バトルオブフラワーズ⑦〜歌は続くよ何処までも
●過ぎ行く時代の忘れ物
「また何処かで、新しい時代が始まってしまった……」
「子供は大人へ……流行は過ぎ行くもの……それは分かっているけれど!」
「僕達の事は忘れないで下さい! いや、忘れさせはしない!」
「では聴いて下さい……『コマ回しブルース』」
「え、『けん玉ブルース』だろ?」
「いやいや『トランプブルース』でしょ?」
「分かった分かった……では聴いて下さい、『昔懐かしブルース』。貴方の心、キュッとさせます」
●コウハクウタガッセン
「まさか世界が半分に割れるとはね……」
ゴッさんことゴ・ディーヴァ(神のヴィジランテ・f16476)は、背景に映るキマイラフューチャーを物珍しそうに眺めた。
「神である俺も、これは予想出来なかったよ。いやぁ、面白い世界もあるものだね!」
勿論、笑っている場合ではない。キマイラフューチャーの危機的状況である。
「さて、説明をしようか。今回キマイラフューチャーがぱっかりと割れてしまったのは、システム・フラワーズからの救援要請を受け取ったからだ。そこへ向かう為のメンテナンスルートを開放した結果、割れてしまった訳だよ。我々はメンテナンスルートを突破し、システムを占領する悪い奴を倒さなければいけない!」
その悪い奴(ボス)の元へ向かうには、道中の敵を倒さなければいけない。今回はまずそこからスタートする。
「今回、君達に行って貰う事は……そう、歌唱だよ!」
パチン、と指を鳴らすゴッさん。
「メンテナンスルートを邪魔する6つの『ザ・ステージ』のうちの一つ、『ザ・サウンドステージ』を担当して貰うよ。ここは猟兵もオブリビオンも、歌を歌いながら戦わなければならない戦場なんだ」
題して『コウハクウタガッセン』。歌を歌いながら戦う事で、戦闘力が上昇すると共に、ダメージを受けても倒れる事無く戦い続ける事が出来るという。
逆を言えば、歌わずに戦った場合、かなり不利な戦況になってしまう。そう、ここでは必ず歌わなければいけない。
「テレビウム・ロックって事件があったよね? そのテレビウム達の画面を通して、我々とオブリビオンの歌合戦が中継されるそうだ。そして視聴者は、どちらの歌が良かったのかを自動的にジャッジする。負けた方は蓄積されたダメージが一気に襲い掛かり、歌った全員が倒れる……といった特殊な戦場なのだよ!」
歌っている間は倒れないものの、負ければ蓄積されたものが襲い掛かって来る。つまり、歌っている間に攻撃をしなければ、歌で勝っても相手にダメージが行かないという事だ。歌と戦闘、どちらも両立して挑まなければならない。
ちなみにキマイラ達は基本的に猟兵を応援しているものの、オブリビオンの方が良いと思えば自動的にそちらへ票が入ってしまうので注意が必要だ。
「で、歌合戦の相手だが……何やら古いおもちゃを愛する怪人だそうだ。コマ回し怪人、けん玉怪人、トランプ怪人……過ぎ行く時代によって取り残されていく哀愁を歌にして挑むようだよ。ま、昔を懐かしむ気持ちも大事だが、今を進んでいく気持ちも大事だよね?」
歌う歌は君達に任せよう、とゴッさんはにっこり笑った。
「さて、長話も良くない。じゃ、頑張って行ってくれたまえ! 美味しいチョコでも用意して待っててあげよう!」
ゴッさんは手に浮かべるグリモアを輝かせ、猟兵達を見送った。
ののん
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「バトルオブフラワーズ」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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お世話になります、ののんです。
●状況
キマイラフューチャーが舞台となります。
特殊な戦闘ルールとなっておりますのでご注意下さい。
●プレイングについて
お気軽に、ご自由にお書き下さい。どの章からでも参加歓迎致します。
キャラ口調ですとリプレイに反映しやすいです。
お友達とご一緒する方はIDを含めた名前の記載、または【(グループ名)】をお願い致します。
同時に投稿して頂けると大変助かります。
申し訳ありませんがユーベルコードは基本的に【選択したもののみ】描写致します。
●リプレイについて
アドリブ等を入れる事が多いので、苦手な方はその旨をお伝え下さい。
以上、皆様のご参加お待ちしております。
第1章 集団戦
『懐かしおもちゃ三人衆』
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POW : コマ回し怪人・ウェポン
【コマ回し兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : けん玉怪人・ジェノサイド
【けん玉攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : トランプ怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【トランプ】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
月見里・結芽
他者との絡み歓迎
・心情
キマイラフューチャーが大変と聞いて来てみたら、歌勝負だなんて…
そんなの楽しいに決まってるっ!ここはひとつ私の歌で盛大に盛り上げてやるのだ!!
