかと思えば急上昇。右から左、八の字飛行もお手の物。
音楽に合わせて星くずのように踊りまくるフィロメーラに、鍋怪人・リフレクションは巨大鍋投げつけアタックを仕掛けた。
「おのれちょこまかと!」
フィロメーラを叩き潰すように放たれた鍋はしかし、空を切った。
勝利を確信した鍋投げが捉えたのは、【錬成されし対の双星】によって生み出された残像のフィロメーラだった。
流星のように軌跡を描くオーラ防御が残した光の残像が、流れるように消える。
再び像を結んだ二人目のフィロメーラは、本物のフィロメーラと手を結ぶと天井近くまで舞い上がった。
掟破りのツープラトンが、怪人たちを追い詰める。
本物が鍋怪人・リフレクションを踏む隣で、残像が同じステップで宙を踏む。
捕まえようと伸ばした腕の隙間を二重螺旋飛行でヒラリと避けたかと思ったら、左右から同時に星の閃光を放つ。
縦横無尽、自由自在な【パフォーマンス】に翻弄された冬の思い出トリオ達は、次々にステップを踏み外すと情けない音と共にフロアから弾き出された。
大成功
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シリン・カービン
ダンス、ああ。
収穫祭の時、神前で行われる舞踊ですね。
(ファンタジー世界住人の解釈)
見よう見まねですがやってみましょうか。
普段は身に付けない祝祭用の薄い衣装に着替え、
手には精霊猟刀を二振り。
低い姿勢で傅く様に待ちます。
前の方の戦いでタイルの発光パターンは把握済み。
音楽が始まったら明滅にステップを合わせ、
エキゾチックな剣舞を舞います。
クライマックスでは【スプライト・ハイド】を発動。
瞬間的にオンオフして、ストロボの様に多数の残像を
生み出します。
敵の目の前にも出現。一刀の下に切り捨てます。
「拙い舞ですが、お気に召しましたか」
返事は期待していません。
口をきける相手はいないでしょうから。
アドリブ・連携可。
変わる曲に顔を上げたシリン・カービン(緑の狩り人・f04146)は、ダンスバトルダンスを繰り広げる仲間たちの舞(たたか)いに一つ頷いた。
「ダンス、ああ。収穫祭の時、神前で行われる舞踊ですね」
ファンタジー世界住人の解釈で戦いの概要を掴んだシリンは、エキゾチックに変わる音楽に踵を鳴らした。
「見よう見まねですが、やってみましょうか」
両手を広げたシリンの動きに合わせて、祝祭用の薄いベールがふわりと跳ねる。
手にした精霊猟刀を二振り逆手に持ったシリンは、低い姿勢で傅くように待った。
タイルの発光パターンは、今までの猟兵達の舞(たたか)いでタイルの発光パターンは把握済みだ。
主旋律が始まると同時に、フロアへ舞い込む。
明滅にステップを合わせた、エキゾチックな剣舞が始まった。
流れるように光るタイルを踏んだ直後には爪先はタイルを離れ、一瞬前に光ったタイルを踏みしめる。
爪先を軸にふわりと回れば、鋭い精霊猟刀が魔を祓うように空を切る。
変幻自在なシリンの舞に惑わされたかまくら怪人はステップを踏み外し、不意を突かれたみかん怪人を輪切りにして消し去る。
緩急を巧みに使い分けた動きで観客を魅了するシリンの舞いに、最後に残った鍋怪人は踊りながら鍋を振り回した。
「そんなダンス、こうしてくれる!」
シリンの舞いを邪魔するように、足元を鍋が薙ぐ。
フリスビーのような攻撃を察知したシリンは、消える寸前のタイルを蹴ると空高く舞い上がった。
曲はクライマックスが近い。【スプライト・ハイド】を発動させたシリンは、己の姿を瞬間的に消し去った。
次の瞬間には姿を現す。ストロボのように多数の残像を残しながら斬りかかるシリンに、鍋怪人・リフレクション闇雲に鍋を叩きつける。
大ぶりの攻撃が空振った瞬間を狙い姿を現したシリンは、音楽が最高潮に達した瞬間鍋怪人を切り裂いた。
曲の終わりに着地したシリンは、真っ二つに裂かれた鍋怪人を振り返った。
「拙い舞ですが、お気に召しましたか」
シリンの問に応えるように、鍋怪人が四散する。
銀テープのように輝く光を浴びながら、シリンは優雅に一礼した。
大成功
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