全ては愛のために!?~ブライダル💐プロレス~
#ヒーローズアース
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●マリッジブルーとか言ってる場合じゃない!
「皆様、集まってくださってありがとうございます」
朱鳳・智優利(異世界転生したら邪教の教祖兼変身ヒロインにされた件・f01245)は白き教祖の服を身にまとい、集まった猟兵たちに一礼する。
「本日皆様をお呼びしたのは、ヒーローズアースでまた、事件が起きているからなのです」
智優利は猟兵たちに1枚のビラを配る。そこには『スーパーブライダル・プラン承ります。V-LAN本舗』と書いてあった。
「これは、まあ、見ればわかると思うのですが、ヴィラン。ああ、オブリビオンではなく一般人の方ですわね。それによって行われている奇抜なウェディングプランなのです。まあ、この名前で引っかかる方も引っかかる方なのですが……」
ヴィランの経営するウェディングプラン事件というのがヒーローズアースで現在起こっている。なんでも、このヴィランたちは結婚という当たり前の幸せを当たり前とする文化に反逆する若者たちのグループで結成されており、格安結婚プランと称して当日一方を攫ってぐへへふへへといったことを行うという何とも恐ろしい犯罪を繰り返しているのだ。その内容も様々で、目の前で新郎ひん剥いて辱めて酷いことをしたり、新婦をあろうことか傷物にしたりと様々らしい。しかもそれを『全ては真実の愛のために!』などと言って行うのだそうだ。
「いま、このブライダルプランが行われている街にはヒーローがいません。春になり、結婚式も増えてくる季節。このままもし6月なんかになったりしたら……その被害は一気に増える可能性もあります。おおもとはこの『V-LAN本舗』を名乗っていますが、このヴィランたち、子会社やあっせん会社まで作って割と本格的に不幸なる結婚式を行っているのです。会場にたどり着いても、まだ何やら仕掛けてくるかもしれませんが、この事件の被害者を少しでも減らすため、私が予知で見たリストをもとに、花嫁、または花婿を会場まであなたたちの手で連れていき、そして襲い来るヴィランたちを殺さずに撃退して、事件を解決してくれないでしょうか? こちらが派手に動けば、親玉も動くはずです」
智優利は手に持ったブーケに祈りを捧げそのグリモアで背後、アロマガーデンの温室の扉にヒーローズアース、ブライダルプランはびこる街へ道を開く。
「あくまでも下っ端は一般人。これからヒーローになる可能性も秘めた者たちです。再度お願いしますが、矢無負えず闘う場合は生かして倒していただくようお願いいたします……それでは、皆様、協力いただけるならどうぞお進みください」
智優利は粛々と猟兵たちに頭を下げた。
ピンク☆フラッシュ
●ギャグアスです!
ギャグです! 心情が篤ければ、結婚に対する思いがあればシリアスにも傾くと思います。1章では街ゆく花嫁、花婿を回収し結婚式会場へと運んでいただきます、彼ら、彼女らはヴィランに襲われたり街中に放り出されているのでそこを見つけて助けてあげてください。この街は結婚式場自体はとっても大きい場所1かでょしかないので猟兵たちが目指すのは共通の結婚式会場となります。とっても大きいので何人も1日に式が挙げられるホールです。
2章は……ギャグ展開に一気に転びます。3章で親玉との戦いです。全ては愛のために!? 正体は3章で公開するためのグリモア猟兵オープニング画像……。
どうあがいてもクリアは出来ますが3章は可能な限りちゃんとかっこいい戦闘がしたいと思います。一つだけ言っておきますと、3章ボスは戦士系なので近接のほうがかっこよく描写できる気がします!
第1章 冒険
『ブライダル・ラン!!』
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POW : お姫様抱っこして強引に切り抜ける
SPD : お姫様抱っこして速さで駆け抜ける
WIZ : お姫様抱っこしてヴィランを撒く
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ショコ・ライラ
結婚式を装って…なんて、一生もののトラウマだよなあ
私は人の幸せにつけこむ輩が大嫌いでね
殺しはしないけど、キツめにはっ倒してやろう
《呼び声に応じて》──
私の速度なら、今まさに襲われている花嫁でも助けに行ける
「峰」
花嫁に迫るヴィランに高速飛行で突っ込み
「打ち」
その勢いのままに、側面から両膝をまとめて蹴り抜く
「だっ」
反撃されても【残像】を伴った【フェイント】を交えて回避し
花嫁を抱えて再度飛行
今度は花嫁に負担がかからないような速度でね
もう大丈夫だからね
誰にも貴女の幸せは邪魔させない
私達ヒーローは、貴女の幸せの為にいるんだから
(本人はいたって真面目ですがギャグ展開歓迎です)
●まだ幼きお姉さま
「結婚式を装って……なんて、一生もののトラウマだよなあ。ねえ? あなたもそう思うよね?」
ショコ・ライラ(そこにちょこんとショコライラ・f17060)は花嫁を抱えて飛行する。俗にいうお姫様抱っこだ。
「え、ええ。そうですわね」
花嫁は自分よりつやつやの肌の若そうな、しかし背の高い女性に体を預けながら答える。一瞬の救出劇だった。
「峰」
花嫁に迫るヴィランに高速飛行で突っ込み
「打ち」
その勢いのままに、側面から両膝をまとめて蹴り抜く
「だっ」
くらいの速度で彼女はヴィランの悪漢たちから救い出されていた。彼女に迫っていた魔の手は今、仲良く地面に突っ伏している。
「もう大丈夫だからね。誰にも貴女の幸せは邪魔させない」
ショコはにっこりと自分よりいくつも年上の、下手すると母親とも呼べるほど年上の女性に優しく微笑みかける。
「ありがとう。あの人は大丈夫かしら……私をまだ、待ってくれているかしら……ごめんなさいね。アナタにはきっとまだ、結婚なんてリアリティのないものなのかもしれないのに、こんな弱気ばかり……」
女性は若くともなぜか頼れる雰囲気であるショコに甘えすぎていたことを反省して、弱弱しく笑って、そして黙った。
「……大丈夫だよ。あなた、すごくきれいだもの。時間だってまだあるし、待ってるに決まってるじゃない」
ショコにとって結婚とは甘くて、幸せなものだ。きっと、チョコレートと同じかそれ以上に幸せな日なのだという一般的なティーンエイジャーくらいの夢のようなイメージでしかない。けれどやっぱり、ヒーローとして花嫁には、その日は特別に幸せであって欲しい。
「しっかりつかまってね、少しだけ加速するから。あなたが不安になっちゃって逃げだす前に、ね」
「……はい!」
花嫁は書庫にしっかりと体を預けてつかまると、ずっと発動していたユーベルコード【呼び声に応じて(ライラズロウ)】のチョコレートの香りが花嫁に届く暇もないほどの時速でさらに飛翔した。もちろん、体に負担はかからない程度のスピードには抑えているが。
成功
🔵🔵🔴
花狩・アシエト
幸せな新郎新婦を傷物にするなんて許せねーな!
俺の結婚はまあいいんだよ、いいんだよ……。
襲われてるところを助けるぞ!おりゃー!
襲ってるやつを手加減してパンチ、捕縛して放りだしておこっと
大丈夫か!?って新郎か
タキシード汚れてないか?
走れるか?……走れない!?
んーあーしょうがねーな。捕まれ!
お姫様抱っこして走る!
追いかけてくるやつは、蹴りで倒す
速度が落ちないように転ばないように注意しながら
女の子もお姫様抱っこしたことないのに、なんで成人男性をお姫様抱っこしてるんだよーー!!ちくしょー!
