●
「なんだよこれ……俺様の甘いマスクが台無しじゃねえか!」
突然自らの顔に表示された鍵のマークに憤りを隠せないテレビウム。ガラスに映る自分の姿に夢中になっていた彼は、背後から近付いて来る黒塗り物体に気付かなかった。程なくして、その物体はテレビウムに追突してしまう。
「いってぇな!どこに目をつけて歩いて……。」
振り返った彼の眼前に広がっていたのは、黒塗りのサンドバックの群れだった。明らかに不自然な状況にあわてて逃げ出すテレビウム。しかし、不幸にも逃走中に免許証を落としてしまった。やがて袋小路へと追いやられると、サンドバッグがテレビウムに向けて、彼の落とした免許証を掲げた。
「あ、それは俺の免許証!返せ!このサンドバッグ野郎!」
免許の返却を要求したテレビウムに対し、サンドバッグ達が言い渡した示談の条件とは……。
●
「突然だが、テレビウムの救出を頼みたい。」
セゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)は淡々と説明を始める。
「どうやら多数のテレビウムが襲われているらしく、この男も例に漏れずにオブリビオンの襲撃を受けているようだな。」
オブリビオンの目的は不明だが、これだけ大々的に動いているとなれば、何かしらの意図があることは間違いないというのがセゲルの見解だ。襲撃してきたのはサンドバッグのような戦闘員。街中で集団でかたまっているので、現着すれば嫌でもわかるだろう。
「遠慮をする必要はない。思う存分殴り倒すといい。免許証は……まぁ、ついでに取り返してやるといい。話は以上だ。今回は普段以上に急を要するが、お前さん達なら心配は無用だな。宜しく頼むぞ。」
弐呉崎
どうもお久しぶりです。弍呉崎です。
取りあえず、眼前のサンドバッグを倒しましょう。話はそれからです。
なお、スケジュール等のお知らせがある場合はマスターページにてご案内させていただきますので、一度ご覧いただければ幸いです。
第1章 集団戦
『戦闘員・ナグルド』
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POW : 強靭で無敵だド!
全身を【頑丈なサンドバッグ 】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : バチバチするド!
【触れると爆発する砂 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 飛び道具卑怯だド!
【ボクシンググローブ 】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
イラスト:井渡
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リコリス・シュピーゲル
示談……出来ますの……!?
いえ、出来たとしてもしませんけど……!
『オーラ防御』を施したフラムを攻撃圏内で移動させて攻撃を引き付けてもらいつつ(『誘導弾』、『時間稼ぎ』)、その死角からロープ類を主軸に置いた【咎力封じ】で捕らえますわ
『暗殺』の知識があればどこへの警戒が甘いか把握できるでしょう
私は可能なら間合いの外にいたいのですけど、難しそうなら『見切り』で回避を狙いますわね
捕らえたらあとは氷による『属性攻撃』を『2回攻撃』
全力で参りましょう
絡みアドリブ等大歓迎
ネミ・ミミーニーズ
狭い路地にテレビウムとサンドバッグ。
何も起きないはずはなく。
「いいサンドバッグ!ところでこの象を見てくれ!こいつをどう思う!」
ネミさんはオブリビオンの前でユーベルコードに手をかけるわけです。
まーいきなり殴るのもあれです。
示談とか言ってるし平和的に解決できるかもしれない。
話すだけ話してみよう。
なんて言えばいいんだっけ?
犬の真似とかしたらいいんじゃないかしら!
ナイツ・ディン
示談もなにもコイツラ喋れるのか?黒塗りだが高級でも何でもなさそうなサンドバックだろ?
※しゃべるなら黙って殴られてろよ、と不条理な文句を言う
最初は普通に翅で飛び回って撹乱しつつ槍で切ったり貫いたりで砂をどんどん出してもらおう。
免許書はどさくさに紛れて盗んでおこう(目立たない、盗み攻撃、盗み。物を隠すでテレビウムのポケットにでも。)どうせ示談の結果が描写されることもないし。
防御としては武器受けや盾受けがあるからな、砂には盾を、パンチには槍で返そう。そして敵の硬化の隙に竜化の騎士を使って巨竜化するぞ。そして闇雲に暴れまわってやろう。この状態で殴り放題とか楽しいじゃねーか!スベテコワシテヤル!(狂化)
神羅・アマミ
なにぃ~ッ!?
免許証を取り上げたじゃと~!?
そいつはメチャ許せんよなァ~ッ!!
免許証がなければ車には乗れんしレンタルビデオ屋で会員証を作るのも一苦労じゃろうが!
ところでキマイラってハイカラじゃし磁気テープなんて最早旧時代の遺物じゃろ?
