バトルオブフラワーズ④~あらゆる海鮮を調理せよ~
「キマイラフューチャーで戦争だ。早すぎるだろうよ戦争……」
グリモアベースでエコリアチ・ヤエ(悪魔の呼び声・f00287)はげんなりしていた。2月いっぱい使って戦ったスペースシップワールドの戦争からまだ二か月しかたっていないのだ。
「今回、先日のテレビウム騒ぎはキマイラフューチャーの中枢システム・フラワーズからの救援要請だということが判明し、ドン・フリーダムというオブリビオン・フォーミュラが確認された」
それによってキマイラフューチャーが真っ二つに割れ、周囲を守る6つのザ・ステージというものが出現している。
「このザ・ステージにオブリビオンが殺到し強引に閉じようとしている」
そのため閉じようとしているザ・ステージのオブリビオンを倒さなければならないのだが、これがただの戦闘ではすまないのがキマイラフューチャーといったところか。
「今回俺が送り出す場所はザ・フードステージ。『シュウカクフードバトル』という特殊戦闘ルールが適用される場所だ」
場所は一足早い夏、ビーチだ。現れるオブリビオンは包容力三人衆という数が多い敵だ。オブリビオンは海中で魚介類を採って採って採りまくっている。
やっかいなのはこのオブリビオンは食材を収穫中、ダメージが無効になるという特殊能力があるのだ。オブリビオンは浜辺に乗り入れている軽トラック2台分の食材を集め終わってしまうと猟兵側がこの場所からはじき出されてしまう。
「このオブリビオンは山のように食材を積み上げ始めるので、猟兵はそれをかたっぱしから調理してくれ。それがこのステージで勝つための条件だ」
オブリビオンの気を引ける美味しそうな料理を目にすれば作業を中断してフラフラと料理に引き寄せされてくる。そうすれば攻撃無効の効果がなくなるのでパシッと叩けばオブリビオンを退治することが可能となる。
つまりいかにオブリビオンをおびき寄せ食材を採取する手を止めさせられるかにかかっているということだ。
「個人で料理と叩くのを両方やってもいいし、グループで担当分けしてもかまわん」
ここはキマイラフューチャーだ、どんな魚介類でも引き揚げてくるだろう。無敵時間さえなければオブリビオンは弱いので簡単に倒せるだろう。
「ザ・ステージのオブリビオンを端から追い出してかねぇとさらにその先のメンテナンスルートに進めねぇようだから、手間かもしれんがよろしく頼むぞ」
エコリアチはそう述べたら転送ゲートを展開し、猟兵とビーチへと送り出した。
鬼騎
戦争シナリオです。一章のみですので16時まではリアルタイム執筆します。
調理する魚介類は指定していただいて大丈夫です。食材の量を消費するか、料理の質を高めおびき寄せることでオブリビオンを倒してください。オブリビオンは無敵タイム終わったら激よわなのでどう料理するかを重点的によろしいくお願いします!
第1章 集団戦
『包容力三人衆』
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POW : バケツ怪人・ウェポン
【バケツ兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 釜怪人・ジェノサイド
【釜攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : 金魚鉢怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【金魚鉢】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
フィーナ・ステラガーデン
なるほどね!このオブリビオン達は魚とか採ってる最中は攻撃が効かないわけね!
いや何でよ!?どんなバリアなのよそれ!
え、突っ込んじゃいけないの?仕方ないわね!
じゃあ召使を召還するわ!
見た目はエプロン姿の中年女性よ!誰かは私も知らないわ!
魚料理ねえ。煮付けとか食べたいわね!キンメダイの煮付け!
次は刺身よ!鮭の刺身が食べたいわ!脂が乗ってる奴がいいわねえ!
出来上がったら片っ端から食べていくわ!
んーーーっ!今日も良い腕ね!はぐはぐはぐっ!
あ、何かバリアがきれたら「範囲攻撃」で一気に焼き払うわよ!
(アレンジ、アドリブ、連携などなど大歓迎!)