お姫様を無事に式場に下ろしたら追いかけてくるやつらをオブシディアンランスの柄でぶん殴る!
アドリブ歓迎
●元悪役のアイデンティティーとか知らない。
「く、くそぉ! なんなんだよ! アイツが、アイツが待ってるのに!」
都会の喧騒に紛れて裏通りに追い込まれる一人の男。ぴっちりタイツの屈強な男たちはまるでかわいい子猫ちゃんを追う狼のようだ。
「ぐっへっへ。さあ、お前が花嫁になるんだよ!」
今日、彼は愛する人のために少しでも男らしく、頼れる自分を見せて、信頼してほしかった。ずっと一緒にいてほしい人に、安心して幸せになってほしかった。なのに、なのにどうしてこんなことに……。
「おりゃー!」
目をつぶった男の耳に、そんな間抜けな声が響いたのは、いよいよヴィランの手が男に届く一瞬前の、覚悟を決めたときの事であった。
「弱パンチ! 弱パンチ! 弱パンチ!」
次々によわよわてかげんパンチで次々にヴィランのマッチョたちを倒していく。
「ぬわああああん!」
という声を上げながらあっけなくぶっ飛んでいくヴィランたち。やることがどんなにえげつなくても一般のヴィランなど猟兵にとって超やられやくでしかない。
「さーて、ぐるぐるーっと。ぽーい!」
花狩・アシエト(アジ・ダハーカ・f16490)は適当にのしたヴィランたちをロープでぐるぐるにすると放り出す。
「大丈夫か!? って新郎かタキシード汚れてないか? 走れるか?」
アシエトは襲われていた男に向きなおるとかいがいしくボディタッチして体の無事を確かめる。
「はは、す、すみません。腰が、抜けてしまって」
なんと情けないことだろうか。彼女を安心させるつもりが、このままでは情けない姿を見せてしまいそうだと悲しく笑う男。
「……走れない!? んーあーしょうがねーな。捕まれ!」
アシエトはそんな彼の心中など全く察することもなく新郎をお姫様抱っこして立ち上がる。
「え、えー!? あ、あのう……」
「なにもいうな! 俺だって初姫様抱っこは女の子がよかったんだぜ?」
「は、はい……」
ちくしょー! という気持ちを抑えながら、アシエトは指定されていた結婚式会場へと男を抱いて思いっきり走り抜けた。
大成功
🔵🔵🔵
エスタシュ・ロックドア
人の恋路を邪魔する奴ぁ馬に蹴られて死んじまえ、だったか?
生憎、馬はいねぇんでシンディーちゃんで轢いて……
え、殺っちゃダメ?
シンディーちゃんに【騎乗】【操縦】【運転】
新郎新婦揃えて回収してぇな
新郎はタンデム
新婦は俺が【怪力】で、片手で抱え上げる
ドレスでタンデムシートはキツいだろうし、
裾をホイールに巻き込んだら危ねぇからよ
したら『ゴッドスピードライド』発動
最高速の【ダッシュ】で式場までお届けするぜ
挙式前に、うっかり俺に惚れんなよ?
妨害があったら【第六感】と【視力】で回避に専念
一般人相手だと殺っちまうかもしれねぇし、
なにより新郎新婦の晴れ着を汚しちゃ無粋ってもんだ
この調子で何往復かできるかぁね
●世界で一番幸せな花嫁との出会い。
エスタシュ・ロックドア(ブレイジングオービット・f01818)は愛する『シンディちゃん』にまたがって、そのまま暴漢に追いかけられる花婿、花嫁を拾い上げ、婿はタンデム、嫁は抱き上げたそのまま自分の膝上に抱いてそのまま街の道路を走る。
「よお、お2人さん。乱暴ですまねえな」
グラサンをかけたエスタシュがからからと笑う。
「い、言え、助かりました。僕たち、予約していたタクシーに乗ろうとしたらいきなりあいつらに追いかけられて……」
しかもタクシーもぐるだったのかそのまま2人を置いて走り去っていたらしい。いやはや、困った奴等だ。
「ならこのまま送っていくさ。ヒーローじゃねえが、猟兵なんでな」
猟兵が知られているこの世界では、そう名乗ってしまうのが一番自己紹介が手っ取り早い。
「ちょっとかっ飛ばすからしっかり捕まってくれ2人とも」
少し真面目な顔になって(サングラスで分からないけど)エスタシュは【ゴッドスピードライド】でシンディちゃんを変形させる。最高速で2名様ご案内。新郎はがっしりしっかりとエスタシュにつかまったまま気を失い、花嫁もまた、エスタシュにがっしり捕まる。
「おいおい、うっかり俺に惚れるなよ?」
と茶化す様にからから笑うエスタシュ。花嫁も緊張から解放されたように笑う。しかしその手はちゃんと気を失った新郎が落ちないように彼の体を掴んでいる。
「大丈夫です。私、今日世界で一番好きな人と、世界で一番幸せな式を挙げるから……。アナタは魅力的だけど、私の一番はこの人だから、今日この日に、結婚できるんですよ」
と本当に幸せそうにエスタシュに笑って見せる花嫁。
「……そりゃそうだ。不謹慎だったか?」
「いいえ。おかげで落ち着いて結婚式を迎えられそう」
「そうか、それは良かったぜ」
エスタシュはそれ以上何も言わず、無事に新郎新婦を式場に送り届けると新郎を担いで会場の中の控室まで運んでやる。
「そんじゃ、幸せになれよな!」
と颯爽と笑って花嫁に告げて次の新郎新婦を助けにシンディちゃんを走らせ去っていった。
エスタシュの去っていった式場で、助けられた花嫁は呟く。
「でもきっと、ああいう人を好きになった人は、色々と苦労しそうよね」
と、そっと呟き微笑んでいた。共に助けられた少し頼りない新郎の手を握りながら。
成功
🔵🔵🔴
マクベス・メインクーン
え、なんなの…ヴィランて暇か?てか絶対このヴィランどもホントはリア充のこと嫌いだろ。
それかマジで考えヤバイかのどっちかだな……。
とりあえず、花嫁か花婿回収に行きますか。
まぁ普通に回収するなら花嫁がいいけどなぁ、年上美人はめっちゃテンション上がる…!
