5
ルック・ロック・ジャック!

#キマイラフューチャー #テレビウム・ロック! #テレビウム #システム・フラワーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#テレビウム・ロック!
🔒
#テレビウム
🔒
#システム・フラワーズ


0




●Question?
 此処はなんでもアリアリのアリの世界、キマイラフューチャーの街中。
 けれど何やら、今日はいつもと様子がおかしい――?

「うわぁぁぁん! うわぁぁぁぁん!!」
 ひとりのテレビウムの少年が両手で顔を隠しながら、ぺたぺたパタパタとショッピングモールを駆け抜けていた。
 ぺしょっ。
「あぅっ」
 途中、すっ転んでお気に入りのチョコミント色のコートが汚れても、顔だけは隠して。
 ふたたび、走る。走る。
 やっとの思いで駆け込んだのは、人気のない非常階段の踊り場だ。

「うぅ……どうして、どうしてボクちんの顔がぁ……」
 テレビウムの少年――チョコミンは涙声になりながらチョコンと座り込む。
 理由は分からない。突如として、顔のテレビ画面に鍵が映し出されたのだ。
 これでは楽しいショッピングも台無しだ。ぐすん、と肩を落とした――そのとき。

「何について調べますか?」

「――え?」
 ふとチョコミンが振り向けば、そこには白いイルカが一匹、二匹、三匹……。
「何について調べますか?」「何について調べますか?」「何について――」
「そんなの! ボクちんの顔がこーなった理由についてだよぉ!」
 うわぁぁぁん! と泣き叫びながら、チョコミンは非常階段を駆け上る。
 しかし白いイルカ――怪人達は小さな彼を追いかけてゆくのだった。

●Attention!
「みんな、大変、大変だよっ。ちょっと急ぎのクエストをお願いしたいんだ」
 グリモア猟兵の虜・ジョンドゥ(お気に召すまま・f05137)は慌てた様子で、集まった猟兵達へそう呼びかけた。
 曰く、キマイラフューチャーへ今すぐ向かい、テレビウムの少年を助けて欲しいのだという。
 少年はショッピングモールにて怪人達に追いかけられており、非常階段を駆け上って自力で逃げ延びているという状況だ。
 サングラスを装着し、ジョンドゥはパチンと指を鳴らす。
 手元に次々と、事件に関する情報がホログラムとして浮かび上がった。
「その被害者――もとい、被害ウムの名前は、チョコミンくん。チョコミント色のコートを着た男の子だよ。それと、テレビ画面に『鍵』みたいなのが浮かび上がってる。バグかなんなのか分からない。ただ、チョコミンくん以外にも、被害に遭ってるテレビウムくんが多数いるみたいなんだ」
 疑問は尽きないが、今は急を要する事態。
 さっそくジョンドゥは、コントローラーめいたグリモアを光り輝かせた。
「その先の予知はわからないけど――まずは、目先の事件をやっつけちゃおう! 頼んだよ、みんな!」


夢前アンナ
 夢前アンナです。えまーじぇんしーです。
 今回は期間限定シナリオの為、基本的になるべく早くシナリオを進めて生きたいと思います。
 そのため、プレイングを却下する可能性もあります。ご了承のほどお願いいたします。

『合同描写・グループ描写の場合』
  相手の名前・ID、カギカッコ付で全員共通の『グループ名』をプレイング先頭に。

『アドリブ歓迎の場合』
  プレイング先頭、または末尾に「◎」

『アドリブ不可の場合』
  プレイング先頭、または末尾に「×」

  上記の記号希望は『マスターより』でも明記しますが、
  特に書かれて居ない場合は『アドリブ歓迎』として処理して書かせて頂くか、判断に迷う場合は流してしまいます。両極端です。

  それでは、どうぞ佳き夢……となるよう、頑張って下さい!!
149




第1章 集団戦 『何も答えてくれないベルーガ』

POW   :    おまえを消す方法
【全て消すモード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    ベルーガに乗った中年
【ベルーガの調教師】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ベルーガがせめてきたぞ
戦闘用の、自身と同じ強さの【熱線銃装備の軍用ベルーガ】と【ガトリングガン装備の軍用ベルーガ】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●Ⅰ
「うぁぁぁぁん! こわい、こわいよぉぉぉ!!」
 駆ける、駆ける。必死に、階段を駆け上る。
 涙を流す小さなテレビウム・チョコミンを追いかけるのは、怪人たる白イルカ達。
 ぞろぞろ群れながらぺったんぺったん、這うようにして階段を登る光景はかなりシュールだ。
 しかし、次第にチョコミンにも体力の限界が訪れ――――……
 ぺしょっ。

「あうぅっ!」

 ふたたび盛大に転倒する。
 そこへ襲いかかる白イルカの群れ――!!
灰炭・炎火
まてまてーい!
それ以上の狼藉、あーしが許さんからね!

ここで突然のファッションチェック!
右手にフェアリーサイズの綿あめ、左手にはクレープ、首からはオールドファッション・ドーナツリングをぶら下げて!
かわいい白と桃のワンピはちょっと美味しそうな匂いがするぞ


べ、べべ、べっつにー!
今月のお小遣いが心もとないから、壁を叩けばお菓子が出てくるキマイラフューチャーで遊んでたわけじゃないねんよ?

さあさあ、それよりあーしが相手になるよ! 我を選びし…、あ。

そう、ニャメの重斧を忘れてきたのである!!

………ええーい! 知らーん!
ホノカパーンチ!
ホノカキーック!
ホノカデコピン!
ホノカ掴んて投げる!!

どうや!!!



 そのときだ。
「まてまてーい!」
 響き渡るは、溌剌とした少女の声。
 両者を阻むように、ふわり、と火の鱗粉が舞い散る。
 その光につられ、白イルカ達は笑顔のまま宙を見上げた。
「それ以上の狼藉、あーしが許さんからね!」
 びしぃっ! と指差して参上したのは、灰炭・炎火(“Ⅱの闘争”・f16481)だ。
「えっ、えー! きみ、猟兵!? 猟兵なのぉ!?」
「そーそー! かぁいいあーしがかれーに参上したんよね!」
 腰を抜かすチョコミンだったが、猟兵たる炎火の登場にびっくり仰天!
 感激を表現したいが、依然として画面は『鍵』が表示されたまま。

 ――さぁて此処で番組の途中だが、急遽ファッションチェックの時間だ!
 此処からは一昔前の少女向けファッション雑誌形式でお伝えしていこう。

 \ファッションチェーック!/

 今回のモデルは、キマイラフューチャーに舞い降りた妖精、灰炭・炎火©︎♪
 炎火©︎の今回のコーデは、どれもこれもスウィートなものばかり!
「綿あめとー、クレープとー……ほら、首にもオールドファッション・ドーナツリングをぶら下げてるの!」
 かぁいいでしょー? とスイーツを見せてくれる炎火©︎!
 綿あめはふわふわ! クレープはクリームたっぷりで、ドーナツリングはさっくり揚げたて!!
 ちっちゃな見かけによらず、甘いモノには目がないみたい♪
 肝心なファッションは、白と桃色の柔らかな色味が印象的なワンピ! ちょっと美味しそうな匂いがするゾ。
 赤いリボンとも相まって、コーデは◎(にじゅうまる)!
 くるり、ターンして――はい、ポーズ! だぶぴ!

 \ファッションチェック終了!/

「……もしかして、猟兵のおねーさん。さっきまで他にもスイーツ食べてたの?」
 ぴしっ。
 ダブルピースをしたまま、硬直する炎火。
「べ、べべ、べっつにー! そんなことないんよ!
 今月のお小遣いが心もとないから、壁を叩けばお菓子が出てくるキマイラフューチャーで遊んでたわけじゃないねんよ?」
 上ずった声で言い訳しながら、炎火はぷいっとそっぽを向く。
 でもそれはそれとして、お菓子は堪能したかったのだ。
 クレープの最後の一欠片を頬張って――白イルカ達と向き合う。
「さあさあ、それよりあーしが相手になるよ!
 我を選びし……、あ」

 ――――あ。

 チョコミンだけでなく、流石の白イルカ達も気まずそうに立ち竦む。
 顔から冷や汗をかく炎火。
 ――そう、武器が、無いのである。

 ――――そう、ニャメの重斧を忘れてきたのである!!

