ぬめぬめゴリラ・ラビリンス
「ウホウホホウッホ! ウッホウウホゴリラ!」
「ウホゴリラ! ウホウホ!? ホッホッ、ホ!? ホ!? ホオオオワアアアアアアアアアアアアアア
!!!!」
ちがうの。頭おかしくなったんじゃないの。聞いて。
ここは皆ご存じアックス&ウィザーズ世界の片隅『ゴリランド』。
ゴリランドではゴリラは神聖な生き物であるとしてみんな大切にしてるんだ。地球のインドでウシが路上に寝ててもそっとしておくのあるじゃん? あれあれ。
だがそんなゴリランドに!
大問題がおきたのだ!
「ウホウホホウッホ! ウッホウウホゴリラ!」
「ウホゴリラ!」
「ウッホ!」
「ウッホ!?」
「「ホオオオワアアアアアアアアアアアアアア
!!!!」」
「ぬめぬめしたゴリラたちが大暴れしている!」
だから頭おかしくなったんじゃないの聞いて。
ナンシー・アラタメはうーんと唸って首を振った。
「ゴリランドがゴリラを神聖視する国だというのはA&W世界の住人なら知っているな? ……知らない? 常識だと思っていたが……そうか……。
とにかく、その聖なるゴリラが大変らしい。
というのも彼らが主な住処としている『ゴリラビリンス』からゴリラたちが一斉に飛び出してきて大暴れしていると言う話なんだ。
ゴリラは温厚で心優しくゴリラパワーでウサギを粉砕してしまった時などは檄ヘコみして三日食欲をなくすというのはあまりにも有名だな。……知らない? ……そうか……」
コホンと咳払いをするナンシー。
「とにかく、まずはこのゴリラたちを沈めなくてはいかん。只管ぼこぼこ戦って体力を消耗させてもいいし、素早く拘束してもいい。なんなら優しくなだめてもいいだろう。
だが……そうだな、絶対とはいわないが、殺さないでやってくれると国の住民たちが激ヘコみせずに済むだろう。
その後は原因があるであろうゴリラビリンスに挑み、調査を行なって欲しい。
ゴリラビリンスには不思議な罠や、普段はなかったモンスターの気配があるという噂だ。気をつけてとりかかってくれよ。それじゃあ――」
ナンシーはパチンと指を鳴らした。
「この世界にも、そしてゴリラにも愛があることを知らしめてやってくれ!」
空白革命
ウホホウッホ! ウッホウッホ! ウッホゴリラ!
ウホ?
ウホホ!
ウホ――ウホ、ウッホウッホ、ウホ!
ウホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ(どごごごごごごごご)!
第1章 冒険
『混乱する動物たちを宥めろ!』
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POW : 巨体を持つ熊や虎などの猛獣とタイマンバトル!
SPD : すばしっこいウサギやリス、鳥なんかを捕まえる、
WIZ : 歌や音波、魔法や超能力などを使って、興奮した動物を落ち着かせる
👑11
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テレポートすればそこは町。
馬車通行止めの大きな舗装道路にはゴリラの群れがウホウホいいながら暴れていた。
しかも彼らはなんかしらんけどぬめぬめだ!
ゴリラさんだし手も出せないぞと困り果てた国民たち。
でばんだ! いざゆけ! イェーガー!
岩動・廻
ウホウホ、ウッホ、ウホホウホーホッ!
(ジャカジャーン)
ウウゥゥ、ウッホ、ウッホホ、ウッホホイホホ♪
(ジャジャーン)
ウホン。
※
ウッウッホ! ウッウッホ!
(ダンダンパッ、ダンダンパッ)
ウホウホウーホホ、ウホウホウホホホホ、ウホウホウーホホウッホーウホホッ!
ウホウホホッ、ウホウホホッ、ウッホーウホホイウホホッホー!
(ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン)
うーほーうーほーうっほー!!
うーほーうーほーうっほー!!
(ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ)
(※から繰り返し)
五十嵐・達也
ウホホウホホホン。ウホウホウッホウホウホ
ウホウホウホホホ、ホウホウホホホホウウホホウホウホウッホホンウホホウホホホイウホウホ
ウホウッホホンウホ……ウホ、ウホ……
ウホオオオン!!!
