#アルダワ魔法学園
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――――地下には黄金が眠ると言う。
――――その黄金は膨大で、七度七度生まれ変わっても豪遊出来るほどだと言う。
その噂を聞きつけた者たちは、自らの欲望の為に地下へと潜っていく。
されど、その多くは帰らぬ者となった。
数少なく帰った者は恐怖に震えながら語った。
――――地下には黄金のドラゴンがいると言う。
――――そのドラゴンが吐く吐息に仲間たちは物言わぬ黄金の像にされたと言う。
黄金にされた人々を助けようと、あるいはその黄金をせしめようと。
また数多くの人間が潜り、そして、その多くが帰らなかった。
――――地下には黄金のドラゴンがいると言う。
――――その黄金のドラゴンは莫大な黄金を守っていると言う。
決して噂は尽きることなく、今もなお、黄金のドラゴンの噂は流れていた。
「イエス、イェーガー。新たな予知がなされました」
アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)がグリモアベースに集まった猟兵たちに無機質な眼差しを向けて告げる。
「今回はアルダワ魔法学園にて黄金ドラゴンを倒すことが目的となります」
……黄金ドラゴン? 変な物言いであった。
「イエス、イェーガー。黄金ドラゴンです」
アリシエル・フィフスガーディ曰く、その黄金ドラゴンはブレスであらゆるものを黄金に変え、攻撃されれば自らの身を無敵の黄金へと変貌させる錬金術ドラゴンだと言う。
「よって私は黄金ドラゴンだと主張します」
アリシエル・フィフスガーディは主張を続けていた。変えるつもりもないようだし、些細なことだとスルーしよう。
「今回は地下迷宮の踏破が必要となります。パワーイズストレングスだかマッスルイズジャスティだかは知りませんが破壊活動は謹んでください」
何故あえて釘を差されたのか。それはわからない。
「総当たりでもちゃんとマッピングしてでもオカルト的ななにかでも構いません、黄金ドラゴンにたどり着き、それを撃破してください」
アリシエル・フィフスガーディが無機質な眼差しを君たちに向ける。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」
虎河豚天
はい。虎河豚の天ぷら略して虎河豚天でございます。食べないで。
迷宮踏破のお時間です。前回の迷宮は無残にも爆散し砕かれました。
仕方ないね、そういうフラグメントだもの。
だが今回はそうはいきません、ちゃんと踏破して頂きましょう。
仕方ないね、そういうフラグメントだもの。
突破した先にいるのは黄金ドラゴン。
さあ、いざゆけボウケンシャー!!
第1章 冒険
『黄金の秘宝を守るドラゴンを倒せ』
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POW : 迷宮を総当たりしてドラゴンを探しだす
SPD : マッピングしつつドラゴンを探しだす
WIZ : 財宝のにおいを頼りにドラゴンを探しだす
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
橘・実
黄金を探しに迷宮へっすか。ロマンっすね!
ドラゴンは怖いっすけど黄金には興味あるっすね。
迷宮を端から端まで探索すれば少しくらい財が落ちてない物っすかね。更に更にそれを取得出来たりしないっすかね!やる気出てきたっす!
【SPD】
右手…左手?の法則っていうのがあったはずっす!
隅から隅までマッピングしながらいつかは辿りつくッす!辿りつかなくてもマッピングしたものをみれば不自然な部分を探せばいいはずっす!
迷宮っすからね。契約中の青の精霊に罠(仕掛け)や敵を警戒してもらうっす!
うっかり俺っち一人でドラゴンには会いたくはないっすから同業者いればご一緒したいっす!
