バトルオブフラワーズ⑧〜白いイルカの復讐は黒塗り!?
●割れたキマイラフューチャー!?
多くの人々でごった返すグリモアベースの中で、
呼びかけに応じた猟兵たちに頭を下げると。
郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)はキマイラフューチャーの現状を、
手に持つグリモアから映し出す。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。
ご存じの方もいらっしゃいますと思いますが、
なんとキマイラフューチャーが真っ二つに割れてしまいました……」
冗談みたいな本当の話に、瑞莉も集まった猟兵達も何とも言えない表情となる。
テレビウムの画面が鍵の表示でロックされ、
怪人がテレビウムを襲うテレビウム・ロック事件。
その最後に出てきたキマイラフューチャーの中枢、
全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』からの救援要請によって解放されたという、
メンテナンスルート開放による影響なのだという。
こほん、と咳払いをして真剣な表情になると、瑞莉はシステムへの侵入者について語る。
「そしてその侵入者こそオブビリオン・フォーミュラー、怪人大首領『ドン・フリーダム』
このままではキマイラフューチャーは食糧供給を絶たれて、
世界滅亡へと繋がっていってしまいます」
そこでオブビリオン・フォーミュラーを排除し『システム・フラワーズ』を取り戻す、
オブビリオンとの戦争が開始されたのだ。
「現在、システム・フラワーズの周囲を守る6つの『ザ・ステージ』と呼ばれる場所が、
オブビリオンによって占領されています。
全てオブリビオンから取り戻さないと、
目的地である『システム・フラワーズ』にたどり着くことはできません」
そこで言葉を区切ると映し出されていたキマイラフューチャーの全体図がズームアップし、
一つのステージを映し出す。
「今回皆さんにお願いしたいステージはこのペイントステージと呼ばれる場所になります。
そこではオブビリオンが街中を『闇のような黒色』に塗りつぶしています」
映し出される映像が切り替わり、街中を闇の様な黒色で塗りつぶす、
白いイルカ―『何も答えてくれないベルーガ』の姿を映し出す。
「皆さんには街が黒く塗りつぶすベルーガ達の撃破をお願いします。
ただし、街全部を塗りつぶされてしまうとたとえ戦闘で勝っても、
ステージから強制排出されてしまいますので注意して頂ければと思います」
倒すのが塗りつぶしを防ぐ一番の手立てではあるが、強制排出を考えると
その範囲を少しでも少なくする様な手立てがあるとより良いのではと助言をする。
「ステージ奪還は内部突入の必須条件です。
占領スピードが今後の戦いを左右するでしょう。
どうかお力添えをどうか降ろしくお願いします」
一通り説明を終えた瑞莉は意識を接続するワールド、
キマイラフューチャーへと向ける。
「それでは行きますよ。くれぐれも油断なきよう気を付けて下さい。
頼みましたよ、皆さん」
義助次郎
義助次郎と申します。
テレビウム・ロック事件からキマイラフューチャー真っ二つ!?
システム・フラワーズさん、豪快過ぎませんか!!!
という私の感想はともかく。
第六猟兵第2回目の戦争、バトルオブフラワーズの開幕ですね!!
という事で私も微力ながら皆さんのお力となるべく、
ザ・ステージの一つ、ザ・ペイントステージの戦争シナリオを出させていただきます。
内容は『⑧ザ・ペイントステージ(集団戦)』のシナリオとなっています。
敵の詳細は、フラグメントの通りです。
皆様のお力を示して頂ければと思います。
それでは、皆さまからのプレイング、心よりお待ちしております。
●このシナリオは、「戦争シナリオ」です。1フラグメントで完結し、
「バトルオブフラワーズ」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
第1章 集団戦
『何も答えてくれないベルーガ』
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POW : おまえを消す方法
【全て消すモード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : ベルーガに乗った中年
【ベルーガの調教師】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ : ベルーガがせめてきたぞ
戦闘用の、自身と同じ強さの【熱線銃装備の軍用ベルーガ】と【ガトリングガン装備の軍用ベルーガ】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:ケーダ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●白イルカは何も答えずに街を黒く染める
真っ二つに割れたキマイラフューチャー。
中央に現れたシステム・フラワーズを取り囲むように、六つあるステージがあった。
その中の一つ、ザ・ペイントステージ。
その地域の一部にある街を白いイルカ―。
何も答えてくれないベルーガ達はその怨念を持って、
オブビリオンの支配を広げるべく街を黒く塗り潰すべく奔走していた。
システム・フラワーズ突入の為支配地域を奪い返すべく、
集った猟兵達はグリモア猟兵の導きでステージへと降り立っていく……。
マリア・テミルカーノヴァ
(アドリブ・連携歓迎です)
なんだかこのイルカ、見てるとぬるぽ投げたくなってくるんですよね。
このイルカのせいで日々の事務作業に時間をとられたことか……!!!