見つけたらお姫様抱っこで結婚式場に向かうぜ
しっかり捕まってな、アイツら巻いて式場まで行くぞ
【逃げ足】と【野生の勘】でヴィラン達の包囲の穴をついていくぞ
もし見つかったら水の精霊と炎の精霊に力を借りて、水を一気に蒸発させて即席煙幕で撹乱させてその隙に逃げる
このまま無事たどり着いたとしても、まだなんか仕掛けてきそうだよなぁ…油断できねぇ…
●キマイラの恩返し
「え、なんなの……ヴィランて暇か? てか絶対このヴィランどもホントはリア充のこと嫌いだろ」
好みの年上お姉さん系眼鏡美人花嫁に群がるヴィランを蹴散らしながらマクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)はつぶやいた。ご想像通り、こいつらはリア充を破滅させたい側のヴィランである。それもNTR系の形で……。つまり、リア充嫌いでヤバい考えの持ち主なのだ。
「さて、しっかり捕まってな、アイツら巻いて式場まで行くぞ」
ある程度のヴィランを蹴散らしたマクベスはこれ以上熱くなると手加減を忘れそうなので戦闘を切り上げ、へなへなとドレスのまま地面にへたり込む花嫁をそのまま抱き上げて走り出す。お得意の逃げ足とねk……野生の勘を使って今だ花嫁を取り囲もうとする殊勝な雑魚ヴィランたちの包囲の穴をついて華麗にその場を脱出。
「ありがとうね。大丈夫? 重くないかしら?」
ちょっと妖艶な雰囲気のお姉さん花嫁がマクベスの顔を覗き込んでうかがう。これから花嫁になる身なのに無防備で、マクベスは少し顔を赤くする。
「大丈夫だぜ。お婿さんのところまでしっかり届けてやる!」
「ありがとう、ナイト君」
マクベスはナイト君と呼ばれて少し誇らしげにふんすっと息を吐いてしっかりとお姉さまを会場へお送りすると誓う。く、この妖艶なお姉さまが人妻ってなんかすげーな! 彼女はまるで男の子の夢が詰まった薄い本みたいな展開を一瞬考えてしまうような美人さんで、マクベスは雑念を振り払うようにも速度を上げた。
成功
🔵🔵🔴
クリストファー・レヴェック
なるほど、V-LAN本舗ね。ヒールじゃなくてヴィランか。しかも運営が非リア充の群れとはこいつはきっちりお仕置きをしないといけないな。
まあ、そのためにもまずはあの教祖様がくれたリストの花嫁さんを目的地まで運ばないとな
判定はWIZを使用
とりあえず、花嫁さんを見つけたら自分の素性(猟兵であること、故有ってあなたをとある結婚式場へ連れて行くことを)を説明し、おもむろにお姫様抱っこをします
式場へ向かう道すがら襲撃を受けた際はエレクトロレギオンで作成したばら撒きヴィランの足止めを行い、視界から外れる様に動きます
それでは、しっかりつかまっていてくれよ。我が愛しのプリンセス・・・なんて、似合わないか(苦笑)
●先ずは仕事の時間
クリストファー・レヴェック(千の人格を持つ男・f04828)は街中に一人たたずみ、困った様子の花嫁を見つけていた。
「間違いない。救助対象の1人だな」
クリストファーは身一つで街はずれに捨てられた混乱する花嫁に近づき、急に声をかけるには少々恐ろしい風貌を自分がしているだろうと思い、先ずは自分の素性を明かした。この世界では猟兵だと明かすとどのような存在なのか通じるというのは本当にありがたいことである。おかげでおそらくヴィランたちにこのような場所に放置され怪しい人間には怯えてしまうだろう人も、いくらか安心させることができる。
「では、済まないがその歩きにくい靴でこの道はきつかろう、失礼するよ」
と、いつもよりいくらか優しい口調で言いながら花嫁を抱き上げるクリストファー。花嫁はぎこちなくもこちらを信頼するという意を見せる様に抱き着いてくれる。
「それでは、少々物々しい兵士たちと共に生きましょうか、プリンセス」
本当は我が愛しの……なんて格好つけてみたくもあったが、今しがた捨てられていた花嫁に警戒されても困るので、お姫様扱いどまりにしておく。ユーベルコード【エレクトロレギオン】で呼び出した機械人形兵器を周囲に侍らせて、クリストファーは彼女の待つ王子の待つ式場へと走った。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『開催! 超人プロレス』
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POW : 真っ向勝負! プロレスで力を見せつけろ!
SPD : 横から乱入!? なんでもありがプロレスだ!
WIZ : 実況したり、観客を守ったり……スタッフだって大事だぞ!
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●式場魔改造!? 筋肉ブライダル。
猟兵たちはリストにある花婿、花嫁を全て式場に運び込むことに成功し、式場の中へとぐいぐい入っていく。そもそも、花嫁花婿を救ったところで、このブライダルプランを担ったのがそもそもV-LAN本舗なのだ。なんだか嫌な予感がしていた猟兵数名の先導によって式場の中もしっかりと見ておくことになった。そして、その広い結婚式場の中は、猟兵たちが思っていた以上にカオスな状態になっていたことに彼らはすぐに気づく。
まず、送り届けたカップルたちがいつの間にかまた見当たらなくなっている。猟兵たちはバラバラの時間に彼らを送り届けていたのでまた外に連れ出されたということはおそらくないだろう。それならば誰か気付いているはずだと思い控室はもちろん、式場の中まで探索した。そして、猟兵たちが最後にその式場に取り付けてある披露宴会場に全員で足を踏み入れた時の事である。
披露宴会場の中は暗かった。真っ暗で、何も見えない。しかし、すぐにその闇は晴れる。強烈なスポットライトの光によって……。
普通カップルごとに区切られてもてなされる披露宴会場は、壁をぶち抜かれ、大きな一つの部屋の中央に、立派なコーナーリングが立てられていた……。
「赤コーナー! ヴィランファイターーーーズ!」
という声が会場内に響き、会場内の黒い前進タイツの男たちから喝采の声が上がる。
「青コーナー! イエーガーバトラーズ!!!」
と続いて猟兵たちをコーナーの上のレフェリーが指さして大きく叫び、会場から盛大なるブーイングの声が響き渡った。
「貴様らが俺たちの崇高なる愛のブライダルプランを穢す奴らだな!」
「さっきはボコボコにされたが、今度は俺たちの得意なプロレスで勝負だ!」
「けちょんけちょんにしてやる!!!」
などという罵声がヴィランファイターズから上がる。その背後に、簀巻きにされた新郎新婦たちの姿が目のいいものにならば見えるだろう。
「おーっと!? 卑怯なことをするなよ!? 俺達と堂々とプロレスで戦いやがれ! じゃないと人質がどうなっても知らねえぜぇ!?」
と、おまいうなセリフを吐きながら、パイプ椅子などの武器をばっちり用意しているレスラーマスクをつけたヴィランたちが告げる。うーーーん。悪役。ヒールレスラーらしいといえばらしいが。彼らはすぐに思い知るだろう。猟兵とはそんなハンデくらいで覆せない実力の持ち主なのだということを。
――だから、適当に遊んであげてくださいね?
姫条・那由多
「愛し合う者達の祝福の日に、なんという暴挙をするのですか。
良いでしょう、文字通り貴方達の舞台(リング)に上がって差し上げます」
※アドリブ大歓迎
判定【POW】
アオザイを翻すと、リングコスチュームに
正々堂々プロレスにて受けて立ちます(実はノリノリ)
勿論プロレスなのですから一方的に攻撃するだけではありません
相手の攻撃は躱さず【オーラ防御】、ラフファイトで
窮地に陥った時には驚きや苦悶の表情で場を温めます。
「何よあったまきた!プロレス穢しているのはアンタ達の方じゃない!」
もし相手が助平根性だして変な所を触ってきたりしたら激昂。
トップロープからのシューティングスター・ヒップドロップで沈めます(勿論手加減)
●青コーナー、完璧なる聖女
「愛し合う者達の祝福の日に、なんという暴挙をするのですか。……良いでしょう、文字通り貴方達の舞台(リング)に上がって差し上げます!」
姫条・那由多(黄昏の天蓋・f00759)選手、高らかに壇上に上がりました! その姿はさながら中華拳法! 堂々たる立ち姿です!
