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性春猪乙男は理想のご主人様♂の夢を見たい

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●男を愛し、女を憎む! 男の娘メイドをはやらせこらっ!
 こんにちはー! ボクはメイド十二神将が1人! 猪狩・アントニオです!アンって呼んでね♪アントニオって呼んだら殺す!!! これでも僕は強いんだよ☆ 年齢はナ・イ・ショ! 男の娘でゲイ。趣味はご奉仕♪
 理想のご主人様を捜してアタックを続けているんだけど、なかなかそんな素敵な殿方に出会えなくて憂鬱。自分で作った執事&メイドクラブを使って、素敵なご主人様を探すことにしたんだ。でも、ボクは女の子が大っ嫌い! だって、女の子って女ってだけで調子に乗ったりかわいこぶりっこするんだもん。許せないよね! ボクの方が5000兆倍かわいいのに……そうでしょ? だから、メイドもぜーんぶ男の娘☆やっぱり、男は男といちゃいちゃするべきだよね。女の子は女の子とかってに乳繰り合ってればいいんだ。
 あーあ。どこかに素敵なご主人様、いないかなぁ~。

●それは悪夢のように
「というたいへんすばら……もといふざけた古い少女漫画の自己紹介チックな予知夢を見たのだよ」
 兄散大御神・桃輝(大いなる根の奉納の神・f16431)は猟兵たちを自らの神の社へ集め、説明する。今回の敵はメイド十二神将とかいうキマイラフューチャーに存在する怪人である。その怪人が男だけの執事とメイドを育成し、自分に見合う理想のご主人様を見つけるために彼らにいろんな人を奉仕させているというのだ。
「そして、その執事&メイドクラブでより素晴らしい奉仕を受けることがステイタス、という流行が彼の世界に生まれてしまったである。尚、気に入られなかった客は身ぐるみはがされて店の外に捨てられ、男どもに奉仕されるという対象に自分たちも入っていると勘違いした女はそこへ赴き門前払い。店に入れることもしたくないとはよっぽど女という存在が憎いらしいな。件の怪人というのは」
 そこで、女性諸君が参加する場合、できる限り完璧な男装で参加してほしい。今回、怪人に出会うためには、このホストクラブに潜入し、自分が怪人のご主人様にふさわしいと思わせる必要があるからである。
「この執事&メイドクラブでは、定期的にご主人様選手権というものを開催している。そこをパスすれば、その怪人に合うこともかなうであろう。逆に、このままいつまでもアントニオに相応しきご主人様が見つからねば、奴も不満を爆発させ暴れまわるかもしれぬのでなああ、男装の衣装はこの我のコレクションを貸してやろう。自前で用意してもよいぞ?」
 兄散大御神は社の倉庫より、王子様、貴族風、殿様風、ボンテージとハイヒールといったあえての女王様風等のコスプレ衣装を並べた。女性の為にさらしなども用意している。
「では、よいか? 各々準備が整ったら、この鳥居をくぐる様に」
 兄散大御神はそう言うと、先端に桃と鈴のついたグリモアの錫杖をシャンシャン振る。鳥居は妖しく輝く淫靡な紫の光の門となり、その先はキマイラフューチャー。メイド十二神将猪狩・アントニオの経営する執事&メイドクラブ『アン☆アン』へとつながっていた。


ピンク☆フラッシュ
●このシナリオは内容にBLを含みますが異論は認めますん。
 『男の娘とBLは違う!』ガチ勢の皆様。こちらの怪人は設定段階からゲイとなっておりますので落ち着いてください。

 今回はギャグシナリオですね。ええ、そしてまたもホモです。ボーイズラブ。もちろん男装してもらえるなら女性も大大大歓ゲイですのでオープニングを読んでご参加判断ください。
 お、おっぱいはちきれてたらさすがに厳しいかなー……とおもいますが、まあ3章はもうアントニオちゃんあらわれてるし少なくとも3章は強行突破でどんなバインなお姉さまでも男装することなく参加できると思います。
 1章でホスト&ホステスもとい、執事&メイド(男の娘)のご奉仕を受け、2章で怪人による素晴らしいご主人様コンテストを行います。作品(自分あるいはグループ参加のだれか)となります、演技や服装によって素晴らしいご主人様アピールをしてください。
 3章はアンちゃんとの戦闘です。グリモア猟兵は連呼しましたが対面して直接アントニオっていうと怒ります。おこ→げきおこ→ムカチャッカファイアー→カムチャッカインフェルノ→げきおこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームです。言えばいうほど強くなります。アンちゃんで! よろしくお願いします。兄ちゃんじゃないよ?
 あと言わなくてもわかってると思うけどBLだけど今回大健全だからね?
 当店は夜のサービスは行っておりません。
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第1章 冒険 『ホスト&ホステスパラダイス!』

POW   :    肉体美で魅せる!

SPD   :    技術で魅せる!

WIZ   :    話術で魅せる!

👑11
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●あなたに全て捧げます。
「いらっしゃいませ」
 迎えてくれるのは、初老のダンディな執事。このクラブ。ステータスとして流行するだけあって、奉仕する執事の幅は広い。
 たとえば執事なら、このような初老で頼れる御仁から、全然手馴れなくて失敗し、ちょっとエッチなハプニングを起こしてくれる青年。執事というより兄弟のように接してくれる設定の男性までいれば、意味深な笑顔を浮かべ、ご主人様を困らせちゃう悪魔な執事まで様々だ。
 メイドだって男の娘ばかりではない。罰ゲームでやらされてる系のヤンキーメイドや、のりのりおじさんメイド、どぎつめまっするカマメイドまでいる。
「どちらか指名なさいますか? 寸劇くらいまでならご奉仕いたしますよ?」
 そう、当店夜のサービスは無いので寸劇くらいまででお願いします。ポッキーゲームとかならできるけどね……。

●マスターより。
 どんな男の子についてほしいか。どういうシチュエーションを楽しみたいかなどをお書きください。ABCでいうところのBまでなら大丈夫かと思います。え、今どきの子はわからない? 知り合いに聞いてみてね。
 具体的に好みの男性を箇条書きで羅列してアドリブ歓迎などでも大丈夫です。
彩波・いちご
それでは久しぶりに男装するとしましょう
スーツ姿に身を固め、長い髪は首の後ろで1本おさげに
イメージするはショタ貴族のご主人様

……ショタがこんな店に来ていいのかっていう疑問はさておき

あとはメイドや執事に甘え上手な演技や話術で、溶け込んでみせましょう
「よろしくお願いしますね」(にこっ
「貴方の時間を私に捧げてくれますか?」
誘惑催眠術言いくるめコミュ力優しさ手をつなぐ、などなどなんでもスキル使ってでも仲良くなりますよー
……こんなんだから天然タラシだとか言われるんですかねえ……

あ、せっかくなので、男の娘メイドが希望です
男の娘あるあるで盛り上がったり……したらどうしましょうね?

アドリブ超歓迎です



●男の娘ご奉仕入ります!
「それではお客さま。こちらの席へどうぞ」
 やり手の執事が彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)を案内する。この店、たくさんのボックス席があってカウンターは少ない。名前の通り、クラブ。それもホストやホステスの形態だ。喫茶でもスナックでもない。1つのソファーとテーブル、準個室のように仕切られている。
 もともと肉体的にも精神的にも男子ではあるいちごは、外見も男子にするべくスーツ姿に身を固め、長い髪は首の後ろでくくり一本おさげにしている。少し上質なピンや腕時計をし、さりげないブランド物の香水の香り。完璧な貴族の装いである。……ちょっとショタいけど。
「初めまして、ご主人様。ボク、塩田・英知(しおた・えいち)! ご主人様の好きな名前で呼んでください!」
 席に通されると、1人のメイドが席の前に立って待っていた。注文通りの男の娘だ。
「よろしくお願いしますね。それじゃあ……英さんでいいですか?」
「はい♡」
 いちごがにっこりと優しく微笑むと、英もとっても嬉しそうに笑った。見た目は肩までの長さのウェーブがかかっている栗色の髪に、くりんとした大きな青い瞳。顔に泣き黒子のあるかわいくもどこかセクシーなメイドだ。白と赤のチェック柄のヘッドドレスに、シンプルなメイド服をひざ下までの丈ではいている。
「ヘッドドレスがさりげなくおしゃれで素敵ですね」
「そんな……ありがとうございます。ご主人様も素敵ですよ。特にその髪型。ボク、ちょっときゅんとしちゃう……あ、ボクってばご主人様になんてことを……。あ、さあさあ。ご主人様。おかけになってください!」
 いちごの誘惑を受けて不覚にも本音でいちごを褒めてしまう英。不意に本音が出たときに人の照れ顔ってちょっとかわいい。といちごは微笑んで、促されるままに席に着き、英を見上げて微笑む。
「ほら、貴方も座って?」
「……はいっ♡」
 えへへ、と笑って英は望まれるままに隣に腰掛けた。いちごが自分のすぐそばに、というように自分の真横をぽんぽんと掌でたたいたので、かなり近い距離だ。
「はわ……ちょっとそばに寄りすぎちゃいました。これじゃあ話しにくいですね」
 誘惑も催眠術もばっちり効いているようで、彼(女)はあとになってからハッとする。英はさすがこの距離では顔を見て話づらいだろうと離れようとするけど、いちごは離さない。
「いいから……私が貴方の顔を見つめていると照れてしまうから、せめて近くにいてほしいんです」
 などという殺し文句とともに、そっと英の手を自分の太ももにのせ、その上に自分の手を重ねる。
「あ……は、はいぃ……」
 スマートなおさわり。人によってはそれでもセクハラととられる行為だが、いちごの見た目でやられると誘惑も相まってとても振りほどけるものではない。英はたどたどしくいちごの手を握り、視線を泳がせる。でって今ご主人様の方を見ると、顔が近すぎて破壊力が……。
 ――天然タラシの所業である。まったく……。また一人、いちごの魅力にノックアウトされてしまった。あのぉ。差し出がましいようですがいちごさんこれ無事に恋華荘に帰れるんですかねぇ?
「あ、ああ。いけません。ご主人様。忘れていました。お飲み物、お飲み物は……」
「そうだな……英さんは何が飲みたいですか? 私、英さんの好きな飲み物が知りたいな……」
「すきなもの……ご主人しゃま……」
 あまりの誘惑と催眠の効果に頭のねじが抜けたような答えを導き出す英。
「ふふ、嬉しいです。ありがとう」
 にこにこ。いちごはいつものようにボケ(?)につっこむのを耐え、やさしく微笑みかける。
「だ、だからボク、ご主人様が好きなものが、すきー」
 なるほど。なるほど。メロメロになってもちゃんと仕事をしている。なんとなくプロの返答である。
「では、私の名前にあやかって、いちごミルクにしましょうか」
 いちごは無難二可愛い飲み物を提案すると、英はますます喜び、やがてやり手の執事がいちごみるくを大きな瓶入りのもので1つ、もってきた。ちなみに、ストローはハート形になる様に2本1組のモノがささっている。
「じゃあ、ご主人様。一緒に飲んでくれますか?」
「はい、もちろんです」
 いちごと英は一つの瓶でいちごミルクを飲みながら見つめあう。これもサービスの一環なんだろうな。とおもいつつ、十二分に仲良くなれた手ごたえを感じていた。しかし、本当にタラシだなー……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

花狩・アシエト
完璧にご奉仕されればいいんだろ
……完璧にご奉仕ってなに?

