バトルオブフラワーズ③〜誕生!キョダイロボ
●バトルオブフラワーズ始動
「みんな緊急事態だよ!キマイラフューチャーで大戦争『バトルオブフラワーズ』が発動したの!まっぷたつに割れたキマイラフューチャーを助けるために、力を貸してほしいの」
グリモア猟兵の春日・釉乃(f00006)がグリモアベースを訪問していた猟兵たちへエマージェンシーコールを言い放った。新たなる戦乱に猟兵たちがいち早く駆けつけてもらうためである。
「『ザ・ステージ』と呼ばれる場所をオブリビオンから奪還しないと目的地である『システム・フラワーズ』に辿り着けないみたいだから、今回みんなにはその1つである『ザ・ビルドステージ』に挑んで欲しいんだ」
●戦えぼくらのキョダイロボ!
春日・釉乃は背後のスクリーンに『ザ・ビルドステージ』と呼ばれた地区を映し出す。
「このステージはキマイラフューチャーの表面部を再現したような都市になっているけれど、住民はいないんだ。それで、猟兵たちがマシンを作れるような機材と資材が揃った『基地』が都市の中央にあるの」
この基地施設は猟兵たちにとっては頼もしい存在であるが、敵であるオブリビオンが狙ってくるのは間違いないだろう。さらに、スクリーンには巨大な建築機械マシンが映し出される。
「そして今、この基地に向かって『マルチプル・アースムーバー』という巨大なオブリビオンが向かってきているの。あたしたちよりも遙かに大きいから立ち向かうには、こっちも巨大メカを用意するしかないよね!ということで、基地施設を利用して自分が乗るマシンを建造して、『マルチプル・アースムーバー』を迎撃して基地を防衛してね」
それでも、超巨大なオブリビオンに猟兵たちのマシンが各個に挑んでも撃破するのは厳しい可能性はある。そこで、春日・釉乃はある一言を付け加えた。
「UDCアースの日曜日の朝に放送されている子供向け番組だと、巨大な相手には……各マシンの特性をうまく組み合わせて変形合体した『合体ロボ』で決戦しているのを思い出したの!もし同じようなことが、あたしたち猟兵にもできれば――きっとうまくいくと思う」
今ここに、『キョダイロボバトル』が幕を開けようとしていたのだった。
fa-240
お久しぶりです。fa-240です。
このシナリオは『戦争シナリオ』のバトルオブフラワーズ ③ザ・ビルドステージになります。
今回、ロボット兵器が活躍するシナリオとなりますので機動兵器所有の猟兵を特に積極的に採用いたします。
最終的には必ず参加猟兵のマシンが全部合体することとなりますので、その点だけは予めご了承くださいませ。
第1章 ボス戦
『マルチプル・アースムーバー』
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POW : タイヘン キケンデスノデ チカヅカナイデクダサイ
【放り投げた瓦礫や、ドリルの一撃など】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を塗りつぶし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD : シャリョウガ トオリマス ゴチュウイクダサイ
【ブルドーザー形態による猛烈突進攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : ゴメイワクヲ オカケシテオリマス
【排気マフラー】から【環境に厳しい有害物質たっぷりの黒煙】を放ち、【強烈な粘膜刺激と視界の悪化】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:おおゆき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠グァンデ・アォ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ケイ・エルビス
★連携アドリブ等大歓迎!
基地施設を大いに利用し
自分が普段乗っている戦術輸送機「アトラス」を
「柔軟に合体できる連結機構」を中心に増設
火力や出力に機動力なんかも可能な限り
【メカニック】【早業】で盛りまくって
トンデモ改造してパワーアップ!
コスト無視でカスタムできるなんて夢のようだぜ♪
巨大なオブリビオンに「アトラス」による
UCカウボーイでガトリング砲の銃撃&誘導ミサイルの爆撃による
◆先制攻撃
◆一斉発射
◆2回攻撃
◆範囲攻撃だ
今回は【オレも実際に乗って操縦しながら参戦】するぜ
ピンチの仲間がいたら
◆援護射撃
◆咄嗟の一撃
◆かばう
変形合体は輸送機だし
完成した合体ロボの背中に連結して
飛べるようにできればいいかもな
ゲンジロウ・ヨハンソン
ケイ(f06706)とその相棒、輸送機アトラスと連携!
◯準備
【選択したUC】にて自前の巨大ロボ「ゲンチャンダイナー」を基地施設内へ転送!
急いで準備するぜ、何をって?
勿論変形合体機構をじゃよ!
元々そういう用途も想定(複数バトルピンナップ的意味で)
設計されとるはずじゃからな!
周りの兵器の設計みさせて貰って
調整していくとするわい。
◯戦闘
ケイの輸送機と連携して攻撃じゃな。
わしがタンクでケイがアタッカーってとこじゃろ。
【捨て身の一撃】で【怪力】を活かした掴みかかりやタックルで
ダイナミックプロレスしてやるわい。
ケイの輸送機と二体合体できても面白そうじゃな。
巨神合体ゲンチャンダーイアトラス なんつってな!
