バトルオブフラワーズ⑤〜ゲームクリエイター
●戦場を作ってください
「ぬうぁああん!キマイラフューチャーが真っ二つなんううぅぅ!!」
ブサイクな猫のグリモア猟兵、ハンニバル・エルバッキー(キャプテン・ユニバース・f02423)が取り急ぎグリモアを吐き出した。
「はい!キミたちは今からチーム・ブサ猫さんデルタなんぬ!では今回の作戦の説明を巻きで行います!」
今回の戦場はゲーム内のデジタル世界。ゲームの中に入り込んで、ゲームのクリアを目指す――のだが。
「同じステージで他の猟兵が円滑に攻略出来るようにいっそこっちでステージ作っちゃおうっていうのがキャッツの狙いでぬー」
ハンニバルの出した奇策、それはゲーム制作ゲームを使って“オブリビオンを倒すためのゲームを作る”つまり、後にこのゲームステージで戦う猟兵たちのためのゲームを作るのだ。
「ジャンルは実際の戦闘で体感しやすい、すっ飛ばしVRアクションで行くんぬ!空間内にオブジェクトを配置してオブリビオンとの戦いに有利に働くフィールドを形成するんぬ!」
オブジェクトの効果は自分たちでクリエイトしちゃってほしい。
「勝利条件は“対オブリビオンアクションゲームのマップ完全整地完了”になるんぬ。良いフィールドが作れたかはこっちで判断してクリアかを定めるんぬ」
行動の指針は以下の通り。
気合を入れてマップオブジェクトの設置。例えばコンベア地面を作る、動く段差を設置する、点滅して消えるブロックを置くなど。
素早くアイテムオブジェクトの設置。例えば獲得するとパワーが上がる食べ物、オブリビオンを吹っ飛ばすバット、回復するおくすりなど。
賢く罠・エンチャントのオブジェクトの設置。例えば蹴るとオブリビオンの動きが停止するブロック、触れると一定時間無敵になる泉など。
「それから大事なインシデント。このゲームフィールドの製作中にもオブリビオンは来るんぬ。フィールド形成の邪魔をしてくるから、倒しながらオブジェクトを設置していくんぬ」
今回のオブリビオンはバグ(実物)として臭い虫が発生する。作ったゲームが臭くなってしまっては他の猟兵もプレイしない。これは一大事だ。
「じゃあ面白いゲームフィールドの製作、流れでヨロシクぬ!」
JUNK.O
どうも、最新ハードが欲しいJUNK.Oです。
今回はアクションゲームのマップを作りながらオブリビオンと戦う事になります。
本シナリオ内でのプレイング上の行動は、
『【POW】→気合を入れてマップオブジェクトの設置』
『【SPD】→素早くアイテムオブジェクトの設置』
『【WIZ】→賢く罠・エンチャントのオブジェクトの設置』
として、応じた設置プレイングとオブリビオンへの攻撃を書いてください。
やることは冒険と集団戦の組み合わせと思ってもらって大丈夫です。精一杯やらせていただきますのでヨロシクオネガイシマス!
第1章 集団戦
『群れを成す者『ペンタトゥミディア』』
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POW : 臭気放出(臭い)
【凄まじく不快な臭気】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 絶望的な余韻(臭い)
【十秒前に攻撃されたかの如く臭いを撒きつつ】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ : バッドスメル(臭い)
【どこ】から【ともなく耐え難い臭気】を放ち、【不快感】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:笹にゃ うらら
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
胡堂・充
【WIZ行動】
いやはや、キマイラフューチャーでこのような事件が起きるとは……現実はいつも予想を超えてきますね。
そして、システム内部へのルートを確保するには……ゲーム、か。
それなら僕の出番ですね! よぉし……ノーコンテニューで、ゲームを作る!!
ゲームの本質は『ユーザーに楽しんでもらえる』……それに尽きます。
そこで、【情報収集】を応用して、統計学的に苦戦しそうな場所に回復アイテムやパワーアップアイテムを設置していきましょう。苦戦ばかりじゃ楽しめませんからね。
さて、ゲームにはバグも付き物……どうもここのバグは風変わりですが。
ならば【超常能力再構成】、異臭を再構成して『消臭』する!