以下省略アンド通訳
(彼らに咎は無い。傷つけずに宥めなくては
私はゴリラに対し、装束を脱ぎ狩人の潤滑液を全身に振りかけぬめぬめ状態になって相対する
ゴリラもぬめぬめなので、きっと通じる物があるだろう
眼を真っ直ぐに見て……さあ、いざ……
ファイッ!
ガッツリ掴みあい、怪力でねじ伏せるつもりでかかる
怪我はさせたくないが、力の証明をしない事にはな
私が勝てば大人しくして貰うぞ――!)
馬駒・つの
うほほ~🦍🦍♥️
うっほっほ!うほ~🙋🌼
うほうほほっ💃✨🔜🦍❔❔
うほ?うほほー!💦🆚🦍⚡
うほほ!うほーっ!【👍👍💕(グッドナイスブレイヴァー)】
うほうほ!うほほい💖👧🔛🌏💕👪👨👩👧👧
うほほ💥🛡️うほほ~🙏😣💭🤝💦
うほほ!うっほー?💕🤳✨🦍👧✌️✌️
💖🤝💖うほほ!うほー💖😘うほほほ!🌼💯
うほほ!うほほー?📹🤳
うほ💃うほ🕺うほ💃うほほー!🦍👧✨🎥✨
うほー!うほほ♥️📲🆙🌏💞
うほうほうっほほ🦍✨👧
うほうほほ、うほっ😉✨🏰☮️✨
(うほほ📝🙏💦うほほほ!うほほー!👏💕👥)
「ウホウホ、ウッホ、ウホホウホーホッ!」
ウホ。ウホホウッホ。
ウッホ岩動・廻。
「ウウゥゥ、ウッホ、ウッホホ、ウッホホイホホ♪」
ウホ。ウホホッホゴリラ。
「ウホッ!? ウホホ! ウホホホホホホウホオオオオオオオオオウ(ドゴゴゴゴゴゴ)!」
ウッホ! ウッホゴリラウッホ!
「ウホホウホホホン。ウホウホウッホウホウホ。
ウホウホウホホホ、ホウホウホホホホウウホホウホウホウッホホンウホホウホホホイウホウホ」
ウッホ五十嵐・達也。
「ウホウッホホンウホ……ウホ、ウホ……」
「ウホ?」
「ウホウホ」
「ウッホゴリラ!」
「ウッホゴリラ!」
「「ウホオオオン!!!(どごごごごごごごご)」」
「ウホ!」
「ウホオ!?」
ウッホゴリラ、ウホウホ達也。
ウッホウウッホ廻ウホ。
「ウホン!」
ウッホ廻。
ウッホウッホゴリラ。
「ウホ……?」
「ウホホウッホ」
「ウウウウウウウウウウウウウウウウッホウ!」
ウッホ廻! ウッホ廻!
「ウッウッホ! ウッウッホ!」
「「ウッウッホ! ウッウッホ!」」
「ウホウホウーホホ、ウホウホウホホホホ、ウホウホウーホホウッホーウホホッ!」
「「ウホウホウーホホ、ウホウホウホホホホ、ウホウホウーホホウッホーウホホッ!」」
「ウホウホホッ、ウホウホホッ、ウッホーウホホイウホホッホー!」
「「ウホウホホッ、ウホウホホッ、ウッホーウホホイウホホッホー!」」
「うーほーうーほーうっほー!! うーほーうーほーうっほー!!」
「「うーほーうーほーうっほー!! うーほーうーほーうっほー!!」」
ウッホ達也。ウッホウッホゴリラウッホ、ウッホウホホ。
ウホ!
ウッホウホホ!
「ウホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ(どごごごごごごご)!」
「ウホ! ウッホウホ……ウホ!」
「ウ……ホ……?」
「ウホ!」
「ウ……」
ウッホ達也。
ウホウッホ、ウホホウッホゴリラ! ウッホ!
ウホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!!
……ウホホ!
「うほほ~🦍🦍♥️」
ウッホ馬駒・つの!?
「うっほっほ!うほ~🙋🌼 うほうほほっ💃✨🔜🦍❔❔」
「ウホ……🦍💢」
うほ?うほほー!💦🆚🦍⚡
うほほ!
