バトルオブフラワーズ③〜出撃、猟兵ロボ!
「キマイラヒューチャーが分裂した。まさかメンテナンスがこんな方法とはな。」
ナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)が面白そうにクツクツ笑う。
「っと、すまないな。予知の内容だが、誰もいない都市に……多分再現された幻影か何かだろう、その場所に基地が建っててな。そこにでかい女のロボットが襲撃に来る。乗っているオブリビオンも同じような姿の女だ。なんかすっごく派手好きで、目立ちたい願望が存分に前に出てる。嫌でもわかるだろう。そいつの襲撃を、同じようにロボで対抗してほしい。」
「ちなみに、敵ロボの攻撃は構ってオーラによる自己強化、受けたダメージ糧にした強化と吸収能力付与、変形による重火器装備モード、あとは鬱陶しいほどの構ってちゃんモードによる脱力や封印だ。……やりにくい相手だな。ロボに乗っててもこの手の精神攻撃は通る。冷静を保っておくようにな。」
ところでなぜロボで?と一部の猟兵が首を傾げるがナイツは首を横に振り、
「……予知でそう見えたんだ。対抗策としてそれがベストってことなんだろ。あぁ、組み立ても任せるぜ。何、見れば作り方がパッと分かるらしい。各々戦闘用ロボを作ってもらって、最後にトドメの合体ロボになってぶっ飛ばす、これを『キョダイロボバトル』と名付けるが……なんだその顔は。」
猟兵の顔つきに不満を覚えるナイツ。
「ふざけては無いぞ?予知の内容はこんなのだが、失敗すれば世界が終わりかねん。全力で取り組んでくれ。」
そう言ってナイツはグリモアを回し、ゲートを開く。
「出撃だ、猟兵(イェーガー)ロボ!」
ノリノリだった。
竜夢
はい、お久しぶりです。竜夢です。今回は戦争シナリオでございます。頑張りましょう。
成功条件:敵の撃破ロボに乗ること、また最後は合体ロボになります)
失敗条件:基地の破壊。
合体ロボは「マシンの特性をうまく組み合わせて変形合体」します。各自、何かしら特性特徴あるとより映えるかと思われます。
皆様のプレイング、お待ちしております。
第1章 ボス戦
『アヤカ・ウザカワ』
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POW : そんなにあたしに関わりたいの?仕方ないなあ♪
全身を【構ってオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【痛みや苦しみ】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
SPD : もっとアタシに構えー!
【音や煙が派手な様々な火器を装備したモード】に変形し、自身の【回避力と移動力】を代償に、自身の【命中と攻撃速度】を強化する。
WIZ : 世界で一番可愛いのはアタシ!
【笑顔】【挑発的なポーズ】【自分を見ろというオーラ】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
イラスト:つかさ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠リサ・ムーンリッド」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
レナ・ヴァレンタイン
世界の危機だろうがなんだろうがこの世界は面白おかしいことが続くな
動画配信してないのかこれ?絶対ウケるぞ、なにせ巨大ロボのプロレスだからな!
誰もいないなら多少派手に吹っ飛ばしても問題ない
故に私が組むのは「トラップ設置特化」ともいうべきか、要するに工作兵だな
やや小型で機動力高め
高所移動用のアンカーワイヤーに吸着式、次元起爆式、投てき式の爆弾
あとは市街地戦で常に敵の位置が把握できるように索敵高めのレーダーでもつけるか
ユーベルコードで強化した知覚で、市街地で罠を張る
ビルの下層を吹き飛ばして倒壊するビルでの殴打、不意打ちの地雷、足を奪っての戦闘補助、やることは色々だ
さあ、気分良く暴れようではないか
●イッツショータイム!