●機械仕掛けの黄色い巨神
幾多の建設車両が合体したかのような黄色いボディの『マルチプル・アースムーバー』。その巨体さたるや、猟兵たちが己のマシンを整備している基地都市を踏みつけだけで破壊できるほどである。
一歩ずつゆっくりと侵攻する敵機は【タイヘン キケンデスノデ チカヅカナイデクダサイ】のユーベルコードで『ザ・ビルドステージ』の建築物を破壊しつつも着実に基地へと迫りくる。最終防衛ラインを踏み越えられる前に破壊できなければ猟兵たちはここより撤退せざるを得ない。
巨神とも呼ぶべきマルチプル・アースムーバーは右手のドリルをギュイン唸らせ、左手のショベルで破砕した瓦礫を拾い上げて戦闘態勢を整えている。果たして、キョダイロボバトルを制するのは猟兵たちか、オブリビオンか――。
●男の闘い
「さて……行くとするかのう。ケイ、わしに合わせるんじゃ!」
「オレの『アトラス』のパワーアップした姿を見せつけてやるぜ! ヒャッホー」
黄色い巨神にまず向かって飛び出したのはケイ・エルビス(f06706)の旧型戦術輸送機である『アトラス』であった。鼠色の主翼に懸架された4基のターボプロップエンジンが基地施設での改造により1.5倍の速度を放出している。
「まずはオレから行かせてもらうぜ……カードは揃った。『アトラス』、ショータイム!!」
普段とは異なり、自動操縦任せではなくケイ・エルビスが自らサイドスティックによる操縦桿と足元のラダーペダルを巧みに操作している。この状況での【カウボーイ】は真価を発揮し、マルチプル・アースムーバーが【ゴメイワクヲ オカケシテオリマス】による煙幕を展開する前に、強化されたガトリング砲の銃撃と誘導ミサイルの爆撃で先駆けた。
「旧型だからってナメてんじゃねぇぞ……こいつはな、『グリズリー』だって呼ばれていたことがあるんだぜッ!」
『アトラス』は獰猛なる熊の如くにマルチプル・アースムーバーへと喰らい付き、ありったけの弾薬を撃ちつけてゆく。だが、巨体を誇る敵機には豆鉄砲程度の損害しか与えられていないのも事実であった。
「見事であるぞ、ケイ。わしもこうしちゃおれんな……バトルトレースモード!超ド級爆操店舗、コード【IZAKAYA:げんちゃんfor DINER】!」
ゲンジロウ・ヨハンソン(f06844)がコールをすると、『IZAKAYAの白いゴリラ』と呼称されるかもしれないマッシブなスーパーロボット『ゲンチャンダイナー』からイカしたBGMが流れ始める。『ゲン!ゲン!ゲンチャン!ゲン!ゲン!ゲンチャン!ゲンチャンダイナ~♪ゲンチャンダイナ~♪』という中毒性の高い兄貴的な音楽を撒き散らしながら、マルチプル・アースムーバーの足首へと特攻をかけた。
「ダイナミックプロレスしてやるわい!ゲーンチャン・タックォォォオオッ!!」
マシンの中で実際にプロレス技を行うことで、トレースされた動作が発動し強烈なタックルとなって敵機の脆い箇所へと命中した。それにより、マルチプル・アースムーバーの動きが一時的に静止。今こそ好機というしかない!
●新番組 巨神合体ゲンチャンダーイアトラス
「なんとも頑丈なヤツじゃの……やはり、アレをやるしかないわい!」
「オーケー、ドッキングだぜ!」
『ゲンチャンダイナー』と『アトラス』。既に幾多の戦場で駆けている愛機をもつ2人の猟兵が基地施設で行ったのは柔軟な変形合体機構の増設だったのだ。既知の間柄である2人だからこそ連携タイミングも揃うものであり、マシンの合体も行えるのだ!
