テレビウム・ロック!~そのカギを開くのはあなた
●Run and Run and Run
「たーーーーすーーーーーけーーーーーてーーーーーっ!!!」
ここはネオン瞬くキマイラフューチャーの、ネオンもうっすらとしか届かないどこにでもある街の路地裏。その狭い道を一人のテレビウムの少年が闇に紛れて走っている・まるで何かから逃げる様に。
「待て―――!」
「逃げるなー!」
「俺の肉体を見ろー!」
「いやだ―――、追ってこないで―――――!!」
なにやら、おかしな言葉も混ざっているが二足歩行のマッチョなアルパカがテレビウムの少年を追いかけている。
「なんでだよ、僕はただ、プロレスを見に行ってただけなのに。なんでこんなマッチョな怪人に追われなきゃならないんだよ。それに急に鍵の模様が顔に浮かんでくるし・・・もう、最悪だ――――!!」
●Opening the key~鍵を開く者たちへ
「さて、みなさん。本日は突然の依頼にも関わらず、参集いただき感謝します」
グリモアベースに集まった猟兵たちを前に滝沢・涼子(精霊に愛されし魔導騎士・f04041)が頭を下げて感謝を述べる。
「今回、私が見た予知ですが、最近、キマイラフューチャーで頻発しているテレビウム襲撃事件です。おそらく、皆さんもすでに話は聞いていると思いますが顔に鍵マークが浮かんだテレビウムがオブリビオンから襲撃を受けているというものです。今回見たのは・・・マッチョなアルパカに追いかけられていた少年でした。」
といい、涼子はキマイラフューチャーの地図を取り出し、机に広げると事件の説明を続ける。
「彼が追いかけられているのはこのアレナキマイラというプロレスのアリーナがある場所から少し入ったところにある路地裏です。現在はアルパカマッスルブラザーズのみが追いかけていますが付近をマグロ怪人や機関車怪人が走っているようなので鉢合わせになる可能性があります」
涼子は地図上に他の怪人がどこにいるかの目印を打つ。
「今回の任務ですがこのテレビウムの少年の保護と彼の身に迫る驚異の排除です。それでは、皆さん。準備は大丈夫でしょうか」
猟兵達が準備はすでに出来ていると言わんばかりの表情を見せると涼子は集まった彼らを見渡し、宣言する。
「それでは、これよりキマイラフューチャーへのゲートを開き転移を開始します。皆さん、無事に生還をしてください。これが私との約束です」
涼子が描いた魔法陣が光を放ち、猟兵たちをキマイラフューチャーへと送り出した。
蛸入道
キマイラフューチャーで大規模なテレビウム襲撃事件が発生いたしました。付近にいる猟兵は速やかに現場に急行し、事件の早期解決に動いてください。
どうも、第六猟兵マスターの蛸入道と申します。
さて、今回のシナリオは先日より始まった期間限定シナリオ、『テレビウム・ロック!』シリーズです。何の因果か急に顔に鍵マークが浮かんだテレビウムたちが無差別にオブビリオンに追われることとなってしまいました。皆様に今回そのテレビウムをオブビリオンの魔の手から救い出していただきます。
●テレビウム
今回、絶賛鬼ごっこ中のテレビウム君ですが名前をハコ君といいまして、キマイラフューチャーのどこにでもいるごく普通のプロレスが好きな15歳の少年でございます。
彼自身何の特殊な能力は持っておらず、この日もアレナキマイラにプロレスの観戦に行っていただけです。その観戦中に鍵症状に感染したため、現在の状況にあるということです。
●章構成
第一章では現在ハコ君を追っている量産怪人アルパカマッスルブラザーズとの集団戦となります。かなりの数が追いかけてきているので対個人よりも対集団の闘い方をしたほうが効果があると思われます。
第二章では現在絶賛、ハコ君を探して市内を止まるんじゃねぇぞーと爆走しているマグロ怪人とのバトルが発生すると予想されております。こちらもかなりの数が動いているのでアルパカ同様対集団の闘いが有効となります。
第三章はやはり、ハコ君探索中の機関車怪人とのバトルが追いつてくるかもしれません。こちらは一人だけのようなので今まで違い対個人の戦術が有効になるのではないでしょうか。
●今回のシナリオの特殊条件
今回のシナリオというかこの『テレビウム・ロック!』シリーズは『4月30日朝8:30までの完成した成功シナリオ数』によって、その後の展開が変わります。なので、当シナリオもスピード感を重視していく予定です。そのため、アクションの返却が起こる可能性がございますのでご了承ください。
それでは、皆様の熱いプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『量産怪人アルパカマッスルブラザーズ』
|
POW : ポージング
自身の【逞しい肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : ポージング
自身の【躍動する肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
WIZ : ポージング
自身の【洗練された肉体の誇示】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
イラスト:ヤマトイヌル
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●Play tag with Macho
「待て―――!」
「逃げるなー!」
「俺の肉体を見ろー!」
「いやーーーーーー!たーーーーすーーーーーけーーーーーてーーーーーっ!!!」
バタバタドタドタとマッチョなアルパカの群れに追い回されるテレビウムの少年ハコ。どんなに周りに助けを求めてもここは路地裏、ネオンの光も薄っすらとしか届かず、人通りも少ない場所。入り組んでいるから相手を撒けると思って入ったのが裏目に出たようだ。おのれの歩幅と相手の歩幅考えてみれば、相手との距離が広がらないのは容易に想像出来た。相手が追いつかないのはあの相手が大人数で追ってきているからだ。だが、追いつかれるのも時間の問題だ。ハコは自分の運命を呪った。
「なんで、なんでだよ。なんで、僕がこんな目に合わなきゃいけないんだよ。もし、神様がいるなら・・・誰か・・・誰か助けてよ・・・。」
聞こえはしない、わかってはいるが彼は奇跡を信じ、力の限り助けを求めた。その願いが通じたのか、彼の目の前に一筋の光が広がったのだ。
大豪傑・麗刃
とりま現場に急行して見たものは、またわけわかめなマッチョなのだ!わたしもわけわからないと良く言われるが、ここまでではないのだ!