「………ええーい! 知らーん!」
 知ったことかと半ばヤケで白イルカの群れへと飛び込んでいく小さなフェアリー!
 次々に吹き飛ばされてゆく白イルカ!
「ホノカパーンチ!」
「何について――アァーッ!?」
「ホノカキーック!」
「調べ――ンアァーーーッ!!?」
「ホノカデコピン!」
「調べます――――ぶべらぁっ!??」

「ホノカぁぁぁぁ……掴んて投げる!!」
「調べさせてぇぇぇぇ――――――!!」

 炎火によって次々とショッピングモールの踊り場へと叩きつけられる白イルカ、ベルーガ達。
 その自慢の怪力は、自分の背丈の倍はある白イルカを安々と投げ飛ばしていたのだ。

「ふぅ……どうや!!!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ディスターブ・オフィディアン
【心情】
テレビウムの画面の鍵、およびそれを狙う怪人の挙動に興味新進です
「ふむ。画面に映る『鍵』か。なにがしかの電波でも受けているのか。
 まあいい、先にイルカどもを片付けるとしよう」

■行動
非常階段上でチョコミンを先に行かせ、ベルーガの前に立ちはだかるように進路を妨害
UC:叡智の灯で生んだ鬼火で、非常階段を焼き切りベルガーたちの追撃を断つ。万一誰かを巻き込みそうなら、階段を火の海にする程度にしておこう
「では問おう。鉄の融点とは何度だとおもう?」
全力魔法、二回攻撃、属性攻撃で威力を上乗せし、敵をうまく誘導するよう挑発や言いくるめも使っておきたいな

「さて、こんなものか。あの子供は逃げ延びたか?」


パウル・ブラフマン
◎【SPD】
泣いてるコを追いかけ回すなんて良くないって!
海洋生物同士だからって手加減ナシ、ブッ飛ばしてやんよぉ!!

UC発動!
愛機Glanzに【騎乗】して現場へ駆けつけるね。
オレの【操縦】&【運転】テクで魅せてあげるよっ♪

FMXの要領で階段の手すりを走行。
群れの前に立ち塞がって
チョコミンくんを【かばう】よ!
階段途中にベルーガくんが群がってたら
踊り場まで叩き落とすつもりで轢きに行くね♪

調教師がベルーガくんの上に現れたら
テンションもUP!…イイね!ライダーの血が疼いちゃうよ♪
Krakeを展開して【一斉発射】ァ!

チョコミンくんの避難が必要であれば
オレの後部座席を活用して欲しいな♪

※相乗り&連携大歓迎!



 しかし、白イルカ達は次々と増えてゆく。
「何について調べますか?」
「何について調べますか?」
「何について――」
 次々にポップアップしてゆく台詞ウィンドウ。非常に鬱陶しい事この上ない。
「ひええっ。ま、まだ追いかけてくるの!? 助けてぇぇぇーっ!!」

 全てを消すモードへと強化された白イルカ。其処へ強襲したのは――黒き街灯を翻した、黒き男。
 ベルーガの前へと立ちはだかり、フードの奥の暗闇から覗く赤き瞳が鋭く燃える。
 新たな襲撃者の存在に、白イルカ達は一瞬だけ攻撃を躊躇った。
 黒き男――ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)は、腰を抜かすテレビウム、チョコミンを一瞥する。
「ふむ。画面に映る『鍵』か。なにがしかの電波でも受けているのか。
 まあいい、先にイルカどもを片付けるとしよう」
 そう呟いたのち、ディスターブはその掌から灼熱の鬼火を放ったのだ。
「では問おう。鉄の融点とは何度だとおもう?」
 叡智の灯――問いに拠って放たれるディスターブの鬼火は、階段にまで炎が移る。
「答えも分からないか……ならば待ち受けるは『灼熱地獄』といったところか」
 やがて白イルカ達共々焼けて爛れ、階段が崩れ落ちると共に――白イルカ達も落下してゆくのだった。
「『何かを調べる』イルカでさえも、ディスターブによる咄嗟の問いには答えられなかったようだな。
 ――さて、こんなものか。あの子供は逃げ延びたか?」
 そう、ディスターブは頭上の階段を仰ぎ見る。
 ……されど、不思議だ。被害者であるチョコミンの足音が聞こえない。
 もしや、とディスターブは嫌な予感を憶え、ふたたび少年を追った。

 ディスターブ達による支援によって、一時は救われたチョコミン。
 必死に非常階段を駆け上り、次の踊り場で解放され――――ようとした、ものの。

「う、うわぁぁぁぁ! 来ないでぇぇぇぇ!!」

 新たにぞろぞろと出現した、白イルカの群れ。
 執拗に追いかけ続けるベルーガ達に、チョコミンは鍵の画面からポロポロと大粒の涙を零してゆく。

「ちょーっと待った! 泣いてるコを追いかけ回すなんて良くないって!」

 そのとき、新たに駆けつけるは白銀宇宙バイク。
 蒼き光線が目にも鮮やかなそのバイクに騎乗し、モトクロスのごとく階段の手すりを走行するはパウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)だ。
 鮮やかなテクニックで跳躍したバイクは、蒼い軌跡を描き、両者の間へと着地する。
 その反動で、白イルカの何体かが踊り場へと叩きつけられたり、焼け落ちた階段のその下へと落下してゆく。
 そのままパウルは鋭い左目でぎらり、と、現存しているベルーガ達を睥睨した。
「海洋生物同士だからって手加減ナシ、ブッ飛ばしてやんよぉ!!
 チョコミンくん、おいで!」
「ぼ、ボクちんを助けてくれるのかい……? ありがとう……!」
 そうぺこりとお辞儀したチョコミンは、ぴょんっとパウルの愛機『Glanz』へと飛び乗る。
 直後、ベルーガ達も鳴き声をあげたなら、調教師のおじさんが何処からともなくあらわれ、白イルカ達の背中にそれぞれ騎乗する。
「……イイね! ライダーの血が疼いちゃうよ♪ どっちが早いか、勝負といこう!
 ココから先はノーブレーキ、ってね!」
 そう歯を見せ愉快げに笑ったパウルは、走り出しながら固定砲台を向けた。
 それを追いかけ、パウルを取り囲む白イルカ達。されどパウルは、唇に添えた笑みを絶やさぬまま。
 調教師達の合図によって飛びかかる白イルカ達を――次々と、撃ち抜く!
 気分はまさにシューティングゲーム!!
「やったぜ、フルコンボ! 言ったよね、ノーブレーキって。後にも先にもね!」
 ちゃんと捕まっててね、とチョコミンへ一言告げながら、バイクは階段を軽やかに昇ってゆく。
 それはどんな自転車よりも、車よりも、激しく、速く、疾く――――!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エイル・マリナ
◎いやー、なんか地元が大騒ぎになってるね!まぁ、オブリビオンが何考えてるか知らないけど、ドーンといっちゃおー!ドーンと!!!■尻尾を変形させたガチキマイラでベルーガを攻撃するよ!おじさんは噛みたくないかも……


ラビット・ビット


ビットくんは今をときめくバーチャルキャラクターですけど
あのイルカを見てると懐かしいような
ウッ…頭が

まあ世代の話はおいといて
しょたっこをいじめるのは感心しませんね!
しょたは!愛でるもの!
ひっそり隠れて機会を伺います
誰かがチョコミントくんを助けに入ったときがビットくんの働き時です!
【二人組を作ってください!!!】発動!
希望を言うならいい感じのお兄さん!
脳内で救出劇をさらにドラマチックに仕上げてパワーアップ
ろくろうさんで殴りかかりましょう!
ろくろうさん!電気の属性攻撃ビリビリですよ

どうせ好きそうなCPを調べてっていっても逆カプを勧めて来るんでしょう!知ってますよ
調べることはお前を消す方法一択です!