・行動
しんみりした歌もいいけど私が今回歌うのは明るく元気なポップな歌。
テレビウムを通して見ている視聴者に楽しんでもらえるように全力で歌うのだっ!
※ステージに上がる時(演技時は口調が変わります。所謂プロ意識)
「さぁ『YUME☆ON☆STAGE』の始まりだよ!皆盛り上がろうー♪」
【サウンド・オブ・パワー】を使って他の猟兵の支援をするよっ!
相手の【トランプ怪人・リフレクション】は私の歌声と熱いパッションでUCを相殺されないように頑張るよっ!
二條・心春
う、歌いながら戦う?リズムを取ったり息継ぎしたりするのが難しそうですね。私にできるでしょうか…?
私が歌いながら戦うのに慣れるまでは、【召喚:蛇竜】でワームさんを呼んで、助けてもらいます。ワームさんに戦ってもらって、私が歌いながら拳銃で援護しましょう。ワームさん、よろしくね!
歌は…頑張っている人を応援する、前向きな歌が良いです。そういう歌、何かあったかな?技術はありませんが、聴いた皆さんを元気にできるよう、「優しく」心を込めて歌います。
歌っている間も「第六感」を働かせて、敵のユーベルコードを警戒します。トランプ攻撃を受けるとワームさんが消えちゃいますから、拳銃で撃ち落とすなりして対応しましょう。
広いステージに小さな人影がたくさん。三人一組で固まっている『懐かしおもちゃ三人衆』。
青いライトをバックに、しんみりとした歌を披露する。子供にはピンと来ないが大人の心を何処となく掴む歌詞は、視聴者を夢中にさせた。
「大変と聞いて来てみたけど、まさかいきなり歌勝負だなんて……」
ステージを見上げる月見里・結芽(桃髪歌巫女・f15679)。呆気にとられたどころか、寧ろわくわくが込み上がって来る。
「そんなの楽しいに決まってるっ! ここはひとつ、私の歌で盛大に盛り上げてやるのだ!!」
思いっきり歌えと言われたならば俄然やる気が出て来るというもの。重大な任務ではあるものの結芽はうきうきが止まらない。
「う、歌いながら戦う? 私にできるでしょうか……?」
一方、二條・心春(弱さを強さに・f11004)は少し自信無さげに呟く。そんな様子が結芽の視界に入ると、迷うことなく、ぽん、と心春の肩を叩いた。
「じゃあ私と行こう! 一緒に歌うのだ!」
え? まだ心の準備が……と、オロオロする心春の手を引きながら、結芽は軽やかにステージへ上がっていった。
「おや、チャレンジャーかな?」
ざわざわ、二人の姿を確認する怪人達。
「そう! 勝負よ! 視聴者に楽しんでもらえるように全力で歌うのだっ!」
「よ、宜しくお願いします……」
ビシッと指をさし宣戦布告をする結芽と、一歩後ろでお辞儀をする心春。
「さてと、どんな歌が歌いたい?」
「私ですか? 私は……頑張っている人を応援する、前向きな歌が良いです」
「分かった! 明るく元気でポップな感じにしよう!」
照明さんおねがーい! と、結芽が何処かへ叫ぶと、二人の背景の色が明るいオレンジや黄色いカラーへと変わっていく。
「さぁ、『YUME☆ON☆STAGE』の始まりだよ! 皆盛り上がろうー♪」
カメラ目線もバッチリ。視聴者も猟兵も鼓舞する結芽のショーが始まった。マイクを持たされた心春も頑張って歌を披露しようとする。
「(歌いながら戦う、か……慣れるまではワームさんに助けて貰いましょう)」
