#UDCアース
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●即売会にて
「新刊完売しましたー!」「最後尾はこちらでーす!」
UDCアース某所の催事場。そこでは様々な趣味を持つ人々が自主製作した作品を持ち寄り頒布する同人誌即売会……いわゆるコミケが開催されていた。それほど大規模なイベントではないが、なかなかの活気である。
「にゃににゃに?完売したにゃ?やっとかにゃ~……一瞬で完売すると思ったのに、全くみんなセンスないにゃんね」
そうぼやくのは、派手なピンクの衣装に身を包んだ少女。普段は浮いてしまいそうなこの衣装も、この場ではただの一参加者だ。
「ぼやいても仕方ないにゃ。『お片付け』して帰りますかにゃ」
そう言うと少女の手から、足から、顔から触手が伸びる。伸びた触手は会場中を暴れまわり、参加者たちに襲いかかる。
悲鳴をあげる間もなく倒れ伏す者、その場でうずくまり、成す術もなく切り伏せられる者、必死の逃走も空しく、追い詰められ、壁に叩きつけられる者、楽しい即売会の光景が一瞬にして凄惨なものに変わった。
「ふ~、とっても綺麗になりました、にゃ♪」
真っ赤に染まる催事場のむせかえるような血の臭いの中に少女はただ一人立っていた。
●グリモアベースにて
「……というのが今回予知した事件の概要よ。みんなにはこの少女を止めてほしいの」
猟兵達の前で資料片手に説明するのは、蛇のキマイラでグリモア猟兵のバジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)である。
「みんなが介入できるのは、即売会が始まってすぐ。予知した事件が起こるまでにはいくらか時間があるわね」
資料をめくりながら、バジルは続ける。
「まずみんなには予知に出た少女を探してもらうわ。歩き回って探すもよし、コスプレして潜入するもよし、サークルとして作品を頒布しつつ、情報を集めるのもいいかもね。即売会のスタッフにUDCがうまく話をつけてくれるみたいだから、いろいろやってみるといいわ」
「見つけた後は戦闘は避けられないでしょうね。でも、避難や事後処理は現場のUDCに任せて大丈夫よ」
一通り説明を終えて、バジルは猟兵達を見渡す。
「それじゃああらためて、みんなお願いするわね。でも、無理は禁物よ」
そう言ってバジルは猟兵達を見送った。
どあのぶ
これが初シナリオとなります、どあのぶと申します。
新たな年号に合わせてか、UDCも現代らしいやり方で攻めてくるようです。
各章の概要は以下の通りです。
●第一章
コミケ会場で調査をしていただきます。
現地のUDC組織のおかげで、いろいろやっても何とかなりそうです。
割と凄惨な予知ですが、あまり気にせずコミケを楽しんじゃってください。(もちろん真面目な調査も歓迎です)
●第二章
集団戦です。
後のボス戦もですが、避難や事後処理はあまり気にしなくても大丈夫です。
●第三章
黒幕とのボス戦です。
初めての依頼で至らぬ点もあるかと思いますが、どうかよろしくお願いします。
第1章 冒険
『狙われる同人誌即売会』
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POW : 目当てのサークルに並びつつ邪教徒サークルを探しだす
SPD : コスプレイヤーになって潜入し、儀式の場所や邪教徒が生贄を狙う場面を探す
WIZ : 魔力を感知し、邪神の祭具や儀式の場所を探し出す
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ジード・フラミア
メリア『コノキャラなんてドウデスカ!?人形も持ってるみたいですし』
ジード「待って待って! ……なんでコスプレしないと行けないの……しかもそのキャラ女の子でしょ……」
メリア『念には念をデスヨ!それに女の子の方が油断されやすいデショ。相手の想像を、超えるのデス!!!!!!合法的にジードに女の子の服着させられるゼ!ヒャッハー!!!!!!!!!!!!』
もう1つの人格であるメリアの謎の勢いでジードは女装コスプレしながら捜索します。
それとは別にメリアはキャラクターのぬいぐるみやドールに紛れて自分の人形を仕込んでそちらでも捜索します。
アドリブや他キャラとの絡みオーケーです。
野槌・三栄子
潜入捜査は急がば回れ…木を隠すなら森の中、と言います。
〉行動
SPD
《野良カメコ》になって潜入し、儀式の場所や邪教徒が生贄を狙う場面を探す
①カメコに紛れる
②【聞き耳】【コミュ力】で周囲の一般カメコから「予知に出た少女」の特徴を尋ねて位置を特定、把握したい
③捜索に支障でない範囲でレイヤーを【撮影】。時に別のカメコを手伝って、最高の写真が撮れる環境を整えてあげる。
…レイヤーを囲む身内カメコすら霞む圧倒的【撮影】技術とこの武器(「圧縮効果」「背景ボケ」にも対応できる高性能カメラ)で、戦場(同人誌即売会)を生き抜く…ッ!