「世界の危機?この世界は面白いことが続くな!」
楽しげに笑うはレナ・ヴァレンタイン(ブラッドワンダラー・f00996)。機械をいじりながら、畳み掛けるように喋る。
「これ動画配信してないのか?絶対ウケると思うんだ。なにせ、巨大ロボのプロレスだからな!」
相手の性格からして恐らく動画配信はしているだろう。まあ、それがキマイラからしたら敵視点であり、ハラハラものではあろうが。……いや、アイツラならそれでも楽しんでいるような気もする。閑話休題。
るんるん気分で組み上げたロボは小型の工作兵。彼女曰く『トラップ設置特化』。彼女自身が得意とする罠や破壊工作を大掛かりに仕掛けられるようにした兵器である。そして街中へ繰り出し罠を張っていく。ビルの影に爆弾を仕掛け、ワイヤーを張る。機材の補充をしに基地へ戻ったその時。
『――エマージェンシー!エマージェンシー!』
地響きとともにロボが舞い降りた。そして敵機のメガホン状のスピーカーから可愛らしい声が聞こえてくる。
「あたしがやってきた!アヤカ・ウザカワ、ここに見参!」
レナの仕込んだ電磁波熱源探知レーダーによるとまだ少し遠いが、時間もそこまで多くなさそうである。まあ、そんなレーダーを貼らなくても、敵はすごく目立つのだが。よくわからないテーマソングを流しつつ、歩くたびにピンクの爆煙を撒き散らしている。あ、地雷が爆発した。
「うーむ、もう少し仕込みをしておきたかったのだが。仕方なし、獲物を待ち構えるとしますか。」
ユーベルコードで強化した知覚で敵の位置を正確に把握し、的確に爆弾を起爆していく。倒壊するビルは芸術的な角度で敵のロボに落ちていく。
「ぐにゃー!何をするんだ、私が怪我してネット上に出なくなったら世界の損失だぞ!」
なんか喚いているがそんな姿もお構いなく爆弾を投げ入れていく。
派手な爆破は動画のコメント数がよく伸びたんだとか。
大成功
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ルルティア・サーゲイト
【チーム:ストライクバック】
ふふふ、こう見えても妾はその昔巨大ロボの操縦をした事があるのじゃ。故に、操縦は任せよ! 組み立ては任せる!
妾達が乗るのは三位一体の合体ロボ『ストライクバッカー』である。三機のメカの合体順序によって三つの形態に変形できるアレである。
「オープンバック!」
分離する事で相手の攻撃を緊急回避したりも出来る。
「チェンジ、ストライクサイト! スイッチオン!」
妾がメインパイロットの形態じゃと大鎌を使った近接特化形態となる。感覚的には妾がそのまま巨大化した感じで戦える奴じゃ。
「止めは任せよ! 死の閃きにて永きを断つ、死閃永断衝!」
紅月・美亜
【チーム:ストライクバック】
設計とソフトウェア担当は私か。要はアレだろう、あなたと合体したいアレとか三つの心を一つにするアレだろう。ワカル、ワカル。
「チェンジ、ストライクキャリアー! 抜錨!」
私がメインパイロットの形態は両腕を飛行甲板にした巨大人型空母である。遠距離戦闘主体だな。
「戦闘機を甘く見ない事だ。人型の方が強い、等と言うのは……幻想だ」
飛行甲板から大量の艦載機を出せるだけ出す。BLACK、RAY、KAMUIが前衛を務め、Rの波動砲を決定打として撃ち込む。
「全航空機の戦術的運用……私の鬼札、FAINL BOSSだ!」
しかし……全機手動は脳が焼き切れそうになるな……!
メルティア・サーゲイト
【チーム:ストライクバック】
ハードと組み立て担当は私か。いつもと勝手は違うが……まァ、私の中には膨大な量のメカの設計データが入ってるからなァ。任せとけよ。あとルルティア、お前は組み立て手伝え。力はあるだろ。
「チェンジ、ストライクトリガー! レッツパリィ!」
で、私がメインパイロットの形態は射撃戦闘特化、中距離戦闘型だぜ。両腕には巨大ガトリングカノン、右肩に小型ミサイルランチャーと左肩に巡航ミサイル。背中には射撃支援のレドームセンサー。うんまあ何時も通りだな!
「撃ち合い勝負で私が負ける筈無ェだろうがァ! 本物のトリガーハッピーってのを見せてやるぜッ!」
●装攻機傭兵団、ストライクバック!