それでもキマイラでも「レンタルビデオ屋」なんじゃろうか………
………隙アリー!
本当に隙があったかどうかは知らないがコード『板付』を発動。
バッグの内部が砂で構成されているということは実質八割地形みたいなもんじゃろ?
つまり地形破壊が含まれるこの技は奴らにとって効果は抜群ということじゃ!
爆発四散し塵も残らんかもしれんにゃー。
当然免許証のことなど綺麗さっぱり忘れている。
コルチェ・ウーパニャン
コルチェでーす! コルチェ特製のシールを、
【早業】でサンドバッグさん達にペタペタ貼りまーす!
これで示談金を割引!!
えっ示談の条件はお金じゃないの?
お金じゃないならコルチェちょっとよくわかんないです……。(無垢な目)
とにかくあの黒塗りの高級サンドバッグの耐久力を割り引いて、
脆く&抵抗しなくなったところをピカリブラスターで一方的にバキュンバキュンやっちゃいます!
えっルールの宣告? えーとえーと……コルチェに出来ることなら何でもするよ!
や、でも、出来るだけ離れて戦うよ!
殴られたらコルチェ、泣いちゃうかもしれないから……
あっそうだ! 免許証は、どこ……ここ……?
その場その場で思いついた通り戦います
アリシア・マクリントック
泣きっ面に蜂ならぬ鍵っ面にサンドバッグといったところですね。
……こほん。罪なき人々を襲うオブリビオン、許してはおけません!――変身!
サンドバッグが相手となれば剣で戦うことこそ失礼というものでしょう。
【A・キー】で【セイバークロス】の可能性を開放、【フェンリルアーマー】に装備を切り替えます。
きちんと役目を果たせるよう、この拳で叩いて差し上げます。鋭い爪がついているのでパンチとは言えないかもしれませんが……この際ですから細かいことは置いておきましょう。
【マリア】には吠えて威嚇して気を引いてもらったり、狙われているテレビウムさんを守ってもらいましょうか。
「狭い路地にテレビウムとサンドバッグ。何も起きないはずはなく。」
テレビウムがサンドバッグの手に掛かろうとしたその時、突如として袋小路に響くナレーション。当然、これと言って特別なことなど起こりうるはずもないのだが、ネミ・ミミーニーズ(蒸気打ちの妖精・f00595)は構うことなく、示談交渉を始めようと息巻いている。
「とりあえず、示談とか言ってるし平和的に解決できるかもしれない。話すだけ話してみよう。」
「示談……出来ますの……!?いえ、出来たとしてもしませんけど……!」
「示談もなにもコイツラ喋れるのか?黒塗りだが高級でも何でもなさそうなサンドバックだろ?」
リコリス・シュピーゲル(月華の誓い・f01271)とナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)は、物言わぬサンドバッグの群れとの交渉には前向きではない模様。それは、襲われていたテレビウムも同様のようだ。
「示談とかそんなものはどうでもいいから、あんたら、助けに来たんなら、とっととあいつらをぶっ飛ばしてくれよ!」
「まぁまぁ、物は試しともいうでしょう?とりあえずそこのテレビウムさん。犬の真似でもしてみたらいいんじゃないかしら。」
「なんでだよ!?免許証と何の関係があるんだよ!?」
ネミからの突然の要求に狼狽するテレビウム。助けに来たと思われた猟兵に対して増長する不信感。本当にこいつらで大丈夫なのか?そんなことを考え始めていると、別の猟兵が声を上げた。
「なにぃ~ッ!?免許証を取り上げたじゃと~!?そいつはメチャ許せんよなァ~ッ!!」
免許証という単語になぜか食いついたのは神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)。だが、彼女が気にしていたの部分はそこではないらしい。
「免許証がなければ車には乗れんし、レンタルビデオ屋で会員証を作るのも一苦労じゃろうが!」
「……怒るべき所はそこなんでしょうか。」
何故、このタイミングでレンタルビデオ屋なのだろうか。アリシア・マクリントック(旅するお嬢様・f01607)が率直な疑問を投げかけた。
「確かに。ところでキマイラってハイカラじゃし、磁気テープなんて最早旧時代の遺物じゃろ?それでもキマイラでも『レンタルビデオ屋』なんじゃろうか………。」
「今はどうでもいいだろそんなこと!?……というか、そこのあんたは一体何してんだ!?」
テレビウムによる突っ込み矛先はめまぐるしくその対象を変え、サンドバッグ達に何やらシールを張り付けているコルチェ・ウーパニャン(ミレナリィドールのブラスターガンナー・f00698)へと向けられた。
