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バトルオブフラワーズ⑦〜勝利への賛歌!!

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

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●キマイラフューチャー真っ二つ
「うわぁ、見事にキマイラフューチャーが真っ二つだね……」
 口をあんぐりと開けっ放しで呟く人狼の男性は、ガルムゼノン・フェンリル(砕月の咆哮・f01970)だ。
「コンコンシステム……いや、システムフラワーズの話は皆聞いてると思うけど、わからない人もいるかもしれないから説明するね」
 周囲を守る6つの『ザ・ステージ』を全てオブリビオンから取り戻さないと、目的地である『システム・フラワーズ』にたどり着くことができない。
「ザ・ステージにはそれぞれ『特殊な戦闘ルール』があり、敵を倒しても敗北条件を満たした場合、謎の力で追い出されて強制敗北になってしまうんだ。 このステージでは『コウハクウタガッセン』というルールが適用されるそうだ。歌いながら戦うことで、自身の能力が強化されるらしい。怪人連中にも言えることで、どう歌に熱意を乗せて響かせるかが鍵になりそうだね?」
 ガルムゼノンが言うには、猟兵もオブリビオンも歌を歌いながら戦う事で、戦闘力が上昇すると共に、ダメージを受けても倒れる事無く戦い続ける事が出来るというのだ。
 このために歌わずに戦った場合は、かなり不利となってしまう。
「敗北した側は、戦闘中に受けたダメージが一気に襲い掛かり、全員が戦闘不能になって敗北してしまうというそうだから……留意して欲しい」
 この戦場の戦闘は、テレビウム・ロックで救出したテレビウムの画面を通して、キマイラフューチャー中に中継されているのだと言う。
「キマイラフューチャーの未来が掛かっている闘いをどう制するか君たちに委ねられた。皆……頑張ってきてくれ!」
 そう言ってガルムゼノンは三角錐型のグリモアを展開、転送モードへ移行させて君たち猟兵をキマイラフューチャーへ転送するのであった。


不知火有希哉
 このシナリオはリアルタイムイベント『バトルオブフラワーズ』のシナリオです。

 おはこんばんにちわーうるふ!
 なんだかんだで15作目な不知火有希哉です!

 キマイラフューチャーでの戦争シナリオ2作目です!コンコンシステムの謎に近づくべく、シナリオの文書をよく読んだ上で、怪人の殲滅をお願いします!

 それでは、今回もよろしくお願いします!!
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第1章 集団戦 『水かけ三人衆』

POW   :    コーヒーポット怪人・ウェポン
【コーヒーポット兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ジョウロ怪人・ジェノサイド
【ジョウロ攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    やかん怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【やかん】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:まめのきなこ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

シキ・ラジル
え?歌で戦うの?おもいっきり歌っていいの!?

やっぱりこのノリこそキマイラフューチャーだよ!サウンドウェポンで「歌唱」の「パフォーマンス」をしながら「衝撃波」で攻撃していくよ。
敵の攻撃、なーんか水分ばっかりじゃん。それなら「衝撃波」で空に「なぎ払う」と綺麗に飛沫になったりしないかなー?
みんなも歌うんだよね?ならUCを発動して「鼓舞」!みんなで歌わなきゃ損だよ

『継がれた光を胸に抱き、響く音を音楽に
一人でも独りじゃない、音は重なるからキレイなんだ
そうでしょ、なら楽しもう!このハチャメチャに賑やかな世界を守るために!
大丈夫!だってアタシは、歌えることがこんなにもうれしいんだから!』


刑部・理寿乃
【心情】歌うのは好きですが、熱意を込めてですか……。胸に秘めた想いを歌えば良さそうね。
【戦闘】このユーベルコードなら更に強化が見込めそう。普通に歌っているのかユーベルコードなのか見極めにくく、リフレクションによる妨害もされにくいのではと甘い期待。
「イアタネ レイニ イー イーテス ペーウェズエア」
とユーベルコード発動。
「あの日抱いた想い 今貫く その震えた背中守り抜きたい
代わりなどいない そう知ったから だからもう失わせない」
自分より年下の子、無辜の民、それらを守りたいという想いを込め、歌います。
【歌唱】はもちろん派手な攻撃での【パフォーマンス】も含めましょうか。



●思い重ねて、歌って舞って!
「え?歌で戦うの?おもいっきり歌っていいの!?」
 やっぱりこのノリこそキマイラフューチャーだよ!とノリノリなバーチャルキャラクターの少女はシキ・ラジル(揺蕩う雷歌・f11241)だ。
「歌うのは好きですが、熱意を込めてですか……。胸に秘めた想いを歌えば良さそうね?」
 ドラゴニアンの女性である刑部・理寿乃(暴竜の血脈・f05426)はひとつ思案してからつぶやいた。
 2人の猟兵は、顔を合わせて頷いてステージに立つのだ。敵対する怪人たちに、面白おかしく楽しく過ごす人たちを、そしてこの世界を身勝手なまま滅ぼされたくないから。