さて今回の敵は多数。ならば手段は。
全員斬るのだ。
右手に刀!左手に脇差(と呼ぶには多少大きすぎる剣)!この二刀流で当たるを幸いに斬りまくるのだ。剣刃一閃!二刀流なので二閃!2回攻撃で四閃!一回の攻撃で4体斬る!!マッチョだろうと斬ればたぶん一撃で死ぬので一回の攻撃で4体死ぬはずなのだ!てきとーでいーかげん?言ってくれるななのだ。
ポージングの対処……まー身体能力上がっても斬っちゃえば一緒なんじゃないかなあ。たぶん。あるいはポージングされる前に斬るとか。だまし討ちとか併用で。
●A person reaching out for help
「今度は何なんだよ――!」
ハコは突如目の前に現れた魔法陣から発せられる光に思わず叫ぶ。今度は自分の目の前にマッチョが現れたのではないかと。しかし、その予想は一人の大小を佩いた男の登場により覆されたのだ。
「え~、グリモア猟兵の招集を受けてとりま現場に急行して見たものは、またわけわかめなマッチョなのだ!っと・・・わたしもわけわからないと良く言われるが、ここまでではないのだ!もう、麗ちゃんぶつじょ!」
ハコの前に現れたその武人・・・大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)が目の前にいるマッチョに対し、ひとしきり悪態をつくと腰の大小を抜き放ち声のトーンを落とし、誰ともなく呟く。
「さて、今回の敵の数は多数。となると手段は全員斬るのだ」
「あ、あの。もしかして、オジサンはもしかして猟兵さんですか」
ハコは目の前にいる麗刃に徐に聞く。
「いかにも。麗ちゃんは猟兵さんなのだ。だけどな少年。麗ちゃんはおじさんじゃない。お兄さんだ!」
ここに至って、ハコは自分に助けの手が差し伸べられたことに気が付いたのだ。
「おのれ、猟兵。ここであったが百年目。我らの筋肉で貴様もフルモッフ&フルマッソにしてやろう」
アルパカたちもついぞ殺気立ち力が入る。
「では、少年よ。この先に麗ちゃんと同じく魔法陣を潜った仲間がいると思うので彼らと合流をしてくれませんかね。正直、これからやることは少年に魅せるにはちと刺激的なんだな」
麗刃はハコに対し、ここから立ち去るように促した。そう、すべては彼が戦いに巻き込まないようにするためだ。
「わ、わかったよ。とりあえず、この先に必ずいるんだね」
「ああ、必ず誰かしらは来てるはずだ」
麗刃の言葉を聞くや否やハコは麗刃の指さした方向へ再び走って行った。
「んじゃ、改めて・・・一回で何体斬れるかね」
麗刃は大小を構え直すとそのままマッチョの群れ目掛けて駆け出した。
「な、なんと」
「待って、まだコッチは準備できてない」
「パンプアップが間に合わぬ」
突然の攻撃に慌てふためくアルパカ達。本来であれば逞しい肉体の誇示するポージングを一斉にとるはずがてんでバラバラ。中には無様にもポージングのできない者もいたのだ。
「いくら体を鍛えたマッチョだろうと斬ってしまえば、ただの肉塊。麗ちゃん剣技の閃きを味わうんだな」
麗刃がマッチョの群れに飛び込むとそのまま右手の刀と左手に脇差の二刀流で当たるを幸いに斬りまくる。剣刃一閃!二刀流なので二閃!さらに2回攻撃で四閃!一度の突撃で合計4体のアルパカを斬り伏せたのだ。
「ひぃぃぃぃぃ!」
「こいつは・・・」
「化け物だーーー!」
「俺の筋肉が―!」
「ふむ、とりあえず、ここにいるのはこの4体だけか。とりま、残りは探しつつみなと合流するのだ!」
麗刃はアルパカを斬った刀から血と脂を振り落とし納刀すると踵を返し、ハコ君を逃がした方向へと駆け出した。
成功
🔵🔵🔴
黒滝・龍也
っと、ヒーロー猟兵になった途端に別世界でこんな騒ぎが起きるなんてな。
とにかく、あの逃げているテレビウムの少年を助けないといけない。
そう、いつもやってた通りに。そしていつもよりも速く、確実に、自信を持って救う!
俺は斬った張ったはあまりしないヒーローなんだ。
じゃあどうするって? 戦闘はそれが得意な仲間に全部任せる。
俺は何よりもまず、あのテレビウムの子の全然確保だ。
涼子ちゃんの地図とレスキューアイの「救助活動」でテレビ少年をサーチし、「ダッシュ」「早業」で接近して素早く確保。後は抱きかかえて【クロックアップスピード】も使った「ダッシュ」「早業」でとにかく安全圏まで退避!
少年、しっかり掴まってろよ!