アイ・エイド
素早くオブジェクトの設置なら任せろィ!!
例え邪魔が入ったとしてもプログラム通り設置してやるぜェ!
そう!必殺!固定コントローラのように!!
まぁ、事前にどういうの作るかは相談しとくから、そこら辺は安心してくれ
でも基本ひたすらフィールド形成!
現れたオブリビオンがなんのその【プログラムド・ジェノサイド】は止まらねェ!オブリビオン邪魔!そこどけ!とりあえず持ってたアイテムオブジェクトで殴る!!
もはやフィールド形成という名の攻撃だ!
あ、もしアイテムオブジェクトの制作出来るんなら、フィールド形成作業入る前に【毒使い】たるこの俺様が回復増し増しのおくすりやオブリビオンだけに有効な麻痺麻痺おくすり出しとくぜェー
●ゲームクリエイタードクター&メカニック
「ゲームを攻略するための……ゲーム。なるほど。ゲームなら僕の出番です!ノーコンティニューで……ゲームを作る!」
胡堂・充(電脳ドクター・f10681)は医師であり、自分でプログラムを組んでしまうほどのゲーム好き。ゲームをクリエイトするというこの局面では心強い猟兵だ。
「アイテムオブジェクトの設置なら任せろィ!!」
アイ・エイド(腐れ人狼・f10621)は豪放にして腕の良いメカニックだ。機器のみならず毒物に対しても研究を重ね、その効き目を熟知している。
「で、ゲーム内には何を設置していくか、だ」
「僕はエンチャント効果のあるアイテムを。ゲームの本質は“ユーザーに楽しんでもらえるゲームを作る”……それに尽きます」
「よしッ、プレイヤーに有利に働くような物を用意していくぞゥ!」
毒の扱いに長けたアイは順調に強い効き目を持つ回復おくすり、オブリビオンに只ひたすら有効な強力麻痺麻痺おくすりを設置していく。その効き目たるや回復ならば全回復、麻痺効果はほぼ永続だ!
「敵オブリビオンがどんな攻撃を仕掛けてくるかわからねェからな、状態異常回復アイテムも置いとくか」
「バフ効果のあるオブジェクト、属性付与、設置中です。高速化、火炎属性、いろいろありますよ」
充の持つゲーム知識を基にして、最適な場所にプレイヤーへと有利に働くオブジェクトが組み上がっていった。
「っしゃあ!スピード上げていくぜ!」
ユーベルコード【プログラムド・ジェノサイド】でプログラム化された設置手順を効率化するアイ。
「バグ、バグ、バグ、バグ」
設置している合間にカメムシ状のバグ・オブリビオンが発生。臭い匂いを撒きながらゲームフィールドを這い回り始めた。
「そこどけ!らぁッ!」
アイの連続攻撃はバグの発生も折り込み済み。一時的に行動が封じられてしまいそうな匂いを出されてもバグを削除する。攻撃を予測して回避するバグにもその高速攻撃は避けられない!設置しようとしていたピッチフォークでバグを殴り、ふっとばした!