戦闘になる場合は後ろから援護射撃するっす。
月隠・望月
POW:迷宮を総当たりしてドラゴンを探しだす
金の竜。何でも金に変える技、気になる
錬金術、というのか。どんな風に術を使うのか、見てみたい
こういう場所では、右手を壁に沿わせながら進むといい、と聞いた。同じ場所を何度も通るようなら、逆側の壁に手を当てるといい、とも。試して、みる
同じ場所を通っていないかどうか確かめるために、一度通った場所には印を付けたい。《無銘刀》で壁を傷つければ、印になる、ね
けど、破壊活動は謹んで、とグリモア猟兵の女の子に、言われた。迷宮の壁に傷を付けるのも、駄目、かな
駄目なら、あの、筆記具……白い、ちょーく? を使って、壁に印をつけよう。あれなら、後から消せるから、大丈夫。多分
橘・実(うさ耳愛・f03245)と月隠・望月(天賦の環・f04188)はその右手をぺたり、と壁にくっつける。
刹那、二人の視線が混じり合う。
それは同士を見つけたと言わんばかりのソレである。
「右手……左手? の法則って言うのがあったはずっす!! ……あるっすよね?」
「……うん、わたしもそう聞いた。同じ場所を何度も通るようなら、逆側の壁に手を当てるといい、とも」
そうして二人は壁に右手をつけたまま、歩き始める。
普通の迷宮ならば、それで攻略が可能だからだ。
「青の精霊、警戒はお願いするっす!!」
揺蕩う青の精霊はその言葉に頷き、ゆらり、とその姿がかき消える。
どうやら霊体化し、警戒の役目を果たすようだ。
「同じ場所を通っていないかどうか確かめる為に、一応印をつけておく」
白いチョークを取り出し、ばってんをつける。これで通った所も安心だ。
罠や敵は青の精霊が警戒してくれている。
快適安全、ゆるりゆるりの総当たり迷宮攻略。
道中にあるお宝は二人で分け合いながら、黄金のドラゴン求めての右手旅。
「うっかり俺っち一人でドラゴンには会いたくはないっすからね、同じ考えの人がいてよかったっす。望月さんはなんでここに来たんすか?」
「なんでも金に変える技、気になる。錬金術? どんな術なのか、見てみたいから」
そんな雑談混じりに進めば、時折青の精霊の警戒通りに現れるモンスターたち。
月隠・望月は無銘刀を抜いて切りかかり、橘・実は後ろからそれを援護する。
即席で組んだ二人であったが、相性はよかったのか、連携もそれなりに取れているようだ。
罠があればそれも青の精霊が警戒して教えてくれる。
それと時には力技で、時には強引に、時には無理やり突破していく。
解除してないって? 仕方ないのである。
彼と彼女には、そう言ったものを回避する技能はない。
ないのである。だから力技で押し通るしかない。
だが、青の精霊の警戒のおかげでそれすらも可能となっている二人を阻めるものはなかった。
こうして二人は危なげなく総当たりマッピングを敢行していった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
シン・ドレッドノート
正攻法でダンジョン制覇するとしましょう。
つまり、マッピングです。
「飛びなさい、どこまでも」
迷宮に降りたら、【漆黒の追跡者】で召喚した漆黒の鴉を先行させ、通路の状態を確認しつつマッピングしていきます。
マッピングは電脳ゴーグル『怪盗の単眼鏡』を介して電子媒体に記録します。
分かれ道、扉、階段の他、目印になるものはしっかり記録していきます。
ある程度、地図ができあがってきたら、通路の形状や部屋の配置を立体的に配置した映像を単眼鏡に映し出し、全体構造を推測します。
「このあたりに何かありそうですね」
引き続き鴉を先行させて様子を探りながら向かいましょう。
ここは迷宮。当然、罠やモンスターにも注意して進みますよ。
リミティア・スカイクラッド
あらゆるものを黄金に変えるドラゴンですか
一見素晴らしそうですが、これは大事な装備やアイテムを黄金に変えられてしまうパターンですね
リムは慎重を期します
影の追跡者の召喚を使用し、迷宮を先行偵察させましょう
通った道はマッピングしておきます
ドラゴンと言えば大きそうですし、痕跡なども残っていそうです
足跡とか爪痕とか、見つけたら追跡させましょう
罠に引っかかるなどして影の追跡者が消滅したら、次を召喚します
次の追跡者は上手くやってくれるでしょう
テフラ・カルデラ
黄金のドラゴン・・・そのブレスは黄金に変えられてしまう・・・これは・・・ボクにぴったりの依頼ですぅ・・・!
・・・と、そのドラゴンがいるということは財宝がある・・・それを求めれば自然と出会える可能性がありますね!
他の人にはこういう欲望を隠しながらもしっかり探索しましょう・・・
「あらゆるものを黄金に変えるドラゴンですか。一見素晴らしそうですが、これは大事な装備やアイテムを黄金に変えられてしまうパターンですね」
RPGなどで受けたら速攻リセット間違い無しのパターンである。
ローグライク・ゲームならあるある筆頭候補であった。
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)の呟きにぴくぴく、と反応する姿が一つ。
テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)である。
どう見ても女の子にしか見えないがれっきとしたこの男の子。否、男の娘。
しかし、このゴスロリ男の娘、状態変化系の特殊性癖を持つドMである。
黄金ドラゴンの噂を聞きつけて馳せ参じた理由は黄金になった人を助けたいわけではない。
そして、その黄金と言う財宝が目的でもなんでもない。
そう、彼は黄金にされたいのである。しかもポージングを取ってやられたりしたいのではない。
被害者になりたいのだ。文字通りの被害者になりたいのである。変態だ。もしもしポリスメン?
