The meaning of this key is
●電波ジャックキー!
突如としてキマイラフーチャのテレビウム達の顔に浮かびあがる鍵の様な映像。それは全てのテレビウムに映ったわけではなく映った者たちに共通点は見受けられない。しかし顔に鍵の映ったテレビウム達はなぜかオブリビオンに狙われている。このままでは彼らテレビウムはオブリビオンに襲われてしまうだろう。
●ロックンロールなんですの
「皆様ようこそいらっしゃいました」
グリモアベースへとやってきた猟兵たちを迎えるのはさながらギターを持ったアイドルのような格好をしたアマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)だった。その手に持ったギターを弾きながらアマータは続ける。
「現在、キマイラフューチャーにおいてテレビウムの皆様のお顔に鍵の映像が映し出される謎の現象が確認されております。それだけならまだしも映像が映し出されてしまったテレビウムの方は怪人たちに狙われているそうなのです」
このままでは大変な事件へと発展してしまいかねません。とアマータは哀しそうな音色を奏でながら呟く。
「ですので皆様にはテレビウムの皆様を狙う怪人を撃退していただきたいのです。そして映し出された鍵の映像の真意も探っていただきます。勘……という言葉はあまり使いたくないのですが当機の勘が告げています。これは何か大きな事件の前触れだと」
だからこそ早期に解決しなければいけない。幸い怪人たちはそこまで脅威とは呼べず猟兵たちであれば問題なく撃退できるだろう。
「急に発生したこの奇怪な事件。どうか皆様の手でその真意を探し出してください」
最後にギターの弦を弾き猟兵たちの武運を祈りながらアマータは転送を開始した。
灰色幽霊
どうも灰色幽霊です。
なんかいきなり来ましたね。次はUDCアースだと言ったな?あれは嘘です。
というわけで謎のテレビウムの画面ジャック。この事件を解決してください。
期限は4月30日までとのことなのでリプレイは早め早めに返却していく予定です。ですので今回は採用人数がそう多くはないと思います。参加を希望される方は早めのプレイング提出をよろしくお願いします。
流れとしては1章集団戦2章集団戦3章ボス戦の流れです。
それでは皆様ご一緒にこの怪事件を解決へと導きましょう。
すばらしいプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『ゲソフレイム』
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POW : 汚物は消毒でゲソーッ!
【松明に油を吹き付け発射した火炎放射】が命中した対象を燃やす。放たれた【油の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : 俺色に染めてやるでゲソーッ!
レベル分の1秒で【ベタベタするイカスミ】を発射できる。
WIZ : 見るがいい、これが俺の変身ゲソーッ!
対象の攻撃を軽減する【激情体】に変身しつつ、【右腕に装備された火炎放射器】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:ケーダ
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ヴィサラ・ヴァイン
ゲソゲソうるさいです
食べますよこの焼きイカ[恐怖を与える]
…嘘ですよ。嘘嘘。
貴方達を食べるのは【血生まれの群れ】から生まれたこの火喰い鳥の群れです
イカは鳥の食料ですし、火喰い鳥だから火も食べれますからね
…え? 本物の火喰い鳥は火なんか食べないって?
UC産の火喰い鳥ですから、火くらいイケるイケる
ついでにそのやべえキック力も発揮してもらいましょう
UC産なので猛毒の爪のおまけ付きです[毒使い]
イカスミ食らっても、火喰い鳥はいっぱいいるのできっと何とかなりますよ
というかUCを再使用して第二陣を用意します[2回攻撃]
それにしても、テレビウムの顔に鍵って、いったい何があるんですかねぇ…あ、イカ焼き美味しい
●烏賊焼きお待ち!
「早く顔に鍵の映ったテレビウムを見つけるでゲソ!」
「さっきから探してるでゲソ!」
「「「ゲソゲソ」」」
予知通りなにやらテレビウムを探しているゲソフレイム達。一応それ以外に被害は出してはいないようだがそれも時間の問題だろう。しかしそれを止めるために来た者もいる。
「ゲソゲソうるさいです。食べますよこの焼きイカ」
ゲソフレイムの集団と相対するやいなやとんでもないことをいい放ちゲソフレイム達を恐怖に落としたのはヴィサラ・ヴァイン(魔女噛みのゴルゴン・f00702)。もちろんそんなことは嘘だがそれでもゲソフレイム達に信じさせるだけの凄味があった。
「やべーやつが来たでゲソ!」
「猟兵ゲソ!」
「「「ゲソゲソ!」」」
ヴィサラに恐怖を与えられながらもゲソフレイム達は立ち上がる。その触腕にある松明の如き炎を振るいながらヴィサラを囲うように陣形を組む。しかしヴィサラとてもちろん対抗策の一つや二つ用意している。ヴィサラの【血生まれの群れ】により此度生み出されるのは鳥類最強とも言われる火喰い鳥。
「貴方達を食べるのはこの火喰い鳥の群れです」
確かに烏賊を食す鳥は多い。しかしゲソフレイムはその触腕に炎を灯している。ただの鳥では近づくこともできないだろうからこその火喰い鳥。しかし喉の赤い肉垂が火を食べているように見えたことから名づけられたその名前。本来であれば火を食すことなどできはしないがこの火喰い鳥たちはヴィサラのユーベルコードにより生み出された存在。つまり本来の生態よりもヴィサラのイメージが優先される。ヴィサラの周囲に展開したゲソフレイム達に追従するかのごとく火喰い鳥たちも走り出す。
「来るなでゲソー!」
ゲソフレイム達もその触腕の炎を振るい応戦するが火喰い鳥たちは美味しそうにその炎を啄んでいく。炎が消えてはゲソフレイムではなくただのゲソ。死にのも狂いで炎の消えた触腕を振るうがそれすらも火喰い鳥の強烈な蹴りではじき飛ばされてしまう。それどころか蹴られた個所からゲソの身に異変が起こる。
「な、なんか熱いでゲソー!」
「あ、言い忘れていましたがその子たちの爪には毒がありますから気をつけてください」