「ふっふっふ、テレビウムさん、朗報ですよ。このシールで示談金を割引!!きっとテレビウムさんの貯金でもなんとかなります!」
猟兵達とテレビウムのやり取りに飽きれていたのか、はたまたコルチェの手裁きなせる業なのか、何故か無抵抗で張られてしまった割引シール。
「いやいや、なんで俺様が金を払わなきゃいけないんだよ!?そもそも、そんな話は一度たりとも出てないだろ!?」
「えっ示談の条件はお金じゃないの?お金じゃないならコルチェちょっとよくわかんないです……。」
自分の財布を痛めることを頑なに拒否するテレビウムと、何故かがっかりした様子のコルチェ。そんなことをしている暇があったら戦えと男が口走ろうとした瞬間、一体のサンドバッグのどてっぱらに風穴があいた。
「それなら、戦うしかなさそう……かな?」
割引シール――彼女のシールトリック『割引』により、サンドバッグは思うように身動きを取ることができず、コルチェのピカリブラスターから放たれた弾丸により貫かれたのだ。
「泣きっ面に蜂ならぬ鍵っ面にサンドバッグといったところですね。……こほん。罪なき人々を襲うオブリビオン、許してはおけません!――変身!」
アリシアはA・キーを掲げると、ベルトに秘められた力を解放――セイバークロスを纏い、サンドバックに向かって駆けだした。
「むしろ、寝耳に水の方が状況的には正しいですわね……。」
リコリスの何気ない一言をネミは聞き逃さなかった。
「んん?私のこと呼んだかしら。」
「誰も呼んでないな。というより、最初からこうすればよかったな。」
冷静に流すディン。そんなやり取りに目をやる暇もなかったであろう。突然の飛び道具に面を食らった数体のサンドバッグだが、さもそれが卑怯であるというかのようにボクシンググローブを猟兵達に向けて叩きつけ始めた。そして彼らは宣告する。
『犬の真似をしたら考えてやるよ。』
「いや、しゃべるなら黙って殴られてろよ」
ディンは不条理な要求に対して不条理な文句を返した。当然、ディロも反発する。
「我に犬の真似をしだと?冗談も大概にした方が身のためだぞ?」
「でも、そうしないと攻撃できないんですよね……それならコルチェは……」
意を決したかのように固唾を呑むコルチェ。だが、アリシアがそれを押し留めた。
「大丈夫です、今の私は犬みたいなものなので。厳密には狼ですけど。」
彼女が纏ったのはフェンリルアーマー。今の彼女なら犬の真似などする必要などない。それはマリアも同様だ。
ルールを付与してきたサンドバッグ達を、フェンリルクローを装備した両手から繰り出させる高速のラッシュ攻撃により破壊していく。
「約束は相手がいてこそ成り立つもの。さぁ、一気に畳みかけますわ!」
彼女の合図とともに勢いよく飛び出したフラムがサンドバックの横をかすめる。フラムに翻弄されるサンドバッグ達を彼女は注意深く観察する。暗殺を得意とする彼女にとって、啓明の甘い場所を見抜くなど造作もなかった。一瞬のたりともすきを見逃さない。咎人封じによって放たれたロープが多くのサンドバッグが絡めとり、その動きだけでなく、ユベールコードをも封じていく。
「さて、あとは叩きのめすだけ……ですわね。」
サンドバックの周りに氷の結晶が舞い、一体、また一体と凍結させていく。そんなリコリスを横目に、同じくだ羅ゴンランスを扱うディンは、砂を盾でいなしながら、槍での反撃を繰り返していた。
「おっと、そういえばあれも回収しえとかないとな。」
忘れていたわけではないが、一体のサンドバックに張り付いていた免許証を目にすると、ディンは躊躇うことなくサンドバッグ目掛けて突っ込んだ。彼自身の体の小ささも相まってか、気付かれることもなく、難なく免許証の回収に成功する。そのままの勢いで、こっそりとテレビウムのポケットの中へと返却し、踵を返す。時折確認していた硬化するサンドバッグの隙を狙い、ディンは巨竜化を試みる。ディロと一体化したディンは、小さな体をみるみると巨大化させていく。
「この状態で殴り放題とか楽しいじャネーカ!スベテコワシテヤル!」
暴虐の権化と化したディンとディロは、瞬く間に多くのサンドバッグを殲滅していった。
「いいサンドバッグ!ところでこの象を見てくれ!こいつをどう思う!」
ネミのよって召喚され、押し寄せる象の大群。それを追うようにアリシアのマリアも駆け抜ける。動きを封じられ、撹乱されるサンドバッグ達をコルチェが撃ち抜き、アリシアが切り倒していく。時折、飛び散る砂が前触れもなく爆発し、あたりを砂煙で包んでいく。そんな視界不良の中、再び叫ぶ者が現れる。
