「はい、すみません。みなさーん、キマイラフューチャーの壁の色を塗り替えてるオブリビオンの撃破依頼でーす。」
戦争準備でごった返す人混みに流されかけながら、天都狐・華夜(ロジックエラー・f01491)は声掛けをする。
「事態は、まだそれほどひっ迫してはいませんが、単一目標は放っておくと後々厄介な事になりやすいので、とりあえず行って狩ってきてください。」
天都狐の予知内容はこうだ。
1.敵数は1体
2.目的はキマイラフューチャーの壁の色変え
3.町が黒く塗られると何故か負ける。
「とりあえず、何で負けるのかはよく分かりませんが、UDCアースのゲームでこんなのあったなぁって思いました。たぶん、そんな感じのルールなんでしょう。」
なんだかなぁという空気が流れる中、天都狐は話を続ける。
「まぁ、どのような戦いでもルールは重要です。予知の中でこの戦いを仕掛けてきた人たちが、平和を与えたとか言ってましたが、こっちは与えられたなんてひとっつも思ってないですから。欲望もなくなってなんかないです。日々を楽しく、厄災もお祭り気分で乗り越えるそんなこの世界が私は好きなので、皆さんも協力してください。」
ぺこりと頭を下げる。背負った銃と下げたグリモアが揺れる。
顔を上げた時には、いつもの笑顔。
「作戦内容は、市街地にて活動中の敵工作員の排除となります。コソコソと色塗りに励んでいるようで、侵略速度は遅いですが、着実に塗り替えを行っています。また、キマイラフューチャーの建造物の性質上、入り組んでいる故の死角も多いため、念入りな索敵をお願いします。では、よろしくお願いします。」
犬です。猿です。ねこです。
戦争シナリオは別腹……な感じでやっていこうと思います。
令和となりまして、初の戦争です。
気張ってご参加ください。
第1章 集団戦
『模倣怪人ノッペロイド』
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POW : 倒錯のマスク
自身の【なりきっている役柄にふさわしい振る舞い】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : 対策のマスク
いま戦っている対象に有効な【役になりきれる絵柄の仮面】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : 贋作のマスク
対象のユーベルコードを防御すると、それを【使い手の猟兵の顔が描かれた仮面に変換して】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
イラスト:傘魚
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
月代・十六夜
「つまり、本質はかくれんぼだな。見つけちまえばどうとでもなる」
塗った場所から離れてまだ塗られてないところで見つけられればベストではあるんだが、流石にそこまで不用心じゃねぇだろ。
つまり、基本的には黒フィールドを基本的には進んでるってことだ。
そこまで検討つけりゃ後はローラー作戦だな。
【韋駄天足】と【スカイステッパー】の併用で屋上やビル壁を足場に黒フィールドを探して、見つけたら【音の結晶】を投げつけて【超過駆動:感覚】で強化された【聴覚】でソナー。【視力】で見つけられりゃ尚良し。
見つけられたら【ジグザグフィールド】を展開して逃げにくいようにして、【気合避け】で回避に徹しながら付近の猟兵を呼ぼうかね。
俺はとりあえず、【韋駄天足】と【スカイステッパー】を駆使してビルの壁面を足場に飛び回りながら、色を塗りたくっている怪人を探すことにした。
「つまり、本質はかくれんぼだな。見つけちまえばどうとでもなる」
しばらく飛び回っていると、妙な動きをする獣人系のキマイラが視界に引っ掛かった。
「やあ、お前さん何して、あっまて」
逃げだしたキマイラから仮面のような何かが剥がれた瞬間、解ける様に姿が怪人のそれになる。
「逃がすか」
咄嗟に【音の結晶】を取り出し投げつけて音を付着させる。
「!!」
逃走阻止の為に撃ち出したユーベルコードは怪人の生成した仮面に阻まれ効力を喪失したが、【超過駆動:感覚(ゲンカイトッパ)】が突破したのか、断続的に【音の結晶】から発せられる音が感覚強化された耳へと届く。
「逃がす訳にはいかないんだぜ」
入り組んだキマイラフューチャーの町を、音を頼りに疾駆する。
「俺の方で見つけたぜ。早いとこ応援頼む」
他の猟兵へ声掛けをしながら、俺は追跡を続行する。
成功
🔵🔵🔴
宮落・ライア
うーんこそこそ系かー。
とは言え塗って行く以上場所はどんどん限定されて見つけやすくなっていくわけで…。
さて、未来を観測して逆算しよう。
【侵食加速】で自身を強化。
強化された視覚聴覚嗅覚により事象の収集。
それらを元に【魔眼】による未来視、そして推移の逆算。
あとはその根本に向けて【空蹴】でエントリーして
ゲームオーバーをお届け。【剣刃一閃】かなー。
対策のマスク? 白騎士とか黒騎士になれるなら有効なんだろうけれど…負けたし。でもなりきれるだけでしょ?
未来も見えない過去も見えない。
まぁ…キミが敵である以上、どのみち斬るから戦って少しでも時間稼ぐ役が有効なんじゃない?
