バトルオブフラワーズ⑤~猟兵、フラッグ戦をやろうぜー!
●ラン&ウォー5~フラッグ争奪戦~
そのゲームはシンプルでありながらもコアなファンをもつ老舗FPSゲームであった。
ラン&ウォーには幾つかのモードが準備されておりその中の1つフラッグ争奪戦モードは、ステージに仕組まれた障害を掻い潜り、常に走り回り続け敵対勢力を索敵して排除、目的のフラッグを奪えば勝利!
逆に守る側になれば単純にタイム内守りきれば勝利!
実際のゲームでも攻める側と守る側に別れて競い合うのだが、今回の特殊な戦いも同じようで猟兵達は攻める側での参戦となる。
怪人側である守る側はリスポーン権が渡され怪人はゲームが終わるまで絶対数は減らないのだが、リスポーンには時間かかるうえ1度でもやられていたらゲーム終了時には消えてしまうと言う特殊ルールがある。
猟兵達にも幾つか特殊ルールがあり利用すれば優位になれる可能性があるが、守らなければ不思議エネルギーで強制排除され敗北してしまうから注意が必要である。
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「みんなーみんなーキマイラフューチャーが大変なことになっちゃったよー!こうね、パッカーンてなっちゃったよ」
六曜・シャルミナ(リトルプリンセス・f14126)グリモア猟兵はおっきな円を両腕で作ると、真ん中から割れたーみたいな感じで大袈裟な身振り手振りをする。
「それでね、みんなにはゲームのルール道理に怪人をえいってやっつけて欲しいんだよーそうしたら先に行ける道がひらけるの」
シャルミナの周りの死霊が割れた真ん中に道の様に伸びて演出を手伝っているなか、詳しく話すため腕をおろし、指をピストルの形ににせると
「やって欲しいゲームなんだけどね、銃火器を使って撃ち合うFPSっていうジャンルのゲームで【ラン&ウォー】って言うんだってー今回のゲーム内は特殊空間だから負ければ弾き出されちゃって、負けになっちゃっうから気をつけてね?」
ばーんっと撃った真似すると、ふっと息を指先に吹きかけさも煙があったかのように見せる。
「それと、特殊ルールってあって【一定時間の間、同じ場所に留まっていたら排出】なんてものがあるから気をつけてね」
「それじゃ、みんな夕飯は美味しいもの準備しておくから頑張ってきてねー」
両手をふりなが六曜・シャルミナは見送ってくれた。
雪宮みゆき
GW皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今回はまさかの真っ二つで私も驚きしかありませんが、キマイラフューチャーを救うため皆さま頑張って行きましょう!
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勝利条件
・敵のフラッグを奪いとる。
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特殊ルールについて
攻める側(猟兵)
・一定時間(大体2ターン)同じ場所で待機もしくは潜伏などすると強制排除されてしまいます。
常に動く、行動することで解消されますが敵からは見つかりやすくなります。
守る側(オブリビオン)
・絶対数の確保がされる為、倒されても初期の人数を超えはしませんがリスポーン権があります
リスポーンするには倒されて1ターンの経過が必要となります。
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障害物
前半に多く仕込まれており、網潜りや垂直ロープ登り、アスレチックの様な仕掛けや障害物がたくさんあります。
対策などあると判定に影響があります。
後半は少ないですが落とし穴や罠に近い障害物が隠れています。
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怪人
・実験室トリオは3人1チームで動き、かなりゲームに馴染んでおります、旗を守ってはいますが統率がとれていません。