「………隙アリー!」
それは鉄砲玉ごとく飛び出すアマミ。彼女も周囲がほぼ視認できていないため、自身も隙だらけなのだが、そんなことはお構いなし。ユーベルコード『板付』を発動させる。
「バッグの内部が砂で構成されているということは実質八割地形みたいなもんじゃろ?つまり地形破壊が含まれるこの技は奴らにとって効果は抜群ということじゃ!」
などと意味不明な供述をしながら敵に向けて強烈な一撃を叩き込む。彼女の目論見通り……かどうかは定かではないが、多くのサンドバッグ達が四散した。
やがて、砂煙が収まると、あたりには布袋と成り果てたサンドバッグのみが転がっていた。落ち着きを取り戻す猟兵達。すると、コルチェがふと皆が忘れかけていたことを呟いた。
「あっそうだ! 免許証は、どこ……ここ……?」
「そうだよ俺の免許証!」
思い出したかのように焦り始めるテレビウム。そんな彼の様子を見て、アマミは僅かにはっとするが、まぁいいかと言わんとばかりに口を紡ぐ。ふと、徐にディンがテレビウムのポケットを指差す指さす。そこには砂に見れながらも無事生還した免許証の姿が……!
(いつのまに……?こいつ……できるな。)
兎にも角にも、危機はひとまず去った模様。次に取り組むべきはテレビウムの顔に表示された、謎の鍵の解明だ。
「とりあえず何とかなってよかったですわ。それでは、その顔のことを調べましょう。これは地図……?待ってください、向こうの方から何かが向かってきている……?」
テレビウムの顔に新たに表示されていた場所へ向かえということをリコリスは感じ取る。だが、そのためにはあの追手を振り切る必要がありそうだ。
いかがせめてきたぞ!
成功
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第2章 集団戦
『ゲソフレイム』
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POW : 汚物は消毒でゲソーッ!
【松明に油を吹き付け発射した火炎放射】が命中した対象を燃やす。放たれた【油の】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
SPD : 俺色に染めてやるでゲソーッ!
レベル分の1秒で【ベタベタするイカスミ】を発射できる。
WIZ : 見るがいい、これが俺の変身ゲソーッ!
対象の攻撃を軽減する【激情体】に変身しつつ、【右腕に装備された火炎放射器】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:ケーダ
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
神羅・アマミ
ぬぅ!さらなる追手の出現!
イカのくせに火炎放射とは生意気な!
イカスミの速射も含め、みだりに近づくのは危険と判断!
なれば接近されるよりも先に戦力を削ぐが得策!
象兵形態に覚醒しコード『音残』を発動、奴らの射程外から弓の一撃をお見舞いしてやろう!
ついでにテレビウムもタンデムで背中に乗ってもらおうか。
最重要護衛対象を匿いつつ、彼を狙う敵を誘き出し一網打尽にするとは妾の頭脳プレイも冴えるじゃろ?
象を使役し常に距離を取りつつ立ち回ることを念頭に置くが、乱戦に発展した後も、上手い具合に火炎放射直前に射抜くことはできんもんかにゃー。
火達磨を串刺しにしてやればイカ焼きの一丁上がりじゃぜー(やってみたいだけ)!
ナイツ・ディン
焼きイカだな。しかも自分から焼かれてるタイプ。屋上で焼いてかない?
……なんとなく思い浮かんだだけだ、深い意味はない。
ちなみに俺は環境的に勝手に焼けただけだ。(砂漠出身)
流石に火炎放射を盾受けするのは怖いからな、第六感や見切りで避けつつ妖精針でカウンター気味に攻めてみよう。まあ、火炎耐性もあるっちゃあるが。『ディロ』には通らないだろうしな。それ、目つぶしだ。
しかし一匹一匹潰すとキリが無いな。とは言え触手のせいでなぎ払いもし辛いし……ディロ、単独で余裕だよな?
『我を誰だと思っている!偉大なる竜ぞ!』
とりあえず先に魔力は与えておいて槍投げ、独立させ『ドラゴバースト』を使わせる。背中は俺がやっておこう
アリシア・マクリントック
サンドバッグの次はイカですか……このままフェンリルクローで切り刻んでマリアのおやつにしてあげます!