「……なんでコスプレしないといけないの……しかもこのキャラ女の子でしょ……」
『念には念をデスヨ!それに女の子の方が油断されやすいデショ。相手の想像を、超えるのデス!!合法的にジードに女の子の服着させられるゼ!ヒャッハー!!!』
催事場の一角、コスプレエリアでそんなやりとりをしているのは、銀髪で青い瞳の少年、ジード・フラミア(人形遣いで人間遣いなスクラップビルダー・f09933)とジードのもう一つの人格で金髪の少女人形、メリアだ。
メリアの提案で人形を持った女の子のキャラのコスプレをすることになってしまったジードだが、中性的な顔立ちもあって、とても様になっている。周囲の注目を集めているのもメリアの謎の勢いのせいだけではないだろう。
「目線お願いしまーす」
「え?は、はーい……」
コスプレイヤーを撮影する人々、いわゆるカメコ達に囲まれてしまったジード、そしてその中に紛れて、野槌・三栄子(人間の探索者・f17364)も撮影に参加していた。
(潜入捜査は急がば回れ…木を隠すなら森の中、と言います。圧倒的撮影技術とこの武器で、戦場を生き抜く…ッ! )
持ち前の技術を存分に発揮し、高性能カメラを構え、被写体を最大限に引き立てる写真をとる姿はさながら即売会という名の戦場に立つ戦場カメラマンである。
「今回いつも以上に可愛い人多くないですか?ピンクの子とか」
「ああ、ネコミミの。確かに可愛かったけど……」
ジードを囲っていたカメコ達の他愛ない会話を三栄子の耳は逃さない。コミュ力を生かし、カメコ達に接触する。
「失礼、撮影場所変わってもらえますか?ちょっと別アングルから欲しくて」
「え、いいんですか?そのポジション狙ってたんですよ」
「いえ、あ、こっちで撮るなら設定変えた方がいいですね、絞りを調節して……ところで、さっき話してた子……詳しく聞かせてもらえませんか?」
「ははは、ここまで親切にされたら断れませんね、スマホでも撮ったんで……この子です」
撮影環境を整えてくれた三栄子に、カメコ仲間として快くコスプレイヤー情報を共有してくれた。
スマホに写っていたのはネコミミの先から尻尾まで全身ピンクの眼鏡っ子猫メイドであった。
「あのー……その人もしかしたら探している人かもしれないです。どこに行ったかとか分かりますか?」
ジードもおずおずと尋ねる。可愛い子の質問に答えない義理はない。
「ちょっと前までここにいたんですが……『つまんにゃい……おみゃーらむさ苦しいにゃ!』って行っちゃいました。後で同じ本を何冊も運んでるのを見たんで、どこかのサークルのコス売り子さんかなと思いましたが、どこにいるかは……」
「なるほど……親切にありがとうございます」
撮影を少し続けた後、ジードと三栄子はコスプレエリアを出た。
「予知と同じ語尾と服装、マナーのいいカメラマンさん達に対する態度……予知の子とみてよさそうです。UDCの職員にも伝えないと」
「居場所こそ分からなかったけど、黒幕にぐっと近づいたね。ジードちゃ……くんのおかげよ。ありがとう」
「そんな……ぼくは大したことは……ね、メリア……メリア?」
――コスプレエリア近くのサークル、ここでは手製のドールを頒布していた。
「ええ、やはりドールは頒布となると……一人じっと見てた人はいたんですが、話しかけても『尊い……』しか言わずに行っちゃいました」
「もしかして……ちょっと暗くて……その……」
「はい……ちょっと匂いが……」
「やっぱり。うちにも来ました。同人誌を眺めた後、全身ピンクの子に呼ばれてどこか行っちゃいました」
「そちらにも……」
「はい……あ、そうだ。ドールを買いに来たんでした。そのゴスロリの子いいですか?」
「ゴスロリ……どれですか?」
「えっ?……あれ?……」
「もう……突然いなくならないでよ……」
『フフフ、潜入捜査デスヨ。それより聞きましたカ?』
「うん……ピンクの子の仲間なのかな……」
「謎が謎を呼ぶってやつね……」
新しい謎は出てきたが、黒幕に着実に近づいている。少女を見つけ出し、事件を防ぐため、二人と一人は調査を続けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
城田・紗希
ウィザードミサイルの後みたいに、魔力を吸い込む感じで探せばいいの?
……あ、この猫フェルト可愛い。
……あ、このレシピ面白そう。
(あっちこっちにフラフラ)
魔力を感じた場合は「壁から2列目の角から東」みたいに、場所と方角からアタリをつけておく
(交点が複数か確認と、まっすぐ向かって疑われるのを回避)
見つからないときは「見つからない…けど、なに探してたっけ?」って、一回戻って戦利品(グッズや本)を置いておく
黒木・摩那
【WIZ】
これだけ人がたくさんいると探すのも大変です。
人多すぎ!