そう、ヴィサラの【血生まれの群れ】から生み出された火喰い鳥たちには洩れなく毒爪が装備されていた。しかもそれは今いる数だけではなく。
「何匹かイカスミでやられちゃってますね。第二陣ごーです」
無慈悲に下されるゲソ達への死刑宣告。再び放たれた火喰い鳥の群れがこの場にいたゲソフレイム達を喰い尽した。
「それにしても、テレビウムの顔に鍵って、いったい何があるんですかねぇ…あ、イカ焼き美味しい」
そんな惨状を生み出しながらヴィサラはどこからか取り出した烏賊焼きを食べていた。とりあえずこの場の危機は去った様なのでヴィサラはまた次の場所へと向かう。
「あっちに行ってみましょうか」
鍵の謎はまだ解けない。
成功
🔵🔵🔴
ナノ・クロムウェル
…何かが蠢いている…そんな感じでしょうか
今は私にできる事をしましょう
炎を使う相手なら……一つ手はあります
今の私なら…扱いきれるでしょう
「紛い物の炎神」を発動し殲滅しましょう
この力の発動中…炎は私の支配化…たとえそれが…敵の放つ炎だとしても…
敵の炎をも操りそのまま敵にぶつけましょう
「属性攻撃」の「範囲攻撃」です
仮に炎を消しても…私の翠炎で消し炭にしましょう
では…機械仕掛けで紛い物とは言え神は神です
神らしく傲慢にも貴方に選ばせてあげましょう
自らの炎と私の翠炎…どちらに焼かれるかを
…やはりこれは…私の負担が大きいですね…
早急に殲滅しましょう
●炎神顕現
「「「汚物は消毒でゲソー!」」
ナノ・クロムウェル(翠炎のメタルサバイバー・f02631)を見つけるなりゲソフレイム達はいきなりその手の松明に油を吹きかけお手製火炎放射をナノに向けて飛ばしてくる。見敵必殺。なるほど、理にかなった戦い方だが今回ばかりは相性が悪かった。
「そちらが炎を使うのであれば好都合です」
ナノが発動したのは【紛い物の炎神】。ナノの根源にして炎の邪神に魅入られた証であるこの力。この力を発動したナノは炎を支配し翠炎を操る炎を纏った機械仕掛けの神へと変身を遂げる。
炎を支配する。そこに敵味方の区別はなく、炎と名のつく物は全てナノの意のままに動く。つまりナノに放たれたゲソフレイム達の炎ですら例外ではない。炎はナノの身に届くことはなくかざした右手に集まり球体の形を為していく。
「「「ゲ、ゲソー!?」」」
周囲のゲソフレイム達の炎を全て集めてもナノは未だ止まらない。次は左手に自身が操る翠炎で球体を作りだす。左右に形成される赤と翠の業炎の球。それを操る紛い物の機械仕掛けの神は周囲のゲソフレイム達に問う。
「貴方達に選ばせてあげましょう。自らの炎と私の翠炎…どちらに焼かれるか」
傲慢なりし炎神は選択を迫る。その問いに対しゲソフレイム達の返答は。
「「「どっちもいやでゲソー!」」」
それは尻尾、いや触腕を巻いて逃げることだった。炎も効かぬ相手とこれ以上戦っても勝てる見込みはない。元よりゲソフレイム達の目的は鍵を映したテレビウム。猟兵と戦うのは必須ではないのだ。
しかしそんな愚行を許すほど炎の神は優しくはなかった。
「…そう、貴方達はそれを選んだのね」
振り下ろされる両手に追従し放たれる赤と翠の炎。その業火は逃げ惑うゲソフレイム達を跡形も残らず消炭にするのには十分過ぎる火力だった。いや、むしろその強大過ぎる火力は周囲の建造物すら燃やし尽くさんとする。
「…もういいわ」
しかしそれは炎神の望む所ではない。指を鳴らし周囲の炎を消すとともにナノはその身の纏っていた力も解除し元の姿に戻る。
「ふぅ、…やはりこれは…私の負担が大きいですね…」
やや疲れが残るがナノは周囲のゲソフレイムの殲滅を確認しテレビウムを守るべく次の場所へと向かう。
鍵が導くのは未知なる先。
成功
🔵🔵🔴
エルト・ドーントレス
連携・アドリブ歓迎
POW選択
緊急事態ってことで来てみたけど、とりあえずあの烏賊怪人をどうにかしろってことだよね
それはいいんだけど、何だろこの緊張感の無さ
キマイラフューチャーゆえ致し方なしってことでやってくしかないのかなぁ
兎にも角にもUC守護擬精を発動
火炎放射に対して、操作した突風で逆に相手に炎を返す
熱いのが嫌なら氷漬けにしてあげよう
元はイカ墨対策だったけど、本体を凍らせても同じことだし
ああ、あんまりカッカして近づかないほうがいいよ
今ジェネレーターから電力回してチャージしてる最中だから
まー、どっちみちアンカー打ち込んでワイヤー伝いに電流流し込むつもりだったから結果は変わんないか
●騎兵の行進
「とりあえず来てみたけど……」
エルト・ドーントレス(灰色猟兵・f14009)が転移してきた先にいたのは烏賊怪人ゲソフレイム。本来であればテレビウムを助けに来たはずだがまずはこの怪人たちをどうにかする必要がありそうだ。愛用の灰色のパワードスーツ『レッキス』を纏い【守護擬精】を発動し3体の疑似精霊を召喚して準備は完了。
「―――戦闘開始」
脚部のスラスターを吹かしゲソフレイム達へと突貫するエルト。
「敵ゲソー!」
「であえであえゲソー!」
接敵に気づいたゲソフレイム達がエルトを迎え打つべく動きだす。
「第一陣並ぶでゲソ!」
横一列に並んだゲソフレイムの第一陣たちが触腕の松明を使った火炎放射をエルトへ向かって放つ。しかしその炎はエルトに届くことはない。エルトにより呼び出された流体を操作する風の擬似精霊スルーアが操る風により放たれた炎はそっくりそのままゲソフレイム達を襲う。
「烏賊焼きになるでゲソー!」
「第一陣がやられたでゲソ!第二陣!」
次に並ぼうとした第二陣。しかし今回の先手はエルトが取った。イカスミを放とうとしたゲソフレイム達を襲うのは原子運動を停止させる氷の擬似精霊ニグルが操る吹雪。正確には二グルの作りだした冷気をスルーアが操り並んだゲソフレイム達の行動前に氷結させる。
「冷凍烏賊にされたでゲソー!」
「だ、第二じーーーん!」
「……何だろこの緊張感の無さ」
することはしているしゲソフレイムからの攻撃も確かに本気なのだがなんだか気が抜ける。だがエルトは緩みそうになる気を引き締め最後の一団の元へと肉薄する。
「も、もう許さんでゲソ!」
無残にもやられた仲間たちを思い激情体へと変貌を遂げるゲソフレイム。右腕の火炎放射機を振りかざしエルトへ肉薄するが……。
「ああ、あんまりカッカして近づかないほうがいいよ」
「そんな脅しにはくっしな―――ゲソソソソソソソ」
「だから言ったのに」
不用意にエルトに近づいたゲソフレイムは稼働を続けるレッキスのジェネレーターから漏れる電気で感電する。