「なるほどね! このオブリビオンたちは魚とか取ってる最中で攻撃が効かないわけね!」
ザ・ステージのビーチに立つフィーナ・ステラガーデン(月をも焦がす・f03500)は、うん、と一度うなずきそしてカッとなる。
「いや何でよ!? どんなバリアなのよそれ!」
そのタイミングで目の前にある海から真アジを手に上がってきたのは金魚鉢怪人・リフレクションだ。
「そこは突っ込んじゃダメじゃんの。てかお前さん猟兵かいな」
「え、突っ込んじゃいけないの? 仕方ないわね!」
海から上がった金魚鉢怪人の頭の中にはイワシが回遊しており、むしろそっちのほうに突っ込みを入れたくて仕方がないのだが。
フィーナは仕方ない、といいながらユーベルコードを使う。それは召使ノ召還。指をならせば家事が得意なエプロン姿の霊を召喚した。ずぼらなのか単に面倒くさがりなのか。中年女性の姿をした霊の正体はフィーナ自体もよくは知らないらしい。呼び出した霊にフィーナは言う。
「煮つけとか食べたいわね! キンメダイの煮つけ!」
なぜか用意されている調理器具を勝手に使い、軽トラの中にすでに挙がっていたキンメダイを見つけて霊が調理を始める。ちなみに発泡スチロールにちゃんと氷と一緒に入っていてどこでどう用意されてるのかわからないがとても新鮮な状態だ。
「ありゃまー! おいらたちが用意した器具と採ってきた魚を勝手につかいはじめたじゃんのー?」
ずいぶんと緩い反応のオブリビオンだが、それを横目に再び海へと食材を採取しに潜っていった。料理を開始するぐらいではオブリビオンの足を止めることはできないようだ。
「あと刺身も用意して! 鮭がいいわ! 脂がのってる奴がいいわねえ!」
霊は煮つけを行いながら軽トラの中を探すものの鮭を見つけることができずにいたが、海に潜った金魚鉢怪人が再び海から上がってきたその手にはまごうことなき鮭。
「何すんだー?!」
霊はオブリビオンが手にしていた鮭をさっと奪い取り、見事な包丁さばきで見事な巨大活き造りが完成した。
「ほぉーん……こりゃ見事なもんじゃんのー」
フィーナの目の前にはすっかり採取を忘れ包丁さばきに見入っていたオブリビオン。
「ていや!」
フィーナが軽く焔を操り薙ぎ払えば、じゅわっと金魚鉢の中の海水が蒸発し鰯が焼き魚へと変わり、そのまま浜辺へと倒れこんだ。
「こんなもんかしらね! さぁオブリビオンも一体倒したし片っ端から食べてこうかしらん! んーーーっ! 相変わらず良い腕ね、おいしー!!」
目の前の問題を片したフィーナは刺身に煮つけにと、おいしく魚を食したのであった。
大成功
🔵🔵🔵
佐渡・随喜
……それにしてもこの戦争は、血湧き肉躍る戦いはないのかのう。
まぁ、よいわ。食材を消費すれば良いのだな。
なれば、サムライエンパイアで見たことがある、鍋よ!
鍋に海水を汲み、昆布で出汁を取り、
獲れておる魚介を手当たり次第に放り込むぞ。
味付けは海水の塩よ。ここで獲れた魚にとっては
最高に調和する調味料! それ以外に余計な味付けは不要!
料理とは素材に惚れ込み素材の味を引き出すことが至高と
何処ぞの美食家が言っておったわ。
即ち、新鮮な魚介の味をそのままに余計な味を付けず、
身の旨みを熱で活性化させるこの鍋こそ最高の美食!
奴らが誘き寄せられて無敵時間の効果がなくなったら、
血統覚醒で余自身を強化して瞬殺するぞ。
ビーチには似つかわしくない雰囲気の男が立っていた。それはタキシード姿のダンピール、佐渡・随喜(世界を渡る高等遊民・f16185)だ。
「……それにしてもこの戦争は、血湧き肉躍る戦いはないのかのう」
しかも若干不満そうな気配を醸し出す。
「まぁ、よいわ。食材を消費すれば良いのだな」
ならば、と随喜は動き始める。オブリビオンたちが後で使おうと用意していた調理器具の中から鍋を掴み、海水を汲み始めた。その時海から上がってきたのはバケツ怪人だ。
「猟兵か……目障りな」
バケツ怪人は渋い声でそう言い残しながら、軽トラへと向かう。頭のバケツの中に採ってきたものが入っているらしく、軽トラに近寄ればそこにある別のバケツにサザエにホタテなどの貝類が移される。そして頭のバケツが空になれば再び海へと向かっていく。
海水を汲み終わり調理器具がある場所へと向かう随喜。猟兵とオブリビオン、今はお互い手を出すタイミングではないと殺伐とした視線が交わされながら互いの行動を見送っていく。
「サムライエンパイアで見て覚えてきたこれを作れば、今にそうも言っておれなくなるだろう」
鍋に汲んできた海水にまずは持ち込んできた乾燥昆布をつけおきし、その間に軽トラを覗き込み使える食材を下ごしらえし始めた。
「良いものがあるではないか」
それは立派な毛ガニ。これをメインとして鍋に入れ、他にはホタテ、エビ、タラはツミレに。
入れる具材の準備をし終わった頃にはちょうど良い時間だ。鍋に火をかけ昆布から出汁をとり、そこに用意した具材を全て投入。
「料理とは素材に惚れ込み素材の味を引き出すことが至高と何処ぞの美食家が言っておったわ」
すなわち新鮮な魚介の味をそのままに余計な味を付けず、身の旨みを熱で活性化させるこの鍋こそ最高の美食であると随喜は考える。
グツグツと鍋が煮え、美味しそうな良い香りが漂い始める。そのタイミングで海から再び上がってきたバケツ怪人だが、頭のバケツに鯛や鯖を入れた状態でこちらへとフラフラ近寄ってくる。
「くっ、なんて良い香りをさせてやがる……体が勝手に引き寄せられてっ……!」
「やはり引き寄せられてきおったか。さあその命、余が刈り取ってくれよう」
随喜が真紅の瞳に覚醒してヴァンパイアへと変身。強化されたその肉体で手刀を繰り出せば簡単にバケツ怪人のバケツと体が切り離され、砂浜へと転げ落ちるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
遠呂智・景明
アドリブ、連携歓迎
海鮮料理ってーと、うん。
単純に焼くか!