『ゲンチャンダイナー』の背部から放射されるガイドビーコンに軌道を乗せた『アトラス』の船首がポキリと折れるように180度回転し、連結器へ変形する。そして、そのまま『ゲンチャンダイナー』とドッキングすると全身から眩い発光が起り――1機目の『合体ロボ』が誕生したのだ。そして機体から流れるBGMも切り替わり、『ガッタイダー!ガッタイダー!ゲンチャン~ダ~イアトラス~♪』と新たな中毒性の高い音楽が鳴り響く。
「さぁて、サティスファクションな一撃をお見舞いするかの」
「オレたちはなりたいものになれるんだ……世界を変えてやろうぜ!」
2人の男は心・技・体を重ね合わせると、ペダルをコンマ1秒すらズレることなく同時に踏んだ。すると太陽を背に上空へと飛翔する『巨神合体ゲンチャンダーイアトラス』は凄まじいエネルギーに包まれて金色に発光し、そのエネルギーを纏ったままマルチプル・アースムーバーに向かって加速していった。
「「喰らえ――ミッドナイト・ドギーッ!!!」」
ゲンジロウ・ヨハンソンとケイ・エルビスが同時に咆哮を上げ、敵機にぶつかる寸前でエネルギー体から『巨神合体ゲンチャンダーイアトラス』は離脱する。そして加速したエネルギーの塊がマルチプル・アースムーバーへと衝突して大爆発を巻き起こした。
合体ロボによる攻撃は巨大な相手であれ友好的であり、一撃で撃破はできなかったものの痛手を負わせることは成功した。息の合った相手との合体は数による物量をある程度はカバーできるのである。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ゼット・ドラグ
「ロボットの製造?俺にはアレがあるから大丈夫だ。ゼット・ドラグ出るぞ!」
アレこと【ブレイカー】を【万能工作艦「フリーダム」】から射出。乗り込んで戦う。
【ワンダレイ機械化歩兵部隊】でロボットの兵士を複数召喚。
そして合体!
ロボット達が剣やら盾やら追加装甲やらに変形して何か凄いロボットになる。
敵の攻撃は塗りつぶすのも厄介なので盾で防御しつつ、接近し、剣による近接戦闘を行う。バカでかいなら足を狙って攻撃して転倒を狙う。
●孤高の合体 ゼットブレイカー
派手なファーストアタックと共に、猟兵たちの快進撃が始まろうとしていた。
「ロボットの製造? 俺にはアレがあるから大丈夫だ。ゼット・ドラグ出るぞ!」
万能工作艦『フリーダム』がグリモアによる転移ゲートから姿を現すと、大型の人型ロボット『ブレイカー』がそのカタパルトから射出され、マルチプル・アースムーバーの目の前に着地する。
「俺が独りに見えるか?残念……こいつらがいるんだよ。お前ら出撃だ! 一気に攻めるぞ!」
『ブレイカー』のパイロットたるゼット・ドラグ(f03370)は【ワンダレイ機械化歩兵部隊】を発動。転移ゲートの奥にいるであろう『飛空戦艦ワンダレイ』から夥しい数の小型機動兵器が隊列を組んで召喚される。
「一人一人が小さかろうが、束になれば……行くぜ、合体!」
そしてワンダレイ機械化歩兵部隊は『ブレイカー』へ纏わりつくように合わさってゆき、その姿が徐々に大きくなってゆく。右手に剣を左手に盾を、両肩や腰には追加装甲が展開され進化してゆくのだった。
「名付けて、『ゼットブレイカー』! そっちから仕掛けてくるなら、こうだっ!」
マルチプル・アースムーバーは迫りくる『ゼットブレイカー』へ【タイヘン キケンデスノデ チカヅカナイデクダサイ】によるドリルアタックで先制攻撃を行った。もしこの一撃を回避したとしても、ザ・ビルドステージの大地に風穴が空く危険性がある故に……『ゼットブレイカー』は左腕の盾で敢えて強烈な一撃を受けたのである。
「やられっ放しは性に合わないからな!」
盾が破損し、左腕もダメージを受ける『ゼットブレイカー』。しかし、この隙を逃すゼット・ドラグではない。
右手に携えたロボット用の大型剣を振り回し、脚部を狙って斬り付けたのだ。
「くそっ……これでもパワーが足りないってのかよ」
転倒を狙った一撃だが、やはり猟兵1人の合体ではパワーが不足しているようだ。されど、ファーストアタック時に蓄積されているダメージもある。あと一押しでマルチプル・アースムーバーに致命傷を負わせることができると予測されている。
苦戦
🔵🔴🔴
シン・ドレッドノート
アドリブOK
【SPD】
愛機『貴紅』を駆って参戦。
基地施設を利用して、巨大ブースターとウィングを増設させてもらいますね。
「シン・ドレッドノート、ノーブル・スカーレット、出るぞ!」
基地のリニアカタパルトに乗せて、シグナルが「Go」になった瞬間に加速して出撃。
合体するまでは銃による射撃で敵を牽制。
相手の戦闘パターンを観察しつつ、味方が全機揃うまで待ちます。
「さて…本気でいかせてもらおうか!」
皆さんのマシンと合体する際、私の貴紅は【暁光の紅彗星】の機構を利用して分離・変形してロボの各部に装着。
紅の粒子を放出しながら機動力を上げて、敵の高速連続攻撃に対応します。
射撃の際はスナイパーで照準を合わせます。
シズホ・トヒソズマ
※他猟兵とのアドリブ・連携OK
【SPD】
巨大ロボとは恰好の相手!
前回の戦争の戦果を活かす時!