「まー、どっちみちアンカー打ち込んでワイヤー伝いに電流流し込むつもりだったから結果は変わんないか」
残りのゲソフレイム達にもエルトはアンカーを打ちこみ電流を流し感電させる。元より烏賊に電気を防ぐ手立てなどなく仲良く残り全てのゲソフレイムたちは感電烏賊になり一掃される。残った氷像となった烏賊もグレネードランチャーにより木っ端微塵に粉砕される。
「これで終わりじゃないよねぇ」
周囲に敵の反応がないことを確認したエルトは新たな戦場へ向けてスラスターを吹か進む。
行きつく先はここかどこか。
成功
🔵🔵🔴
遠呂智・景明
アドリブ、連携歓迎
詳しいことはわかんねぇが、とりあえずこのイカどもをぶった斬ればいいんだな。
燃えるのがテメェらの専売特許だと思うなよ。
【風林火陰山雷 火の如く】を使用。
通じるのかは知らねぇが【殺気】で怯ませつつ【2回攻撃】で連撃を放つ。
手足と口、そこを潰しゃイカ共に出来ることもねぇだろ。
とっとと道を開けやがれ。
●目には目を、火には火を
「さて、と……」
転移が完了した遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)の前には数多のゲソフレイムの群れ。テレビウムが狙われているとのことだが狙おうとしている相手を全滅させればもう狙われることもないだろう。景明が導き出したのは単純明快な答えだった。
「詳しいことはわかんねぇが、とりあえずこのイカどもをぶった斬ればいいんだな」
ヤドリガミたる己が本体『大蛇切 景明』とかつての主の置き土産、黒く染まった刀身の刀『黒鉄』。二振りの刀を抜き放ち両手に携え歩み寄る。
「敵襲でゲソー!」
「ゲソー!」
わらわらと群がるゲソフレイム。燃え盛る触腕を振りながら景明の元へ集まって来る。
「燃えるのがテメェらの専売特許だと思うなよ?」
そう言いはなった景明が発動したのは【風林火陰山雷 火の如く】。自身に燃え盛る火焔を纏ったその姿。既に燃えていれば相手の火焔などどうとでもなる。
「ゲ、ゲソー!」
その姿に驚愕したゲスフレイム達がイカスミを放つがその程度のスピードでは今の景明に触れることすらできない。吹き荒れるイカスミの雨の中景明は高速で駆け抜ける。粘着性のイカスミの飛沫が時折飛来するがその身を纏う火焔の熱で蒸発し消えていく。超高速で駆け回る景明を捉える術はゲソフレイム達にはなく目晦ましで火炎放射を放つのが精いっぱいだった。
しかしそれすらも今の景明に意味はなく。
「邪魔だァ!!」
その両手の刃で切り払われる炎。触れた物を焼き斬る斬撃は炎ですら例外ではない。炎すら燃やし尽くす火焔は景明の行く先を切り開く。
「これでテメェらにこの刃が届くな」
既にゲソフレイム達は景明の間合いの中。つまりやっと実感したのだ。景明から放たれる殺気を感じることで自分たちはここで終わる、と。
「逃げるでゲソー!」
景明に背を向け逃げようとするゲソフレイム達だがそれができるのであればこの状況へは至っていない。
まずは足を焼き斬られ逃げることが封じられる。
次は炎の灯った触腕を斬りおとされ反撃を封じられる。
最後にうるさい口が焼かれ何も語れない。
「とっとと道を開けやがれ」
何もできなくなったゲソフレイム達を最後に纏めて焼き払い後には塵も残らない。
「で、てれびうむの奴らはどこだ?」
景明は本来目的のである画面に鍵を映したテレビウムを探しにこの場を後にした。
鍵が開くまであと少し。
大成功
🔵🔵🔵
シール・スカッドウィル
さて、代打で来たはいいが……
「鍵、ね」
単体でも機能するものか、あるいは集める必要があるものか。
いずれにせよ、捨て置くわけにはいかないな。
激情体……都合がいいというかなんというか。
「ま、手堅くいかせてもらおう」
現場につき次第、全体を視認し、【印】を付与。
続けて、繋から【輻射】に氷属性を乗せた<誘導弾>を放ち、副次効果で凍結、全体的に敵の足止めを行う。
力尽くで砕きにかかるか、あるいは……手に持っているものを使うか。
「どちらにしても、やることは変わらないが」
上下二連装は<2回攻撃>のために、と。
追撃の雷属性【輻射】に<全力魔法>を乗せて。
イカ焼き……というには、火力過多か?
アドリブ、連携歓迎
●ピンチヒッター
「鍵、ね」
シール・スカッドウィル(ディバイダー・f11249)は今回のこの一件、鍵は単体で集めて機能するのかはたまた数を集める必要があるのか。そんなことを考えながら怪人たちを探していた。
「いずれにせよ捨て置くわけにはいかんな」
シールが見つけたのは何があったかは知らないが既に怒り狂っているゲソフレイム。所謂激情体という奴だろう。シールにとって都合がいいというかなんというか。
「ま、手堅くいかせてもらおう」
現場につき全体を俯瞰するシール。視認できる全てのゲソフレイムへ【印】を付与し準備は完了。箱じみた外見の折畳式上下二連装対物ライフル『繋』を展開し狙いを定める。その銃口から放たれるのは【輻射】を伴った氷属性の誘導弾。それは副次効果で着弾した箇所を氷結させてゲソフレイム達の足を止める。
「う、動けんでゲソ……」
「氷を砕けば大丈夫でゲソ!」
「火で溶かすでゲソ!」
動きを封じられたゲソフレイム達。であればその氷をどうにかせねば次の行動もままならない。しかし力尽くで砕きにかかるろうと触腕に灯る炎を使おうとシールには関係ない。
「どちらにしても、やることは変わらないが」
『繋』の上下二連装はこの時のため。氷の誘導弾と共に次に放たれたのは追撃の全力魔法で威力を極限まで高められた雷を纏った弾丸。
それは今足元の氷をどうにかしようと四苦八苦しているゲソフレイム達に情け容赦なく襲いかかる。烏賊焼きというには火力過多なそれは次々とゲソフレイム達を貫き焼き焦がしていく。
「さて、次だ」
弾丸がなくなった所でリロード。シールが引き金を引く指は止まらない。火炎放射機を振り回し反撃を試みる残りのゲソフレイム達だが如何せん射程距離が違い過ぎた。炎の弾幕も意に介さずシールの弾丸はゲソフレイム達を氷結させ焼き払う。
そんなことを数度繰り返した所で周囲のゲソフレイム達は一掃されていた。それを確認したシールは『繋』を再度変形させ腰へと戻す。次なる戦場へ向かうために。
鍵集まるその先は。
成功
🔵🔵🔴
キャスバル・ラインゲール
可愛いテレビウムちゃんを襲うなんて許さないわ!
