バトルオブフラワーズ④〜激突スイーツバイキング!
●バトルオブフラワーズ
その日、キマイラフューチャーは北半球と南半球で真っ二つに割れた。
●ザ・フードステージ
「なぜ私は……ッ」
グリモアを手にオブリビオンの待つ部屋に踏み込んだラティナ・ドラッケンリット(ビキニアーマー道の冒険者・f04425)が膝を折りながら慟哭の声を上げる。
ダークプルティア『ダーク・シュトレン』のまわりには、大量のスイーツが準備されていた。
「説明しよう……」
フラフラとした覚束ない足取りで立ち上がると、ラティナは猟兵達に振り返る。
「ザ・ステージにはそれぞれ『特殊な戦闘ルール』があり、ここでは『オオグイフードバトル』というルールが適用されている」
ここにある料理を食べ続けることで、ここでは圧倒的な戦闘力を得ることができるのだ。
ダークプルティア『ダーク・シュトレン』はラティナが説明している間もパクパクとケーキを食べている。
「食べた量が力になるから、オブリビオンより大量に食べることができれば、オブリビオンに攻撃が通じるだけの戦闘力を得ることができる」
しかし用意された大量の料理は、オブリビオンが最も有利に大食いできる食材である為、勝利する為には、『その料理をたくさん食べられる理由』『大食いにかける熱意』等が必要となる。
「この料理の大食いならば、負けないぞ! という強い意志を持って、この戦いに挑むことが望ましいだろう」
パフェに舌鼓を打つオブリビオンの方を見ることを頑なに拒みつつ、再び膝を突きそうになりながら、ラティナは猟兵達に向かって声を掛ける。
「どうか、私の代わりにこの大量のスイーツを食べて、オブリビオンを倒してくれ!!」
刀道信三
どうも、刀道信三です。
キマイラフューチャーが大変なことになってしまいましたね。
●他のPCとの参加
迷子にならないように【名前(ID)】または【グループ名】をプレイング冒頭に記載していただけると助かります。
またグループが4名以上の場合、リプレイを分けさせて頂くことが御座います。
予めご了承下さい。
それでは皆さんのプレイングをお待ちしております。
第1章 ボス戦
『ダークプルティア『ダーク・シュトレン』』
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POW : 集まれ甘き闇の菓子!ダーク・シュトレンレッカー!
戦闘中に食べた【人々の欲望から作り出した菓子】の量と質に応じて【自身のダークティアパワーを増大させ】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 甘き闇に溺れちゃえ!シュトレン・ダークフルス!
【闇に染まった大量のクリーム状特大ビーム】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 甘き闇をあげる!ダーク・グーテンアペティート!
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自分の菓子を食べさせる事で怪人や戦闘員】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
イラスト:すねいる
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「シズホ・トヒソズマ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
青葉・まどか
かってないキマイラフューチャーの危機!
シュークリーム、美味しいです。
この危機を乗り越えるため!
ロールケーキ、美味しいです。
この戦争に勝たないと!
マカロン、美味しいです。
そのために私は!
フルーツタルト、美味しいです。
スイーツを!
アップルパイ、美味しいです。
食べるよ!
プリン、美味しいです。
だって!
ミルクレープ、美味しいです。
スイーツが!
大福、美味しいです。
好きだから!
モンブラン、美味しいです。
パンケーキ、美味しいです。
フィナンシェ、美味しいです。
え?もう戦うの?まだ食べようよ。
まだチーズスフレ食べてないのに!
ハイハイ、わーかーりーまーしーたー!
『神速軽妙』
ラティナさんにお土産もっていかないとね。
「かってないキマイラフューチャーの危機! シュークリーム、美味しいです」
世界が割れるほどの危機を前にして、使命感を胸に青葉・まどか(玄鳥・f06729)は奮い立った。
シュークリームを手掴みにムシャムシャと食べながら。
「この危機を乗り越えるため! ロールケーキ、美味しいです」
ダーク・シュトレンに負けじと、まどかはクリームの滑らかなロールケーキを頬張る。
「この戦争に勝たないと! マカロン、美味しいです」
コンコンするシステムが大変なことになってしまう。
そして色とりどりのマカロンにも迷うことなく口に運ぶ。
「そのために私は! フルーツタルト、美味しいです。スイーツを! アップルパイ、美味しいです。食べるよ! プリン、美味しいです」
たくさん食べて、オブリビオンを超える力を手に入れるんだ!