●響いて!希望の調べ!!
「奏でて載せるよ!私の…”想い”を!!」
 スピーカー型のサウンドウェポンを展開して歌い始める。
 シキが奏でるは宇宙をまたぐ歌姫の歌。秘めるは希望と想い。
「継がれた光を胸に抱き、響く音を音楽に♪一人でも独りじゃない、音は重なるからキレイなんだ♪」
 パフォーマンスを混ぜて衝撃波で舞うように攻め込むシキ。

「えぇい!!俺たちの歌を聴けぇぇぇぇ!!!!」
 怪人たちも負けじと声を張り上げるが、猟兵の歌声にかき消される。彼らの攻撃は水ばかり。熱いなら蒸発させたり霧散させてしまえばいい。怪人が放つ熱湯攻撃を衝撃波で空になぎ払うと、虹を掛けながら綺麗に飛沫になって。シキのパフォーマンスに湧き上がる会場。
「こんなに楽しいんだから!みんなで歌わなきゃ損だよー♪」
 間奏に合いの手代わりに観客のキマイラ達も声援を彼女に送る!会場には歌姫の可憐な歌唱とキマイラたちがサイリウムを振る姿が中継されていた。
「そうでしょ、なら楽しもう!このハチャメチャに賑やかな世界を守るために♪大丈夫!だってアタシは、歌えることがこんなにもうれしいんだから!」
 少女が2曲歌い切ったあとの会場は、黒い霧と遺した滴が霧散したのが舞って残っていた。
「みんなーありがとー!!」
「「うぉぉぉぉぉぉ!!!」」
 怪人は衝撃波を応用した攻撃で薙ぎ払って仕留めていく。会場は猟兵の活躍に大いに盛り上がったのであった。
──選手交代──
 今回の戦場はライブ会場、戦いのカギは『歌うこと』。それならとは理寿乃はマイクを握りしめてステージに立っていた。
(このユーベルコードなら更に強化が見込めそうね……?)
 普通に歌っているのかユーベルコードなのか見極めにくく、リフレクションによる妨害もされにくいのではと淡い期待を混ぜこみながら。
「私の想い…ちゃんと聴いてもらうから。イアタネ レイニ イー イーテス ペーウェズエア…」
 と歌唱とともにユーベルコード発動させる。瞬間、先のシキとは違う音の波が会場を包み込んだ。
「……ッ!?」
 ざわりと身の毛が逆立つような違和感が怪人たちを襲う。圧倒的ななにかが彼女らにはあった。実力だけじゃない。
 ……この世界を壊してなるものか。必ず護ってみせると。確かな意志を感じさせる力強さが歌に吹き込まれていたのだから。
「あの日抱いた想い 今貫く その震えた背中守り抜きたい 代わりなどいない そう知ったから だからもう失わせない」
 自分より年下の子、無辜の民、それらを護りたいという想いを込め、声を…気持ちを会場へ響かせる。
 歌唱はもちろん、派手な攻撃でのパフォーマンスも忘れない。
「くそ…猟兵がッ……!!」
 苦虫を噛み潰したような声音の怪人達を後目に、歌い切り湧き上がるキマイラたちの歓声が止んだあと。
「あなたたちに…この世界は壊させません…!!」
 ドラゴンランスに持ち替えた理寿乃が、うろたえている怪人たちを一網打尽にしていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

レパル・リオン
つまりこういう事ね!『とにかく歌って踊って殴って蹴れば勝ち!』
生中継されてるなら、きっとパパとママも見てるわね!
この歌を歌いながら戦うわ!みんな、見ててね!(ウィンク)

『魔法猟兵イェーガー・レパル 主題歌』
イェーガー イェーガー
あなたに迫る
怪人 怪人 怪人狩るわよ

パンチとキックが得意技
本気になったら変身よ(ここで変身)
オオカミヘッドのライオンガール
(レパルちゃん!)

魔法猟兵レパル 瞬打(チーターヒット) ダダダ!(殴る)
魔法猟兵レパル 神風脚(カミカゼキック)で大地を揺らせ!(実際に【虎狼竜・神風脚】を放つ)

悪を倒すわ 人を守るわ
数多の世界 東へ西へ
走る 走る

魔法猟兵レパル
(イェーガー!)


プラキトゥス・ジェヴォーダン
なるほど……ここでは歌を歌いながら戦うのか。
歌は……あまり得意ではないが、技法に『シャウト』というものがあると聞いた。
この世界の人たちを救うため……プラキトゥス・ジェヴォーダン、参る。

【人狼咆哮】で激しいシャウトを繰り出しながら戦うぞ。
仲間に攻撃が当たってしまわないよう、仲間の攻撃の隙間に咆哮しよう。
何? デスボイス? なるほど、そういうのもあるのか……。

敵の連続攻撃が発動したら『祈り』で自分の神経反射を深めよう。
祈りを捧げるのはもちろん音楽の神だ。歌、というのは神への奉納にもなるからな。

御託はいい。
とりあえず……俺の歌(咆哮)(シャウト)を聞け……ッ!!