フランクに友達感覚で、でも相手の執事やメイドさんっていう立場を立ててご奉仕されるかな

格式高い感じなのか、萌え萌えきゅーんな感じなのかわかんねぇから
俺もスリーピーススーツで行こうかな。ネクタイは緩めちまうけど

頼むのは紅茶
うん、いい香りだ(よくわかんないけどわかったような顔
初めて来たけど、こんなに丁寧におもてなしされるならもっと早く来ればよかったな
と、笑顔で

なんかいいこと言われたらキュンって戸惑う(女の子にも言われたことないのに…

ありがとう、気持ちいいご奉仕だったぜ
これでまた明日から頑張れる

アドリブ歓迎



●とあるまだおの選択執事。
「どう、なさいますか?」
 やり手執事は声をかける。花狩・アシエト(アジ・ダハーカ・f16490)は決められない。男の娘にするか、普通に可愛げのある男にしておくか。なんかちょっと男の娘にもなんかちょっと、なんかちょっとだけど嫌われやすい気がする、そしたらちょっとショック大きい。
「なんでしたら、初回のご主人様にお勧めのお任せコースもあります。何度かチェンジが無料でできてお値段据え置きです」
「じゃ、じゃあ……それで頼むぜ」
 アシエトはこうやって悩んでるうちに他の猟兵が来て後ろに並ばれたらガチで男のチョイスしてるみたいでアレなので進められたコースを即受け入れた。

「初めまして、ご主人様……えっと、ビート・アインシュッテです……」
 アシエトを迎えたのは銀髪赤目のお人形さんのような長い髪の少女……もとい、男の娘だ。彼女に今から完璧にご奉仕されなければならない。つまり、ご主人様っぽく振舞わないとな! アシエトはめかしこむためにばっちり決めてきたスリーピーススーツの緩めたネクタイのゆがみだけは直してから。
「うむ、ご苦労さま! 俺はアシエトだ。よろしくたのむぜ!」
 キリッと。それでいてフランクに右手をあげて微笑む。うーん。だらしなさの中にのこるなんとなく貴族な風格。100点!
 ビートは内心、ちょっと怖いけど、やさしそうなご主人様でよかったと胸をなでおろす。
「アシエト様。ですね? それとも、ご主人様とお呼びした方がよろしいのでしょうか?」
 きょとんと首をかしげるビート。こうしてみるとますますか弱い少女系執事。それが普通に自分を慕うように声をかけてくれる。きゅんっ。
「お、おう。アシエトでいいぜ! なんか、ご主人様ってがらじゃねえし。っと、悪ぃ、俺が立ってちゃ座れないよな。ほら、来いよビート。酒……は、まずいか? 紅茶の相手をしてくれ」
 すごくスマートに言っているつもりだが、顔は少し赤いし鼻の下も心なしか伸びている。ふふーんっ! って感じのアシエト。
「はい、では、アシエト様においしく召し上がっていただけるよう、私、がんばりますね!」
 きらきらほんわか癒し系スマイル。ずきゅーんっ!
「お、おう……」
 アシエト君たじたじである。アシエト君めっちゃ尽くされてる。
 ビートはやり手の執事の持ってきたお茶のセットを使って、紅茶を入れ始める。アシエトはそれが終わるまでビートを見ているだけだったが、彼(女)の所作は大変に丁寧で、美しく、指先にまで目が行くような洗礼された動作。目が離せなかった。まるで天使。
「あ、あの……アシエト様?」
「ふぇっ!? な、なんだ。どうした?」
 いよいよお茶を注ごうとしていたビートが、控えめにアシエトの方を向いて、声をかけた。完全に見とれていたアシエトは、やばい、これはなんか嫌われたパターンか? と、女の子に最高にモテない自分の人生を帰りにて内心あわてる。しかし、彼女はもじもじとして、少しうるんだ眼をそらし、
「――あの、アシエト様のような素敵なお方にそんなに見つめられると……照れてしまいます……!」
 と言った。ずっきゅうううううううんっ♡
「お、お、おぉ……」
 アシエトは顔を赤くした。なんだこの萌えなセリフは。女の子にも言われたことないのに……正直何かしらの書籍とかでこのセリフを見たときは、なんだこのあざといの。こんなのでいちころになるのかよって思っていたんだ……。
 しかし、いまアシエトは最高に内心お花畑まき散らしてあはは、うふふ、春だーーーー! って感じなのだ。あ、だけどこれもご奉仕、リップサービス。俺も何か気の利いたことを言わなくては、ただのカモになってしまう。
「ビートが……ビートが、綺麗だったから、ついな」
 ……言ったああああああああああ!!! え、このくっさいセリフ俺が言ったの? あ、でもビートめっちゃ赤くなってる。かわいい。その辺の女の子よりかわいい。くそ、これが、これが流行のご奉仕の片鱗!? 天使はここにいた!!!!
 と、最高にばれだしそうなハートを抑え、にやけを抑えるのに必死なアシエト。ビートはにやけてしまうのを隠さず、とにかくお茶を注ぐ。
「はい、アシエト様。お紅茶です。その、少し、冷めてしまいました。アシエト様はお世辞で言ってくれただけなのに、固まってしまって……私、だめなメイドですね」
 あざとい。最高にあざとい。だが最高に女の子にもてないアシエトにはこのあざとさに対処できない。気弱でおとなしそうなキャラの出すあざとさだからワンチャン天然の可能性もあってうかつに茶化せない。
「……俺、もっと早くここにきて、もっと早く君に逢いたかった」
 それは、突然発せられたアシエトの本音。
「そ、そんな……アシエト様、さっきから私が喜ぶことばっかり……でも、それは無理なんです」
 ビートは困ったようにもじもじしてしまう。当然だ。時間は巻き戻せない(ドキドキして表現が若干ポエミーになっております)
「――そりゃそうだけどさ」
 それでも、君にもっと早く合っていたらどれ竹幸せだっただろうかと思ってしまうんだ。マイエンジェル。
「えっと、その。そうではなくて、その……私、今日はいったばっかりで、アシエト様が初めてのご主人様なんです……」
 ガタッ! あ、いやいや。立つな。座れ。必死に意識を椅子に縛り付けて耐えるアシエト。
「俺が、初めて……」
 初めての男。俺が初めての男!!! いや、初めてのご主人様やがな。
「はい、このお店、かわいい人も、かっこいい人もいっぱいだから、不安ばっかりで……その、私の初めてのご主人様が、アシエト様のようなお優しい方で、本当にうれしい……」
 ずきゅずきゅずきゅううううううううううん♡
「あ、え、あ……じゃ、じゃあ。俺、ご主人様として、合格?」
 ここは男としてと口に出さなかったことを褒めてほしい。そんなことを言ったら風俗にはまるまだおと一緒ではないか!
「……? えっと、よくわからないですけど。アシエト様は、とっても素敵なご主人様です」
 ――やめて! アシエトのキャパシティはもう0よ! あわあわとあわてるアシエト。油断したら紅茶を落としそうだ。よし、飲むぞ、しゃべってたら更に冷めたけど飲むぞ。
「……うん、いい香りだ。これからも時々、俺の為に紅茶を入れてくれるか?」
「はい! アシエト様の為なら紅茶でも、お酒でも。アシエト様の為にご用意します」
 にっこり癒し系スマイルをさらに叩き付けられたアシエトは、男の娘の魅力に取りつかれてしまった。執事で、男の格好で、でも、かわいい……。
 結局アシエトは、チェンジすることもなくビートのご奉仕を受けることになった。彼(女)の控えめに見せかけたあざといおねだりでいい感じに結構ボディタッチしちゃったしされてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月藤・紫衣
いつも思うのですが、キマイラフューチャーの依頼は不思議なものが多いですね

主人らしくですか
普段のままでは不向きですね
洋装は苦手なので、普段の着物に合わせた色合いの袴と羽織をお借りします
組の若頭くらいを目指してそれらしく【変装】してみようかと
髪は組紐で高い位置に1つに縛ります

執事の方が気が楽なので執事だといいのですが…
威圧的な言動はあまり得意ではないので代わりに冷たく取られそうな態度で入ります
【礼儀作法】には覚えがありますよ
飲み物はお勧めの紅茶を
尽くされるなら甘受し最後に【優しさ】を感じるようなお礼を言って【誘惑】し【情報収集】でもしようかと
賭けになってしまいますけれど、ね

(アレンジetc歓迎)



●主人たる者
 次に『アン☆アン』の扉を開いたのは、組の若頭風に身をやつした月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)だ。様相が苦手な彼(女)は髪型を組紐で高い位置に1つに縛り、着物ではなくさらしをまいて袴と羽織を身にまとっている。男の世界で男を惑わせ姐……もとい若旦那と言ったところであろう。
「いらっしゃいませ。ご主人様」
「ああ、邪魔をするよ。初めて来店したんだが、あっしみたいな影ものでも大丈夫かねぇ」
 まるで歌舞伎のスイッチでも入ったように演じる紫衣。
「もちろんでございます。ご主人様のようなお方もまた、このお店にふさわしいお客様です……ところで、本日はどのようなものをお供させましょうか?」
 やりての執事はかしこまって手に持った店員リストを紫衣に渡し、頭を下げて答えを待つ。
「はっ、そこまで媚びへつらってかしこまるこたぁねえや。そうさねぇ、あっしゃあメイドってのはどうもなじみがたい。どうせ男をくれるんならそれなりに男らしい奴を……お、こいつなんかいいじゃねえか。このあんちゃんに相手してもらいてぇな?」
「はい、かしこまりました。この……」
 紫衣が指差せて返したリストの男の写真を見て、やり手の執事は少々困った顔をする。
「どうしたい? そいつじゃああっしの相手はできねえってのかい?」
 紫衣がノリノリで威圧すると、執事は困ったように少し考え込み、そして、こちらの機嫌を損なわないかと気にかけながらも。
「いえ、その。この者は少々粗相するところがありまして。ご主人様の気分を損ねてしまうのではと思いまして」
「かまわないさ。その方がしつけがいがある」
「……かしこまりました。では、お連れ致しますが……くれぐれもお手柔らかにお願いします」

