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バトルオブフラワーズ⑥~コスプレさせられるなら~

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ

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「あ~…もうキマイラフューチャーの事は知っているよね?…六つの戦場(…と書いてステージと読もう)を攻略しないと『システム・フラワーズ』までたどり着けないんだよね…そのステージの一つであるダンスステージで皆を待ち構えている奴が見えたから教えるね…」
 泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)はこの危機的状況に…不謹慎にも何かやる気がなさそうな感じで集まった猟兵達に話し出した。

「各ステージは特殊なルールの元に戦闘が行われていて、このダンスステージは名前で分かると思うけど『ダンスパフォーマンス』が重要になってくる」
 愛用の箒を気だるそうに投げると、箒は床に五芒星の魔法陣を描き…その中に戦場…というより、文字通り『ステージ』の映像を映し出す。

「このステージは『ダンシングフィーバー』という特殊ルールに支配された空間で、ユーベルコード『グッドナイス・ブレイヴァー』と同じような効果を持っていて、先日救出したテレビウムの画面を通じてキマイラフューチャー中に配信される」
 『配信?』…と頭に?を浮かべている猟兵達も少なくない。
「それでこのステージの上での『ダンスパフォーマンス』を見た視聴者の評価によって、威力や効果が2~5倍になる…んだけど、低評価の場合は通常以下に落ち込むらしい」

「…で、このステージで待ち受けている敵なんだけど…」
 表情からして気だるそうな感じで箒を操ると、魔法陣の画像が変わり…敵の姿が映し出された。
「これがこのステージの…番人だ…」
 星流なりに…それなりに緊張感を持たせようと必死に言葉を選んで紡いだ。

 ジーンズにチェックのシャツ…一眼レフの頭…ではなく、何故かアクションカメラになっていた。
「『コスプレ撮影怪人アングラーロー(改)』 …今回のステージに合わせて頭を改造したらしい…」
 妙に星流が気だるくなっていた理由を猟兵達は察した。

「コイツ…このステージのルールを逆利用して、ここに来た奴をコスプレさせるつもりらしい…」
 あくまでもメインは『ダンスパフォーマンス』…『コスプレ』させたところで『ダンスパフォーマンス』の質が悪ければ視聴者の評価も低いだろう。
 むしろ『コスプレ』させる事で恥ずかしがらせて、『ダンスパフォーマンス』の質を下げさせつつ、自分の欲望を満たそうという考えなのかもしれない。

「とりあえずみんな…このふざけた奴を…」
 星流は無言で親指を上から下へクイッ…とやった。
 猟兵達は無言でうなづいた。


旅野文師
 一通り依頼のフラグメント見ていたところ…この敵のフラグメントが出てきて、ダンスステージと組み合わせれば面白い話に出来るんじゃないか?…と作成しました。

 ちなみに、敵のイラストは頭が一眼レフになっていますが、このシナリオの中では頭部がアクションカメラになっている事にします。
 他に追記させてもらうと、アングラーロー(改)は撮影用カメラも何台か用意していますので、依頼終了後に破壊など…依頼のアクセント?にでも使ってください。

 また今回の依頼の補足としては、コスプレさせられるのは当然なので、どんなコスプレをさせられるか・あるいはさせたいかプレイングに書いてください。
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第1章 ボス戦 『コスプレ撮影怪人アングラーロー』

POW   :    ここがコスプレ会場だーーーーーーー!!
【コスプレ化光線とポーズ指定催眠音波 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    お前は最高のコスプレイヤーだ!(フラッシュ)
【強制コスプレ光線 】【ポーズ指定催眠音波】【撮影されると気持ちよくなる催眠】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    良い! 実に良いアングルだ!
【カメラのレンズ 】から【強制コスプレ光線】を放ち、【ポーズを取らせる事】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:ケーダ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠プリマステラ・リコールドです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「フフフフ…猟兵達よ…迎え撃つ準備は整っているぞ…」

『コスプレ撮影怪人アングラーロー(改)』は何かステージの前で偉そうにしていた。

ちなみに迎え撃つ準備などとは言っているが、独自で用意した『撮影配信用のカメラ』…しかも何台かはアングルが微妙な位置に配置され…偶然か狙ったかは不明だが、ダンスパフォーマンスとは関係なさそうなところで視聴率が上がりそうだった。(これは特に意識しなくて結構です)