書いていた文書が消えることもしばしばで、今もあの頃のつらい思い出が胸をよぎります。
塗りつぶしの範囲を狭める作戦は仲間の猟兵にお任せしなければいけないのが心苦しいところですが、塗りつぶされるより早くぬるぽを投げてフリーズさせることでなんとかしたいと思っています。できればなるべく大通りに誘導して密集したところに投げ込みたいところです。
ぬるぽ投げれば全てを消すモードになるから、黒く塗りつぶすスピードも遅くなるのではないかと思うんですよね。
「なんだかこのイルカ、見てるとぬるぽ投げたくなってくるんですよね。
このイルカのせいで日々の事務作業に時間をとられたことか……!!!」
マリア・テミルカーノヴァ(電子の海を彷徨う光・f00043)は、
ベルーガの姿を見ると昔の思い出が胸をよぎっていた。
書いていた文書が消えることもしばしばであったあの怒りと悲しい瞬間を。
それもこれも脇で浮かんでいたこいつにた存在の所為だったのだ。
マリアの発した言葉、
それはそばで漂っていたベルーガに向けて発した言葉であった。
目敏くというか、ある意味聞かせた言葉でもあるので目論見通りとも言うが。
イルカたちがギロリとマリアの方向を向く。その表情は怒りに歪んでいた。
マリアにはお前をぬるぽしてやるよ!
と言わんばかりに自身も憎しみに染めた全てを消すモードになると、
憎しみのまま近くにいたマリアを襲う。
しかし、憎しみに囚われたクルーガの動きは単調である。
そういう風に仕組まれたとも知れずにマリアはその動きを見切り、回避していく。
(塗りつぶしの範囲を狭める作戦、
仲間の猟兵にお任せしなければいけないのが心苦しいところですが)
さらに怒りに捕らわれた彼らの攻撃は当たらず、
しかし避けて街中に当たってしまった攻撃が確実に黒く染まっていく。
そんな理性なき獣となったベルーガ達はマリアは知らず知らずに集められていた。
「すべては無から始まり、無に終わる……ぬるぽ投げますね」
大通りへと集められた瞬間。
ヌル・ポインタ・エクセプション、略してぬるぽなる黒の魔術を発動。
生み出されたプログラムのバグがベルーガ達に触れるや否や。
バグによってベルーガ達の身体にブレたと思うと、
端から蝕まれるように消えていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
リグレース・ロディット
……テレビウム・ロック事件?え、何それ僕知らなイルカだ!!すごいすごい!白いイルカだ!!初めて見た!!あ、けどここキマイラフューチャー……うん。
【SPD】駄目だよせっかく明るい世界なのにそんな色で塗りつぶしちゃ!!どうせ塗りつぶすなら赤にしようよ赤!!良い香りのする……血みたいなさぁ。
上に乗っかってるのが操ってる?ならそいつをやっつけちゃおう。見失わないように『追跡』して『凍血燃刃』で目潰ししちゃおう。そしたら前見えないし……あ、もしかしてイルカが本体?……子ども(僕)の夢を潰しやがってぇ!!『殺気』を飛ばしながら武器の『暴食紫炎』で真っ二つにしよう。どんどんこいよイルカぁ!
アドリブ大歓迎
「……テレビウム・ロック事件?え、何それ僕知らなイルカだ!!
すごいすごい!白いイルカだ!!初めて見た!!」
グリモア猟兵の説明にあった事件に首を傾げていたリグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)だったが。
白いイルカ―ベルーガ達を見るなり、目を輝かせてテンションを上げる、
年齢相応の子供らしい一面を見せる。
「あ、けどここキマイラフューチャー……うん」
そう、そこにいるのはただの白イルカなはずがなかった。
上部に調教師を出現させ自身を操られると、
機敏かつ統制の取れた動きを見せる。
だがやっていることと言えば、
街をお前たちが黒く染まって消えろよ!と言わんばかりに、
黒くドロドロとしたもので街を黒く染めていた。
たちまちリグレースの憧れの目の輝きが消えていく。
「駄目だよせっかく明るい世界なのにそんな色で塗りつぶしちゃ!!