●Those who run faster than the wind
「ヒーロー猟兵になった途端に別世界でこんな騒ぎが起きるなんてな」
黒滝・龍也(ストームドラゴン・f17315)は思わず頭を掻く。だが、そんな気持ちもすぐに切り替えて、ハコの探索へと行動を移した。
なぜなら、龍也は猟兵であると同時にヒーローである。今彼の心の中はとにかく、あの逃げているテレビウムの少年を助けないといけないという思いでいっぱいであった。
「そう、いつもやってた通りに。そしていつもよりも速く、確実に、自信を持って救う!」
決心を口にすると龍也はレスキューアイの要救助者発見機能を起動する。そこには滝沢涼子により共有されたこの付近の地図情報が入っており、その情報を元にハコ君の現在地をサーチする。
「今、俺がいるのはここで・・・彼が走っているあたりはここだから」
瞬時にハコの現在地を割り出すと路地裏を駆けだした。龍也は元々斬った張ったはあまりしないタイプのヒーローだ。今までもその足の速さを活かし、人命救助をメインに活動してきた。だが、事ヒーロー活動において人命救助も立派な仕事の一つだ。人命救助に置いて大切なことは如何に迅速に対象を発見し素早く、1分1秒でも早く救助することだ。そういった意味では龍也は人命救助活動のスペシャリストと言えるのである。
「はぁはぁ、ここまで逃げれば。それにしてもさっきのおにいさんは大丈夫かな・・・」
ハコは路地裏に積んである箱の影に身を隠し息を整える。何せ、追われ始めてからずっと走りっぱなしだったからだ。いくら体力に自信がある人間でも気を抜くことができない状況で走り続けるのは至難の業だ。そんな休んでいる箱の元に今度は一人の龍の覆面を被った男が近づいてきた。
「君がハコ君だな。俺の名はストームドラゴン。君を助けに来た通りすがりのヒーローだ」
突如現れ、ヒーローを名乗る男に対し、ハコは若干の警戒を抱いたが先ほどの麗刃 の件もあったため、その警戒も杞憂であることを理解した。
「あ、あの。もしかして、おにいさんも猟兵さんですか」
「ああ、そうだ。さあ、立てるかい」
龍也はハコに手を差し伸べる。ハコがその手を握ると龍也は通信端末を使いこの現場で探索を行っている他の猟兵に連絡を入れる。
「こちら、ストームドラゴン。救助対象を確保。これより安全圏に退避する」
連絡を入れたのち、ハコを抱きかかえると龍也は天に向けて指を鳴らし『クロックアップ・スピード』を起動させる。
「少年、しっかり掴まってろよ!」
龍也はハコを抱え、路地裏から近くのアパートの屋上へと向かったのだ。
大成功
🔵🔵🔵
枸橘・水織
ユーベルコード・AMMの特性を活かし、基本的にはハコ君の保護は他の人に任せて、自分に量産怪人達を引き付けて対処する
他の参加者・後から来る人達にもグリモア猟兵を通じて連絡
空に『爆発属性?(爆発すると魔力による文字が残る)の魔力弾』を打ち上げ、[ハコクンヲホゴシマシタ]の文面を空に描く
「脳筋っぽい怪人さんだから、ひっかかるとは思うけど…」
(露骨すぎるかな?…と)
集まってきた量産怪人達を今度は『粘着属性の魔力弾(命中時に強力な粘着液へ変化する粘着魔力弾)』を使って量産怪人達を少しでも多く…長く足止めする
●A person who sews macho
一方その頃、龍也からハコ救助の連絡を受けた枸橘・水織(オラトリオのウィザード・f11304)は彼の元にアルパカマッスルブラザーズが行かないようにそして、この場で一網打尽にするために自身のユーベルコードである『錬金魔力弾(略称:AMM)(アルケミィ・マジック・ミサイル)』の特性を活かし、上空に爆発属性(爆発すると魔力による文字が残る)の魔力弾を打ち上げた。
パン、パン、パン、パン、パン。打ち上げた魔力弾は信号弾の様に破裂し空に次の文字を描き出す。
[ハコクンヲホゴシマシタ]
「脳筋っぽい怪人さんだから、ひっかかるとは思うけど…」
水織は打ち上げた文字を見つめながら呟く。露骨すぎだったかなという気持ちもあったであろう。だが、そんな思いもすぐに吹き飛ばされた。
「うぉぉぉ、見つけたぞ!」
「そっちの路地か―――!」
「俺の筋肉を見ろ―――!」
空に上がった信号弾を見たのか、大量のアルパカが水織の元へやってきたのだ。
「ま、まさか、こんなに上手くいくなんて。では、次は」
自身に迫りくる大量のアルパカ怪人を前にしても慌てることなく次の手を実行に移すべく、水織は手にしたウィザードロッドを構え、錬金魔力弾(略称:AMM)(アルケミィ・マジック・ミサイル)の詠唱を始める。
「みおの錬金魔法…相手に合わせて変幻自在だよ」
水織が得意とするのは錬金魔法。物質の本質を理解することで様々なものを錬成する魔術である。『理解できたなら、すべては自身の力となる』まさに錬金魔力弾はその真髄たる技なのだ。
ウィザードロッドから青い光が発せられると粘着属性の魔力弾(命中時に強力な粘着液へ変化する粘着魔力弾)がアルパカたちに降り注ぐ。
魔力による炸裂煙が晴れるとそこには粘着液により地面や壁、そして互いの体がくっつきあい文字通り肉の壁となった怪人の姿が現れたのだ。
「ふぅ、これで少しは足止めになりましたね」
水織の錬金魔法によりアルパカマッスルブラザーズの足止めに成功したのだ。
成功
🔵🔵🔴
政木・朱鞠
理由もわからないまま封印状態で困っている子をいじめるのはどんなに良い筋肉のマッチョさんでも粋じゃないね…。
何を目的としてテレビウムくん達の画面にトラブルが起きているのかわからないけど、これも未来を喰い潰すトリガーなのだろうから油断は大敵なんだよね。
それとアルパカさん達は天然っぽいから相手のペースに乗せられない様に気を付けないとね。
戦闘【SPD】
敵さんはパンプアップしているみたいだしちょっと対抗して『忍法・狐龍変化身』を使って急所を狙った攻撃を心掛けて大きなダメージをめざすよ。
引き続き武器は刑場槍を使い【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。
アニカ・エドフェルト
ハコさん…。いろいろ、災難、ですね……。
ちょっと、上空から、登場して(or登場後普通に翼の力で)、不意打ち気味に、マッチョさん一人の首を、後ろから蹴り飛ばし、ます。