「さあ…早く来るが良い…」
中村・裕美
裕美は人見知りなので、副人格のシルヴァーナで参戦
「なるほど、ダンスですのね。どこまで出来るか分かりませんが、頑張らせていただきますわ」
コスプレはアイドルゲームに出来そうな服で、ゴシックなデザインのものがいいですわね
UCでパフォーマンスとしては優雅な佇まいで、その存在感をアピールする感じ。カメラの前でも堂々とした態度でステップを踏み、優雅に踊る。
戦闘ではドラゴンランスをバトントワリングのように回したりして攻撃するが、【串刺し】【傷口をえぐる】といった感じで、やってることはエグい
「撮影行為は許しましても、オブリビオンの存在は許しませんもの」
もしかしたら、画面が「しばらくお待ちください」になるかも



実は何気にすでに一人来ていて…何か物陰に隠れて様子を伺っていたりする。

「そ…そんなあんなところで踊るなんて…」
ステージを見て中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は『(もう一人の)自分』の姿が配信される…と考えただけでも…
 実は依頼を聞いている最中も、目立たないようにしていて、転送されるときも早く人前から立ち去りたい一心で真っ先にゲートへと飛び込み…誰よりも早くここにいたわけである。
「…と、とにかくお任せします」
 裕美はもう一人の人格『シルヴァーナ』へと変わる

「やっと来たようだな…」
 つかつかとステージに近づいてくる、裕美…もとい、シルヴァーナに待ちくたびれたと言わんばかりの態度で『コスプレ撮影怪人アングラーロー(改)』は出迎えた。

「わたくし、裕美の中におります副人格のシルヴァーナと申しますの。どうぞ今回はよろしくお願いいたしますわ」
 …と、おっとりした感じで答えた。

「なるほど、ダンスですのね。どこまで出来るか分かりませんが、頑張らせていただきますわ」
 …と、ミュージックスタート(楽曲は本人指定)と同時に踊りだすシルヴァーナ…
その踊りは優雅な佇まいで堂々とした態度でステップを踏み、優雅に踊る。
 またアングルが微妙なカメラの前では、とどまるのは最小限に抑え、ダンスパフォーマンスで視聴率が取れそうなカメラの前では、最大限にその踊りをアピールしていた。

 そして、シルヴァーナの姿を(文字通り)自分の頭のカメラに収めようと動き出すアングラーロー(改)
「お前にはこういう服装が似合いそうだな…」
 アングラーロー(改)はシルヴァーナに『強制コスプレ光線』を浴びせると、シルヴァーナの服装はアイドルゲームに出来そうなゴシック服へと変わる。

「それでは第二幕といきましょうか…」
 衣装の変わったシルヴァーナはドラゴンランスをどこからか取り出して、それをバトントワリングのように操り、優雅なステップから苛烈な演武を思わせるダンスパフォーマンスを披露しだした。

「そうか…それではこういうのはどうだい?」
 再びシルヴァーナに『強制コスプレ光線』を浴びせると、少々過激なゴシック服に変えられた…のみならず、これまた少々過激なポーズを取らされた。
 視聴率は上がったものの、まったくダンスパフォーマンスとは関わりのないポーズなので、『ダンスフィーバーの効果』は下がった。
 アングラーロー(改)の卑劣…かつ自分の欲望を満たそうとする作戦なのだろう。

「…やってくれましたね…」
 シルヴァーナは…猟奇的な笑みを口元に浮かべた。

その後、シルヴァーナはアングラーロー(改)の光線をダンスパフォーマンスを交えつつ躱し、視聴率を上げていって、

「撮影行為は許しましても、オブリビオンの存在は許しませんもの」
『ガシャーーーーン!!!!』
 アングラーロー(改)のアクションカメラのレンズを刺し貫き…これでもかという程、グリグリとやった。

 テレビウムからの画像は過激な映像の為に止まったが…アングラーロー(改)の用意したカメラはしっかりとその生々しい映像を流し、親指が下に向いているアイコンをクリックした者が多数出たとか?