イリーツァ・ウーツェ
◎【POW】
このシロイルカを消せばいいのか。
理性を失うのは好都合だ。さぞかし直情的で見切りやすい事だろう。
全力で相手の力を吸い上げつつ、片っ端から殴り飛ばし蹴り飛ばしなぎ払っていこう。
超攻撃力も超耐久力も知った事か。貴様等が強くなればなるほど、私が吸収できる量も増える。
つまり私自身も強化されるのだ。さあ、短期決戦と行こうか。


壥・灰色


壊鍵、起動
逃げ回っているであろうチョコミンを捜索、彼とベルーガらの間に割り込む
「知ってるぞ、おまえらに聞いても何も出てこないって事くらいは」
何かイヤな思い出でもあるのか、顔は険しい

「後ろに下がっていろ。おれ達がきみを守る」

チョコミンを勇気づけるように言って
バキボキ鳴らした指先にメリケンサック――『衝拳』を嵌める

攻撃手段は鍛え上げた肉体から放つ打撃に、魔術回路『壊鍵』により発生させる強力な『衝撃』を乗せた『2回攻撃』
その拳脚は無双の突杭にして破城鎚
一打一殺、敵の群の間を死の旋風となって駆け抜ける
敵の打撃はガードし、受けたその撃力を第七二番魔術数理により魔力に変換
壊鍵の衝撃として逆用し、蹂躙する


ミーユイ・ロッソカステル


この世界、いまいち緊張感がなくて苦手なのよね……。
とはいえ、困っているらしいのは事実。いつも通りに、やるだけ。

……ずいぶんと愛らしい姿のオブリビオンだわね。
とはいえ、いちいち情を割いてもいられないし。
なによりおまえの張り付いたような笑顔の裏には……なんだか嫌なものを感じるの。
だから、容赦はしなくてよ。

歌うユーベルコードは「夜との闘い 第3番」
私自身に敵意を抱いたものをあぶり出し……星の光で焼き尽くす歌。
仲間を召喚するというのなら、それごと焼き払うだけ。
数が多かろうと、歌う私を「敵」とみなすなら……この歌は反応するのだから。

……ほぅら、化けの皮が剥がれたでしょう?


雪華・グレイシア


鍵、ね
気になる所ではあるけれど、彼の言う通り、まずは目の前のことに対処するとしようか

【ワイヤーガン】を使って、【ロープワーク】と【クライミング】で非常階段を逃げているチョコミンくんに追いつくとしようか
追いついたら彼にはそのまま上へ
ボクは追いかけてくる怪人たちを迎撃するとしよう

歌と共に呼び出すのは冬将軍
氷嵐の中では調教師が操る手と怪人たちの動きも鈍ろうってもんさ
氷嵐と共に敵の中へと飛び込んで、【逃げ足】で駆けまわりながら【敵を盾にする】で同士討ちを誘っていこうか


雨乃森・依音


ははぁ、ここがキマフュー
そういやキマイラの出身世界なんだっけか?
まあ、俺は生まれも育ちもUDCアースだけど
あっ、本当だ顔に鍵が
鍵っつーからにはなんかロックかかってるもんがあるんだろうな
それを開けるために怪人どもはテレビウム狙ってんのかね
迷惑甚だしい話だな…

なんだ?この白イルカから守ればいいのか?
敵のくせに妙にかわいいじゃんか
こいつなら俺でも倒せs
……って、なんかイルカのくせに凶悪な武器持ってるんだが!?
別にビビってるわけじゃないが?
でもほら、ヒトには適材適所ってもんがあるだろ
ソテル、頼んだ!
俺はテレビウムの保護頑張るからさ!
UDCアース産の可愛さ(触手が生えてるし攻撃方法が凶悪)見せてやれ!



「エイルおねえさんにおまかせあれ♪ さあ、まだまだいくよー!」
 そう意気揚々と飛び込んでゆくエイル。しかし、白イルカ達も次々に滑り込み、階段を腹這いで昇ってゆく。
 ぺったり、ぺったり。ぺしゃりぺしゃり!

「――このシロイルカを消せばいいのか」
 そう、重く響く声はイリーツァ・ウーツェ(盾の竜・f14324)のもの。
 男はその龍の翼とコートをはためかせ、高らかに跳躍する。
 しかし、白イルカ達は、
「何について調べますか?」「何について調べますか?」
 ひたすら、理性を奪うべく問いかけ続けることだろう。
 それでも――イリーツァのその瞳が揺らぐことは、ない。
(「理性を失うのは好都合だ。さぞかし直情的で見切りやすい事だろう」)
 そして、群れの真っ只中である階段に着地したイリーツァは、そのまま白イルカ達を次々に蹴散らしてゆく。
「何について――あぁっ!」「何に――――あぁぁっ!!」
「知ったことか。知った事か。貴様等が強くなればなるほど、私が吸収できる量も増える」

 ――いざ、我が友の糧となれ。

 そうして、“盾の竜”はその身の力を増してゆく。
 血にも似た、赤い紅い眼光。瞳に宿る意志は、決して揺らぐことはない――。
 無双の中、新たに現れたのは――――一人の怪盗だ。
「鍵、ね」
 す、とシルクハットのつばを摘み、その奥には微笑を携えて。
「気になる所ではあるけれど――彼の言う通り、まずは目の前のことに対処するとしようか」
 そうして怪盗――またの名を雪華・グレイシア(アイシングファントムドール・f02682)はワイヤーガンを頭上へと放つ。
「あぶ!」「あぶぶぶ!!」
「チョコミンくん、ここはボクたちに任せて」
 颯爽と舞い降りたグレイシアに対し、チョコミンは驚いた様子で訊ねる。
「キ、キミたちは……?」
「さぁて、世紀を賑わす怪盗――もとい、猟兵ってところかな!」
 同時に、グレイシアが喚び出すは氷嵐ともいえる冬将軍。
 白イルカや調教師達の動きを封じたなら、チョコミンへアイコンタクトを取った。
 マスク越しから伝わる彼の意志に応じ、チョコミンは必死に階段を駆け登った。
 されど、追手はすぐに次の階へと迫ってゆく――。

「おーっと、しょたっこをいじめるのは感心しませんね!」

 そう登場したのは、ビットくん――またの名を、ラビット・ビット(中の人等いない!・f14052)!
 シルクハットのつばをちょいと上げて、ラビットは白イルカ達を見渡す。
「ビットくんは今をときめくバーチャルキャラクターですけど、あのイルカを見てると懐かしいような……ウッ……頭が」 やめるのだビットくん!
 それは直球世代に打撃を与えつつ、若い世代に「え、イルカ? 知らない……」って言われるとさらなる追撃を見舞われるのだ!
 頭を抱えるビットくんだったが、かぶりを振って――!
「さあ、今こそビットくんの働き時です!」
 ピョンっと飛び込んだウサギさん! そして発動するは――【二人組を作ってください!!!】
「ああーっ、さっきのドラゴニアンのお兄さん! 素敵! 僕知ってる、この救出劇の後に再び目と目が逢ってくっつくやつでしょ!」
 もうたまらない! ラビットはお友達である『ろくろうさん』を手に、ブンっと白イルカめがけて振りかぶる――!
「ろくろうさん! 頼みましたよ! どうせ好きそうなCPを調べてっていっても、逆カプを勧めて来るんでしょう! 知ってますよ」
 そんなつもり無いのにー! とアワアワ慌てる白イルカ達。
 それでも白イルカは問いかける。
「な、な、な、何について調べますk――――」
「調べることは、お前を消す方法一択です!」
 一撃必中!
「ま、また白イルカをやっつけてくれたのか……? 猟兵ってすごく強いなあ……!」
 白イルカが爆散する音を背後で耳にしながら、チョコミンは必死に階段を駆け登っていった。

 ――――しかし、逃走劇は終わらない。

「な、な、なんなのぉ!? まだ追ってくるの!?」
「何について調べますか?」「何について調べますか?」「何について――」
 チョコミンの周囲を取り囲むように、新たに出現してゆく白イルカ達。
 それはもう、インターネットで喩えるならブラウザクラッシャーの現象にも似ていた。消しても消しても、奴等は現れる。
 もう絶体絶命。もう助からない――! 鍵の画面を表示させたまま、テレビウムの少年が頭を抱えた、そのとき――。