「うほーっ!👍👍💕」
うほほうっほ、うほーほ!🗨🗨🗨🗨🗨🗨🗨🗨🗨🗨
「うほうほ!うほほい💖👧🔛🌏💕👪👨👩👧👧」
「うほほ!!🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍」
「うっほ……うほほ~🙏😣💭🤝💦」
「うほ……」
うほほうっほ。
うほうっほゴリラ。
うほほうっほ。
「うほ🔒……うっほうほ🔓」
「うほ!?」
うっほつの。
「うほほ!うっほー?💕🤳✨🦍👧✌️✌️」
「うほほうっほ!🦍✌️✌️」
「💖🤝💖うほほ!うほー💖😘うほほほ!🌼💯」
「うほ……?」
「💖🤝💖うほほ!うほー💖😘うほほほ!🌼💯」
「うほおおおおおおおおう!🦍💯」
「うほほ!うほほー?📹🤳」
うほほうっほ。
うっほつの、うっほゴリラ。
「うほ💃うほ🕺うほ💃うほほー!🦍👧✨🎥✨」
「うほ💃うほ🕺うほ💃うほほー!🦍👧✨🎥✨」
うほー!うほほ♥️📲🆙🌏💞
うほうほうっほほ🦍✨👧
うほうほほ、うほっ😉✨🏰☮️✨
――ウホ!
💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖
🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍🦍
💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃🕺💃
🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵🎵
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
神羅・アマミ
ウッホ?ウホウホ?ホウホウホホウッホ?
い…いかん!妾のIQまでもゴリラと化してしまう…恐らくこれは『ゴリラビリンス』からデッドリーゴリラビームが無差別に照射されているからに違いない!
そんなことはない?嘘だッッ!
それはそれとして妾自慢の体力を駆使し、ゴリラたちをおとなしくさせる以外にないじゃろなー。
ぬめぬめゴリラとがっぷり四つに組んず解れつのオイルレスリング…やがて芽生える友情が愛へと変わっていくのは時間の問題だった…
求愛のドラミングは種族を超えた禁断の甘い果実。
ゴリラにもモテモテなワシ、こ、困っちまうぜ?
こんな雑なプレイングが採用されるなら本編中の台詞はいっそ全部「ウホ」にしてください
「ウッホ? ウホウホ? ホウホウホホウッホ? ……い、いかん! 妾までゴリラ空間に呑まれるところじゃった!」
神羅・アマミは目の前で起きてることに理解が追いつかずゴリラ化しかけていた。
何が起きたかっつーと、大通りで暴れるゴリラたちに誰かがしがみついたかと思うと急にジャズゴリラダンスを踊り始める者が現われそれを配信した人がなんかしらんけど集団ゴリラダンス(ティック○ック的なやつ)をしながら一斉にゴリラビリンスへ移動していくさまだった。
なにいってんのか分かんないと思うけどアマミにもわかんない。誰にもわかんない。
「このままでは妾までIQがゴリラ化してしまう。いやまてよ。ゴリラは賢いと聞いたことがある。つまり妾のIQは……あがっている……?」
こんなことを口走ってもしょうがないとおもう。
が、それでお終わりにしちゃあいかん。
このリプレイが全文ウホと絵文字だけで構成されたら皆困る。筆者も困る。
アマミはまだゴリラダンスパレードに参加していない暴れゴリラへと向き直った。
「よし、妾は妾でゴリラを大人しくさせてやろう……! 来い!」
「ウホー!」
ぬめぬめゴリラが飛びかかり、アマミはそれを両腕を開いて迎え撃った。
「ぬおー! 思ったよりぬめぬめしとる! オイルレスリング!?」
「ウホホウホ!」
「ぬめぬめが……ぬめ……」
「うほほうほ……うほ……」
組み合ううち、頬を染めるアマミ。
それを見てうっかり頬を染めるメスゴリラ。
はいここ百合。
「そ、そんな顔で見るんじゃないぞ……ワシ照れちゃうぜ?」
「うほほ……」
頬を両手で押さえるゴリラをアマミはぺちぺちと叩き、これからマッ○行く? みたいなノリでゴリラビリンスへ肩を組んで歩いて行った。
成功
🔵🔵🔴
ゴリラ騒動は一端の落ち着きを見せた……かに見えた。
確かにゴリラビリンスへの調査に向かうには充分だろう。
だが未だにぬめぬめゴリラは町へ繰り出し、路上で、ひとんちの寝室で、酒場で、農場で、ブランコで、道場で……暴れゴリラが発見されている。
国民たちは『ゴリラさんには手ぇだせないしなんかぬめぬめしてるし』とかいって遠巻きに見るばかり。
まだまだ出番は無くなってないぞ! ゆけ! イェーガー!