どうせ塗りつぶすなら赤にしようよ赤!!良い香りのする……血みたいなさぁ!」
そんな彼らを追跡するとベルーガの動きを封じようと調教師の目を狙って、
リグレースは手の平を傷つけると、
そこから血の刃が恐ろしいスピードで発射される。
「燃える痛みをその身に刻め!」
血の刃が調教師の目に触れた瞬間、切り裂いたと思うと一瞬にして氷結する。
苦しむような仕草を見えるも一瞬で消える調教師。
「あ、もしかしてイルカが本体?……子ども(僕)の夢を潰しやがってぇ!!」
殺気を隠さずに一気に突っ込むと手に持つ大鎌を血が流れるもう一方の手をつけ、
紫の炎を発生させ複数体を一気に薙ぎ払う。
「どんどんこいよイルカぁ!」
真っ二つになり、紫炎に飲まれていくベルーガに一瞥もくれず、
次なる相手へと突っ込んでいくのであった。
成功
🔵🔵🔴
フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(アドリブ・共闘可)
「ボクのアクアバズーカが火を噴くよ!」
愛用のウォーターガンに青インクを充填してステージへ
【行動】()内は技能
Flying Broom GTSに(騎乗)してフィオ姉ちゃんと街中を疾走
ベルーガを追いかけながら黒塗りの場所に青インク発射するんだ
「ほらほら、逆に青で塗りつぶしちゃうよ!」
上塗りしながらベルーガ達を挑発するんだ
ベルーガが向かってきたら(先制攻撃×高速詠唱)でカラミダド・メテオーロを放つんだ
更にイスベル・ウラーノを叩きつけて周りの地形を破壊して『塗りにくく』するよ
倒したら後は、高い所に登って青インクをばら撒きながら他のベルーガを索敵するよ
フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(アドリブ/連携可)
「ちょっと、フォルセティ。はしゃぎ過ぎよ」
■作戦
弟と連携し黒を別な色で上塗りしながらベルーガを挑発し各個撃破する
■行動
Flying Broom GTRに[騎乗]してスプラストリーム(ウォーターガン)を片手に戦う
「シロイルカなのに黒塗りなのは不思議よね」
フォルセティと並走しながら黒塗りエリアに赤インクを噴霧しながら索敵
「さっさとデリートしないと」
ベルーガを発見したら[先制攻撃×高速詠唱]で【バベルの光】を撃ち落とす
軍用ベルーガの攻撃はダッシュ[見切り]と建物を利用[地形の利用]して回避
「次、いくわよ」
ウォーターガンを抱えてドンドン敵を倒していく
ザ・ペイントステージにある街の空に、
宇宙バイクに跨がった男女がグリモア猟兵が作り出したゲートから飛び出してくる。
「ボクのアクアバズーカが火を噴くよ!」
フォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)は、
流線型が美しいFlying Broom GTSをアクセルを開いてさらに加速しつつ、
青インクを充填した愛用のウォーターガン、
アクアバズーカ/ストームシャークFS-39を構える。
「ちょっと、フォルセティ。はしゃぎ過ぎよ」
姉のフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)は、
弟のフォルセティを窘めつつも。
並ぶようにFlying Broom GTRのアクセルを開くと。
手に持った赤インクが充填されたウォーターガン、
スプラストリーム/ケルベロスブローFR-58の最終確認を行う。
「シロイルカなのに黒塗りなのは不思議よね」
首を傾げるフィオリナの視界に既に黒塗りされてしまった街並みの一角が入る。
「ボクのアクアバズーカが火を噴くよ!」
飛距離が長いフォルセティのウォーターガンが遠距離を青く染めると、
フィオリナの三つの銃口を持つウォーターガンがその穴を埋めるように赤く染める。
そうしてソルレスティア姉弟は黒に染まってしまった街並みを、
ウォーターガンから赤と青のインクでカラフルに再塗装しながら疾走する。
「あれは……、さっさとデリートしないと」
フィオリナの視界にはベルーガ達が街を黒く染めている現場が映っていた。
元凶たるべルーガたちの索敵も同時進行で行っていたのだ。
「ほらほら、逆に青で塗りつぶしちゃうよ!」