●ワンコ執事はマテができない。
「は、はじめまして! ご主人様! シータ・セマルです!」
 びしっ! と緊張した様子で、紫衣の注文した執事は彼(女)を出迎えた。体格がよく、人懐っこそうで、ウルフカットの背の高い青年。絶好調の紫衣ならば。おいしそうだと評価する男だろう。
「……ああ、よろしくたのむよ。あっしは……いや、もういいか。私は紫衣。君とは名前が似ているから選んだんだ」
 2人霧の空間までこれたので、必要以上の演技をほどく紫衣。シータは少しだけほっとして紫衣に席へ着いていただく。
「お隣に座っても宜しいですか?」
 シータはにっこりと、しかしどこかぎこちない笑顔で紫衣に尋ねた。
「ええ、どうぞ、せっかくですから、近くに座ってほしいですね」
「はい。その、よ、よろこんでっ!」
 シータは紫衣の隣に座ると、がちがちに固まってしまった。紫衣が少しもたれると、ちょうどいい高さにシータの肩がある。ぴとり、とくっついてみれば、シータはびくっと震えてさらにがちがちになってしまった。面白いが、会話に入れないな、これは。
「シータ。飲み物はいただけないのかな?」
「は、はひっ! す、すみませんご主人様!」
 びしっとシータが驚いたように立ち上げれば、彼に持たれていた紫衣はそのまま古典とソファーに横になるように倒れる。
「あ、あああああ! す、すみません。ごめんなさいご主人様!」
 シータはあわてて振り返り、紫衣の体に触れて彼(女)をそっと起こした。
「はは、そんなに緊張しなくてもいいのに」
「すみません! こ、こんなにきれいなご主人様がくると思っていなくて!!!」
 シータは必死によくわからないことを口走ると、しまった、とばかりに口をつぐんだ。ははーん。なるほどね。紫衣はなんとなくどうしてこの男が自分を不快にさせる可能性があるといったのかわかった気がした。
「あー。君、ノンケってやつでしょ?」
 ギクリッ! とシータは目を泳がせる。
「それで、何度か男客相手に不快感を見せちゃってるね?」
 ぎくぎくっ! シータの目がさらに泳ぐ。
「あー、えーっと。その……すみません。もしかして、ご主人様に対してもそういうオーラ出しちゃってましたか?」
 ばつが悪そうな顔で紫衣を見るシータ。しゅんとなった大型犬のようだ。
「いや、むしろ私にはいい反応ばかり見せてくれているけど?」
 無自覚なのだろうか。まるで○○のような初々しい反応でこちらを見てくるので面白かったくらいだが。
「じゃ、じゃあ。なんで……」
「君、ガタイのいい男にもてそうだから。なんとなく、綺麗なご主人様をは縁がないのかなって」
 図星をつかれたように固まるシータ。紫衣はくすくす笑った。
「あ、すみません。俺、お茶を……」
「いや、いいよ。それより、おいで」
 紫衣はもう一度シータを自分のそばに座らせる。やはり、シータは緊張した面持ちでそっと彼(女)の横に座った。
「その、ご主人様、綺麗です、本当に! でも、その、やはりキレイというのは、誉め言葉には至らないのでしょうか! お、お叱りなら受けます、けrど、俺、貴方のそばにいたいです……」
「――躾け甲斐がある犬みたいな男だと思っていたけど、これは、遊び甲斐もありそうだ」
 紫衣はシータの顎に手をそえ、こちらに引き寄せる。かわいいなぁ。興奮しちゃいそうだ。
「あ、そんな、ご主人様……!」
 物欲しそうな目で紫衣を見つめるシータ。いけないなぁ。ここは健全なお店なんでしょう? そんなに欲しそうになったら、私は上げたくなってしまうよ?
「君、あんまり優等生じゃないんでしょう。ここの色々な情報を教えてくれるなら、私においたしても許してあげるよ?」
 美しいお顔からの悩殺セリフ。シータは欲望に負け、強いにその手を伸ばした。紫衣に引き寄せられるままに口づけする。というより、口の周りを犬みたいになめてくる。
「ん……はっ、積極的だね」
「ご主人様。ご主人様……!」
 そうしてさらに紫衣に口づけし、押し倒し、おイタを始めるシータ。肉食獣そのものの瞳をうるませて、彼は彼(女)の匂いを嗅いだり、舐めたりしながら時に暴発♂し、この後行われるご主人様選手権的な奴で判定にボーナスを得られることとなった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

星群・ヒカル
番長たるもの、舎弟の扱いにはいつも頭を悩ませるものだ
つまり『ご主人様選手権』ってのは番長力を試される機会とも言えるだろう
……上等だ!この超宇宙番長がテッペンを取りに行ってやるッ!

【SPD】
超宇宙番長は直感で舎弟を選ぶぞ
気が合いそうで、後輩で、妹分といった雰囲気の子がいい
……なるほどかわいい。男って言われてもわかんないなッ(神妙な面持ち)

とりあえず飲み物(炭酸飲料)を作ってもらうが、おれは元々舎弟をパシらせるタイプの番長じゃない
『コミュ力』で話しつつ理想の番長と思って貰えたらいいなッ
だが冷たい目で見られたり貶されたりしたら、……それはそれでドキドキしてしまうかもしれないぞッ

※カオス・アドリブ歓迎



●番長お兄様は妹(?)分に恋をする
「これはこれはいらっしゃいませご主人様」
 やり手の執事は若いご主人様も歓迎する。
「俺好みの舎弟メイドを見繕ってくれ!」
 まるで金持ちのボンがグレて番長になったけどこういう注文は慣れてるんだぜ! みたいなノリでやり手執事に注文する星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)。執事は彼をじっと見て。
「ええ、ちょうどご主人様のような方にご満足いけるようなメイドがおりますよ。ご案内します、どうぞこちらへ」
 ヒカルを観察し、好みを読み取ったらしい執事はヒカルを1人のメイドのもとへと案内した。

「イースです。イース・エッティ! お兄様……じゃ、なかった! ご主人様のために、たっぷりご奉仕させてください♪ えへへ」
 元気にこやか妹系ゆるふわウェーブロリショタメイド。イース。穏やかな顔つきで、中性的な声。護ってあげたくなるような可憐な風貌。でも、決して弱そうではない。快活なオーラだ。お兄様もご主人様もいいが、先輩♪とか呼ばれたらヒカルは一瞬で新たなる世界の扉を開いていたであろう。
「なるほど、かわいい」
 ヒカルは決め顔でそういった。

 とりあえず番長らしくどっしりと椅子に座ると、まずは飲み物の注文だ。
「お、お兄様でいいぜ! イース。俺のためになんかスカッとしたものを作ってくれるか? おめぇみてえなかわいい奴に作ってもらえるとうれしいんだぜ!」
 カッコよく言うつもりが、なんだかちょっと変な言葉づかいでお願いしてしまうヒカル。これは、さっそくやらかしたか? 冷たい目で見られたらどうしよう。ドキドキ……。ヒカルは、女子に、慣れていないのである! そして、完全に、女子のように扱ってしまっているのである。
「ふふ……」
 あ、笑った。いや、笑われたのか……? と心配になるヒカル。
「そんな風に直球で褒められてたら、ドキドキしちゃいます。お兄様の為にレモネードを作っちゃいますね?」
 顔を見てみると、にへーっと人懐っこい笑顔を見せるイース。元気がよくて守りたい。いいじゃないか!
「お、おう! お前もなんか飲めよ?」
「じゃあ、私、お兄様と一緒がいいなっ♪」
 ずきゅうううううううん。お、お前もか……。
「す、すすす、好きにしたらいいんじゃねえの!?」
 ヒカルは少々慌てふためくも、すぐに、ちゃんとすぐにいつもの番長にもどる。そうだ。空気に飲まれてどうする。俺は宇宙番長! どんな時も堂々とだ。そうだ。店の雰囲気のせいだ。いくらこいつがかわいくても俺が慌てふためくなんてどうかしてるぜっ!
「っていうか。そんなに媚びなくてもいいんだぜ? 俺は媚びるやつとかあんまり好きじゃねえし……」
「媚びる……?」
 イースは心底きょとんとする。
「私がお兄様の事好きだから、勝手に一緒のが飲みたいって思ってるだけだよ? これって媚びてるかな?」
「い、いや! それならいいんだ」
 リップサービスにしてもなかなかの切り返しだな、これは、侮れない! 俺がちゃんとご主人様らしいところを見せなければ……。などと考えていると、目の前の机にレモネードが置かれる。
「お待たせ、頑張って作ったよ♪ 一緒に飲もう?」
「……おう!」
 まあ、細かいことはいいか。今はこの時間を楽しもう。ご主人様選手権とやらのイベントはまだこの後のはずだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

百目鬼・明日多
…こういうお店って僕みたいな年齢で入ってもいいんでしょうか…
まぁこれもリョウカツ(猟兵活動)の一環という事で…

えっと服装はフォーマルな方がいいんですかね?
小学校に入った時の半ズボンのしかないですけど
とりあえずこれで。
お相手がとかは分からないので、お任せで…
あ、ゲームの話とかできる人だと嬉しいです。
ココアを飲みつつお話して…うーん、上手くやれてるでしょうか…?
ところでそういう男性用メイド服ってオーダーメイドなんでしょうか?
いや、ちょっと気になっただけで着てみたいとかでは…
いや着てみたいとかではないですからね!?
本当に着てみたいとかではないですからね!?
(勿論、その後は想像通りになる模様です)



●気になるメイドウェアー
 小学校入学のときにはいた短パンの子供用フォーマルスーツに久々に袖を通す百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)。普通に入るものだな……。いや、成長期はまだ先だし!
「いらっしゃいませご主人様。本日のご要望はございますか?」
「よくわからないので……おまかせで。あ、ゲームの話とかできる人だとうれしいですね」
「でしたら、執事にはなるのですが……」

「初めまして、ご主人様。エフトです。さあ、ご主人様。お座り下さい。お隣、よろしいですかね?」
 黒い髪、背の高いスマートな男性。エフトはあくまでも執事である。主人である明日多に許可を取ってから隣に座る。
「その、ここ、本当に僕のような子供が来ていいんでしょうか? いや、お金とかはあるんですけど」
「はい、もちろんですご主人様。このお店は健全なお店ですから」
 シータとディートの事は例外です。ええ、そうですそうに違いありません。
「ところで、ゲームの話ができる人を御願いしたのですが、エフトさんはどのようなゲームを?」
「そうですね。有名なところですと、テレビゲームなら『エンド エピソード』略してEE、カードゲームだと決闘札。音げーだとキスイズム、テーブルトークならヤドリガミですね」
 エフトがにっこりと答える。これはほかにもいろいろとやっている様子。明日多はしばらくエフトとゲームの話で盛り上がる。エフトは本当にゲームが好きらしく、知らないゲームでも興味を持ってあらすじを聞いて来たり、システムを訪ねてくる。逆もしかりだ。
「結構話してしまいましたね」
 明日多はエフトに入れてもらったココアを飲んで一息つきながら笑った。ちょうど傍をメイドが通りかかったので明日多はそちらに目を向けてしまう。
「ご主人様……?」
「はぇ? あ、ごめんなさい」
「いえ。ぼーっとしてたのでお声をかけただけなんですが。先ほどから、メイドが気になるご様子ですね?」
 エフトはずばり、核心に触れる。明日多がメイドに目を向けるのはこれが初めてではないのだ。話をしながらも、通りかかるたびちらりと見ていた。
「すみません。ああいうメイド服ってオーダーメイドとかなのかなと思って」
「……でしたら、着てみます?」
 エフトはいつの間に持ってきていたのか、脇に置いていた明日多にぴったり合いそうなメイド服を手に尋ねる。
「いや、ちょっと気になっただけで着てみたいとかでは……」
「だったら着てみましょうよご主人様。気になるんでしょう?」
 ふふっと余裕の笑みを浮かべて笑いかけ提案を下げないエフト。
「いや着てみたいとかではないですからね!? 本当に着てみたいとかではないですからね!?」
「大丈夫、ご主人様の望みはちゃんとわかっていますよ」
 エフトの少しいやらしい指使いが明日多に迫る。明日多は自分より60センチは高い執事の前に太刀打ちできるすべもなく、体をひん剥かれ、魅惑のメイド服へと袖を通すことになった。
「これが……僕?」
「はい、とても可愛いですよ。ご主人様。ああ、本当にお可愛い」
 エフトが若干やばい目で明日多を見つめ、体に触れる。
「ほら、このフリルも似合ってますし、ヘッドドレスもキュートです」
 恍惚の笑みで明日多を見つめるエフトの目はちょっといっちゃってる。もしかして、そういう趣味なのだろうか。
「お、お願いします。条例とかにかかわってくるので、これ以上は僕にはノータッチで耐えてくださいね?」
 面白いから少し暴走気味なのはいいけど。あとすごくかわいく着せてくれたし少々いやらしい視線には耐えよう。と、ちょっと不審者と化しているエフトをしり目に、明日多はかわいく着飾れた自分の姿をしばらく見つめていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中部・彩月季
ボンデージを借りノリノリで着用
どSなご主人様を演じてみる

