0
テレビウム・ロック! 不思議でへんてこな鍵にゃ!

#キマイラフューチャー #テレビウム・ロック! #テレビウム #システム・フラワーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#テレビウム・ロック!
🔒
#テレビウム
🔒
#システム・フラワーズ


0




 ここはキマイラフューチャーの世界。ポップでサイバーパンクな世界で、種族も様々。そんな世界で、普通に暮らすテレビウムのスペイポッケ。彼の趣味は自分の画面に人気のアーティストが歌う映像を流しながら、自分自身が踊る事。
 そんなダンス好きなスペイポッケに謎の異変が起きていた。
「!!!」
 一般市民のテレビウムの画面に、突然『鍵のような映像』が浮かび上がった。
「!?!?!」
 そんなテレビウムは複数いる様子。しかし、『鍵のような映像』が浮かび上がったテレビウムに共通点は特に無い。しかし、問題はすぐに発生した。
「目標を発見したでござる。いざ、覚悟でござる!」
 『鍵のような映像』が浮かび上がったテレビウムの周囲に、突如現れたのは、紫の忍者装束に身を包む謎の集団。
「ご覚悟でござる!」
 それが、『鍵のような映像』が浮かび上がったテレビウムに襲い掛かるのだった!

「大変だにゃ!」
 大慌てで説明をするのはティットリート・ポルカル(ケットシーのガジェッティア・f05382)。
 普段はアルダワ魔法学園にいる事が多いからか、なんだか違和感がある。しかし、そんな場合ではない。
「突然、画面に『鍵のような映像』が浮かび上がったテレビウムさんに危機が迫ってるにゃ!」
 キマイラフューチャーの世界で猟兵は、怪人を倒すめちゃくちゃかっこいいヒーロー。ヒーローとして、謎の怪人に襲われている一般市民をほっとく事は出来ない。
「とりあえず、現れた変な紫を何とかするにゃ!」
 ティットリートにも『鍵のような映像』の事や、突然現れた怪人の事も分からない。ただ、一般市民のテレビウムがピンチな事だけは分かる。
「分かった事があったら知らせるにゃから、にゃんとかして欲しいにゃ!」
 そう言って、どこから持ってきたのかテレビウムっぽいぬいぐるみをぐるぐると振り回して応援するティットリートなのでした。


雪見進
 こんにちは雪見進です。何の罪も無いテレビウム・スペイポッケさんに危機が迫っています。まずは、迫りくる謎紫忍者を何とかして下さい!

『スペイポッケ』
 ダンスが大好きなキマイラフューチャーの世界に済む一般市民のテレビウム。
 猟兵の事も大好き。ただ、ちょっと口下手なところがある。

 『4月30日朝8:30までの完成した成功シナリオ数』で何かが変わるらしいので、皆さんの参加をお待ちしております!
19




第1章 集団戦 『紫御殿』

POW   :    仮面合身の術でござる!
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【男子がカッコいいと思うもの】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD   :    仮面手裏剣の術でござる!
【懐】から【自動追尾する真っ白な仮面】を放ち、【相手の視界を塞ぐこと】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    仮面狼群の術でござる!
【仮面を被った狼の群れを召喚、爪や牙】が命中した対象を切断する。

イラスト:りょうま

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リカルド・マスケラス
このピンチ、見過ごす訳にはいかないっすねー
とりあえず、彼を助けるのが先決っす

「ちーっす!通りすがりの猟兵っすよ!まあ、詳しい説明は後がいいっすかね?とりあえず自分を装着して、ピンチから脱するっす!」
と、【コミュ力】を交えて自分を装着するように持ちかける。OKをもらえたら、【跳梁白狐】でスペイポッケの体を包むヒーロースーツに変身っす。
自分を装備したことで、猟兵の身体能力とユーベルコードによる防御力を得られるわけっすよ
「運動、得意っすか?」
ダンスの動きを指示して、それで敵の攻撃を避けたり、キックで攻撃したり
「そこでしゃがんでからの~バク宙っす!」
あとは【念動力】で鎖分銅動かしてサポートっすかね


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘/アドリブ可)
「なんで忍者の怪人がテレビウムを襲うのかな?」
あの鍵は攻撃対象の目印ってことなの。
と、まずはスペイポッケさんを助けないと

【行動】()内は技能
「スペイポッケさん、大丈夫?」
Flying Broom GTSに(騎乗)しテレビウムと紫御殿の間に割って入るよ
「ここはボク達に任せてね!」

フィオ姉ちゃんが足止めしてくれる間に
(全力魔法)でカラミダド・メテオーロを次々に叩きつけるよ
こちらの攻撃をかい潜ってくる忍者にはクラロ・デ・ルーナで
撃墜だね(スナイパー)

仮面狼群や仮面手裏剣にはグアルディアン・サトゥルノで防ぎつつ
ダメな時は(見切り)で回避するよ


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(アドリブ/連携可)
「本当に鍵のような映像が映っているわね」
急いでテレビウムの下へ駆けつける