絡みつかれると厄介ですし、まずは手……足?を切り落としていきましょう。胴体のカットはもっと大きな武器を持っている方にお任せします。
炎にはある程度耐性があるのでそこまで脅威ではないですが……イカスミには当たらないよう細心の注意を払いましょう。白地なので汚れが目立ちますし、手入れが大変ですし……
マリアには自由に戦ってもらいましょう。踊り食いってやつですね!
ネミ・ミミーニーズ
なるほど!
テレビウム、地図、イカ!
なんのこっちゃ!
よーわからんけど地図の目印の行けばいいのね!
その地図目印あるんだけどさ!
(向かってくるイカを)焼いてかない?
とりあえずイカにはガジェットを投げよう!
上手くいけばおいしいイカ焼きよ!
うまくいかないときは爆発するけどまー焼けるでしょう!
あとはほら!
目印のテレビウムくん!
キリキリ走る!
コルチェ・ウーパニャン
い、イカだー!! 特に脈絡のないイカがコルチェを襲うー!
えーとえーと! 困ったときのキラキラシール!!(ごそごそ
出てきたのは……イカさんのシール!! なぁにこれぇ!?
使い方はわかんないけど、イカさんに貼ってみるよ!
ゲソフレイムさんのイカっぽさを上げて、フレイム属性を軽減出来るのかな?(ぺた
あなたはイカ…あなたはイカ……
海へ帰ってはイカが? ……骸の海へ……
……ってそんな簡単にはイカなイカー!
でもフレイム属性は軽減出来てる(といいな)!
イカスミなんかこわくないもん!
あとは共闘してる皆とピカリブラスターにおまかせ!
キュルルルーンと攻撃して、ゲソゲソーっと撃退だよ!
……だから海へ帰ってくれなイカー!
「ゲソ~!」
「ぬぅ!さらなる追手の出現!……流石にその鳴き声は安直すぎんかのう?」
「い、イカだー!! 特に脈絡のないイカがコルチェを襲うー!」
冷静に相手の鳴き声に突っ込みを入れる神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)とは対照的に、何故か慌てふためくコルチェ・ウーパニャン(ミレナリィドールのブラスターガンナー・f00698)。当然、赤いイカの集団――ゲソフレイム達の狙いはテレビウムなのだが、何やら勘違いをしている模様。
「なるほど、テレビウム、地図、イカ!つまり……」
「なにかわかったのか、ネミ?」
そしてこの状況を冷静に分析しようとしていた猟兵がもう一人、ネミ・ミミーニーズ(蒸気打ちの妖精・f00595)だ。そんな彼女に対し、特段期待をしているわけではないが、質問を投げかけたのはナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)だ。
「いや、なんのこっちゃ!でも、よーわからんけど、地図の目印の行けばいいのね!」
「……まぁ、そういうことだな。」
ある意味予想通りであった回答。その謎を解くためにそこに向かうのだから、当然と言えば当然なのだが。いずれにしても追いかけてくる集団をどうにかしなければ、先に進むことはできないことは確かだ。
「それにしても、サンドバッグの次はイカですか……」
「うむ、今夜はイカ焼きじゃな!」
思案するアリシア・マクリントック(旅するお嬢様・f01607)にアマミから出された一案は今晩のおかず。
「え、お前らはあれを食うつもりなのか!?」
「そうですね……食事に向くかはわかりませんが、マリアのおやつにはちょうどいいかもしれません。」
「イカ焼き!でもさすがに食べきれないかも……?」
至極全うな突っ込みをするのはテレビウムだけのようで、アリシアもコルチェも含め、猟兵達は前向きに検討しているようだ。そんな猟兵達のやり取りを聞いていたゲソフレイム達。自身が食される危機を予感したのか。はたまた、しびれを切らしただけなのか、一斉に手に携えたたいまつを振りかざした。
「……くるぞ!」
ナイツが注意を促した直後、たいまつに向けて脂が吹きかけられる。それは大道芸の火炎放射のような生易しいものではなく、一斉に吐き出されたことによって、巨大な炎の津波となって周囲の一画を飲み込んだ。間一髪のところで回避した猟兵達だが、あと数秒判断が遅れていたら、焼かれていたのは自分達の方だっただろう。
「イカのくせに火炎放射とは生意気な!こちらが焼き返してやろう!」
イカだからと理由で火炎放射を使わない通りはないのだが、憤るアマミをみて、冷静に返すアリシア。
「そうと決まれば、イカ焼き祭ね!その地図、目印あるんだけどさ!」
「屋上で焼いてかない?」
ネミはナイツの方を向いてニヤリとするが、彼は視線を逸らす。だが、視線を逸らした先にいたコルチェからも追撃が迫る。
「え?屋上に向かうんですか?」
「……なんとなく思い浮かんだだけだ、深い意味はない。ちなみに俺は環境的に勝手に焼けただけだ。」
などと適当に茶を濁している間にも、ゲソフレイム達はじりじりと猟兵達との距離を詰めてきていた。
「炎も危険ですが、絡みつかれると厄介ですし、まずは手……足?を切り落としていきましょう。」
まず飛び出したのはアリシアとマリアだ。先ほどのような巨大な炎をが直撃してしまえば無傷では済まなが、炎への耐性おかげで、かすめる炎程度であれば脅威となることはない。アリシアは一気に距離をつめると、次々に触手を切り落としていく。両手のフェンリルクローから放たれる高速のラッシュが、サンドバッグからイカへと対象を変え、的確に解体していく。それに追随するようにマリアも、まるで踊り食いをするかのように触手へと食らいついていった。