七輪と炭を用意して、海産物を焼いていく。
貝やら海老やら色々あるぞ。
いい感じに焼けてきたら醤油とバターを垂らして、と。
いい匂いがしてきたぜ。
さあ、この匂いに釣られてこい。
魚介料理だけに。
釣られて来たらとりあえず舌づつみをうたせて、その隙に【風林火陰山雷番外 雷・火】で攻撃する。
あとは繰り返しだ。できるだけたくさん駆逐するぞ。
「海鮮料理ってーと、うん」
遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)はビーチに置いてある軽トラの荷台に積まれ始めている新鮮な魚介は色々な種類があり、どれをどう調理しようか悩んでいた。
景明が悩んでいる間にも海から上がってきたバケツ怪人は頭のバケツにアンコウが入ったままの状態で軽トラにさらに海鮮を追加していく。
「よし、単純に焼くか!」
素材の味で勝負というわけだ。用意されていた調理道具の中から七輪を取り出し火の準備を始める。
「七輪出すとかりありぃ? やっべぇおーるどくっきんぐじゃん。だっせー」
アンコウが頭に入ったままおかしな口調でしゃべりだしたオブリビオンのことは景明はスルーし、黙々と魚介類を焼く準備を整えていく。
怪人により追加されたのはブリや太刀魚などだが、景明はそれとは違う目星をつけたものを手に取っていく。
再び海へと戻っていくオブリビオンだが、景明は準備が整った七輪で魚介を焼き始めた。まずはサザエ、ハマグリ、ホタテなど。これらを火にかけながら横に置くのは秋刀魚だ。七輪の火によってジュウジュウと音を立てて食材が焼かれていく。食欲をそそる美味しそうな焼き色がついていく食材は美味しそうな香りを漂わせていく。
さすがにまだ怪人は海から上がってこない。秋刀魚を自分で食しながら、空いたスペースへ追加するのは海老、そしてメインとして持ってきた牡蠣だ。
時間のかかる貝類が良い香りを漂わせ食べごろになった時、海から再び上がってきたバケツ怪人がフラフラと香りにおびき寄せられ七輪の前までやってきた。
「すーぱーぐっどな匂いしてんじゃん、これめっちゃはんぐりーになるやつじゃん」
「やはりこの匂い。魚介なだけあってよく釣れる。お前たちが採ってきた魚介だ、ぜひ食べてくれ」
開いた貝にバターを乗せ、程よく溶けたら醤油をかける。ジュワっとひろがるバターと醤油の香りは怪人の食欲を盛大に刺激した。
「ひえー、これめっちゃでりしゃすぅ!」
七輪で焼かれたこの食事が最後の晩餐をなることを知らず、怪人はあれこれ美味しく魚介を食し始める。
目の前の魚介に注意が逸れている隙に景明は己の本体、大蛇切 景明へと手を伸ばした。
「お粗末様だ」
放つのは最大火力で放たれる斬撃、風林火陰山雷番外 雷・火。それにより簡単に倒れたオブリビオン。そして残される景明とまだ海に潜って採取を続けているであろうオブリビオンたち。
景明は再び七輪へと向かい、この調子でさらなる数を駆逐していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
エダ・サルファー
まさかキマイラフューチャーで戦争とはなぁ。
そしてなんか知らんけど戦闘に特殊なルールがあると。
だが、このルールなら大丈夫!
何しろ私、料理は好きだし得意だもの!
しかも魚介類でしょ?釣好きの私にとって一番得意な食材だよ!
そんなわけで素早く行くよ!
む、鮭あるじゃん。
んじゃこれを三枚におろして、刻んだ野菜を敷いた鉄板に半身乗せて、味噌を酒とみりんで溶いたものを流し入れて蒸し焼きにして……
いよぉっし!「鮭のちゃんちゃん焼き」だぁ!
この美味しそうな匂いには抗えまい!
後はまんまと怪人が釣られて来たところで、聖職者式ドロップキックをお見舞いしてやるぜ!
これでお前らもバーベキューにしてやらぁ!