■作戦
弟と連携し紫御殿の動きを封じつつ遠距離攻撃で仕留める
(テレビウムを背にして戦う)

■行動
Flying Broom GTRに[騎乗]して戦う
[先制攻撃×高速詠唱]で【トールの雷鎚】を放ち魔法の網で拘束。
さらに【エレクトロレギオン】を[2回攻撃]仕向けて紫御殿の動きを次々に封じていく
「仕留めるのは任せたわよ、フォルセティ」
単調にならないように[フェイント]を交える

手裏剣や仮面狼に対しては【アイギスの盾】を展開。
封じ込め、防御に力を置きながらテレビウムを最後まで護り抜く



「!!!???」
 『鍵のような映像』が画面に浮かんでまった、テレビウムのスペイポッケ。どうしていいか、あたふたうろうろ。
 そんな彼に、突如現れた紫の装束に身を包む忍者集団。
「目標を発見したでござる。いざ、覚悟でござる!」
「ご覚悟でござる!」
 次々に刀を抜き、スペイポッケへと襲い掛かる。
「!!!」
 頭を抱え、怯える彼の間に割り込むのは、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。
「このピンチ、見過ごす訳にはいかないっすねー」
 チャラい雰囲気で割り込むリカルドに、殺気を向ける忍者たち。
「邪魔をするな、でござる!」
「先にこいつから始末するでござる!」
 そんな忍者たちの言葉を無視して、スペイポッケに軽い声をかけるリカルド。
「ちーっす! 通りすがりの猟兵っすよ!」
 危機的状況を感じさせないリカルドの軽い言葉は、スペイポッケを混乱から救い出す。
「!♪」
「まあ、詳しい説明は後がいいっすかね? とりあえず自分を装着して、ピンチから脱するっす!」
 リカルドはヒーローマスクで、キマイラフューチャーの世界の種族。スペイポッケもそれを知っているのか、迷う様子もなく、リカルドを装着する。
「さ、今は無敵のヒーロータイムっす。好きに暴れるといいっすよ」
 リカルドを装着した事により、スペイポッケは今だけはヒーローの力が与えられた。
「!!♪♪」
 この世界では猟兵はかっこいいヒーロー。その力が自分に与えられたと知って、嬉しそうにダンスを踊るスペイポッケ。
「そういうことでござるか!」
「関係ない、始末するでござる!」
 そんな状況も忍者たちには関係ないとばかりに、印を切る忍者たち。同時に召喚されるのは、仮面を被った狼の群れ。それが、スペイポッケとリカルドに襲い掛かる。
「運動得意っすか?」
「☆☆!」
 リカルドの指示に従い、狼の牙や爪を避ける。
「そこはしゃがんで……からの~バク宙っす!」
 普通なら難しいリカルドからの指示だが、ダンスが好きなスペイポッケには余裕。華麗に仮面狼の攻撃を避ける。だが、避けてばかりでは、状況は好転しない。
 そう思った、次の瞬間には狼の群れは二つの疾走音と共に、砕け塵へと変える。
「スペイポッケさん、大丈夫?」
「本当に鍵にような映像が映っているわね」
 そこに現れたのは宇宙バイクに騎乗したフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)とフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)。
 二人が宇宙バイクと共に、スペイポッケを守るように展開する。改めて、スペイポッケの画面を覗き込むと、普段なら様々な動画が映されているであろう画面には『鍵のような映像』があるだけで、彼の好きなアーティストの動画は流れていない。
「!!??」
 そんなスペイポッケだが、さらに、目の前に現れたヒーローに両手をくるくると回して、危機よりもあこがれのヒーローたちに出会えた感動をダンスで表現する。
「大丈夫そうだね」
「私達がスペイポッケをお守りします」
 フォルセティとフィオリナは共に、 Flying Broom GTS・通称、空飛ぶ箒と呼ばれる宇宙バイクに騎乗し、スペイポッケを背に、武器を構える。
「ちーっす、自分もいるっすよ!」
 今はヒーロースーツの姿でスペイポッケに装着されているリカルドも声を上げる。
「邪魔をするな、でござる!」
「まとめて排除するでござる!」
 そんな猟兵たちへ数で襲い掛かる紫忍者たち。一糸乱れぬ動きで懐から手裏剣……ではなく、真っ白な仮面を取り出すと、同時に三人に放つ。
「そんな攻撃、当たらないわよ!」
 放たれた仮面手裏剣に対して展開させるのは、小型の機械兵器。無数の仮面と機械兵器が相殺し、戦場が白煙に包まれる。
「仕留めるのは、任せたわよ、フォルセティ」
「分かったよ、フィオお姉ちゃん!」
 白煙の中で、聖箒ソル・アトゥースを構えるフォルセティ。
「悠久に揺蕩う無限の星屑よ。星柩満ちて此へ集うは漆黒の紅炎」
 詠唱と共に、放たれたのは灼熱の巨大隕石。それが、忍者たちを巻き込み、大爆発を起こす。
「……くっ、一時撤退するでござる!」
「引くでござる!」
 猟兵たちの激しい抵抗で、一時撤退する忍者たち。
「とりあえず、一安心っすかね」
 装着を解き、元の姿に戻るリカルド。
「なんで、忍者の怪人がテレビウムを襲うのかな?」
 第一波は倒したものの、遠くから紫忍者が態勢を立て直す毛愛を感じた猟兵たちは、スペイポッケを守りながら、一度距離を取る。
「☆!!?♪?!!♪☆」
 当のスペイポッケは憧れのヒーローに守られているという状況をどこか楽しんでいる風でもあり、両手をリズミカルにくるくると回して、言葉以上に楽しそうな様子が伝わってくる。
 しかし、すでに遠くでは忍者たちの再編成が完了し、再襲撃の準備がちゃくちゃくと進んでいるのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