特徴としては全身ピンクですから、まずはそこから探してみます。
スマートグラスに「全身ピンク」「メイド」をワードに
周辺を探査しながら歩き回ります【情報収集】。
おそらくはたくさんヒットするので、選別は【第六感】で。
それらしい人物を特定できたら、UC【影の追跡者の召喚】で尾行します。
どんなジャンルの本に興味があるのか、ついでに確認しときます。
「……このあたりにはいないようです、移動しましょう」
「そう?あの人とかそれっぽいけど」
「確かにピンクのメイドっぽい服ですが、スマートグラスに入れたデータとの一致率が低いですし、何より私の第六感が違うと言っています」
催事場を歩き回りながら、少女を捜索しているのは城田・紗希(人間の探索者・f01927)と黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)である。
「キーワードだけじゃなく、三栄子さんたちが手に入れた画像のデータも入れてますが、これだけ人がたくさんいるとそれっぽい服を来ている人も多くて探すのも大変です。人多すぎ!」
摩那はスマートグラスを駆使して捜査をしていたが、人が多いこともあり、いまいち決定的な情報をつかめずにいた。
「確かに、これだけ多いと地道に探す時間はないかも。ちょっと魔力の探知も試してみる。ウィザード・ミサイルの要領で……」
そう言って紗希は辺りを見渡す。
「……あっ!」
「何か見つけましたか?」
「あの猫フェルトかわ……魔力を感じます」
そう言うとフラフラと吸い込まれるように歩いていってしまった。
「……確かに地道に探している暇はなさそうですね」
少し呆れ気味につぶやき、摩那は影の追跡者(シャドウチェイサー)を召喚する。
「相手を一度見つけてからの方がよかったかもしれませんが……」
対象に関する情報は揃っていたが、相手を直接見ていないからか、追跡者はフラフラと吸い込まれるように……
「……紗希さんと動きシンクロしてません?」
「いらっしゃいませ」
「えっと、この猫のフェルトとそれから……」
二人がたどり着いたのはファンシーな手作りグッズを扱うサークルであった。何か怪しいものはないか、他に目ぼしいグッズはないかとサークルのスペースを見渡す。すると、机の上に一冊、可愛らしいグッズを扱うサークルの雰囲気には相応しくない毒々しい本があった。二人の目線がその本にいったのに気づいたのか、サークルの売り子がその本をそっと隠した。
「すいません、今の本は何ですか?」
「ああ……挨拶に来た人に貰ったんです。そのまま置きっぱなしだったんですが、その……いわゆる18禁だったんで……」
嘘は言っていないようだし、とっさに隠したのにも納得がいく理由だった。だが……
「摩那さん、あれおそらく異本の類だよ」
魔力の探知を続けていた紗希がそっと耳打ちする。
「その本、誰から貰ったんですか?あ、回収しなきゃいけなくなった本があるって噂だったんで」
「全身ピンクのメイド服を着たレイヤーさんです、SNSのフォロワーだと言ってましたが……正直顔を知っているフォロワーさんの方が少ないんで心当たりがなくて……」
二人は顔を見合わせた。例の少女で間違いないだろう。
となるとより調査が必要だ。少女と異本について詳しく知らなければならない。摩那は尋ねた。
「その……それはどんなジャンルの本なんですか?」
「表紙しか見てないですけど、タイトルは『Cutie Tentacle~触手天国~』です」
「ああ、やっぱりHな……」
「いえ、R-18ですが、Gです」
「……紗希さん、回収はUDC職員にお願いしましょう」
「向こうに感づかれるかもしれないし、私達18歳未満だからね。あ、でもあのサークルだけ行ってもいいかな?」
「?そこにも異本が?」
「いや、面白そうなレシピがあったから」
――一通り催事場を回った二人はマップ(と戦利品)を広げ、情報を整理する。
「魔力を感じたのは壁から3列目のここからここまでと4列目一帯だね。それっぽい本もいくつか確認できたよ」
「影の追跡者の経路とも一致します。例の少女が通ったルートとみて間違いないでしょう」
「となると、怪しいのは影の追跡者も向かったこの辺りと本を配り始めたであろうこの辺り」
「ええ、すぐに向かいましょう。まずはこちらから」
調査結果から割り出した怪しげな場所に向かう二人。黒幕はもうすぐそこだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
星群・ヒカル
【SPD】
ここが即売会っていうやつか、初めて来たぞ。
さて、お目当てのピンクの子を探さないとなッ!
普通に客として行っても面白くないだろうから、ネットで見つけて気に入ったコスプレっぽい服を着て来たんだ。
大正書生風……袴に詰襟シャツ姿。和服は初めて着るが、なんとなーく普段のおれらしさもあっていいんじゃないか?
(なんでも似合っちゃうよなおれ、とドヤ顔)
会場を歩き回りながら敵を探すぞ。
『視力・第六感』を活用し、『コミュ力・存在感』で同じコスプレイヤーから話を聞いていこう。
何か秘匿されたものがありそうならば、『超宇宙望遠鏡・析光形態』で両目を『星の目』に変え、真実が見抜けないか確認しようッ。
※アドリブ歓迎
「ここが即売会ってやつか、初めて来たぞ」
袴に詰襟シャツ姿、大正書生風のコスプレをして、催事場を歩き回り調査をするのは星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)である。
(何でも似合っちゃうよな、俺)
と、一人ドヤ顔をするヒカル。普段から超宇宙番長を名乗っていることもあり、溌剌な性格も相まって、実際学生服はとても似合っている。
「さて、お目当てのピンクの子を探さないとなッ!」
あらためて気合いを入れ、参加者達に聞き込みを開始する。
「ピンクのメイド服の人?少し前に向こうの列で見ましたよ」
「向こうに歩いていきました」
「ついさっき、この本を置いていったよ」
「はい、あそこのサークルスペースです」
存在感やコミュ力を生かした聞き込みとこれまでの他の猟兵たちの情報により、確実に黒幕を追い詰めていく。
「配られた分の異本は回収できそうか。じゃあ残りはこっちでやる……中身見なきゃ大丈夫そうだし。本格的に避難誘導を始めてくれ」
UDC職員と連絡をすると、ヒカルはあるサークルスペースの前に立った。
そこにはサークル主とおぼしき男性が一人座っているだけだった。
「ピンクのメイド服の女の子を知らないか?」
「……知りません」
目的の少女は目の前にこそいないが、ヒカルの第六感とこれまでの調査で得た確信は揺らぐことはない。ヒカルは超宇宙望遠鏡・析光形態を発動させる。真実を導く『星の目』を得たヒカルが見据えたのはスペースの奥にあった大きな段ボールだ。
「そこだな」
「待ってくれ!バレたら殺され……」
直後、段ボールから触手がヒカル達目掛けて飛んでくる。とっさに男性を庇い飛び退いたヒカルの前に現れたのは、触手の先から尻尾の先まで全身ピンクのネコミミ眼鏡っ娘メイドである。
「ルナに内緒でこそこそ嗅ぎ回るなんて、悪いネズミたちだにゃ、おかげでギリギリまで気づかなかったにゃ」
慌てて逃げ出すサークル主には目もくれず、ルナと名乗る少女は続ける。
「計画を邪魔する悪いネズミは退治してやるにゃ♪」
「こそこそ隠れてた袋のネズミに言われたくないな!退治されるのはお前のほうだぜ!」
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『発酵少女』
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POW : 呪縛の藁人形納豆
【藁人形】から【粘性の高い納豆のような物体】を放ち、【猛烈な悪臭と粘り】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD : 強酸性乳酸液
【口から吐き出した白色の溶解液】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を侵食し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : 名伏し難き缶詰の開放
【頭の缶詰を開放することで冒涜的な臭気】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
イラスト:しらゆき
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
突然の敵襲に催事場は騒然となるも、あらかじめUDCが手を回していたこともあり、参加者達の避難は速やかに行われた。
調査の末場所を割り出した者、騒ぎを聞きつけた者、猟兵達が続々と少女の元に集う。
「おやおや、ルナのためにこんなに集まってくれたにゃんね、怖い怖い♪」
余裕綽々といった様子の少女はにこやかに続ける。
「ま、ルナもぼっちでコミケに行くような寂しい奴じゃないにゃ。おみゃーら、ルナの代わりにこいつらのお相手してあげるにゃ」
すると避難の流れに逆らうように催事場中から強烈な臭気と共に少女達が集まってくる。
手には『戦利品』を、顔には既に一戦終えてきたかのような微笑みを携えて……
野槌・三栄子
あ、アイツら…ッ 自分の本だけは確保して暴れてるんですけど!