さて、出てきたとは、言っても、わたしの攻撃技、基本対1人用、どう、しましょう…。
はっ、いいこと、思いつきました。ハコさん、少し、離れて、いてください。
というわけで、さっき蹴り飛ばした、マッチョさんを、集中攻撃で、倒して、
あとは、足をもって、ジャイアントスイング、ですっ
(〈グラップル〉〈怪力〉〈気合い〉〈なぎ払い〉〈力溜め〉等を使用)
……め、目が、まわ、り、まし、た…(ふらふらこてん)
(アドリブ行動台詞歓迎)
●Those who destroy the macho
水織がアルパカマッスルブラザーズの足止めに成功すると同時に二人の猟兵が空に上がったメッセージを見て合流してきた。
一人は政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)。彼女は別の場所でアルパカを退治していたが一部のアルパカが上空のメッセージを見てこちらへ向かって行ったのを追いかけてきたとのこと。もう一人はアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)。彼女はハコ救助のために探索をしていたが龍也からの連絡と上空のメッセージを見て、後顧の憂いを断つために合流したのだ。
「理由もわからないまま封印状態で困っている子をいじめるのはどんなに良い筋肉のマッチョさんでも粋じゃないね…」
「ええ、そうですね。ここは、ハコさん、平穏の、ためにも、退治して、おきましょう。」
二人は目の前で動けなくなっているアルパカマッスルブラザーズに目を向ける。どうやら、一部のアルパカはパンプアップにて脱出を試みようとしている。せっかく足止めをしてもらっているのに脱出されては意味がない。二人は互いに目配せをして行動を開始する。
「とりあえず、アルパカさん達は天然っぽいから相手のペースに乗せられない様に気を付けないとね。それとアルパカさん達パンプアップをしてるみたいだし、こっちもちょっと本気を出しちゃおうかな」
朱鞠は素早く印を結ぶ。
「抑えし我が狐龍の力…制御拘束術第壱式にて…強制解放!」
印を結び終えると朱鞠の体の一部が変貌する。『忍法・狐龍変化身(ニンポウ・コリュウヘンゲシン)』。自身の身体部位ひとつを【真の姿の一部分】に変異させる忍法だ。
「それじゃあ、いくよ」
朱鞠はその変異させた腕でアルパカの筋肉の鎧の隙間を縫い急所への一撃を加えていく。
「ぎゃーーー!!」
「いてぇーーーー!!」
「お、俺の筋繊維が壊れる―――!」
急所への一撃は着実にアルパカたちへダメージを与えていく。そして、さらなるダメージを与えるためか朱鞠は変異した手を戻した。その手には刑場槍が握られてる。
「さあ、これで仕上げよ」
刑場槍で先ほどの急所攻撃にて付けた傷口を刺しえぐる。
「ぎ、ぎやーーーーー!!!」
さしものマッチョも筋肉のない部分を攻撃されてはたまらないらしく、次々に絶命していく。そして、悲しいことに足止めをされているため、そのまま立ち往生の状態となってしまったのだ。
一方、アニカはというか壁を蹴り勢いをつけてアルパカの首元を後ろから蹴り飛ばす。
「さて、わたしの攻撃技、基本対1人用、この、多人数。どう、しましょう…」
アニカの技は柔術などベースになっているため1対1での戦闘では最大限の効果を発揮するがこのような多人数での集団戦には向いていないのだ。この状況をどう解決するか思案するアニカ。
「はっ、いいこと、思いつきました」
先ほど蹴り飛ばしたアルパカを見て何やら思いついたみたくその策を実行に移す。
「あいたたた、不意打ちとは、ひどいことをって、な、な、なにするだー――!」
「あまり、こういうことは、したく、ないのですが、仕方ないですね」
アニカは蹴り飛ばしたアルパカの元へ行き、さらに打撃を加える。その後、徐に引き起こし懐へ潜り込み持ち上げるとそのまま地面へと叩きつけた。『転投天使(スロゥイングエンジェル)』。これぞアニカのフェイバリットホールド。この一撃でアルパカは意識を手放した。そして、完全に気絶したアルパカの足を抱え、自分ごと回転を始めた。これぞ、プロレスの花形技の一つジャイアントスイング。もし、この場にハコ君がいれば思わず回転数を数えかねないくらい綺麗な回転であった。その回転を活かし、アルパカの群れへと突っ込むアニカ。哀れ気絶したアルパカと動けないアルパカの群れは互いの肉体を砕き合う玉砕の憂き目にあったのだ。だが、そのジャイアントスイングを敢行したアニカはというと
「……め、目が、まわ、り、まし、た…(ふらふらこてん)」
そう、この技は自身も開店するので諸刃の刃なのだ。技を終えたアニカは御多分に漏れず倒れてしまったのである。
「あらら、まあ、これでアルパカ掃除はおしまいかな。何を目的としてテレビウムくん達の画面にトラブルが起きているのかわからないけど、これも未来を喰い潰すトリガーなのだろうから油断は大敵なんだよね」
朱鞠は今回の事件にはまだ続きがあると感じ改めて気を引き締める。
こうして、朱鞠とアニカの活躍により、ハコ君を追っていたアルパカの群れは全て倒すことに成功したのだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『マグロ怪人ツーナー』
|
POW : 止められない止まれない
【食べられるという恐怖心から無限のスタミナ】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
SPD : そんなことより助けて欲しい
レベル分の1秒で【腕を振り払うことで自らに噛み付いてる猫】を発射できる。
WIZ : 水を得たお魚
【水鉄砲】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を水浸しにし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:くずもちルー
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●Where is the key to unlocking?