竹城・落葉
 【POWで判定】
 どうやら、新たな動きが出たようだな。我もすぐさま駆けつけるとしよう。と思ったが、既に他の猟兵達がかなり倒してしまったうだ。とはいえ、敵はまだ全て倒し切れていない。なら、再襲撃を図る残党は我に任せておくといい!
 我は名物竹城を手に『支柱一閃』で敵を切り伏せる。【早業】と【2回攻撃】で、短期間で多くの敵を葬ってやろう。
 と、襲われていたテレビウムのスペイポッケは、何やら嬉しそうな様子だな。その様子を見て、いつもは無表情な我も、思わず微笑んでしまうだろうな。我も猟兵として、スペイポッケに挨拶をしておこう。
*アドリブ&共闘、歓迎です


リーキー・オルコル
こいつは裏に何かあるね
なかなか気になる話だ
襲われたやつには気の毒な話だけどな
さてと、まずは人助けといくかね


まずはスペイポッケ達の近くに行き
物陰から敵忍者に【マジックスナップ】を使い持っていった手榴弾とナイフで狙う
手榴弾を投げるときは味方を巻き込まないように気を使う
一通り投げ終わったら仲間と合流して近づいてきたり奇襲を仕掛けてくる敵を迎撃する
合流後は仲間と射線が被らない場所など位置取りに気を付ける
スペイポッケを常に気にかけて何かあったらすぐに助けに行く

不敵に笑いながら
「よう、災難だな。手伝いに来たぜ。文字通り、あんたが鍵のようだからな。しっかり守るから安心してくれよ。」

「次はこっちの番だな。」



 依頼を受け、別の猟兵たちも動きを見せていた。
「どうやら、新たな動きが出たようだな」
「なかなか気になる話だ」
 現場に急行するのは竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)とリーキー・オルコル(ファスト・リー・f05342)。
「我々も、すぐさま駆けつけるとしよう……」
「ああ。こいつは裏に何かあるね」
 二人は歩速を早めるが、すでに戦いは発生した後。
「既に他の猟兵たちが倒してしまったようだな」
 静かに呟く落葉。二手に分かれ、周囲を迅速に索敵しながら、二人は状況を把握する。
「とはいえ、敵はまだ全て倒し切れていない」
「なるほど、わかったぜ」
 索敵の末、二人が見つけたのは再編成中の紫装束の忍者たち。
「残党は、我々に任せておくといい!」
「まずは、怪人の排除だな!」
 最襲撃に備え、準備をする忍者たち。まさか自分たちが奇襲を受けるなど、まったく想定していなかった。その心理的死角を突き、奇襲を仕掛ける落葉とオルコル。
「何者でござる!」
「曲者でござる!」
 二人の奇襲にかろうじて気付くも、忍者たちの反応は鈍い。
「狙うまでもない!」
 先に動いたのはオルコル。投げナイフを忍者集団へ高速で連続発射し、多数の忍者にダメージを与える。
「我々が逆に襲撃されるとは、無念にござる!」
 奇襲を行うのは得意でも、奇襲されるのには慣れてないのか、乱れた動きは混乱を助長する。
「遅い!」
 そこへ落葉が突撃し、名物竹城(バールのようなもの)で一閃すると、サムライブレイドの如く、一太刀ごとに忍者を切断していく。
「逃しはしねぇ!」
 落葉から逃れた忍者は、オルコルが凄まじい速度での連続で投げられたナイフに行く手を塞がれ、倒されて行く。
「壊滅でござる!」
「撤退でござる!」
 二人の奇襲により、三割ほどの忍者が倒されたところで、作戦の失敗を理解したのか撤退を開始する。
「殿は我に任せるでござる!」
 一体の忍者が白の仮面手裏剣を手に、殿として立ちふさがる。
「その覚悟、見事だ。一撃にて葬ってやろう」
 その忍者を落葉が支柱一閃にて、切り落とすと同時に、周囲に白煙が立ち上る。
「……」
 白煙が晴れると、そこには痕跡一つ残さず、忍者集団は撤退していたのだった……。

