バトルオブフラワーズ⑤〜双截猟兵
「なにやら、キマイラフューチャーが真っ二つに分断されたらしい。」
セゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)は他人事のように話しながらも、話を続ける。
「即座に対策を取りたいところではあるが、兎にも角にも、まずは周囲を守る6つの『ザ・ステージ』を全てオブリビオンから取り戻さなければ話にならん。」
ドン・フリーダムを撃破することが本戦争の最終目標ではあるが、やはり段階を踏まねば注にたどり着こう事はできないらしい。
「故に、お前さんたちには、その中の一つ、『ザ・ゲームステージ』を攻略してもらう。」
このステージは、ゲーム内のデジタル世界のような場所が戦場になっており、ゲーム機を操作するのではなく、ゲームの世界の中に入り込み、ゲームをクリアする必要がある。今回、猟兵達が挑むこととなるのは、『ベルトスクロールアクション』だ。障害物を回避しながらゴールを目指してひたすら突き進む、ごくごくシンプルなものとなっている。
「ただし、画面外に消えてしまえばゲームオーバーだ。まぁ、ゴール直前全まではそのリスクはかなり低いと思うがな。少なくとも、それを利用した裏技はできんだろう。」
周囲に設置されたディスプレイには実際にいる場所の周囲が移されるが、基本的に戻ることはできない。故に、後方に移動して画面替えに消えてしまうと、ゲームへの参加権をはく奪され、クリアすることはできない。そのあたりも考慮しつつ、地雷や見えない壁、門番など、進行を妨害する様々なトラップを掻い潜りながら進まなければならない。猟兵といえども一筋縄ではいかないだろう。
「それに加えて、ラストに障害として多数のオブリビオンが配置されていてな。そこにいる敵を全滅させねばクリアはできん。」
最後に猟兵達の道を阻むのは『交通トリオ』と呼ばれるオブリビオン達。その名の通り、進行妨害に特化したオブリビオンだ。道中にも少数配置されているようなので、そこで敵の情報を収集してもいいだろう。
「まぁ、時間制限については、お前さんたちならどうにでもあるだろう。さて、楽しい……かどうかはわからんが、ゲームの時間だ。宜しく頼むぞ。」
弐呉崎
気が付いたら令和ですね。どうも、弐呉崎です。
さて、簡単に本シナリオの説明をさせていただきます。
目的は障害物を回避しながら先へ進みつつ、ラストに居座るオブリビオンを撃破すること。『①発生する障害』、『②障害への対処方法』、『③オブリビオン対策』、この3つをプレイングへ記載してください。
道中で入手したアイテムを利用してもいいですし、技能やユーべルコードで対処しても構いません。とにかく、手早く先へと進める手段を確保してゲームクリアを目指しましょう。
それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『交通トリオ』
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POW : 一方通行怪人・ウェポン
【一方通行兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : タイヤ怪人・ジェノサイド
【タイヤ攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : 三角コーン怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【三角コーン】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:まめのきなこ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
クロウ・タツガミ
連携、アドリブ歓迎
【POW】
ようはゴールまで辿り付けばよいのか?
流れてくる障害物を【怪力】とガンドレッドによる【盾受け・Sバッシュ】により、横に寄せつつ先に進むとするか。落とし穴があれば、ドラゴニアンの翼を出して飛び越えるとしよう
このサイズは流石に無理か、ならば
サカホコを大槌に換え、【逆鱗】で巨大な障害物は破壊して進むとしよう。
最後はオブリビオンか、障害物に比べれば何と言うことはないな
近くの障害物を【怪力】で持ち上げ、【力を溜め】て【投擲】で攻撃だな、倒しきれない敵が居れば、近付いて【2回攻撃】で仕留めるか
道中に比べれば、楽なものだ。しかし、これで終わりか?
キルク・レニシュ
ゲーム!自分の出番ですね!
と思ったのにベルトスクロールですかー
こういうのって難易度で評価変わってくるんですよねー
ほら、上の方飛んでれば障害がなくて簡単…んげっ?!トゲが飛んできた?!
ちょっとちょっと!どうしてリンゴが浮かび上がってくるんですかー!?
うびゃーっ!足場が回転し…あばばばばば!雷とか聞いてないんですけどー!
対処法…根性で進むしかないですよ!即死ゲーム見たいにリセットできないんですから!
トゲは避ける!リンゴは食べる!足場は跳ぶ!雷は耐える!
ぜぇぜぇ…途中の敵より幾分かましに見えますね…
どの敵も空では動けそうにないですね
味方と炎を吐きながら隙をついて空に連れ去って画面外に放ってやります!