「皆さん、助けていただいてありがとうございます」
猟兵達がアルパカ軍団と戦っていた路地裏から少し離れたところにあるアパートの屋上。猟兵たちはこの場所に合流して今後について話し合う予定であったが・・・。
「あ、あれ・・・また顔がおかしいことに。すみません、どなたか鏡を貸してくれませんか」
ハコが鏡を見るとそこには今まで映っていた鍵ではなく、とある施設への道筋が描かれていた。
「あれ?ここってNEOTOKIOドームの場所だ。猟兵さん、不躾なお願いであるのは承知ですが僕のことをここに連れて行っていただけますか」
ハコが猟兵たちにお願いをする。もとより猟兵達も事件の解決のため少しでも手がかりが欲しかったこともあり、二つ返事で了承した。
行き先も決まり、出発しようとした一行の前にそれは現れた。
「「ツーーーー↑!ナーーーー↓!!!」」
まるで背景に『ザッッパーーーン!!』というSEが付きそうな勢いと共に赤褌をしたマグロヘッドのマッチョメンが壁を垂直に駆け上り登場したのだ。
「みーつけた。これより我らマグロ怪人ツーナーがそこのテレビウムの保護を致す。さあさ、怖がることはないでござるよ。フグググ」
見るからにいや見たまんまにアヤシイマグロ怪人たちがいたいけなハコ君に迫る。
さあ、猟兵達よ。この迫りくるマグロ怪人ツーナーの集団を突破し、NEOTOKIOドームまでの道を駆け抜けろ。
黒滝・龍也
全く次から次へとって、今度はマグロ頭!? この世界の怪人はおかしなのが多いんだな……とにかく、ハコ君の安全確保は最優先だな。
ちょっと今回は抱えて走って退避、というのは苦しいか。見たところ、あのアルパカよりは速くて強いみたいだし……さて、どう足止めしようかな。
よし、ここは軽く手品でも見せようか。まずは「怪力」を使って屋上のコンクリートを軽く砕いて瓦礫を作る。ついで【クライシスゾーン】でその瓦礫を竜巻化してツーナーの足を払ってやろう。
あいつらの水鉄砲で濡れた床を瓦礫にして使えば戦闘力増強も防げるだろうか? 試す価値はありそうだ。
ある程度隙間ができたらハコ君を抱えて「ダッシュ」で退避させてもらうよ。
政木・朱鞠
マグロの人か…連続で厳つい子なんだね…状況が理不尽すぎて怒りを燃やしたい所だけど…ハコ君を目的地に連れていく邪魔をするのなら容赦なく調理しちゃうんだからね!
咎はキッチリ償ってから骸の海に帰ってもらうよ。
戦闘【SPD】
肉球攻撃ならうれしいけど…避けきれなければまともにダメージを貰うリスクは高いね、早めに片付けたいし『降魔化身法』を使用して惜しまずに強化状態で迎え撃つよ。
武器は手裏剣をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。
時間に追われてシンプルな考えしか浮かばないけど…のんびり構えて終末の始まりなんて言い訳が付かない状況だけは避けないとね。
大豪傑・麗刃
どう見てもあやしいやつなのだ!
わたしもよくあやしいあやしい言われるが、ここまでではないのだ!
まあやることは一緒。敵を倒しまくればいいのだ。
ということでわたしが先頭に立ち、血路を開くのだ。護衛とかはみんなに任せるのだ。
とりあえずマグロなので、先刻と同様、斬って刺身にしても良いのだが、同じ技の繰り返しも芸がないのだ。
よって斧を両手で構えてグラウンドクラッシャー。
ネギトロにしてやるのだ。
超高速連続攻撃とやらが来たら……見切ってカウンター。相手が速ければ当たった時のダメージも相当なものになるはずなのだ。一本足打法で場外ホームランなのだ!あ、新記録とか言わせてやるのだ。
サリー・オーガスティン
ゴメン!出遅れてしまって申し訳無い!
(ジェイクと共に登場)
ボクも君を守りに来たよ!>ハコくんに向かって
猫を飛ばしてくるとは、何という卑劣な!
これは、全部を打ち落とせるかどうかは分からないけど、少しでもテレビウムさんへの危害を防いで、仲間の攻撃の助けとなる事が、大事だね
(対・怪人)
何が「怖がることはない」だぁ?
こういう時には、もう少し怖がらさせない態度をとるものだよ?
(やや高飛車な物言いをしながら)
(Drone Action発動)
相打ちは承知だよ!ここは振り払われた猫を撃ち落として(最悪でも体当たり)、それでも余力があれば、怪人そのものを攻撃しよう!
●Beat the tuna to unlock the key
「全く次から次へとって、今度はマグロ頭!? この世界の怪人はおかしなのが多いんだな……とにかく、ハコ君の安全確保は最優先だな」
「どう見てもあやしいやつなのだ!わたしもよくあやしいあやしい言われるが、ここまでではないのだ!」
迫りくるマグロ怪人たちに思わず本音が漏れる、黒滝・龍也(ストームドラゴン・f17315)と大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)。
「マグロの人か…連続で厳つい子なんだね…状況が理不尽すぎて怒りを燃やしたい所だけど…ハコ君を目的地に連れていく邪魔をするのなら容赦なく調理しちゃうんだからね!咎はキッチリ償ってから骸の海に帰ってもらうよ」
アルパカに続き筋肉過多な相手に政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)は理不尽な状況に若干怒りを覚えつつも現在自分のしないといけないことを思い出し、改めて気合を入れる。
今まさにハコ君をNEOTOKIOドームへ連れて行かんとする猟兵と攫おうとするマグロ怪人との間に火蓋が切って落とされようとしたその瞬間、両者へ割って入るように一台のバイクが飛び込んできた。
「ゴメン!出遅れてしまって申し訳無い!ボクも君を守りに来たよ!」
バイクに跨っているのはサリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)だ。サリーは猟兵とハコにむかい、笑顔絶やさずに告げる。
「お、オノレ―、いくら人数が増えたところで我らマグロ怪人ツーナーのスピードとスタミナから逃げることは不可能。何せ、我々には自足で時速15キロ出る脚力と無尽蔵のスタミナがあるのだ」
ツーナー達は自身のストロングポイントである自慢の健脚を誇りながら猟兵たちに逃げても無駄だと脅しをかけてくる。
「なるほど、逃げ切るのは難しいと」
「ふーんなら、シンプルにお刺身にしてもいいけれど」
「いやいや、刺身だけじゃ芸がないのだ。ここはネギトロもいいと思うのだ!」
そのような脅しに猟兵たちが屈するわけもなく、それぞれが得意の得物を構え、臨戦態勢を整えた。