各個ばらばらですが、戦闘音には敏感で集まってきます。
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予定
・5月2日11時を1次締切とします。
GWシナリオコンペに出席予定なので、それ以降は来た順に考慮して行きたいです。
第1章 集団戦
『実験室トリオ』
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POW : フラスコ怪人・ウェポン
【フラスコ兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 電球怪人・ジェノサイド
【電球攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : バッテリー怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【バッテリー】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
片桐・公明
いつもの通り2挺拳銃をふるって突っ込んでいく公明
周辺警戒は怠らない
「FPSって言ってもいつもやっていることと変わらないわね。」
アスレチックは大した障害とならず、アクロバティックに越えていく。
「まぁ。パルクールは少し齧っていたおかげかな。」
「母さんだったらもっとスマートに突破できると思うわね。復習しなきゃ。」
落とし穴のような罠は勘で回避、解除して進んでいく
「『罠は人為的なものだから観察すれば必ず見つけられる』って父さん言っていたなぁ~」
目的は敵陣形の崩壊と混乱
ヒット&アウェイで攻撃を受けず、追撃をせずに行う
「フラッグの確保は他の誰かに任せた方が無難ね。」
「ま、余裕があれば狙っていこうかしら。」
フェン・ラフカ
フラッグの奪取して戻るまでですね。
では行きましょう。
相手の足音や自身の足音に気を付けてマップを移動しましょう。
移動の間にUC【レプリカクラフト】と『罠使い』でショットシェルに衝撃で雷管を叩く仕掛け罠を作ります。
それらをとりあえず適当な所に投げて『時間稼ぎ』してみましょう。
途中で接敵して、気付かれていないならばナイフを投影して『暗殺』。
気付かれているならショットガンを『クイックドロウ』で撃ち抜きます。
フラッグに関しては他の方に任せましょう、私はマップを動いて陽動と戦力減らしをしてましょう。
●プレイヤーを待っています・・・
猟兵達がゲームの中へと入って行くと、先ず始めに見たものは攻める側の待機フィールドであった。
マップの端にあるらしく限られた区間からは出られないようであった。
「へぇー原理は分かりませんが、本当にリアルとかわりませんわね」
「それでも、ゲーム要素はあるみたいです」
「まぁ、ゲームのFPSって言ってもいつもやっていることと変わらないのでは?」
片桐・公明(Mathemの名を継ぐ者・f03969)が首を傾げているなか、フェン・ラフカ(射貫き、切り拓く、魔弾使い・f03329)が何やら空中を眺めていたかと思うと確信を得たのか口を開いた。
「やっぱりこれは特殊ルールみたいなものです、周りの足音がマークになってますから索敵や攻撃された方角にもマークが出るはずです。 現にいまマップにピンが打ててますから」
「え、何これ便利過ぎない?あ、本当ねピンが打てるなら指示や連携取れやすいわ」
「ゲームに入らないと分からないなゲーム要素なのでしょう、猟兵に対してリスクしかないルールだけでは無いのかも知れません」
あちらこちらでゲームの経験をもつ猟兵達が沸き立つのがわかった所で、何も無かった空中に開始5秒前のカウンドダウンが浮かび上がった。
「改めて、今回はデュオって言うんだっけ?よろしくね」
「はい、フラッグの奪取して戻るまで臨時ですが相棒です、では行きましょう」
コツンと拳を合わせたのと同時にカウントはゼロを示した。
●マップデータをロード中・・・