二重の意味で腐ってやがる……ッ!
〉行動
①マスクで匂いに対抗【毒耐性】
たかが匂いでも嗅神経と記憶を司る海馬の神経細胞は繋がっているから、嗅げば気を失う!
②SPD対抗
【ダッシュ】【フェイント】【見切り】で避けて移動
③強酸性乳酸液
白い液体の陣地に立つ個体に【衝撃波】を放つ、もしくは白い陣地を弾き飛ばそうと目論む
貴方達がその手に抱く成果物(同人誌)まで汁で臭くしたら許しませんからぁッ‼︎
星群・ヒカル
それは所謂その、あの、男同士のアレだな?(目逸らし)
ってこいつらコミケをめっちゃエンジョイしてるじゃねーか!
幸せなままお引き取り願いたいところだが……そうはいかないようだな?
幸いコミケの机や段ボールがそのままだ
『地形の利用』させてもらうぞッ
障害物で回避すれば溶解液の直撃は避けられるはずだ
だが強化された状態で迫られても困る
……そうだ、そのパワーを利用させてもらおう!
『存在感・パフォーマンス』で書生コスプレをアピールし
おれみたいな男は、その、どういう男と組むのがいいか聞いてみよう
きっと意見が割れるはず
喧嘩してる奴らを超宇宙・真眼光波動でまとめて消しとばすぞ!
い、嫌な争いだった……!(げんなり)
「お前たちが持ってるのは所謂その、あの、男同士のアレだな?」
そう呟き、発酵少女とその持っている本から目を逸らすヒカル……
「ってこいつらコミケをめっちゃエンジョイしてるじゃねーか!」
「あ、アイツら……ッ 自分の本だけは確保して暴れてるんですけど!二重の意味で腐ってやがる……ッ!」
「幸せなままお引き取り願いたいところだが……そうはいかないようだな?」
手に持った戦利品に気付き、思わず声をあげるヒカルとそれに呼応するかのように怒りを露わにする三栄子。お互い士気は十分のようだ。
「つら……はく……」
少女の一人がぼそりと呟き、白色の液体を口から勢いよく吐き出す。それに続いて他の少女達も次々に液体を飛ばす。
「危ない、こっちだ!」
ヒカルのとっさの判断により、近くにあった段ボールの山を利用して回避する。直撃は避けられたものも、少し液体がかかっただけで段ボールがジュっと音を立てて溶けてしまった。
「うわ……このまま迫られるとまずいな……隠れ続けても片っ端から溶かされる……」
「そうだね……そのうちこの匂いも耐えられなくなりそうだし」
溶解液を放った場所の上に立つことで自らの戦闘力が強化されるため、じりじりと猟兵達に近づいていく少女達。無論、近づくたびにその匂いは増す。
「ヒカルくん、とりあえずマスクを。匂いだけでも嗅神経と記憶を司る海馬の神経細胞は繋がっているから、気を失うこともあるから」
「えっ、あ、ありがとう……でも一旦このままで」
「えっ、大丈夫なの?」
「いや……正直俺もキツイけど……ちょっと考えがあるんだ、とりあえず俺が引き付けるから、三栄子さんは後からお願い!」
「えっ、ちょっと!」
そう言うとカケルは攻撃が止んだ隙を突き、書生コスプレをはためかせ、少女達の前に飛び出した。
「お前達に聞きたいことがある!その……俺みたいな男は、その、どういう男と組むのがいいんだ?」
その存在感を存分に発揮し、書生コスプレをアピールしながら少女達に恥ずかし気に問いかける。ヒカルの身を切ったパフォーマンスに目を奪われあっけにとられる少女達、一瞬の間の後に一人が答える。
「大正の番長タイプ……マジメ系……尊い……」
「病弱……尊い……」
「ワイルド系とか……尊い……」
後に続いて次々に答える少女達、だが誰一人として意見が一致しない。解釈違いにより、少女達の間に今にも仲間割れに発展しそうな微妙な空気が流れる。
「ありがとう、ヒカルくん!」
その隙を逃さず、匂い対策のマスクを装備した三栄子がダッシュで素早く接近、少女達のとっさの反撃を見切りながら衝撃波で液体の陣地ごと次々と吹き飛ばしていく。
「しんど……はく……」
「貴方達……」
三栄子は攻撃体制に入った少女を睨みつける。
「その手に抱く成果物まで汁で臭くしたら許しませんからぁッ!!」
そう叫んで怒りのままに少女をぶっ飛ばす。ついでに少女から同人誌も没収だ。
「OK!三栄子さん、一旦下がってくれ!……その目に焼き付けろ。これが……超宇宙番長の輝きだッ!」
そう叫び、ヒカルは超宇宙・真眼光波動を放つ。ヒカルの星写す魔眼から放たれた強力な魔力光波動が周囲の少女達を一瞬で大量に薙ぎ払っていく。
「ヒカルくん、ナイス!いい感じだよ!」
すかさず三栄子は、少女達に追撃しつつ、同人誌を避難させていく。
「それ、かえして……」
「ぜったいワイルド系……尊い……」
よろめきながらも執念深く立ち上がる少女達。だが、その数もだいぶ少なくなった。
「い、嫌な争いだ……!」
いろいろ癖の強い相手にげんなりしつつも、猟兵達は少女達と戦闘を続けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
城田・紗希