「――――壊鍵、起動」

 静かな声が、届いた。

 白イルカとチョコミンの間を割って入ったと同時、白イルカが次々に放り出される。
 そのまま地上へ降りたのは、壥・灰色(ゴーストノート・f00067)だ。
 その名の通りの瞳を静かに、群がる白イルカ達へと向ける。
「知ってるぞ、おまえらに聞いても何も出てこないって事くらいは」
 その顔は、常より些か険しい。灰色にとって嫌な思い出もあったのか――それは誰も知る由もない。
「お、おにーさ……」
「後ろに下がっていろ。おれ達がきみを守る」
「――!」
 チョコミンが彼を案じるより先に、灰色は静かに視線だけを此方に向けて宣した。
 彼の言葉は、背中は、どれほど心強く感じただろう――。
 チョコミンは、その黙した背中へ何も問うことはなく、ただ灰色を見守った。
「何について調べますか?」「何について調べますか?」
 しかし、白イルカのベルーガ達は容赦なく群がり、迫ってきた――!
 灰色はその愛らしい白イルカに拳を見舞い、そのまま回し蹴りを放つ。
 反動で複数の白イルカを巻き込んで地に伏せる。
 さきほどの拳撃は、まだ序の口。新たに白イルカの腹部を踏んで、跳躍――!
「何につい――て゛ぇ゛ぇ゛!!」
「わあ――!!」
 チョコミンも思わず、鍵が映った画面のままでも宙を見上げた。
 白イルカを踏み台にし、新たに繰り出すは――死の旋風たる蹴撃。
 容赦なく貫かれた白イルカ達は見事、無残に爆散。
 恐れおののいた白イルカ達が冷や汗をかきながら、上階への道をそーっと開けるほどだ。
「――あら、わりとお利口さんのオブリビオンなのね」
 かつり、とヒールを鳴らし、ミーユイ・ロッソカステル(眠れる紅月の死徒・f00401)があらわれる。
 愛用の日傘は、建物の中であれど手放さない。くるりと廻しては、ふわぁと小さくあくびをひとつ。
「とはいえ、いちいち情を割いてもいられないし。
 なによりおまえの張り付いたような笑顔の裏には……なんだか嫌なものを感じるの。
 ……喩え、恐れて道を開けていても、ね」
 うっすら、金の瞳を細めたなら、手近の白イルカがビクゥ! と背筋を震わせる。

「――さぁ、容赦はしなくてよ」

 高らかにミーユイが響かせるは、『夜との闘い 第3番』。
 星の光は偽りを炙り出し、焼き尽くす――まるで、舞台のスポットライトのように。
 その輝きに魅入られた少年が、また一人。

「……なあ、大丈夫か?」
 腰を抜かすチョコミンへと、手を差し伸べたのは雨乃森・依音(紫雨・f00642)だ。
 その移ろうような紫陽花色の不思議な瞳に、チョコミンは思わず見惚れてしまう。
「ぼ、ぼ、僕ちんはダイジョブだよ! 助けてくれてありがと!
 それより猟兵のみんなが大変なんだ!」
 チョコミンはそう周囲を指し示したなら、依音は瞳をぱちりと瞬かせて。
「なんだ? この白イルカから守ればいいのか? 敵のくせに妙にかわいいじゃんか。
 こいつなら俺でも倒せs……って、なんかイルカのくせに凶悪な武器持ってるんだが!?」
「あら、あなた。もしかして怖いの?」
 くすり、歌の途中にミーユイは笑みを漏らす。
「こ、こわくなんて……別にビビってるわけじゃないが? でもほら、ヒトには適材適所ってもんがあるだろ」
 そうだよな、と問いかけるように解き放つは――てるてる坊主型のUDC。
 ふわり、ひらり。
「ソテル、頼んだ!」
 主たる依音の声に応えるように、ソテルは裾を揺らして踊るように宙を舞う。
 しかも、ミーユイの歌に合わせてリズムを刻んでいる。どうやら気に入ったらしい。
 愛らしい姿のまま、触手を這わせ――そのまま、クリオネのように白イルカを捕食!

 猟兵達の尽力により、次々と白イルカは撃退されてゆく。
「はわ、はわわ……!? 僕ちんの顔が、顔が――!」
 直後、チョコミンの画面に新たな変化が起こった。鍵が示された画面から、新たな指標が示される――。
 その指標が示す先は――――屋上!?

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ゲソフレイム』

POW   :    汚物は消毒でゲソーッ!
【松明に油を吹き付け発射した火炎放射】が命中した対象を燃やす。放たれた【油の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD   :    俺色に染めてやるでゲソーッ!
レベル分の1秒で【ベタベタするイカスミ】を発射できる。
WIZ   :    見るがいい、これが俺の変身ゲソーッ!
対象の攻撃を軽減する【激情体】に変身しつつ、【右腕に装備された火炎放射器】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「はわわ、どうしよう、どうしよう……!」
 チョコミンはパタパタと両手両足をバタつかせ、新たな現象に戸惑うばかり。
「僕ちん、誰かを巻き込みたくなくてヒトのいない此処に来たのに……みんな、ごめんね。僕のせいで……」
 猟兵達へ、チョコミンはしょぼん、と肩を落として謝った。
 もちろん、彼の所為でこんな悲劇が起こっているわけではないということは、猟兵達ならば知っているはずだ。
 本来ならば、彼も平凡な日常を過ごせていたハズ――。

 ――しかし、非日常は今だって迫り来る。

「ゲソーッ!」「ゲソゲソーッ!」
「鍵はどこでゲソーッ!?」

 真っ赤なイカの怪人――ゲソフレイムの集団が、現れたのだ!
「うわぁぁぁぁぁ!?!」
 涙を流したくても、流せない! チョコミンは猟兵達にすがりつく。
 チョコミンの画面に示されている矢印は、『ショッピングモールの屋上』のみ。
 此処へ辿り着けたなら、なにか謎が解き明かされるかも知れない。


 猟兵達よ、テレビウムの少年を守りながら屋上へと向かうのだ――!!
エイル・マリナ
◎イルカの次はイカ?そんなにイルカ?いらないんじゃなイカ?……なんちゃって。ところでイカが炎と共にやってくるってなんかいい臭いがしてお酒のおつまみにあいそうだよね!それはともかく。トリニティ・エンハンスをガンガン使っていくよ!水の魔力を纏って、防御力をあっぷあっぷ!そしてこの槍でイカを串刺しにしていくぞー!


アーサー・ツヴァイク
※飛び入りだがアドリブ共闘歓迎

力無き子供を松明持って追いかけ回すとは下種の極み…
絶゛対゛に゛許゛さ゛ん゛!゛!゛

大型バイク・ライドランに【騎乗】した状態で急遽エントリー。ゲソゲソうるさい奴らの集団にそのまま【フルスピード・スカイドライブ】を発動させて突撃。そしてこのままテレビウム君に近づけさせないように集団をバイクでかき乱してやるぜ!
敵の攻撃は炎か…へッ、それがなんだ! こちとら太陽の力を借りてんだ、松明の炎で挫けてたまるか!!
炎に包まれても【火炎耐性】【オーラ防御】【激痛耐性】込みで耐えつつ、逆に炎を纏ったまま体当たりで【吹き飛ばし】てやるぜ!

これがドーンブレイカー流・火の玉ストレートだ!!



「イルカの次はイカ? そんなにイルカ? いらないんじゃなイカ?」
 ――なんちゃって。
 小さくぺろりと冗談っぽく舌を出して、エイル・マリナ(ふわふわキマイラおねえさん・f15964)は軽やかに躍り出る。
 新たに現れた赤いイカを前に、すんと小さく鼻を鳴らして――エイルはぽつりと呟いた。
「ところで……イカが炎と共にやってくるって、なんかいい臭いがしてお酒のおつまみにあいそうだよね!」
 その言葉に、カンカンになったゲソフレイム達はエイルへと向かってゆく!
「おつまみでゲソ!? そんなことないでゲソ!」
「炙りイカにマヨつけると美味しいからオススメとかそんなことないでゲソ!!」
「ゆるさないでゲソー!!」
 ぺしんっぺしんっ。
 怒り狂うゲソフレイムが、炎を帯びて迫り来る!!
「そんなコト言ってると、ホントにおつまみにしちゃうよー?」
 ふふり、悪戯っぽくエイルは笑う。愛用の槍の穂先にまとうは水の魔力。
 その水流の勢いのまま、次々にゲソフレイム達を串刺しにしてゆく!

「ゲソー!」「ゲソー!!」「「「ゲゲゲゲソー!!」」」

「やったー! フルコンボでゲソ! なーんて♪」
 串刺しにされたゲソフレイム達が爆散していく瞬間、エイルはおちゃめにカメラ目線でピース!
 今宵はきっと、良いお酒が飲めそう――かもしれない!!