瞬きの間に今まで立っていた開始エリアから太陽が降り注ぐ荒野に猟兵は降り立っていた、そこから猟兵達の取った行動は迅速であった。
ある者は周辺の警戒をし、ある者はマップを確認しフラッグへのルートや地理の確認をとっていた。
「とりあえず、目的地はあれね。分かりやすく表示されているわね」
「そうですね、ゲームの目標ですから。しかし目視でもかなりの距離があるのが分かります」
荒野からフラッグのある方角に赤く光る柱が立っているのが確認出来た、2人が言ったようにかなりの距離があった。
「それじゃ、行動のすり合わせとか走りながらでも大丈夫かな?」
「はい、方針は走りながら確認しましょう……タイマーが動き出した様です」
頷き合うと2人は走り出した、マップの端に刻々と減っていく時間を確認しながら。
●ゲームスタート
走りだして程なく荒野から緑溢れる森林エリアに入ったのだが、途端に罠や障害物が次々と現れた。
罠は落とし穴やロープで足元を狙ったものから始まり岩が降ったり丸太が飛んできたりと様々で、それを避けつつ障害物を攻略するのは確かに至難ではあった。
「『罠は人為的なものだから観察すれば必ず見つけられる』って父さん言っていたなぁ~」
「現実では、でしたね」
「いきなり現れる罠ってなんなのかなぁーでも、フェンちゃんには助けられたわ……っと、そこ気をつけて」
「所詮はゲームの中ということですか、いえいえ現れる瞬間の感覚がなんとなくピリッとしたので、ここですね」
2人は今まさに障害物エリアを踏破するところであった。
景色も森林から荒廃した市街地に変わって来ていた。
「しかし、本当に見事な障害物踏破です」
「まぁ、パルクールは少し齧っていたおかげかな、母さんだったらもっとスマートに突破できると思うわね。復習しなきゃ」
なるほどと頷きながら手元ではユーベルコード【レプリカクラフト】で作成した、ショットガンシェルを使った炸裂トラップを遮蔽物へと設置しながらすすむ。
「さっきからソレ置いて来てるけど、どうしたの?」
「あぁ、アレですか実は先程からうっすら足音がマップにありましたから……」
すると、先程から置いていた方向から炸裂音が響いてきた。
そちらに視線を移せば電球頭とフラスコ頭はガラス部分の装甲が割れながら逃走し、電池頭には小さい鉛玉が複数めり込ませながら転がっていくのであった。
「エグいわね、あれわざとでしょ」
「さぁ、ですが……倒して完全回復して復活されるよりはいいのでは?」
「まぁ、時間稼ぎにはなるからいっか」
2人は直接フラッグを取りに行くのでは無く、敵の撹乱や味方が進行しやすくなるサポートを主軸に考えていたのだった。
「これから敵も増えて来るし、フラッグの確保は他の誰かに任せた方が無難ね。ま、余裕があれば狙っていこうかしら」
「それが良いかと、その為に先行した次第ですから」
2人は改めて自分たちの兵装を確認した、これから敵を掻き回す為に戦場を駆け回って行く事になる。
「それじゃ、ここはヘイトだっけ?集めるわね『母の歴史。父の知識。それを興すは私の能力。すべて焼き尽くす!!』」
片桐・公明は愛銃を構えるとユーベルコード【紅蓮『赤壁乃業火』(グレン・セキヘキノゴウカ)】を戦場に放った、焔の大蛇が如き号砲が戦場に響きわたった。
大成功
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エルト・ドーントレス
連携・アドリブ歓迎
SPD選択
FPSのフラッグ戦かぁ
リアルでもゲームでも銃の扱いは慣れてるしちょうどいいか
サクッとクリアして次に行かないとね
攻撃側が有利に立つにはいかに挟撃の形に持ち込むかにかかってる
正面はほかの猟兵に任せて、俺は側面に回り込むよ
その時に注意するのは敵に居場所をつかませないこと
少数で移動中に攻撃されると対処のしようもなくなっちゃうし
優位なポジションをとれるまでは安易な発砲はご法度
目と耳に神経を集中して周囲の安全を確認しつつ、遮蔽物伝いに慎重に移動する
目標地点にたどり着けたらもう遠慮はいらない
正面と合わせた十字砲火で一網打尽にしてやろう
敵のUC?