本城・やぐら
絵師の端くれとして彩色勝負に負ける訳にはいきませんね!?
【花鳥風月】を使ってかくれんぼしているオブリビオンを捜します!予めオオルリを描いてきた絵巻を拡げて「花鳥風月、目覚めよ小鳥!」
琳派風に描いた青い小鳥を召喚して追跡です!
私の描いた幸せの青い鳥はなかなか目敏いんですよ♪
見つけたら【風神雷神】で遠距離から攻撃!
黒く塗られた所を発見したら【グラフィティスプラッシュ】も使用して綺麗なベロ藍色で塗って行きます♪
敵の場所と黒く塗られた場所の情報は皆で共有して追い詰めて行きたいところです。
「この世界を黒くは塗りつぶさせませんよ!風神招来!雷神招来!風神さま、雷神さま、やっちゃってください!」
本城・やぐら(ゆるりんぱ絵師・f06242)は【花鳥風月(カチョウフウゲツ)】で展開していた鳥から情報を受け取っていた。
「あれは、月代さんですか?あ、見つけたようですね」
「え?月代さん、もう見つけたの?早すぎだよ。」
隣でやぐらの集めた情報を、地図上で当てはめていた宮落・ライア(ノゾム者・f05053)がぼやく。
「まぁ、いいや、そっちに向かうって事でいいんだよね?」
「ええ、そうしましょう。」
二人は声かけが聞こえる方に向かって駆け出す。
右へ左へ鳥の導くまま駆け抜ける。
「グラフィティスプラッシュ!色はベロ藍!」
時折、やぐらが黒く塗られた場所にユーベルコードを使って紺青の色を重ねる。
「あ、ここでストップ!20秒後に通過予定だよ。」
ライアが【魔眼の継嗣:ラプラスの魔眼(イグノラムス・イグノラビムス)】で、怪人の通過を予見する。
「了解です。じゃあ、ちょっと距離を取ります。」
やぐらが距離を取り、ユーベルコードを構える。
「じゃあ、やぐらさん、先に撃っちゃって!」
「え?わかりました。」
やぐらからユーベルコード【風神雷神図(フウジンライジンズ)】が放たれる。
丁度現れた怪人はソレをガード、怪人が手に持つ仮面が本城・やぐらの顔を形作る。
「未来も過去も見えない君は逃れられない、でも、『ボクは知る。君の未来のすべてを』」
ユーベルコードに設定された事象は、右目を観測機として代用するもの。
結末までを見通されたのならば、逃れる術はありもしない。
明らかな致命傷を怪人は身に刻まれる。
それでも怪人は踏みとどまる。
今はまだ倒れる訳にはいかないと、模倣怪人ノッペロイドはインクをぶちまけ再びの逃走を試みる。
「逃がさないよっとととと」
ライアがトドメを刺そうと駆け出すが、撒かれた塗料は水気を多分に含んでおり、コケないように踏ん張るほかなかった。
「グラフィティスプラッシュ!」
咄嗟にやぐらがユーベルコードを放つもトドメとはいかず、黒の塗料を塗りつぶす以上の戦果は出なかった。
結果は上々だけど、結末にケチが付くことになった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
泉・火華流
「現在の状況は理解したわ…」
「Shark小型戦闘機隊…各機発進!!」
空間に穴がいくつも開いて、そこから出撃してくるシャークペイントの小型戦闘機
「各機に通達…敵オブビリオンは仮面をつけて変装している模様、また既に黒く染まっている場所には惑わされず、建物などの死角…急に黒く染まった個所に気を付けて偵察するように…」
レベル×5体の小型戦闘機で、ローラー作戦…
発見した場合、信号弾を放ち、追跡を重視して直接戦闘は避けるように指示
信号弾を確認後
「よし…そこねっ!!」
【ダッシュ】でそこへ急行
オブビリオンとの戦闘は蹴り技主体の体術、場所によってはアームドフォートを展開し、【一斉発射】や【範囲攻撃】などを使用
神舵・イカリ
ラモート (f03606)とデナイル (f03357)と連携
【基本戦術】
ラモートのUCでステージ全体にハッキングを仕掛けている隙に、ドローンを呼び出して索敵
デナイルが攻撃して炙り出された敵に対して、隙を埋めるように《マキナフリート》で砲撃を加える
「仮想バレル選択、カラー・バレルセット!」
"色"の属性を込めたバレルで、虹色の砲撃を街並みに撃ち込む
「鮮やかに染まれ、クアントロム・ペイントカノンッ!」
周囲を塗りながら、ラモートにブーストしてもらいながら、デナイルと攻撃を続ける
デナイル・ヒステリカル
ラモート(f03606)さん、イカリ(f03294)さんと連携します
特殊なルール適用下での戦いとなりますが、それは逆に敵の行動の選択肢も狭まるという事。
町を黒塗りにする事が相手の勝利条件ならば、まだ塗られていない場所の周辺に、相手が潜んでいる可能性は高いと考えます。
隠れ潜むのに適する、死角の多いマップなので直接敵を発見することは難しいでしょう。
しかし僕は一人ではありません。
ラモートさんの索敵支援によって敵の潜む位置を特定します。
大技の隙はイカリさんにカバーしてもらえます。
安心して高所に陣取り、敵を発見次第UCを使用して攻撃をしていきますよ!
