バトルオブフラワーズ④〜美味しい食べ物戦争!?
●キマイラフューチャー、二つに割れる
「大変だ!キマイラフューチャーが二つに割れちゃったんだぜー!?」
かなり慌てた様子で飛び出してきたのは蒼い毛皮の人狼少年、デュオゼルガ・フェンリル(月下の人狼・f00372)だ。彼はグリモアベースに駆けつけ、猟兵たちを集めると息を切らせながら説明に入る。
「実は、今回はちょっとめんどくさくてなー。よく聞いて欲しいんだけど、出てきた怪人達はキマイラフューチャー中の食材を集めようとしてるらしくてさ」
食材を集めているのかはコンコンシステムが関与していると思われる。周囲を守る6つの『ザ・ステージ』を全てオブリビオンから取り戻さないと、目的地である『システム・フラワーズ』にたどり着くことはできない。『ザ・ステージ』にはそれぞれ「特殊な戦闘ルール」があり、たとえ敵を倒しても、敗北条件を満たすと謎の力で追い出され、強制敗北になってしまう。
「その特殊能力ってのが、″食材を収穫中のオブリビオンは攻撃が無効になる″という特殊能力があって、一定以上の収穫をされると、俺たちの負けになるという特殊ルールがあるみたいなんだぜー」
デュオゼルガは、頭を抱える猟兵たちに更に説明を重ねていく。
「大事なことだからよく聞いてなー?奴らは、収穫された食材を山のように積み上げようとするらしくてなー。皆には、奴らが集めた食材で美味しそうな料理を作って欲しいんだ」
その料理が美味しそうならば、食欲を刺激されたオブリビオンが作業を中断して、料理を食べてしまい『攻撃無効の効果が無くなる』ので、攻撃して撃破する事が出来るようになる。
「自分で料理して食べさせて攻撃しても良いし、料理班と戦闘班で役割分担してもOKだぜー。苦労を掛けるけど、皆ならできるって信じてるぜ!それじゃ、いってらっしゃい!」
少し不安そうな表情をしていたが、すぐにいつもの笑顔に戻ったデュオゼルガは、肉球の手に変化させて猟兵たちを送り出していくのであった。
不知火有希哉
このシナリオはリアルタイムイベント『バトルオブフラワーズ』のシナリオです。
おはこんばんにちわーうるふ!
なんだかんだで14作目な不知火有希哉です!
キマイラフューチャーでの戦争シナリオです!コンコンシステムの謎に近づくべく、シナリオの文書をよく読んだ上で、怪人の殲滅をお願いします!
それでは、今回もよろしくお願いします!!
第1章 集団戦
『実験室トリオ』
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POW : フラスコ怪人・ウェポン
【フラスコ兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 電球怪人・ジェノサイド
【電球攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : バッテリー怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【バッテリー】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
二天堂・たま
キマイラFは、もともとが面白おかしくがモットーな世界だったが…さらに際立っているな。
収穫中のオブリビオンには攻撃が無力化されるとか、なんか…不思議で仕方ない。
まぁルールの穴を探すより、ルールを利用して戦うのが一番…かな?
ワタシはUC:神仙の料理術でひたすら料理を作りまくろう。
向上するのは料理の出来だけではない。早業によってより早く・多く、毒使いと医術によって一定量食べると眠くなるように作り、食べ合わせを悪くする事で『食べ過ぎるだけで倒せる』かもしれん。
UC:フレンズコールの相棒(ひよこ)達にも手伝ってもらえば、給仕も抜かりない。
さて、何人分作れるかな?
●おもしろおいしく鮮烈に!
キマイラフューチャーは、元々面白おかしくがモットーな世界だったが…さらに際立っている。
収穫中のオブリビオンたちには攻撃が無力化されるとか、なんとも不思議で仕方ない。
ひよこの着ぐるみを被った猫妖精が1匹。彼の名前は、二天堂・たま(ひよこなケットシー・f14723)だ。
ルールの穴を探すより、ルールを利用して戦うのが一番早いと、たまは思案する。
──フラスコ、電池、豆電球の異形頭が何故食材を収集しているのか?
コンコンシステム…否、システムフラワーズが関与しているとはグリモア猟兵の蒼狼の少年は言っていたが……?