「ふん、そんな恰好で俺らと戦えると思っとるんかー!?」
ヴィランからは屈強な狼のマスクをかぶったヴィランがリング上にジャンピングオン! やる気満々です。
「ふふ、勿論、そちらのリングに立つのですから、準備は万端です!」
おーっと那由多選手ここで一気にアオザイを翻した! 早ぬぎっ! その下にはリングコスチューム。これで戦闘の用意は整ったとばかりにファイティングポーズをとります。さあ、開始のゴングが鳴る。両者睨み合い、最初に動いたのは那由多選手ーっ! いきなりコーナーからのジャンピング体制……これはプランチャ・スイシーダだ! サービスか!? サービス始まりなのか!? その巨大な胸に押しつぶされるようにヴィランが地面に押し倒される! さあ素早く那由多選手立ち上がりそのまま固め技をああーっと! 不意をつかれたがここはヴィラン立ち上がります。那由多選手にローキックしながら立ち上がった、那由多選手オーラ防御しつつもダメージは受ける。
「やってくれんじゃねえか!」
おっと狼マスクヴィラン選手、キエーッと手を上げてモンゴリアンチョップ! モンゴリアンチョップ! モンゴリアンチョップ! 3連モンゴリアンチョップでぶり槍体格で分が悪い那由多選手を地面に叩きつけた! さらに追いローキックで那由多選手地面に膝をつきます! これは痛そうだ! 効いているぞ!
「へへ、どうだ!」
「やるわね、でも、うおおおおおお!」
おっと那由多選手窮地からの雄たけびを上げ立ち上がった! そしてそのままモンゴリアンチョップ返し! 胸が揺れています! ファイトにもファイトじゃない部分にも見守るヴィランや一部新郎は釘付けに……! 更にここで追加のジャンピングクロスチョップだーーーー! これは痛い! 狼マスクヴィラン選手ふらふらとそのまま地面に背中から倒れる!
「今度こそ固めてやるわ!」
さあ、那由多選手ヴィランの足を……と、お待ちください、なんとヴィラン選手リング上から仲間が乱入です!!? ロープの上に立ち上がった仲間のヴィラン、同じく狼マスクをした選手がプランチャを仕掛ける!
「きゃああっ!」
那由多選手ロープまで吹っ飛びます! そしてそのまま引っ張られ2人がかりで技を……いや、これは……これは固め技ですが何とも言えません。執拗に2人がかりで那由多にまとわりつき何やらアヤシイ手の動きをしています!
「何よあったまきた! プロレス穢しているのはアンタ達の方じゃない!」
激昂する那由多選手! かんかんです! なんと2人の男を本気を出したのか猟兵パワーでぶっ飛ばしながら立ち上がった! 地面に重なってぶっ倒れる2人のヴィラン。これは彼女にセクハラをしていたようですね。彼女の選手としての誇りを傷つける行為。だがやってのける。流石ヴィランです! 那由多選手容赦なく再度コーナーに上る。そして……。横跳びしてトップロープに乗り、勢い良くジャンプ! 渾身の怒りを乗せた、シューティングスター・ヒップドロップがヴィランの背中を直撃―! そのまま下のヴィランも衝撃で撃沈! ダブルノックアウトです! さあ、猟兵チーム早速2体の相手選手を撃沈しました!
「アナタたち! 女だからってよこしまな考えで挑んだらこうなるのよ! 覚えときなっ!」
ドドーンと覇気を纏って壇上から降りる間際言い放つ那由多選手! これはヴィラン側、ビビっております!
成功
🔵🔵🔴
マクベス・メインクーン
いやぁ〜、
年上妖艶眼鏡美人は予想外だったな……ちょい花婿に殺意湧くな
最近春のせいか周りにもリア充増えてるしな
……で、なんでプロレス!?
お前らの崇高な愛の定義が何一つ理解できないんだけど???
とりあえず自分達の得意分野したいだけだろ!!
えー…はい、実況(ツッコミ)します
もしくは解説(ツッコミ)します
他の猟兵の皆さんは頑張って
オレは自分の職務(ツッコミ)に専念する
敵へのツッコミ時に共感してくれたらUCで回復しますんで
なんでもありなら実況席から回復飛ばしても反則じゃねぇよな?
アドリブ歓迎
●一人実況は寂しいのでここからはずっとマクベスさんとお送りします。
はい、というわけで少々遅くなりましたが準備が整ったようですのでマクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)さんと共に、ここからの実況をこなしていきたいと思います!
「いやぁ〜、年上妖艶眼鏡美人は予想外だったな……ちょい花婿に殺意湧くな。最近春のせいか周りにもリア充増えてるしな~」
あの、マクベスさん? よろしいですか?
「あ、おう!……で、なんでプロレス!? アイツらの崇高な愛の定義が何一つ理解できないんだけど??? とりあえず自分達の得意分野したいだけだろ!!」
そ、そそそ、そんなわけないじゃないですかやだなアハハハ。愛とといえば肉体と肉体のぶつかり合い。ぶつかり合いといえばプロレスですよ。
「随分煩悩に寄った愛じゃね!?」
はい、その調子でここから突っ込みの方、よろしくお願いしまーす!
「えー…はい、実況(ツッコミ)します。もしくは解説(ツッコミ)します。他の猟兵の皆さんは頑張って! オレは自分の職務(ツッコミ)に専念する」
と、言うわけでここからさらにリプレイ長くなったらゴメンね!
大成功
🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
「あらー、ここまでヴィランやってると、ある意味王道っすよね」
仮面という小ささを利用して人質のところに飛んでゆくっすよー
「ども、助けに来たっすよー。とは言っても、自分だけだとどうにも出来ないんで、身体を貸してほしいんスよ。パートナーにいいとこ見せてあげたくないっすか?」
新郎新婦に【コミュ力】で持ちかけ、誰かから身体を貸してもらう
そして猟兵のパワーと共に【怪力】で簀巻きにされている拘束を破り、他の人質達を解放。後はそれを追いかけるヴィラン達を仕留めに行くっす
「リング上だったら一番威力あったんスけどね」
UCで、簀巻きにされたロープで敵を縛ったり、関節技や絞め技を次々極める
「次は誰っすか?」
●幕間~場外、狐のお面。
「あらー、ここまでヴィランやってると、ある意味王道っすよね」
リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)はそんなふうに思いながら仮面という小ささを利用してそろりそろりと敵に捕らわれし花婿、花嫁の元へと忍び込んでいた。ヴィランたちはド派手に那由多嬢が業を決めたのでそちらにあっけにとられている。
「ども、助けに来たっすよー。とは言っても、自分だけだとどうにも出来ないんで、身体を貸してほしいんスよ。パートナーにいいとこ見せてあげたくないっすか?」
それは仮面からのお誘い。この場で利害が一致すれば魂まで共鳴しなくとも一時のパワーを与えられるはず……!
「さ、どうっすか? 他の猟兵が舞台に視線を釘付けにしてくれてる今がチャンスなんっすよ」
新郎と新婦、新郎と新郎、新婦と新婦は顔を見合わせる。基本的に普段からヒーローに守られることに慣れた一般人の、それも晴れの日にこんな目にあわされてすぐにやってやろうと思える人ばかりでないのは覚悟していたが……。
「俺が、力を借りよう」
と、一人の新郎が立ち上がった。
「多勢に無勢でやられてしまったが、俺はヒーローだ。だから、貴方が力を貸してくれるなら、何とかなると思う」
「……上等っす」
リカルドはそのヒーローに憑依装着! すぐさま猟兵パワーの怪力で宿主のヒーローが簀巻きにしている縄を破り、他の人質達をそっと解放した。あとはもう少し、猟兵たちが暴れてくれればすぐに逃がすこともできるだろう。リカルドはタイミングを見計らう。
成功
🔵🔵🔴
エスタシュ・ロックドア
いつもならアホくせってやる気無くすトコだが
面倒見た連中が、手ぇ出されてんだよな
俺がいっとう我慢ならねぇ状況だ
良いぜ、“遊んで”やるよ
コート脱ぎ捨てて背中の羅刹紋晒しつつリングに上がるぜ
【グラップル】で適当に相手しつつ、まずは防戦
【第六感】で相手の出方を読んで、ヤベェのは回避
相手が調子にノって反則なり突っ込んで来るなりしたら、【カウンター】
【怪力】のラリアットでロープに真っ直ぐ【吹き飛ばし】だ
倒れたトコで関節技をキメる
キワめると骨がヤベェヤツを、徐々に力をかけてくぜ
オイタしたらどうするんだったかぁね、あ?