ユーイ・コスモナッツ
①連続吊り天井
床の段差も大きくなっているし、
物陰にはオブリビオンも潜んでいるみたい
……あんなところにバナナの皮も捨ててある
ここを無傷で潜り抜けるのは一苦労ですね
②ユーベルコード【流星の運動方程式】
軽く浮かせた反重力シールドに飛び乗って、
高速移動を可能にするユーベルコードをON!
これなら段差もバナナも関係ありません
立ち塞がる敵がいても勢いのまま弾き飛ばし、
吊り天井の下を一気に駆け抜けますっ
③スピード任せ、勢い任せ
すみませんが、
速度制限は無視させていただきます
タイヤを踏み台にして、ジャーンプ!
からの、急降下突撃槍っ!
早々に一体を倒すことができればこちらのもの
連係を封じたうえで残り二体も蹴散らします
コルチェ・ウーパニャン
コルチェこういうの得意だよ!たぶん!やったことないけど!
①いっぱい出てくる敵!
②2Dワールドだし効くかな?
どでかーいもこもこシールを召喚!
コルチェ、このタイプのゲームは攻撃と回避の間合いが大事と見た!
下がっちゃいけないなら来させなければいいのだ!
可愛いもこもこシールで壁を作って、こっちに来れないようにして、隙間からピカリブラスターでキュンキュンしちゃう!
倒せそうにないって思ったら、またシールトリックで壁を作って足止めして、その場を離脱!
③画面内ギリギリで、キラキラを召喚!
ペタペタのシールでタイヤの軌道をそらして画面外へ敵をアウトさせちゃう!
さよならタイヤ怪人!
猪突猛進ならコルチェ負けないよ!
リーキー・オルコル
面白そうな趣向だな
ま、うまくやればいいってことだ
せっかく何か落ちてるみたいだしな
有効に使わせてもらおう
【マジックスナップ】を使い拾ったアイテムを投げて状況を打開しながら進む
壊せる壁は爆弾を投げつけて遠目から安全に壊そうとする
敵の砲台は火炎瓶を投げて誘爆を誘う
扉を開くスイッチは石を投げてスイッチを押そうとする
鍵付きの扉だって鍵穴に鍵を投げればいい、ゲームだしな
道中のオブリビオンは油の瓶を投げて滑らせればいい
谷を渡るときや高いところへ行くにはロープを投げて渡せばいい
まあ、できることでなんとかするさ
オブリビオンと戦うときはタイヤにナイフを投げてパンクを狙い
その後でありったけのナイフを投げて攻撃
「……どうやらここがスタート地点らしい。」
猟兵達の前にそびえ立っていたのは立入禁止と書かれた鉄柵。クロウ・タツガミ(双龍の担い手・f06194)が鉄柵にある格子扉に手を掛けるが、どうやら鍵がかかっているらしい。まずをここを越えなければ話にならない。クロウが鍵を探して周囲を見渡すと、近くにいたリーキー・オルコル(ファスト・リー・f05342)は地面に転がっていた鍵を拾い上げた。そして、その鍵をためらうことなく鉄鎖格子扉へと投げつけた。
「ゲームだしな。多少、大雑把でもなんとかなるようだ。」
その先に続いていたのは路地裏と呼ぶには少し広めの道路。両サイドを建物で塞がれてはいるが、5m程度の幅はあるだろう。しかし、道路と呼ぶには明らかに不自然なズレ方をした段差や、中空に浮かぶ足場や天井も見受けられた。
「違和感のある点も多いですが、ゲームの世界であればありえない光景ではありますね。」
「いくら不自然といっても、あれは明らかにおかしいと思いませんか?棘ですよ棘?もう殺意をひしひしと感じるというか。こういうのって難易度で評価が変わってくるんですよねー。」
リーキーとクロウに続いて、ユーイ・コスモナッツ(宇宙騎士・f06690)とキルク・レニシュ(角折ドラゴン・f17382)が状況を分析しながら中へと入ってきた。さらに、コルチェ・ウーパニャン(ミレナリィドールのブラスターガンナー・f00698)も慌てて駆けこんできた。
「コルチェ、こういうの得意だよ!たぶん!やったことないけど!」
すべての猟兵達がスタート地点に立つと、先ほどまであった鉄柵は砂のように崩れ、突如その姿を消失させる。そこに残ったのは底なしとも思える真っ黒の空間。彼らの周囲にはいたるところにモニターが設置され、自分たちの後方に当たる画面外の部分が空間として完全に消失しているようだった。