一方、別口でロボットを組み上げているのはチーム【ストライクバック】の面々である。リーダーのルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)が椅子に座り、足を組みつつ支持を出している。なお本人は見てるだけで組み上げてない。注文はつけているが。
「妾は操縦担当だからな。美亜、合体と分離の構築は出来るじゃろうな!」
「当然だ。我が設計と策謀は完璧であるからな。三つの心を一つにするアレとかあなたと合体したいとかなんちゃらフュージョンとかだろう、ワカルワカル。」
なんか自慢げにドヤ顔している設計・ソフトウェア担当の紅月・美亜(厨二系姉キャラSTG狂・f03431)。そしてその横でガチャガチャと無表情――表情担当のドールがやや遠いところでお茶くみをしている為であるが、ゴーレムのメルティア・サーゲイト(人形と鉄巨人のトリガーハッピー・f03470)が組み立てている。
「……組み上げるのは私だが。勝手が違うがまァ、メカの設計データは膨大に入ってるからなァ、任せとけよ。あとルルティア、茶を飲んだら手伝え、力はあるだろ。」
ドールがはよ飲めって表情でルルティアにお茶を差し出していた。
●飛べ、ストライクバッカー!!
そして完成した合体ロボ『ストライクバッカー』。テストなんて必要ない、そこにあるのは信頼関係。
「まずはわれがメインパイロット。チェンジ、ストライクキャリアー! 抜錨!」
ガションガションと組み変わるロボ。巨大人型空母、制空能力の高い軍艦形態である。そしてヴヴヴ、と音を立てて浮き上がる。遠目で爆破されている敵艦もといアヤカ・ウザカワがストライクバッカーを発見したようだ。
「むむっ、空を飛ぶなんて目立つ行為、私が許しませんよー!叩き潰してやるわ!」
叫びながら近づいてくるウザカワに対し、美亜は数多の艦載機を飛ばす。
「戦闘機を甘く見たいことだ。人型のほうが強い、等と言うのは……幻想だ。征け、BLACK、RAY、KAMUI!」
3機の戦闘機が飛び立ち、編隊を組みながら飛び回る。そしてその後ろから追従するようにオプションたちも飛び出していく。飛び交う光線、ミサイル、爆雷。
「全機散開、私の鬼札、『FAINL BOSS』――主砲R-波動砲、斉射!」
焼ききれそうな神経の痛みを堪えながら全航空機を制御しつつ、一斉に打ち込む。それに対し、ウザカワはオーラを纏う。
「みんな私に関わりたいの?仕方ないなぁ♪」
爆煙が上がる。ダメージは与えられているが……敵はそれを利用し、自身を強化し始めた。これからが本番である。
●撃て、ストライクバッカー!!!
「うふふ、構ってくれるのね!みんな、私に注目してくれるのね!ならお返ししなくちゃね!」
ウサギ型モザイクを高速展開し、美亜が繰り出した艦載機を落としていく。
「このままじゃジリ貧ね、メルティア!」
「オーケィ、チェンジ、ストライクトリガー! レッツパリィ!」
テンション高く宣言し、変形を始めるストライクバッカー。その形はレドームセンサーを背負い、肩には小型ミサイルランチャーと巡航ミサイル。両腕には巨大なガトリングカノンを装着している。まるで巨大なメルティアだ……いや、まんまであろう。
「あらぁ、私と撃ち合いするのかしら?いいわいいわ、もっと私にかまって頂戴!」
向こうも変形を始め、重火器装備形態に変わる。盛大な打ち合いが始まる。一方は足を止めた火砲連打、一方は牽制射撃を交えた実弾射撃。音と煙が派手に上がる火砲と、銃声のみが散る実弾。
「ハッハッハ、撃ち合い勝負で私が負ける筈無ェだろうがァ! 本物のトリガーハッピーってのを見せてやるぜッ!」
「もっと、もっとよ!もっと私に構いなさい!」
生命力吸収能力を得たウザカワがテンション上げ、ウサギの煙を上げながら銃器を操る。それに対し、撃つたびにテンションを上げていくメルティア。一進一退の銃撃戦。奪い奪われの応酬。先に動いたのはメルティアだ。
「上がってきたぜッ!ガトリングアクティブ! さあ、テメェを穴だらけにしてやるぜッ!『CODE GENOCIDE』ッ!!」
両腕の砲が火を噴く。それに対しウザカワは受け止めながら反撃の砲を返してくる。
「いいわ、いいわ!もっともっと、私を近く、激しく、構いなさい!」
人型に変形し、銃弾の雨の中を走ってきた。
●断て、ストライクバッカー!!!!