「まさかキマイラフューチャーで戦争とはなぁ」
エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)はザ・ステージの浜辺へと立っていた。目の前にはオブリビオンが採ってきた魚介類が詰まれる軽トラック。現在その軽トラック一台分の積み荷量が半分以上になってしまっており、いかに怪人たちの採取スピードが速いかがうかがい知れる。
「でもこのルールなら大丈夫!」
エダは怪人たちの特殊ルールに関しても不安は無かった。なぜならもともと料理が好きで、なおかつ釣り好きのエダには魚介類は一番得意な食材であったからだ。
「素早く行ったほうが良いよね!」
この状況、積み上げられる前に敵を叩けたほうが有利だろう。少なからず料理をすれば時間もかかってしまう。
さっそく軽トラに積まれている発泡スチロールの中の魚を物色していると、鮭を発見。今回エダはこれを使うべく、その鮭を手に調理場所へと移動する。
手慣れた手つきでまな板の上に鮭を乗せ包丁を手にすればまずヒレを全て切り下ろし、頭を落とす。腹を裂いて内臓や血合いを取り除き、洗い流せば食欲をそそる鮭の身の色がハッキリとする。その後、身と骨を切り離せば鮭の三枚おろしは完成だ。
「さて、これをこうしてっと」
火にかけた鉄板を用意し、刻んだ野菜を敷き、そこに鮭の半身を乗せる。その上に味噌と酒とみりんを混ぜ合わせたものを流し込み、鉄板をまるごと覆える蓋をする。
「なんだなんだ、なにごとじゃ」
それは海から上がってきたバケツ怪人。頭のバケツの中から何かの触手が飛び出ているがよく見ればタコだろう。
その怪人の手にはイカが一杯鷲掴みされていたが、蓋がされた鉄板の中身が気になり、寄ってきていたのだ。
「ふっふーん、そろそろ出来上がりだよ。見て驚け! 鮭のちゃんちゃん焼きの完成だぁ!」
エダが蓋を取れば鉄板に広がる美味しそうなちゃんちゃん焼き、そして一気に広がる湯気と味噌と鮭の香りが絶妙なハーモニーを奏でる。
「なんとこれはうまそうな、げふぅあ!」
ちゃんちゃん焼きに気を取られた怪人に向け、エダは容赦なく横から亜音速のドロップキックをお見舞いした。そのキックをくらった怪人は燃え上がる。怪人は倒れ、タコとイカも一緒に燃えてその場には良い香りが充満するのであった。
大成功
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ブライトネス・フライハイト
星が割れ、魚介類を取ってる間は無敵のオブリビオンに料理で退治する…………。
うむぅ、我輩は考えるのをやめるにゃ。
こうにゃったら【料理】【ダッシュ】【早業】を全力で行使して、この海辺にいる全てを料理しつくしてやるのにゃぁ!!!
貝系の食材を網焼き蒸し焼きにするのにゃ!
アサリにホタテにカキにサザエに、素材の味と調味料でぷりっぷりの貝類の美味を味あわせてやるのにゃ!
そして合間を見ながら大掛かりな料理の下ごしらえもして、貝を焼いたり蒸したりしてる間にブイヤベースも完成させるのにゃ!
ん~デリシャス。(味見)
攻撃は他の猟兵に任せて、トラックの食材を全て使い切る、むしろオブリビオンも食材にする勢いで料理にゃぁ!
一人ビーチで海を見てたそがれるのはブライトネス・フライハイト(ケットシーのフードファイター・f04096)だ。
「星が割れ、魚介類を取ってる間は無敵のオブリビオンに料理で退治する」
それはこの世界で起きたこと、そして今現状のおさらいである。
「…………うむぅ、我輩は考えるのをやめるにゃ」
一瞬気が遠くなったブライトネスだが、考えるのをやめればやることは1つ。料理することだ。早速食材となる魚介類が積まれる軽トラへと向かって走っていく。
「これは素晴らしい食材の数だにゃ! この海辺にいる全てを料理しつくしてやるのにゃぁ!!」
一度料理のことに思考をシフトすればもはやネコまっしぐらといった様子。目の前の軽トラは1台分が埋まり切ってしまい、2台目へと突入してしまっていた。
「これは大変だにゃ、はっ! 貝がいっぱいあるにゃ!」
まず目に入った食材は貝類。これは網焼き蒸し焼きにしようと器具の準備をし、貝類の下ごしらを始める。素材の味を楽しむのはもちろん、これらにあう調味料も準備万端な状態に。
そしてそれらを火にかけ始めた後には他の料理の下ごしらえも始めた。何を作るかというと、それはブイヤベースだ。かなりの魚介が必要となるこの料理はこのルールにおいては非常に有効性が高いだろう。
手にするのは愛用の聖麗の万能包丁。まずは持ち込んだにんにくや野菜類をすべてみじん切りに。エビの背わたはとり、ムール貝、あさり、牡蠣は貝を洗う。イカは内臓をとり皮をむき輪切りに。他には金目鯛、たら、真あじ、ブリ、タチウオをすべて下ごしらえを完了させれば調理へと取り掛かる。鍋でにんにくと野菜類を炒め、その後白ワインなどのスープの材料と貝を除いた魚介類を入れて煮立て始める。煮立ってきたらアクを取り、バターと塩胡椒を加えて弱火で15分ほど煮ていくのだ。その後は貝類も加えて蓋をし、貝が開くまで煮込んで刻んだパセリをちらせばブイヤベースの完成だ。