でも私に出来ることは怪我した仲間の治療よ!
医療道具も揃って……あら?止血帯がないわ?
でも大丈夫、物資がないなら現地で代用品を探せばいいのよ!戦場ではこんなの日常茶飯事だったからね!
辺りを見回して……あ、あるじゃなぁい!
ゲソフレイムの足を無理やり力任せに引きちぎって止血帯変わりに。
あと敵は火を使うしもう少し水が欲しいからゲソフレイムを雑巾絞りして水分を出させようとします。
あんた海洋生物なんでしょ!水分出しなさいよ水分!!!!
まあ出なかったら汲んでくるからいいけどね。
さあ準備万端よ!
●戦場の天使(男)
テレビウム達が狙われていると聞いてはいてもたってもいられず駆けつけたのはキャスバル・ラインゲール(自称戦場の天使・f12968)。キャスバルのできることと言えば怪我をした者たちの治療。医療道具を揃え駆けつけたはずだったのだが……。
「……あら?止血帯がないわ?」
しかし止血帯をどうやら忘れてしまったらしい。しかし歴戦の衛生兵はうろたえない。物資が足りないのであれば現地で代用品を探せばいいのだ。戦場ではこんなこと日常茶飯事だったらしい。
「あいたっ!」
そんなキャスバルの前で転ぶ顔の画面に鍵を映したテレビウム。歳のほどはわからないがまだ幼い様だ。それに転んで膝をすりむいて血が出ている。
「あら大変!あなた大丈夫!?」
けが人とあらば見逃せないのが衛生兵。すかさず駆け寄って傷を見るとそこまでひどくはないが血は止める必要がありそうだ。今はない止血帯の代わりを辺りを見回して探す。
「追い詰めたでゲソ!」
「あ、あるじゃない!」
キャスバルが見つけたのはテレビウムを追ってきたのであろう一体のゲソフレイム。キャスバルはそのゲソフレイムの足を徐に掴むと力任せに引きちぎった。
「ゲソーーーーーーー!」
「ちょっと痛いかもしれないけど我慢しない?いい子だから」
「……うん。ありがとおじちゃん」
「おじちゃんじゃなくてお姉さんよ」
キャスバルはその引きちぎった足でテレビウムの子どもを止血する。しかし足を引きちぎられたゲソフレイムは堪ったものではない。キャスバルとテレビウムを狙いその触腕を振り上げる。
「あ、そういえば敵は火を使うのよね?水が欲しいわ!」
ポン、と手を叩き何かに気づいたキャスバル。そんなキャスバルの背後にはちょうど水分を沢山持っていそうな海洋生物?が。
「あんた海洋生物なんでしょ!水分出しなさいよ水分!!!!」
振り下ろされた触腕を掴むとそれを全力で雑巾絞り。少しでも水分を出すために余すことなく全力で。
「ゲソソソソソソソソ!!!」
「だらしないわね!ちゃんと出しなさいよ!」
しかしただのイカではなくオブリビオン。そして何より火を扱っているゲソフレイムから水分が出てくることはなくただただ引き絞られてしわくちゃになるだけだった。
「仕方ないわね……その辺で汲ませてもらいましょう」
どれだけ絞っても水が出てこないのでキャスバルは烏賊絞りを諦め大人しく水道を借りすことにした。
「さあ準備万端よ!」
鍵の準備も整いこれより先は新たな始まり。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『何も答えてくれないベルーガ』
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POW : おまえを消す方法
【全て消すモード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : ベルーガに乗った中年
【ベルーガの調教師】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ : ベルーガがせめてきたぞ
戦闘用の、自身と同じ強さの【熱線銃装備の軍用ベルーガ】と【ガトリングガン装備の軍用ベルーガ】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:ケーダ
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵たちがテレビウムを狙うオブリビオンを対峙する中、唐突に画面の鍵がとある場所を指し示す。それはこの街の中央に位置する電波塔。何があるかはわからないが手掛かりもないこの現状。そこで手がかりを探すのが得策だろう。鍵が映し出されたテレビウムたちも次々とそこへ向かっているようだ。
しかしオブリビオンたちも新たな追手を放ち依然テレビウム達を狙っている。
猟兵よ、新たな追手を掻い潜り鍵の示す電波塔へと向かうがいい。
新たな鍵はその場所に。
ナノ・クロムウェル
電波塔…現状一番怪しい所はあそこみたいですね
とは言え…敵も多数…
あまりに派手な動きは慎むべきですか…
…静かに、そして可能な限り早急に向かいましょう
私は「人造の再現者」で自らが持つ「翠炎剣」をもう一本作り出しましょう
2刀流という奴です
基本は「忍び歩き」で敵との戦闘は避けていきます
「サイバーアイ」と「内蔵式集音機」による高い「視力」と「聞き耳」も合わせて事前に敵を把握しましょう
避けられない、あるいは倒した方が都合がいいと判断した敵には翠の炎を纏った2刀の「属性攻撃」による「早業」の斬撃で仕留めましょう
騒ぎ出す前に、他の敵に気づかれぬように…です
もし敵が調教師を召還してきたらそちらを優先的に攻撃です
エルト・ドーントレス
連携・アドリブ歓迎
POW選択
うーん、結局あの鍵は何なんだろ
振り回されてるのは敵なのか味方なのか…
面倒な事になる前にさっさと終わらせないと
あの敵、動く物体に追従してるのか
ならちょうどいい
自分から罠に飛び込んでくれるみたいなもんだし
まずはUC守護擬精で無数の霰を生成、それを突風に乗せてベルーガ達を釣る餌にする
誘導する先は周りに迷惑のかからない広い場所がいいな
誘導後は風を竜巻状にしてひたすら霰をかき回し続ける
これ、雷雲の中で起こってることと同じなんだよね
後は十分電気が溜まるまで待ってアウロラに増幅させるだけ
それにしてもやたら視界を塞いでイラつく相手だったなぁ
一掃できてスッキリ爽快な気分だよ
ヴィサラ・ヴァイン
今度はイルカですか…また食料?