「よーし、まずはわたしから行くのだ」
麗刃は両手に斧を構える。
「何を∼、そのような斧で我らの高速連続攻撃が防げると思うてか」
ツーナー達が一足に間合いを詰め麗刃へと襲い掛かる。麗刃の周囲を周遊し肉弾攻撃を仕掛けるツーナー。麗刃はその一撃を見切り、躱すとその突撃してきたツーナーに対して大上段から振り上げた斧を叩きつける。『グランドクラッシャー』。単純ではあるが超重量級一撃を放つユーベルコード。その一撃はツーナーをミンチにし大地を穿つ。
さらに返す刀ならぬ返す斧で全力アッパースイングを放つ。綺麗な半月を描いたその軌道は別の方向から攻撃をしようと突進してきたツーナーにヒットするとそのまま場外ホームランよろしく空の彼方へと飛んで行った。
「あ、新記録!」
「へぇ~やるじゃないの。私も負けてられないかな」
麗刃の奮闘を横目に朱鞠は手裏剣を構えると今度は先ほどのアルパカ怪人との戦いと違う韻を結ぶ。『降魔化身法』により、妖怪や悪鬼、幽鬼といったこの世ならざる者たちの力をその身に宿す。
「そ、そんな力、この猫のしつこさに比べればそんなに怖くない!」
この世ならざる雰囲気に押されながらも腕を振りかぶり、自身の身を喰いついている猫を飛ばしてくる。
「ふーん、肉弾攻撃じゃないのね。なら、これで撃ち落とすまで」
「相打ちは承知だよ!さぁ、飛べっ!」
朱鞠は飛んでくる猫を目掛け手裏剣を放つ。さらにその手裏剣に重ねる様にサリーもドローンを召喚する。そのドローンの本体には1と数字が刻印されている。『Drone Action(ドローンアクション)』。召喚したドローンは飛来する猫に対し、攻撃を加えていく。
「「ニャー!」」
次々に手裏剣とドローンの攻撃を受け撃ち落とされる猫たち。さらに朱鞠は利き手に力を込めて渾身の一撃を放つ。その一撃はツーナーの筋肉の鎧、その隙間を貫く。
「もう一丁、行くよ!」
さらに放たれた手裏剣は命中個所を寸分たがわず、一撃目の手裏剣と同じ位置を貫く。まさに傷口をえぐるような一撃だ。
「何が「怖がることはない」だぁ?こういう時には、もう少し怖がらさせない態度をとるものだよ?」
サリーはツーナーに対し、やや高飛車に言い放つと残ったドローンを集約し、ツーナーへの攻撃を命じた。合体したドローンは本体に刻まれた数字を大きくし、戦闘力を向上させた。その攻撃は魚を焼くにはいい火力といったところであろう。火炎放射と銃弾が雨霰のごとくツーナーの群れへと降り注いだ。そして、気が付いた時には地面に手裏剣とドローンの攻撃によりハリネズミ或いは焼け焦げになったツーナーの群れが転がっていた。
「これで、道は切り開かれたみたいだし、そろそろハコ君を連れて移動を開始しますか」
「は、はい、よろしくお願いします。」
「そうね時間に追われてシンプルな考えしか浮かばないけど…のんびり構えて終末の始まりなんて言い訳が付かない状況だけは避けないとね」
ツーナー達の残骸を見て、もう追撃の心配はないだろうと一同はNEOTOKIOドームへと進路をとる一同。しかし、まだ元気に動けるツーナーが残っているようで。
「ま、まて。まだ我らはやれるぞー!逃がすものか!」
追撃態勢を取り、口から水鉄砲を発射する。その一撃は地面を濡らす。本来であれば猟兵たちを狙いダメージを与えるところであるが、ツーナー達は自身の走行スピードを上げるために使用したようだ。まさに水を得た魚のごとく猟兵へと迫る。
「う~ん、これはちょっと厄介かな。よし、ここは軽く手品でも見せようか」
迫りくるツーナーを見て龍也は渾身の力を込めて地面を叩く。その一撃は大量の瓦礫を生み龍也の足元に転がる。
「さて、次は」
瓦礫に手をかざし、力を込める。瓦礫がカタカタカタと音を立てて動き出す。大きな力の奔流が唸りとなり超次元の竜巻と化す。『クライシスゾーン』。まさにその力は嵐の龍、ストームドラゴンが放つブレスの如き。まさにその名をヒーロー名として持つ龍也らしい技である。
「ぐわぁーーー!目が回る―――!」
龍也の起こした竜巻に巻き込まれ、空中を舞うツーナー達。竜巻が治まると天高く舞ったツーナー達は地面に叩きつけられる。さらに竜巻の原料となった瓦礫も降り注ぐ。
「キュー・・・」
哀れ、ツーナー達は瓦礫の下敷きとなってしまったのだった。
「よし、これで追手の心配はなくなったようだ。さあ、NEOTOKIOドームへ行くぞー!」
『オー!』
猟兵達はマグロ怪人ツーナー達の追撃をかわし、無事にハコをNEOTOKIOドームへと連れていくことに成功した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『機関車怪人』
|
POW : トレイン・フリーク
【時刻表】【鉄道模型】【鉄道写真】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : 出発進行!
自身の身長の2倍の【蒸気機関車】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ : アクシデントクラッシュ
対象の攻撃を軽減する【高速走行モード】に変身しつつ、【煙を噴き上げながらの体当たり】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:来賀晴一
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●Things that are ahead of running
マグロ怪人ツーナー達の追撃を躱し、NEOTOKIOドームへたどり着いた一行。だが、そこは普段のドーム球場そのものであり、特別な仕掛けがあるというわけではなかった。
「え~と、ここで合ってますよね」
何か特別な仕掛けやものがあると思っていたハコは思わず不安を感じてしまったのか、自分の顔に浮かんだ地図に対し、疑問を口にしてしまった。
しかし、次の瞬間、突然ハコの顔が強烈な光を発し始めたのだ。
「うわ、まぶしいいいいい!」
ドーム中を照らすほどの光量に一同の目が眩む。その光は15分くらい続いた。
やがて、光が治まるとマウンド上に頭が機関車の形をした怪人が立っていた。
「ふふふふ、やっと見つけましたよ。さすがにあれだけの光を発すればここがわかるというものですよ。さて、ここまで来てしまった以上はそこのテレビウムを生け捕りにするのはあきらめましょう・・・・ここを貴様らの墓場にしてやるぞ!!!」
さあ、猟兵達よ、これが最後の闘いだ。機関車頭の怪人をぶっかませ!