だがそんな彼の性癖に気づく者は今現在ここにはいなかった。南無三。病院がここに来い。
「では正攻法でダンジョンを制覇するとしましょう」
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)は召喚術を発動させる。
それは漆黒の追跡者、レイヴン・チェイサーと名付けられた漆黒のカラス。
ふと隣を見るとリミティア・スカイクラッドも何かを召喚していた。
それは影の追跡者の召喚、奇しくも彼と彼女は同じ事をやろうとしていた。
すなわちそれは、使い捨ての聞く召喚物によるマッピングである。
「同じ事を考えていましたか」
「こういう場面ではお約束です、リムはそう思います」
彼と彼女の放った影は迷宮を探索していく。
通過した地点はシン・ドレッドノートの電脳ゴーグルである『怪盗の単眼鏡』によって記録されていく。
それを補うようにリミティア・スカイクラッドはドラゴンの痕跡を記録していく。
しかし、何故なのだろうか?
2つの影の追跡者が引っかかる罠には偏りがあった。
それは石化トラップであったり、鉄となってしまうトラップ。
あるいは樹化……そのどれもこれもが人を特殊変化させてしまうばかりの代物
「少しトラップが偏りすぎな気もしますが」
「間違いなく偏りすぎだとリムは思います」
何故偏るのだろうか、その理由は彼と彼女にはわからなかった。
わかっているのは、そのトラップを影の追跡者たちによる力づくで打ち破られる度に落胆の表情を(隠してはいるが)浮かべるテフラ・カルデラであった。
彼は、この手のものに対する一級フラグ建築士なのである。
彼の特殊性癖が為せる業なのか、あるいはそんなフラグを持っていたが故に特殊性癖と化したのか。
それは鶏が先か卵が先かを論じるようなものであり、誰にもわかるはずがなかった。
と言うか本人にもわかっていないのではなかろうか、病院をここに建てよう。
無自覚に彼のフラグを踏み散らかしながら三人は進んでいく。
果たしてテフラ・カルデラは状態変化出来るのであろうか?
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
ゼット・ドラグ
「秘宝なんてどうでも良い、どうせ碌な事にならん。それよりドラゴンだ、ドラゴンはどこだ」
ドラゴン退治にやってきた戦闘狂。
頭は大変よろしくないので、ゴッドスピードライドを使用したバイクのドラゴンチェイサーで迷宮を総当たる。
怪しい壁は黒剣で叩き壊せないか試みるが、他の参加者の迷惑になるようなら絶対やらない。
「秘宝や財宝などどうでもいい。それよりドラゴンだ、ドラゴンはどこだ」
頭が大変宜しくないゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)は竜を求めていた。
ドラゴンを殺す事にかけてすべてを捧げんばかりにドラゴンを求めていた。
ゼット・ドラグには遺跡攻略はわからぬ。されどかのドラゴンは取り除かねばならぬ。
宇宙バイクに跨りエンジンをかける。フルスロットル。
けたたましい轟音をあげる宇宙バイクに乗って走り出す20歳の夜。
夜なのかどうかは定かではないが、少なくとも盗んではいない。
無論15歳でもないのだが、そんなことを気にする人間はどこにもいない。
むしろ誰が気にすると言うのか。
怪しい壁はすべて壊すつもりでいた。しかし、グリモア猟兵に強く、強く念を押されていたので諦めた。
よって彼に出来ることはただ一つ。
虱潰しに宇宙バイクで駆け抜ける事だけである。
ぶおんぶおんと轟音をあげ迷宮をバイクが走り回る。
ドラゴンはどこだ、ドラゴンを出せ、竜殺しはドラゴンを殺すためにあるのだ。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『はしをわたれ!』
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POW : 『一本丸太の橋』を渡る。<勇気>を持って行動するのも良いだろう。
SPD : 『一本縄の橋』を渡る。<ロープワーク>などバランスを大事にするのも良いだろう。
WIZ : 『一枚板の橋』を渡る。<忍び足>でよく足場を確認するのも良いだろう。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
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| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
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ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
迷宮を突破した彼らを待ち受けていたもの。
それは三つの橋であった。
一本丸太の橋、一本板の橋、そして一本縄の橋である。
待て、最後。お前は橋を名乗るんじゃねぇ。
橋の体裁すら為していない橋三つを見やる猟兵たち。
なあに、渡っちまえば怖くはないさ、渡っちまおうぜイェーガー。
その先にはそう、大物の気配がしている。
正にそれこそが、ドラゴンの気配であろうことは明白。
黄金を求めてか、ドラゴンを求めてか、あるいはそれ以外の何かを求めてか。
いずれにしろドラゴンはオブリビオンであることは明白。
それを討伐するのは猟兵の役目である。
つまるところはこの橋の体裁をなしていない橋を乗り越えていかねばならない。
さあ、手段を尽くしていざゆけボウケンシャー!!