成功 🔵​🔵​🔴​


 本来なら戦闘中断…などという事はありえないのだが、『ダンシングフィーバー』というルールにアングラーロー(改)は守られている為、結果的に戦闘を中断せざるを得ない状況になっていた。

「くっ・・・さっきの猟兵め…この頭、高かったんだぞ…」

 …とか言いつつも(有料なのかよ?)、どこかの国民的ヒーロー?のように新しい頭に変えてアングラーロー(改)は戻ってきた。
非在・究子
【SPD】
こ、コスプレして、だ、ダンスで、勝負、か?
……なんだか、昔を思い出す、な。

……ば、バニーガール、か。
わ、悪くは、ない、な。
あとは、UCで、た、TASさんの、力を借りて、全力で、行く、ぞ。
(主観的な現実を『ハッキング』し、ダンスゲームの筐体を生み出す。画面の中は現実の自分がいて、『ゲーム』をスタートすると、画面上から方向を示す矢印が降り注ぎ)
ぐっ、お、思ったより、高難度だ、な。で、でも、これぐらい、なら、いける、ぞ。
(矢印を踏めば、現実の自分が勝手に操作され、スタイリッシュなダンスのモーションを決めていく)

そのまま、バトルだ。
(同じように矢印を踏めば適した格闘モーションを敵に叩き込む)



「こ、コスプレして、だ、ダンスで、勝負、か?……なんだか、昔を思い出す、な。」

 たどたどしい口調でステージに新たに来ていたのは、非在・究子(非実在少女Q・f14901)だった。

「むぅ…幼いとはいえ、その巨乳で巨尻でぽっちゃりとした体つき…お前に似合う服はこれだろうっ!!!!」
 アングラーロー(改)は究子へと強制コスプレ光線を放ち、究子はバニーガールと化した。

「……ば、バニーガール、か。わ、悪くは、ない、な。」
 究子はユーベルコード『Tool-Assisted Superplay(ツール・アシステッド・スーパープレイ)』を使用し、主観的な現実を『ハッキング』し、ダンスゲームの筐体を生み出し…『現実の肉体』を『電脳空間の精神体』が操りだす。

「ぐっ、お、思ったより、高難度だ、な。で、でも、これぐらい、なら、いける、ぞ。」
 画面上から方向を示す矢印が降り注ぎ、それを踏めば現実の肉体がスタイリッシュなダンスのモーションを決めていく、しかもアングラーロー(改)の強制的にポーズをとらせる光線すらも無効化していた。

「そのまま、バトルだ。」
 同じように矢印を踏み、アングラーロー(改)へと適した格闘モーションを叩き込…んだのだが…、

「ぐおっ…」
 アングラーロー(改)はのけぞった…だけで、思った以上にダメージが伸びていない?

「このっ!!…このっ!!…」
 究子は必死に矢印を踏んで、適した格闘モーションをアングラーロー(改)へと叩き込んでいるのだが、途中から…

『この程度はご褒美…』

 …とばかりに、幼女バニーガールの動画を流しまくった。

 理由は明白だった。
 彼女のダンスは『矢印を踏んだことによる、プログラムされたダンスモーション』であり、『生きたダンスパフォーマンス』ではない…
 ある程度は補正があるのかもしれないが、所詮は『ダンスゲーム』の域を出なかった…というところだろう

苦戦 🔵​🔴​🔴​

クトゥルティア・ドラグノフ
伊達にアイドルやってないよ!
故郷を守るため出陣だ!

これはチアガール?
感謝するべきなのかな…幸い踊りやすいけど。
折角チアガールになったのなら応援ダンスでもしよう!
…妙にパンツや胸下を見られてる気が?気のせいだよね?

「フレフレ猟兵!BLAKE DOWN オブリビオン!」

元気いっぱいに飛んだり跳ねたりして可愛らしさのアピールもしておくよ!
攻撃の番が来たなら容赦しないよ!
【サイコキネシス】で手元に引き寄せてそのまま【月腕滅崩撃】を発動!サイキックエナジーで作った腕で頭部を掴むよ。

「楽しかったけどごめんね!」

そしてレンズを殴り飛ばす!写真はデータに残させないよ!