清水谷・柳牙
ゴリラ?あぁ、知ってるぜ。全世界で1番紳士で賢い生物だろう?
ならばタイマンバトルだろう。礼節は大事だからな。ゴリラの流儀に合わせて、拳で語れば何か分かるんじゃねぇか?
「俺は清水谷柳牙。願わくば手合わせ頂きたい!」
持っている武器を全て投げ捨てて、徒手空拳で勝負を挑む。
戦場の亡霊くらいは使えるように準備だけはしておくがな。
えっ、言葉が通用しないだって。ゴリラの言葉なんて俺が喋れるわけ……いや、礼節は大事。さっき思ったばかりじゃねぇか。俺はやればできる傭兵な。やってやろうじゃねぇか!
「ウホホウッホ! ウッホウッホ! ウッホ!ゴリッホー!ホッホッウボォーホウ?ホホホウホ!ウッウッホ!ホアター!!!」
ジェームス・JJ・ディーン氏は大の抱き枕コレクターである。
そんな彼の抱き枕はベッドサイドに並べられ、今日はどの枕にしよっかなってうきうきしながら自宅に帰ったその時見たものとは――!
「ウホ!」
全身ぬめぬめのゴリラが抱き枕を振り回しながら暴れる光景であった。
ザ・悪夢!
だが悪夢を打ち払う彼らが――否、彼がいる!
「ようゴリラ」
窓をがらって開けて入ってきた清水谷・柳牙である。
にらみ合うヒトとゴリラ。
「俺は清水谷柳牙。願わくば手合わせ頂きたい!」
「ウホホウッホ、ゴリラ!」
相対すればぶつかるが定め。
ジェームス氏(二度と出ない気がするひと)がゴングを打ち鳴らし、『ファイッ!』と叫んだ。
柳牙とゴリラはベッドの上に飛び乗ると激しくぼよんぼよんジャンプしながら向かい合う。
「ウホホウッホ! ウッホウッホ! ウッホ! ゴリッホー!」
「ウッホウウホ!」
柳牙パンチとゴリラパンチが正面から激突!
更に繰り出される柳牙デンプシーロールとゴリラデンプシーロールが激突し、部屋の中に衝撃が走った。
「ホッホッウボォーホウ? ホホホウホ! ウッウッホ! ホアター!!!」
「ウホー!」
ゴリラががに股で飛び上がるベッドジャンピング黒ギャルフォームで飛びかかる。
対する柳牙も頭から血を流しながら、めっちゃ応援する『戦場の亡霊』さんたちを背に飛びかかった。
力と力が、ゴリラとゴリラがぶつかり合う!
勝利したのは……そう!
柳牙ゴリラであった!
「ウホオオオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごごごご)」
成功
🔵🔵🔴
ルル・ミール
ゴリランドのゴリラ…?
な、なんて素敵なんでしょう!神聖視されるのも納得の素晴らしさです!
ノートにゴリランドのゴリラさん達のこと書いておかなくっちゃ!
そんなハートフルウホウホなゴリラさん達が大暴れでしかもぬめぬめウホウホだなんて…
ゴリランドの人達やゴリラさん達のため、全力でウホウホです!(訳:頑張ります
まずは人生初のドラミングでご挨拶
心を込めてウホウ(ドムドム)うっ!ゲホゲホ…
こっちに気付いてもらえたらゴリラさん達のウホウホに合わせて【楽器演奏】です!
どんなウホウホが来てもいいように【野生の勘】も!
追いかけられたらちょこまか走りつつ演奏続行
ゴリラさん達が落ち着くまでウホウホミュージックです!