「来たぜッ、交代だ!」
「やっと妾の出番じゃな!」
メインパイロットをルルティアに切り替える。その間に、既に至近まで近づいていたウザカワはその手の巨大タブレット状で殴りかかっていた。
「私に、構いなさーい!!」
「甘いわ、オープンバック!」
分裂、別れ躱した3機が再び合流し、新たな形を作り出す。
「チェンジ、ストライクサイト!」
「ラジャー、チェンジ、ストライクモード!」
「オールグリーン、いつでもいけるぜ!」
「「「ストライクサイト、スイッチオン!!!」」」
巨大なルルティアのようなロボに変形し、手にした赤い鎌を握る。
「さあ、どこからでもかかってくるが良いぞ!」
「人気を集めるのは私、受け入れるのは私!かかってくるのは貴方の方、そしてひれ伏すのも貴方の方よ!」
見た目少女同士、とはいえ巨大ロボであるが、が殴り、蹴り、切り結ぶ。打ち結ぶと徐々に生命が奪われていく。短期決戦に切り替え、ルルティアが構える。
「この一撃で終わらせてやるわ!死の閃きにて永きを断つ、『死閃永断衝』!」
高速の一閃。命絶つには少し届かなかったが、致命的な一撃を与えた。
ピンクの腕が一つ、重い響きを立てて地に落ちた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
アレク・アドレーヌ
いやロボ作れってなんだよ…まぁ作るけどさ
とりあえず作るロボは…【最初からバラバラのブロック状だけど組み替えることで形が出来て対応するロボ】だ
つまり最初から組み替えること前提だがブロック状だけでも数が多いからうざいぞ
操作がめんどそうだけどまぁそこはUCで文字通り『手数』を増やして対応すりゃいいし敵の攻撃はロボの特性で攻撃に応じて組み替えて防いでいけばいいと思うが
なんでロボなんだ…?そして敵がうぜぇな!?
久々にちょっと殺意が沸いたぞ…
(アドリブ・共闘歓迎
アーサー・ツヴァイク
※改変絡み可、🔵過多なら不採用可
俺が作るのは「射撃戦強化型」だ!
そこに【合体ロボット・サンライザー】の力で俺の武装のレイシューター、バスターホーン、ライドランをロボットの強化パーツとして装着!
完成、サンライザー・ビッグマグナム!
そして、ぶちかますぜ…【レイシューター・フルバースト】だ!
最後はロボットごと変形、キョダイロボのキョダイブキにしちゃうぜ!
で、その場の猟兵全員で乗り込んでフィニッシュブローだ!
…えっ、勝手に決めるなって?
おいおい、ロボ戦の様式美は守らないと! キマフュの市民も見てんだ、ヒーローとしてバシッと決めないとだぜ!