※アドリブ、絡み大歓迎!


霜降・あやめ
「スイーツ食べ比べなら負けない……」
スイーツがたくさん食べれると聞いてやってきた、あやめ。しかし辿り着いた場所はダンスステージだった。
「えっ……ここは踊る場所なの?」
間違いを訂正できずに仕方なく参加する。渡された衣装は『可愛い』を最大限にアピールしたミニスカアイドル衣装。胸の谷間やパンツが見えそうです。
「こんな感じで良いのかな?どう思うひつみ?」
ぬいぐるみのひつみに問いかけながら周りの真似をして踊ります。
胸が揺れたりパンツが見えたり。でもそれ以上にセンスが光る。
※『ダンス』技能の使用

「意外とこういうのも悪くないかも」
歓声を浴びて見られることに快感を少し覚えてしまったり?


セシィ・ソルビー
動画撮影スタート!
ハーイ。セシィちゃんだよ☆
今回もキマイラフューチャーの危機に立ち向かおう☆セシィちゃん頑張るよ!

◆コスプレで踊ってみた
あ、あれ?衣装が変わった?
スクール水着かぁ、普段の衣装よりもむしろ露出減ってないかな?

とにかく踊らないとだよね!
セシィちゃんは超アイドル、【ダンス】と【パフォーマンス】は得意だからね☆
【存在感】を出して踊るよ♪

微妙な場所にあるカメラにはちょっと【誘惑】するようにダンスしとこうかな。これもプロ根性だよ!

配信しているカメラに向かってUC【超アイドルスマイル】を使うよ☆

視聴者のみんな!セシィちゃんが可愛いと思ったら高評価をお願いね〜☆

※アドリブ、絡み歓迎だよ☆


アイ・リスパー
「ダンスパフォーマンス勝負ですか……
運動には自信がありませんが、頑張りますっ!」

電脳ゴーグルでネットにアクセスして流行りのダンスを調べます。
【チューリングの神託機械】で情報処理能力を向上させてダンスの振り付けを解析。
完全に記憶します。

「これならば負ける要素はありませ……
きゃあっ」

ダンスの開始と同時に放たれた光線を受けて、気がついたらミニスカメイド服に!
こ、こんなに短いフリフリのスカートで振り付け通りにダンスをしたら……

「けど、この世界のために負けるわけにはっ!」

真っ赤になりながらも勢いよくターンを踊りきり、ダンスのフィニッシュと同時に【アインシュタイン・レンズ】でお仕置きします!


ネージュ・ローラン
ダンスは得意ですがコスプレですか……
こういうのは恥ずかしいです……

コスプレは黒いセーラー服にします。
普段戦闘に使っているヴェールの代わりに首に巻いたチェックのマフラーを使用しましょう。
魔力を込めればなんとかなるはずです。
内心恥ずかしいですが【ダンス】にはプライドがあるので堂々とパフォーマンスしますよ。
ローファーでステップを踏みながら【空中で】怪人を蹴飛ばしてやりましょう。
相手の放つ光線は軌道を【見切り】、マフラーでの【絶対零度の霊衣】で打ち消そうとします。
初撃は受けてコスプレさせられてしまいますが……
配信用カメラに対してもスカートとマフラーで鉄壁ガードしましょう。
見えそうで絶妙に見えません。


アニカ・エドフェルト
最近、〈ダンス〉とかも、練習、しています、から、その練習の成果、お見せできるかも、しれません……?

どんな服が、似合うか、よくわかりません、から、
アングラーロー(改)さんに、逆に、どんなのがいいか、訊いて、みます。(そのまま光線もお願いする)
…ふむふむ、なるほど、です。この服なら、どんな踊り方が……あら?
(【学習ノート】が少し光を放ち、見ると何故かその服に合う踊り方が書かれている)
なるほど、こう踊れば、いいですねっ(〈恥ずかしさ耐性〉あるので、多少の恥ずかしい振り付けは平気)

あ、攻撃は、こう、振り付けにかこつけて殴る蹴るその他、ですっ

(アドリブ行動台詞歓迎。服装はお任せorチアリーダーか何かで)