 爆炎のなか、新たに現れるヒーローが一人――大型バイク・ライドランに騎乗し、走り抜ける。
「力無き子供を松明持って追いかけ回すとは下種の極み……絶゛対゛に゛許゛さ゛ん゛!゛!゛」
 その名も光の戦士・ドーンブレイカー……またの名を、アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)。
 激しく鳴り響くエンジン音に、ゲソフレイム達は一斉にアーサーへと振り返る。
「ゲソー!」「真っ赤っ赤でゲソ!」「仲間でゲソ?」
 ゲソゲソやかましいゲソフレイム達が群がるなか、アーサーは高らかに愛機へと呼びかける。
「【Select…FLYING ACTION!!】行くぜ、ライドラン!」
 フルスピード・スカイドライブを発動したなら、ライドランから蒸気が発せられる。
 しかしゲソフレイム達も負けじと、アーサーめがけて火炎放射を放った。
「大空でも宇宙でも、どこまでも飛んで行くぜえええ!!」
 炎をまとったまま、アーサーは果敢にゲソフレイムの群れへと突撃する!
「げ、ゲソーッ!?!」
 爆ぜるイカ達。
 そして炎爆の中からあらわれる影は、バイクに騎乗した赤きヒーロー。

「これがドーンブレイカー流・火の玉ストレートだ!!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

雨乃森・依音
別にお前のせいってわけでもねぇだろ
なんか今日はそういう日みたいだしな…
いや、俺も腹括るからよ
その顔の謎も気になることだし
結局よくわかんねぇし

えーっとチョコミン?を守りながらその矢印の場所まで行くしかねぇよなこれ
で、今度はイカかよ…顔が怖ぇし、イカのくせに炎持ってるし!
イカ焼きになっても知らねぇぞ!
触手には触手だ!
ソテル、引き続き頼んだぞ!
美味そうだから食ってよし!
ソテルに守ってもらいながら移動
あーっ俺も腹括るって言ったし!?
何かあればチョコミンを抱っこして、羽で飛んで移動したりもする
なるべく最短ルート進むほうがいいだろうし

大丈夫だ見捨てたりしねぇから
安心…は出来ねぇだろうけど、泣く必要はねぇよ


ディスターブ・オフィディアン

引き続き第一人格で行動
【心情】
チョコミンを軽く叱ります
「馬鹿め。苦境の時こそ人を頼らんでどうする。解決策も持たず、逃げ続けても殺されるだけだ。
声を上げろ、助けを呼べ。――そうすればいつだって助けに来てやろう」
 後は落ち着かせる様に言い聞かせます
「よくぞ逃げ延びた――あとは任せておくがよい」

【行動】
オルタナティブダブルで第二人格を召喚
「なんですか今のセリフ。ツンデレですか、ツンデレ気取りですか?」
「うるさい、殺すぞさっさといけ」

呼び出した第二人格をゲソフレイム達へ向けて蹴りだし、囮としておびき寄せ&時間稼ぎをさせながら、第一人格は全力魔法を高速詠唱、属性攻撃によるウォーターカッターで切断攻撃


ミーユイ・ロッソカステル
――――何を謝っているのかしら。
そう、嘆くチョコミンへと声をかけ。

優しいのね、あなたは。……そんなあなただからこそ、私たちはここへ来たの。……あなたのような優しいひとが、一人でも傷つかずに済むために。

……おまえのような、無暗に力を振るう粗忽者から、守るために。
そう、語り掛けるのは、守るべきチョコミンではなく、眼前のオブリビオンへと。

唇から紡ぐは、「魔物 第2番」
悪しき敵を討つ、猟兵達を鼓舞する歌。
周囲の猟兵たちを奮い立たせ、戦場の流れを支配する歌。

願わくば、その旋律が猟兵だけでなく、優しいテレビウムの少年の心へも届かん事を。
そんな祈りと共に、高らかに歌いましょう。


パウル・ブラフマン
【SPD】
このまま屋上に向かえばいいんだね、任せてっ♪

引き続きGlanzを【操縦】して挑むよ☆
チョコミンくん、良かったら後部座席へどうぞ!
他にも移動手段を用意してくれている人が居たら、護衛に回るね。

持ち前の【運転】テクを駆使して
屋上へ向け駆け上がるよ!
階段の手すりも、時には壁すらオレの路にしてやんよ。

つーかテメェらイカか!ライバルだな!!
俺色とか笑わせんな、望み通り血の色に染めてやる!!

…っとごめんチョコミンくん、怒ってないよ☆
Krakeで【援護射撃】を行いつつ
火災発生時は消火剤入りの弾丸を【一斉発射】で!
気休めかもだけど、階段が燃え落ちないように気を付けるね。

※絡み&相乗り&アドリブ大歓迎!


雪華・グレイシア

やれやれ、次から次へと賑やかだね、まったく
不粋な観客にはさっさと御退場願おうか
ボク、暑いのは好きじゃないんだよね

……予告する。キミのお宝、かどうかは知らないけど、頂くよ

怪盗の流儀で宣告するルールは「ボクから松明を盗まれないこと」
まずは【予告状】を【目潰し】として【投擲】
気を取られた隙に懐へ潜り込んだら、ダガーで松明を斬りつけながら【盗み攻撃】で松明を奪うよ
松明を奪ったら、【敵を盾にする】ことで身を隠しながら次の相手へ向かうよ、後は同じことを繰り返していくとしよう
攻撃される前に武器を奪ってしまえば何もできない、って寸法さ


壥・灰色
大丈夫
怖がらないで、俺たちは負けない

壊鍵、起動
装填、侵徹撃杭

侵徹撃杭は着弾と同時に衝撃波を撒き散らす魔弾を、拳脚に乗せて遠距離の相手に叩き込むオプション術式
ゲソフレイムを遠距離から猛撃しつつ、チョコミンの進路を確保する
追いつかれたり囲まれたりする場合、進路を確保するため囮となり、単独戦闘も辞さない構え
屋上に向かえば何かが分かるというのなら、チョコミンをそこに送り届けてやるのがおれたちの仕事だ

おれたちを止めようっていうなら、死ぬことくらいは計算に入れて掛かってこい、イカども
全員まとめてブチ抜いて、イカリングフライにしてやる

(……ちょっと腹が減ったな。今日の晩飯、ホントにそれでいいかも)



 ゲソフレイムの追手から逃れ、殲滅しながら、猟兵達は非常階段を駆け上っていく。
 顔の画面には相変わらず『鍵』が表示されたままのチョコミンは、ぺたぺた階段を登りながらも小さな嗚咽を漏らした。
「えう、えうっ……みんな、面倒なことになってごめんよう……これもボクちんのせいだ」
 猟兵達へと涙声でそう謝るチョコミン。
「馬鹿め。苦境の時こそ人を頼らんでどうする」
 そうチョコミンを軽く叱るのは、ディスターブ・オフィディアン(真実を 暴く/葬る モノ・f00053)だ。
 フードから覗く赤い眼光に、チョコミンはびくりと肩を震わせる――けれど、彼は助けてくれた猟兵だ。いい人であることに間違いないと、『鍵』が表示された顔を向ける。
 そのテレビウムの姿に、ディスターブは深くうなずく。
「声を上げろ、助けを呼べ。――そうすればいつだって助けに来てやろう」
「う、うん……! みんな、こうして助けにきてくれたもんね」
「ああ、よくぞ逃げ延びた――あとは任せておくがよい」
 ディスターブの落ち着いた言葉で、チョコミンも少しは気が楽になった――ようだが、涙声は相変わらず。
 雨乃森・依音(紫雨・f00642)もまた、どうにも放っておけず彼へと語りかけた。
「それに、別にお前のせいってわけでもねぇだろ。なんか今日はそういう日みたいだしな……」
「そういう日? もしかして、ボクちん以外にも……」
「ああいや、俺も腹括るからよ。その顔の謎も気になることだし――その顔、元に戻るといいよな」
 ぶっきらぼうな口調ながらも、依音なりにそう気遣う。
「うぅ、みんな、みんな……。でもボクちんは……」
 ぴた、とチョコミンの足が止まり、顔が俯いてゆく。
 一般人にとって非常階段をずっと駆け登るなど、かなりの負担を強いるものだ。
「――――優しいのね、あなたは」
 ミーユイ・ロッソカステル(眠れる紅月の死徒・f00401)の静かな声が、チョコミンへと降りかかる。
「やさしい……? ボクちんが? ボクちんより、みんながやさしすぎるんだよぉ……会ったばかりのボクちんの為に、戦ってくれているんだもの」
 うぅ、と肩を落とすチョコミンへと、ミーユイは微かに瞳を細めた。何処までも相手を慮る、その愚直さは珍しいかもしれない。
「……そんなあなただからこそ、私たちはここへ来たの。
 ……あなたのような優しいひとが、一人でも傷つかずに済むために」
 それに――、と。暫しの沈黙。