「だって! ミルクレープ、美味しいです。スイーツが! 大福、美味しいです。好きだから! モンブラン、パンケーキ、フィナンシェ、美味しいです」
まどかの食べる勢いが留まるところを知らない。
ダーク・シュトレンは恐る恐るまどかの肩を叩いた。
「え? もう戦うの? まだ食べようよ。まだチーズスフレ食べてないのに! ハイハイ、わーかーりーまーしーたー!」
ふるふる震えながらファイティングポーズを取るダーク・シュトレンを相手に、チーズスフレのお皿を前にしながら不機嫌そうにまどかはユーべるコード『神速軽妙』を発動。
特殊な戦闘ルールの後押しを受け強化されたまどかは、竜巻じみたスピードでダーク・シュトレンをダガーで切り刻む。
あまりの連撃に地に足がつく暇すらなくダーク・シュトレンは車田飛びで吹き飛び、グシャリと床に叩きつけられた。
大成功
🔵🔵🔵
トレーズ・ヘマタイト
※アドリブ自由
解説の間にも食べられているわけだが、追い抜くのは大変だな
自分の場合、食べるということは単純に自身の肉体であるタールに食べ物を入れて分解吸収する事であり、口に入れて噛み砕き呑み込むよりも早く食べることができる
また、この災魔とは何度か戦っている、食べることを許している時点で勝つのが難しくなっていることは心得ているので、油断なく【気合い】を入れて食べるしかないだろう
選択UCで装備であるナノマシンと刻印を強化し、その二つで消化能力を強化し、触手で端から体内に入れて【大食い】していく
戦闘は食事とUCで強化した肉体から繰り出す【怪力】任せの触手での【二回攻撃】等の肉弾戦で押しきっていく
以上
「解説の間にも食べられているわけだが、追い抜くのは大変だな」
ヒーローの変身を待つ様な手心すらないオブリビオンにトレーズ・ヘマタイト(骸喰らい・f05071)は戦慄する。
「自分の場合、食べるということは単純に自身の肉体であるタールに食べ物を入れて分解吸収する事であり、口に入れて噛み砕き呑み込むよりも早く食べることができる」
人型のオブリビオンが頬張るより、体に取り込んでしまえば食べられるトレーズの方が、量を食べることに関しては確実に有利だ。
「また、この災魔とは何度か戦っている。食べることを許している時点で勝つのが難しくなっていることは心得ているので、油断なく気合いを入れて食べるしかないだろう」
トレーズは大量のスイーツの乗ったテーブルの上に登ると、自動掃除機じみた動きでスイーツを体内に取り込んでいく。
「今がチャンスだ!」
仲間の猟兵の攻撃によって天高く打ち上げられ、床に転がってダーク・シュトレンが痛みに悶絶する姿を見て、トレーズは眼光を輝かせる。
ブラッド・ガイストで刻印とナノマシンアーマーに捕食能力を付与、消化能力を強化して、トレーズは片っ端から触手で目に付くスイーツを体に放り込んだ。
そしてスイーツの力で強化されたトレーズは、触手を2本に束ね巨腕の様にして、床に転がったダーク・シュトレンを殴り飛ばして追撃する。
大成功
🔵🔵🔵
中村・裕美
副人格のシルヴァーナで参戦
「大食いですの?昨今では、綺麗な食べ方で人気を得ている方も多いとか」
「もちろん、スイーツは大好きですわ」
UC発動で、スイーツの似合うお嬢様として、行儀よく食べることで食べるペースを一定に保ち、無理なく食べ、途中でしっかりお茶も挟む
「食べている物が美味しく見えるように食べてあげたいではありませんの。貪るだけならぶたにだってできますもの」
と微笑みつつ敵を挑発してペースを乱させる
戦闘ではドラゴンランスを優雅に取り回しつつ、敵のビームを【武器受け】で弾き、【串刺し】で攻撃
「いついかなる時も淑女は優雅たれ、ですわ」
たとえ苦戦でも優雅たれの精神で
「大食いですの? 昨今では、綺麗な食べ方で人気を得ている方も多いとか」