取り巻きを病院送りにして、一人ぼっちにしてあげる!(猫じゃらしを突き出すようにビシッと)
……(カバンごそごそ)えっと、ここは猫毛フェルト、こっちは猫を模したフェルトで…こっちはモバイルバッテリー…。…ここに入れるかぁ
……取り巻きを病院送りにしてあげる!(何事もなかったかのようにキメ顔でビシッと宣言)
攻撃はウィザードミサイル、範囲攻撃と誘導弾を乗せて!(メニューみたいに言った)
まずは頭の缶を撃ち飛ばして開封できなくしたいけど……過火力で穴が開くなら、ヘッドショットで無力化かなぁ。
あと、臭いが高温で無臭化とか、上昇気流でそれたらいいなぁ(いつの間にか装備した雨合羽で、服に臭いが染み付かないよう対応
黒木・摩那
なに? この臭い……臭いってものじゃないわ。
もっと嫌な、この根源にかかわるような臭いは……
納豆!!!!
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!
こっち来ないで! 近寄らないで!
それでも来るならば。
汚物は消毒ね(据わった目)。
UC【トリニティ・エンハンス】でヨーヨー『コメット』に火の魔力を
付与して攻撃力をUPします【属性攻撃】【破魔】。
あとはヨーヨーで距離を採って、発酵少女達を攻撃します。
戦利品諸共燃えてください。
防御は【第六感】と、【念動力】による軌道曲げで対応します。
ジード・フラミア
メリア『オオット、ドールサークルで話題になってた娘デスネ。これが世に言う腐女子デスカ』
ジード「でも……ちょっと……いや、かなり匂うね、比喩じゃなくてほんとに… 衣装とかに移りそう…」
メリア『人が集まる場所デハ体をキレイにしてから来るのがマナーデスヨー!ワタシが洗ってあげマショウ!』
【変化する人形】を使ってメリアのボディにシャワーベッドとブラシを取り付けます。
発酵少女達を洗っての臭い匂いや粘液・菌をシャワーで流しマスヨ!
「取り巻きを病院送りにして、一人ぼっちにしてあげる!」
何故か持っていたねこじゃらしをピンクの少女に突きつけながら宣言する紗希。ちなみに少女は安全圏から戦いを眺めている。隙を見て逃げ出そうとしているようだが、猟兵達が目を光らせていて難しいようだ。
「えっと、ここは猫毛フェルト、こっちは猫を模したフェルトで……こっちはモバイルバッテリー……ここに入れるかぁ……取り巻きを病院送りにしてあげる!」
戦利品を詰めたバッグに猫じゃらしをしまおうとしながら何故かもう一度宣言する紗希。
『オオット、ドールサークルで話題になってた娘デスネ。これが世に言う腐女子デスカ』
「でも……ちょっと……いや、かなり匂うね、比喩じゃなくてほんとに……衣装とかに移りそう……」
「ていうかなに? この匂い……臭いってものじゃないわ」
そんな紗希をよそに発酵少女のちょっとどころじゃない強烈な匂いについて話す摩那、ジード、メリア。
「むり……はく……」
相変わらず少女達は溶解液を吐き出してる。自身の強化を重視してか、当たれば儲けものといった感じででたらめにまき散らしているようだ。
「匂い……そうだ!メリア!これを使って!」
『オーケー!イキマスヨ!』
変化する人形を使って召喚したシャワーベッドとブラシを素早く慣れた手つきでメリアに取り付ける。メリアは溶解液の雨を掻い潜り、ついでに床の溶解液も洗い流しつつ、少女に近づく。
『人が集まる場所デハ体をキレイにしてから来るのがマナーデスヨー!ワタシが洗ってあげマショウ!』
少女の背後を取り、素早くシャワーを浴びせ、ブラッシングをする。とっさの出来事に反応できない少女。我に返って反撃しようとしたときには、次の少女に移っていた。
「ありがとう、メリア。だいぶましになったみたいだよ」
『ソウデスネ、ジード。このままサポートに徹してトドメはミナサンにお願いシマショウ』
そうしてメリアは次々に腐った少女達をそれなりに清潔感のある少女にイメチェンさせていった。
「匂いはだいぶましになりましたが、なに?もっと嫌な、この根源にかかわるような臭いは……」
そう呟く摩那に怒ったのかは分からないが、少女のひとりがおもむろに藁人形を開き、そこから何か茶色く粘つく豆粒状のものを次々に飛ばす。
「これは……納豆!!!」
納豆嫌いの摩那は、すぐにその正体を察する。
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!」
食べるのもダメなのに体に浴びせられるなんて耐えられないとばかりに納豆のような物体を、第六感と念動力による軌道曲げで必死に逸らす。だが、効果的と判断されてしまったのか、少女達が集まり、納豆のような物体を飛ばしながらじりじりと近づいてくる。
「こっち来ないで!近寄らないで!」
摩那の懇願も意に介さず、じりじりとにじり寄る少女達。やがて摩那の中で何かが吹っ切れた。
「もういい。それでも来るならば」
据わった目で少女達を睨む摩那。トリニティ・エンハンスによってヨーヨー『コメット』に炎の魔力を付与し、攻撃力を上げる。