 忍者集団を完全に撃退したところで、スペイポッケと他の猟兵たちと合流する。
「よう、災難だな。手伝いに来たぜ。文字通り、あんたが鍵のようだからな。しっかり守るから安心してくれよ」
 気さくにオルコルはスペイポッケに声をかけると、さらに嬉しそうな様子。
「♪!!?☆?!!♪」
 軽いステップからの、宙返りを交えた嬉しいダンスを披露して、感情を表している様子。
「落葉だ。私もスペイポッケさんをお守りしましょう」
 そんな様子に、思わず優しい笑顔を見せる落葉。普段は無愛想な彼女が見せた笑顔は、さらに彼を楽しそうなダンスへと導くのだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『大頭頭ズ』

POW   :    x形拳
【様々な生物や機械、自然現象等を模した拳法】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    i極拳
【健康体操のようにも見える連続した攻撃動作】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    n卦掌
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【大地の中を走る気の流れの噴出点(龍穴)】から排出する。失敗すると被害は2倍。

イラスト:ケーダ

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「!!?!!」
 ダンスで嬉しさを表していたスペイポッケに突然変化が現れる。『鍵のような映像』が変化し、鍵が矢印のようになり、とある場所を指している。
「??!??」
 その意味はスペイポッケにも分からない様子。だが、今できる事は多くない。その矢印に従ってみるしかない。
 猟兵たちは矢印の向かう方向へと進むと、また周囲から、多くの気配が近づいてくる。
「!!!!」
 今はスペイポッケを守りながら矢印の指示に従って動くしかない。そんな矢印の指し示す先に、怪しい影が多数現れる。
「アチャー!」
「フチャー!」
 現れたのは、不気味な頭部の怪人。謎の体術を駆使しスペイポッケの行く手を阻むように現れる。
 再び、スペイポッケを守りながらの戦いが始まるのだった!
竹城・落葉
 【SPDで判定】
 矢印のような映像に変化した……?一体これは何だろうか、気になるところだな。その一方で、あの不気味な頭部の怪人は何なんだ!?しかし、あの体術、只者ではなさそうだな……。気を引きめて行かねばなるまい。
 我は『森の賢者』を発動。詠唱と共にゴリラ達を召喚し、数多もの的を拘束するぞ。その直後に、名物竹城にて次々に切り伏せよう。この拘束によって、他の猟兵が戦いやすくなるよう、サポートも兼ねよう。
 そんな戦いの最中だが、スペイポッケは、突如現れたゴリラの群れを見て、どう感じるだろうか?その反応もまた、気になるところだ。
*アドリブ&共闘、歓迎です


リーキー・オルコル
せっかく行き先に当たりが付いたってのに
次から次へと
どのみち踊らされてるようで癪だけどな
虎穴に入らずんば虎児を得ずってやつだ
その矢印に乗ってやろうぜ

スペイポッケに近づいてくる敵を【つむじ曲がりの落ち葉】を使って迎え撃つ
相手の動きを観察して隙ができるタイミングを見計らいナイフを投げる
一部のナイフを突然曲げて相手の虚を突こうとする
全てを曲げなくても、そいつが曲がるか持って思わせるだけでも効果はあるんだよ
それだけ相手の手を遅らせられる
俺達が逃げる隙もできるってわけだ
敵の脚などを狙ってできるだけ効率よく相手を無力化して逃げようとする
矢印の場所に行くことが目的だ
なら手をかけずに済ませて早く着きたいからな


リカルド・マスケラス
「まー、矢印に従って動くしかないっすかねー。一難去ってまた一難って感じっすけど」
とりあえず、目的地へ向かうための足を呼び出すっすかね
「来るっすよ、アルタイル!」
遠隔【操縦】で宇宙バイクを呼び出し、ゴッドスピードライドで戦闘モードに。
「さ、乗るっすよ」
スペイポッケを乗せて敵を振り切る予定。敵の攻撃に対しては【念動力】で動かした鎖分銅を相手の腕に巻き付かせて引っ張ったりして、攻撃の方向を変えさせる。避けられちゃってもすぐには止まらないはず。
「しかし、目的地には一体何があるんすかねー?」


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【POW】(アドリブ/共闘可)
「SPに守られる大物アーティストみたいだね」
スペイポッケさんに親しく話しかけて安心させるよ
「ボク達がいるから大丈夫だよ」
(宇宙バイクから降りて戦闘)

【行動】()内は技能
「うわー、また妙な怪人が現れたよー」
今度はボクから攻撃するんだ!
愛用の聖箒を構えて(ダッシュ)で間合いを詰め、
(先制攻撃×2回攻撃)でイスベル・ウラーノを怪人達に叩きつけるよ。
直撃しなくても地面を凸凹にしてi極拳を使いにくくするね

すぐさま(ジャンプ&ダッシュ)で後方に飛び退って
(見切り)で華麗に攻撃をかわしていくよ
「うーん、矢印の向かう方向に進んだら何があるんだろうね?」


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【SPD】(アドリブ/連携可)
「隣にいるのにインカムで話さなくていいから」
SPみたいとはしゃぐ弟をたしなめつつ、気を引き締める