相手はガタイ良く気弱で不器用なMっ気ありの青年執事

ソファに足組み腰掛け
相手には一切触れず視線と言葉のみ

注文は特製ミルクセーキ♂

誰が勝手に(厨房へ)イって良いと言った?
今ここで(調理を)ヤるんだよ、見ててやるから
ふーん…いつもそうやってヤってんだ?
あー(卵が)ぐちょぐちょじゃねぇか何やってんだ
もっと大きく(殻を)割り開け
奥までよく(泡立て器で)かき混ぜとかねぇと後が辛いぞ?
オラ見えねぇぞもっと(ボウルを)こっち向けろ

調理を見てるだけだから健全だぞ

よく出来たな、良い子だ
大型犬を可愛がるようにわしゃわしゃと
最後にハグし褒めてやる

…健全だよな?



●大型ワンコは躾られたい。
「ジーク・ナブレです……よろしくお願い致します」
「ふうん。ジーク、お前が俺の犬か」
「は、はい。ご主人様」
 中部・彩月季(dangerous pleasure・f15878)はガタイ良く気弱で不器用なMっ気ありの青年執事、ジークを前ににやりと笑い、ボンテージ姿でどっしりとソファーに座り足を開いて座る。エレクチオンしたら見せつけるためだ。
「ご、ご主人様。はしたのうございます」
 ジークは控えめに恐る恐る彩月季に申し上げるが、彩月季がそれを一蹴する。
「うるせえ! そんだけ物欲しそうにご主人様のココを見ておいてよくいうぜ。ほら、オレを悦ばせたいんだろう? お前の特性ミルクセーキ♂を入れな!」
「は、はいぃ……」
 ジークは彩月季にそれ以上何も言えず、厨房へ向かおうとした。
「おい待て、誰が勝手にイって良いと言った? 今ここでヤるんだよ。見ててやるから……」
 ゴクリ、ジークはつばを飲み込む。ジークのジークはスーツの上からでも隠しようのないほど腫れていた。

「ふーん……いつもそうやってヤってんだ?」
 卵を割ろうとするジークに、彩月季は声をかける。ジークの手元が震える。ジークが割った卵は、ぐちゃりとわれた。緊張ではじけた卵が殻ごとボウルの中にブチこまれる。
「あー。ぐちょぐちょじゃねえか。何やってんだ。もっと大きく割り開け」
「はい、す、すみません」
 気弱に謝るジークの顔は、申し訳なさと快楽に揺れている。いいぞぉこれ! 先ほどの卵は破棄し、今度こそジークは上手く卵を割りかきまぜ始める。
「奥までよく(泡立て器で)かき混ぜとかねぇと後が辛いぞ? オラ見えねぇぞもっとこっち向けろ」
「は、はひ……!」
 煩悩で別の指示に聞こえてしまうジークは、彩月季のちゃちゃに感じながら必死で卵と牛乳とカラメルソースをかき混ぜる。
「おい、なんか匂わねえか?」
 ジークから匂われる男くさいあの香……。
「……ご主人様。こちら、ミルクセーキでございまひゅ……」
 息も絶え絶えに、仕事を完遂しようとするジーク。
「……ああ、よくできたな。いい子だ。下着はちゃんと変えて来いよ?」
 彩月季は公序良俗を守るため、それ以上ツッコまず、代わりにジークの頭を優しくわしゃわしゃと撫で、抱きしめてやった。
「ご、ご主人様、汚れてしまいます……」
「ああん? 俺のハグは嫌だってのか?」
「い、いえ、そんなことは……」
 気弱な大型犬は、ご主人様に覆いかぶさることもできず、ただその慈悲を受けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リタ・アレキサンドライト
格好はスーツで大丈夫かな、うん大丈夫、ちゃんと男に見える筈!
髪は…うん…黄身(キミ)色に染めるから…

ご指名は、そうだね…罰ゲームヤンキーくん、キミに決めたよ!
(内心:執事じゃなくてメイドなんだ…そうかぁ…)

ダイジョウブコワクナイヨ
(ガンくれる為に)顔を寄せる事を恐れないその勇気、見習いたい
あっオムライスお願いしまーす
あれ(美味しくなーれの魔法)やる?やってくれるよね?わくわく!この瞬間の為に生きてました、やったー!

キミには素質を感じる、ぜひこのままてっぺん取っちゃって
下剋上、それは魅惑の概念
いつまでも下っ端に甘んじてると思ったら大間違いだよぉぉぉお
あっゴメン私事だから気にしないで

アドリブ歓迎



●ヤンキーと盛りすぎショタ
「はわっ!」
 『アン☆アン』の扉を開けたリタ・アレキサンドライト(バーチャルキャラクターの戦巫女・f17197)はその先にいた何者かとぶつかった。
「うぉっ、大丈夫かお前……あ、違った違った。大丈夫ですか? ご主人様」
「あ、あう……はい、だいじょう……はわっ!」
 それは、運命の出会い……リタがぶつかったのは、イケメンヤンキーメイドだった。古今東西、過度や出会い頭にぶつかった相手と恋に落ちてしまうのは、多くの恋愛ものの鉄則、それは。BLも例外ではなかった……。

●運命の接客
「……どうぞ、ご主人様」
「う、うわぁ……あ、ありがとう」
 カオガスゴクチカイ。(ガンくれる為に)顔を寄せる事を恐れないその勇気、見習いたい。
「あ、あのー。ディートさん」
「ああん?」
 これ、キャラなのかな。本性なのかな。全然接客されてる気がしないけど。ちなみに、ディートがこのメイドさんの名前だ。
「なんで、その。メイドっぽくないのにメイドなんですか?」
 きゃーーーー聞いちゃったーーーー! だ、だって不機嫌そうなの全部それのせいだよね? あれ? 違うの?
「……罰ゲームだ。オーナーの名前をフルで呼んじまったばっかりにな」
 あー。アントニオ、だっけ。そっかー。それでメイドなのかー。
「じゃあ、普段は執事さんなんだ」
「……おう。あー。わりぃな。感じ悪かったよな。しっかし……お前、かわいいな。マジで男かよ?」
 ディートはリタのおでこを無礼にも触り、再び顔を近づけてくる。さっきより顔近くない?
「そ、そんなんじゃあ誤魔化されないよ? ディート、メイドでも執事でもご主人様にする態度じゃないよね?」
「う……だ、だが、かわいいって思ってるのはマジだ……です。ご主人様」
「ふぅん。まあ悪い気はしないけど♪ じゃああれやってよ、折角メイドなんだし、あーれ! オムライスにケチャップで魔法かけるやつ! そしたら許してあげる」
「――かしこまりました、ご主人様」
 ディートはすぐさま厨房へ注文を済ませて戻ってくる。
「すぐできるから、待ってる間ご主人様の機嫌を取ってもよろしいですか?」
 リタは笑って同意する。それから、ちょっとまお話して、オムライスが運ばれてきたら名前をケチャップで書くどころか似顔絵をケチャップで書いてくれた上にもえもえできゅーんなポーズをとってくれるディート。リタの機嫌はみるみる上場になっていく。
「キミには素質を感じる、ぜひこのままてっぺん取っちゃって! 下剋上、それは魅惑の概念……いつまでも下っ端に甘んじてると思ったら大間違いだよぉぉぉお」
 なっはっはー! とすっかりディートの接客に満足したリタは高らかに叫ぶ。
「――あっゴメン私事だから気にしないで」
 彼に一体何があったのか。ディートは少しだけ考えて……。
「はい、かしこまりました、ご主人様」
 考えるのをすぐにやめた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『怪人のコンテスト!』

POW   :    雄々しく力強い作品を!

SPD   :    技術を生かした精密な作品を!

WIZ   :    今までにない斬新な作品を!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●ご主人様選手権!
「いえーーーーい! 皆盛り上がってるー!?」
 店内中に響き渡るアナウンス。推定、この店のオーナーである『アンちゃん』と思われる声。お客と戯れていた執事、メイドたちが一斉に動きを止め、黙る。
「今日は毎月恒例のー、ご主人様選手権をやーるよー!」
 各席の壁が開かれ、そこから収納されていたであろうモニターが顔を出す。ご主人様たちの座るソファーから見えやすい位置でそれぞれ止まり、そこにルールが表示された。
「これからご主人様には、ご主人様らしいこと、1人ずつ! やってもらいまーす。今日は時別、ちょっとエッチなことでもオッケー! あなたの選んだメイド、物理的より優れていること、屈服させている場面を見せつけたり、料理や音楽によっても採点します! その場合は欲しいものは執事、メイドにいってね☆」
 要するに、押し倒したりするか健全に芸術で競うかである。特に、男装した女子がいた場合、女だとバレてはいけないので後者を選ぶとよいだろう。
「さあ、ボクを満足させられるご主人様は誰かなー? もしそんなご主人様がいたら、ボク、我慢できなくなって直接ご奉仕しに行っちゃうかも☆ ってなわけでー! よ・ろ・し・くぅ!」
 こうして、突然のご主人様選手権は始まった。
花狩・アシエト
び、ビート!
俺を一流のご主人様にしてくれ!あっ、手伝ってくれって意味です。

OKだったら壁ドンする
両手首を痛くしないように握って、体の横に押しつけるように
「痛くないか?」
周りに聞こえないように囁く
(ていうか細いしいい匂いするし可愛いぞ!?)
「俺のこと、怖い?」
「ビートのこと、こんなにそばでみれて、ドキドキしてる」
ビートの目を覗き込む
強引さも少しある、優しさと男らしさを兼ね備えた感じで!俺も何言ってるかわかんない!
「ビートのこと、もっと知りたい」
「ビートは俺のことどう思う?」

はーーー!!
緊張したーーーーー!
可愛いしいい匂いするしなんなんだビートって生き物は!?
嫌われてないかな!?