でもイルカは食べると保護団体がうるさそうだからやめておこう
だから石にしますね(超理論)
とは言え無差別に石化させてはマズいので【砂漠の花びら】を使います
本来の仕事は護衛だからね…[目立たない]よう電波塔に向かうテレビウムを[忍び足]で[追跡]それを狙うイルカに[恐怖を与える]事で牽制するよ
『石の書庫』を砂漠の薔薇の花びらに変えて[範囲攻撃]で敵だけを石化させてくよ
【ベルーガがせめてきたぞ】?
本体を優先して石化させて無効化、大量の花びらを防ぎ切るのは困難でしょ?
…そういえば砂漠の花びら、【風化】の効果あるからベルーガ消せるよね。というか消えてください
遠呂智・景明
アドリブ、連携歓迎
追手か。よし、ギリギリまで引き受けようじゃねぇか。
そのあと電波塔に向かえばいいんだろ?
てなワケで、相手になるぞくそ海豚ども。
【風林火陰山雷番外 雷・火】を使用。
触れたら斬れるぞ、躱してぇなら躱してみせろや。
固くなろうが強くなろうが斬れるならば関係ねぇ。
【見切り】【フェイント】を用いて敵を翻弄しつつ、確実に仕留める。
殲滅し終わりゃ、さっさと踵返して電波塔とやらを目指すぞ。
シール・スカッドウィル
チッ、次から次へと……何か気の抜けるオブリビオンだな。
能力は相応に面倒だが――いや、素打ちは少し危険か。
致し方ない、【最適化】を挟み、
「分け、隔てる……ッ!」
攻撃的に跳ねた白髪、血の如き深紅の瞳、病的に白い肌の真の姿へ移行。
即座にインクを抜き、真正面で曲芸染みた一回転。
【我は我、汝は汝】にて、一時的に空間そのものを裁断して壁とする。
続けて【再取】を発動し、長期戦への備えを整えてから、再び斬撃。
空間の壁の上から延長線にいる敵を、まとめて断ち切る。
さっさと電波塔まで駆け抜けたいところだ。
ディムも加えて、<2回攻撃>の要領で手数を稼ぎながら<なぎ払い>続けるにしても、限度がある。
アドリブ、連携歓迎
●示した先にあるものは
ナノ・クロムウェル(翠炎のメタルサバイバー・f02631)はテレビウム達が指し示す電波塔へと向かう。しかし今回も多勢に無勢。そしてなにより本来の目的は電波塔へと辿り着くこと。極力戦闘は避け、静かに、そして可能な限り早急に電波塔へと向かう。
「……ですがやはり数が多いですね」
足音を殺しながらナノは己の『サイバーアイ』で周囲を見渡し耳に内蔵された機能『内蔵式集音機』で音を拾う。そこから得られる情報は周囲を既にベルーガ達が囲んでいるということ。そしてベルーガ達は統率がとれているわけではなく各々が広がって何処かへ向かうテレビウム達を追っているということ。
つまり―――
「数が少ない箇所を突破するのが安全で早そうですね」
そう判断したナノは『翠炎剣』を抜き放ち同時に【人造の再現者】を発動させる。サイバーアイで解析したデータを元に複製をつくりだすそのユーベルコードで今回複製するのは既に右手に収まる『翠炎剣』。複製された模造品を左手に。今必要なのは威力ではなく手数と速度。左右両方の手で剣を携えナノはベルーガ達が手薄になっている部分へ音もなく駆けていく。
両手の『翠炎剣』は翠の炎を纏い一刀でベルーガがナノの存在に気がつく前に斬り伏せる。一体、そしてまた一体。断末魔すらあげる暇なくベルーガ達は塵へと帰っていく。
「あと少し……」
立ちはだかるベルーガも消え去り後は電波塔への道を急ぐのみ。
機械少女は電波の塔へと駆け抜ける。
「今度はイルカですか…また食料?」
なんて末恐ろしいことを言っているのはヴィサラ・ヴァイン(魔女噛みのゴルゴン・f00702)。とはいえイルカを食べるのは色々とまずい。なので石化する方向にシフトしたのだがそれはそれでまた問題がある。流石にオブリビオンを倒すためとはいえ周囲を無差別に石化してはまずい。今回の本来の目的はテレビウム達の護衛。まずはそちらを優先すべきだろう。ヴィサラは電波塔に向かうテレビウム達の追うベルーガ達を追跡し姿を隠しながら何処からか取り出した『の書庫『リトス』』を【砂漠の花びら】を使い無数の砂漠の薔薇の花弁へと変えていく。石化と風化の効果を持つその花弁は風に乗り、何も知らぬベルーガ達の元へと舞い落ちる。
最後尾から一体ずつ物言わぬ石像へと姿を変えていくベルーガ。先頭の最もテレビウムに近い一体が後ろに気がついた時にはもう遅過ぎた。道にはイルカの石像が立ち並びその間を何食わぬ顔で歩いてくる一人の少女。なにも言わなくても分かる。彼女は己を滅ぼす者だと。ベルーガがテレビウムを追うことよりも自身の身を優先し発動させたのは【ベルーガがせめてきたぞ】。それにより呼び出されたのは熱線銃装備の軍用ベルーガとガトリングガン装備の軍用ベルーガ。これでたった独りだったベルーガは仲間を得た。
しかしそんなことはヴィサラにはほんのこれっぽちも関係なかった。舞い散る花弁は召喚された二体諸共本体を包み込む。
「それじゃ、消えてください」
花弁が風に吹かれ舞い散る頃、そこには何も残っていなかった。風化した塵は花弁と共に風に舞う。
「それにしても電波塔に何があるのかな?」
蛇の少女は鍵を追う。
「つまり俺は囮をやればいいんだな?」
「そうだね、大丈夫かい?」
「斬れる相手なら問題ねぇ」
遠呂智・景明(さむらいおろち・f00220)とエルト・ドーントレス(灰色猟兵・f14009)はベルーガ達を一網打尽にすべく算段を進める。その作戦はエルトの張った罠まで景明がベルーガ達の数を減らしながら誘導するという物。単純だからこそ個々の実力が問われるこの作戦だが二人は成功を確信していた。
「俺も守護擬精で援護はするから」
「おう、頼んだぜ」