■作戦
弟と連携しテレビウムを守りながら大頭頭ズ戦う
n卦掌を警戒してPOW/SPDのUC中心で戦う

■行動
「頭が大きいから狙いやすいわ」
大頭頭ズをオートフォーカスでロックオン。
弟のUC攻撃の後に続くように[全力魔法]で【トールの雷鎚】を放つ
[2回攻撃]で更にダメージ
弟の破壊した[地形の利用]や[見切り/オーラ防御]で怪しげな拳法を防ぐ
「この調子だと、この先に強力なオブリビオンが待ち構えてそうね」



「矢印のような映像に変化した……?」
 竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)が呟くと、その言葉に対して、頭を抑え、くるくると回りを見渡すスペイポッケ。
「一体これは何だろうか、気になるところだな」
 確かに、謎多きこの事件の文字通りの鍵だ。
「まー、矢印に従って動くしかないっすかねー」
「踊らされているようで癪だけどな」
 リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)とリーキー・オルコル(ファスト・リー・f05342)が鍵が指し示す方向を見ながら答える。事件の鍵でもあり、そして唯一の手掛かりでもある。
 しかし、その二人の視線の先からは、新たな怪人が現れていた。
「アチャー!」
「オチャー!」
 現れたのは、不気味に頭部が大きい大頭頭ズ。怪人たちは奇声を上げながら、行く手を阻むように様々な構えを取る。
「あの体術、只者ではなさそうだな……」
「せっかく行き先に当たりが付いたってのに、次から次へと」
「一難去ってまた一難って感じっすけど」
 スペイポッケを守るように、立ち向かう落葉、リーキー、リカルド。
 そんな三人の後方で、怯えるスペイポッケに優しい声をかけるのはフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)。
「SPに守られる大物アーティストみたいだね」
「!!??♪」
 一瞬意味が分からなかった様子だが、すぐに分かったって雰囲気を見せ、嬉しそうにくるっとターン。
「隣にいるのに、インカムで話さなくてもいいから」
 そんな楽しそうな弟をたしなめながら気合を入れるフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)。
「ボク達がいるから大丈夫だよ」
 そんな姉の言葉に応えるように、優しい声をかけるフォルセティ。
「虎穴に入らんば虎児を得ずってやつだ。その矢印に乗ってやろうぜ!」
 リーキーの言葉で、スペイポッケを守るように隊列を組む猟兵たち。
「フアチャァ!」
「リアチャァ!」
 その言葉に応えるように構えを見せる大頭頭ズ。戦いの始まりだ!

「うわー、また妙な怪人が現れたよー」
「頭が大きいから狙いやすいわ」
 最初に動いたのはフォルセティとフィオリナ。息の合った動きで連携を繰り出す。
「星霜纏いし冷厳の天王。黄天より招くは無窮の霊氷」
 詠唱と共に、聖箒を掲げ、天空より召喚した氷塊を大頭頭ズの中心へと叩きつける。
「ヒチャァー!」
「ヒョチャッァー!」
 氷塊の一撃を受け、一歩距離を取ろうとするもフォルセティの一撃で崩壊した地面が崩れ、悪路につまづく。
「逃がさないわよ」
 そこへ追撃を仕掛けるフィオリナ。大頭頭ズたちを光り輝く魔法の網で拘束する。
「七界へ轟け、雷神の鎚よ!」
 攻撃はそこで終わらない。さらに、魔法の網で捕らえた怪人を電脳ゴーグル・VF-1オートフォーカスでロックオン。雷撃の槌で追撃を繰り出す。
 二人の連携に隊列を乱された怪人たちへと攻撃を繋げるのは落葉。
「ウホ、ウホホホ……」
 突然、奇声を上げたかに思われるが、それはユーベルコードの詠唱。
「ウホオオオォォーーッ!!」
 詠唱終了と同時に召喚されたのは……ゴリラ。
「ゴリラー、カヨォー!」
「ナンデ、ゴリラァー!」
 召喚されたゴリラに対し、猿の動きを模した猿形拳で立ち向かう。
「……」
 が、ゴリラの無造作な拳の一撃で、その大きな頭が潰され消滅していく。
「……」
 そんな光景に、一瞬反応に困る周囲。
「!!☆!!」
 対して、突然現れたゴリラの群れに、スペイポッケは、驚きと同時に興奮している様子。胸を両手で叩き、ドラミングのようなダンスを披露している。
 そんな様子に、気を取り直して動いたのはリーキー。
「俺はとっても素直だからね」
 ゴリラの攻撃で混乱する大頭頭ズへとリーキーがナイフを連続で投擲。
「フチャー!」
 最初は驚くも、連続で投擲されたナイフに、脱力しながらナイフを避け始める大頭頭ズ。
「リチャー!」
 そのままナイフを避け、健康体操のようにも見える連続した攻撃動作へと移る。
「それは甘いんだぜ」
 しかし、そこまでがリーキーの布石。ナイフを避けながらの連続攻撃に移った怪人の頭部へと、ナイフが突然曲がり頭部へと突き刺さる。
「アチャー!」
 動き出した連続攻撃は急には止められない。そのまま、曲がるナイフにより、次々と怪人が倒されていく。
「オチャー!」
 直線で飛んでくるナイフと、曲射するナイフが混ざり攻撃する事により、超高速連続攻撃に移れない。
「それだけ、相手の手を遅らせられる」
 リーキーの攻撃に翻弄される大頭頭ズ。