ヒーローじゃない? なら今日から君もヒーローさ!(強引)
●ヒーローロボット
時は少しさかのぼり、まだ敵が近くまで迫っていない、そんな状況下。つまりは転送後。
「ロボを作れって無茶な……いや作るけどさ。」
ガチャガチャと一人作っているアレク・アドレーヌ(出来損ない・f17347)。そこにひょいっと現れるアーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)。
「お、なんだなんだ?どんなもんを作るんだ?」
そこにあるのはブロック状の何か。
「ロボのパーツか?」
「いや、これで一個体の基礎は完成している。武装はこれからだな。」
「じゃあ俺の力を使えよ。ロボ向けのもの、結構持ってるぜ?」
そう言って【合体ロボット・サンライザー】のレイシューター、バスターホーン、ライドランを取り付ける。
「ん……ではここをこうして、こうすればっと。」
二人の共同作業は続く。赤色のブロックが着々と積み上げられていく。
●新装サンライザー・ビックマグナムTypeB
「オラァ!」
カクカクした形のサンライザーが巨大なバスターホーンをぶん回す。ヒーローロボなのに武器が鈍器である。確かに機械に対しては非常に有効だにはなるだろう。
「やーん!ヒーローっていう私よりちやほやされる存在なのに武器が物騒!ほら、スマイルスマイル~♪」
ウザカワロボがロボなのに無駄にいい表情で笑いかける。ぶりっこした指を頬に添えて。
「なんだこいつ、うぜぇな!?久々に殺意が湧いたぞ……」
アレクがイラッとしながら左第3腕を動かしレイシューターのトリガーを引く。
「落ち着け、集中しないと無駄玉が増えるぞ!」
アーサーがアレクをなだめる。熱血漢であるが無謀ではない、それがヒーローたる彼の挟持。レイシューターも巨大化させた影響か、ソーラーパワーを貯めるのに少しだけ時間がかかるのだ。
「うふふ、スポットライトにしては激しいわね?面白そうだし頂戴、うさちゃん☆ホッピングキック!」
そしてステップするかのように近づきウザカワロボが蹴り上げを放つ。ショートパンツだから蹴り上げでも見えない安心設計なのだ!
「バラせ、アレク!」
「わかってる!フォーメーション、TypeBlock!」
そしてバラバラに崩れるロボ。いや、崩れるというより崩したというべきか。綺麗な赤色のブロック状にロボが分裂し、そこから生えた小型の搭載兵器が一斉に射撃を開始する。頭部に乗り込んでいるアレクが『スタイルチェンジ・テクニックシフト』で一時的に増やした腕で操作しているのだ。
「あーん、もう、それ鬱陶しいの、やだー!」
「テメェの言動よりマシだ馬鹿野郎!」
「落ち着けアレク、それよりそろそろアレが使えるぐらいエネルギーが溜まったぜ!」
アーサーがロボのメーターを見て言う。【Select…BURST ACTION!】と表示されている。
「よし、タイミングを合わせて一体化させる。発射はアーサーに任せた。」
「おう、しっかり決めてやるよ!」
バラバラのブロックが戻り、そこに現れたのは既に射撃体勢を整えたサンライザーの姿。
「捉えた、フルパワーで……ぶちかますぜ!!『レイシューター・フルバースト』!!」
銃口が輝き、放たれる一撃。胸を貫く閃光。少女のロボが膝をつく。
●最終猟装・イェーガーロボ
「今だ、合体するぞ!」
声を上げるアーサー。それに応じる猟兵たち。
「妾が頭なのは当然なのじゃ、集え!」
「我はセンサーでいいな。STGでもなんでも、眼は大事だ。」
「私は撃てればなんでもいいぜ!トリガーは軽めで頼むぜッ!」
「罠も十分、足止めオッケーだ。派手に気分良くふっ飛ばそうか。」
「接続完了だ、流石にこんだけの制御は面倒だが……まあやれるだろ。」
ストライクバッカーを主軸に、補助器具としてレナのロボが背部装置へ、そしてサンライザー・ビックマグナムが巨大な銃に変形する。
「え、ちょっと!私がこんなところで終わるなんて!」
起き上がろうとするアヤカ・ウザカワだが逃げることも叶わず。
「吹き飛べええええええええええええええ!!」
猟兵たちの力を合わせた一撃が放つ。それは天を貫き、地を照らす光となって――。
「お、終わったか?」
「ふぃー、楽しかったぜッ!ド派手な一撃もいいもんだな!」
「様式美も決まって完璧だな!これで君らもヒーローだ!」
この地に、新たなヒーローが誕生した。これがきっと、いつの日かキマイラフューチャーの新たな娯楽となる日が来るのだろう。そのためにも世界を守り抜かねばならない。
戦は終わらない、次の戦場が待っているぞ!出撃、猟兵たちよ!
大成功
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