「ふむ、確かに食材がたくさんあるな。コレなら、満足行くようなモノを作り上げられるだろう」
集めた食材を使って、たまは気ぐるみの上からコック姿へ着替えると、ユーベルコード『神仙の料理術(ゴッド・シェフ)』でひたすら料理を作りに掛かる。
技能、ユーベルコードによって向上するのは料理の出来だけではない。早業によってより早く且つ沢山、毒使いと医術の技能によって一定量食べると眠くなるように細工を施しながら。
主食に肉と魚や、消化に時間がかかるトコロテンと卵を一緒に出すなど、食べ合わせを敢えて悪くする事で『食べ過ぎるだけで倒せる』かもしれないと期待を込めながら。
更にユーベルコード『フレンズ・コール(チック・ワーカーズ)』でひよこたちを招集して、お手伝いをお願いする。これで給仕も抜かりない。
「さて、何人分作れるかな?」
ひよこの気ぐるみを被ったままコック姿になったたまは、料理を次々に仕上げていく。
匂いに釣られた怪人たちは、休憩と称して食事し始める。たまのちからで大量に生産された料理を見つけるとそれを平らげていく。お前ら何処に口が有るんだ?なんて突っ込んではいけない。
「美味い美味い!」
「こんな美味い飯を食ったのは初めてだ!」
「まだまだご飯はありますからね、お腹いっぱいになるまでどうぞ召し上がれ」
ガツガツむしゃむしゃと丼やら副菜を食べている怪人たちは、しばらくして苦しみ始める。
「き…貴様…ッ!?」
ばたーん!と卒倒すると身体から黒い霧をあげて消滅していく。たまの読みどおりで。
しかし、これだけではまだ終わらない。まだまだ食材は多いのでねと意気込みながら、猫妖精は料理を淡々と仕上げていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アーサー・ツヴァイク
※アドリブ共闘大歓迎
※🔵過多なら不採用可
おっ、ここは色々食材があるな…ならここは菓子を作るか。
こう見えて【料理】も出来るんだぜ、本格的なのは無理だがな。
ホットプレートでパンケーキを作ろう。だがそれだけじゃパンチ力が足りないので、アルダワ産の【蜜ぷにシロップ】をかけて【おびき寄せ】だぜ!
この世界じゃ手に入らないものだ、効果はあるはずだぜ!
うまくパンケーキにつられた分は足止めさせている間に【レイシューター・フルバースト】で一掃するぜ!
●食材集めは簡単に済ませられるのは怪人サマサマ
「おっ、ここは色々食材があるな…ならここは菓子を作るか……」
集められた食材を見上げる男性が1人。せこせこ食材を集める怪人を尻目に、料理用具を揃えて台所よろしく調理スペースへ持っていく。
「こう見えて料理も出来るんだぜ、本格的なのは無理だがな」
サイボーグの男性であるアーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)は、食材をある程度集めを進めていく。
「小麦粉、ベーキングパウダー、卵、バニラエッセンス、砂糖に牛乳……こんなもんか?」
案外わかりやすいように分けられているのは怪人たちが几帳面だったりするのだろうか?…隠し味にとあるアイスも用意して。
─さて、食材が集まったところで調理を始めよう。
小麦粉を振るって細かくして、ベーキングパウダーを少なめに混ぜ込んで、溶かしたバニラアイスに風味を強めにするべくバニラエッセンスで香りを強めに。牛乳はバニラアイスを入れていることもあり量を減らして入れるのがポイントである。
「ダマになると不味いからな、さっくりと手早く行くぜ」
ちゃかちゃかと小気味よく材料を混ぜ込んでいく。バニラの甘い香りが怪人の鼻を擽ったのか、アーサーの近くへ近ついていく。
「あ、うまそうな匂いだな…?兄ちゃんが作ってんのはホットケーキか?」
「腹減ってたんだ!なぁ兄ちゃん、そのホットケーキが出来上がったら俺たちにくれねぇか?」
興味を誘われた怪人たちはヨダレを垂らしながら、アーサーが調理している様子を眺めていた。
「まぁまぁみてろよ。ちゃんとお前らにやるからさ」
レシピ通りに作るだけじゃパンチ力が足りないので、此処でアルダワ産の『蜜ぷにシロップ』を掛けて仕上げる。この世界じゃ手に入らないものもあって効果は覿面。
「ほらよ、完成だ!熱いうちに食ってくれ!」
ナイフで切り込みを入れると、ふんわりと膨らむ。生地にシロップが染み込み甘い香りが変化する。
「もう我慢できねぇ!いただきまーす!!」
ぱくぱくとケーキにありつく怪人たちが集まったタイミングで、アーサーは着ていた割烹着を脱ぎ捨て、猟兵としての姿『ドーンブレイカー』へ変身すると、レイシューターの制限装置を外して準備はできた。