 ぺたぺた。
 ぺたぺたぺたぺた。

「ゲソー!」「ゲゲゲゲソー!」
「鍵を探すでゲソー!」

「……“おまえ”のような、無暗に力を振るう粗忽者から、守るために」
 此処まで駆け登ってきたらしいゲソフレイムの群れへと、ミーユイは告げる。
 先程までのチョコミンとの語らいとは違う、敵意に満ちた厳かな声色だ。
 だが先ず戦いよりも、傍らの少年の保護が優先だ。ミーユイは手袋に包まれた手を差し伸べながら、訊ねる。
「まだ、走れるかしら?」
「うう、あ、足が、足が震えちゃって……」
「なら、俺がおぶっていから安心してくれ。何かあっても、羽で飛べるし……ソテルもいるからな」
 依音はそう言って、チョコミンの元へ駆け寄る。
 小さなテレビウムならば、抱きかかえても負担にはならない。
「ソテル――さっきの、てるてる坊主? 私の歌で踊ってくれていたわよね。頼りにしているわ」
「ああ、ソテルは俺のUDCで……って、俺じゃなくてソテルへの信頼!? 確かに頼りになるけど!」
 と、チョコミンを抱きかかえながら、依音はてるてる坊主をチラと一瞥する。
「お、おにーさーん……」
「任せとけって。見捨てたりしねぇから」
 不安げなチョコミンへ、依音は精一杯の微笑みを向けた。
 そうして、二人を護るように前へ出でるは、
「大丈夫、怖がらないで。――おれたちは、負けない」
 壥・灰色(ゴーストノート・f00067)。無表情ながらも、その眸は確りとイカの群れを見据えていた。
 すれ違いざま、チョコミンと目が合った灰色は黙したまま頷いてみせた。
「ゲソー! ゲソゲソ!!」「鍵をよこせでゲソーッ!!」
 口々にゲソゲソ叫ぶゲソフレイム達が、猟兵へと迫りくる――!

「壊鍵、起動。――――装填、侵徹撃杭」

 瞬間、激しい衝撃波が撒き散らされ、ゲソフレイム達は一斉に態勢を崩し、圧倒されてゆく。
 遠距離からの猛撃を次々に打ち込みながらも、ゲソフレイム達はその炎を苛烈に燃やす。
「ここは任せて、先へ向かってほしい。
 屋上に向かえば何かが分かるというのなら、チョコミンをそこに送り届けてやるのがおれたちの仕事だ」
「ああ、頼んだ……!!」
 灰色の言葉に頷いた依音は、その背に携えた翼をはためかせ、階段を飛び越えるように飛翔してゆく。
 それを見送った灰色は、ふたたび敵へと視線を向ける。
 取り囲むのは複数のフレイムゲソ達。真っ赤な色味が炙りイカにも似ている――などと、ぼんやり考えてしまう。
「おれたちを止めようっていうなら、死ぬことくらいは計算に入れて掛かってこい、イカども。
 全員まとめてブチ抜いて、イカリングフライにしてやる――」
 宣言と共に、構えをとる。内蔵された魔力が、ふたたび『衝撃』を装填する。
 その四肢から繰り出される拳蹴撃に、次々とイカ達は目をまあるくして倒れ伏す。
 自分が『調理』された自覚すらもない、一瞬の出来事だ。
(「……ちょっと腹が減ったな。今日の晩飯、ホントにそれでいいかも」)
 沢山作りすぎれば、喫茶店のいつもの面子に分けるのもありだろう。あらかた片付けて着地したと同時、ふと灰色は思った。

「――やれやれ、次から次へと賑やかだね、まったく」
 その時、新たに響いた声。
 上階の手すりに佇む雪華・グレイシア(アイシングファントムドール・f02682)は、仮面から覗く蒼き瞳でイカ達を捉えていた。
「不粋な観客にはさっさと御退場願おうか」
 するり、シルクハットのつばを指先ですべらせ、そのまま手品のように予告状を出現させた。

「――予告する。キミのお宝、かどうかは知らないけど、頂くよ」

 グレイシアは不敵な笑みと共に予告状を投擲し、一匹のゲソフレイムへと差し込んだ。
「げ、ゲソォ!? これはなんでゲソ!?」
「ああ、言い忘れていたね。それじゃあその『松明』を奪われたらキミの負け。守りきることができたならキミの勝ちさ」
「ど、どーゆーことでゲソー!? 鍵が欲しいのに奪われる側なんて!!」
「そうそう、それだよ」
 ちっちっとグレイシアは人差し指を揺らしてみせる。
「そうして奪うことだけ考えていたら、足元を掬われるよ? ――キミ達には8本の足があるけれど、それも全て、ね」
「ば、バカにしてるでゲソー!!」
 そのまま、グレイシアは手すりから跳躍し、マントを翻しながらゲソフレイムの懐へ潜り込む。
 瞬間、折り畳み式のアンチロックドダガーを広げたなら、松明を斬りつけて強奪してみせた。
 それは、瞬く間に起こったものだ。
「お宝、頂いたよ。あざやかにターゲットを盗み出してこそ、怪盗さ」
 ――さあ、次はどれにしようかな?
 マスクの奥の瞳を細めて、品定め。しかし、直後にゲソフレイムの群れがどさくさに紛れて上階へと向かってゆく――!
「――待て。おい、起きろ」
 それを制するは、ディスターブと――彼が召喚した第二人格だ。
 詐術師のスーツを身にまとう紳士的な男は、ディスターブを茶化すように笑ってみせる。
「聞いてましたよ、なんですかさっきのセリフ。ツンデレですか、ツンデレ気取りですか?」
「うるさい、殺すぞさっさといけ」
 ディスターブの不機嫌そうな声もどこ吹く風。受け流した第二人格は、蹴り出されるや否や時間稼ぎとして差し出される。
「やれやれ、困ったものですね」
 そのまま第二人格へとゲソフレイムが気を取られている間に、ディスターブが編み出すは全力魔法を以てして属性攻撃による水の一撃を放つ――!!
「ゲソ!!」「ゲソゲソー!!!」
 イカ達は水流に飲まれ、炎は尽き、そのまま消滅していった。

「――って、ここまで追ってくんのかよ! しつけぇなぁ……!!」
 一方、飛翔しながらチョコミンを運ぶ依音もゲソフレイムからの火炎放射やイカスミを避けるのに精一杯だ。
「ちょっと羽もイカスミで汚れちまってるよーな……帰ったら入念に洗わなくっちゃなあ……」
「しゃ、シャンプー代はボクちんが負担するよ……?」
「お前はそれより自分のことを心配してくれよ!」
 あまりにお人好しなチョコミンに、思わずツッコミを入れる。
 けれど、このままでは限界だ。「ソテル!」とてるてる坊主の名を呼べば、召喚されたUDCは元気に裾をふりふり。
「触手には触手だ! 俺達を守ってくれ。あ、あと、美味そうだからあのイカは食ってよし!」
 その指示に、ソテルはらじゃー! と応じるようにくるくるっと軽やかに廻ってみせた。
「――僕は僕を肯定したい ここにいてもいいですか 生きていてもいいですか」

 ――救ってよ、救ってよ!!

 慟哭のように、叫ぶ歌声。
 その想いに応じるかのように、ソテルは触手を新たに生やし、ゲソフレイムの足を絡め取るかのように捕縛してゆく。
 そしてそのまま捕食――ふわりふわり、もぐもぐ。
 ちょっぴりグロテスクな捕食シーンを目の当たりにしたミーユイは、「あら」と小さく声を漏らして。
「可愛い顔して貪欲ね……良いわ。また歌ってあげる。あなた達の背を押す鼓舞の歌を――」
 すぅ、と息を吸い込む。戦場の中、響くは『魔物 第2番』。

 邪悪な 邪悪な 世界の染み
 いざ 滅ぼさん 我こそ猟兵 いざ 行かん――!