黒滝・龍也
こいつをどうにかすればこの事件は一つ区切りがつく、ということか。
殴る蹴るは苦手だけど、やるしかないか!
「ダッシュ」と「早業」で怪人の周りを高速移動&攪乱、的を絞らせずに攻撃を何とかかわしていこう。
俺自身の攻撃は一撃にかける。怪人が疲れるかどうかは分からないけど、とにかく敵が集中力を切らして防御がおろそかになるのを待つ。
俺の攻撃、それは【ジェットミューテーション】で両腕をジェットエネルギーに変異、それを竜巻状に超高速回転させ…十分な「ダッシュ」をもって体ごと錐揉みさせて体当たり…ストームスクリューアタック、といったところか。二刀流だけど、謎の掛け算はしないぞ?
さあ、ボスをやっつけようか!
サリー・オーガスティン
蒸気機関対内燃機関、かな?ここは。
どう考えても出力や排気量では、勝てるとは思っていないけど、速さで負ける気は、しないよ
(宇宙バイク=ジェイクのタンク部分を、ぽんぽん、と叩きながら)
(ゴッドスピードライド・発動)
ここまできて、ハコくんを守り切れなければ、なんの為の猟兵なんだか
ハコくんへの守護は、【救助活動】で対応
機関車怪人への攻撃は、【スナイパー、2回攻撃、援護射撃】と【騎乗、操縦】で、一撃離脱を繰り返すよ。
ボクとジェイクに追いつけるモノは、いやしない。
(スピードの権化のボクが、負ける気はしないし、負けやしない!)
※アドリブや連携は歓迎します。
政木・朱鞠
「ふ~ん…ここが私達の墓場なんだ…じゃあさ、ハコ君を何で狙うのか冥土の土産に聞かせてよ?
それとも…本当は何にも知らなくて、見た目通りただ命令を聞くだけの不粋な機械の塊さんなのかな?」
ちょっと挑発的な態度で機関車怪人さんに対応するよ。
どっちにしても何の捻りも無い世界崩壊計画なんだろうけど…私達はこのまま世界の未来を絶望の海に喰い潰させないように貴方を討ち取るだけだけどね。
戦闘
【SPD】
行動を鈍らせる事に重きを置いてユーベルコード『咎力封じ』を使用して機関車怪人さんの動きを鎖で封じた後に武器でアタックだよ。
武器は刑場槍をチョイスして【串刺し】→【鎧無視攻撃】→【傷口をえぐる】でダメージを狙うよ。
大豪傑・麗刃
機関車で怪人なのだ?
こっちは集団、むこうが単独。そして場所はNEOTOKYOドーム?
……
はっ!
このシチュエーションはまさにあれなのだ!
きみたち!NEOTOKYOドームで僕と握手!
ということで、ここはみんなで敵を囲んでフクロのフルでボッコにしても何も問題のない場所なのだ!
では早速!!
はあああああああ(それっぽい気合で力溜め)
(スーパー変態人発動)
つーことで右手に刀と脇差(と呼ぶには大きすぎる剣)!左手に斧!これで斬りまくるのだ!
時刻表とか模型とか写真とか用意するようなら片端から破壊するのだ。それ以外が来るなら構わずに攻撃あるのみなのだ。
わしの時代は終わったと言わせてやるのだ!
●The last fight with the locomotive monster
「こいつをどうにかすればこの事件は一つ区切りがつく、ということか。殴る蹴るは苦手だけど、やるしかないか!」
元来、そのスピードを活かした救助活動を得意とする黒滝・龍也(ストームドラゴン・f17315)だが、今回ばかりはそうも言っていることは出来ず覚悟を決める。
「蒸気機関対内燃機関、かな?ここは。どう考えても出力や排気量では、勝てるとは思っていないけど、速さで負ける気は、しないよ」
サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)も相棒のジェイクのタンク部分を軽く叩きながら戦闘態勢を整える。
「ふ~ん…ここが私達の墓場なんだ…じゃあさ、ハコ君を何で狙うのか冥土の土産に聞かせてよ?それとも…本当は何にも知らなくて、見た目通りただ命令を聞くだけの不粋な機械の塊さんなのかな?」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が機関車怪人に対して、ちょっと挑発的な態度で質問をする。
「ふん、お望み通り冥土の土産に教えてやろう・・・というとでも思うたか。これから死に行く者たちにはまったくもって無駄な事。大人しく俺に殺されればよいのだよ」
朱鞠の挑発に対し機関車怪人は答える気はないのだろうか、高圧的に返す。それを聞いた朱鞠は心の中で、「ああ、やっぱりか」と確信を持った。目の前にいる機関車怪人は所詮傀儡。何も知らずただ、命じられるままに行動するだけの無粋な機械の塊だということ。
「なるほどね。まあ、どっちにしても何の捻りも無い世界崩壊計画なんだろうけど…私達はこのまま世界の未来を絶望の海に喰い潰させないように貴方を討ち取るだけだけどね」
朱鞠は刑場槍を構え、その穂先を機関車怪人へと向ける。
「機関車で怪人なのだ?こっちは集団、むこうが単独。そして場所はNEOTOKYOドーム?」
大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)は今自身が置かれている状況を冷静に分析する。
「……はっ!このシチュエーションはまさにあれなのだ!きみたち!NEOTOKYOドームで僕と握手!」
そして、導き出された答えは某有名ヒーローショーのCMであったが本人は至って真面目でこの状況をチャンスと捉えていた。
「ということで、ここはみんなで敵を囲んでフクロのフルでボッコにしても何も問題のない場所なのだ!では早速!!はあああああああ」
麗刃がそれっぽい気合の叫びを上げ、力を溜める。すると見る見るうちに麗刃の髪が逆立ち、全身を金色に光る。『スーパー変態人(スーパーレイクン)』気合を入れている時間に応じて、自身の戦闘力を向上させるユーベルコードだ。
「昔から言うではないか。『肉の人』も『Gの人』も、いざという時は金色に光る、と」