聞こえねぇなぁ
このままだとポキッと良い音しそうだなぁ
聞こえねぇよ、ほらもっとデケぇ声出せや
数宮・多喜
【アドリブ改変・タッグ大歓迎】
へっ、なんだか楽しげな気配に顔出してみりゃぁ……
メインイベントには間に合ったようだね!
場がそれなりに盛り上がってるところで、
唐突にリングコスチュームとマスク姿でコーナーポストにすっくと立って、
ドヤ顔でリングを見下ろしてやろうじゃないの!
……あ、ちょっと待って。引きずり降ろさないで。
ここから華麗な空中殺法を見せないといけないだろー!?
慌てながらだけど場外の乱入したがってそうなヴィラン連中へ
ムーンサルトプレスをお見舞いしてやろうじゃないの!
ちゃんと受け止めてくれたヴィランのみんなへはご褒美代わりに
【時縛る糸】をくれてやる。
これでリング内に手は出させないよ!
●青コーナー、ライダーズ・プロレス!
さあ次にロープの上に手をかけ跳び上がりリングの上に立つのはエスタシュ・ロックドア(ブレイジングオービット・f01818)選手!
「いつもならアホくせってやる気無くすトコだが……面倒見た連中が、手ぇ出されてんだよな? 俺がいっとう我慢ならねぇ状況だ! 良いぜ、“遊んで”やるよ!!!」
以外にもやる気満々です!
「っていうかマジでこの流れアホクさいよな」
や、やめてくださいマクベスさん実況の心が折れてしまいます!
エスタシュ選手は相手のヴィラン、鬼の仮面をつけたオーガマスクヴィランと対峙するとコートを脱ぎ捨てました! 背中には羅設紋、背中に蔓延り蠢く荊と蔓の紋です! く、痛切なのにすごくかっこいいです!
「へえ、鬼か。どっちがより強え鬼かとっとと決めようぜ!」
さあ、エスタシュ選手台詞とは裏腹に数発手を出しながら相手の出方をうかがう……。誘っています! これは相手の攻撃を誘っていますね! そしてヴィランは大抵頭が空っぽ! この誘いに乗ってエスタシュ選手にチョップで攻撃し始める。
「いや、偏見だ……ってマジで手を出しちゃうのかよ!」
うん、まあそんなもんですよこんな頭の悪いプロレス挑むヴィランなんて。
エスタシュ選手はこれを冷静に第六感で回避しながら相手の顔の傍まで挑発するように手を出していく。しかし当てない。いや当てた。1発ですがさらに挑発するようなビンタを相手にかましました!
「これは確かにやられたらイラっと来るな!」
ですねー。マクベスさん。実際ヴィランも鬼の形相からまるで煙が出るようなわかりやすい激怒っぷりです。だんだんエスタシュ選手への攻撃が大降りになってきました。今大きくヴィランが拳を振り上げる! が、しかしエスタシュ選手ここで要約反撃のカウンター! 拳を振り下ろす途中の相手にラリアットという大技でカウンターを決めました。これは痛い! ヴィランも吹っ飛んでロープに吹き飛びそのままバウンドした地面に顔面から突っ伏し倒れました。さあエスタシュ選手とどめを刺そうとしますがこれには黙っていられず場外のヴィランたちが我先にとリングに救援に向かおうと駆け出します。しかし、ヴィラン側のコーナーポスト1つを占領する猟兵の影がそこに……!
「へっ、なんだか楽しげな気配に顔出してみりゃぁ……メインイベントには間に合ったようだね!」
数宮・多喜(激走サイキックライダー・f03004)! 数宮・多喜選手です! 場がそれなりに盛り上がってるところで、唐突にリングコスチュームとマスク姿でコーナーポストに立っていた! あのマスクは、ライダーマスクだ!
「おお! 全然気づかなかった! すげーじゃん!」
マクベスさんも興奮! かっこいい演出です。しかし、相手は今それどころじゃありません。仲間の救援にはいろうと必死です。だってもう鬼が鬼にワンパンされてこのままやられそうですからね!
「……あ、ちょっと待って。引きずり降ろさないで。ここから華麗な空中殺法を見せないといけないだろー!? くっそー! オーナー! やりすぎんなよ!」
「おう、わかってらあ!」
……どうやら多喜選手とエスタシュ選手は知り合いだったようですね、何やら注意喚起をしながら多喜選手、自分を引きずり降ろそうとするヴィランたちに仕方がないので尻からダイビングアタック! まあ、引きずられながらボディプレスは至難ですからね……。しかしそれだけでは終わりません、多喜選手すぐに起き上がるともう一度誰より早くコーナーに上ってムーンサルトプレス! ヒップアタックで地面に根ているヴィランたちに圧殺の一撃が! と、ここは演出とばかりに他のコーナーから上に上がろうとしていたヴィランたちにギリギリで受け止められました。場外でやると両方危ないのでこれはヴィランもファインプレーでしょう。
「ナイス! じゃあご褒美だよ! 今、なんどきだい!?」
といいながら場外をいいことに多喜選手続けて【時縛る糸(クロノスタシス)】を発動! 場外ヴィランたちの時を止めます!
「さあ、リングはオーナーが、こっちはあたしが引き受けてるうちに脱出しな!」
と、捕まっていたはずなのにいつの間にか縄を解かれ様子をうかがっていた新郎新婦、その中の狐のお面をかけた男に向かって多喜選手叫びました! もしかして2人とも気付いていたのでしょうか……? ともかく、その言葉を合図に新郎新婦が猟兵側へと集団逃走です!
「オイタしたらどうするんだったかぁね、あ?」
さて、リング上では仲間の救援を期待できなくなってしまったオーガマスクヴィランにエスタシュ選手が優しく力を駆けていきます。
「……くそがっ!」
「聞こえねぇなぁ……このままだとポキッと良い音しそうだなぁ」
悪態をつくヴィランですがエスタシュ選手余裕で聞き流し力を込めていく。
「聞こえねぇよ、ほらもっとデケぇ声出せや」
「……すみません! ギヴです!!! ごめんんあさあああああああい!!!!」
鬼のマスクの中から情けのない声が会場中に響き渡る。エスタシュ選手がここで幸さんを認めました。2回戦も猟兵チームの勝利です。さて、もう新郎新婦は救助されたようですが……。
「おう、そうだよな。これでもうプロレスは……」
おやおや、マクベスさん。それは早計ですよ……?