「あまり食べ過ぎると、晩御飯が食べられなくなるから、ほどほどにね?」
「……ディロ、単独で余裕だよな?イカ墨で黒塗りにされて、追突なんてされるなよ?」
「我を誰だと思っている!偉大なる竜ぞ!」
同じく、炎に耐性のある一人と一頭が攻撃を開始する。接近するイカ達を妖精針で突き刺しながら、ナイツは好機を伺っていた。墨吐きや火炎放射などの攻撃によってできるわずかな隙。そのわずかな攻撃のチャンスを見逃すことなく、ナイツは渾身の一槍を投じる。迎撃しようと槍めがけて火炎放射が放たれるが、魔力を与えられたそれはびくともせず、程なくして一体のイカを貫いた。すると、その姿はみるみるうちに深紅の竜へと変貌するとともに、その口を大きく広げた。
「雑魚が、弾けろ!」
目には目を、歯には歯を、炎には炎をイカ達の放つ炎よりも、はるかに高温な竜の息吹がディロの、多くのゲソフレイム達を飲み込んでいった。
「えーとえーと! 困ったときのキラキラシール!!」
コルチェは何やらごそごそと自分の荷物をあさり始めた。するとそこから出てきたのはイカのシールだった。なにこれと顔をしかめるが、今はこれに頼るしかない。これでイカの炎属性を軽減出来れば御の字だ。
「あなたはイカ…あなたはイカ……海へ帰ってはイカが?……骸の海へ…………ってそんな簡単にはイカなイカー!」
などと言いながら、ペタペタとイカ達にシールを貼っていく。戦闘中故に他の者にはほぼ聞こえていないようだが、聞こえていたとしたら、それはそれであたりの空気は冷やせたのかもしれない。
「よし!あとは皆さんにお任せします!」
そういいながら、ピカリブラスターを引き撃ちしながら後退していく。彼女を追いかけて飛んでくる攻撃がイカスミのみであったことから、どうやら作戦そのものは成功したようだ。
「今が好機じゃな!一気に攻め込むぞ!」
「こんなところにもゾウさんが!」
そこに現れたのは巨大な象だった。それにまたがるのは普段とは異なる青い装束を纏ったアマミとおまけのテレビウム、そして、同じく象を扱うネミも便乗していた。炎が来ないのであれば遠慮も無用。最重要護衛対象を乗せたことにより、イカ達も周囲へと群がってくる。引き絞られる弓がぎしぎしと音をたてながら、矢先が標的へとむけられる。そして、静謐な一矢がイカ達めがけて轟音を伴いながら放たれる。
「死ねーッッ!!」
火炎放射を放とうとするイカはその力を封じられているが故に、先端から飛び出すのはとろ火のような僅かな炎。当然、迎撃などできるはずもなく、串刺しになると共に爆発四散する。
「ところで、このガジェットを見てくれ。こいつをどう思う?」
そこに追い打ちをかけるようにネミがガジェットを投げ込む。バーナーやガスボンベなどへと形状変化したそれは、周囲にいたイカ達を次々にのみ込んでいき、再びの大爆発を引き起こした。
「ふっふっふ!どうやら妾の頭脳プレイが冴えわたったようじゃな。」
「目印のテレビウムくん!キリキリ走る!」
追っ手の撃退に成功した猟兵達とテレビウムはネミに促されながらその場を離れた。先ほどのように新たな追手が来ないとも限らないため、足早に歩を進めていった。彼に表示された目標を目指して走り続けると、程なくしてとある場所へとたどり着く。すると突然、テレビウムが光を放ち始めたのだった……。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『マルチプル・アースムーバー』
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POW : タイヘン キケンデスノデ チカヅカナイデクダサイ
【放り投げた瓦礫や、ドリルの一撃など】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を瓦礫の山に変え】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD : シャリョウガ トオリマス ゴチュウイクダサイ
【ブルドーザー形態による猛烈突進攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : ゴメイワクヲ オカケシテオリマス
【排気マフラー】から【環境に厳しい有害物質たっぷりの黒煙】を放ち、【強烈な粘膜刺激と視界の悪化】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:おおゆき
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠グァンデ・アォ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
猟兵達が辿り突いた場所……そこはSHIMOKITAZAWAにある廃ビルだった。テレビウムの放つ光はその強さ差を一層増していく。恐らく、この光が収まったとき何が起こるのだろう。猟兵達は直感的に何かを察していた。だが、それを妨害するものが現れる。巨大な重機を思わせるそのオブリビオンは、鍵たるテレビウムを奪わんと、猟兵達へと襲いかかって来た。光が収まるまで、およそ15分。その間、彼を守り切らなければならない。
神羅・アマミ
いよいよボスのお出ましというわけか!