何を言っているかはさておき、ある種の先人の知恵であろう。その知恵に倣い、戦闘準備を終えると右手に刀、左手に斧を構える。
「ククク、小賢しい。そのような付け焼刃で俺に勝てると思うたか」
機関車怪人も自身の攻撃力を増強させるべく、懐から時刻表、鉄道模型、鉄道写真を取り出し、展開する。『トレインフリーク』、その姿は正に電車の怪物。その強化した力を以て猟兵たちに戦いを挑もうというのだ。
「そちらさんも用意が整ったようなのだ。では、参るのだ」
麗刃が機関車怪人へ向かい駆け出す。目的はまず、敵の強化の解除からと言わんばかりに本体への攻撃よりも展開された時刻表、鉄道模型、鉄道写真に狙いを絞り刀と斧を振り下ろす。しかし、振り下ろした刃は展開されたアイテム群になかなか当てることができない。スーパー変態人の発動によりその動きは見破られやすくなってしまっているのだ。だが、攻撃回数を増やし、斬撃の軌道を変えることでようやくその攻撃は当たり始めた。当たってしまえば向上した戦闘力と元々麗刃が有していた技術により時刻表は二つに割れ、鉄道模型は粉々に砕かれ、鉄道写真はばらばらと紙くずとなった。
「お、おのれー、よくも俺のコレクションを!!」
自前のコレクションを破壊され、激昂する機関車怪人。怒りに任せ、麗刃に対し、その拳を振り下ろす。
「自慢のコレクションならば、大切に棚に入れておけばよかったのだ」
振り下ろされた拳を左手の斧の腹で受け止め、続けざまに刀で横薙ぎに切り払う。
「ぐ、ぐわ。こうなったら、奥の手を出してやる」
腹から流れるオイルを気にしつつも次の一手を講じるために召喚陣を展開する。光り輝く魔法陣より現れたのは何とも巨大な蒸気機関車だ。機関車怪人は召喚した蒸気機関車と合体するとそのまま猟兵たちに向かい突撃を敢行する。
「出発進行!貴様らを轢き殺してくれるわー!!!」
巨大な蒸気機関車が猟兵たちに迫る。が、その突撃は徒労というべき結果に終わったのだ。
「ここまできて、仲間をそして、ハコくんを守り切れなければ、なんの為の猟兵なんだか。いくぞ、ジェイク」
サリーはジェイクに跨ると何やらパスコードを入れる。
「パスコードニンショウ。コレヨリセントウモードへイコウシマス」
「ボクとジェイクに追いつけるモノは、いやしない」
独特な機械音声と共に戦闘モードへ移行するジェイク。サリーはジェイクを操り、ハコを回収し、機関車怪人の突撃を回避する。回避したのち、そのままジェイクにマウントしたアームドフォートと自信が携行しているDragoon Musketを機関車怪人へと照準を合わせる。そして、ヒット&アウェイにてダメージを積み重ねていく。
「ぬぬぬ、俺にスピードで対抗するとは小癪な」
「スピードの権化のボクが、負ける気はしないし、負けやしない!」
自慢のスピードで対抗されて苛立ちを覚える機関車怪人に対し、サリーはさらなるスピードで敵を攪乱したのだった。
「さて、次は俺の番だな。サリーのジェイクほどじゃないが俺もかーなーり、速いぜ!」
サリーと入れ替わるように龍也が飛び込んでくる。得意のスピードを活かした早業で機関車怪人の周囲を高速移動し、攪乱していく。その的を絞らせない動きは怪人に次の突撃を躊躇させるものであった。
「おのれ、ちょこまかと」
攻撃に移れないストレスにより、怪人の集中力が低下する。龍也を捕らえようとする一撃も明らかに大振りとなり、攻撃後の隙が大きくなっていることが目に見えてわかるレベルである。
「よし、今だ!俺はこの一撃にすべてをかける!」
気合一閃、龍也は自身の両腕をジェットエネルギーに変異させる。『ジェットミューテーション』。体の一部をジェットエネルギーに遷移させるユーベルコードだ。龍也は変異させた両腕を正面に突き出すとそのまま竜巻状に超高速回転させる。そして、十分な距離の助走を取り、ジャンプ一番機関車怪人に突っ込んでいく。体ごと錐揉みさせての体当たり、差し詰めストームスクリューアタックといったところか。自身を荒ぶる嵐と化した龍也の一撃は見事に怪人のどてっ腹に文字通りの風穴を開けたのだ。
「ぐぐぐぐぐ、許さぬ許さんぞ。猟兵ども」
再度、巨大蒸気機関車に乗り込み突撃の準備を始める機関車怪人。だが、その突撃が行われることはなかったのだ。
「汝、咎有や。その身、この地にて封滅せん」
朱鞠が印を結び、呪を唱えると朱鞠の手元より手枷、猿轡、拘束ロープが機関車怪人に向かい放たれる。放たれた鎖は怪人の腕を口をそして、体の自由を奪う。
「これで、少しは静かになりますね。それでは、仕上げに参りましょうか」
ツカツカツカと朱鞠は機関車怪人に近づき、手にした刑場槍にて動きを侵害された怪人を串刺しに貫く。猿轡されていることもあり、叫びを上げることも出来ず、呻き声を上げることしかできない。朱鞠は続けざまに機関車怪人の鎧の隙間に槍を差し込みさらに抉るように刺し穿つ。
「これでトドメです。骸の海の底であなたの咎を数えてなさい」
「ううむー!!(おのれー!!)」
朱鞠が力を込めると槍の穂先が怪人のコアに達した。その一撃により機関車怪人の蒸気機関は動きをとめ、その口から断末魔の叫びを上げることもなく絶命したのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
●Message from flowers
機関車怪人の体が崩れ落ちると同時に光を放っていたハコの顔から光が治まる。
「ああ、僕の顔が、顔が戻った―――!!」
ハコは顔に映っていた鍵の映像はすっかりと無くなっていることに気が付くと喜びを爆発させる。
そして、その喜びの声と同時に、まるで周囲の建造物が喋ったかのように、ドーム内にアナウンスが流れる。
「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、開放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」
どうやら、この事件、まだまだ続きがありそうである。