リミティア・スカイクラッド
いったいどんな意図でこんな橋を三つかけられたのかは分かりませんが……
目標が近いのであれば、さっさと渡りましょう
渡るのは一枚板の橋
事前に影の追跡者を召喚し、途中で足場が折れたり罠が仕掛けられてないか調べさせましょう
前回の探索に引き続き酷使している気がしますが、慈悲はありません
これも安全のためです
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は三つの橋を前に佇んでいた。
「いったいどんな意図でこんな橋を三つかけられたのかは分かりませんが……目標が近いのであれば、さっさと渡りましょう」
そう言って一本橋の板に足を……かけない。
かけないのである。何故か。安全は一切保証されていないからだ。
なればどうする? そう、彼女には完全な安全を保証する手段があった。
「いくのです、シャドウ・チェイサー」
え、また俺っすか? そんな風に言いたげな影の追跡者。
先程から石化したり鉄化したり樹化したりモルゲッソヨしたり散々な目にしかあっていない影の追跡者。
無論言われたらいきますとも、ええ。なにせ召喚者に応じるのが彼の役目。
一歩踏み出した瞬間、横から大岩が彼(?)に強かに叩きつけられ影は霧散した。
「さあ、いくのです、シャドウ・チェイサー」
え、またっすか? 再度呼び出された影の追跡者。
そして彼は一本橋を渡り中腹ほどで今度は横から強かに打ち付けられたギロチンで霧散した。
「さあ、もう一度いくのです、シャドウ・チェイサー」
ブラック企業でもここまでしねーぞ、そんな酷使。
こうしてシャドウ・チェイサーは幾度となく犠牲になったのだ、犠牲の犠牲にな。
そんなことを繰り返しながらリミティア・スカイクラッドは安全に足を進めるのであった。
成功
🔵🔵🔴
シトー・フニョミョール
ぬっぬっぬっ、他の人の後ろを通りながらなんとか抜けてったらとんでもねーダンジョンですねここは。保存しておきたいほどです。色々需要あるから。
しかしここはそうもいかないですね、慎重にわたらねば。
…どれも怖いんですけど!仕方ない一番安全そうな『一枚板の橋』を渡るんぬ…って、たわむたわむやめて。
後ろに「わたりきるまで少し待ってて!」と声をかけつつよーく慎重に渡っていきます。
あと、仮に落ちそうになってもフック付きワイヤーで対処できるようにはしておきましょ。
「ぬっぬっぬっ、他の人の後ろを通りながらなんとかここまできましたが」
シトー・フニョミョール(不思議でおかしなクリスタリアンの従者・f04664)は、なんとびっくり、他の猟兵たちの後ろをついていくことで迷宮を難なくクリアしていた。
狡辛いげふんごふん、なんとも素晴らしき頭脳プレイ!!
「とんでもねーダンジョンですね、ここは……保存しておきたいほどです」
色々需要あるから。はて、何の需要なんでしょうかねぇ。どこらへんの事を指して言っているかにもよってこの発言の意味合いは大きく変わるであろう。
しかし、そんな頭脳プレイによって迷宮を切り抜けたシトー・フニョミョールの前に立ちはだかるのは一本橋!!
どれもこれも橋などと呼ぶには橋に対して恥ずかしいほど安全性が絶無の橋たちである。
「ここは簡単にはいかなさそうです。慎重に渡らねば……。……どれもこれも怖いんですけど!!」
はい、どれもこれもやばいものです。一本縄とか最早橋じゃないよね。誰だよワイヤーアクション要求してる奴。
ワイヤー付きフックを命綱代わりにいざや挑むは一本板の橋。
小柄な彼女が一歩踏みしめる為にたゆんたゆんとたわむ橋
「やめてたわまないで」
それは恐怖心を刺激する行い。
恐る恐る進みながら、そのたわみ具合が最高潮に至った時、バランスを崩してしゃがみこんでしまったシトー・フニョミョール。
偶然か運命か、運が良かったのだろう。その頭上を鉄球がひゅーん、と通り過ぎていく。
「…………」
その様相を見送るシトー・フニョミョール。
サビついたブリキ人形のように後ろを振り返り、今もなお踏破せんと待ち構える猟兵たちに告げた。
「わ、わたりきるまですこしまってて!!」
誰だこんなアトラクション考案した奴は、とんでもねー奴だぬ。
シトー・フニョミョールはこころの中で憤慨しながらゆっくりと橋を渡っていった。たゆんたゆん、やめてたわむたわむ。
大成功
🔵🔵🔵
テフラ・カルデラ
今度は三つの橋・・・いや一つ橋と言っていいのでしょうか?
ここを超えれば目的のドラゴンが待ち受けている・・・そんな気がします!
しかしどの橋も危険そうだし、落ちたらどうなるんでしょうね?