アドリブ歓迎



●必至なる○○神
「び、ビート!」
 花狩・アシエト(アジ・ダハーカ・f16490)は男の娘メイド、ビートに迫る。顔を赤くして迫る様はもう、ビート君にメロメロである。
「は……はいぃ……」
 おとなし気なビートは顔を赤くしながらソファーに壁ドンされてしまう。
 あ、アシエト様が頑張ってる。かっこいい……。それに、ずっと座ってるから気が付かなかったけど、背も高いし、目つきもすごくセクシーで……。悪役っぽい……!
「俺を一流のご主人様にしてくれ!」
 う、うわぁ。こ、告白みたいですぅ……。アシエトさん、耳まで真っ赤で、かわいいなぁ……。
「あ、あの、アシエト様……。私、大丈夫ですから」
 アシエトの手に自分の手を重ね、にへーっと笑うビート。大好きなご主人様に、安心してほしい。な。なーんて……。
 ずきゅうううううううううううん♡
「び、びーとぉ!!!」
 勢い余って、ビートを押し倒すアシエト。だめだ、これ、かわいい。俺には可愛すぎる、なんでこんなにかわいいのに俺のこと好き好きオーラを……。や、やりてぇ。
 ビートのお尻に手をかけるアシエト。
「ま、待って。ご主人様。そ、それは、やだ……」
「あ、ご、ごめん!」
 そしてすぐに心が折れかけるアシエト。
「あ、違くて……。あの、ご主人様。お店の中だから、押し付けるだけで……ね?」
「……! い、いいのか!」
 ぐりっ! アシエトのアシエトが服を着たままビートの体に押し付けられるy。すでに爆発寸前だ。
「ご主人様に組み敷かれて、私、幸せです……」
「び、ビート……!」
 アシエト大暴走。ビートにがっつりと抱き着き、体をすり合わせながら、ビートの匂いを堪能してしまうアシエト。彼は今間違いなく悪いご主人様であるが、その様子は、一部始終を観戦しているアンを大変満足させた、はずだ。あと、この後も何度も暴走しそうになったアシエトはか弱そうだけどしたたかなビートの口車にうまく乗せられ、無事○○は守りぬかれてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月藤・紫衣
ふふ、シータくんは大きな犬のようでとても可愛いですね。
反応もいいですし躾のやりがいがあります。

おや…例のご主人様選手権ですか。
このまま演技は続けておくとして、主人らしいこと…どうしましょう。
なんてモニターを見て悩むフリをしながら片手で【誘惑】するようにシータくんを撫でてみましょうか。

それに惑わされておいたをしてくるようなら、躾も兼ねて少し焦らして我慢させましょう、ちゃんと出来るまで、ね?
…ああ、ちゃんと最初から待てが出来るなら褒めないと。
どちらにせよ、褒める時はとびきり【優し】くご褒美をあげないといけませんね。

躾をするのも褒美を与えるのも…主人たるものの務め、でしょう?
(アレンジetc歓迎)



●涎イズム
「ご主人様ぁ……」
「ん……ちょっと、これからご主人様選手権なんじゃないんでしたっけ?」
 月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)はシータのご奉仕を受けてしばらくたつ。体の色々なところを舐められて、その代わりにシータのシータが粗相したドリンクを飲み込む優雅なる主人の遊びに興じていたのだが、シータのシータは収まりがつかず、なかなか終わってくれそうにない。紫衣のそこが結構びしゃびしゃになってしまっているのも、その付近までなめられている今、バレているんだろうが、これは一応執事だから、その一線を越えていない。けど、こんなに飲んだのにまだまだ元気だなんて……。受け入れてみるとどれだけすごいことできるんだろう。
「はい、ですが、ご主人様、いいにおいがして……うっ!」
「ダメでしょう? 私に飲ませてくれるんじゃないんです? ほら、出すならワイングラスの中でしょう?」
「は、はひっ、ご主人様」
 餌を目の前に味見だけで我慢している狼みたいだ、いつでもはちきれそうで危ないな。ワイングラスに注がれたドリンクを飲みながら紫衣はふぅと息をつく。
「まあ、こうして奉仕されてるだけでもご主人様であるという優位性は示せるだろうけど、それだけじゃあシータが得しすぎてますよねえ?」
 紫衣の妖艶な瞳がグラスにジュースを注いでぐったりと紫衣の足にキスするシータを見下す。そして、紫衣はシータを足でえいと突き放すと、今度は顔の方に寄せて頭をなでる。
「ご、ご主人様……?」
 とろりとした目で紫衣の胸元に収まるシータ。あ、また元気になった。
「シータは少し、待てを覚えないといけませんね?」

●やっぱり、ワンコ執事は待てができない。
「ほら、頑張って、頑張って」
「ん、くっ! ごしゅじんひゃま、もう、ゆるひて……」
 シータのシータを縛って、紫衣がシータにまたがりエキスパンション。
「いやあ、私優位なのはやっぱり心地いいものですね。あ、イイっていうまで絶対に漏らしたり零したりしたら駄目ですよ?」
「そ、そんなこといっても、ごひゅじんひゃまのなか、ひゅご……んぐっ! ウ、ウゴカナイデクダヒャ、イヤ、マッテ、ヤッパリウゴイテクレナイトイグ!」
「執事のくせに注文が多いですね。ほら、もう少しですよもう少し、待て待てー」
 ギシギシとゆれるソファー。最高の乗り心地の執事はプルプル震えながらこちらの命令をちゃんと聞いて必死で耐えている。腰一つ動かさないように頑張ってるが、紫衣に動かれてはそれも難しい。
「あーあ、泣きそうになっちゃって。そんなに気持ちいいですか?」
「あー……はぁ……」
 シータは目から涙、口から涎で顔面ぐちゃぐちゃだ。しかしさすがはオブリビオンの集めた精鋭。歪んでも顔がいい。
「いいですね、その顔。僕も我慢できなくなっちゃいそうです。だから、こっちは外してあげましょう」
 さらにいじめる様に、シータのシータを縛っていたものをほどく。紫衣の髪を縛っていた紐だ。
「あ、そ、それは!」
「ほら、私がいいって言いたくなるように、励んでください。爆発するまでに頼みますよ?」
 紫衣が優しくシータに微笑む。シータは即座に紫衣の腰を掴み、必死に必死にエキスパンションした。
「く、あ、い、いい! いい!!!」
 すぐに紫衣がたまらなく言いたくなるほどに、激しく膨れ上がった熱く硬いそこを使って。
「ご主人様、お慕い、申し上げております!」
 それは、最上級の屈服。今度はグラスではなく、紫衣の中で、執事はドリンクをたっぷりと注いだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

星群・ヒカル
【SPD】
はっ、気づいたらケーキをあーんしてもらってる……だと!
完全に向こうのペースだ!これは番長と舎弟の関係ではないぞ!ご主人様とメイドそのものだ!

ご主人様選手権の為にも威厳を見せなくてはいけないようだな
だがおれに料理や音楽は無理だ
となると……(生唾を飲み込む)(彼の性別は忘れ去られている)

イース、ちょっといいか?と声をかけつつ壁ドンの構え
『存在感・パフォーマンス』で可愛い顔だとか口説いてこう
こ、声が震える!普段言わないスカしたこと言うから!
『気合い』で震えを押し殺すぞ

これで敵もおれを認めるし、番長としての威厳も少しは……
あれ?番長って舎弟を口説くっけ?(目ぐるぐる)

※アドリブ・カオス歓迎



●ノンストイック・番長。
 星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)は戸惑っていた。番長とは、女に対してストイックなものなのではないのかと。どんなものにも慕われつつも、すべて平等に、女の子にうつつを抜かす様な番長はせいぜいギャグキャラ……あれ、俺、ギャグキャラ!?
「兄いさーま♡ 兄さまはぁ、どうやってイースの事、従わせてくれるの……?」
 きょとんと首をかしげてあざとさ100%。かわいさ1000%でにっこり笑いかけてくるイース。く、かわいい。この笑顔を守るためなら、俺はどんなことだって……あ、まて、まてイース、そこはダメだ。
 イースはソファーに座るヒカルに上目遣いするために、ヒカルの両ひざのところに肘をついて上目遣いで見てきているのだ。そこは、そこは多感なお年頃の男の子にはきついってぇ!!! そんなところでかわいく微笑まれたら番長の番長が臨戦態勢ばっちりになっちゃうから!!!
「ごくりっ……」
 イースを見て、元気百倍番長ま……もとい番長チンになったヒカルは生唾を飲み込む。ヒカルに芸術関係は無理だ。コスプレとかはノリノリでできるかもしれないけど、見た目だけならおれよりよっぽど主人らしい奴がここにはわんさかいる!やはり、ここは番長として舎弟より優位なところを見せつけるしかない。だが、ダメだ。並大抵じゃ駄目だ。このイース。かわいいけど押しは強いしあざとくてかわいい。あ、またかわいいっていっちゃった。つまり、ちょっとでも油断を見せたら簡単に優位を盗られ尻に敷かれ番長になってしまう。それでもいいくらいかわいい。かわいいけど駄目だ!!!
「イースちょっとたってもらっていいか?」
「はい、お兄様!」
 素直に足元から離れてくれるイース。く、かわいい。だがおれは、今、イースに酷いことを使用としているんだ。
 そう、ヒカルはイースをそのまま押して机にたお……いやいやいやまてまて、こんなにかわいい子が、机で頭をうったらどうするんだ。番長的にはここは、番長抱っこだろ!
 番長抱っこ(ただのお姫様抱っこ)をイースにかますヒカル。
「ほぇ……っ!? お、お兄様?」
「イイカラ、イース、オレヲシンジテ……」
 気合を入れて臭いセリフを精一杯口から放つヒカル。イースはそんなボウヨミ交じりのセリフに気付かず、ただただときめく。番長暴発寸前! この年頃の男の子は多感なんだぞ! そこを直接刺激せずにイったら変な癖付くから! 我慢しようね!
「く、イース、おれのかわいいイース!」
 ヒカルはぐっと耐えて優しくソファーにイースを寝かせる。でも、もう駄目だ、ここまでだ。もうおれ我慢できないからここからはカットでお願いします!!!!

 ヒカルはイースの上にまたがり、やり方がわからないので服を着たまま必死に興奮した番長オブ番長をイースのお尻に擦り付けて番長の番長で舎弟を屈服させる思春期力MAXのスケベ行為をイースに施した。イースは一度も笑わず、ただ、ヒカルにかわいいかわいい女の子の顔を向け続けた。ヒカルの中の何かがまた壊された。ヒカルのズボンは番長の汗でべとべとに汚れてしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リタ・アレキサンドライト
ご主人様選手権…だと…(ざわざわ)
ボクのご主人様っぽい得意分野って言うと、料理…を消し炭にするのなら得意だよ(小声)うんわかってる自慢できない!