「ん〜デリシャス」
ちょっと味見をすれば完璧な味に思わずにっこりとするが、そこに海から上がってきたのは金魚鉢怪人だ。
「えーなにこれちょーいみわかんないんですけどー」
頭の金魚鉢の中には採ってきたカワハギが回遊している。おいしそうな匂いを漂わせる料理の数々に軽トラではなくこちらへと足を向かわせていたのだが。
「にゃー! それも美味しく調理してやるのにゃー!」
どこからともなく取り出した熱々の鉄板を手に金魚鉢怪人(の頭部にいるカワハギ)を目指し突進していくブライトネスの姿は金魚鉢怪人にとってさぞかし恐怖であっただろう。
「ひえ、なにこれどういうことー?!」
あまりの恐怖から逃げ出した金魚鉢怪人。それすなわち収穫作業の放置であった。
「お前(カワハギ)も食材にゃあ!!」
勢いよく怪人の胴体に熱々の鉄板が振り下ろされ怪人は死に絶え、倒れこむ前に無事に食材(カワハギ)をゲットしたブライトネスはまた調理場所へと戻っていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
スパイニア・ソーン
食材収集中は無敵。なんと理不尽な特性だろうか。かくなる上は獲ったそばから調理しておびき寄せてやろう。
しかし海産物か。水の生き物がベースに多用されてる故、少々複雑な気分だ。
スピードと器用さを活かして複数品並行調理を敢行。アクアパッツァ/カマ塩焼き/刺身を作成予定。効率作業の鬼になる。
時間のかかるアクアパッツァ(白身魚、貝類、エビ)を仕込んで煮込んでいる間にブリカマを下ごしらえして焼き始め、火を通している間に刺身(目に付いた適当な魚)を作る。
ナイフを包丁に変えても、私の刃捌きに曇りはないぞ。作業に支障が出そうな場合、装備の一部をパージして加速。料理はスピード勝負と見たぞ
「食材収集中は無敵……なんと理不尽な特性だろうか」
獲ったそばから調理しおびき寄せる必要があるとのことだが、スパイニア・ソーン(致命の一矢・f03958)の表情は少々険しい。キマイラであるスパイニアは水生生物が体の構成を多数占めており、多少なりとも複雑な気持ちになっているからだ。
とはいえ戦闘において扱う得物であるナイフを包丁に変えてもスパイニアの腕は劣ることはない。
普段身につけている手袋につながる服装を事前に脱いでここへ到着していた。
今回料理をしなければならないということで、あらかじめ脱いでおくことによって濡れることなど考慮せずに動くことができると判断したからだ。
「料理はスピード勝負と見たぞ」
スパイニアはスピードと器用さを活かして複数品一気に作り上げるつもりで軽トラの食材を物色し始める。現在は軽トラック1台目がそろそろ積み上がり終わるかなという状態で、食材の収穫を徐々に消費が上回り始めていた。
スパイニアが手にしたのはエビ、あさり、真鯛、ブリ、サヨリ、スズキだ。まずは時間がかかる調理をするエビ、あさり、真鯛の下ごしらえを始めていくが、その時海から上がってきた金魚鉢怪人の頭上に掲げられ軽トラに運ばれてきたのはマグロだった。
「そんな大物まで」
一度横目でそれを確認するが、スパイニアは慌てず今は目の前の食材の調理へと意識を戻す。エビ、あさり、真鯛を使って作るのはアクアパッツァだ。
これを煮込むところまでもっていけば次はブリを捌いてブリカマの塩焼きを作り始める。
煮たり焼いたりしている間、アクアパッツァで使った真鯛と、ブリの残っている身に合わせ、サヨリとスズキを捌いて身を切りそろえれば刺身の盛り合わせが完成だ。
マグロをもってきた怪人は海へと戻っていくが、それと入れ替わるように海から上がってきたのは釜怪人だ。
軽トラへと採ってきた魚介を積み上げた後、ちょうど完成した料理たちが皿に盛り付けられていくものが怪人の視界へと入る。
米が欲しそうになるこれらの料理を目にすれば釜怪人はいてもたってもいられず、フラフラと料理へとおびき寄せられてきた。
「おぉん、なんてうまそうな料理でござるか、せっしゃにもひとくちばかり……ぐはっ」
「容易いターゲットだな」
食材収穫を忘れおびき寄せられれば最後、スパイニアの素早い包丁裁きによって釜怪人は海の藻屑となるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
シルヴィア・ジェノス
え、何々?料理!?料理沢山作れば良いの!?そういうの得意よ、大得意、戦闘よりずーっと得意です!【料理】技能を駆使して、手際よく美味しい料理をぱっぱっぱーと作っていくわよ!
イカやエビ、ムール貝でパエリア!特製ダレに漬け込んだマグロの丼!外は衣さくさく、中はとろ~っとしたカキフライ!エビフライも作りましょう!白身魚のムニエル、カニの風味たっぷりの美味しい味噌汁も作りましょうねー!!とどんどん作っていくわ
「ああー自分で言うのもなんだけれど!おーいーしーそーうー!」
ほらほら、オブリビオン達、美味しそうなごはんよー!!ねえねえ、見て見て、ほらほらー!