「来るっすよ、アルタイル!」
 猟兵たちに倒されてく怪人の動きをよく見ながら、突破口を見つけ出したリカルド。同時に、移動手段として自身の宇宙バイク・アルタイルを呼び出し、戦闘モードへと展開させる。
「さ、乗るっすよ」
 スペイポッケは、言われるがままに、リカルドと一緒にバイクに乗り突破準備完了!
「ダメシャー!」
「イケナイシャー!」
 それでも行く手を阻もうと、動く怪人を念動力で鎖鎌を動かして、道を作るリカルド。
「飛ばすっすよ!」
「……!」
 リカルドの言葉に、背中からぎゅっと掴まるスペイポッケ。背中の重みを確認してから、宇宙バイクのアクセルを全開に、戦場を突っ切る。
 その背中を同時に宇宙バイクを展開させ、後を追うフォルセティとフィオリナ。
「うーん、矢印の向かう方向に進んだら何があるんだろうね?」
「この調子だと、この先に強力なオブリビオンが待ち構えてそうね」
 この先に待っているのは何か……スペイポッケを含め誰にも分からない。
「イクナヤァー!」
「モドレヤァー!」
 そんな逃げていくスペイポッケと猟兵たちを追うように動く大頭頭ズ。しかし、そうはさせないと飛来するリーキーのナイフ。
「これで逃げる隙ができたってわけだ」
「後を追わせません」
 名物竹城を構え、行く手を塞ぐ落葉。猟兵たちの見事な連携で、スペイポッケを無事に目的地へと届けられそうだ……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『アンマリス・リアルハート』

POW   :    歌は自信があるぞ、聞いていけ!
【わりと壊滅的な歌声】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD   :    ダンスは教養、出来て当然だ!
【躍りながら振り回す剣】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    私はちゃんとできてる!間違ってるのはそっちだ!
【現実をみないだだっ子モード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。

イラスト:さとみ

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠アンノット・リアルハートです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「???」
 鍵の矢印に従い到着したのは、何の変哲も無い場所。しかし、そこへ到着した瞬間、スペイポッケが光りだしました。
「?????」
 その光はすぐに収まる様子が見えない。しかし、同時に嫌な雰囲気が周囲へと立ち込める。何か強力な力を持つ怪人が近づいている。
 この場所の意味も、その光の意味も分からない。しかし、ここまで来た以上、逃げる訳にはいかない。戦う準備をする猟兵たち。
「そのテレビウムを置いて去れ♪」
 現れたのは、謎の黒いドレスに身を包む怪人。スペイポッケを置いて去れと声を上げる。しかし、ここまで来て去るような猟兵はここにはいない。
 謎の光がいつ収まるか分からない。しかし、今はこの事件の真相に近づく為にも、武器を手にする猟兵たちだった。
竹城・落葉
 【POWで判定】
 どうやら、佳境に入ったようだな。ならば、最後まで油断せずに行くとしよう。我は真の姿を開放する。ボサボサの髪で緑のオーラを纏い、流血した落武者風の姿となる。
 そして、『極術一閃』を発動。名物竹城を振るって切るが、外れても、その余波によって切断しよう。また、相手の攻撃に対して「何だ、稚児の遊びではないか」と、攻撃の意志を込めて言う事で、相手を切断するぞ。
 しかし、事態は先程よりも重い。その為、スペイポッケも不安がる可能性がある。なので、「心配はいらぬ、そこで猟兵達の活躍を見て、楽しむくらいの気概でいるといい」と言って、安心させよう。
*アドリブ&共闘、歓迎です


リーキー・オルコル
さてと、いったい何が起こるかね
ま、行けばわかるだろ

スペイポッケと仲間の場所がわかったら近くの物陰に隠れて仲間をサポートする
「あいつを倒さないと次には進めないか、攻撃は仲間に任せるとして、俺はあいつの邪魔をするか。」

物陰から【七星七縛符】を使い怪人を足止めしようとする
位置取りを変えながら護符を投げ
敵に場所を悟られないようにして敵の苛立ちを誘おうとする
護符を投げるタイミングは味方が攻撃した瞬間、怪人が攻撃に移ろうとする瞬間など、怪人が能動的に行動する瞬間を狙い行動を阻害しようとする

スペイポッケに危険が迫ったときは必要なら飛び出し庇いながら護符を飛ばす

戦闘後、周囲を警戒しつつ
「さてと、何が出るかな」


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【SPD】(連携・アドリブ可)
■作戦
弟のUC攻撃でだだっ子モードに誘導して炎属性攻撃で
超耐久力が切れるまで火だるまにする