くっ、屈服しか選択肢がない!
する方じゃなくてさせる方、大丈夫わかってる
必要なものはねー(ごにょごにょ)

いざ!レッツKUPPUKU★
これ、何か分かる?
そう、かの有名なSYK(スゴイヤバイカタイ)アイスバー
ボクが食べさせてあげるよォ、鼻呼吸の準備はOK?
さあ飲み込んで、ボクの聖剣エクスカリアイスバー!Go!
がんばれ…がんばれ…



●負けフラグも綺麗に回収する
 ご主人様選手権……だと……。
 ボクのご主人様っぽい得意分野って言うと、料理……を消し炭にするのなら得意だようんわかってる自慢できない!
 心をざわつかせるリタ・アレキサンドライト(バーチャルキャラクターの戦巫女・f17197)はいつの間にか執事姿になってしまったディートをみてはっとする!
「え、な、なんで!? メイド服は!?」
「ああ、オレ、一応No.1なんで……。メイド服なんか着てるせいで簡単にご主人様の軍門に下ったら面白くねーからってアン様がな……」
 そ、そんなぁ~。聞いてない……。しかもNo.1!? ボクNo.1にもっと上を目指せとか言ってたの!? ってかこれヤバい、手ごわいすぎる!?
「で、でも、ボクのことちゃんとご主人様だって、思ってくれてる、よねぇ」
「当然だぜ、ご主人様。俺が最高のご主人様にしてやるよ……」
 う、うわー! 偉そう形だったのやっぱりそういう路線の執事だったんじゃん! 俺様ヤンキー執事なの!? それが流行りなの!?
「じゃ、じゃあさあ……。これ、何か分かる? そう、かの有名なSYK(スゴイヤバイカタイ)アイスバー。ボクが食べさせてあげるよォ、鼻呼吸の準備はOK?」
「はぁん。ご主人様はそういう屈服がお好み? いいぜ。来いよご主人様♪」
 く、執事服になってから好調が過ぎるぞディート!
「ふふん、いつまでその余裕が続くかな!? えいっ!」
 リタはディートの口の中に激カタアイスをぶち込む♂
「んぐっ……ふごっ!」
「あは、いい声で鳴くね。どうだぁ!!!」
 リタはディートに勝ち誇ったように“大口を開けて”そのアイスを口から出し入れする、しかし、次の瞬間、手を振り払われ壁ドンされ、ディートはリタの開いた口に、一瞬で棒を抜き取ってどちらからでもかじりつけるようになった会津バーのもう一方を挿入する。
「んぐふぅ……っ♡」
 ポッキーゲームならぬ、アイスバーゲーム。ディートみたいなヤンキーでも噛み砕けないのにこんなの僕に噛み砕けるわけないじゃん。あ、でもこれキスみたい。やばい、イケメンになったディートが近い近い近いぃ……っ♡
「ほーは、ごほうひはへ?(どーだ、ご奉仕だぜ?)」
 ディートはにやりとした顔でリタをいじめる。く、棒アイスしゃぶってかっこいいとかずるい、ずるいぞぉ! それに何いじめてるのにそんな、そんな……何その御止めゲームみたいな顔面! やめて! 優しい笑顔! 僕が屈服させられちゃう! あ、でも、でもまって、No.1が奉仕したくなるご主人様っていうならもうそれだけでありなのでは??????
「ディートぉ。いひわふひあいえ(いじわるしないで)……」
 こ、こうなったらうるうる攻撃だ! 俺様もこっちに興味があればこの攻撃には弱いはず!
 ふっと笑うディート。でも、やめてはくれない。でも、あれ……優しくなった?
「んぅう……」
「らいひょーぶらから、な?」
 ディートが笑ってリタを抱きしめる。これじゃあほぼディープなキスなんだけど、二人で必死にアイス舐めて……あ、溶けてして本当にディープキスになっちゃった。あ、ディート、もう、もう大丈夫……。
 リタはディートの胸元をポンポンと押して離れていいよと示すが、ディートはリタを離さない。まるで乙女ゲーの主人公のように大切に大切に抱きしめられてキスをされてるのに、どうしても興奮してしまう。ダメだ、これ以上は、止まれなくなるのに……!

大成功 🔵​🔵​🔵​

百目鬼・明日多
(あの後、何が有ったのかゴスロリドレス姿でエフトとモニターを見て)
う~ん…エフトさんより優れているところを何か見せる、って事…ですよね?
それならやっぱりゲームですけど…あ、決闘札やってるって言ってましたよね?
なら、それで僕と勝負しましょう。
エフトさんより強いところを見せる必要がありますから
手加減はしないでくださいよ?

…え?ダメージを受けたら、その分だけ服を脱ぐ?
むしろ完全に脱ぐより肌蹴る感じで?
は、はぁ…まぁ、勝てばいいんですし…
僕だってゲーマーです。負けませんよ!

…ってオーバーキルで脱ぐ分以上のダメージを受けたから
その分をご奉仕で支払う!?
しかもご奉仕ってちょっとエッチな方向のやつですか!?



●ショタメイドはゲームで勝負!
 あの後、何が有ったのかゴスロリドレス姿でエフトとモニターを見ていた百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)。
「う~ん…エフトさんより優れているところを何か見せる、って事…ですよね?」
「はい、左様でございます。ご主人様は何か案がございますか?」
 にこにこと明日多を視かn……観察するエフト。うーん、力技だと合法的に押し倒されそう。
「それならやっぱりゲームですけど……あ、決闘札やってるって言ってましたよね? なら、それで僕と勝負しましょう。エフトさんより強いところを見せる必要がありますから、手加減はしないでくださいよ?」
 よし、これならちゃんと健全に事が終わるはずだ。
「なるほど、いいですけれど、それなら、ご主人様がよりご主人様らしさを出せるよう、ペナルティをつけましょうか……」
 健全……守れる、よね?

●脱衣決闘。瞬殺。
「な、なんで……」
 決闘は1ターンワンショットキルによって終わった。明日多のフィールドのモンスターを奪ったスペシャルMIXで立つ『サイバー・ミクシード・ドラゴニアン』の攻撃でワンキル……。さらにマジック『暴走フル稼働!』によって攻撃力2倍の8000という完全オーバーキルで……。
「ああ、HP4000の2倍、削っちゃいましたね……ふふ、これは、もう全部脱いでも足りませんね? 超過分はむしろ私からご主人様に“好きに”ご奉仕させていただきましょうか……?」
 にっこりと明日多の体を凝視する変態、エフト。おい、仕事しろ仕事!!!
「……ご奉仕? それ。エッチな奴……?」
「大丈夫ですよ、ご主人様はちょっと頑張って奉仕を受けるだけですから」
 目がマジだ。と思った明日多であったが、勝負を仕掛けたのはこちらである以上明日多は覚悟を決める。

●ショタメイドにエッチなご奉仕!?
「エフト、それ、だめ、恥ずかしい……です」
 これで本当にご主人様として認められるのだろうか。エプロンドレスは脱がされることなく破られて、下着だけは全部脱がされて、健全を守るためですからと言われ家がむしろマニアックなのでは。
「大破したご主人様。かわいいですね」
 エフトは明日多のおへそをオイルと綿棒で丁寧にお掃除のご奉仕中。
「こ、これ本当にだいじょう……ひゃぁん!」
「ご主人様、そんな声をあげられてはまるで私がエッチなことをしてるみたいじゃないですか、ねぇ? イエスショタノーセクロスが私の流儀なんですから。ふふ」
「で、でも、そんな触り方……!」
「もう少しで取れ型ばっちりですから、我慢してくださいね……♡」
 明日多は他にも耳や足の指の間などのオイルマッサージサービスを受けることになってしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
英さん可愛いですね(にこ

相変わらず誘惑催眠全開で接します
…なんだか利用しているようで申し訳ないですけど
終わったら普通にお友達になれたらいいですね
誘惑とか抜きで

それはそれとしてご主人様コンテストですか
「英さん、私のこと、自慢できるご主人様だって思えます?」
手を握り、顔を近づけ、じっと目を見て尋ねます
「思えるなら、私にご奉仕してくれますか…?」
にこっと笑顔で
このまま唇が触れるくらいまで顔を近づけて…あ、嫌がったら無理はしませんけどね?
…というかほんとにキスしたら色々まずい気がしますけども、まぁそのあたりは流れで…

ご奉仕はお任せで
よく出来たら優しく抱きしめて頭撫でてあげましょう
…首輪とか、いります?



●ご奉仕はお任せしたので私は悪くない。
「英さん。本当に可愛いですね」
 にっこり彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は自分のゆるふわ男の娘メイドににっこりと微笑む。誘惑は健在です。催眠もばっちりです。うーん。ちょっと両親が痛みますねぇ。
「いやだ。ご主人様ってば……ボクを誉めて殺しちゃうんですかぁ?」
「ふふ、そういうわけじゃないですよ。本心です。英さんは私のこと、自慢できるご主人様だって思えます?」
 ぴとりと英に体をくっつけて目を見つめるいちご。あいてよりもより低い姿勢から紳士的に。いつも姿勢の低いいちごちゃんはじぶんから積極的に上から行くよりも、ちょっと下から甘えるようにしたほうが誘惑も催眠もかけやすいのだ。サラに手を握り追い打ちをかけるいちご。英はもうくらくらだ。
「はい、ご主人様はぁ。ボクの素敵なご主人様です♪」
 ふにゃっとした目でいちごの手を握り返す英。
「思えるなら、私にご奉仕してくれますか…?」
「……え、ご、ご主人様……」
 いちごの顔が、英に近づいてくる。英はその意図を組むと、乙女のように目をそっとつぶった。初めて、というわけではないんだろうな、という慣れた反応。じゃあ、たぶんいいよね? いちごと英の唇が、ぴったりと重なった。
「……急に、ごめんね?」
 いちごは少し唇を離して、至近距離で英に囁く。しかし……。
「ご主人様、かーわいい♡」
 ガチャリ、といちごの首元で何かイヤーな音がする。
「は、はえっ!?」
 いちごは驚いて体を英からはなしたが、もう遅い。すぐに気付く。自分の首に“枷”がかけられていることに……。
「え、英……さん!?」
「ご主人様素敵です、かわいすぎます、大好きです。だから、ボク、ご主人様に最上のご奉仕をさせていただきますね♪」
 目がハートになった英は愛の暴走を始めてしまったのだ。男らしい力で押し倒されるいちご。完全にヤンヤンヘラヘラした目になった英の魔の手が、いちごに迫っていた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中部・彩月季
へぇ、面白そうじゃん
俺らも負けちゃいられねぇな、ジーク?