こっちのUCで見てから回避余裕でした
月鴉・湊
旗を取れば勝ち。なんとも解りやすい勝利条件だね。これならおじさんでもやれるかな。
UCを使用し、自分の幻を出して囮となり、自分は透明化してゆっくり確実に旗を取りに行こう。
アスレチックは血の糸を縄やワイヤーに変化させて攻略していくよ。
幻には奴等が罠に引っ掛かるように誘導しようかね。
これなら他の猟兵達のサポートも出来るはずだ。
こういうのって普通の遊戯じゃあ反則だけど、これは遊びじゃないからねぇ。
遊戯じゃあない遊戯とはこれいかに。なんてね
●攻防戦開始
「FPSのフラッグ戦かぁ、コレがゲームの世界だって言うのもリアル過ぎて実感ねぇー」
リアルでもゲームでも銃の扱いは慣れてるしちょうどいいかと思っていたエルト・ドーントレス(灰色猟兵・f14009)であったがいい意味で期待を裏切られた形に少し頬が緩む。
「さっきの森林エリアは罠だらけでレッキスの機動が生かせなかったし、ここはフラストレーションの発散といきますか」
身に着けているパワードスーツ【レッキス】その手にはライフルが握られていた。
エルト・ドーントレスが理想とする戦略には単独では難しく、先程までは2人組の猟兵が誘い込んだ敵を狙撃したりと影ながらサポートもしていたのだが、今は鉢合わせた1人の猟兵とフラッグを目指している。
「あちらも準備出来たみたいだし、俺も動くとしますか」
遮蔽物に身を隠しながフラッグへと近づいて行く。
そこは公園だったであろう広場で、中央にはフラッグがたてられており入り口付近では敵が集まり防衛を強化している。
「さぁ、最終防衛ラインは目の前……上手くいってくれよ」
公園からやや外れた場所にある建築物に辿り着くと、素早く身を隠し開始の合図を待つのであった。
●公園正面
その猟兵……月鴉・湊(染物屋の「カラス」・f03686)は、とても優雅に歩を進めていた、眼前には実験室トリオが壁となり待ち構えているにも関わらず。
「こういうのって普通の遊戯じゃあ反則だけど、これは遊びじゃないからねぇ」
彼は敵へと言い聞かせるように言葉を紡ぐ、実験室トリオたちは首を傾げる。
遊びでは無いこれはれっきとした戦いであり世界を左右する戦争である、正面から来る今の状況になんの反則があるのかと。
「まぁ、旗を取れば勝ち。なんとも解りやすい勝利条件だね。これならおじさんでもやれるよね」
にこやかに話す猟兵を観察していた実験室トリオ達は、まさかは自分たちは馬鹿にされているのではと考えた。
そう思ってしまえば、次に沸き立つのは怒りであろう。
防衛ラインを作っていた部隊はその感情に任せ一斉に電球を放った、それは速射砲の様に次々と月鴉・湊へと撃ち込まれていく。
「……『残念だったな。それは俺だが俺ではない。お前自身の罪が見させたのだ』」
『!?』
電球を放ち続ける実験室トリオ達は背後から聞こえた声に驚愕した、今まで目の前にいた筈の猟兵が一瞬の間に背後に回っていたのだから。
「咎に儚い幻想を映させよ(トガニハカナイゲンソウヲウツサセヨ)。お前たちの咎は刈り取らせて貰うよ」
紅き糸が月鴉・湊から放たれ電球を撃ち続けていた実験室トリオたちは、次々と絡み捕えていくなかで何とか逃れた者がいた。
「残念、もうお前達は囚われてるぜ」
エルト・ドーントレスがそれを許さない、巧みに放たれる弾丸は実験室トリオの身体を撃ち抜いて行く。
「エルト君、ここは俺に任せて大丈夫だフラッグを頼んだ」
「おいおい、違うフラグが立っちまうぜ?」
「残念、そんなにヤワじゃないだよ」
月鴉・湊は苦笑しながら手をふる。
実際、油断させ敵を減らし今は壁が薄いが、リスポーンが始まればこちらの優位は覆される。
「わかった…『コード実行。高速思考開始…』邪魔するんじゃない!」
進行を防ごう実験室トリオが迎撃するが、【静止世界(ゾーン・オブ・アクセラレーション)】を発動させ回避を優先したエルト・ドーントレスには当たらない。
更に加速しフラッグとの距離は縮まり……
「これで決着だ、フラッグゲットだぜー!」
フラッグを手にした瞬間、空を覆うような様々な花火が上がり高らかと勝者を全参加者へと知らせる。
【残り時間09:32 勝者・侵攻組 フラッグ獲得者・エルト・ドーントレス】
大成功
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