最後はオブリビオンを紅い花火で爆発させてはい終了!
シルヴィア・ジェノス(月の雫・f00384)は大はしゃぎでこの浜辺へとやってきていた。料理を作ること、食べること、食べさせることが好きなシルヴィアにとって、このザ・ステージのルールは大得意とするものだからだ。
「手際よく美味しい料理をぱっぱっぱーと作っていくわよ!」
いきなり手をつけ始めたのはドンと積み上げられているマグロだ。マグロの体長は荷台の長さほどあるサイズのものだが、これをシルヴィアは簡単に解体を行なっていく。
切り身にまでしたマグロはその身を特製ダレへと漬け込み、味を染み込ませるために一旦置いておく。
その間に次はイカ、エビ、ムール貝を準備し、パエリア鍋を用意。鍋を見てわかる通り、パエリアを作るのだ。あれこれと手順があるパエリアをいとも簡単に準備し終わり、蒸し置きの段階まで作り終えれば次に用意し始めるのは揚げ物、ムニエル、味噌汁とてんこ盛りだ。
揚げ物は衣さくさく、中はとろ~っとしたカキフライ。揚げ物ついでに立派なエビフライも用意をする。これは手製のタルタルソースをそえ盛り付ける。
ムニエルは今回ヒラメを使い、バターを熱したフライパンで焼き色がつくまで焼き上げレモンとパセリを添えて盛りつければこれまた美味しそうな見た目が食欲をそそる。
料理には汁物も欲しくなるということで、カニを入れた風味たっぷりの味わい深いカニ味噌汁を用意した。
「ああー自分で言うのもなんだけれど! おーいーしーそーうー!」
あまりの手際の良さにあっという間に出来上がっていった料理だが、ここにきて海から上がってくる怪人が一人。それは先にマグロを水揚げしていた金魚鉢怪人だ。
「おめぇなにやっとんじゃ、勝手に採ってきた食材を使い寄ってからに」
今回水揚げしてきたのはなんとカジキだ。どうやらでかい魚介を取ってくるのが好みな怪人らしい。
「ねえねえ、見て見て、ほらほらー!」
怪人に話しかけながらシルヴィアが最後に仕上げるのは炊き上げた米の上にこれでもかと置いてあったマグロを乗せればマグロのヅケ丼だ。
「ほらほら、美味しそうなごはんよー!! あなたが食べないなら私が食べちゃうわよー!」
そう言うと早速作り上げたばかりのヅケ丼を一口頬張り、幸せそうな顔をするシルヴィア。所狭しと並べられた美味しそうな料理の数々を見れば怪人もただ指を加えてみていることなど出来やしない。
「クソォオ、俺にもよこさんかい!」
ガッ、と料理に食らいついた金魚鉢怪人。それにより無敵時間の効果がきれてしまう。
シルヴィアは赤い花火を発動させ、シルヴィアがいつの間にか手にした彼岸花をオブリビオンへと投げつければ怪人の生命力を吸収した後、爆発して敵の討伐は完了だ。
「……これ、ちゃんと食べるべきよね!」
食べ物を粗末にするのはいけないわよね、とシルヴィアは自分が作った料理を全て平らげつつ、追加でおびき寄せられてきた怪人を次々と撃破していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
駆爛・由貴
ボアネル(f07146)と出撃
キマイラが真っ二つとかわけわかんねーな相変わらず…
まぁ、あの世界はなかなかおもしれーからキライじゃねぇからな
ちょっと世界でも救っていくか!
【万能機械】を発動
料理を行うボアネルのアシスタントをするぜ
切ったり運んだり盛ったり揚げたり…色々だな
とにかく量を作るぜ!
魚はうめーよな!
刺身とか最初はクソふざけんなって思ったけど全然食えるぜ!!
アイツらが出来上がった料理に群がってきたら呼び出した自律ポッド達で一斉攻撃
ボアネルと連携を取って派手に出迎えてやんぜ!
なるべく敵が食い終わる前に倒せるようにタイミングを見計らうぜ
強制ゲームオーバー食らう前にとっととぶちのめさねーとな!