「どうやら、先に進む以外の選択肢はなさそうですね。急いで先へと進みましょう。」
すぐさまユーイは反重力シールドへと飛び乗った。彼女のユーベルコードにより高速機動が可能となったシールドは、周囲に散らばるバナナの皮などの障害物を弾き飛ばしながら前進する。当然、物陰には小物のオブリビオンも潜んでいるわけだが、飛び出したところで、彼女の走りを止められるはずもなく、接近するだけで弾き飛ばされていく。他の猟兵達は、そんな彼女を追いかけ始めた。
「あ!ユーイさん!上!上!」
咄嗟にコルチェが叫んだ。ユーイの上方には不自然な棘付きの天井。彼女が接近すると、その吊天井は容赦なく落下を始める。しかし、高速移動する今の彼女を止める術はない。天井が地面へと落下しきるころには、ユーイはそこにはいない。ゴールへ向けて全速力で駆け抜けていった。
「吊天井であっても、そこまで高くはなさそうですね……これは、上の方を飛んでいけば障害もなくいけますね。」
落下した吊天井の上を通り抜けようとキルクが飛行する。すると、釣り天井に着いていた棘が、突如として彼女めがけて飛んできたのだ。
「んげっ?!」
間一髪のところで回避するも、まだまだトラップによる猛攻は止まらない。重力に反して飛び上がってくるリンゴ、それを回避するために不時着した足場は回転し、キルクは地面へとたたきつけられる。
「コルチェ、これ、知ってます……!確か、えーっと、あいわ……あいるびーばっく……?」
「いやいや、自分は機械の体じゃないですし、溶鉱炉にも飛び込みませ……あばばばばば!」
そんな二人のやりとりを横目に見ながら、リーキーは的確に仕掛けを解除していく。壊せる壁は爆弾を投擲して破壊し、敵の砲台は火炎瓶を投げて誘爆を誘った。扉を開くスイッチは石を投げてスイッチを起動させ、道中の敵は油の瓶を投げつける。高所や飛び地への移動にはロープを渡し、難なく越えていく。
「ご丁寧に設置してくれているアイテムは使わなきゃ損だろう?」
「どうやら、それは向こうも同じのようだ。」
猟兵達へと向かって飛来してくるさまざまな物体。クロウは両腕に装着したシールドガントレッドで投擲される障害物やアイテムを壁際へと弾き落していく。その中には突撃したユーイによって弾き飛ばされたものもあるのだろうが、それは些細な問題だ。多少の障害物であれば綿埃を払うことと大差はない。しかし、流石に眼前に迫る巨大な物体にはため息が漏れた。
「トラックか。流石にこれは弾き飛ばされてきたというレベルではなさそうだな。――サカホコ。」
先程まで彼の周囲を漂っていた白蛇のごとき小竜が翼の羽ばたきを止めると、クロウがおもむろにその尾をつかむ。しかしその手に握られたのは白い竜ではなく、一挺の大槌。その勢いのまま、力任せに大槌を振るうと、着撃と共に轟音が響く。その衝撃によりトラックは折りたたまれたかのように拉げると、側壁や地面にも巨大なクレーターを形成され、周囲に砂埃が舞う。どうやらガソリンは入っていなかったようで、爆発はしないらしい。砂埃その背後に見えたのは
「これ程のサイズのものを投げてきたのだから、さぞ大きな相手だろうと思ったが……なるほど、質より量というわけか。」
「あれがラストの妨害!?」
「えーっと……でも、ここにはユーイさんがいませんし、話に聞いていた敵ともちょっと違うような……?」
ほとんどのトラップを根性で切り抜けてきたキルクと的確にトラップを回避してきたリーキーとクロウ、そしてそれに便乗するような形でトラップを安全に抜けてきたコルチェが合流する。いずれにしても、眼前の敵を排除しなければ、目的地にたどり着くことは出来ないことは明白だった。しかし、トラップを受け続けたキルクは既に満身創痍だ。
「ちょっと……疲れたので……休憩しても……?」
「ふふふ。それなら、ここはコルチェに任せていただければ!」
息も絶え絶えなキルクに対し、コルチェがこの場を打開するために提案した、突破の秘策とは……?