UCで帝国軍艦の幻影をロボ形態(表示ICの姿)に巨大形態で纏い、
そこに装甲や材料を【メカニック・武器改造】の知識や技術で【早業】で装着して補強して敵を迎え撃ちます
突撃は【ダッシュ・ジャンプ】で避け、そこを【カウンター】で【一斉射撃】で全身の砲塔からレーザーを発射し攻撃
仲間のピンチは【援護射撃】で援護
敵スピードが速すぎる時は【範囲攻撃】で周辺を撃ち【吹き飛ばし】無防備を晒させます
他猟兵の対処中に両肩の主砲をチャージ【力溜め】し、一気に接近して【零距離射撃】します
合体時の変形は融通効くので形や担当部分は任せ
カーバンクル・スカルン
合体ロボ……まさしくスクラップビルダーの出番!
私が使ってる拷問器具の設計図はあるからこれだけ材料があればすぐに再現可能!
巨大版「機械仕掛けのワニ」を作って戦場に突入させるよ!
噛み付いて相手を砕くも良し、痺れさせるも良し、合体した時のボディにも良し!
さぁ、思う存分オブリビオンを襲ってこい!
ミルフィ・クロックラヴィット
※アドリブや他の方との絡みや連携も歓迎
巨大ロボには巨大ロボ…!
いざ、巨大戦と参りましょうかしら!
UCを発動
自身のアームドフォート
を巨大ロボに変形させ
搭乗
敵の巨大ロボを迎え撃ちますわ
『ナイトオブホワイト――起動…!ミルフィ、出撃致しますわ…!』
UCと組み合わせ
【鎧砕き】や【なぎ払い】等の近接格闘や
搭載したアームドフォートの砲火器等での
【一斉射撃】【範囲攻撃】
【援護射撃】等の
遠距離攻撃で攻撃
敵の攻撃は
【見切り】【武器受け】
【オーラ防御】等で回避・防御
皆様との最終合体時には
自身のロボを
『巨大アームドフォート』に変形させ
最終巨大ロボと合体
一斉砲撃を行いますわ
『では皆様方…止めの一斉砲火と参りますわ!』
ハヤト・ノーフィアライツ
アドリブ・連携歓迎(誰か撃ってね)
なるほど、そういうことか。
んじゃま、【メカニック】と【戦闘知識】を駆使して自動迎撃用の砲台を幾つか作っとくか。
威力はなくとも目眩ましになればいい。
ついでに【ロープワーク】も駆使してワイヤートラップも作っておこう。
何か足しにはなるだろ。
奴が来たら、【戦闘知識】で状況を見極めつつ砲台類を稼働。
自分はUC【バスター・フュージョン】を使用。
対戦艦用衝撃砲形態になるぜ。【戦闘知識】で相手の動きを予測しつつ、【早業、空中戦】で回避しながら味方に【援護射撃】を。
被弾は強化された防御力と【激痛耐性】で耐える。
後に合流、メイントリガーは味方に任せるぜ。
さあ、ぶちかましてやれ!
●イェーガーフォーメーション
猟兵の危機に、5機のマシンが次々と立ちはだかる巨城たるマルチプル・アースムーバーへ向かってゆく。
「シン・ドレッドノート(f05130)、ノーブル・スカーレット、出るぞ!」
スペースバイクの貴紅<ノーブル・スカーレット>は基地での巨大ブースターとウィングを増設を完了させ、シグナルが「Go」になった瞬間に加速してリニアカタパルトから出撃。
「怪盗・紅の影、グリモアに導かれ只今参上……ってね!」
真紅のラインと黄金の縁取りが高貴な印象を与える純白のスペースバイクは大空を舞いながら、機銃による牽制射撃で足止めを行った。勿論、その間に敵機の戦闘パターンを観察・分析することも怠らない。
「Code:Execution,approved――ゴー、マシンセベク!」
スクラップビルダーの本領を発揮し、基地の設備を利用して大型化改修を行った『機械仕掛けのワニ』へと【断罪変形】にてトランスフォームしたのはカーバンクル・スカルン(f12355)。周囲の雰囲気に合わせて『マシンセベク』と名付けた彼女のロボット兵器は大地を駆けて、敵機の脚元へと噛み付こうとする。
「巨大ロボには巨大ロボ…! いざ、巨大戦と参りますわ! ナイトオブホワイト――起動…! ミルフィ、出撃致しますわ…!」
【ナイトオブホワイト・モードデュエル】を発動させ、側部に大きな懐中時計の付いた砲撃兵装『アームドクロックワークス』が巨大ロボ型の機動鎧形態に変形。それに搭乗したミルフィ・クロックラヴィット(f02229)は敵機の瓦礫投擲を危うくも回避しつつ、『ナイトオブホワイト』に搭載されているアームドフォートの一斉射撃で弾幕を展開し、こちらも足止めを行った。
「巨大ロボとは恰好の相手! 前回の戦争の戦果を活かす時! 人形が吸いし過去の影、我が身に宿り力となれ。応報を持って因果を制す!」