「な、なんて素敵なんでしょう! 神聖視されるのも納得の素晴らしさです! ノートにゴリランドのゴリラさん達のこと書いておかなくっちゃ!」
ゴリランドの酒場『バナナバー』のカウンター席でノートをかきかきするルル・ミール。
わーいかけましたー! とイラストつきのページを掲げてみると、後ろでガシャーンと激しい音がした。
振り返ればゴリラがいる。
「ウホ……!」
グラスにささったバナナを握りつぶし、ぬめぬめゴリラが暴れ回っていた。
ダブルラリアットで周囲の冒険者や店員やゴリラガール(バニーガールのゴリラ版)をぼこぼこ吹き飛ばしていた。
「そんなっ、神聖なゴリラさんがぬめぬめのうほうほでぼこぼこだなんて……こうなったら、皆さんのためゴリラさんのため、全力でウホウホします!」
うほー! と叫んで飛びかかるルル。
まさかルルちゃん!
ゴリラさんをぼこぼこにぶん殴るつもりじゃ……!?
と身を乗り出す大方の予想を裏切り、円形テーブルの上に着地したルルは、両手をグーにして振りかざし――。
「うほうほ! うほうほ!」
どむどむと胸を叩きはじめたではないか。
その様子に振り返るゴリラ。
「うほうほ! うほうほ! うっ……げほげほ!」
必死に叩くあまり胸をいたいいたいするルル。
そんなルルに、ゴリラがゆっくりと近づいてきた。
「うほ」
両手をパーにして、胸をぱちぱちと叩き始める。
「……パー?」
「……ウホ」
ゴリラ豆知識。ドラミングはパーにしてやる。
「ウホウホ!」
「うほうほ!」
ルルと親切ゴリラはしばらくの間一緒にドライミング遊びで楽しんだ。
成功
🔵🔵🔴
ドロシー・ガーネット
あの温厚で心優しいゴリラたちが……!!おのれオビリビオン!許さん!!!
【WIZ】使用
ゴリラと言えばそうバナナだ。彼らはバナナを食べるとどんな凶暴化していてもたちどころに優しくなる、なんて言ってもゴリラだからな!
舗装道路とはいえ近くに全く植物が無いわけではないはずだ…【エレメンタル・ファンタジア】を使いそれで自然の精霊を呼び出しバナナを生やす!
ここはゴリランドだしきっと街中にもバナナの木は生えている…自然の精霊の力により美味しくなったバナナを食べることで心穏やかなゴリラへと戻ってくれ!
「あの温厚で心優しいゴリラたちが……!! おのれオビリビオン! 許さん!!!」
ドロシー・ガーネットは冷凍バナナを握りしめ、民家の屋根に着地した。
路上の真ん中をごろごろ転がっていくゴリラ。
トウッ! とかいって横に着地したドロシーはそのままゴリラと併走しはじめた。
「静まれ、静まりたまえ! さぞかし名のあるゴリラとあろう御方がなぜそのようにあらぶるのか!」
「ウホウホウホウホウホウホウホ!」
なおも転がるゴリラから飛び散るぬめぬめ。
そのぬめっとしたやつを指でキャッチし、ドロシーは目を見張った。
「……ハッ、これは! もしやこの粘液に晒されたことで本来温厚なゴリラが混乱してしまっているのでは?」
あえてこのタイミングで事件の真相に気づきかけるドロシー。
が、すぐにその思考とぬめぬめを放り投げた。
「そんなことよりバナナだ!」
ドロシーはバナナ属性とバナナ現象を合成したバナナを発動し、街路樹からめっちゃバナナを生やさせた。
「ウホ!?」
「ゴリラはバナナが好き。つまりバナナを食べれば落ち着く。完璧な理論だな」
「ウホ!」
ゴリラはバナナをひと囓りすると、サムズアップで振り返った。
大成功
🔵🔵🔵
赤星・緋色
ウホウホッホッ、ホッホ! ウホッホオオオァァァァァイ!?
って私までつられてる場合じゃないよ
きっと心優しいゴリラさんたちは好きで暴れてるわけじゃないんだよね
何やかんやで鎮めてあげなきゃ!
私の故郷だとね、直接攻撃が禁止されてる相手を追い返したい時は放水して追い返すんだって!
放水で水ぶつけるだけなら戦闘行為にならないらしいから
という訳で、ガジェットショータイム!
魔導蒸気で駆動する消火栓だよ
優しい私はついでにそのぬめぬめも取ってあげる!