くるりと指を回す(そういった振り付けだったのかもしれない)と、そこに描かれた魔法陣から現れたのは、蛇のような体と翼を持つ竜の霊。
「おっ、キャストが増えるのはいいねっ! よーし!」
結芽の歌う声も大きくなっていく。それはただうるさいものではなく、しっかりと言葉の分かる通った声。ボルテージも上がり背景のライト演出も派手になっていく。
そうなると隣のステージで静かに歌う怪人達がまるで小さく見えてくるというもの。トランプ怪人はトランプを構えると、早速二人の歌う少女に向かってトランプを投げ付けてきた。
鋭く空中を飛ぶトランプ。狙う先は結芽だ。
「――っ!」
歌う中で敵の攻撃に気付いた心春。拳銃を抜き取りすぐさま撃ち放つ。穴が空くトランプ。はらりと床に落ちると同時に、ワームがトランプを投げ付けた怪人の元へと一直線に飛び付く。尻尾をぐるりと回し、次々に怪人達を振り払った。
「(まだ慣れないけれど……ちょっとコツが分かってきたような気がします)」
結芽の歌により戦闘力が増していく心春とワーム。つまり歌いながら戦う事に徐々に体が慣れてきたという事だ。
ワームも踊る様に怪人達を蹴散らし、心春も振り付けの中でさりげなく拳銃を撃ち込みトランプ攻撃を封じていく。それはパフォーマンスとして視聴者にウケたようだ。
「最後は一緒にー! はいっ!」
歌のラスト、結芽は心春と共にポーズを決めた。パァン、と大きな音を鳴らして舞う紙吹雪。
目の前に客などいないが、何処からか拍手が聞こえてきそうな気がした。
猟兵と怪人の歌が終わり、辺りが一瞬静まり返る。その瞬間。
「どわーっ!!?」
突然怪人達がひとりでに吹き飛んでいった。拳銃による攻撃とワームの攻撃がここにきて襲い掛かって来たようだ。飛んで行った怪人達は遠いお空へ飛ばされ、キラーンとお星様になっていくのだった。
「……という事は、私達の勝ちですね……!」
「あったりまえだよー!」
ほっと安心した心春と、えっへん、と満足そうな笑顔を見せる結芽。そんな結芽の姿を見て、徐々に自分達の勝利を身に染みて感じ、ワームと共に喜ぶ心春だった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
旗村・グローリー
またしてもこの“瞬間”が来てしまったようだな。
おれの魂のパンダソングを、“世界”に響かせる時が。
歌おう。おれは歌おう。
他の誰のためでもない。
ただ心が熱く、焼けつくようにヒリついているから。
『バトルオブフラワーズ』作詞作曲:旗村・グローリー
テレビを見てたら 世界が割れた
パンダのお尻も ふたつに割れた
キマイラ全員 そりゃもうびっくり
ひさびさ点心 お茶飲もうじっくり
テレビを見てたら 世界が割れた
パンダのお尻も ふたつに割れた
予期せぬフューチャー メンテも必要
ときめくスーパー ラーメンも買おう
バトル・オブ・フラワーズ
そんなflower 何処に咲いてる
だがなbrother 踊り始めよう
カツン、カツン。ステージへの階段を上る足音が聞こえる。
「ん? 何だ? 暗くて見えないな……」
「あれ、人の頭じゃないな? 獣人か?」
「あのシルエットは……熊か?」
「いやコアラかもしれない……」
カツン、カツン。スポットライトの下に現れたのは――。
「あれは……ジャイアントパンダだー!!」
なんという事だ、まごうことなきザ・ジャイアントパンダ!