そんな中…ローファーでステップを踏みながらステージに乱入、空中で身を翻しつつアングラーロー(改)の頭へ回し蹴りを放って吹っ飛ばす影が…
「ぬおおおおぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!」
 変な叫びをあげつつ吹っ飛ばされるアングラーロー(改)…同時に『コスプレ化光線』が誤作動…乱射状態…予想外の反撃を空中回し蹴りを放った影も喰らってしまう。
 時を同じくして、ステージ外で電脳ゴーグルでネットにアクセス…【チューリングの神託機械】を使用して情報処理能力を向上させてダンスの振り付けを解析中のアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)
「これならば負ける要素はありませ……きゃあっ」
 情報収集完了…と、ゴーグルを外したところで、『コスプレ化光線』の流れ弾が飛んできてミニスカメイド服に着替えさせられる。
 再び時を同じくして…
「スイーツ食べ比べなら負けない……」
 グリモアベースより転送されてきた霜降・あやめ(ダンピールの人形遣い・f05726)の姿が…そして思っていたのと違う風景に…
「えっ……ひょっとしてここは踊る場所なの?」
 フードステージ担当のグリモア猟兵が転送座標間違えたのだろうか?
 そしてこちらにも『コスプレ化光線』の流れ弾が飛んできて、ミニスカアイドル衣装へと着替えさせられる。
 しかも『可愛い』を最大限にアピールしつつ…胸の谷間やパンツが見えそうな感じの代物だった。
「ダンスは得意ですがコスプレですか……こういうのは恥ずかしいです……」
 そしてアングラーロー(改)へと飛び蹴りを放った影…ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)は黒いセーラー服姿へと着替えさせられていた。
「お…おのれ…よくもやってくれた…なっ!!!!」
 頭の調子が戻ったらしいアングラーロー(改)は、言葉と同時に『ポーズをとらせる光線』を放つ…が
「あなたもさっきから随分と好き勝手にやっているような気がしますが?」
 …と、ステージ上のネージュは冷たく言い放ちながら光線をひらりと躱した。
 …ダンスバトル再開…
「ダンスパフォーマンス……運動には自信がありませんが、頑張りますっ!」
 …と、恥ずかしながらも気合十分でステージに上がってくるアイ
「わたくしも力添えさせてもらいます」
 間違いを訂正できずに仕方なくステージに上がってくるあやめ
 ステージ上に3人の女性が揃ったのをアングラーロー(改)は認識すると…
「お前ら全員まとめてオレの動画のネタにしてくれるわぁっ!!!!」
 今度は自分の意志で光線を乱射させるが…
「もう…それは見切りました…」
 …と、ネージュは難なく躱す
「こんな感じで良いのかな?どう思うひつみ?」
 あやめはぬいぐるみのひつみに問いかけながら周りの真似をして踊り…そして、ネージュほど上手くはないものの、その動きを模倣しながら光線を躱す
「この世界のために負けるわけにはっ!」
 バトルの前に記憶した振り付けで踊るが…光線を躱しきる事は出来ずに…恥ずかしいポーズを取らされ動きを一時的に封じられる…が…
『ぶわさっ!!!!』
 ネージュのマフラーがその姿を配信される前に、カメラを遮りその姿を視聴者にさらすことはなかった。
「ううっ…恥ずかしい…でもっ…」
 真っ赤になりながら、短いフリフリスカートで踊りつつ『重力によって空間を歪めた重力レンズ』を作り出し…
「お仕置きですっ!!」
 ダンスのフィニッシュと同時に光を束ねた高出力の光線を放ち…
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
 アングラーロー(改)のレンズを貫いた。

『やったか?』
 …と、フラグを立てるような事を思ったのが悪かったのか?
「貴様等っ!!!!…俺の頭は高いって言っているだろうがっ!!!!」

 中身は安っぽそうだけどな…
 誰かのつぶやきが聞こえた。

 そんな呟きをよそに…頭を掴み『ググググッ!!!!…ポンッ!!!!』と壊れた頭を取り外し、新しい頭へと取り換える
 …それと同時に…

「ハーイ♪おまたせぇ~♪」
 妙に明るい声がステージに響き渡った。
「セシィちゃんだよ☆今回もキマイラフューチャーの危機に立ち向かおう☆セシィちゃん頑張るよ!」
 …と、セシィ・ソルビー(超バーチャルアイドル・f17547)はポーズをとりつつ営業スマイルで自己紹介…しつつ…