今までのトラップの種類からして金に変わっちゃう黄金の湖?それとも生温かい蝋の沼?ちょっと興味あるので覗いてみましょ・・・うん、何も見なかった!私は何も見なかった!いいね?
とりあえず渡らないとですね!恐らく今までのことを考えるとどの橋にもトラップ仕掛けられていると思うので、一本板の橋が妥当ですよね・・・
トラップに気を付けつつ渡りましょう!ドラゴンに会うためにもここでやられるわけにはいきません・・・!
テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)は三つの橋を前に佇んでいた。
(ここを超えればドラゴンに……しかし、どの橋も危険そうです……落ちたらどうなるんでしょうね?)
好奇心と欲望からテフラ・カルデラは崖下を覗き込む。
そこには黄金の海が広がっていた。目をこらせば黄金と化した様々なものが浮いては沈んでいくのが見える。
刹那、テフラ・カルデラの背に雷光のようなエフェクトが走った(ような気がする)。
(ああ、落ちたい……!! とてもとても落ちたい……!!)
もしもし建設業者? ここに病院を建てよう。
彼の性癖を満たさんとするアルカディアがそこには広がっていた。
(でも落ちたらドラゴンに会えなくなります……!! ですが、落ちたい、落ちたい……落ちたい……!!)
あそこに落ちれば一体どうなってしまうのか、興奮がとまらなくなりそうであった。
しかし、そんな欲望も見事に騙しきって見なかったことにしたテフラ・カルデラ。
うん、わたしは何も見なかった、見なかった!! いいね?
あ、はい。テフラ・カルデラは足を踏み出し一本板の橋に足をつける。
たわむ。ああ、こんなに不安定だと落ちてしまいそうじゃないか、ぐへへ、じゅるり。
は、いけないいけない、わたしの目的はドラゴンと会うことです、こんなところで(欲望に)負けてはいられません!!
また足を一歩踏み出し、たわむ。また一歩。そしてたわむ。
一歩踏みしめるたびに見え隠れする欲望をひた隠しながら、テフラ・カルデラは着実にドラゴンを目指して歩き始めた。
大成功
🔵🔵🔵
シン・ドレッドノート
「ふむ…面白いではありませんか」
ここはあえて縄を選びましょう。
こう見えてもロープワークもクライミングも多少心得がありますし。
とりあえず、またがんばってもらいましょう。
「はい、よろしくお願いしますね」
【漆黒の追跡者】で召喚した鴉を先行させて、安全を確認してから進みます。
縄の上を歩こうとするから危ないのです。
普通に縄に足を絡め、両手でしっかり持って進めば問題ありません。
するすると縄を伝って進みましょう。
万が一、落下しそうになったらフック付きワイヤーガンを抜き撃ちで発射、対岸か一本縄の橋にひっかけて宙ぶらりん。
「…あっぶねぇ…」
そのまま、ワイヤーの巻取り機能を使いつつ、向こう岸を目指しましょう。
「ふむ……面白いではありませんか」
誰も挑もうとしなかった一本縄に挑もうとせん猛者が現れた。
シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)である。
とりあえずと言わんばかりに放たれるは漆黒の追跡者。
え、またですかやだー!! と言わんばかりに漆黒の鴉は主を見た。
いいからいくんだよ。あ、はい。わかりました。無言のやりとり、この間僅か数秒。
飛び立った鴉にめりこむ丸太さん。飛び立った鴉にめりこむとげ鉄球。
飛び立った鴉にめりこむギロチン。飛び立った鴉にめりこむミートパイ。
すべてのトラップを鴉で突破すれば、次にやることはこの縄渡りである。
「縄の上を歩こうとするから危ないのです」
そうシン・ドレッドノートは語る。縄に足を絡め、両手でしっかり持ち、するする、と縄を伝っていく。
伝っていくがそうは問屋は卸さないとばかりに今度は強風が吹き荒れる。
それに煽られ、シン・ドレッドノートあわや転落の危機!!