ボアネル・ゼブダイ
由貴(f14107)と出撃
ふむ…世界が割れて中から人が現れたと
わけがわからんな
由貴と協力をして私がメインで料理を進める
事前に人工血液セットで吸血し【血呪解放】を発動
素早く動けるように身体能力を上げる
黒剣グルーラングを振るいマグロやカジキ、カツオ、伊勢エビと言った巨大魚介類を中心に調理
大振りの皿に刺身、天ぷら、タタキなどを盛りつけていく
味にもこだわるが、今回は量を多めにしてなるべく多くの敵を引きつけよう
これはUDCアースに伝わる皿鉢と呼ばれる料理法だ
かつては神前に供えた神と共に箸を取って頂いたという
料理に敵が集まったら由貴と連携して一気に範囲攻撃を行う
貴様等の最後の晩餐だ
よく味わうがいい
「キマイラが真っ二つとかわけわかんねーな相変わらず……」
それは駆爛・由貴(ストリート系エルフ・f14107)の言葉。このキマイラフュチャーの世界は面白いため嫌いではないと言う理由から、助力を行うためこのザ・ステージへと足を運んできていた。
由貴と一緒にこの地に降り立ったのはボアネル・ゼブダイ(Livin' On A Prayer・f07146)だ。今回はボアネルが主軸となって調理を行なっていく。
料理を手際よく行うため、ボアネルは事前に人工血液セットで血呪解放を発動。身体能力をあげておく。また由貴は万能機械を呼び出し、アシスタントする準備は万端だ。
「巨大魚介類を中心に調理するのが妥当だな」
軽トラの荷台を圧迫するのは次々水揚げされてきていた大きな魚介類。これらを消費すれば積み上がっていくスピードは格段に減らすことが可能だろう。
ボアネルは黒剣グルーラングを振るいマグロ、カジキ、カツオ、伊勢エギなどを手早く解体、下ごしらえを進めていく。いつもなら味にもしっかりとこだわるところだが、今回はとにかく量を作ることが優先だ。
まずはどの魚も捌いて刺身にする。
「魚はうめーよな!」
最初生魚なんて食べられるかと思った由貴だったが、今ではその美味しさに魅了されていた。
ボアネルは次に身の回りを炙ったタタキ、そして薄い衣をまとわせ綺麗に揚げた天ぷらを用意する。それに加えマグロはネギトロ、カジキはバター醤油のソテー、カツオは竜田揚げに。
次々と完成する料理は由貴が万能機械を扱いながら大皿へと一緒くたに盛り付け、調理場となっている場所の前にある机の上へと並べていく。
伊勢海老は簡単かつ素材の味を際立たせるため蒸し焼きに。殻を外せばふっくらと仕上がった身が湯気を上げ良い香りを漂わせる。
「こりゃなんだ。えらいこっちゃ」
「おいおいすげぇ量じゃねぇの、おいおいおいぃ」
それは海から上がってきたバケツ怪人と金魚鉢怪人だ。
「お前たちが採ってきた食材だ、味わって食べてくれ」
大量の料理に引き寄せられてきた怪人たちを見て二人はタイミングを計り始めながら、最後の晩餐となる料理を怪人たちへと勧める。
この大皿に盛る技法。これは皿鉢料理といい、かつては神前に供えた神と共に箸を取って頂いたというものだ。このようなものはやはり人(オブリビオンだが)を引きつける魅力があるのだろう。
料理へと気を取られ始めた二人の怪人の死角へと呼び出されるのは小型の速射砲2門。その砲門が火を吹けば2体の怪人はいとも簡単に消し飛び、撃破が完了となった。
この出来上がった皿鉢料理は食べられた分を追加しながら更に作り続けられ、これにまたおびき寄せられてきたオブリビオンたちを二人は続々と撃破していくのであった。
大成功
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白波・柾
【燦星の宿】
オブリビオンを誘き寄せるために料理とは腕がなるな……
ものすごく得意というわけではないんだが、とりあえず無難なものは作れるだろう
とりあえず強奪してきたものから
アクアパッツァ、パエリア、アヒージョ風ソテーを作っていこう
白雪もリリーも頼もしい
ざっと工程管理を示し合わせて決めて調理の役割分担を
俺は食材を切る係でいこう
三枚おろしや飾り切りなども任せてくれ
刃物の扱いには慣れているからな
切ったものから白雪とリリーに頼み調理してもらおう
手が足りないこと、力仕事が必要なことがあれば言ってくれ
女子二人の料理力には舌を巻く
オブリビオンが引き寄せられてきたら
おびき寄せるようにぎりぎりまで待って一気に叩こう
鶴澤・白雪
【燦星の宿】で参加。料理は得意だからこういう依頼は腕が鳴るわ
あたしは力がないから切るのは柾に任せて最初から料理にかかるわ
料理はアクアパッツァ、パエリアとアヒージョ風ソテーだから時間のかかるものから先に下ごしらえになるわね
順番的にはアヒージョ→アクアパッツァ→パエリアかしら
2つのフライパンにニンニクとオリーブオイルを入れて弱火で炒めながら片方をリリに任せてあたしも料理にかかるわ
どうせ魚が沢山あるなら魚介たっぷりの料理にしてしまいたいわね
鍋のサイズとか分からないから重くて力がいりそうなら所は柾に助けを求めようと思うわ
戦闘は2人が前に出るだろうから巻き込み事故を喰らわせないように今回は注意しないとね
ベルリリー・ベルベット
【燦星の宿】で参加
あら、お料理だなんて楽しそう
積み上げられた食材をじゃんじゃんぶんどって調理してあげるわ!
白雪、柾、行くわよ!