15分間守り切るなどとまだるっこしいことは言わず、とっととブッ倒して残りは茶でもゆっくり啜ってやんよー!
奴の縦横無尽な機動力はあの無限軌道がもたらしていると見た!
象兵形態にて重量級わくわく頂上決戦を演じたいところじゃが、敢えてそのようなフリで敵の攻撃を誘い出す。
振りかぶったその瞬間を狙い、象から飛び降りると同時に剣聖形態へ覚醒しコード『封切』を発動!
神速の斬撃にてどちらかのベルト一本でも両断してやれば、奴にとって大きな痛手になることは間違いない。
むしろ、自ら作り出した悪路がかえって奴の足を引っ張る可能性もあるかもしれぬ…ふふ、こいつは見ものじゃのう!
ネミ・ミミーニーズ
ここは!SIMOKITAZAWA!あーいいっすね!
ここでオブリビオンが現れるということは!
テレビウムくんが危ない!まずいですよ!
このタイミングで謎の光とか!あのオブリビオン見せられないよ!
まじめに戦闘しなきゃ。
象さん呼んでブルドーザーと正面勝負ね!
正面勝負?追突?マーイイカ。
象さんの突撃で敵の勢いを削いだら象さんの鼻で
相手のドリルを押さえつけよう。
このドリルでテレビウムくんに何をするつもりだったのか!
謎の光がなかったらどうなっていたことか!
コルチェ・ウーパニャン
わあーここがあの有名な…………どの有名な?
そろそろコルチェの知ったかぶりも限界だぞ!
ねえねえコルチェにも教え……
わああー!! テレビウムさんが光ったー!! 光過敏性発作がー!!
……コルチェ負けない! コルチェも光ります!!!
特に意味なく光ってるけどついでに皆の回復もします!
……ああっ、黒煙で光が届かない!?
負けるかー! もっと光ります!!
……ごほっ。げほっ。
疲れちゃったら、ピカリブラスターで、攻撃に混ざります……
テレビウムさんの光は……まだ……?
一応テレビウムさんの傍にいて、やられちゃいそうだったらもっかい光るね……
エネルギーぎれぎみだけど、コルチェがんばる……
突進攻撃は特に警戒…
……げほっ。
ナイツ・ディン
ビルを壊してる途中だった……ってわけではなさそうだな?だが強奪は良くないぞ、やるならバレないように、だ。
テレビウムを守るように動くとしよう。直接攻撃は武器受け、飛び道具は盾受け、多少は激痛耐性で凌いでいこう。
……守りっぱなしってのも癪だな。他の奴等がテレビウムを守ってくれるなら、突っ込んでくるところを見切って避け、カウンターでフラッシュニードルをお見舞いしてやろう。鎧無視攻撃も付けてやろう、関節部が弱いのは人間も機械も同じだしな。
「ディロ、食いちぎれ!」
『鉄くずが、財宝(テレビウム)は渡さぬぞ!』
どうも鍵=宝箱=財宝という考えの『ディロ』。竜として財宝は守るもの、らしい。何が出るか密かに楽しみ
「いよいよボスのお出ましというわけか!っととブッ倒して残りは茶でもゆっくり啜ってやんよー!」
「ビルを壊してる途中だった……ってわけではなさそうだな?」
神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)とナイツ・ディン(竜呼びの針・f00509)は武器を構え、マルチプル・アースムーバーを見つめる。
「ここは!SHIMOKITAZAWA!あーいいっすね!」
「わあーここがあの有名な…………どの有名な?」
ネミ・ミミーニーズ(蒸気打ちの妖精・f00595)とコルチェ・ウーパニャン(ミレナリィドールのブラスターガンナー・f00698)
一体何が有名なのかはわからないが、どうやらネミには心当たりがあるらしい。
「ねえねえコルチェにも教え……わああー!! テレビウムさんが光ったー!! 光過敏性発作がー!!」
「さっきからすっと光っておったのじゃが……」
そんな超兵たちのコントのようなノリにオブリビオンが付き合ってくれるはずもなく、大きな駆動音と共に、その力を溜め始める。
「シャリョウガ トオリマス ゴチュウイクダサイ」
「テレビウムくんが危ない!まずいですよ!」