シズホ・トヒソズマ(f04564)は【幻影装身】を使用して銀河帝国の戦艦の幻影をからくり人形のロボット形態に装着、大型化させたのだ。
「ごふっ……なんの、この程度!いきます、フルバースト・コズミック!!」
敵機の攻撃をダッシュジャンプで躱し、着地するとユーベルコードの代償による喀血をするが気合で押し切って、更なる足止めのために全砲一斉射撃を放った。
「よし、脚が弱った今がチャンスだ! 来な……グランドファルコン! 行くぜ!チェェェェェンジッ!! バトルフォーメーションッ!!」
ワイヤートラップを作成していたハヤト・ノーフィアライツ(f02564)は隼の名を持つ宇宙バイク『グランドファルコン』を戦闘ロボ形態にして呼び出し、搭乗すると相手の動きを予測しつつ空中をダッシュして味方の弾幕を掻い潜り、マルチプル・アースムーバーの足元へと飛び込んだ。
「さ、そろそろすっ転んでもらうぜ……図体のデカいオブリビオン!」
カウボーイさながらのロープワークでワイヤートラップを瞬時に張り巡らせ、強硬的に前進しているマルチプル・アースムーバーの弱った足元を絡め取ることに成功した。バランスを大きく崩し、再起するまでには時間を要することだろう。
●五身合体 ゴッドイェーガー
「野郎共ッ! 合体だッ!! 派手にぶちかますぞ」
「では皆様方……合体と参りますわ!」
「合体ロボ……まさしくスクラップビルダーの出番!」
「ここからが本当の勝負! 限界の先へ! 戦いにかける猟兵たちの魂を見よ!」
「さて……本気でいかせてもらおうか!」
ハヤト・ノーフィアライツ、ミルフィ・クロックラヴィット、カーバンクル・スカルン、シズホ・トヒソズマ、シン・ドレッドノートの5人の猟兵は意気投合し、各自の機体に増設した合体機構のスイッチを同時に押した。
「燃えあがれ、ロード・スカーレット!ユナイテッドコード!」
シン・ドレッドノートの号令とともに【暁光の紅彗星】が発動し、『貴紅<ノーブル・スカーレット>』がコアマシンへと変形。バリアフィールドを飛び上がってきた残りの4機を吸い込むように展開する。
続けて、『からくり人形のロボット形態』が帝国戦艦のボディを活かして両脚へ変形。更には『マシンセベク』はワニの口から機械の手が付きだして右腕に変形し、『ナイトオブホワイト』は巨大な懐中時計から腕部が展開して左腕に変形。
最後に、『グランドファルコン』は【バスター・フュージョン】を行って巨大な対戦艦用衝撃砲形態へと変形。そのトリガーは右腕によって握られる。
「「「「「五身合体 ゴッドイェーガー!!!!!」」」」」
5人の猟兵の勇ましい叫びと共に5機のマシンが合体し、『ゴッドイェーガー』という勇者のようなキョダイロボへと変形したのだった。
「……トリガーは、怪盗のお前さんに任せたぜ! 宇宙の果てまで、吹っ飛ばしてやれ!」
「エネルギー充填120%……さぁ、思う存分オブリビオンを襲ってこい!」
「ターゲット・ロック……目標を狙い撃つ!貫け、ユーベルブラスター!!」
『ゴッドイェーガー』は狙いを定め、転倒しているマルチプル・アースムーバーに向かって5人の猟兵のユーベルコードのパワーを結集させた唯我独尊な一撃必殺砲を発射する。5機による合体ロボのパワーは凄まじいものであり、マルチプル・アースムーバーを大破寸前にまで追い込むことができた。
しかしながら、連続しての攻撃を行なえるほどの余力はなく……トドメは他の猟兵たちの合体ロボへ託すこととなるだろう。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
野良・わんこ
「別に合体しなくともいい。してもいい。ガン●ラは自由な発想で作っていいんですよ!」
まず作るのは自分の動きをトレースして立体投影するシステム。
そして巨大母艦。
サイコキネシスを使って作業を効率化する。
「シューティングフォーメーション!」
同時に巨大なフレームのわんこが空に投影される。
そして空中母艦が変形を開始。翼が折り畳まれ銃把に、艦首が開いて砲口が覗く。
フレームのわんこに握られるように設置。
フレームが動き、実際にわんこが引き金を引いたかのように発射される
「ビッグ! マグナム! シュート!!」
握り込むと同時に母艦から波動砲が放たれる。
レトロ・ブラウン
ボクは自前でロボ化できマすかラ…あァ、でモ合体ロボの方ガ大きいシ強ソうですカラ武装トして使ってモラうのが良サそうデすネ!