おい…今別の奴を見てたろう?(理不尽な言いがかり)
俺よりあいつのほうがいいってのか(嫉妬剥き出し)
ソファに彼を縫い留め(マウントポジション)
まだ躾が足りねぇようだな?と迫る(お約束)
答えろ。お前は誰のものだ?(激しく熱い独占欲アピール)
上手く言えたら良く出来たな、と優しく微笑みご褒美を

そんな訳で強引な展開からのセッセッセのヨイヨイヨイ(隠喩)だ
アルプス一万尺(暗喩)を仕込んでやろう
ん?物欲しそうな猫…猪?がいるようだが…(アンへ視線を遣って)
お前も来いよ、混ざるか?と手招き
皆でずいずいずっころばし(メタファー)しようぜ

アレンジ歓迎



●ドエム執事はうまく言えない。
「へぇ、面白そうじゃん。俺らも負けちゃいられねぇな、ジーク?」
「は、はい。ご主人様……」
 すでに泣きそうになっている執事、ジークのジークを足でぐいぐい押しながら笑う中部・彩月季(dangerous pleasure・f15878)は相変わらずノリノリである。一切の文句を言えない。一切歯向かえない。逆に、嬉しいともうまく言えない。彼の気の弱さはなかなかの筋金入りだ。弄りがいはあるが、面白みに欠ける。それに、さっきからちらちらよそ見ばかりしている様子だ。このご主人様が慈悲を与えているといいうのにだ。
「おい……今別の奴を見てたろう?」
 ぐいっと足置きにしていた部分を押し突き放す彩月季に、ジークは必至に首を横に振る。歯をグッと食いしばり彩月季を見つめる。だが、そんな訴えは通らない。
「俺よりあいつのほうがいいってのか」
 と嫉妬をむき出しにした彩月季がジークの胸ぐらをつかみ、自分が座っていたソファーに彼を縫い留めた。
「まだ躾が足りねぇようだな?」
 いつでもキスできるんだぜ? な距離まで顔を近づけ迫る彩月季に、ジークの顔は耳まで真っ赤になった。
「ご主人様……」
 また、下着を汚しながら泣きながら、彩月季に釘付けになるジークに、彩月季は独占欲をむき出しにして言う。
「答えろ。お前は誰のものだ?」
 ――と。ジークはたまらなくなって、今までの彼からは考えられないほどの大声を発する。
「そんなの、ご主人様に決まってるじゃないですか! こ、こんなにも、こんなにも私を悦ばせて……もう、頭がおかしくなりそうです……っ!」
 大型犬の様な男がぐしゃぐしゃに鳴きながら、上も下もびしょびしょに濡らして、情けない。だが、それが最高に彩月季を興奮させる。
「良く出来たな」
 と優しく微笑みご褒美を与える。口づけ。キス。でも生易しいものではない。ジークの呼吸を奪うような激しい激しい深いキスだ。
「お前の事、もっとめちゃくちゃにしてやるから、ちゃんと言葉にしておねだりするんだぞ?」
「は、はい、ご主人様……っ! 私……お、おれ、おれぇ……っ! ご主人様の手でめちゃくちゃになりたいです……!」
 2人は、獣のように乱れ合った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『猪狩・アントニオ』

POW   :    オトメン投げキッス
【男女問わず投げキッス】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
SPD   :    メイド秘奥義「メイド感情ミサイル」
【男に対する欲情もしくは女に対する憎悪】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【自身を模したエネルギー体】で攻撃する。
WIZ   :    メイド秘奥義「猪突猛信(恋する乙メンの暴走)」
【男に対する欲情もしくは女に対する憎悪】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。

イラスト:桐ノ瀬

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は狗飼・マリアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●オーナー参戦!
「はい、皆ー! ストップ、ストップ、ストーーーーーーップ!!!」
 乱れる店内に、大きな大きな声が響いた。今まで好き勝手に乱れ溺れていた執事やメイドたちが、その一声で立ち上がり、乱れた姿のままでその声の主、猪狩・アントニオ、通称アンちゃんの後ろに集う。
「大変なお姿をお見せいたしました、アン様」
 代表してアンに傅き謝罪を述べるのはナンバーワン執事、ディートだ。
「ううん、大丈夫だよ皆、僕は今、大変興奮しているんだ! これはもう、ご主人様たちを僕自らご奉仕しないといけないよね! よね!!!」
 むっふーと鼻から煙が出るような強い息を放つアンちゃん。
「で・もー。残念ながらそのご主人様たちはボクのご奉仕をただ受けに来たってわけじゃあ、ないみたいだけどね……」
 古今東西、基本的にオブリビオンは猟兵を直感か何かで敵だとわかるもの。素晴らしい胞子を見せつけてくれた猟兵なご主人様たちにアンちゃんはいう。
「大丈夫! それでも僕は精一杯ご奉仕しちゃうぞっ♡ ご主人様たちを貼合に連れて行ってー、ア・ゲ・ル」
 アンちゃんは愛用の槍をぶんぶん回してご主人様たちに戦闘を仕掛けた。大事なスタッフはやり手の執事と共に店の奥に引っ込めてくれたようだ。さて、皆依頼の内容は忘れていないだろうか?
 しっかりとこのメイド執事ブームを終わらせてほしい……確かにちょっと、惜しいけど。
リタ・アレキサンドライト
・えっここでやるの、大丈夫?ホントに?
はっ、後片付けが忙しくなる→ディート困る→仕返しヤッター!)
…OK、問題ないね!
あれこれ薙ぎ払っちゃったらゴメンね★

・そんなにご主人様が欲しいなら
執事とメイドの中から精鋭をご主人様に育成した方が早くて確実じゃない?
筋のいいのもいるじゃない、近くにある幸福ほど見えにくいってヤツ?

・理想が高すぎるのも困りものだよね
妥協したくない気持ちはわからなくもないけど
そこから逆ハー(逆ハーレム)展開しちゃう気持ちは全然わかんないけど!

・あっ戦闘
負けられない…!
受け継がれた血脈(周回データ)がくっころは許してもリタイアを許してくれない
いくよっ!ユーベルコード!…たぶんこれ?


中部・彩月季
店長のお出ましか
さぁお前はどんなご奉仕で愉しませてくれるんだ?

ダガーを構え槍の攻撃を避けながら攻撃パターンと間合いを探る

正面から突き上げられたいか?
それともバックから貫かれたいか?

煽りながらおもむろに【服を脱】ぎ加速度アップを狙う
…実のところボンデージはちょいと窮屈だったんだよな
全裸?もちろん全裸に決まってるだろうが!(謎の逆ギレ)

相手が動揺した隙に一気に間合いを詰め
シーブズ・ギャンビットで最奥へ一撃を

迷わずイけよ

一戦交えた後は執事やメイド達を日常へと還る手助けでもするか
奉仕するのも楽しいだろうがされるのも楽しいと思うぞ
俺は…かなり楽しませて貰ったからな

アドリブ歓迎


花狩・アシエト
俺のメイドはビートくんだけだ!
お前がいくら可愛くても浮気なんかしないもんね

「界刀閃牙」で攻撃だ!
手加減?しないな
「二回攻撃」と「力溜め」で攻撃
「鎧砕き」でガード破壊!
敵の攻撃は「第六感」で予知、「武器受け」でガードだ

俺に欲情なんかしないだろ…
全然平気
「誘惑」してみる?なんてな、あはは
……壁ドン?(こだわる
アンちゃん、よくみると可愛いな
メイド服すごく似合ってるよ
(かわいい)(浮気しそう)

雷の「属性攻撃」で一気に畳み掛ける!

うっ、投げキッス!?俺にむけるんじゃない!
しっしっ

アドリブ歓迎


赤嶺・ふたば
「実は自分元は男性でね。美少女になりたくて改造手術を受けたんだ。あんたとしては身体は心は男の自分はどう感じるのかな?」
さてと・・・まずはあの子の男の娘としての価値を台無しにでもしてやろう。メタモルボディで女の子にでも変えてやる。きっと下手な物理攻撃より効くぞ。
それとついでに女の子の身体の魅力でも教えてあげようかな。自分は一度味わっただけだもう抗う事が出来なくなったけど「彼女」はどうなのか気になるな
(アドリブ、絡みOKです)


月藤・紫衣
ようやくお出ましですか。
と、このままでは戦えませんね手際よく【早着替え】しましょう……彼女、あまり私の好みではないんですよね。

ああいえ、独り言です、お気になさらず。
アンさん、でしたか?
メイド服はとてもよくお似合いですが、主人として奉仕されるのは先程シータに十分楽しませていただきましたのでご遠慮申し上げておきますね。

槍は、間合いを読むのが面倒なので近寄られないように【高速詠唱】した魔法の風【属性攻撃】で【衝撃波】を放ち牽制し身体サイズが大きくなったところで【宵華嵐舞】を仕掛けます。
そんなに大きくなってしまわれては、攻撃も【見切り】やすくなってしまいますよ?

(アレンジetc歓迎)


百目鬼・明日多
…さて、やっとまともな戦いですね。服装はアレなままですが
この際気にしない事にしましょう…

それにしても「自身を模したエネルギー体」って
絶対当たったらマズいやつですよね…
アバターで全力で殴り返して当たらない様にしましょう。
でもそっちはまだマシで、『猪突猛信』の
「自身の身体サイズが増大」って、まさか腰のアレが
ピンポイントで大きくなるとかしませんよね…
ああいや、その場合は容赦なく全身全霊で
そこに『電脳化身の拳』を叩き込みますけど。
なんにせよ、怪しい動きを始めたら
アバターの先制攻撃で殴り飛ばしましょう。


…あとエフトさん。
次は僕も借り物じゃなくて自分のデッキ持ってきますから
今度は本気で決闘しましょうね!


星群・ヒカル
……今から戦うのか!?このまま!?
おのれ、骨抜きにしたところを一網打尽にする作戦だったというんだな!(?)
おれの『星の目』をもってしても企みを見抜けなかったぜ
だがここまでだ!この超宇宙番長がてめーを冥土に直行させてやるッ!

『地形の利用・逃げ足』で、アンちゃんの攻撃を障害物の陰に隠れて回避し続けるぞ
そのまま追い詰められたように演技しながら準個室の一つに敵をおびき寄せ、
『超宇宙・真眼光波動』で個室ごと焼き尽くす!
いやー、部屋を細かく区切ってくれてたのが幸いだったなぁ?