メニューは「アクアパッツァ」「パエリア」「アヒージョ風のソテー」
食材を切るのは柾に任せて、リリと白雪で片っ端から調理していくわ
家庭料理くらいなら問題なく作れるレベルだから、任せて
白雪の指示に従って動くわ
お餅つきみたいに声をかけあいながら、三人で呼吸を合わせていきましょ
手間取っていたら、臨機応変に手伝いに行くわよ
逆に一人じゃ難しいところは助けを呼ぶわ
敵さんが料理に引き寄せられたら、ぎりぎりまで待って三人で攻撃するわよ
ナイフでさくっと仕留めちゃいましょ
浜辺に乗り入れている2台の軽トラックはかたや空っぽの状態となり、荷が積まれているほうも積荷は積み上げられる半分ほど程度と猟兵たちの料理によって抑えられている状態となっていた。
燦星の宿の3人が料理をするため軽トラへと近づいていくと、今まさに包容力三人衆であるバケツ怪人、釜怪人、金魚鉢怪人が軽トラへと収穫物を積み上げている最中であった。
「りょ、猟兵がきたぞ、逃げろ! 生き残るためにも海へ向かえー!?」
猟兵の姿を確認した途端、蜘蛛の子を散らすかのようなスピードでオブリビオンたちは海の中へと潜り去っていった。どうやら今の3人がオブリビオンたちの最後のメンバーのようで、猟兵にやられないため必死に収穫作業を行なっているという状況らしい。
「やつらを料理でおびき寄せる必要があるのか……これは腕がなるな」
白波・柾(スターブレイカー・f05809)は散っていったオブリビオンを見送りながら、あらためて気を引き締める。
「えぇ、あたしも料理は得意だから、こういう依頼は歓迎ね」
鶴澤・白雪(棘晶インフェルノ・f09233)も得意な料理が活かせるとなり、腕の見せ所だと張り切っていた。
「それじゃあ積み上げられた残りの食材をじゃんじゃんぶんどって調理してあげましょ!」
ベルリリー・ベルベット(ルーナフラウ・f01474)は早速、軽トラに積まれた魚介類を物色し始めた。
3人が手にした食材はイカ、エビ、ムール貝、あさり、タラ、ブリだ。
人数もいることだし、調理の役割分担として料理が得意な白雪を司令塔とし、柾が食材を切ったり下ごしらえを担当、白雪とベルリリーが調理担当という形で調理を進行しはじめる。
簡単に打ち合わせをした後はまず時間がかかるものから着手しはじめる。
最初はパエリアからだ。パエリアに使うスープの材料をまずは混ぜ合わせておき、なじませるためにしばらく置いておく。
その間に柾はパエリアに使うためのイカ、エビ、ムール貝を準備し、ベルリリーは白雪の指示に従いながらにんにくや野菜などを炒め始める。
白雪はその間にアクアパッツァに使うトマトなどの準備も開始し、お互いに声を掛け合いテキパキと料理を効率よくこなしていく。
パエリアに使う野菜が炒め終わればそれは一度パエリア鍋から取り出し、エビとあさり、ムール貝、を炒め始める。貝が開いた後は一度具だけ取り除き、そこに残った汁でトマトを炒めていく。それが終われば全ての具材を一気に鍋へと戻し、用意していたスープを加えて煮込んでいく。あとは少しカサが減った後は生米を入れてちょうど良い米の硬さになるまで煮込んでいくだけだ。
その頃にはアクアパッツァに使うタラも柾が綺麗荷捌き終わり、白雪がそれを焼き始めた。タラに焼き目がついた後はひっくり返しあさりを加え、オリーブオイルが馴染んだ後には白ワインを加えて少し煮込み、その後他必要な材料全てを投入して味が馴染み汁気がほどほどに飛ぶまで煮込み続けていく。
最後に取り掛かったのはアヒージョ風ステー。これにはブリを使うことに。柾は指示を受けブリを切り身に切り分けてあり、これには片栗粉をまぶしておく。
あとは多めのオリーブオイルでニンニクを炒め、火が通った後味付けをすれば完成だ。
皆で分担したおかげで全ての料理は完成し、見た目にも気を使いながら皿へと盛り合わせていく。
「女子二人の料理力には舌を巻くばかりだな」
柾は二人を労いながらも盛り付けなど積極的に協力していく。
「あたしは力がないし、切ったりを任せられたから手早くできたのよ」
「三人で協力できたからこその成果ね!」
白雪とベルリリーもその言葉にお互いを労う言葉をかけていく。
全ての準備が整った時、採集から戻ってきてしまった怪人たちが浜辺へと舞い戻ってきた。それぞれがおっかなびっくりとこちらの様子を伺っていたのだが、辺りに漂う美味しそうな香りに食欲をそそられ、フラフラと料理へと引き寄せられてきた。
その様子を見て三人はオブリビオンをぎりぎりまで引き寄せ、採集活動をおろそかにしたことにより無敵時間が切れてしまっているオブリビオンをさっくりと撃破する。
オブリビオンを撃破し、ザ・ステージのこの場所からは敵の排除は完了となる。せっかく作った料理が冷めぬ前に、協力して作ったこれらの料理は帰宅前の腹ごしらえとして皆で完食していくのであった。
大成功
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