「【Select…BURST ACTION!】フルパワーで…ぶちかますぜ!!」
ケーキに夢中になっている連中を足止めしている間にユーベルコード『レイシューター・フルバースト』が炸裂すると、問答無用で怪人たちを灰燼に帰すのであった。
成功
🔵🔵🔴
秋月・信子
・SPD
積み上げられた食材の山を見上げる双子のように瓜二つの二人組
しかし、実の姉妹ではなく片方はUCが生み出した性格らが真逆の二重身(ドッペルゲンガー)であった
『…で、どうする?食材を集めてて運良く居ない今がチャンスよ』
「そうですね…そんなに時間も掛けられませんし、山菜や春野菜の天ぷらでも作ってみますね」
『りょーかい…じゃ、私は食い意地を張って夢中になってる隙に背後から始末するわ。ほら、サプレッサーとハンドガンを寄越しなさい』
「はい…姉さん。欲を言えばもう一品欲しいですけど…」
『スイカでもやっときなさい。脂っこいものを食べるとサッパリとしたものが欲しいでしょ?(ま、食べ合わせは最悪だけどね)』
●少女”たち”の暗躍
積み上げられた食材の山を見上げる双子のように瓜二つの二人組の少女。
少女の名前は秋月・信子(魔弾の射手・f00732)と、瓜二つな”姉”の少女。
しかし、実の姉妹ではなく片方はユーベルコードで生み出した性格が真逆の二重身。俗に言う”ドッペルゲンガー”というものだ。
『…で、どうする?食材を集めてて運良く居ない今がチャンスよ』
姉の人格が信子へ声を掛ける。
「そうですね…そんなに時間も掛けられませんし、山菜や春野菜の天ぷらでも作ってみますね」
食材は手分けして収集していく。小麦粉はもちろん、山菜や春野菜らを集めてくる。
「はぁ、食材はこれだけあればいいのかな……?」
どっさりと数回往復して集めてきた食材を隔離された台所へ持ってくる2人。
『白飯でも用意しとく?丼にでもすれば多少なりとも気は引けるでしょ』
「私も…そっちのほうが良いと思います。あとは、かしわ天とかあればいいでしょうか…?」
キマイラフューチャーの世界に鶏肉があるのも不思議に思いつつ、気にしないほうが良いのかもしれない。
テキパキと調理を済ませて、早炊きモードで炊飯を完了させる。美味しそうに見えるように盛り付けを済ませて丼を並べる。その数20個程。
『りょーかい…じゃ、私は食い意地を張って夢中になってる連中を背後から始末するわ。ほら、サプレッサーとハンドガンを寄越しなさい』
「はい…姉さん。欲を言えばもう一品欲しいですけど…」
少し躊躇いながらも、信子は”姉”へサプレッサー(消音器)が取り付けられたハンドガンを渡すと。
『スイカでもやっときなさい。脂っこいものを食べるとサッパリとしたものが欲しいでしょ?』
実はコレ、食べ合わせは最悪だけどね…と小さく零した”姉”は悪い顔をしていたのを信子は見て見ぬふりを決める。知らぬが仏というか…なんというか。
──信子が差し出した山菜丼を嬉しそうに頬ばりながら、”姉”が背後から始末するその絵柄は中々スプラッタではあったとかなんとか。
成功
🔵🔵🔴
リグレース・ロディット
キマイラフューチャーが二つに割れた?割れたってスイカ割りみたいにドーンと?え、大変。僕頑張らなきゃ。
【WIZ】どーんばーんする対決じゃだめなの?!えー…仕方ない……食べ物大事に美味しくしてあげる!まず『暴食紫炎』で炎を出してあ、これUCじゃないから相殺なんてできないよねぇ?でー収穫物を焼く!!そしてお好きな調味料をどうぞ!知らないの?美味しい物ってそのまんまの方が良いんだよ。
そして装備にある『ぷるんぷるんB』を作る時みたいに……血は抜いてぇ(美味しいのに……)はい、デザートどーぞ!!へへっじゃあ『赤く煌く影が散る』でフィナーレ。お腹いっぱいの気持ちいい睡眠!最高でしょ。
(絡み・アドリブ大歓迎)
推葉・リア
私達のコンコンシステムの為に頑張るわよ…!
けどなんで料理?まぁいいわ!腕によりをかけるわよ!
『バトルキャラクターズ』で料理が得意な推しキャラ達を召喚、いつも私と一緒にご飯作ってるから私も一緒に作るわ!
ん〜重労働?してるから……カレー?よしカレー作ろう
じゃが芋人参玉葱お肉を切って、ルーを入れてスパイスで味整えて…
あっサラダ作ろう、レタストマトにあとアボカド!
ご飯も炊いて…皆で役割分担して作って…よし完成!
香りで【おびき寄せ】て……食べ終わった瞬間に【だまし討ち】で『推しキャラ達の一斉攻撃』使うわ!
……皆で作ったカレー…(お皿によそってもぐもく)……うん!世界一で美味しい!
【アドリブ共闘歓迎】
●ぱっかり真っ二つさぁ大変!!