景明は『大蛇切 景明』と『黒鉄』を抜き放ち未だテレビウム達を追い回すベルーガ達へとその双刃を向ける。
「さて、相手になるぞくそ海豚ども」
見え透いた挑発だがベルーガ達にはそれで十分だった。激昂したベルーガ達は全てを消すモードへ移行して景明の元へと殺到する。
「おー釣れた釣れた。最大火力だ、安全圏なんぞ存在しねぇぞ!」
景明の両手の刃から放たれるのは【風林火陰山雷番外 雷・火】による300を超える斬撃。例えベルーガが全てを消すモードへ移行して超耐久を得ようと触れた物を斬り刻むその斬撃の前に意味は無かった。理性があれば躱すという選択肢もあったかもしれないが今のベルーガ達にとっては高速で飛来する斬撃こそが攻撃対象であり自らその刃をその身に受けていく。
「おー凄い凄い。俺も頑張んないと」
エルトは景明の戦いぶりを観察しながら【守護擬精】を召喚し無数の霰を生成、突風に運ばれるそれはベルーガ達をある場所へと誘導する。
それは少し先にある公園。周囲に建造物のないそこなら被害も最小限で済む。エルトの行動を察知した景明もまた斬撃の方向を調整し誘導の補助を行う。誘導先に先行したエルトは風を操り竜巻で霰をかき回し続ける。それはすなわち雷雲の再現であり竜巻の内部に電力が溜まり続けていく。それに加え精霊の一体アウロラが電力を増幅させることにより加速度的に電力は増していく。
「準備完了!」
「あいよ!」
景明が刀を振るう手を止めれば今この場で最も早いのは電気を巻き起こし霰が吹き荒れる竜巻。つまり速いものを狙い続ける今のベルーガ達は自ら竜巻の中へ進みその身を焼かれ塵へと帰っていく。こうなってしまえばあとは放っておくだけでこの周辺一帯のベルーガ達は一掃されるだろう。
「ふぅ、すっきり」
「んじゃさっさと電波塔行くぞ」
騎兵と侍は敵を殲滅しその先へ。
次から次へと湧くベルーガ達に四苦八苦しながら先へ進むシール・スカッドウィル(ディバイダー・f11249)。面倒だとは思っても放置もこのまま戦うのも少し危険な相手。
「分け、隔てる……ッ!」
己が物理的干渉を神秘へと最適化するユーベルコード【最適化】。そして共に解放されるシールの真の姿。それは攻撃的に跳ねた白髪、血の如き深紅の瞳、病的に白い肌。そんな風貌へと変化を遂げたシールは活性を司る精霊。主に火、風の起源を担う。黒い刀身を持った三叉の剣『インクナビュラ』を引き抜き曲芸染みた一回転と共に【我は我、汝は汝】で空間を裁断しベルーガ達と自分自身を分断する壁と為す。続けざまに発動される【再取】によりその身は喜怒を起源にする力に覆われる。
「さっさと済ませるぞ」
再度インクナビュラを振るい斬撃が空間を裁断する。此度の裁断は分断ではなく攻撃を目的とした物。振るわれた刃の延長線上にいたベルーガ達は漏れなく纏めて断ち切られる。延長線外のベルーガ達もまた停滞を司る精霊。主に水、土の起源を担う。刃の中央がない特殊な逆手用護剣『ディムライト』で薙ぎ払われる。
「道は拓けたッ!」
作り上げられた道をシールは駆け抜ける。襲いかかるベルーガを物ともせず両の剣が塵へと返す。
青年が辿り着いたのは。
●The meaning of this key is
電波塔へと辿り着いた猟兵たちを待っていたのは大勢の画面に鍵を映したテレビウム達。
「この鍵には一体どんな意味があるのでしょうか?」
「流石に何か意味があるんじゃないかい?」
合流したナノとエルトは動きを止めたテレビウム達を不審に思いながらも周囲を見渡す。
「……何が起こるんでしょう?」
「わかんねぇけど何か起こるんだろ」
知らない人が増えて少々縮こまるヴィサラだったが顔見知りの景明を見つけたことでほっと胸をなでおろす。
「すまない、遅くなった」
そこにシールが合流したことで猟兵たちはベルーガ達が全滅したことを悟る。
そしてそれにより戦局は新たなステージへ。
大成功
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第3章 ボス戦
『アヤカ・ウザカワ』
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POW : そんなにあたしに関わりたいの?仕方ないなあ♪
全身を【構ってオーラ】で覆い、自身が敵から受けた【痛みや苦しみ】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
SPD : もっとアタシに構えー!
【音や煙が派手な様々な火器を装備したモード】に変形し、自身の【回避力と移動力】を代償に、自身の【命中と攻撃速度】を強化する。
WIZ : 世界で一番可愛いのはアタシ!
【笑顔】【挑発的なポーズ】【自分を見ろというオーラ】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
イラスト:つかさ
👑7
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠リサ・ムーンリッド」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵たちが集結して数分後。唐突になんの変哲もない電波塔に集まったテレビウム達の画面が光り出す。光り始めたテレビウム達は微動だにせずその身体を止める。
「あー♪こんなとこにいんじゃーん。あたしラッキー☆」
その光を見てか現れたのは一人の少女。しかしただの少女ではないのは誰の目から見ても明らかだった。
「んじゃ、ちゃんと死んでくれる?」
猟兵よ、電脳の少女を打倒し鍵にまつわる謎の答えを解き明かせ。
ヴィサラ・ヴァイン
えっと、貴女は誰ですか…?