●プロレスはまだ終われない
「いやあああああああ!」
会場の中に新婦を中心とした声が響き渡る。
「まだそっちも選手が残ってるんだろ? ここで逃がしたらボスにぶっ飛ばされるんでね」
ヴィランたちが披露宴場の出口を塞いでいた。まあ、どちらにせよこいつらを叩きのめして会場をもとに戻させなければ解決しきらないのでまだ、最後の猟兵はプロレス応戦する気満々だが……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
クリストファー・レヴェック
得意の『プロレス』で勝負ね。俺もプロレスには一家言あってね。お前さんたちがどのくらい出来るか楽しませてもらうよ
真っ向からプロレス勝負を受ける。相手の攻撃は基本受け身を取り逃げない。その上でチョップやスープレックス、腕十字や膝十字などの関節技にて反撃。基本ベビーフェイスだが相手があまりにも雑な凶器の使い方をする場合は教育的指導をする(パイプ椅子は座る方で殴るや机を使う場合はきちんと割れる様にするなど)
「俺から本気で3つ取りたければ、蛍光灯とか有刺鉄線バットやカミソリ十字架ボードを持ってこい」といってとどめのUC【Royal pedigree】を放ちカバーをします
まあ、がんばったが相手が悪かったな
●青コーナー、坊主。
「得意の『プロレス』で勝負ね。俺もプロレスには一家言あってね。お前さんたちがどのくらい出来るか楽しませてもらうよ」
クリストファー・レヴェック(千の人格を持つ男・f04828)選手やる気満々で壇上へ上がります。やはりヒーロー側の人間としては最後まで正々堂々いきたいものですよね。相手がどうであれ……。ねえ、マクベスさん。
「まあ、どっちにしてもあいつら叩きのめしてボスを引っ張り出さないといけない感じだろ? コレ」
そうなんですよ。まあ、もう相手側もやる気のある選手はほとんど残ってないんですけどね、ほとんどの選手がすでにボコボコですし。
「それで、俺の相手は誰がするんだ?」
クリストファー選手かっこよく言いました! いやー、かっこいい。かたゆで卵なのは頭だけじゃないんですね! ではご紹介します。今回のボスの右腕を自称する一般人。ヴィランのなかの口八丁! でもまあ実力もあるよ! その名も虎マスク!
「ド直球な名前だなおい!!!! 大丈夫か!? 大丈夫なのか!?」
いやいやマクベス君、あれもなんか受け継いだりなんかしてるんでしょ? じゃあオブリビオンみたいなものじゃないですか大丈夫ですよいっぱいいますよ虎マスクとか。
さあ、虎マスク早速のムーンサルトプレス。大技を仕掛けます。クリストファー選手これを手を十字にクロスして受け身を取り、踏ん張って倒れません! そのまま着地した虎マスクにチョップ、チョップ! これには虎マスク、たまらずクリストファーに抱き着きます。クリンチです! しかしただのクリンチではない、一瞬で体制をずらしてクリストファーをダブルアーム・スープレックスのように抱き上げる……こ、これは、タイガーボムだ! 相手の両腕を放すと同時に相手の体を反転させて相手の胴を両腕で掴む。そしてシットダウン・ジャンピング・パワーボムの形で落とします!!!
「く、今のは、効いたな……だが!」
受け身を何とか取れたクリストファー選手、地面に手をつきブリッジの体制になって飛び起き、相手の後ろまでジャンプで超えるという派手なパフォーマンスから相手の背中からホールドし、ジャーマンスープレックス! これには虎マスクなすすべもなく……クリストファーにホールドを離されると地面に大の字で倒れます。そして三角絞めだーーー!
「えげつねえなおい!」
これぞプロレス。相手にコーナーに逃げて武器などを手にする隙はもう与えません! さあ、カウントです。
「俺から本気で3つ取りたければ、蛍光灯とか有刺鉄線バットやカミソリ十字架ボードを持ってこい」
きまった! 決まりました! ヴィランにUCを使おうとまだ攻めの姿勢を見せるクリストファー選手ですが、すみません。もう泡拭いて倒れてるのでそこまででお願いします!
「そうか、相手が悪かったな……」
クリストファー選手、こちらの指示に従い虎マスクを離してくれました。さて、これでもう他に戦意のあるレスラーがいないなら終わりですが……?
「ふっはっはっはっはー! やるなあ! お前等!」
ここでボスが、あの男が猟兵たちの前に姿を現します!
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『愛の戦士』
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POW : 暴力はダメだぞ!
【鍛え上げられた筋肉から繰り出されるパンチ】【見事な脚線美から繰り出されるキック】【芸術品の領域に達した関節技】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD : 磨き上げたこの肉体を見たまえ!
【さわやかな笑顔】【鍛え上げられた筋肉】【その魅力を引き出す美しいポーズ】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
WIZ : 見惚れていると危ないぞ!
予め【肉体美を強調するポーズをとる】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
イラスト:きすけ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠アリシア・マクリントック」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●私は愛の戦士!
「君たち! 暴力はダメだぞ!!!!」
オブリビオンとなり歪んだ正義をもつその男、愛の戦士が、ヴィランたちが塞ぐ扉の外から勢いよく登場した。どうやらどこかからこの様子を観戦していたらしい。
ヴィランたちはすっかり戦意を喪失してしまったので現在数名の猟兵によって縛り上げられて簀巻きにされている。
「まったく、ヴィラン君たち、君たちが素晴らしい愛をと溶ける仕事をしてヒーローに目覚めたいというので付き合っていたが、なんだねこれは……。これでは結婚という墓場に愛が消えてしまうではないか……」
歪んだ愛となった元ヒーローの男はそのような言葉を拘束されたヴィランたちに告げる。
「君たちかい? 私達の邪魔をしているのは。いけないなあ。結婚とは愛を枯渇し、暴力を生み出す悪い文明だというのに……」
一部のモノには真実ではあるかもしれないが納得もできない言葉をつらつらと並べる。
「そんな君たちには、ヒーローの正義執行が必要だよねえ。悲しいなあ。ボクは暴力が大っ嫌いなんだけど……」
などといいながら拳を構える。
「君たちが私の愛を理解できないなら、オシオキするしかないじゃないか!」
と、猟兵たちに敵意むき出しで襲い掛かってきた。
姫条・那由多
「貴方がどの様な事でその心境に至ったのかは存じません。
ですが貴方の『過去』で、新郎新婦達の『未来』を閉ざさないでください!」
※アドリブ、ノリ歓迎
先程の衣装のままロックアップからの逆水平で意地のぶつけあい、
(意識せず)胸の谷間に相手の頭を挟んでのダブルアームスープレックス、
太腿で挟んでのフランケンシュタイナーなど
相手の攻撃は【オーラ防御】で軽減しつつ彼の結婚への哀しみを全て受け止めましょう
「プロレスは肉体で語り、そして観客に希望を与えるものでしょう?
ならば…全ては愛のために!」
決めは肩車から腕をホールドした後に捻りを加えて後方に落とす
J(ジャスティス)B(ブライダル)サイクロンスープレックスッ!
●スイートマリッジ
「貴方がどの様な事でその心境に至ったのかは存じません。ですが、貴方の『過去』で、新郎新婦達の『未来』を閉ざさないでください! それを許すことはできません」
姫条・那由多(黄昏の天蓋・f00759)はプロレススーツのまま愛の戦士へと突進した。
「くるか! 暴力はダメだぞと言っているのに……!」
愛の戦士は受けて立つといったように入り口から一気にリング上へ上がり拳を握りしめ、こちらを追いかけ急接近する那由多に向かって適格と思われるタイミングで拳を一発撃ち出し、更に攻撃を繋げるように間髪入れずに蹴りも加齢に繰り出した。しかし、その拳も、足も、彼女には届かない。那由多は確かに愛の戦士へと向かっていたが、そのまま突っ込むのではなく、軌道をそらし彼を回避して横をすり抜けたのだ。愛の戦士は咄嗟にこちらに振り向く、しかしそれも那由多にとっては都合の意動きだ。そのまま片方の手で相手の後頭部をつかんで引き寄せる。愛の戦士もそれにこたえる様にしてがっちりと組み合いになる。逆水平チョップを食らわせ、食らわされる意地の張り合い。
「プロレスは肉体で語り、そして観客に希望を与えるものでしょう? ならば…全ては愛のために!」
「愛? 君は暴力が愛だというのか!」
「ええ、見せてあげるわ、私の愛を!」
組み合う相手を吹き飛ばす様に【聖光破山掌(セイコウハザンショウ)】を愛の戦士にぶちかまし、即座に飛びつき、胸の谷間に相手の頭を挟んでのダブルアームスープレックス、更には太腿で挟んでのフランケンシュタイナーをぶちかます。
「ぐあっ!」
「まだまだ! わたしの愛はこんなものではない!」
決めは倒れた愛の戦士を無理やり担ぎ上げ、肩車から腕をホールドした後に捻りを加えて後方に落とすJ(ジャスティス)B(ブライダル)サイクロンスープレックスッ!