ラモート・レーパー
イカリお兄ちゃんとデナイルお兄ちゃんとの連携
「こうゆうのは専門外だけどねー僕なりにやらせてもらうよ」僕自身はゲームに疎いから前衛を二人に任せて僕は後ろで【間引きの厄災】を応用してゲームそのものにハッキングを試みるよ。ハッキングで無理矢理チートやバグを起こして二人の強化等の支援をするよ。二人がゲームを攻略している裏でゲームクリアのハードルを下げられるよう頑張るね。
「こうゆうのは専門外だけどねー僕なりにやらせてもらうよ」
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)さんが、了解を取ったテレビウムさんに向けてユーベルコード【間引きの厄災(マビキノヤクサイ)】を行使する。
ウィルスはテレビウムのフラワーズからの通信ネットワークを介して、クロヌリフォームエリア(仮称)にコンピュータウイルスとなって感染していく。
そして、クロヌリフォームエリア(仮称)にコンピュータ病魔の超局地的な災厄が訪れそうな気がしました。
ハッキングを行うその横で、高らかに号令を出す泉・火華流(人間のガジェッティア・f11305)さん。
「Shark小型戦闘機隊…各機発進!!」
空間に穴がいくつも開いて、そこから出撃してくるシャークペイントの小型戦闘機隊がエリア内の索敵を開始する。
神舵・イカリ(転生したらVtuberになってた件・f03294)さんとデナイル・ヒステリカル(架空存在の電脳魔術士・f03357)さんもそれぞれがドローンや高所からの捜索を開始する。
手負いの獣は何とやら、致命傷を受けてなお踏みとどまる怪人を過剰ともいえる探査網で追い詰める狩人たち。
ほどなくして、仮面は三度はがれる。
「イカリお兄ちゃん、デナイルお兄ちゃん、見つけたよ~」
ラモートさんの捕捉通知に反応して行動を開始する3名。
『目標補足、仮想バレル展開…。量子の海に沈め!』
神舵さんが叫び、半透明の砲身が2門、電子情報を模し、宙に浮いた帳を突き破るようにして展開。
『対象を穿て…!』
ヒステリカルさんの周囲に、視認が極めて困難で言葉での表現が難しい雰囲気の【槍】が200本近く、指示を待つように滞空する。
『次元格納庫オープン…Shark小型戦闘機隊、各機出撃準備整い次第、次元滑走路より出撃お願いね♪』
泉さんの要請により空間に穴が開き、様々な対地装備を満載したシャーク戦闘機隊が瞬く間に100と40。
瀕死の怪人の足元の床、それがいきなり上に乗っていたモノ諸共に宙へと舞い上がりました。
ネオンや様々なモニターが明滅を繰り返し、飛ばなかった床面も回転したり、スライド移動したりと急激に騒がしくなってまいりました。
「騒がしい雷雨システム(ノイジーレイニー)!」
宙に浮かんだ怪人を地上に押し返すような勢いで、ヒステリカルさんの槍が投射され、怪人に直撃。
殺到する雷の尾を伴って、地上に返送されて行きます。
「Shark小型戦闘機隊、兵装使用自由!」
泉さんの号令一下、戦闘機隊が地上に叩きつけられた怪人に攻撃を開始。
ミサイルや爆弾、機銃、はたまた最近の戦争ではあまり見かけない兵器まで、様々なモノが投下、射出され区画を瓦礫に変えていきます。
「鮮やかに染まれ、クアントロム・ペイントカノンッ!」
虹色の砲撃が、瓦礫と怪人を飲み込み、既に何もなくなっている一帯を虹色に染め上げ、同じ色の大爆発を起こし、衝撃波とペイントが屋台村を直撃しました。
怪人はクロヌリフォームエリア()諸共爆発の喧騒の中、しめやかに消滅したようです。
☆蛇足
戦闘の余波が直撃した屋台村(猟兵の戦闘を肴に、飲めや歌えと騒いでた人達の拠点の一つ)は食べ物以外虹色にそまり、イモ洗い会場となりました。
それほど浸透性はなかった色を洗い流し、再び騒ぎ始めたキマイラフューチャーの住人達。
ウイルスの除去に手間取ってはいますが、そこもそれほど深刻ではない様子。
何故ならば、主に感染していた区画が物理的に無くなっているから。
何が起こったのかというと、戦闘終了後、ほぼ前触れなく唐突に地面?に亀裂が入り、その一帯がパージされるかのように飛んでいき、新たな区画がそこに新設されました。
超常現象、それ以外の言葉が見つからず、しばし呆然としながら、ある事を思い出しました。
『収拾が困難なことが起こった区画が、一夜にして全く同じだけど、全く違う新品の建物になる謎』
キマイラフューチャーの怪の正体、ここに見たり。
まぁ、少ししたら猟兵も巻き込んで宴会が再開されましたが。
大体、いつものキマFでした。
大成功
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