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「先ほどの敵も多かったですけど……これは、愚直に一点突破というわけにはいかなさそうでしょうね。」
ここまで、自身の反重力シールドにより半ばごり押し気味に突破してきたユーイであったが、眼前に迫りつつある敵集団の数は、これまでスルーしてきたものとは別格だった。しかし、勢いづいている今の状況を止めるのは愚策と踏んだ彼女は、さらにシールドを加速させる。
「すみませんが、速度制限は無視させていただきます!」
目指すのは敵そのものではなく、直前に配置されているタイヤ。シールド前方の角度をわずかに上げ、勢いを殺すことなくタイヤへと接触……することはなく、半重力によってタイヤと反発したシールドはユーイもろとも大きく飛び上がる。そのままユーイは槍を構えると、敵集団をめがけて急降下を始める。流星のごとき速度の一撃が一体の敵を貫いた。その衝撃に伴い、周囲にいた敵の多くも吹き飛んでいった。
「さて、連携をある程度は崩せたのでしょうが――。」
かなりの敵を吹き飛ばしたとはいえども、そこは敵集団のど真ん中。数体程度であればまだしも、このままでは袋叩きは避けられない。半重力シールドで凌ぐにしてもその数には限界はあるだろう。ユーイが思考を巡らす間にも、体勢を立て直した交通トリオ集団がじりじりと間合いを詰める。時間の猶予はさほどない。ユーイが再び白銀の突撃槍を構えると、数体のタイヤ怪人が急速に距離を詰めてきた。それに合わせるかのように、突如として彼女の頭上をタイヤが猛烈な勢いで掠め、迫りくるタイヤ怪人をボウリングのピンのようになぎ倒した。それに追い打ちをかけるかのように大量のナイフが高速で投げ込まれる。
「目には目を歯には歯を。タイヤにはタイヤを……だな。」
それはクロウとリーキーによる投擲。動き出そうとしていた怪人たちは突然の襲撃によりその足を止める。
「ぜぇぜぇ……やっと追いつきましたね。……なんかこう、中の敵より幾分かましに見えますね。えっ、気のせい?」
「皆さん、思った以上に到着が早かったですね。私がかなり飛ばしてきたというのもありますが、ここに来るまで、かなりの数の敵がいた気がするんですが……。」
「それなら、可愛いもこもこシールで壁を作って、そのあとは隙間からピカリブラスターで――」
自身の活躍を説明しようとするコルチェだが、そんな暇を怪人たちが与えてくれるはずもなく、猟兵達めがけて総力戦を仕掛けてきた。特にタイヤ怪人たちの動き出しは早く、再び距離を急速に詰めてきた。
「もう!せっかく説明しているのに、お邪魔ムシ!でも、さっきみたいにシールトリックで壁を作って足止めして離脱ってわけにはいかないから……。」
するとコルチェは画面内ギリギリで、キラキラを召喚する。ペタペタのシールで足を取られたタイヤ怪人は攻撃の軌道をそらされ、画面外へと消えていく。
「さよならタイヤ怪人!猪突猛進ならコルチェ負けないよ!」
「なるほど、確かに画面外が消えてしまうならそれを利用してしまえば容易いですね。」
キルクは炎を吐きながら怪人たちを徐々に画面隅へと追い詰める。何体かの敵が画面外へと押し出される中、なかなか動こうとしない数体の敵を空に連れ去って画面外に放り投げていく。そんな彼女たちも画面外に出てしまうリスクがあるわけだが、それをさせないために、クロウとリーキーによる投擲が良からぬことをたくらむ怪人を的確につぶしていく。
ユーベルコード以外を反射することができない三角コーンは、クロウによる設置された障害物などを利用した物理的な投擲を防ぐことができず、なす術もなく撃沈され、一方通行兵器は弾幕のように張られたナイフが相殺し、流れ弾のように余ったナイフがタイヤへと突き刺さる。しかし、そのようの状況であってもこれだけの数がいれば隙間を抜けてくる敵も相応に現れる。そんな零れ落ちた怪人達をユーイは見逃さず、手に握りしめたヴァルキリーランスで突き、薙ぎ払い、そして叩き潰していく。時折、クロウも敵前へと飛び出し、サカホコを長柄の武器へと換えながら連撃を加える。数では相手の方が圧倒的に上ではあったが、その数は見る見るうちに溶けていき、やがてその姿を消した。
「とりあえず、ゲームクリア……ってことでいいのか?」
「どうやらそのようですね。」
リーキーの問いに、先ほどまでの無機質な印象とは異なって穏やかに答えるクロウ。それに続くように、キルクが疑問をぶつける。
「そういえば、ユーイさん。ちょっと気になっていたんですけどね。あれだけのトラップをどうやって回避したんですか?」
「あ、コルチェもそれ、気になります!」
「えーっとですね……。」
彼女は猪突猛進に走り抜けただけだ。それ以上の答えはないのだが、ユーイはしばし思案してその口を開いた。
「宇宙の騎士にかかれば不可能はないのです!」
大成功
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