「ふぐぅ! ぬ、ぬおおおおおおおおお!」
愛の戦士は多大なる痛みを受けたように見えたが、流石はボス。愛のオーラで自らを守り、ダメージを最低限に抑えたのだ。彼女に肩車された愛の戦士はその愛を彼女の首に巻き付け、がっしりとホールドすると、力の限りその足を空へと上げて、首から彼女をぶん投げリングから追い出した。
「君の愛はわかった。だが、その愛に私は破れるわけには……っ! これ以上不幸になるものを生み出すことなどできぬぅ!」
愛の戦士は、どこまでもわからずやの意地っ張りだった。
成功
🔵🔵🔴
クリストファー・レヴェック
なるほど、『私の愛』か。愛を語る戦士ってのはどうも歪んでる傾向にあるようだな。俺が知る限りでも一方的、独善的な『愛』を押し付けた結果それが『哀』でしかなかったってのを見たことがある。まあ、お前さんがお前さんの『愛』=『暴力』で来るなら、こちらもそれなりに相手をしてやらないとな
相手の初撃、2撃目までは受け身を取りダメージの軽減に努めます。その上で3撃目の関節技が来た時に【だまし討ち】をしてタイミングをずらし、【グラップル】で相手の動きを阻害します。そのまま、UC【Royal pedigree】を放ち、地面に叩きつけます
スマックダウン完了。あまり綺麗な音じゃないが結婚祝福の鐘の代わりにはなったかな
●アイズ
愛の戦士に強制退場させられた那由多と入れ替わりにリングに上がる猟兵がいた。クリストファー・レヴェック(千の人格を持つ男・f04828)だ。
「なるほど、『私の愛』か。愛を語る戦士ってのはどうも歪んでる傾向にあるようだな」
「何を言う! 愛とはまっすぐなものであろうが!」
愛の戦士はクリストファーの言葉に反応しながら立ち上がり、股ファイティングポーズをとる。やれやれ、妄信的な愛というのは厄介だ。とクリストファーは肩をすくめ、こちらもそれに応えるようにファイティングポーズを取った。
「君たちは本当に暴力が好きだな!」
自分からかかっていっているにもかかわらず、愛の戦士はのうのうと叫び、クリストファーにこぶしの一撃を入れる。クリストファーはこれを回避せずに受け止め、次に大きく美しく振り上げられた足から放たれる踏み蹴りをクリストファーの右腿に向かって放った。今度は思いっきり足に踏ん張りを聞かせクリストファーは受け止め、余剰してかかる力を受け流す様に水から後ろへ倒れ受け身を取った。
「ふん、デガブツの君には私の技がよく当たるだろう!」
愛の戦士は自分のサイズを棚に上げて続いて関節技を決めにかかるが。
「そうかな?」
といったクリストファーは飛び掛かる愛の戦士を受け止めるふりをして、愛の戦士の手に自分の手を重ねて受け止め、指を絡めて組み付いた。
「わかりやすい動きをありがとう」
と、そのまま愛の戦士を自分の左側に飛ばすと、そのままマウントを取るように自分も転がって今度は上乗りの体制になり、一撃【Royal pedigree(ロイヤルベディグリー)】を放った。
「ぶっほぉ!」
愛の戦士が苦悶の声を上げる。これは聞いたらしい、だが、攻撃力を最初の2劇で下げられていたクリストファーの一撃は直ちに致命傷にはならない。
「ふん、君の熱烈な求愛、お断りさせていただく!」
「な……ちがっ!」
どうやらこの押し倒しから逆に押し倒された状況のことを言っているらしい愛の戦士の気色の悪い一言にクリストファーは思わず一瞬力を抜いてしまい、那由多同様にリングからそのまま投げ出された。腹に足をぴたりとつけられ蹴り上げられたのだ。ダメージはないが、リングは狭い。攻撃力も下がっている状態のクリストファーは甘んじて場外へ吹き飛んだ。
苦戦
🔵🔴🔴
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
ちょっと言ってる事がメチャクチャすぎね?
墓場かどうかはその二人が決めるんじゃ……
って自分が暴力ふるってるのも気付いてないんじゃ
こっちの事を聞く耳なんて持たねぇよな。
しゃあない、身体に直接教え込んでやるよ!
リングコスチュームのまま応戦して、
『ダッシュ』や『スライディング』で敵さんを撹乱するよ。
もちろん隙を見つけたら、パンチやキックで打撃を加え、
ダメージとイラつきで注意を『おびき寄せ』る。
…誰かが背後に回っても気付かないくらいにね!
オーナー(f01818)の拘束ががっちり決まったら、
今日一番の蹴り……【暁を拓く脚】をお見舞いするよ!
結婚するカップル皆の暁も拓きたいね!
エスタシュ・ロックドア
自由を愛する俺にとっちゃぁ確かに結婚は墓場だが
結ばれることを選んだ連中にそれを押しつける気は微塵もねぇな
ハレの日にとんだ野暮な野郎だ
こいつが首魁なら、ぶち壊した責任とってもらわねぇとな
ここ一番の大勝負だ、リングも派手にしようじゃねぇか
『群青業火』発動
【範囲攻撃】で燃え盛る火を会場に撒くぜ
ああ勿論、敵以外は燃やさねぇよ?