「すごい、カッコいー……! これが、猟兵……?」
「そーそー! オレたちはいつでも何処かで戦ってるんだ!」
 この歌聞いてると、元気が湧いて出てくるね! ――そう楽しげな声のままに、疾走してきたのはGlanzに騎乗したパウル・ブラフマン(Devilfish・f04694)だ。
「キミ、疲れてない? よかったらオレが交代するよ。チョコミンくんは安全に、後部座席に乗せて屋上まで連れてくからさ!」
「えっ、俺は――……」
 そうパウルが訊ねたなら、依音は周囲の状況を見渡す。かなりの混戦状態にあり、いつまたゲソフレイムの群れが飛び出してきてもおかしくない。
「……わかった。頼むよ」
「任せといて☆ チョコミンくん、しっかり捕まってるんだよ!」
「う、うん! 翼のおにーさん、バイクのおにーさん……ほんとに、ほんとにありがとう!!」
 けたたましく鳴り響くエンジン音。それは「お安い御用!」と応えるかのように力強い騒音だ。
 そのままパウルが操縦するGlanzは、テレビウムの少年を乗せて上階へと走ってゆく。
 ときには壁をも疾走し、速く、疾く――!!

「ああっ、また来てるよぉ!!」
 チョコミンの声にパウルが振り返れば、彼らに追いつかんとするゲソフレイム達が触手を伸ばしていたのだ!
「つーかテメェら……しつけぇんだよ! ってゆーかイカか! ライバルだな!!
 俺色とか笑わせんな、望み通り血の色に染めてやる!!」
「ひええ! ば、バイクのおにーさん!?」
 声を荒げてふぁっきゅーサインを浴びせるパウルに、ちょっぴり怯えるチョコミン。
「……っとごめんチョコミンくん、怒ってないよ☆ さ、屋上はもうすぐだ。ラストスパートを決め込まなきゃね」
 固定砲台『Krake』を構えたなら、銃撃を続けながら屋上へと突き進んでゆく。
 ゲソソー!! と、最後のゲソフレイムが力尽きたのを確認したなら、パウルは屋上の入口に向けてさらにスピードを強めてゆく。

「扉ごとブチ破るよ! しっかり捕まってて!」
「ひええ~~~!!」

 開かれる、扉。
 真っ先に見えたのは、ひたすらに晴れ晴れとした青空だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『なぞなぞハカセ』

POW   :    なぞなぞハカセの初製作マシーン
【なぞなぞがわからなくてモヤモヤ】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【全自動罰ゲームマシーン「おしおきくん」】から、高命中力の【しっぺとかデコピンとかそんな感じのやつ】を飛ばす。
SPD   :    なぞなぞハカセのお気に入りマシーン
戦闘力のない【全自動なぞなぞ考案マシーン】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【ワシの考えた最強のなぞなぞ(自称)】によって武器や防具がパワーアップする。
WIZ   :    なぞなぞハカセの試作マシーン
自身に【スーパーウルトラハイパーなぞなぞジェット】をまとい、高速移動と【究極かつ至高のなぞなぞ(個人の感想です)】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はコトト・スターチスです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 屋上へと到達した直後、チョコミンの顔の画面から光が溢れ出した。
「な、なにこれ、ぼ、ボクちん、どうなって――」
 しかし、その声も次第に消えてゆく。チョコミンは次第に動かなくなってしまったのだ。

「さぁ~~~て、問題!!」

 そのとき、屋上の貯水槽の上から素っ頓狂な声が響いた。

「どうしてそこのテレビウムくんは動かなくなったのでしょう!
 ど~してこんな大事件が起きてしまっているのでしょう!
 制限時間は0.1秒! 答えはぁ~~~~……!!」

 その時間に『声の主』は貯水槽から飛び降り、猟兵達の前に現れた。

「この『なぞなぞハカセ』だって知りたい!
 さあ、猟兵諸君! この『なぞなぞハカセ』のなぞなぞを解けるかな?
 こちらが鍵を解き明かす前に、君たちはなぞなぞを解かなくてはならないのだぞ!」

 どうやら、この最後の追手であろう『なぞなぞハカセ』を討伐しなければ、テレイウムのチョコミンを救うこともできないようだ。
 幸いにもチョコミンは君達猟兵のすぐ傍で意識を失っている。君達は、戦いに集中すればいい。


 ――さあ、鍵を解き明かす前の、なぞなぞを解く戦いの始まりだ!!
エイル・マリナ
◎こんなタイミングでなぞなぞなんて出さないでよ!?なぞなぞマンなのあなた!?いや、なぞなぞ博士って名乗ってたか!とにかく!介抱とかしなくちゃいけないから一昨日きなさいよ!遠慮なんてしてる場合じゃないね!全力を持ってユーベルコードで攻撃するね!使えるユーベルコードはガンガン使っちゃおう!



「ええーっ、なぞなぞ!?」
 目をぱちくり瞬かせ、エイル・マリナ(ふわふわキマイラおねえさん・f15964)は困惑中!
 さっきまで階段を駆け上がるデッドヒートを繰り広げていたというのに、待っていたのがなぞなぞとは!
「こんなタイミングでなぞなぞなんて出さないでよ!? なぞなぞマンなのあなた!?」
「な、何を言う! さっきも名乗ったとおりなぞなぞハカセとは――」
「あっ、そーだった。なぞなぞ博士って名乗ってたか!」
「おいいいいい! 話を聞いてくれええええ!!」
 マイペースなエイルのノリにさっそく頭を抱えてしまうなぞなぞハカセ。
 しかしエイルは常の調子のまま、むーっとハカセを睨みつけて得物をくるりと廻してみせる。
「とにかく! 介抱とかしなくちゃいけないから一昨日きなさいよ!」
 こうなってしまえば遠慮もできない。直後、エイルの身体はまばゆい光に包まれてゆく――。

「空と海が重なって、奏でる奇跡が今ここに――!」

 光り輝く槍を手にしたならば、その神々しさに思わず慄いてしまうなぞなぞハカセ。
「な、なぞなぞ……第一問! サバ、トロ、イカ、タラ、マス……仲間はずれはどーれd――」
「よくわかんないけど、イカーーーーー!!!」
 エイルが槍を振るい、なぞなぞハカセを弾き飛ばしてゆく!
 頭から着地。ぐったり。その間に「ぴんぽーん」と音を鳴らす。
「そ、そのとーり……サバは「さばさば」、トロは「とろとろ」、タラは「たらたら」……と、二つ言葉を続けるとオノマトペになるんだよ」
「えっ、そうだったの? わかんなかった……! またひとつ賢くなれたね!」
 やったー! と槍を掲げて笑ってみせるエイル。
 もうなぞなぞハカセは苦笑しかできない!

大成功 🔵​🔵​🔵​

雪華・グレイシア


いや、それはなぞなぞじゃなくてただの疑問なんじゃないかな……?
ともあれ、キミの知りたいことはこっちも同じ
謎を解くのは探偵の役目だけれど……今日は怪盗がその役目を務めよう
それじゃ、さっさと解決編に向かうとしようか

これでも迷宮探索に挑んでる身でね
ちょっとしたなぞなぞくらいなら解くのは得意なんだぜ?
とはいえ、最初から最後まで真っ正直に付き合う気もないけどさ

では、最期の一幕はキミにお願いしようか
霜の巨人を呼び出したらおしおきくんにけしかけるとしよう
彼を飛んでくるものの盾にしている間にボクはなぞなぞの答えを考えながら
敵へと【予告状】の【投擲】で【目潰し】を仕掛けよう



「いや、それはなぞなぞじゃなくてただの疑問なんじゃないかな……?」
「え゛っ!!!」
 雪華・グレイシア(アイシングファントムドール・f02682)によって図星を突かれて、ぎょぎょっと後退りするなぞなぞハカセ。
「ともあれ、キミの知りたいことはこっちも同じ。
 謎を解くのは探偵の役目だけれど……今日は怪盗がその役目を務めよう」
 ――怪盗は芸術家でもあることを、知らないとは言わせないよ?
 ふ、と奥から浮かぶ微笑。ふわり、翻すマントは快晴の空に照らし出すには見栄えが良すぎる。
「これでも迷宮探索に挑んでる身でね。ちょっとしたなぞなぞくらいなら解くのは得意なんだぜ?」