リアライズ・オールドデイズドリーム!ミサイルポッドにナリます!
オーバーフロー・スターズ!さぁ!怪人を撃チ抜いてくだサい!
【不明なユニットが接続されました】
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
相手はでっかいロボか……アタシのカブじゃちょっとサイズが厳しいかな。
って、最後は合体か!それならこんな感じかねぇ……
アタシのカブは基本非武装、それでも例外があるわけさ。
大きめの砲門みたいなパーツとグリップみたいなパーツを積んで、
基地の脇の出入り口から颯爽とカブに乗って発進!
そして加速を続けていって、ジャンプしながら
【人機一体】を発動!アーマーを纏って熱線で攻撃するよ!
皆が合体シークエンスに入ったら、
アタシはバイク形態を経由して追加したパーツを展開!
でっかい熱線砲に変形して手持ち武器か武器腕になろうじゃないのさ!
他の皆、トリガーは預けるよ!
ドゥイット・ナウ
【WIZ】
建造するのは
空からの援護を目的とした黒い鷹型マシン。
名前は『ドゥウイング』かな。
……言いにくいか?
このマシンは俺のユーベルコード『フレイム・フェザー』と同じ様な
「レベル×5本の【炎】属性の【鳥の羽を模したエネルギー状の刃】を放つ」攻撃の機能を付けて
他のロボ達と連携して敵を迎撃だ。
有害物質たっぷりの黒煙は
マシンの翼が起こす旋風で吹き飛ばそう。
合体時は変形して
合体ロボの背中に翼パーツとして合体して
合体ロボ特有のなんかカッコイイ感じ雰囲気を出すぞ。
合体後は合体ロボを飛ばしたり
合体前同様に羽を模したエネルギー状の刃を出して攻撃だ。
「猟兵の底力、見せてやろうじゃないか」
・共闘、行動アレンジ可能
霧枯・デスチーム
【2m半のガジェットブラザーに乗り込み行動。アドリブ協力歓迎】
「合体巨大ロボかー。2m半だと物足りないからブラザーをでかくしてビッグブラザーに…」
『ガージ、アイディアが安直すぎです』
「あぁん!?なら作ってやるよ巨大ガジェットをよぉ!」
ブラザーのでかい追加兵装みたいな感じにしよう。GP○3だナ!
とりあえず火力だ!運動性はいらないからガチガチのタンク型だ!合体時は足部分にされそう!
そして大口径のガトリング、バズーカ武器腕、ミサイル、グレネードを搭載、ついでに地雷も撒けるようにして動く火薬庫みたいにしよう。
勿論自爆装置はつける。
「後は脱出装置を…」
『つけてるヒマはなさそうですので、頑張りましょう』
百目鬼・明日多
相手は巨大ロボですか…僕は巨大ロボを持ってないですけど、
僕のアバターならパワーもスピードも負けないはず!
アバターの拳で勝負に挑みます!
…え?誰、キミ?パスト…君?はぁ…
「何しみったれた事言ってんだ!こういうのは祭りに乗れっつーの!」
って言われても…
「こういう時は、こーやんだよ!来い!俺様ちゃん人形ォォォ!!!」
…なんか超巨大なぬいぐるみが出てきたんですけど!?
パスト君ぬいぐるみって言うんですか…あ、意外と善戦してますよ!?
これはイケるんじゃ…ってなんか吸収合体されてる!?
そういう機能ですか…ってパスト君も悲しそうな顔してる!?
「きょ、今日はコレくらいにしといてやるかんな!」
は、はぁ…また今度?
●キマイラフューチャーへ遥々臨む
「別に合体しなくともいい。してもいい。ガン●ラは自由な発想で作っていいんですよ!」
UDCアースのお台場の方からやってきた野良・わんこ(f01856)は基地にある豊富な資材と製作機材に目を輝かせながら作成に励んでいた。
灼滅なサイキックエナジーによる【サイコキネシス】で作業効率化させて開発したのは、トレース式の立体投影と――旧・帝国海軍戦艦を宇宙航行用に改良したあの巨大母艦であった。彼女が組み上げたのは、ガン●ムどころかロボット兵器ですらなかったのだ。
「やっぱり、時代は艦船ブームですし……カッコいいじゃないですか波動砲! わんこも、一度は撃ってみたかったんですよ!」
野良・わんこは変わらずマイペースに出撃し、立体投影システムを起動させた。
「シューティングフォーメーション!」
その号令と同時に、巨大なフレームの野良・わんこが上空に投影される。そして、基地より発進した空中母艦が変形を開始した。翼が折り畳まれ銃把に、艦首が開いて砲口が発現する。
その巨大なバズーカ砲となった空中母艦を、巨大化したかのような投影された野良・わんこ握られるように設置が完了する。
「波動砲、用意……アフターバーナー点火!」
すると空中母艦が発光し、ぎゅいんと内部シリンダーが回り始める音が生じる。
「エネルギー充填80%……120%! 対ショック・対閃光防御!」
お約束と言わんばかりに、野良・わんこは左手で黒いゴーグルを上着のポケットから取り出して装着する。こういうのはきっと雰囲気を出すことで己を鼓舞するものなのだろう。
そして、目標への狙いを定めて――
「太いんです! 硬いんです! 暴れっぱなしなんです!! ビッグ! マグナム! シュート!!」
フレームが動き、実際に野良・わんこが引き金を引いたかのように波動砲が発射された。
●DO IT !