しかし、ダンディな紳士はこんな時も慌てない。即座に抜き撃ったワイヤーガン。
それは見事に一本縄にくくられしっかりロック。
「……。…………あっぶねぇ…………」
一瞬素が出たぞ紳士。このワイヤーロックを命綱に。
あとは危なげもなく彼はこの一本縄を伝っていった。
ところで漆黒の追跡者くん、強風トラップに関する言い訳を聞こうか。
成功
🔵🔵🔴
月隠・望月
POW:『一本丸太の橋』を渡る
なぜ、橋が二本……三本? もあるのか。それぞれに違う仕掛けがしてあるなら、すべての橋を試すのが『お約束』。前、他の世界に行ったときに聞いた。お約束なら、きちんと果たさないといけない。よく、わからないけど
罠が無いか確かめるため、進行方向に《陰陽呪符》を飛ばしながら、進もう。何かが通ったことを感知して発動する罠なら、呪符に反応して発動するだろう、から。呪符の消費が激しいけど、仕方ない。あとで補充する
丸太ということは、橋が転がったりすることも考えられる。いざとなったら、思い切り走るか、向こう岸まで近ければ、跳ぶ……ダメだったときのために、命綱は用意しておく、よ
「何故橋……橋? 橋が二本……三本? もあるのか」
月隠・望月(天賦の環・f04188)はそれを前にして呟く。
「前、他の世界に行ったときに聞いた。すべての橋を試すのがお約束と……」
誰もそんなものはお約束ではない。だが突っ込む人間はここにはいなかった。
「お約束なら、きちんと果たさないといけない。よく、わからないけど」
試さなくてもよいのです。だがそう言ってくれる相手はどこにもいなかった。
進行方向に『陰陽呪符』が放たれる。即座に大岩が横合いから飛んできて砕け散った。
そしてまた放たれる呪符。今度はギロチンで斬り裂かれた。
今度は丸太、今度は鉄球……そうして全てのトラップは強引に突破された。
何故この猟兵たちは犠牲に犠牲を積み重ねないとだめなのか……答え、それが楽であるから。
「あとで補充する」
補充が効く生贄とは便利すぎる。呪符は犠牲になったのだ。
一本丸太の橋に足をかければ。あとは思い切り駆け抜けるのみ。
ぐるんぐるん回るのをものともせずに月隠・望月は駆け抜けていく。
命綱もつないであるから大丈夫。そうして見事に彼女は渡り抜けた。
先に待っているのは黄金の竜。きっとそれがいるのだと。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『錬金術ドラゴン』
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POW : 無敵の黄金
全身を【黄金に輝く石像】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : ドラゴンブレス
【炎・氷・雷・毒などのブレス】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : アルケミックスラッシュ
【爪による斬撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に錬金術の魔法陣を刻み】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
イラスト:V-7
👑17
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
咆哮が響き渡る。
そこにいたのは全身が黄金の巨竜。
きらめく黄金の鱗、黄金の牙、金色の瞳。
錬金術の産物にして様々な世界において頂点に数えられることが多い竜がそこにあった。
そして、その周りには今までの犠牲者であろう黄金像。
積み重なる膨大な数の黄金の山。
「グルルルルルルルルルル」
錬金術の産物、巨竜、ドラゴンは唸り、咆哮する。
入ってきた君たちが敵であると言う事を認識しているのだ。
猟兵たちが自身にとって脅威であると。
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!」
咆哮をあげ、ドラゴンは飛びかかってくる。
さあ、武器を抜き、いざ挑め冒険者よ!! 財宝は、竜殺しの栄誉は目の前にある!!
月隠・望月
金の竜、本当に金ぴか。周りの黄金像は、竜の錬金術で金にされた人、か
術の仕組み、気になる。けど、金にされるわけには、いかない。
【反術相殺】で竜のユーベルコードを解析しながら、打ち消すとする。成功すれば、味方の被害を減らすこともできる、だろう
竜は何もかもを金にする技を使う、と聞いているから、『変化を解除する術』で一部のユーベルコードは打ち消せる、かも。あとは、各種属性の術も使えるよう、《陰陽呪符》を構えておく。炎には氷、氷には炎、反対の属性で、相殺する
<見切り1>で相手がどんな攻撃をするか、見極める補助をしよう
見切れなかったら《陰陽呪符》を展開して<オーラ防御1>。または、《無銘刀》で攻撃を受ける
ゼット・ドラグ
「うわあああああああ!ドラゴンだあああああああああ!ひゃっはああああああああ!」
テンションMAX!だが、POW攻撃が得意なゼット君。敵の無敵化に大苦戦の予感しかしない!
「それでも・・・やるしかねえ!」
深呼吸をしてからマジモード。他の奴との闘いで魔法陣が刻まれてしまったら、ドラゴンチェイサーを大剣型に変化させて地裂断で魔法陣を破壊するぜ。
「食らえ!これがユーベルコードと俺の技を併せた必殺のディスコードだっ!」
尚、無敵化を攻略する技は無い模様。他の参加者のサポートに徹する。
「ぐぐぐ・・・!竜殺しが聞いて呆れるぜ・・・こんなドラゴンもいるのかよ・・・」
悔しさと切なさと情けなさを糧に成長を誓うゼット。
シトー・フニョミョール
ようやくドラゴンのところまでたどり着いたんぬ。まぁ見事に黄金になってますね。
でも固めることならまけてませんよ。瞬間固化物×3で足止めを狙って支援しますよ!