 ――――砕けて。

 静かな詠唱ののち、めりめりと、屋上のアスファルトを凍らせながら現れたのは――大気を凍てつかせる霜の巨人。
 その咆哮にはさすがのなぞなぞハカセも度肝を抜かれたらしく、硬直状態!
「おや、手品(マジック)はまだこれだけじゃないんだけどなあ」
「おのれ、おのれぇ! 第二問!
 このなぞなぞハカセとお前が、かき氷を食べたとする! だが、どちらかのカキ氷があっという間に溶けてしまったのだ!
 さぁ~~て! どっちのかき氷でしょーか!」
 声を裏返してのなぞなぞハカセの質問に、暫し考えたグレイシア。その直後に現れるは、全自動罰ゲームマシーン『おしおきくん』だ。
 直後、「――嗚呼」と瞬時に解して微笑んでみせた。
「どっちのかき氷かって? それは勿論――ボクに他ならないね」
 直後、霜の巨人の矛先は『おしおきくん』へと向けられる。
「そ、その理由が正しくなければ正解は押せないな……!」
「簡単だよ。ボクは怪盗。つまり――すぐに解凍されて、カキ氷が溶けてしまったんだ」
 直後、でこぴんをしようとする『おしおきくん』を阻むべく、霧の巨人が腕を払い除けた。
 ピンポーン!! 正解音が鳴る。
「なにぃ!? おのれ、おのれぇぇぇ……!」
「――では、最期の一幕はキミにお願いしようか」
 霧の巨人が『おしおきくん』を殲滅する間に、グレイシアは或る『予告状』をなぞなぞハカセへと投擲してみせた。
 それは目を潰すまでにはいかなかったものの、確実にハカセへと刺さる。
「ぐああ!? こ、これは――!!?」

「わからないのかい? これは――宣戦布告。キミの死亡予告だよ。
 鍵の謎が解き明かされる前に、キミを撃退しなくっちゃね」

大成功 🔵​🔵​🔵​

雨乃森・依音
(なぞなぞ:作詞するし頭柔らかいので得意)

あっ!?チョコミン!?
お前のせい…って、わけでもなさそうだな
なんも知らなそうだし
ったく、今日は次々と訳わかんねぇふざけた敵ばっかりだ
でも、こいつ倒せばチョコミンも他の奴らも元通りなんだよな
――だったら覚悟決めるしかねぇか

ソテルは今まで沢山頑張ってくれたし
今度は俺自身の力で乗り越えてやるよ

後方に陣取り
ギターを掻き鳴らして歌って他の猟兵を支援する
俺の後ろ向きで自虐的な歌がどれだけ仲間に刺さるかなんてわかんねぇ
けど、俺は歌うしか出来ねぇから!
届け、届け、
願いを込めて、祈りを込めて、

はぁ?なぞなぞだぁ?
うるせぇ!歌の邪魔すんな!
そんなもん秒で答えてやるよ!


タビタビ・マタタビ
テレビウムくんがピンチだっていうから来てみたらホントにピンチだ!
大丈夫、ボク達猟兵が助けて見せるから!

なぞなぞハカセ?
ふふん、ボクもなぞなぞは得意な方だから負けないよ! 多分!
ぱぱっ、となぞなぞを解いてハカセに反撃だ!

うまいことなぞなぞが解けたらユーベルコード【駆猫鋭爪】発動! マントを脱いで、【二回攻撃】【気絶攻撃】も加えて、全力で攻撃だ!

……え、いきなり必殺技は失敗フラグだって?
そんな事……ないよ! ないはず!



「あっ!? チョコミン!?」
 屋上へ辿り着いた雨乃森・依音(紫雨・f00642)は、いち早くチョコミンの元へと駆け寄ってゆく。
 途中、全自動罰ゲームマシーン『おしおきくん』が迫る。
「待って、危ないよ!」
「!」
 其処へ声を上げたのは、ちょうど屋上へと現れたタビタビ・マタタビ(若き猫黒騎士・f10770)だ。
 依音は咄嗟に、チョコミンを庇いながら抱きかかえ、既の所で『おしおきくん』の攻撃を躱してゆく。
 タビタビもまた二人の傍へ駆け寄って、ほっと安堵の息をひとつ。
「良かった……テレビウムくんは無事みたいだね。でも、どうしてこうなってしまったんだろう」
「あのなぞなぞハカセ? ってヤツのせい……って、わけでもなさそうだな。なんも知らなそうだし」
 待ってろよ、と依音はチョコミンを寝かせたと同時、なぞなぞハカセへと視線を向ける。
「なんも知らなそうだとぉ! 失敬な、ワシはなぞなぞハカセだと言ったろうに!!」
 ぷんすか怒るなぞなぞハカセに、依音は思わず呆れ顔。
 タビタビは大きな金の猫目を輝かせ、フフンと得意げ。
「なぞなぞハカセ? ふふん、ボクもなぞなぞは得意な方だから負けないよ! 多分!」
(「イルカに、イカに……今度はなぞなぞ? ったく、今日は次々と訳わかんねぇふざけた敵ばっかりだ。
 でも、こいつ倒せばチョコミンも他の奴らも元通りなんだよな」)

 ――――だったら、覚悟決めるしかねぇか。

 先程まで戦ってくれたてるてる坊主に、依音はそっと触れる。
「ソテルは今まで沢山頑張ってくれたし……今度は、俺自身の力で乗り越えてやるよ」
「ボクも戦うよ! なぞなぞハカセをやっつけて、テレビウムくんを助けよう!」
 ゆうしゃのつるぎ(仮)を構えた黒猫騎士は、勇ましく前へと出でる。
 後方支援を担う依音は愛用のエレキギターを構え、弦を爪弾いた。
 叫ぶように歌い上げるのは、絶望の闇に一筋の希望を見出す――彼自身の必死な想いが紡がれた歌だ。
 届け、届け。
 願いを込めて、祈りを込めて――!!
(「俺の後ろ向きで自虐的な歌がどれだけ仲間に刺さるかなんてわかんねぇ……けど、俺は歌うしか出来ねぇから!」)
「ぬおおっ、なんだなんだ歌とは……! ええい、ワシのなぞなぞを喰らぇい!」
 依音の歌声で力を高めたタビタビ、そして猟兵達の猛勢に、なぞなぞハカセは焦りを見せ始める。
「はぁ? なぞなぞだぁ? うるせぇ! 歌の邪魔すんな!
 そんなもん秒で答えてやるよ!」
「ほほう? では問題! ひまわり亭、たんぽぽ亭、あじさい亭……この中で美味しくない料理店はどーれだ!」
「ええっ!? ひまわり、たんぽぽ!? う、うーん……答えはなんだろう……?」
 思わず攻撃の手をゆるめ、タビタビはうんうん唸り考え込む。
 一方で、依音はすぐにピンと来たようだ。何度も店の名前を復唱する。
「ひまわり……たんぽぽ……あじさい、あじさいてい……。! こんなの簡単だ」
「え? ――あっ、もしかして! 一緒に答えよう、せーの」

「「味最低(あじさいてい)の『あじさい亭』!!」」

「なぁーにぃー!? こうもアッサリと解かれるとは!!」
 『おしおきくん』の召喚は失敗。なぞなぞハカセは頭を抱えた。
 隙ができた、今が好機だ――!!
「やった! チャンス到来、全力で行くよ! にゃあああああん!!」
 騎士のマントを脱ぎ去って、タビタビは鋭い猫の爪を構えて猛突進!
 ――必殺技の失敗フラグだなんて、切り裂く勢いで!
 目にも留まらぬ爪の一撃を与えられたなぞなぞハカセは、ぐふっとその場に倒れ込む。
「も、もっとなぞなぞがしたかった……」
 虚しい一言と共に、怪人の様式美に則り、みごと爆散していった――。

 テレビウムのチョコミンの介抱にまわる猟兵達。
 画面の『鍵』は、既に消滅していた。チョコミンの意識も、じきに戻ってくることだろう。
 これで一安心――かと思い始めた、その直後だ。

 ――――無機質な声が、響き渡った。

「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、開放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」

 それらの声はまるで、全方位から……まるで、“街そのもの”が喋っているかのようだ。
 鍵は消えた。怪人も撃退できた。
 しかし、簡単には解けない、『謎』だけが残された――――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年04月30日
宿敵 『なぞなぞハカセ』 を撃破!


挿絵イラスト