「汚物は消毒ね」
摩那の覚悟に気付く間もなく、少女にヨーヨーが直撃する。そのまま巧みにヨーヨーを操り、納豆のような物体を掻い潜り、軌道を曲げ、弾き、焼き尽くし、少女達を次々薙ぎ払っていく。
「戦利品抱えたままだったら共々焼き尽くすのもやむなしでした、よかったです」
摩那は据わった目で淡々と処理していくように敵をなぎ倒していった。
「やば……」
そんな様子の摩那を恐れたのか、少女の一人が頭の缶詰に手をかけて開けようとする。その刹那、少女のおでこに炎の魔法の矢が直撃する。
「頭の缶を直接撃ち飛ばしてして開封できなくさせたいけど、それだと穴が開きそうだね」
そう言って、いつの間にか匂い対策の雨合羽を着ていた紗希が大量のウィザード・ミサイルを展開する。その数150本。
「思い通りにはさせないよっと」
150本のウィザード・ミサイル一本一本を巧みに誘導し、的確にヘッドショットを決め、少女達を次々沈めていく。
「このまま匂いが高温で無臭化とか、上昇気流でそれたらいいなぁ」
どこか呑気な雰囲気で呟きながらも紗希は攻撃の手を緩めなかった。
「むり……」
「つら……」
「やば……」
トリニティ・エンハンスとウィザード・ミサイルの炎により次々焼かれていく少女達、焼き尽くされて消えると同時に匂いも消えていく。
やがてすべての発酵少女が消え去り、催事場に立っているのは数人の猟兵達とピンクのメイド少女だけとなった。
「さあ、いよいよあなた一人ぼっちだね!」
ビシッとピンク少女を指差し、啖呵を切る紗希。
「ええ、あなたは絶対に倒します」
まだ少し据わった目で少女を睨む摩那。
『黒幕のアナタを倒して、一件落着とイキマショウ』
「うん、あと一息、頑張ろう」
シャワーとブラシで消火とついでに清掃をしながら話すメリアと改めて気合を入れなおすジード。
連携により猟兵達はついに黒幕を追い詰めた。事件解決まではもう少しだ。
大成功
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第3章 ボス戦
『桃の混沌凶団幹部『ルナ』』
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POW : 『ルナちゃんにもっと悲鳴を聞かせてほしいにゃ♡』
自身が装備する【貫いた者に恐怖の感情を与える触手槍】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD : 『にゃふふー♡ケモノを怒らせると怖いのにゃ♡』
【顔面が触手塊と化したぶよぶよした怪物】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ : 『ばーん♡ あなたのハートを狙い撃ちにゃ♡』
【指鉄砲】を向けた対象に、【対象の体内から突き出す悍ましき触手槍】でダメージを与える。命中率が高い。
イラスト:くずもちルー
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「星群・ヒカル」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「全く……役に立たない奴らだにゃ」
「臭いし、趣味悪いし、何より地味でカワイクなかったのに、あっさりやられてしまうなんて、ほんと、どうしようもないにゃ」
仮にも配下だった少女達を散々にけなしながら、ルナが猟兵達に近づく。
「仕方にゃーから、ルナちゃん自らがおみゃーたちをぐちゃぐちゃしてやるにゃ。せめてカワイク泣き喚いてほしいにゃ♪」
そう笑顔で言い放つと、全身からおぞましい触手を伸ばし、猟兵達に差し向けた。
野槌・三栄子
所詮彼女は我々と同じ穴のムジナ……例え同族嫌悪でも、ネットではなく直に喧嘩を売る根性…敬意を示すッ(キリッと)
ーーそれは置いといて、どうやって倒せるかな(ケロッと)
柔よく剛を制すはず…
〉行動
①移動は【フェイント】【スライディング】
②敵からの物理攻撃には【見切り】【逃げ足】で避けることを心がける
③SPD【摩擦を消じる】
敵の立つ陣地を認識したら口頭でその場所を指定、摩擦抵抗を極限に減らして転ばせることを目論む
④転んだところで【衝撃波】を放つ
星群・ヒカル
てめーは一体何者なんだ?
……混沌凶団(カラーギャング)?聞いたことないぞ。
だがギャングっていうからには、この超宇宙番長がシメないわけにはいかないな。覚悟しろピンク女!
周囲にはまだ障害物は多い
敵は変身しても、物を沢山なぎ倒さないと進めないはずだ
『超宇宙・武勇星舞台』で身体能力を上げて
『地形の利用』で障害物を身軽に避けて接敵しよう
攻撃は『逃げ足』で回避だ
敵の行動を『視力・第六感』で観察
最大効率で攻撃を叩きこめる敵の弱点を見抜いていこう
ふふふ、『星の目』のおかげでてめーの行動はよく『視える』んだよなぁ!