マルチプル・アースムーバーが波動砲によって装甲を溶かされている最中、更に上空から黒い鷹型マシンが鳥の羽を模したエネルギー状の刃を爆撃していた。
「普通のマシン『ドゥウイング』が普通に相手をしよう。折角だから、普通に音声認証で攻撃しようじゃないか……【フレイム・フェザー】!」
ドゥイット・ナウ(f04358)が基地で開発していたのは、空からの援護を目的とした支援マシンだった。普通にカッコいいその『ドゥウイング』は、マルチプル・アースムーバーが決死の反撃で【ゴメイワクヲ オカケシテオリマス】による排気マフラーから放出する環境に厳しい有害物質たっぷりの黒煙を、翼が起こす旋風で普通に吹き飛ばしていた。
「一般的な猟兵なら、反撃対策くらい普通に用意しているものさ」
●俺様ちゃん人形、参上
反撃の手を封じた絶好の攻撃チャンスに姿を見せたのは、百目鬼・明日多(f00172)。しかし彼はマシンを所有もせず、基地でも作成していなかった。
「……僕は巨大ロボを持ってないですけど、僕のアバターならパワーもスピードも負けないはず! アバターの拳で勝負に挑みます!」
青年型アバターを召喚し、攻撃指示を出そうとした百目鬼・明日多だったのだが――何故だか【パスト君の気まぐれ共闘(オレサマチャンタイム)】が勝手に発動をして青年アバターの代わりに宿敵が召喚されていたのだった。
「何しみったれた事言ってんだ! こういうのは祭りに乗れっつーの!」
百目鬼・明日多の色違いであり、角を生やしている宿敵の『パスト・フォーサイス』は高いテンションのままに言い放ったのだった。
「……え?パスト……君?……いや、協力してくれるなら嬉しいですけど……そう言われても……」
「こういう時は、こーやんだよ! 来いよ! 俺様ちゃん人形ォォォ!!!」
パスト・フォーサイスが両手を広げ、高らかに空に向かってコールをすれば、超巨大なパスト君ぬいぐるみが出てきて、彼はその胸部へと吸い込まれてゆく。
「ああ……まるで特撮番組の敵怪獣みたいに巨大化しましたね。宿敵だから、合ってはいますが……」
「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!!」
巨大なパスト君ぬいぐるみは、武器を使った怒涛の連続攻撃でマルチプル・アースムーバーの弱った装甲へ斬りつけていた。
「……あ、意外と善戦してますよ!?」
「俺様ちゃん、絶好調である!!!」
●運命の男
「合体巨大ロボかー。2m半だと物足りないからブラザーをでかくして、ビッグブラザーに……」
『ガージ、アイディアが安直すぎです』
基地施設で霧枯・デスチーム(f13845)は、2m半の自機に備えられたAI『ブラザー』と会話をしていた。改修プランに難航していた彼であったが……
「あぁん!? なら作ってやるよ巨大ガジェットをよぉ!」
そして霧枯・デスチームが【ガジェットショータイム】で行ったのは、愛機ブラザーを操縦と火器管制のコアユニット化改修。そして大口径のガトリング、バズーカ武器腕、ミサイル、グレネード、対戦車地雷などの多彩な武装とキャタピラ脚を備えた、コアユニットの3倍近く大きい巨大ウェポンコンテナ『アームドベース・シスター』の建造であった。
「運動性はいらないからガチガチのタンク型だ! 合体時は足部分にされそう! ……勿論、自爆装置はつける。後は脱出装置を……」
ブラザーとシスターをドッキングさせ、最終調整を行っていた霧枯・デスチーム。しかし、ここで他の芋煮艇のメンバーが出撃をして合体シーケンスに突入しているという報せが入る。そうなれば彼は作業を中断し、出撃せざるを得なかった。
『つけてるヒマはなさそうですので、頑張りましょう』
「オイオイオイ 死ぬわ、おいら」
●戦えぼくらの
巨大なぬいぐるみがマルチプル・アースムーバーを追いこみ、いよいよ決着の刻が迫ってきた。
「最後は合体か!それなら……アタシのカブだって!」
数宮・多喜(f03004)は愛車の『宇宙カブJD-1725』に大きめの砲門とグリップのようなパーツを追加搭載して、基地の脇の出入り口から颯爽発進する。そして、これまたいかにもな崖まで加速し、そのまま飛びながら【人機一体(チャージアップバディ・ジャンクションドライブ)】を発動して人型パワードアーマーへ変身する。
「気合入れろよ相棒…いくぜ。アタシたちは、一心同体さ!」