どれも黄金を染めるにに使わない色ですが、まぁいいでしょう。
周囲に声をかけつつできるだけ離れるようには言っておきますよ? 間違ってぶつけたら大変ですので。
って、あのキマイラはテフラ君(f03212)じゃないですか。やっぱりテフラ君のことですから目的は読めてますよ。黄金になりに来たんですよね?
でしたら一緒に戦いましょう、いざ黄金化しそうなときは盾にしてあげますから――(背後で2人に黄金化ブレスを吐こうとするドラゴン)
…あっ
テフラ・カルデラ
とつおつドラゴンのいる場所にたどり着きました!
見るからに犠牲者と思しき黄金像が立ち並ぶ…色々妄想は絶えませんが戦わなければいけません!
あれ?シトーさん(f04664)もここに来ていたのですね?
あ…やっぱりバレバレでしたか?それなら一緒に戦いましょう!(建前
た…盾にするって…?そ…それもありかもしれな…
あっ…ちょっとドラゴンさんまだ心の準備が…あああぁぁぁっ…!?
(尚、終了後スタッフが…じゃなくて何とか黄金化から解除されました)
リミティア・スカイクラッド
長く苦しい戦いでした。これを言うのはまだ早い気がしますが
これで最後なら全力で挑みましょう。リムは竜退治を遂行します
うっかり黄金にされたくはないので、なるべく相手との距離を保つよう移動します
そして技能「属性攻撃」「全力魔法」、エレメンタル・ファンタジアを発動
現出させるのは「雷」属性の「間欠泉」
竜の直下の地面を引き裂いて、吹き上がる雷で攻撃します
全身が黄金なら、電気の通りも良いでしょう
「うわあああああああ!ドラゴンだあああああああああ!ひゃっはああああああああ!」
ゼット・ドラグ(竜殺し・f03370)は歓喜の声をあげる。
竜殺しを名乗る彼にとってそれは絶好の相手だ、深呼吸をする。
しかし、ゼット・ドラグの最も得意とする攻撃は、黄金化のユーベルコードに阻まれるであろうことは必死。
「それでも……やるしかねえ!!」
深呼吸をしてからのマジモード、ディスコード「地裂斬」の一撃。
しかし、それは無敵の黄金の前に阻まれる。
「ぐぐぐ……!! 竜殺しが聞いて呆れるぜ……こんなドラゴンもいるのかよ……!!」
「どいて」
月隠・望月(天賦の環・f04188)が前に出て反術相殺を発動させる。
黄金化の正反対の事象を発生させるユーベルコード。
それはすなわち、無敵の黄金の無効化に他ならない。
「これならいける、はず」
「なるほど、感謝するぜ!!」
再び放たれたディスコード「地裂斬」、それは今度こそ確実に黄金竜の鱗を切り砕き、相手にダメージを与える。
その証拠に自身の無敵の黄金が破られた事に痛みと怒りの咆哮をあげているではないか。
「おお、通じるじゃねぇか……!!」
自身の攻撃が通じたことに会心の笑みを浮かべるゼット・ドラグ。
黄金竜は自身に傷を負わせた怒りから、ゼット・ドラグ目掛けその爪を振り上げられる。
「固めることならまけてませんよ!!」
ようやくドラゴンのところまで辿り着いたんぬ。シトー・フニョミョール(不思議でおかしなクリスタリアンの従者・f04664)が投げつけたソレ。
瞬間固化物×3をてきとうに投げつけるトリニティ・ペトリファイである。
それが黄金竜の爪に付着すれば、ろくに腕も動かせなくなる。
「どうですか、この瞬間固化物は……っと、テフラ君じゃないですか、目的は読めてますよ」
シトー・フニョミョールが声をかけたのはとうとうここまでこぎつけてしまった我らが変態、テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)である。
いよいよこの時が来てしまったようだ、病院はいまだにここには建っていない。もしもしレスキューメン、救急車はまだですか?