弱点に渾身の拳を叩きこむぞ!
(しかしこいつ……『星の目』のことを知ってたのか?)
※アドリブ連携歓迎
城田・紗希
触手って……大丈夫?編集で戦闘シーンがばっさりカットされない?
(心配の方向性がずれて、隠しカメラを探す)
うーん、カメラはないからカットはされない、はず…?
カットされなくても近付きたくはないから、絶望の福音で回避に専念する……。
とはいえ、ずっと回避しても決着つかないし、テーブルとかダンボールとか、回収した異本?とか、投げつけて隙きを作る……(フック付きワイヤー構えつつ)
隙きができたら、太刀で切りつけ…られるかなぁ、無理なら投擲でのダメージに専念する……。
ジード・フラミア
ジード(なんで、そんなに手伝ってくれた人を酷く言えるんだろう……?)
メリア『手伝った他人を労ワズ感謝セズ、タダ罵る……そういうヤツが1番カワイイから遠く醜いヤツデスネェ…… ワタシ達は違いマス!感謝の気持ちをキチンと伝えますし、何よりほんとに可愛いのデス!!サァ、みんな手伝ってクダサイ!!』
『人形のおもちゃ箱』を使用
設営された机や同人グッズを借りて人形を沢山作り出します。 メリアはその人形達の指揮、ジードは武器を造り出し、人形達を強化して、一緒に攻撃しに行きます。
黒木・摩那
まったくひどい目にあいました。
これもそれもすべてあなたのせいですね!
絶対に許しません!
桃色のメイド服、派手すぎでしょう。
メイド服といえば基本の黒ですよ。
UC【墨花破蕾】で床を蟻の群れに変換して、襲わせます。
いい悲鳴を聞かせてね。
引き続きヨーヨーで攻撃。
『コメット』の打撃に『ミストラル』の斬撃も加えて乱れ撃ちです。
防御は【第六感】と、【念動力】で対応します。
(なんで、そんなに手伝ってくれた人を酷く言えるんだろう……?)
疑念と怒りといった様々な感情を胸に抱き、ジードがルナに対峙する。
『手伝った他人を労ワズ感謝セズ、タダ罵る……そういうヤツが1番カワイイから遠く醜いヤツデスネェ……』
「……は?」
そんなジードの思いを代弁するかの如く、ルナに啖呵を切るメリア。
『ワタシ達は違いマス!感謝の気持ちをキチンと伝えますし、何よりほんとに可愛いのデス!!』
「生意気な口をきく奴にゃ。ま、ルナの足元に及ぶか及ばないかくらいにはカワイイと認めてやるにゃ」
メリアの口撃にふてぶてしく返すも、自身を否定され、怒りを隠せない様子のルナ。最初のターゲットと決めたのか、メリアに指鉄砲を向ける。
「まずはおみゃーからカワイクしてやるにゃ!バラバラのぐちゃぐちゃに……」
『サァ!新しい人形達よ ワタシ達と遊びマショウ!!』
メリアがそう叫ぶや否や、ルナの体に衝撃が走る。周囲を見渡すと、メリアの『人形のおもちゃ箱』により、催事場に残った様々な同人グッズや机が人形となってルナを取り囲んでいた。人形たちはそれぞれジードが即興で用意した武器を装備している。
「なんにゃ、カワイクない奴らだにゃ……おみゃーら、みんなどきやがれにゃ!」
メリアが指揮する大量の人形たちに攻撃され、なかなか身動きが取れない様子のルナ。なんとか離脱し、猟兵達に近づこうとするが……
「敵の足元の床、敵から半径1mくらい」
「うにゃあああっ!?」
足を一歩踏み出した途端、突然派手に転んでしまう。慌てて立ち上がろうとするも、滑って上手く立ち上がれない。
「わたしのユーベルコードで、ちょっと滑りやすくさせてもらいました」
『摩擦を消じる』を発動させた三栄子が言う。
「こう言ってはなんですが、所詮貴女は我々と同じ穴のムジナ……例え同族嫌悪でも、ネットではなく直に喧嘩を売る根性……敬意を示すッ!」
「お、おみゃーらと一緒にするにゃ……」
どこか相手に共感できるところがあったのか、三栄子なりの敬意を示す。もっともこの床に這いつくばった状況ではルナにとって屈辱以外の何物でもない。
「……それは置いといて、これからどうやって倒せるかな」
「私にやらせてください」
攻め手を考えていた三栄子に摩那が応える。
「三栄子さんはああ言いましたが……私がひどい目にあったのはこれもそれもすべてあなたのせいですね!私は絶対に許しません!」
少々八つ当たり気味なところもある気がするが、ルナに怒りと恨みをまっすぐにぶつける。
「地に潜みし精霊よ。物に宿りて我に従え。姿さずけよ」
今だ床から立ち上がれないルナを見ながら、ユーベルコード、『墨花破蕾』の詠唱をする摩那。
「桃色のメイド服、派手すぎでしょう。メイド服といえば基本の黒ですよ」
「は?このピンクのカワイさが分からないとは、センスないにゃ……ん?」
摩那が詠唱を終えると、白かった床が徐々に黒く、蠢き始める。その蠢きは徐々にルナに近づいていき……
「いい悲鳴を聞かせてね」
「う、うにゃああああああああああああああ!!」
床が蟻の群れに変化し、倒れていたルナに集る。蟻の群れはルナの顔から尻尾の先まで、全身を噛みつきまわる。
「おみゃーら……よくも……ヨクモオオオオオオオ!!」
ルナが猟兵達を噛まれ跡だらけの顔で睨みつける。やがてその顔面が徐々に歪み、触手の塊へと変貌する。
「ニャアアアアアア!ブッ壊シテヤル!」