はーい、きれいきれい!(ぶしゃーっというエフェクトパーツ表示)
私の推理だと、暴れてる原因にそのぬめぬめもあって、ぬめぬめとれたら大人しくなるよ
全然関係ないかもだけどねっ
公園のブランコを猛烈に前後させるゴリラ!
次に遊びたい子供たちが、リストラされたサラリマン騎士が放置されている。彼らは悲しげにそのブランコを眺めるばかり。
「ウホホウウホ! ウッホ! ウッホ! ウッホ
!!!!」
「ウホウホッホッ、ホッホ! ウホッホオオオァァァァァイ!?」
その横のブランコを激しく前後させる赤星・緋色。
ハッとしてブレーキをかけた。
「って、私までウホウホしてる場合じゃないよ! 心優しいゴリラさんがブランコを子供に譲らないはずがないよね。荒ぶるゴリラを元にもとしてあげなきゃ!」
しかしゴリラさんをぶん殴るのは緋色の気が引ける。
そんな時、緋色の脳裏にあるイメージが浮かんだ。
荒ぶる民間人の皆さんにめっちゃ放水してる機動隊のイメージである。
「そうだ! 私も放水でゴリラさんを沈めればいいんだ! カモン・ガジェット!」
ぱちーんと指を鳴らした途端、天空からゴリラの形をした消化器(放水機)が降ってきた。
「ついでにそのぬめぬめもとってあげる! ふぁいやー!」
ふぁいやーと言いつつ放水する緋色。
ゴリラはウホーと言いながら水にさらされた……ところ。
「……うほ?」
自分は一体何をやっていたのかという顔でブランコから下り、リストラ騎士に譲ってあげた。
「あれ? ぬめぬめがとれたら大人しくなった……? もしかして、ぬめぬめが原因だったのかな……?」
大成功
🔵🔵🔵
蛇崩・京次郎
「オレサマ、この世界ははじめてきたけどヨ……面白ェナ!!」
(そういう問題なんだろうか……)
オレサマは正々堂々タイマンバトルでどうにかするゼ! 動物を殺すのは心が痛むシ、なによりオレサマ動物は好きだからナ。
ンで、相手はぬめぬめゴリラだロ?
だったらバトルの方法は決まってンじゃン? そう、相撲ってやつヨ!
キョージローの(もっといい方法があるんじゃないか…?)っツー声はきこえないゼ
派手に服を脱いで褌一枚になってゴリラと相撲ダ!
オレサマは<動物と話す>を持ってるし<怪力>ダ。更に言っちまえば<グラップル>も持ってるシ<戦闘知識>もあル!
「さぁ戦おうゼ? オレサマと一騎打ちヨ!!ギャハハ!」
(やれやれ…)
コロシアムスモウステージ。
半裸のスモウグラディエーターが神への祈りを込めてハリテを打ち合うこのステージを、今はぬめぬめゴリラが選挙していた。
「ウホーッ!」
「アイエーッ!?」
ゴリラハリテによって次々とリングアウトしていくスモウグラディエイターたち。
対して。
転がる肉の群れをかき分け、しかと進む者がいる。
蛇崩・京次郎が、ここにいる!
「オレサマ、この世界ははじめてきたけどヨ……面白ェナ!!」
『煙吐く鏡』の仮面トシュカトルの縁を中指でついっと撫でると、京次郎は跳躍した。
回転、上着を脱ぎ捨て、リングイン。
「オレサマ、絶望的に降臨!」
「ウホーッ!」
即座に繰り出されるゴリラハリテを、しかし京次郎は真正面から胸で受けた。
「スモウで勝負か――いいゼ!」
人間体の『それはどうかと思う』というささやきを無視して、京次郎はゴリラへと組み付いた。
ガップリヨツ! スモウグラディエイターに伝わる互角の型!