「あれ? シトーさんもここに来ていたのですね? ……あ、やっぱりバレバレでしたか?」
君たち以外にはバレていないから安心……安心? 安心したまえ。
「いざとなれば盾にしてあげますから安心してください」
「……た、盾にするって? そ……それもありかもしれない……」
雑談に興じていたら固化された怒りからドラゴンはその顎を大きく開く。
「ひぃ!!」
シトー・フニョミョールは事前の宣言通りに、テフラ・カルデラをどん、と突き飛ばし、その反動で、来たるであろうその射線から逃れる。
「あっ……ちょっとドラゴンさんまだ心の準備が……あああぁぁぁっ……!?」
黄金の奔流に飲まれ、その身を黄金に染めていくテフラ・カルデラ。
その奔流が消える頃には立派な黄金像が立っていたと言う。
「何やってんでしょうかあのへんは」
リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)はその様を横で見ながら、爪の攻撃に巻き込まれぬように距離を保ちながら全力で魔法を放つ場を整える。
「いきます、黄金なのですから、通りはいいはずでしょう」
固化され動けず、無敵の黄金も月隠・望月に解除され、ゼット・ドラグによって深手を負わされた黄金竜に襲いかかるもの、それは――――。
雷属性の間欠泉、直下から吹き出るそれは地上から天に登る稲妻の如く。
黄金竜を貫き、全身を電撃で焼いていき、それは大気すら焼いてオゾンの焦げる不快臭を漂わせる。
「ギャオオオォォォォオォォォォオオオンッ!?!?!?」
全身を走る電撃の熱量の痛みに絶叫の悲鳴をあげながら黄金竜は悶え苦しむ。
されど、世界最強種とうたわれるだけあり、その竜はいまだに息絶えてはいない。
全身を焼かれながらも黄金竜の戦意は絶えず、猟兵たちを金色の瞳で睥睨していた。
そうすれば再び顎が開かれ、次に放たれるのは炎の吐息。
「そうはさせない」
月隠・望月がそれを陰陽呪符を放ち、氷の反属性で打ち消す。
防がれた一撃を理解したのか次いで、紫電ほとばしる雷の吐息。
「そいつならこれでどうだぁ!!」
だが、ゼット・ドラグがディスコード・地裂斬を放ち、砕かれ、そそりたった岩壁によって散らされた。
三度、放たれた巻き起こるは吹雪の吐息。さすがの竜種。攻撃手段も多彩である。
されど、その猟兵とてその攻撃手段の多彩さは負けてはいない。
「リムはそれを読んでいたと言います」
巻き起こるは炎の竜巻、吹雪の吐息は巻かれて消えていく。
深手を負った黄金竜と、未だなお健在する猟兵たち(一名除く)。
「戦いはまだ続くんぬ」
シトー・フニョミョールは瞬間固化物×3をジャグリングしつつ黄金竜を見据えていた。
そう、戦いはまだ続くのである。そう、続くのである(一名除く)。
一名? 奴は黄金と化したよ。やはり変態か……。
大成功
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シン・ドレッドノート
やっと見つけましたよ、黄金竜!
鴉君たちの尊い犠牲は無駄にはしません!
【異次元の狙撃手】による狙撃と移動を繰り返して攻撃します。
『スカーレット・ブラスター』を両手に構え、スコープモードにした『怪盗の単眼鏡』で狙いをつけると、正確な狙撃で急所を撃ちぬきます。
「目標を狙い撃つ!」
竜の目、口など、柔らかそうな部位を狙って攻撃します。
竜の攻撃が届きそうな場合は、ビームシールド『アトラント』を起動しつつ回避。
「さて、これでとどめです!」
動きが鈍ってきたら、最大出力の紅い光弾を竜の頭に撃ち込みます!
「この黄金像、元に戻るんでしょうか?」
地上に持ち帰るのは力仕事が得意な人に任せるとしますか。
「やっと見つけましたよ、黄金竜!! 鴉君たちの尊い犠牲は無駄にはしません!!」
犠牲にしていたのは彼である。シン・ドレッドノート(真紅の奇術師・f05130)はその手に持つ粒子砲を構え、狙撃形態に移行させる。
放たれるは荷電粒子、それは傷ついた黄金竜の身を傷つけていく。
「ターゲット・ロック……目標を狙い撃つ!!」
狙うは相手の急所、目、口、逆鱗と呼ばれる致命的部位。
次々と急所を撃たれ、咆哮をあげる黄金竜。
放たれる吐息は他の猟兵たちが次々と妨害し、止める。
なれば、と放たれた黄金の吐息。
しかし、それはビームシールド『アトラント』によって防がれる。
物質を黄金にするソレと言えど粒子の寄せ集めであるビーム其の物を黄金化はできなかったのだ。
意外な弱点が露呈したが、他世界の存在のソレを想定しろと言うのは製作者に対する無茶振りとも言えよう。
「さて、これでとどめです!!」
両手で構えられたスカーレット・ブラスター。
そのスコープに捉えるは黄金竜の眉間、ターゲット・インサイト。
わずかに逸れることもなく、黄金竜のそこをうがった紅き光弾。
生物の重要箇所である脳が収まった頭蓋を撃ち抜かれ、黄金竜は遂に断末魔の咆哮をあげ倒れ伏す。
こうして、幾多もの人を帰らぬ黄金と変えた錬金術によって成された竜はここに潰える。
「……この黄金像、元に戻るんでしょうか?」
地上に持ち帰るのは力仕事が得意な人物に任せることにしたシン・ドレッドノート。
この後、黄金像はとある一名含めて皆、スタッフの手でもとに戻されたと言う。
スタッフって誰? その問に答える人間はいなかった。
成功
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