「キマイラフューチャーが二つに割れた?割れたってスイカ割りみたいにドーンと?え、大変。僕頑張らなきゃ」
吸血鬼の少年、リグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)は、起こった事に対して猟兵の1人として対処しようとここにいた。
「私達のコンコンシステムの為に頑張るわよ…!けどなんで料理?まぁいいわ!腕によりをかけるわよ!」
妖狐の女性である推葉・リア(推しに囲まれた色鮮やかな日々・f09767)は、便利なコンコンシステムを護るべく立ち上がった人だった。
●どうあがいてもギャグだった
「どーんばーんする対決じゃだめなの?!」
いやダメだよ!それじゃ『強制終了』になっちゃうからちゃんと従ってください。下手したら今まで頑張ってくれた猟兵たちの行動が無駄になりかねないので……。
「えー…仕方ない……それなら、食べ物を大事にしながらこんがりと美味しくしてあげる!」
まず『暴食紫炎』で炎を出して…あ、これユーベルコードじゃないから相殺なんてできないよね?…というわけで収穫物を焼く!!結構勢いって大事だよね♪
ご機嫌なリグレースの手により出来上がったのは何かの獣肉の丸焼きである。ジューシーな肉汁があふれる其れは、見かけに反してすごいワイルドな調理で。
「お好きな調味料をどうぞ!知らないの?美味しい物ってそのまんまの方が良いんだよー!」
集まった怪人たちへ、丸焼きの獣肉を切り分けて配膳していく。
「随分うまそうな肉じゃねぇか!じゃ、いただきまーす!」
嬉しそうに焼けた肉を頬張る怪人たち。
「それと『ぷるんぷるんB』を作る時みたいに……血は抜いてっと……」
血、美味しいのにー……と小さくこぼすが、血が美味しく感じるのは自分が吸血鬼であるからで。普通の人はそんな事思わないからね?
「はい、デザートどーぞ!!へへっじゃあ……」
最後に密かに作っていた催眠剤入りのフルーツゼリーを食べさせてから、怪人たちの身動きを制限して。
「ば…馬鹿なッ……!?」
ユーベルコードの『赤く煌く影が散る(ブラッドフェントム)』で容赦なくトドメを刺す。
装備武器を無数の血と影でできた夕顔の花びらに変え、自身から一定半径内の指定した全ての対象を攻撃する代物で、容赦なく過去へ送り返していく。
「お腹いっぱいに程よく気持ちいい睡眠!最高でしょ?」
消えゆく怪人ににっこーといい笑顔で見送るリグレースであった。
●こんこんこゃーんなお嬢カレー
「私の声に応えて…じゃあよろしくね!………はぁ…何度見ても、好き!大好き!ありがとう!」
ユーベルコードの詠唱の後に現れるのは『バトルキャラクターズ』で料理が得意な推しキャラ達を召喚する。
「いつも私と一緒にご飯作ってるから私も一緒に作るわ!」
重労働?してるから……カレー?よしカレー作ろう。そう考えたリアは推しキャラたちに食材を持ってきてもらう。
「お嬢、コレでいいかい?」
「えぇ!ありがとね♪それじゃ、張り切って作るわよー!!」
「「おー!!」」
推しキャラたちと仲良くカレーを作りに掛かるリア。彼女は慣れた手付きで野菜の皮を剥いて、下ごしらえを進めていく。
じゃが芋、人参、玉葱にお肉を一口大に切っていく。
「調理ならオレたちに任せてー♪」
推しキャラたちがそれらを炒めて加熱する。ある程度加熱が済んだら水を加えてクツクツ煮込む。いい感じに柔らかくなったらルーを入れてスパイスで味整えて……
「あっサラダ作ろう、レタス、トマトにあとアボカド!」
皆で役割分担して作りあげたカレーはとても美味しそうに見えて。
「うーん…やっぱり皆で作ったカレーは美味しそうね♪」
「うまそうなカレーだな!俺たちももらっていいかい?」
スパイシーな香りでおびき寄せられた怪人たちに食事を配膳していく。
「貴方達に食べてもらいたくて用意したのよ!お残しなんか許さないんだからね♪」
ご機嫌な様子でカレーを怪人たちへ。もちろん、彼らに渡すのは神経毒が盛られているものだ。何処で入手したかは内緒だ。
身体が痺れて動けなくなる怪人たちに、一泡吹かせてやろう。
「みんな、やっちゃって!!」
リアの掛け声を合図に、ユーベルコードの『推しキャラ達の一斉攻撃』で一網打尽にするのだ!!
推しキャラたちのフルボッコによって怪人たちは骸の海へと還っていく。物量で押す作戦は我ながら脳筋だと思いながらも、リアは密かに充足感を感じていた。
──そして。
「ねぇお嬢、これオレたちも食ってもいいの?」
「もちろん!さぁ、一緒にいただきましょう♪」
……皆で作ったカレーを皿によそってもぐもく頬張る。……うん!世界一で美味しい!
こうして、戦闘は一旦終わるのだった。しかし他の戦場では戦闘が続いている。まだまだ気は抜けない……!!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