んじゃ、多喜(f03004)に敵の注意が向いたら視界外に移動
炎の壁に隠れて接近すっかぁね
この為に火を撒いた訳よ
機を見て【ダッシュ】
敵の腕を背中に捩じり上げる
もがいても俺の【怪力】にゃぁ中々勝てねぇと思うぜ
じゃぁ、よろしく多喜
ガッツリキメてやれ
●壇上の男女
「愛は、不滅!」
歪んだ愛を掲げておきながら愛の戦士は堂々と言い切り立ち上がった。しかし、そんな戯言を聞き流しておくわけにもいかず。コーナーリングに立ち上がったのは2つの影。
「ちょっと言ってる事がメチャクチャすぎね?」
「ああ、ハレの日にとんだ野暮な野郎だ」
数宮・多喜(激走サイキックライダー・f03004)とエスタシュ・ロックドア(ブレイジングオービット・f01818)のコンビである。多喜がまずコーナーから飛び降り今度こそ華麗なるダイビングアタックを仕掛ける。
「こっちの事を聞く耳なんて持たねぇよな。しゃあない、身体に直接教え込んでやるよ!」
と繰り出すのはダイビング・ボディプレス。愛の戦士は肉体美を誇るように受け身を取ってその攻撃を何とか受け止める。しかし彼女の攻撃はまだ止まらない。続いてパンチをみまって、姿勢を落として足払いを決める。愛の戦士はすべて強化した肉体で受け止め、回避するが、多喜の流れるような攻撃に視線を奪われる。
「そんで、もっかい行くよ!」
多喜はもう一度大技を出すことを宣言してロープに背中を思いっきりぶつけて反動で愛の戦士に飛び掛かった。愛の戦士はそれさえも交差させた腕で受け止める。当然だ、わざわざ教えてやったんだから。
――瞬間。リングの周辺に炎が舞い、多喜が愛の戦士に弾かれ離れると、その炎は愛の戦士にむかって集い、その体を包み込む。エスタシュのユーベルコード【群青業火(ブレイズアズール)】による地獄の業火が赤い戦士を群青色に焼き尽くす。
「これが、これが貴様等の愛の炎というわけか!」
燃え盛る炎の中で愛の戦士は多喜に向かって叫ぶ。
「そんなんじゃねえが、よ!」
炎は一瞬にして霧散し、代わりに愛の戦士の背後からエスタシュの両腕が伸びる。愛の戦士の腕をつかみ、その手を背中に曲げて捩じり上げる。
「何ぃ!? そうか、2人居たな!」
「おう、忘れてもらっちゃ困るぜ」
エスタシュはしっかりと怪力によって愛の戦士を捕まえ、周囲の炎に遮られた視界の先にいる仲間に居場所を伝えるように声を上げる。
「じゃぁ、よろしく多喜。ガッツリキメてやれ!」
「3・2・1……ゼロ! ここからだ!」
炎を突き抜け、多喜の【暁を拓く脚(サイキック・オーバー・マター)】が愛の戦士の胸元に向かって真っすぐに貫くように発動した。
「吹っ飛べえええええええ!」
多喜の気迫と共に、今度は愛の戦士が場外へ吹っ飛んだ。その先には待ち受けるかのように猟兵の姿があった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
アドリブ連携歓迎っす
「結婚で得られるものは、揺り籠のような安寧から墓場という終焉まで、どう捉えるかは個人の自由っすけど、その価値観を人に共用することを正義とは言わないっすよ」
引き続き、ヒーローさんの身体を借りて戦闘
せっかくリングがあるので、【ロープワーク】を駆使してリングロープからの跳躍での空中殺法で戦うっすよ
「仕留めるなら、相手から3発食らう前に一撃必殺っすかね」
【正義代行】で新郎新婦達の想いを受けつつ、相手にレッグラリアートor延髄斬り
「これが、この会場の新郎新婦達の、愛の力っすよ!」
ちなみに副次効果で、力を貸してくれた人達の心を繋ぐ効果もあるんで、新郎新婦は更にラブラブになるっすかね?
マクベス・メインクーン
ヴィランより更にやばいやつ来たな……
暴力嫌いな見た目してねぇんだけど?
てか結局暴力するんじゃねぇか!
くっそー、つい解説続けたくなるがやばそうなんで戦いに行くぜ
敵が身体能力上げてくんなら、こっちもUCで身体能力強化して対抗してやる
【フェイント】かけながら近づいてガンフー、魔装銃で殴りに行く
時折銃で撃つと見せかけて【だまし討ち】しながら【2回攻撃】、回避はUCのスピード強化頼みだな
再び同じように銃を向け【零距離射撃】で炎の【全力魔法】食らわせてやるぜっ
愛にも色々あんだろ、他人が口出す事じゃねーよっ
ま、これでマトモな結婚式ができそーだなっ!
末永くお幸せにだぜっ……オレもこの後、会いに行くかなぁ……
●愛を知る者たちの戦い
「くっそー、つい解説続けたくなるがやばそうなんで戦うぜ! オレだって接近戦くらいやれるっての」
マクベス・メインクーン(ツッコミを宿命づけられた少年・f15930)は【身体能力超強化(エレメンタル・エンハンス)】を使用して力を高めながら目の前に落ちてきた愛の戦士に飛び掛かる。マクベスの体に傷が開き流血の代償を受けるが、かまわず魔装銃のファフニールとリンドブルムを構えてカンフー。いや、ガンフーを仕掛ける。
「わたぁ! てやぁ!」
と声を上げて至近距離で銃を撃つ。たまに撃つことはなくただぶったたくフェイントもかましていく。
「く、チョコザイな!」
愛の戦士も負けじと肉体美を見せつけながら自身の能力を上げてしっかりと一撃一撃を受け止める。
「結婚で得られるものは、揺り籠のような安寧から墓場という終焉まで、どう捉えるかは個人の自由っすけど、その価値観を人に共用することを正義とは言わないっすよ」
すぐそばにいたリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)がそこに加わる。マクベスの攻撃に気を盗られた愛の戦士の背後、つまりリング上からトペ・スイシーダをけしかける。
「何ぃ!?」
愛の戦士は背後の気配に気が付くが、背後に気を取られれば今度は正面から。
「おっと、よそ見は危ないぜ!」
とマクベスの弾丸が飛んでくる。結果、リカルドの仕掛けた大技は見事愛の戦士にクリーンヒットした。
「ぐわあ!」
ここまでダメージを受けていた愛の戦士はその一撃に吹っ飛ぶ、しかしマクベスは逃がさない、すかさず距離を詰め、地面に大の字で倒れるアイの戦士の上に猫乗りになる。
「愛にも色々あんだろ、他人が口出す事じゃねーよっ」
マクベスは愛の選手の脳天に2つの銃口を突き付け、全力魔法で打ち抜いた。
「ぐ、ぐうううううう!」
もがき苦しんだ愛の戦士はのたうち回る。
「おわわっ! っと」
マクベスは咄嗟に愛の戦士から離れた。苦しみながら無理やり立ち上がる愛の戦士。
「いけるっすね? ヒーロー」
「ああ、君の力を貸してくれ」
マクベスは自分の宿主となっているヒーローに確認を取ると、ユーベルコードを解放した。力なき者達の想いや願いを背負った一撃がふらつく愛の戦士の腹部を捉えた。
「これが、この会場の新郎新婦達の、愛の力っすよ!」
「うおおおおおおおお!【正義代行(ジャスティス・スマッシュ)】!!!!」
「ぬ、ぬわああああああああああ、愛が、愛が壊れていくうううううう!」
こうして、愛の戦士は消滅し、ヴィランたちは完全に抵抗の意志を失った。
●エピローグ。
「さて、野暮は良くねえよな。帰るか」
「そうさね。あー。でも幸せそうな新郎新婦見てたら、なんかすがすがしい気分になってくるねぇ。取り残された花婿花嫁がいないか見まわるついでにツーリングしないかい? オーナー!」
「悪くない提案だな」
エスタシュと多喜は、愛車のシンディとカブにまたがり街に繰り出した。
「さて、俺も十分運動したし帰るか」
「あ、あの! あなたのプロレス、よかったわ!」
「はは、お嬢さんにそういってもらえるとは光栄だね」
クリストファーと那由多は若干のプロレス談義をしながら帰投する。
「末永くお幸せにだぜっ……オレもこの後、会いに行くかなぁ……」
花婿、花嫁たちが手を取り合い笑い合うのを見て満足し、マクベスも愛する彼の元へと直帰する。
「――本当にありがとう、貴方のおかげで、私は戦えた」
「例はイイっすよ。照れるっす。まあ、でも、最後の技、副次効果で、力を貸してくれた人達の心を繋ぐ効果もあるんで、新郎新婦は更にラブラブになるっすかね?」
「はは、それはイイな。ひどい目には合ったが、それなら今日の結婚はきっといい思い出になるだろう」
リカルドはヒーローと別れを告げる。一時の絆とはいえ、彼には大変感謝された。マスク冥利に尽きるというものだ。
こうして、この後無事に結婚式は行われ、披露宴があり、これからを共に生きていくカップルは誰も笑っていた。誰もが完ぺきではないけれど、出会い、愛し合い、そして許し合えた。だから今日結婚する。少なくとも今日この日、猟兵たちとかかわりを持った花婿、花嫁は誰もが世界で一番幸せな瞬間を迎えるのだった。
大成功
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