●モフモフの大逆襲?
「つまりこういう事ね!『とにかく歌って踊って殴って蹴れば勝ち!』生中継されてるなら、きっとパパとママも見てるわね♪」
 この世界で生まれたキマイラの少女レパル・リオン(魔法猟兵イェーガー・レパル・f15574)はウキウキ気分でグリモア猟兵の説明を聴いていた。
「この歌を歌いながら戦うわ!みんな、見ててね!」
 かわいらしくウィンクをキメて、会場へ飛び出していく少女。

●魔法猟兵イェーガー・レパル参上!
 彼女が歌い上げるのは自分自身をモチーフにしたテーマソング『魔法猟兵イェーガー・レパル』である。
「イェーガー イェーガー あなたに迫る 怪人 怪人 怪人狩るわよ♪」
 歌いながら怪人らへ放たれる拳撃や蹴撃は、格闘家顔負けの鋭さを持っている。カウンター気味に放たれる素早い回し蹴りで吹っ飛ぶ怪人。
「パンチとキックが得意技♪本気になったら変身よ♪」
 空中に現れた火の輪を潜ると基本フォーム『サンライズライオン』に変身を果たす。
「オオカミヘッドのライオンガール♪」
 キメポーズの後にレパルちゃーん!と観客たちからの黄色い声。それもそうだ、彼女はキマイラフューチャーで人気を持っている猟兵の1人なのだから。

「魔法猟兵レパル 瞬打 ダダダ! 魔法猟兵レパル 神風脚で大地を揺らせ!」
「ぐはぁ!?」
 容赦なくはっ倒されていく怪人達。奴らが歌い始める前から全力全開の彼女は止まらない。
 『トリニティ・エンハンス』『スカイステッパー』『ガチキマイラ』の『ユーベルコードを併用し放つ彼女の超必殺技が炸裂する。
「これで…アンタは、終わりよ!究極!レパル・カミカゼキィィーーック!」
 高高度から放たれる、猛獣の頭部に変化した脚でのキックと爆風で広範囲の怪人を一網打尽に。成す術もなく骸の海へ送り還してやる。
「悪を倒すわ 人を守るわ 数多の世界 東へ西へ 走る 走る 魔法猟兵レパル♪」
「「「イェーガー!」」」
 最後のキメポーズと共に、彼女への拍手喝采が贈られたのであった。

●選手交代、現れたのは……
「なるほど……ここでは歌を歌いながら戦うのか……?」
 グリモア猟兵の説明を聴きながら頭を捻る人狼の青年は、プラキトゥス・ジェヴォーダン(狼竜聖人・f09170)だ。
「歌は……あまり得意ではないが、技法に”シャウト”というものがあると聞いた。
この世界の人たちを救うため……プラキトゥス・ジェヴォーダン、参る……!!」
 猟兵である以上、自分も赴かねばならないと。この世界が滅ぶことは絶対にさせない。ドラゴンランスを仔竜の姿に変身させて共にステージへ登っていく。

●人狼、咆ゆる
「お嬢ちゃんたちの次はイヌコロか、楽しませてくれるんだよなァ!?」
 威圧的に声をぶつけてくる怪人達。なんというか、その印象はただのチンピラである。
「御託はいい。とりあえず……俺の咆哮(シャウト)を聞け……ッ!!」
 ユーベルコード『人狼咆哮』で激しいシャウトを繰り出しながら。友人の1人がよく口ずさんでいた、狼頭のロック歌手の歌を歌いあげる。
「Gaaaaaaaaaaaaaa!!!」
 仲間にはあらかじめ離れてもらっておいて、曲の終りにもう一度咆哮を放つ。
「……デスボイス? なるほど、こういうのもあるのか」
 彼の咆哮はばりばりと身体を貫くような音と衝撃波となり怪人を襲っていく。バタバタと倒れていく怪人達、致命傷にはならないもののかなりのダメージを与えられたはずだ。
「がッ!?」
 更に怪人を数人吹き飛ばして。
「イヌコロが調子にのるなよォ!!!」
 堪忍袋の緒が切れたのか、ジョウロ型の異形頭の怪人がプラキトゥスへ。連続攻撃を人狼へ仕掛けるも『祈り』によって神経反射を研ぎ澄まされた彼により攻撃は躱される。
「どうした?その程度でこの俺を斃せるとは思わないことだ……ッ!!」
 ドラゴンランスを槍へ変形させてた刹那。怪人の懐へ忍び込んでその肉体の中心へ風穴を穿つ。
「かはッ……!!」
 ばたりと音を立てて地に伏せる怪人達が、次々に骸の海へ消えゆく様子を眺めながら。
 音楽の神への祈りは届いただろうか?歌というのは神への奉納にもなるからな。と、人狼の青年はつぶやいて怪人の討伐に成功するのであった。

 こうして、ステージ上の怪人達を殲滅し、かつキマイラたちを満足させることに成功する猟兵たちであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月04日


挿絵イラスト