■行動
「怪人というより、残念な地下アイドルかしら?」
壊滅的な歌は[オーラ防御・呪詛耐性]で防御
「フォルセティの歌声、癒されるわね」
弟の歌にちょっと聞き惚れつつ、即座に戦闘モードに戻る。
アンマリスのだだっ子モードを予測し、速く動く【ウィザード・ミサイル】を
[2回攻撃]で放ち、火だるまにする。
「基礎レッスンからやり直し方が良いレベルね」
だだっ子モードが終わるまで、口撃を交えて[傷口をえぐる]
単調にならないように[フェイント]をいれつつUCでの攻撃を繰り返す


フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(共闘/アドリブ可)
「なんでスペイポッケさんを狙うの?」
思わずアンマリスに聞いちゃうよ。だってひどいんだもん

【行動】()内は技能
Flying Broom GTSに騎乗するよ。壊滅的な歌声を聞いてから行動開始。
「うわー、ひどい歌声だー」
(オーラ防御と呪詛耐性)で耳を守らないと
あんまりな歌声なので、ボクの歌で対抗するよ。
銀月琴ルーナ・プラータを取り出して(楽器演奏&歌唱)で
シンフォニック・キュアだね。
明るく軽快な歌でみんなを元気にするよ
「歌はこういうものだよ!」
今日の出来は100点かな?

謎の光が気になるけど、とにかく状態を確認しないと。
「スペイポッケさん、大丈夫!」


リカルド・マスケラス
「なんとも戦いづらい敵っすねー。まー、見た目的な感じで」
とりあえず、前回に続きゴッドスピードライドで宇宙バイクに乗って、【騎乗】テクニックで敵を撹乱すよ。
あとは鎖分銅を射出して、片方を敵に、片方をバイクに付け、【ロープワーク】【怪力】で引っ張り回して踊ったり攻撃したりするのに動きを封じつつ、できるだけスペイポッケから離れてもらうようにする
「この子に手を出させる訳にはいかないっすからねー」
メイン攻撃は味方任せ

戦闘後
「とりあえずは一件落着みたいっすけど…一体全体何がおきているんすかね?」
と、謎のアナウンスに首を傾げつつ、スペイポッケの無事を確認しよう



「どうやら、佳境に入ったようだな」
 竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)は光り出したスペイポッケの肩に優しく手を置き、声をかける。
「心配はいらぬ、そこで猟兵達の活躍を見て、楽しむくらいの気概でいるといい」
 安心させるような優しい声をかけ、彼を守るように名物竹城を構える。
「さて、何が起こるのかね」
 そんな落葉の動きを見て、別行動に動くのはリーキー・オルコル(ファスト・リー・f05342)。スペイポッケは仲間に任せ、物陰へと身を潜ませる。
「邪魔など止める事ね!」
 そんな猟兵たちと相対するのは、無駄に自信満々の怪人・アンマリス・リアルハート。
「怪人というよりは、残念な地下アイドルかしら?」
 フィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)が冷静に分析する。地下アイドルというのはよく分かららないが、残念なアイドルという雰囲気を漂わせているのは間違いない。
「なんとも、戦いづらい敵っすねー」
 そんなアイドルな雰囲気の敵に、場の空気を和ませるように軽口を叩くリカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)。
「まー、見た目的な感じで」
 リカルドとしては、やはり女性に手を上げる事に抵抗があるのだろうか?
「なんでスペイポッケさんを狙うの?」
 そんな中で、思わずアンマリスに質問を飛ばすのはフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)。少しの間だが、一緒に同行して感じるのは、スペイポッケの純粋な性格。そんな彼に振る注ぐトラブルに胸を痛め、無駄かもしれないが怪人へと質問を投げる。
「ふん、妾のなす事は、全て正義! 邪魔する貴様らが悪よ!」
 返答は想定された『荒唐無稽な理論』だった。
「怪人にそんな事を聞いても仕方ないでしょう」
「だって、ひどいんだもん」
 そんな弟の質問を嗜める……というよりは、慰めるように言葉を交わす二人。
「!?♪!?」
 そんな猟兵たちの動きに、困惑しながらも、どこか嬉しそうなスペイポッケ。
「最後まで油断せずに行こう」
 そう自分も含め、この場の猟兵たちの気を引き締めるように落葉は気合いを口に出す。
 同時に、真の姿を解放する。ボサボサの髪で緑のオーラを纏い、流血した落ち武者風の姿となる。
「いいから、その時代遅れのブラウン管を渡しなさい!」
 問答無用とばかりに、アンマリスは襲いかかってきた。戦いの始まりだ!