「――またしてもこの“瞬間”が来てしまったようだな。おれの魂のパンダソングを、“世界”に響かせる時が」
彼の名は旗村・グローリー(ザ・ジャイアントパンダ・f04986)。ジャイアントパンダだがキマイラではない。ヒーローマスクである。
「歌おう。おれは歌おう。他の誰のためでもない。ただ心が熱く、焼けつくようにヒリついているから」
彼は何をしに来たのか。そう、この熱い心を歌にする為だ。怪人達にも負けない、この歌を。
「よく聴くといい。これがおれの『バトルオブフラワーズ』だ」
手に握ったマイクを斜め上に傾け、グローリーは熱い思いを訴え始める。
『テレビを見てたら 世界が割れた
パンダのお尻も ふたつに割れた
キマイラ全員 そりゃもうびっくり
ひさびさ点心 お茶飲もうじっくり
テレビを見てたら 世界が割れた
パンダのお尻も ふたつに割れた
予期せぬフューチャー メンテも必要
ときめくスーパー ラーメンも買おう
バトル・オブ・フラワーズ
そんなflower 何処に咲いてる
だがなbrother 踊り始めよう』
退廃的な曲に合わせたラップは視聴者を釘付けにした。白黒スーツを翻し、白黒ライトが白黒パンダを彩る。
サビの部分ではマイクを鉄斧に持ち替え、ステージの形を作り替える。それが怪人達にも被害が及んだ事は言うまでもない。
鉄斧の一撃を受けても今の怪人達にはノーダメージだ。しかし破壊されたステージで歌い続ける事は難しく、違う形でダメージを負わせる事は出来た。
結果、視聴者が見るのはパンダ一択。世界はパンダ一色。慌てる怪人達など誰も見ない。
そう、既にこれはパンダの勝利BGMと化している!
「いいか、これだけは覚えておいてくれ。――しっぽの色は白だ。間違えるな」
本当だった、調べたら白かった。びっくりした。
最後の捨て台詞もバッチリ決まり、歌合戦は終わりを迎えた。勿論結果はパンダの圧勝。怪人達は蓄積ダメージにより再びひとりでに吹き飛んでいった。なんともきたねえ花火だった。
視聴者達は大いに盛り上がり、サイリウムライトの代わりに笹を振り上げていたという。
大成功
🔵🔵🔵
ユキ・コシイ
ほんっとうにはちゃめちゃで…変な世界だって思ってるけど
キマイラフューチャーの危機となれば、頑張らない筋合いはない
だってわたしの故郷なんだから。
歌いながら戦えるとなれば…まさに、得意分野
この世界に捧げるわたしの歌…全力で歌わせて貰おう
♪また明日 その微笑みを
まぶたの下に ずっと残したくて
わたしはあなたの背中を見送った
継ぎ接ぎだらけの ガラクタのような街に 溢れた思い出
ずっと続く 永遠がそこに在ると思っていた
夢を手繰り寄せる この星をぎゅっと抱きしめたなら
歌うことも 愛することも全て―私に委ねて♪
【HIGH TRUE LOVE】…今回はテクノじゃないけど。
行って、自律兵器群。一斉攻撃をお願い…!