『ここから先は私の出番よ』

…と、そんな感じの目くばせ?をネージュ達に向ける。
 どうやら…おいしいところを持っていこうとずっと待機していたのかもしれない。

『くいっくいっ…』
「あの~~?」
 アングラーロー(改)の袖を引く者がいた…
「わたし…最近、ダンスとかも、練習してます、わたしは、どんなふくが、にあうでしょうか?」
 …アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は『コスプレしなければ戦えない』…と、誤解しているらしく、アングラーロー(改)に上目遣いで直接問いただした。
「あ…折角ですから、着替えさせてくれますか?」
一瞬、『危ない行為』に及びそうになったが、何とか理性(あるらしい)がそれを押さえ込んだ。
「ならば、私もついでに着替えさせてもらおうか…踊りやすい服で頼む…」
伊達にアイドルはやってない…故郷を守るために出陣…と、意気込んで依頼に参加したクトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)だった。
彼女の場合は『せめて動きやすい服に~』…という考えがあっての事だったが…

まさか、二人もコスプレの服&着替えのリクエストが来るとは思ってもおらず、困惑してるところに…
「そこっ!!…いつまで私の事待たせるつもりよっ!!」
…と、ついにはセシィから急かされる始末だった。
「うるさいっ!!…これでも喰らいやがれっ!!」
アングラーロー(改)は半ば混乱ぎみにコスプレ化光線を乱射した。
セシィはスクール水着、クトゥルティアとアニカはチアリーダー服に着替えさせられた…が

「スクール水着かぁ、普段の衣装よりもむしろ露出減ってないかな?」
…というのが、セシィの感想
な・ん・だ・と?
クトゥルティアとアニカにしても、露出の多いチアリーダー服ではあったが…普段から露出の多めな服を着ているせいか、恥ずかしがっている様子はない

「とにかく踊らないとだよね!セシィちゃんは超アイドル、ダンスとパフォーマンスは得意だからね☆」
セシィはプロ根性を見せて踊りまくった。
微妙な場所にあるカメラにはちょっと誘惑するようにダンス
配信カメラに対しても【超アイドルスマイル】を使い視聴者の評価を集めていた。

「フレフレ猟兵!BLAKE DOWN オブリビオン!」
クトゥルティアが元気いっぱいに飛んだり跳ねたりして可愛らしさのアピール
をすれば…
「…ふむふむ、なるほど、です。この服なら、どんな踊り方が……あら?」
【学習ノート】が少し光を放ち、アニカが開いて見るとチアリーダーの躍り方が書かれていて…
「なるほど、こう踊れば、いいですねっ」
…と、【学習ノート】を見てクトゥルティアの隣に並んで、【サウンド・オブ・パワー】を使用しつつ、二人でセシィのバックダンサーのように踊る。
ここで視聴率も単純戦闘力も急上昇

「くっそ、やられてたまるかっ!!」
アングラーロー(改)は身の危険を感じだし『ダンシングフィーバー』の効果を下げようと、強制的にポーズを取らせる光線を放って邪魔をしようとする…が

「あ、攻撃は、こう、振り付けにかこつけて殴る蹴るその他、ですっ」
その前にアニカがアングラーロー(改)へと(文字通り)踊りかかってボコボコにしまくった。

「よ~し、それじゃあそろそろフィナーレといこう♪」
セシィのコトバと同時に、クトゥルティアが【サイコキネシス】で引き寄せ【月腕滅崩撃】を発動、サイキックエナジーで作った腕で頭部を掴み

「楽しかったけどごめんね!」

レンズを殴り飛ばす

「だから…俺の頭は高い…って言ってるだろうが…」
その言葉を最後にアングラーロー(改)の姿は消えていった。

このステージでは勝利を得たが、まだ同様の戦場はいくつもあり、その先にもまだ新たな戦場が待ち構えている

まだ戦争は始まったばかりだ

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月03日


挿絵イラスト