「歌は自信あるぞ、聞いていけ!」
 アンマリスは口を開くと、そこから歌……と言うには、歌に失礼なレベルのわりと壊滅的な歌声を響かせる。
「うわー、ひどい歌声だー」
 思わず耳を塞ぎ、さらに防御のオーラを展開し、身を守るフォルセティ。
「ふふ、妾の歌声の良さが分からぬとはな!」
 無駄にポジティブな怪人。たまに、いる残念なアーティストのようだ。
「あんまりな歌声……」
 歌には歌で対抗しようと、銀月琴ルーナー・プラータを出すが、ひどい歌声に邪魔される。
「あいつを倒さないと、何も分からない。まずはあの歌声を邪魔をするか」
 物陰から、一瞬だけ視線を走らせるリーキー。同時に放たれた護符がアンマリスの口へと張られ、歌声が一瞬止まる。
「なんど無粋な! 妾の歌を邪魔するなど!」
 札を剥がす隙を無駄にせず、フォルセティは銀月琴を弾きながら歌声を響かせる。
「歌はこういうものだよ!」
 アンマリスの壊滅的な歌声で無差別に攻撃された猟兵たちの傷が癒えていく。
「フォルセティの歌は、癒されるわね」
 弟の歌に聞き惚れつつ、歌と演奏にリズムを重ね、放つのは百本を超えるほどの炎の矢。
「ダンスは教養、出来て当然だ!」
 そんなフィオリナのリズム的な動きに触発されたのか、今度は踊りながら剣を振り回し、フィオリナの炎の矢を撃ち落としながらスペイポッケへと迫る。
「この子に手を出させる訳にはいかないっすからねー」
 スペイポッケへと迫るアンマリスが止まったかと思うと、その身体に絡まるのは、リカルドの鎖。同時に宇宙バイクへと乗り、怪人をスペイポッケから引き離す。
「そんな踊りなぞ、稚児の遊びではないか」
 リカルドに引っ張られバランスを崩したアンマリスへと落葉が動く。
 言葉と共に一閃された名物竹城により、真正面から斬撃を与える。
「!?!?♪??」
 そんな猟兵たりの連携攻撃を見て、光りながらも、嬉しそうにステップを踏むスペイポッケ。しかし、そんな状況に、アンマリスから嫌なオーラが溢れてくる。
「妾はちゃんとできてる!」
 突然、叫び出す言葉は正直、意味不明。
「間違っているのは、そっちだ!」
 元々、意味不明であったが、より理解不能な行動に出るアンマリス。その姿は現実をみない駄々っ子だろうか。しかし、溢れるオーラは危険極まりない。
「その程度だな」
 しかし、静かな動きで背後を取ったリーキーが背中に七星七縛符を張り、捕縛する。
「行くっすよ!」
「そうだね!」
 そこへ突撃するのは、リカルドとフォルセティ。二人とも宇宙バイクへと騎乗し、十字を描きアンマリスを貫く。
「基礎レッスンからやり直した方が良いレベルね」
 さらに追撃するフィオリナ。百五十本以上の魔法の矢を豪雨のごとく降り注がせる。
「イヤダイヤダ! 妾は出来る。練習など不要じゃ、なんでも出来るんじゃ!」
 理性を失って、本性が出ているのだろうか。まあ、言っている事は子供以下だが。
「やはり児戯ではないか」
 超攻撃力を得ても、超防御力を得ても、理性を失った動きでは猟兵は捕らえられない。
 駄々をこねるアンマリスに落葉の一撃が振り下ろされる。
「……うっさい、ばーか!!!」
 次の瞬間には、痕跡一つ残さずに消えた……。

 倒したのか、逃げたのかは不明だが少なくとも危機が去ったのは間違い無い。
「!!?☆?!!」
 しばらく様子を見ると、スペイポッケから光が消える。
「!?!?!」
 同時に、顔に出ていた鍵の映像も消えていた。
「スペイポッケさん、大丈夫?」
「!♪!♪!」
 鍵が消えた事で、画面も普通にアーティストの映像が流せるようになったスペイポッケ。流れているのは『ありがとう』という意味合いの強い歌のライブ映像。
「さて、何が出るかな」
 スペイポッケは大丈夫そうだが、今のところ何一つ情報を得ていない。そんな周囲を警戒する猟兵たちへと何処からか声が響き出す。
「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、解放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」
 まるで周囲の建造物が喋ったかのように、声が聞こえる。
 しかし、それ以外は何も聞こえず、何も起こらない。
「とりあえず、一件落着みたいっすけど……。一体全体何がおきてるんでしょうかね?」
「他でも発生しているテレビウムたちのロックを同じように解除した方がいいのでしょうか?」
「‘そうなのかな?」
 フィオリナとフォルセティはお互いに顔を見合わせながら、情報を整理する。
 そのまま数分、様子を見るが、何も起こる様子は見えない。
「あ……」
 そんな困惑する猟兵たちの袖が、次々に引っ張られる。引っ張ったのはスペイポッケ。そんな彼を皆が覗き込む。
「あ……、あ、ありがと……ございま……す」
 それは、初めて聞いたスペイポッケの声だった……。
「どういたしまして」
 猟兵たちはそんな彼の言葉に笑顔で答える。口下手な彼が、最後に出した勇気が一番の報酬かもしれない。
 ともかく、事件は解決したが、謎は解けていない。聞こえた声が本当なら、キマイラフューチャーの世界に重大な危機が迫っている事になる。次の戦いへと備える猟兵たちであった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年04月22日
宿敵 『アンマリス・リアルハート』 を撃破!


挿絵イラスト