べルーガたちを挑発するようにウォーターガンで街並みを青く染めると。
熱線銃とガトリングガンを装備した軍用べルーガを召喚し、攻撃の構えを見せる。
「悠久に揺蕩う無限の星屑よ。星柩満ちて此へ集うは漆黒の紅炎」
「貫け、バベルの光よ!」
姉弟は先手を打つように高速詠唱によって魔術と命令を高速化。
砲火が姉弟に降り注ぐとほぼ同時にレーザーの雨が軍用べルーガを確実に落として。
灼熱した巨大隕石が召喚者たるべルーガを押し潰す。
一方の二人は街並みをうまく利用し、銃弾から逃れていた。
フォルセティは塗りづらくしようと街の破壊の為、
魔術を発動させようとするも。
副次的に二人の攻撃は街並みを破壊されていたため止めると、
街を染められないように青いインクを振りまいていく。
「次、いくわよ」
ベルーガを排除し黒く染め上げられた街並みが、
再塗装でカラフルにしたのを確認すると、
姉弟は機首を新たな黒塗りされた街並みへと向けるのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
燈夜・偽葉
【真実の翼】メンバーで協力
コンコンシステムを失わせるわけにはいきませんからね
まずはここから攻略していきましょう
頑張りましょうね!
…ところで。ベルーガは白いのに、使う色は黒なんですね…
「剣よ、地を鎖して」で攻撃
範囲攻撃で攻撃範囲拡大、衝撃波を乗せて威力上昇
2回攻撃でもう一度発射です
外しても地形を、とは言わず。当たればあなた達も凍らせてあげましょう
黒以外の塗料や水を用意しておきましょう
それで、塗られた所を洗い流したり逆に塗りつぶしたり
敵を追うためにダッシュ・ジャンプ・追跡も活用
仲間と協力して追い込んだり、手分けしたりもしますよ
アイン・セラフィナイト
【真実の翼】メンバーで参加 星そのものが真っ二つになっちゃうなんてね……なんとしてもコンコンシステムを奪還しなきゃ。
ボクはベルーガのペイントを妨害するよ!
【大水精の慈悲】で水の棘をペイントステージに拡散するように射出して『掃除』だ!
洗い流されたところには『乖離咒・災禍封滅』を置いて魔力のオーラを配置(『オーラ防御』)、また塗りつぶされるのを防いでみるね。
軍用ベルーガには巨大な光弾の『属性攻撃』『高速詠唱』『全力魔法』、本体のベルーガを巻き込むような攻撃で一掃する。
お前を消す……じゃなくて、塗りつぶされた場所を消す方法について聞いてみても良いかな?もちろん、それを参考にするかどうかは別だけどね。
チャド・アランデル
【真実の翼】で参加
【心情】
わー、僕の故郷が凄い事になってるねー!
頑張ってコンコンシステムを奪還しないとだよねー!
その為にまずはこの一戦だよー!
【戦闘】
選択UC使用。
【チャドの追跡用デバイス】で、UCの魚達を【追跡】して【情報収集】、ベルーガの居場所や塗りつぶされた場所を仲間に伝えて効率良く処理していくよー!
既に塗りつぶされた所には……【チャドの薬瓶】かなー?
試してみるのは良いかもねー、中の毒でペイントを【破壊工作】出来たらラッキーだよー!
塗りつぶしを防ぐのには、【チャドの結界石】を塗りつぶされていない所にセットしようかなー。
戦闘はきっちり【先制攻撃】を決めて、さくっと【暗殺】していきたいねー!
グリモア猟兵の導きによって現れたのは3人の男女。
今回は後方でゲートを維持している瑞莉の所属旅団でもある、
旅団【真実の翼】の面々である。
「わー、僕の故郷が凄い事になってるねー!」
チャド・アランデル(キマイラのシーフ・f12935)は、
ステージの後方の水平線状に故郷である、
キマイラフューチャー片割れが見える現状に目を丸くする。
「星そのものが真っ二つになっちゃうなんてね……」
その光景を興味深げに観察しているのは、
アイン・セラフィナイト(精霊の愛し子・f15171)。
「コンコンシステムを失わせるわけにはいきませんからね」
【真実の翼】の団長、燈夜・偽葉(黄昏は偽らない・f01006)は前面に見える、
コンコンシステムことシステム・フラワーズの桃色の輝くを見据えると、
皆の顔を見やる。
「なんとしてもコンコンシステムを奪還しなきゃ」
「そうだねー!頑張ってコンコンシステムを奪還しないとだよねー!