ブルドーザー形態へと変形したアースムーバーが、猛烈な勢いで突進する。無論、危険なのはテレビウムだけでなく、近くにいる猟兵達もなのだが――
「是が非でもテレビウムをお持ちかえりしたいようじゃな。」
「だが強奪は良くない、やるならバレないように、だ。」
アマミとナイツは特に焦る様子もない。そんな二人を跨ぎ、一頭の象がアースムーバーめがけて突進していった。巨体同士がぶつかり、あたりに轟音が響く。
「正面勝負?追突?マーイイカ。叩き潰せー!」
衝突後、ネミの象はアースムーバーを鼻で抑え込み、その動きを封じる。そこにすかさず現れたのはもう一体の象――アマミである。二体の巨体が迫ろうとする中、アースムーバーは自らを掴む象を投げ飛ばし、そなまま周囲にあるがれきを投擲し始めた。
「タイヘン キケンデスノデ チカヅカナイデクダサイ」
突然の投擲により思うように進めないアマミ。同時に流れ弾の瓦礫がテレビウムの守りを固めていたナイツとコルチェへと接近する。ナイツが盾受けにより何とかはじき返すも、彼の小柄の体で受けるには瓦礫は少々大きく、いなすこと自体には成功するが、彼自身も大きく弾き飛ばされた。
「……コルチェ負けない! コルチェも光ります!!!」
そんなナイツを癒すため、テレビウムに負けじとコルチェも光を放つ。だがその一方で、コルチェの疲労はどんどんと蓄積していく。
「……守りっぱなしってのも癪だな。コルチェ、テレビウムは任せても大丈夫か?」
「無問題です!……げほっ。」
「ゴメイワクヲ オカケシテオリマス」
悠長に構えている時間はない。アースムーバーは隙を与えるつもりはないようで、排気マフラーから黒煙を吐き出した。このままではジリ貧だろう。そう感じ取ったナイツが、テレビウムの守りをコルチェへと任せ、自らはアースムーバーへと突っ込んだ。それに合わせるかのように、アースムーバーも再び突進を試みる。互いが接触しそうになるその一瞬、ナイツはその身を翻し、間一髪で回避する。
「目に物見せる?いいやお前は見ることすらできんよ!」
そのわずかな時間をナイツは攻撃へと転じ、素早い月が放たれる。それを追撃するように、コルチェはピリカブラスターを打ちまくる。アースムーバーのガラスが割れ、周囲に破片が散らばった。
「奴の縦横無尽な機動力はあの無限軌道がもたらしていると見た!」
「そう、無限軌道!えーっと……つまり?」
コルチェの知ったかは限界だ。だが、そんなことに構っている余裕はない。
僅かに隙の生じたアースムーバーを再びネミの象の鼻でドリルを制圧した。二の轍は踏まない。気が付くと、そこにもう一体の象の姿はなく、立っていたのは黒の装束を持ったアマミ。
「この姿が目に入ったならば、其方は既に両断されているということ……せめて痛みも苦しみもなく再び過去へと還るがよい!死ねーッッ!!」
大太刀より放たれる一閃。アースムーバーのベルトは一刀両断され、盛大に横転する。
「ディロ、食いちぎれ!」
「鉄くずが、財宝は渡さぬぞ!」
そこに追撃を銜えるのは、紅竜のディロ。財宝とはおそらくテレビウムのことだろう。どうやら、何が出るのかをひそかに楽しみにしているらしい。それが原動力となり、アースムーバーをかみ砕いた。アースムーバーは完全にその機能を停止し、灰ビルの瓦礫に紛れるように崩れていった。
アースムーバーを倒し、やがてテレビウムの光が収まった。すると、顔に映っていた鍵の映像がなくなり、同時に、まるで周囲の建造物が喋ったかのように、音が聞こえた。
「システム・フラワーズより緊急救援要請」
「全自動物資供給機構『システム・フラワーズ』に、侵入者あり」
「テレビウム・ロックの解除数が多ければ多いほど、開放されるメンテナンスルートは増加する。至急の救援を請う」
成功
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最終結果:成功
完成日:2019年04月30日
宿敵
『マルチプル・アースムーバー』
を撃破!
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