「異臭……風変わりなバグですね。再構成して『消臭』する!」
ユーベルコード【超常能力再構成】でバグの出した臭い匂いを解析した充は、それらを消臭するように再構成。
マップ上に、アイに降りかかった臭い匂いに対して放ち、フィールド全体の消臭を終える。
「……匂い、残ってないよな?」
「大丈夫、むしろ良い匂いにリプログラミングしましたから」
アイが不安げに自身の匂いを嗅ぐが、充は笑顔で返した。
大成功
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ユキ・コシイ
【WIZ】
ブサ猫さんデルタ・ワン…了解。配置に付きます
マップを作るなら…そうだね…
風吹く空中ステージに、踏むと音を出しながらぽよん…と跳ねるブロックを敷き詰める。
順番に踏むと…BGMに合う曲調になる感じで
所々にスピードアップアイテムとか加速マスを置いて、迫る敵に追いつかれないようにしつつ
爽快感重視のマップに。
突然お邪魔してくるバグが居たら
風上に向かってから、UCの歌で動きを止めて…ステージ端からこつこつと蹴り出すよ
さて、ゴール以外ブロックで組みましたこのマップ
最後に…全ブロック消滅オブジェを設置
ゴールと同時に追ってきたオブリビオンは皆…空の藻屑です
…プレイ、ありがとうございました(ぺこり)
月夜・玲
ゲームフィールドの作成かー
そういうゲーム結構あるよね
楽しそう
私はじゃあアイテムを置いていこうかな
何にしようかな
●行動
【SPD】
ちゃっちゃとあちこちに支援用アイテムを設置して行こうか
まずはこれは外せない、体が大きくなるキノコに炎が出せるようになる花
それから空を飛べるマントに、特別アイテム敵の攻撃を無効化する……ヒトデ?
回復アイテムも必要だよね
何かファイト一発な力が出そうなドリンクに、肩にも腰にもスゥーっと効く塗り薬
これだけあれば十分でしょ!
●戦闘
臭いのはいやー
だから遠距離から攻撃だね
【高速演算】を使用
敵から十分距離を取って斬撃による衝撃波で攻撃!
ついでに臭いもあっちに行っちゃヘ!
●アドリブ等歓迎
●典型的なアクションゲーム風のそれ
ところ変わって別フィールド。物静かで二体の腹話術人形『ナノ山さん』と【テレ彦くん】を介して喋るバーチャルキャラクター、ユキ・コシイ(失われた時代の歌い手・f00919)が、空中ステージに普通のブロックや踏むと音の鳴るブロックを敷き詰める。
【踏むと跳ねるやつだ。こう、ステージBGMに合わせる形でどうだろう】
『そうしようそうしよう。ぽんぽんぴょぴょんぽんぴょよん、こんな感じかな?』
「アイテム、置いていくよ」
ブロックを踏んで跳ねないようにホバリング移動しながら、上にアイテムを置いているのはメカとサブカルに対する知識の厚い、月夜・玲(頂の探究者・f01605)。
食べると体の一部が大きくなるキノコ“タケリタケ”、拾うと火炎を出すことが出来るようになる花“エンチャントフラワー”、空飛ぶマント“布”、そして特別に取ると敵の攻撃を無効化するヒトデ“1個1080円(税込)”を設置していった。
『踏むと加速するタイル、こんなのはどうかな?』
【いいねいいね、爽快感のあるステージにしたいね】
「肩でも腰でもスゥーッと効いてくれる塗り薬も置いておくね」
「ありがたいよね……」
ひとしきりフィールドを作り上げた二人。フィールドのゴール地点に陣取ると、視界の遠く、ステージ開始エリアから進行してくるバグを捉えた。カサカサと素早くブロック状を這い回る!
「臭いのはいやー」
「……こっち、こないで」
ユキが聞いた対象の感情を奪い一時的に動きを封じる歌、ユーベルコード【ポップス「The Purple 」】を歌う。バグたちの足が止まった。
「I.S.T起動。サポートモード、敵行動予測開始!」
玲はユーベルコード【高速演算】の斬撃による衝撃波が静止したバグを少し後方へ退けさせる!
「玲さん、これ……叩いてみて」
「ん?新しいオブジェクト?」
玲がユキに言われたとおりに地面に設置されていた四角い箱をポコンと蹴る。
「バグーッ!」
二人が立つゴール地点以外は、全てブロックで構成されたこのマップ。蹴られた箱は全ブロック消滅オブジェ。ブロック上に居たバグは……落下して消滅!
「……プレイ、ありがとうございました」
「ひっどいけど便利!」
●ゲーム(製作)クリア
猟兵達の活躍により、戦争を有利に進める“ゲーム戦用の戦場”は無事に構築された。
後々、今回作られたステージが戦場になることもあるのだろう。それがいつになるかはわからないが。
大成功
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