その為にまずはこの一戦だよー!」
頷くアインとチャドに偽葉も頷き返して。
「まずはここから攻略していきましょう!」
そうして各々武器を構え、
ザ・ペイントステージの街並みを駆け始めるのであった。
「お魚君達いってらっしゃーい!」
チャドは索敵として自身の体に宿る魚の因子からステルスの能力を持つ、
水陸両用偵察魚を放つ。
送られてくる情報を頭の中で瞬時に整理し地形をも把握すると、
見つけたベルーガの集団が黒く街を染める場所へと。
仲間たちの先頭に立って誘導する。
街を黒く染めるベルーガ達に対してチャドは、
送られてくる情報と街並みを利用して死角から近づくと。
一気に、しかしながら音も無く飛び出し先制攻撃を仕掛けると、
瞬く間に一体を撃破する。
突然仲間が消された事に驚くベルーガ達をよそに、
黒く染められるのを妨害すべくアインは『乖離咒・災禍封滅』を置いて、
魔力のオーラで染まっていない場所を護ると懐から青い結晶を取り出す。
「万物の源たる総ての母よ、地を染めんとする黒き闇を洗い流せ!」
結晶より断片的に具現化した大精霊ウンディーネが生み出す水の棘が、
街をどす黒く染めていたベルーガ達の闇を洗い流していく。
遅まきながら猟兵達の妨害にベルーガ達は、
光線銃やガトリングガンを持つ軍用ベルーガを召喚。
猟兵達に向けて反撃を開始しようとするも遅きに失していた。
偽葉がダッシュからのジャンプで文字通り飛び出すしていたからだ。
「ベルーガは白いのに、使う色は黒なんですね……。
さて、少しばかり冷えますよ?」
鮮やかな黄昏色の刀身の太刀を横薙ぎに一閃。
「あなた達も凍らせてあげましょう」
斬撃からによって発生した超低温の剣風は周りの空気も巻き込み、
衝撃波となって軍用ベルーガ達を襲いあっという間に沈黙させる。
トドメと言わんばかりにアインが高速詠唱で生み出した、
全力魔法たる巨大な光弾がベルーガ達を呑み込み、
光弾が通り過ぎた後には何も残ってはいなかった。
息の合った連携でベルーガの集団を排除後、
偽葉は持ってきた塗料を以って黒く塗られた場所を再塗装を施していく。
「こうして街を塗るってなかなか出来ない体験ですよね!」
とても楽し気に大きなローラーでコロコロと塗る偽葉の一方で、
チャドは懐から薬瓶を取り出すと、
中に入っていた液体を黒く塗られた場所へと垂らす。
「中の毒でペイントをどうにか出来たら……」
すると垂らしたから段々と円状に黒く染められた場所が、
本来の色を取り戻していく。
「効果があってラッキーだよー!」
アインはウンディーネの召喚で黒く塗られた場所を洗い流しつつ。
ベルーガを見たら一度試してみたいと思っていたことを話してみる。
「今度ベルーガと会敵時にあお前を消す……じゃなくて。
塗りつぶされた場所を消す方法について聞いてみても良いかな?」
アインの言葉に苦笑する偽葉。
「聞いても結局的外れでイラっとする的外れな回答が、
返ってくる気がしてなりませんけれど」
「ほんとうにそうだと思えてならないよー。結局は自分で調べて、的な感じでさー。
って次のお魚さんからベルーガ達の場所が分かったよー!」
チャド頷きながら再度黒く塗りつぶされない様に、
結界石を設置して起動させると。
「それでは次の場所へ行きましょう、皆さん!」
こうして三人は次なる戦場へと移動を始める。
こうして猟兵達の活躍もあり、程なくしてベルーガ達は一掃されると。
システム・フラワーズ奪還の為、猟兵達は次なる戦場へと向かっていく。
大成功
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