なるほどウザカワさん……ウザい+かわいい……え、かわいい…?
これ、かわいいですか…?
あ、いえいえ、挑発する意図は全く無くてですね、純粋な疑問を口にしただけですよ
さて、それにしてもそちらを見ただけでUCを封じるUCですか…厄介ですね
目隠しして挑めば全く問題ないかな
見えない分は《ヴィサラの心眼》と[第六感]で補い敵の攻撃を回避
攻撃? しませんよ。なんか構うと大変そうですし
【石の書庫】を発動して動けなくなってるテレビウムを収納し、安全な場所まで避難させます
意識を取り戻し、自力で避難できそうなテレビウムさんは外に出します
…最悪、収納したテレビウムの力を使わせてもらいますね
ナノ・クロムウェル
…貴方の真意は私には分かりません…
ですが…誰かの死を望み……その命を弄ぶというのなら…私が貴方を終わらせましょう
真の姿を開放し戦います
私は…私自身の感情の「封印を解く」…ユーベルコード「感情の炎」を発動させて戦いに臨みましょう(発動後口調変化)
分からないな…ナノには君が何でこんなことをしているのか…鍵の謎も全然分かんない
だけど、今ナノに湧き上がる感情は分かるよ…
これは君に対する怒り、そして…命を弄んでしまう君への悲しみ…
ぐちゃぐちゃだね…
この力で…君と遊んであげる
この状態のナノの翠炎は…凄いんだから!
「属性攻撃」と「力溜め」で君がどんなに強くて生命力吸収能力があっても…一撃で終わらせるよ
遠呂智・景明
アドリブ、連携歓迎
ぎらりぎらりと眩しいんだよ。
目に毒だ、去ねや。
【風林火陰山雷 外道 同胞の太刀】を発動。
併せて【殺気】を放ち敵の動きを牽制しつつ、呼び出した影打達を放ち敵の攻撃を退ける。
さあ、同胞共よ。出番だ。
喧しい餓鬼に、刃を振るうことの恐ろしさを教えてやれ。
幾本かの刀は敵の四肢を狙う。
戦慣れしてなさそうなやつにゃ、これが効くだろう。
可能ならば目的と情報を吐くだけ吐かせるよう誘導する。
仮に近づいてくれば、自分の装備している刀を振るう。が、あくまで操った刀で攻めることを主体にする。
死ぬのはお前じゃ。
エルト・ドーントレス
連携・アドリブ歓迎
POW選択
え、何こいつ
自己主張するのは勝手だけど、それに周りを巻き込もうとするとか面倒すぎる…
おまけに半端な攻撃は逆効果だっていう…
だったら最大出力の一撃で沈めるしかないかな
悪いけど電力チャージ完了まで後方に下がらせてもらうよ
電力の確保手段はさっきと同様、UC守護擬精で人口の落雷を発生させて今度はそれを自分に取り込む形
電波塔に落ちたりしないように場所には注意しないとだけど
十分な電気エネルギーを確保したらUC電撃進攻を発動
上空からの全速力の突撃を敢行して、重力も加味したヒールバンカーを食らわせる
頼むからこれで沈んでくれよ
それにしても鍵を開けた先はいったいどこにつながってるんだか
シール・スカッドウィル
美的感覚からくる評価は出せるが、
「興味がない」
俺にその手の、中身が伴う感情を求めるなという。
真の姿は継続。
興味はないが、押し付けてこられるのも面倒だ。
繋の射撃に【融解】を乗せて、<全力魔法>の要領で思い切り魔力を込めた弾丸を叩き込んでやる。
<2回攻撃>の手数で抑えながら、【印】を入れて機を待とう。
相手の気が逸れるか、隙を見せたら汝劾を抜く。
自身を<誘導弾>に見立て、回転しながら急接近、守りごと削り取る。
そのまま<第六感>を【直感】へ昇華し、近距離戦で一気に攻め立てる。
しかし、鍵か……アクセスキー、ということなのか?
情報か、直接どこかへ行けるのか……まぁ、結果をみるしかないか。
アドリブ、連携歓迎
●鍵の真実と少女の虚実
「猟兵さんたちおっじゃまー。どっか行ってくれない?」
傲岸不遜にアヤカ・ウザカワはそんなことを言ってのける。今回アヤカがここに来たのも画面に鍵が映っているからと言って皆がテレビウム達を構い自分に見向きもしなくなったせいでもある。ようはアヤカは誰かに見て欲しいし構って欲しいのだ。
「え、何こいつ」
「ぎらりぎらりと眩しいんだよ。目に毒だ、去ねや」
遠呂智・景明(いつか明けの景色を望むために・f00220)とエルト・ドーントレス(灰色猟兵・f14009)にとってそんなアヤカの想いなどどうでもいい。景明とエルトにとっては打破すべき敵でしかない。
「えっと、貴女は誰ですか…?」
「はー?あたしはアヤカ・ウザカワだし!知らないとかあり得ないしそこの蛇っ娘!」
ヴィサラ・ヴァイン(魔女噛みのゴルゴン・f00702)も至極真っ当な疑問を口にする。そもそもここにいる猟兵たちはアヤカと面識もないのだ。知らないとかあり得ないのではない。知っているということがあり得ないのだ。残念アヤカ。
「なるほどウザカワさん……ウザい+かわいい……え、かわいい…?これ、かわいいですか…?」
「興味がない」
「あ、そうですか……」
思わず口から出た純粋な疑問が聞こえていたのかシール・スカッドウィル(ディバイダー・f11249)にぶっきらぼうに返答されヴィサラは少しだけその身体を強張らせる。ぎらぎらしたアヤカは目に悪いしなんだか怖い人もいるのでとりあえずヴィサラは目隠しでその視界を覆う。戦闘に関しては生来の第六勘と心眼でどうとでもなる。それに今回ヴィサラには戦闘よりもするべきことがある。
「それじゃあ私はテレビウムさんたちを避難させているので……」
「おう、頼んだぜ」
ヴィサラの今回の役目は動けなくなってしまったテレビウム達の保護と回収。このままここに放置していては戦闘の余波でどんな被害が出るかわからない。ヴィサラは【石の書庫】を発動し電波塔の周囲で動けなくなっているテレビウム達を回収して回る。
「長引かせるのも面倒だ。速攻で決めるぞ」
「んじゃ、俺は電力チャージ完了まで下がらせてもらうよ。最大出力の一撃で沈めてやる」
「前衛は俺に任せろ。さあ、同胞共よ。出番だ」