数宮・多喜は高出力のメーザーを放射しながら、味方の元へと駆けつけた。ここに『空中母艦とフレーム』と『ドゥウイング』と『巨大パスト君ぬいぐるみ』と『ブラザー&シスター』と『人機一体モードの宇宙カブ』が出揃った。そして、5人は合体コールを発令するのだが……
「キーワード、I・M・O・N・I、芋煮! うぉぉぉっ! やっってやるです!!」
「チェーンジ、スイッチオン!」
「レーッツ・トゥゲザー!」
「よっしゃあァァァァッ! ファイナル――」
「念力! 合体! ゴー!」
個性豊かな芋煮艇のメンバーたちは、全く息が揃うことなく各々好き放題に合体シーケンスを開始してゆく。更には、5体の合体が進行していく中に飛び込んでくる物体まで出てきたのだ。その正体は――
「合体ロボなラ、武装トして使ってモラうのが良サそうデすネ! リアライズ・オールドデイズドリーム!」
【嘗て在った夢想の残滓(リアライズ・オールドデイズドリーム)】を発動し、ミサイルポッドに変形したレトロ・ブラウン(f07843)であった。
なんて強引な合体を進行してゆく5機……改め6機の芋煮艇のマシンたち。真っ二つに割れて巨大な両脚となる『ブラザー&シスター』、フレームが変形して右腕となり手に携えられた銃型の『空中母艦』、巨大な熱線砲つきの左腕となった『人機一体モードの宇宙カブ』、両肩に装着された『ミサイルポッドの強化外骨格』、背中に翼パーツとして『ドゥウイング』、そして便宜上コアマシンとなってしまった『巨大パスト君ぬいぐるみ』。
それらが合体すると、何故かパスト君の胸には巨大なシャーマンズゴーストの顔が、パスト君の顔にはテレビの形をしたゴーグルが装着されてしまっている。「そういう機能ですか……ってパスト君も悲しそうな顔してる!?」
その様子を百目鬼・明日多が見上げると、なんとも歪な合体ロボがここに誕生したのだ!
「えーっと、名付けて『芋 煮 大 明 神』じゃないですかね?」
「もっと普通の名前はないのか」
「オ・ノーレ!!」
「なにこれ」
「ていうか、芋煮要素どこから出てきたの!?」
「さぁ!怪人を撃チ抜いてくだサい!」
『芋煮大明神』と命名されてしまった最後の合体ロボ。マルチプル・アースムーバーとの最後の死闘が、今ここに始まろうとしていたのだった――。
●決着
「きょ、今日はコレで勘弁といてやるかんな!」
「猟兵の底力、見せてやろうじゃないか」
「オーバーフロー・スターズ! ロック・オン! 背面・肩部全砲門、開きマす!」
「ブラザーキャノンもだ! いけぇっ!」
滑空した『芋煮大明神』は直立した姿勢からやや前屈みになり、曲げた両腕で頭部と胸部を覆うようなポーズを取る。そして、両肩の強化外骨格からマイクロミサイル、背中の翼から羽を模したエネルギー状の刃、両脚から大口径のガトリングとバズーカとミサイルとグレネードが一斉に連続発射されてゆく。【不可思議流星群(オーバーフロー・スターズ)】は、まるで芋煮大明神の全身から光線が飛び交う様相を呈していた。
圧倒的な弾薬の力でマルチプル・アースムーバーを攻め込むが、そこで終わる芋煮大明神ではない。
「見えた! 喰らえ!」
「ムゲンソード!!」
芋煮大明神は両腕をマルチプル・アースムーバーに向け、右腕の波動砲と左腕の熱戦砲で白と赤のビームを発射する。強力なビームに押し出され、徐々にマルチプル・アースムーバーは空高く跳んでゆき、大気圏を突きぬけてゆく。
「「「「「「まだまだーっ!」」」」」」
あたかも腕から無限に伸びる長大な剣のようなビームは、遂に月軌道まで延伸。そのまま、マルチプル・アースムーバーを月面に叩きつけたのだ。その衝撃でマルチプル・アースムーバーは爆散し、キマイラフューチャーの月にえくぼがまた1つ増えたことだった。
こうして、猟兵たちの合体ロボの活躍によって『ザ・ビルドステージ』の基地防衛に成功された。どこからともなく「ステージクリア、おめでとうございます」という音声が鳴り響き、『キョダイロボバトル』に幕が下りたのである。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2019年05月04日
宿敵
『マルチプル・アースムーバー』
を撃破!
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