理性を失い、おぼつかない足元によろめきながらも、攻撃を跳ね除け、真っすぐにこちらに向かってくる。
「触手って……大丈夫?編集で戦闘シーンがばっさりカットされない?」
次にルナの攻撃の矛先にが向けられたのは紗希であった。大きく変貌したルナの姿を見ても、とことんマイペースである。攻撃に気付いているだろうに、何故か辺りを見渡している。
「うーん、カメラはないからカットはされない、はず…?」
どうやら誰かが撮影していたと思っていたらしい。なぜそう思っていたのかは彼女のみぞ知る。
「うん、カットされなくても近付きたくはない……」
『絶望の福音』によって、回避能力を上げている紗希。どこか呑気なことを言いながらも、的確に相手の攻撃を見切っていく。
「とはいえ、ずっと回避しても決着つかないから……」
そう言うと紗希はフック付きワイヤーを取り出し、振り回す。そして近くの積んであった段ボールに引っ掛け、そのまま引っ張る。すると、段ボールが崩れ、中から同人誌が溢れ、ルナの頭上に降り注いだ。
「……!」
ダメージこそ大したことは無かったが、不意の攻撃に一瞬怯んでしまう。
「やっぱり、カットした方がいいよね」
そう言うと紗希は触手を一刀のもとに両断した。
「ニャアア……!」
とっさに飛びのき、ひとまず距離を取ろうとするルナ。その先で待ち受けていたのはヒカルであった。
「おい、てめーは一体何者なんだ?」
「フシュウウウウ……!?ホシノ……メ?」
ヒカルの問いかけにルナの動きが止まる。そして触手塊に変化していた顔も歪ながら人の顔の形に戻る。
「ニャ、にゃはははは、どうりで……あっさり見つかったと思ってたにゃ。いいにゃ、教えてやるにゃ。ルナは混沌凶団のルナにゃ」
「……混沌凶団?聞いたことないぞ」
「ふーん、知らなくていいにゃ。どうせルナがカワイクブッ壊シテヤルカラニャア!」
唐突に人の顔に戻ったかと思いきや、またすぐに触手塊に戻り、ヒカルに襲い掛かるルナ。
「……知らないが、ギャングっていうからには、この超宇宙番長がシメないわけにはいかないな。覚悟しろピンク女!姿を見せろ、ガントバス!」
これ以上の進展はないだろうと判断し、『超宇宙・武勇星舞台』を発動し、足元に望遠鏡ガントバスが創造した戦士の影を召喚し、自身を操らせ、戦闘力を向上させる。
「貴様ダケデモブッ壊スニャアアアア!」
触手を振り回し、真っすぐ突っ込んでくるルナ。ヒカルはルナの攻撃を机などの地形を利用しながら、立体的に回避する。
「ふふふ、ここから先の超宇宙番長は、一味違うぜぇーッ!」
「ウウウウ……ウルサイ!」
攻撃をあしらわれ、怒り狂うルナ。何とかしとめようと真っすぐヒカルに向かっていったそのとき……
「あ、そこも滑りやすくなってます」
「!?」
三栄子によって摩擦を減らされた床で再び転倒してしまう。
「柔よく剛を制す……力任せだけでは駄目ですね」
三栄子は倒れているルナに渾身の衝撃波を放つと、ルナの体はあえなく吹き飛ばされる。
「よし、行くよ!メリア!」
『エエ、サァ、みんな手伝ってクダサイ!!』
すかさずメリアが人形たちに号令をかけ、ルナを追い込む。
『今デス!ジード!』
「うん!たああああっ!」
人形たちがルナを抑えているチャンスを見逃さず、ジードが自作の武器で渾身の一撃を叩き込む。
「ア、ア、ニャアアアアアアアア!」
もはや身動きを取るのも難しくなったルナは最後の悪あがきとばかりに触手を滅茶苦茶に振り回す。
「はい、カットだね」
「許さない、と言ったはずです」
だがその触手も、紗希の太刀、紅時雨と摩那のヨーヨー、ミストラルに捌かれてしまう。さらに摩那のもう一つのヨーヨー、コメットが触手をすり抜け、体に打撃を叩き込む。
「ガ……ハ……」
満身創痍で立つことすらままならないルナ。やがてその目がヒカルを捉える。
「ニ、アア……ニャアアア!!」
執念なのか、意地なのか、攻撃を振り払い、もはや動けないはずの体で突っ込んでくる。
(視える!)
星の目の力により、ルナの行動を完璧に見切るヒカル。
「これで終わりだあああ!」
ヒカルの拳が少女に叩き込まれた。
『エ!?明日も即売会ヤルンデスカ!?』
「うん、元々そういう予定だったらしいし、なんか日常を維持するのが仕事だとかなんとかで」
「UDCの職員さんも大変ですね……」
事後処理を手伝いながら、他愛のない会話をする猟兵達。
「明日もあの猫の人形あるかな?」
『フフフ、明日はジードに何着セマショウ……』
「せめて男の子のキャラにしてね……」
「ヒカルさんは?明日どうします?」
「そうだな、せっかくだし、調査なしで目一杯楽しんでみようかな」
そして事後処理も終わり、各々帰路につく。
「じゃあ、皆!また明日な!」
即売会は家に帰るまで。猟兵達の活躍により、今日は皆無事に家に帰ることができそうだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2019年05月18日
宿敵
『桃の混沌凶団幹部『ルナ』』
を撃破!
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