テーブルの端を掴んでなんとか立ち上がったダーク・シュトレンの前で、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)の副人格であるシルヴァーナが優雅にケーキを食べていた。
「もちろん、スイーツは大好きですわ」
ユーベルコード『優雅なるご令嬢』による圧倒的おっとりお嬢様力で、シルヴァーナは行儀よく午後のティータイムを楽しむ様にスイーツを食べ、食べるペースを一定に保ち、無理なく食べ、途中でしっかりお茶まで嗜む。
「食べている物が美味しく見えるように食べてあげたいではありませんの。貪るだけなら豚にだってできますもの」
「そうよね。お菓子も美味しく食べてあげないと!」
シルヴァーナの微笑みに、目から鱗が落ちるような思いでダーク・シュトレンはスイーツを噛みしめるように食べ始めた。
貪るようにスイーツを食べる猟兵達にボコられて心が弱っていたのだ。
その間もダーク・シュトレンが床で転がっている間も、シルヴァーナは淡々と一定ペースでスイーツを食べ続けているのだが。
「さて、そろそろ戦いを始めましょうか」
「え?」
シルヴァーナは口許を拭きながらドラゴンランスを構える。
「いついかなる時も淑女は優雅たれ、ですわ」
優雅に取り回されたドラゴンランスがスイーツパワーにブーストされて、ダーク・シュトレンを貫いた。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
え?今日はどれだけ食べても良いの!?
いやでもカロリーが……
でも仕事だから仕方ないよね……
後で運動すれば良いんだし、仕事だから仕方ないよね!
よーし、沢山食べて絶対に勝ってみせるよ
●食事
甘すぎるのはちょっと苦手
でもチーズケーキなら幾らでも食べられちゃう!
これと紅茶があれば私オブリビオンにだって負けないよ!
フワッとした触感と滑らかな生地
チーズの風味、これならクリーム系が苦手な私でも沢山食べられるんだ!
だから今日は羽目を外しちゃうよ!
●戦闘
沢山食べたら戦闘開始
空の記憶とBlue Birdの二振りを抜剣
他の装備はパージして軽量化!
【I.S.T.起動】!
二刀流の『2回攻撃』で一気にラッシュだ!
アドリブ歓迎
「え? 今日はどれだけ食べても良いの!?」
はい、たくさん食べてパワーアップして下さい。
「いや、でもカロリーが……でも仕事だから仕方ないよね……後で運動すれば良いんだし、仕事だから仕方ないよね! よーし、沢山食べて絶対に勝ってみせるよ」
カロリーばっかりはなんともならないので、月夜・玲(頂の探究者・f01605)さんにはあとで頑張っていただきたい。
「甘すぎるのはちょっと苦手。でもチーズケーキなら幾らでも食べられちゃう! これと紅茶があれば私オブリビオンにだって負けないよ!」
フワッとした触感と滑らかな生地、それにチーズの風味と極上のチーズケーキが用意されていた。
「これならクリーム系が苦手な私でも沢山食べられるんだ! だから今日は羽目を外しちゃうよ!」
我慢をしなければ女子にとってスイーツは別腹。
いくらでも、いつまでも食べられる気しかしない!
「それじゃ、戦闘開始よ」
玲は『Imitation sacred treasure』、『I.S.T.』を『空の記憶』と『Blue Bird』の抜剣した二振りを除いてパージ。
軽量化することによって加速して、一気にダーク・シュトレンの懐に踏み込むと、連続斬撃によってダーク・シュトレンを細切れにした。
こうして猟兵達は無事にこのザ・ステージの攻略に成功するのだった。
大成功
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