敵を倒すためとはいえ、イースを嫌な目に合わせてしまったかもしれない
イースには後で謝ろう
おれは悪いと思った時にはちゃんと謝る番長なんだ


彩波・いちご
おかしいですね、英さん……
何で私の方が首輪つけてるんでしょう……私が英さんにつけるつもりだったような気がするんですが
というか、色々やり過ぎた感じがしないでもないですがっ

まあ、楽しかったのでいいです
このブーム自体は、オブリビオン倒したあと、健全な形で残ればいいですねえ……

さて、それはそれとして、戦闘ですね
同じ男の娘としていろいろ雌雄を決しましょうか
……え、私がメスですか?
そんなー

こほん
【異界の抱擁】の触手召喚!
アンさんを触手で縛って、締め上げましょう
その上でちょっとSっぽく言葉攻めとか……できるといいですかねえ?
アンさんに首輪つけてご奉仕させたくなります?
なーんて



●男とか女とかボクが可愛ければどうでもいいの! でも他の女はギルティ!
「おやおや、丁度いいときにお邪魔したね」
 赤嶺・ふたば(銃と魔法が好きな傭兵魔術師・f15765)はアンの登場と共に店の玄関を強行突破にて侵入した。もう入り口で女を強制的に追い返すやり手の執事も店の奥だ。何の問題もないのである。
「あーーーー! 女ああああああああ!!!」
 だがやはりアンちゃんはおこだった。当然だ。アンちゃんは女の子が嫌いなのだから!
「だがまってほしい!」
 ふたばは高らかに告げ、アンの悲鳴を遮った。そして、自分の事情について説明し始める。
「今はこんな身なり、滑降、そして体をしているが、実は自分、元は男性でね……美少女になりたくて改造手術を受けたんだ。あんたとしては身体は心は男の自分はどう感じるのかな?」
 アンもこのとんでもな来客には一瞬動きを止める。男、元男。手術して戸籍を変えている系男子、いや、女子。いや、でも……。
 ふむ、なかなかに動揺してくれているようだ。さてと……まずはあの子の男の娘としての価値を台無しにでもしてやろう。メタモルボディで女の子にでも変えてやる。きっと下手な物理攻撃より効くぞ。
「キミも同じように女の子になってみてはどうかね!!!」
 ふたばは【メタモルボディ(メタモルボディ)】を発動し、それをアンに向かって放った。TS。TSだ! 女の子になぁれ!
「え、嘘、僕が……女の子に……!」
 キラキラシュワーン☆ と虹色の光に包まれ、お胸可愛い真の女子、アンちゃんが完成した。
「……ボクが、女の子になってる……♪」
 これで世界中、だれもボクの可愛さに叶うものはいない。もう女だからって理由だけで偉そうにされたり、奪われたり、ボクより愛される情景を見ることはない……。女の子になったボクよりかわいい子なんて、そうそういないんだもんっ☆
 きゅぴーんっ☆と変身を終えた魔法少女のような決めポーズをとるアンちゃん。ルンルンである。もう一度言おう。ルンルンである。
「一つ、勘違いしてたみたいだから、とーってもいいこと、教えてアゲル♡ ボクはね、ボクが可愛ければ男でも女でもいいし、お前みたいな美少女は絶対に許せないんだよぉ!」
 女の子になってしまったことで永久に封じられてしまったオトメン投げキッス! しかし、憎悪や嫉妬の感情、そして欲情は一つも色あせていなかった! アンちゃんの姿をしたエネルギー体がふたばを襲う!
「読みが甘かったか!」
 ふたばは爆発を受け店からは結局たたき出されてしまったがしっかりと防御しダメージは見た目ほどは受けなかった。

●ようやっと戦闘態勢に入れた男たち。
 いや違うんだ。聞いてくれ。君たちは何も、何もせずただ見ていたわけじゃないんだ。ただその、衝撃のふたばの真実に突然の驚きで固まったり、ぶっちゃけ中腰になっててうまく動けないまま一連の流れが終わってたり。え、マジでこんなミルクまみれのずぶ濡れズボンで戦うの? とかちょっと考えてただけなんだ!
「い、今のがマジでもと男子……世界は、広いな」
 超賢者タイム思春期のつぶやきを星群・ヒカル(超宇宙番長・f01648)が口にした。目の前にいるのはもはや男の娘ではない。ガールなアンちゃん。イースへの愛がなければころっといっちゃってそうな元気甘えん坊妹系女子だ。
「おのれ、骨抜きにしたところを一網打尽にする作戦だったというんだな!(?)」
 ヒカルは混乱している……。それとは対照的な猟兵もいた。
「メイド服はとてもよくお似合いですが、主人として奉仕されるのは先程シータに十分楽しませていただきましたのでご遠慮申し上げておきますね」
 いっぽう早着替えを済ませた月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)は心底好みではないみたいな目でアンを見る。ああ、もう少しでシータに“おなか一杯”にしてもらえたのに……。
「えっここでやるの、大丈夫?ホントに?」
 一方今にも戦闘おっぱじめそうな猟兵たちに対してリタ・アレキサンドライト(バーチャルキャラクターの戦巫女・f17197)はわたわたとユーベルコード、何を使うかと考える。っていうかここで戦っていいのか? 店の中って危なくない? 建物崩れない? と一瞬考えもしたが……。
 後片付けが忙しくなる→ディート困る→仕返しヤッター!
 ……OK、問題ないね! というふうに思考はまとまったらしい。【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動し、活躍の準備はいつでもオッケーだ!
 だが俺のターン! と誰よりも早く行動をするのは百目鬼・明日多(一枚のメダル・f00172)だった。【電脳化身の拳(アバター・ラッシュ)】を発動し、召喚した青年型アバターによる拳のラッシュがアンを襲う!
「あひゃあんっ!」
 女の子になって調子に乗った喘ぎ声をあげながら全然かわいくない速度とパワーでその攻撃全てを自分の拳で受け止めていくアンちゃん。これあれだ。かわい子ぶりっ子系で見た奴だ。無意識に体が反応して拳を全部受け止めちゃう奴だ。ダメージは全く通ってないということはないが!
「あ、そ、そんなに殴られたら、興奮しちゃうっ!」
 体とバストが大きくなっていくアン。メタモルフォーゼしていなければきっとTiNTiNが大きくなっていたことであろう。もともと男性用に作られていたアンの胸の部分の布はもうはちきれそうだ!
「く、興奮させてしまいましたか!」
 明日多は今世のアンちゃんにはMっけがあるという情報を図らずして周囲の猟兵に教えたことになる。
「お、同じ男の娘として雌雄を決する心算が女の子になっていた件!! こ、これは……どうしましょう……。え、ええい! ままよ!」
 彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は人生で行ってみたいけど多分いうことはない言葉ランキング上位を占める台詞と共にクトゥルーな呪文を唱え【異界の抱擁(テンタクルス・スタンピード)】を発動した。 触手の狙いは一時的に女の子になっちゃったアンちゃん!そのバインバインボディーである。しかしアンちゃん【敵を盾にする】を発動! 悩ましボディーになったアンの代わりに触手の餌食になってしまったのは、決まった動きしかできない、『明日多の青年型アバター』である。ウホ、いいアバター!
「あああああああああ!!!!!」
 明日多、悲しいことになっているアバターを見て悲痛の叫び。いちごは内心で平謝りである。
「はあ、最高。ボクを嬲っていた彼が触手攻めに……うふふ♡」
 ここでメタモルフォーゼの効果時間が終わり男の娘に戻ったアンが少しはがっかりしつつも目の前で凌辱され消えていくアバターを見送りながら興奮で股間と体を大きく成長させていた。
「それだけ大きくなれば当てやすいです」
 紫衣がこのタイミングで魔法よる風の刃をアンに向かって撃つ。破れていくアンのメイド服、かわいくなくなっていくアンの下半身。腰から上は大きくなってもかわいいのに……。そろそろ見苦しいとばかりに【宵華嵐舞(ショウカランブ)】を放ち、花弁の竜巻で飲み込めば、流石にアンも強化を維持できなくなり一時的にかもしれないが元のサイズまでしぼむ。
「くっ、流石に痛みが……きゅぅ~」
 ふらついたアンに、今だ、ここだ、とばかりに特攻する影。花狩・アシエト(アジ・ダハーカ・f16490)だ。
「俺のメイドはビートくんだけだ! お前がいくら可愛くても浮気なんかしないもんね!」
 浮気する男が前振りでよく言うセリフである。まあ、もちろん浮気しない男もちゃんと使うセリフなので、どっちに転ぶかはすぐにわかる。アンを【界刀閃牙(カイトウセンガ)】で切り飛ばし、、そのまま壁に追い詰めて、ドンッ! やっぱり壁ドン。もてない男はバラエティの少なさがパない。
「アンちゃん、よくみると可愛いな。メイド服、すごく似合ってたのに、破いちゃってごめん」
「……いいよ、ご主人様♡」
 アンちゃん追いつめられからの投げキッス! やめろ! その攻撃は俺にきく! 効果は抜群だ。
(かわいい……浮気しそう)
 アシエトの小さなおめめがとろんと蕩ける。3秒後、その眼に興奮したアンのエネルギー体でアシエトは吹っ飛んだ。

「く、このままじゃあ俺の出番がなくなる! その目に焼き付けろ。これが……超宇宙番長の輝きだッ!」
 逃げ回って個室に呼び寄せ、反撃する算段だったヒカル。しかし、猟兵の猛攻に追い詰められたアンちゃんにそんな小細工は必要ないんだよっ!!! と、吹っ飛ばされたアシエトの代わりに、大きく踏み込み、超至近で星写す魔眼から、強力な魔力光波動を撃ち放つ! アン、あやうし! マズイ、あと一発でも受けたらもうアンちゃんもたない、アンちゃん壊れちゃうぅっ! そんなアンが光で吹っ飛ばされた先には、ボンテージの男、そう、ずっと隙を見計らっていた中部・彩月季(dangerous pleasure・f15878)である。彩月季は地面に突っ伏すアンの前でおもむろに服を脱ぎ、その脱ぎたてほやほやエッチな汁でべとべとのボンテージを、ふぁさっと、アンの顔に落とす。そして……。
「正面から突き上げられたいか? それともバックから貫かれたいか?」
 といった。薄れゆく意識の中、アンが選んだのは。
「猪らしく、後ろからでおねがいします……がくっ!」
 一度は女体に変えられ、男の娘としてのアイデンティティーを失った、アンが最後に守ったのは猪の名だった……(?)
「迷わずイけよ」
 最後の一発は、儚い。そして、何も履かない、一糸まとわぬ彩月季によって、アンは昇天♂したのであった……。

●これからの『アン☆アン』
 すべてを片づけた猟兵たちは、たくさん楽しませてもらったお礼もかねて、店の修繕なども手伝うことになった。怪人が倒されたことにより、『アン☆アン』の以上はブームは去ることにはなるが、遣りての執事によって、この店自体はこれからも続けられていくことになるらしい。ぶっちゃけ、沼に嵌ってしまった猟兵たちの数名は内心大喜びである。
「つ、次は出来ればせめて僕が首輪浸ける方でお願いしますね、英さん」
 いちごは少し苦笑して自分のメイドに別れを告げる。
「また、ビート君に会える……」
 と、手のひらの上で踊らされていたことにも築かず、溺れてしまった典型的なカモ、アシエト。
「今度は、おなか一杯にしてくれると嬉しいです、もちろん、お店のルールに変わりがなければ、ね」
 と、大型犬のような執事の耳元に、背伸びして囁く紫衣。
「し、仕返しする心算だったのに馬車馬のようにディート君にこき使われてしまった……」
 と、ぐったりうなだれるリタ。
「イース! いろいろ迷惑かけてゴメン!!! おれ、でも、その、何ていいかわかんないけど、めっちゃ気もしよかった!(いろんな意味で)」
 と、番長らしく謝りつつも、思春期男子として、ちゃっかり一皮むけたヒカル。
「エフトさん、次は僕自身のデッキであなたを倒します!」
 ワンキルと悪戯が悔しい明日多君は宣戦布告。
「今度はお前のミルク、もっと飲ませろよ?」
 とジークを誘惑するご主人様彩月季はバスローブ。
 路上に攻撃によってたたき出されたふたばも無事回収、治療を終え、猟兵たちは流石に今日はもう営業できないので少し後ろ髪を引かれるメンバーも居つつ帰還した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年04月24日


挿絵イラスト