景明が呼び起こしたのは骸の海で眠るかつて自身で斬り伏せた影打たち。その数は30を超えアヤカを囲うように展開される。
「え?なになに?あたしのファン?ちょーやばいんですけどー♪」
「喧しい餓鬼に、刃を振るうことの恐ろしさを教えてやれ」
景明から放たれる殺気と共にアヤカへと殺到する影打たち。その中に影打ではない影が一つ。
「分からないな…ナノには君が何でこんなことをしているのか…鍵の謎も全然分かんない」
それは己の【感情の炎】を解放したナノ・クロムウェル(翠炎のメタルサバイバー・f02631)だった。封印されていた感情と共に真の姿を解放したナノは翠炎と共にアヤカの元へと駆けていく。
「だけど、今ナノに湧き上がる感情は分かるよ…これは君に対する怒り、そして…命を弄んでしまう君への悲しみ…」
「はぁ?アンチさんですか?アンチさんはお呼びでないのでお帰り下さーい」
笑顔で挑発的なポーズを取りながら全身から自分を見ろというオーラを放つアヤカ。アヤカに命を弄んでいる自覚などない。アヤカにとっては自分が注目されること以外に興味などない。それ以外は要らないしそれを邪魔するモノは全て敵だ。
「この状態のナノの翠炎は…凄いんだから!」
しかしそんなアヤカのポーズもオーラも誰にも届くことは無かった。ナノが放った翠炎は猟兵たちとアヤカを視覚的に分断した。見えていなければ何をしようと動画は再生されないし誰も構ってはくれない。
「え?ちょ!何してんの!」
自分の思った通りに事が運ばないアヤカは苛立ちを募らせる。しかしそれこそアヤカが戦場慣れしていない証拠でもあり最大の隙だった。それを見逃す影打たちではなく二振りの凶刃がアヤカの足へと突き刺さる。
「いったーい!もーサイアク!」
そしてその隙を狙っていたのは影打だけではなかった。シールもまた折畳式上下二連装対物ライフル『繋』から融解術式を刻み込んだ弾丸をアヤカの背後の空間から叩きこむ。
「【印】も無事打ち込み完了。そちらはどうだ?」
「もうちょっとだね」
【守護擬霊】により再び雷と竜巻を呼び出し人口の落雷を発生させエルト自身へ落としエネルギーを確保する。本来の物理法則にしたがえば電波塔へと落ちるはずの落雷はアウロラの誘導により寸分違わずエルトの元へと落ちていく。
「回収回収ー」
他の4人が戦闘を繰り広げる中、ヴィサラは独り電波塔の周囲を歩きまわりテレビウム達の回収を続けていた。
「あれ?もう目隠しする必要…ない……?」
しかし外す必要もないのでとりあえずはそのままで回収を続けることにした。
「それにしてもまだ画面に鍵が映ってる……なんなんだろう?」
「あーもー!なんなのさアンタたち!」
構って欲しいアヤカだがこんな構われ方は望んでいない。今は構われているのではなく邪魔をされているだけだ。
「もーあたし怒った!」
手に持つスマホを操作するとアヤカの周囲に展開される様々な銃器の数々。それは轟音と共に硝煙を噴き上げ顕現する暴力の塊。
「アンタ達ぶっとべ!!!」
「よし、この状況で足を捨てるなんて素人丸出しだな」
「どうしよう?景明」
「このまま邪魔してれば後ろの奴らが決めてくれるだろ」
「うん!」
ナノの操る翠炎がアヤカの視界を塞ぎ景明の操る影打は動きを阻害する。
「充電完了っと」
「相手はこちらが見えてない。決めるなら今だな」
「了解!」
エルトは【電撃進攻】を発動しその身に守護擬精アウロラが増幅した電磁スパーク。これまでに蓄えた電力を戦闘力の増強へと回しエルトは飛翔した。
「俺も行くぞ」
シールもまた『繋』を腰へと戻し悪意を払う蛇腹刃の大鎌『汝劾』。【印】を付けたアヤカの元へシール自身の身体を誘導弾と化し射出する。
「そろそろだな」
「ん、わかった」
妨害に専念していた景明とナノは背後の動きを察知しアヤカから少しだけ距離をとる。
「ふっふーん♪あたしの猛攻に恐れを為して逃げるのね!ざまーみなさい!」
しかしアヤカはそんなことには露ほども気づかずテンションをあげて銃弾砲弾爆弾全てを放ち続ける。しかしそれはアヤカ自身の視覚と聴覚を蝕む諸刃の剣。だがアヤカはそれにすら気がつかない。
「素人が、死ぬのはお前じゃ」
景明の言葉通り硝煙をかき分け回転しながらアヤカに急接近するシール。『汝劾』の刃は固めていたアヤカの守りをいともたやすく斬り裂き削り取っていく。
「はぁ!?どっからきたし!」
「俺の接近に気づかないとはな……このまま削り切らせてもらう」
シールの役目は天から舞い落ちる一撃までに防御を削り取ること。それは虚をとられたアヤカ相手ではさほど難しいことではない。残りの砲弾もあと少し。
最後の一つを切り落とした時、上空から全速力の突撃を敢行するエルト。自身の推進力に加え重力で加味したヒールバンカーの一撃はアヤカを頭上から穿つ。
「……へ?」
撃ち込まれた杭はアヤカの身体を上から穿ち断末魔すらあげさせることなく塵へと還す。
●終わりと始まり
「もう終わったのかな?」
幾度かの轟音を聞き届けヴィサラは戦闘の終了を悟る。それと同時に今まで動きを止めていたテレビウム達が再起動しヴィサラの【石の書庫】から続々と飛び出してきた。
「あ、動けるようになったんですね」
出てきたテレビウム達からは画面の鍵が消えていた。そしてそれと同時に電波塔から謎の声が響き渡る。
「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、開放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」
「システム・フラワーズ?」
聞き慣れない言葉にヴィサラとテレビウム達は首を傾げる。しかしテレビウム達の一件は誰一人犠牲者を出すことなく解決した。
新たに出てきた謎と共に猟兵たちは一度帰還する。
―――これは一つの事件の終わりにして新たな事件の始まり。鍵が示したのは花。
大成功
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