真っ二つになったり、世界の危機にこんな戦いを挑まれたり、キマイラフューチャーとは本当に変な世界だ。
だからといって頑張らない筋合いなどない。ここがわたしの故郷なのだから。
スポットライトが照らしたのは、子供のような可愛らしさを持つ女性。
ユキ・コシイ(失われた時代の歌い手・f00919)は歌うバーチャルキャラクターである。故に歌での戦いならば自分の出番というもの。
自分の故郷の為ならば、全力で歌おう。おかしくも楽しいこの世界に捧げる、わたしの歌を。
『また明日 その微笑みを
まぶたの下に ずっと残したくて
わたしはあなたの背中を見送った
継ぎ接ぎだらけの ガラクタのような街に 溢れた思い出
ずっと続く 永遠がそこに在ると思っていた
夢を手繰り寄せる この星をぎゅっと抱きしめたなら
歌うことも 愛することも全て――私に委ねて』
その体から発せられるとは思えない声量。自らの髪や肌と似た透き通ったボイスが、視聴者の耳を優しく包んだ。
大勢集まる怪人達の声がまるで聴こえない。いや、彼らが居た事すら視聴者は忘れてしまいそうだ。
そう、何故なら彼女の声によって、この空間は『支配』されたのだから。
ユキの歌声は人や機械を洗脳する、という設定がある。しかしそれはあながち『設定』とだけで終わるものではないのかもしれない。
事実、視聴者は怪人達ではなく彼女に釘付けである。そして彼女の歌によって操られた武装ドローンの大群がステージの後ろから召喚されると、追い詰めた怪人達に向けて無慈悲な一斉攻撃を仕掛ける。
既にここは彼女の独壇場。誰も邪魔は許されない。
それは歌が終わっても同じ。消えていく音とその余韻に浸ってから、視聴者は映像に向かって拍手を送った。
誰の文句もなく勝負はユキの勝利。自律兵器群の攻撃を受けた怪人達は爆発と共に消えていくのだった。
「『HIGH TRUE LOVE』。……今回はテクノじゃないけど。気に入ってくれた、かな?」
成功
🔵🔵🔴
竹城・落葉
【SPDで判定】
キマイラフューチャーで戦争が発生したようだな。ならば、我も駆けつけなければなるまい!
我は『森の賢者』を発動。詠唱と共に、大量のゴリラを召喚する。そしてゴリラと共に、ドラミングをしながら熱情的な歌を歌うぞ!そうして歌いながら、名物竹城を手にして、ゴリラと共に相手をボコボコにしていこう!
えっ、やっている事がカオスだと?何を言うか、ここはキマイラフューチャーだ。こんな事は日常茶判事じゃないか。
*アドリブ&共闘、歓迎です
堂々とした姿で階段を上がり、ステージ上で仁王立ちする竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)。
次は一体どんな歌が来るんだ……と身構える怪人達。
す、と両腕を挙げる落葉。すると。
「ウホ、ウホホホ、ウホオオオォォーーッ!!」
いやこれはもうね、最後に相応しいユーベルコードだよ。そう思いました。
なんと落葉の背後から現れたのはゴリラ、ゴリラ、ゴリラ!
正式名称はゴリラゴリラゴリラだから、ゴリラゴリラゴリラ×3だ!
落葉はゴリラ達と共にドラミングをしながら怪人達の元へ突撃していく!
「ウホウホ、ウホホォーーーーッ!!」
「ウッホーーーーーーーゥ!!」
「ウホホホwww」
「ギャー待って!! 歌ってないじゃん!!」
逃げながら叫ぶ怪人達。しかしそんな事はない! ちゃんと情熱が籠った歌を披露しながら襲い掛かっている!
「ウホホ ウホ
ウッホウホ ウホホウホホ
ウホホウホ ウホッホ
ウホホホホ ウホウホ
ホホホ ウホ
ホホホ ウホ」
「いやそんな歌詞っぽくされても!!」
「文句が多いな。これは歌だ」
ゴリラパンチ、ゴリラキック、ゴリラホールドを喰らい歌うどころではなくなる怪人達。
落葉の持つ名物竹城も怪人達を次々と薙ぎ払っていく。
歌いながら怪人達の歌を封じ戦っていく姿を見た視聴者達。その中でも特に落葉達を応援したのはゴリラのキマイラ達だ!
何とも情熱的で男らしいドラミングと歌が心に突き刺さり、完全にファンになったようだ。
ゴリラ達と落葉の勇敢な姿と歌に他の視聴者達も大盛り上がり。歌が終わりポーズも決まった所でジャッジは完了、落葉の勝利で決まった。
「こんな歌に、負けるなんて……っ」
怪人達は悔し涙を流しながら吹き飛んでいった。そしてとうとう、ステージには猟兵達だけが残った。
こうして今回のコウハクウタガッセンは、無事に猟兵達の勝利で幕を閉じる事となった。
さて、まだまだ他のステージは残っている。次の戦場へ向けて、猟兵達の戦いは続く。続くったら続く。
成功
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