しかしぬめるごりらに手は滑り、京次郎は転倒しかかった。
踏みこらえ、次なるはハリテの連打。
「オレサマと一騎打ちヨ!! ギャハハ!」
「ウホーッ!」
ゴリラと京次郎は互いにスタミナのつきるまでハリテを交わし合ったのだった。
成功
🔵🔵🔴
火奈本・火花
私の名前はエージェント・火奈本。UDCアースで邪神や狂気的存在から人類を守る為、日々組織の任務に従事しています
しかし猟兵としての経験を積むべく、今回は愛する都市を離れてこの世界にやってきました
が、
「世界広すぎでしょう……」
■行動
愕然としていてはダメですね。ゴリラさん達は邪神ではありません、保護し収容……は出来ませんので、何とか落ち着かせましょう
ですが飼育員の経験などありません
「怪力」も使ってゴリラさんと対決し大人しくなって貰います。群れの長認定とかされたら言うこと聞いてくれそうですし
あ、やだ。超ぬめぬめしてる
何か変な感じ……ゴリラさんも逞しいような気が……
いやムリムリ!
だってゴリラだもん!
テレポートしてやってきたエージェント火奈本・火花は、やや乱れた髪を手ぐしで払うように整えた。
UDCエージェントとして地球に隠された邪神や狂気と戦う彼女は、自らの経験値を高めるべく愛する故郷を離れ異世界へとやってきた。
「ウホウッホウッホゴリラ! ウホオオオオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごご)」
やってきて早々、市場でバナナクラッシュパーティーを繰り広げるゴリラに遭遇した。
「……離れすぎでは」
火花とて伊達にエージェントしていない。
伊達眼鏡を畳んで胸ポケットに収めると、キッとゴリラに鋭い視線を向けた。
「直ちに収容――はできないので、落ち着いて貰いましょう」
ゴリラへと跳躍する火花。
空中でキック姿勢をとると、ゴリラめがけてエージェント収容違反キックを繰り出した。
説明しようエージェント収容違反キックとはエージェントがノリで収容対象を逃がしちゃったときに博士を蹴り飛ばすときの優しさと怒りの籠もったキックである!
直撃――したかと思ったらゴリラブレストのぬめぬめにすべった。
「あっ」
そのままバナナ屋台に突っ込んでいく火花。
「くっ、私としたことが……」
バナナまみれで身体を起こす火花に、強くたくましい手が差し出された。
「……ウホ?」
ゴリラは優しい。
人間社会になじんだゴリラともなれば泣いてる女性にハンカチを差し出すこともあるという。
「……」
火花は一瞬トゥンクしたが、慌てて首を振った。
だってムリムリ! ゴリラだもん!
成功
🔵🔵🔴
明石・真多子
タコだけどやるウホ。タゴリラウホ。
ゴリラの力は強大ウホ。囲まれたら大ピンチウホ。
もしも囲まれたらドラミングで威嚇するウホ。
キミたちの2本腕によるドラミングウホと、アタシの6本腕ドラミングウホではどちらが偉いか分かるウホな?
あとは怯んだ隙に【伸縮自在の術】で触手を伸ばし、【卍固めの術】でゴリラたちを拘束するウホ。
吸盤とゴリラパワーが合わさり抜け出すことは出来ないウホ。
ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ!
ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!
「ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ! ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!」
人類よ、新時代のタコゴリラ忍者明石・真多子を知っているか。
人よりちょっと足の多いだけのナイスガイ(雌)。
今日もナンシー=サンに言われてなんとなくA&W世界にきてみたらゴリラに囲まれちゃった。
ゴリラはデカいしB型だしさっきからドライミングしながらぐるぐる回ってるしアタシどーなっちゃうのー?
という半端に少女漫画的枕話は置いといて、真多子は囲むゴリラたちにふんぬと拳を翳して見せた。
「キミたちの2本腕によるドラミングウホと、アタシの2本腕ドラミングウホではどちらが偉いか……分かるウホな?」
あえてニヒルに言ってみると、真多子は三倍ドライミングをウホウホし始めた。
「ウホオオオオオオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごごごご)」
「「ウホッ!?」」
驚きのゴリラ。
固まりのゴリラ。
そして伸びる真多子の触手。
ゴリラを次々に触手で拘束していくと、残った触手で更にウホウホしてみせた。
そうこれが新時代のタコゴリラ三倍ドラミング伸縮自在卍固め忍者明石・真多子である!
大成功
🔵🔵🔵
ネームレス・マインド
「何の一切の容赦もしない!死ね!!!!全ミサイル斉射!!」
何の躊躇いも無く、私はフルバーストマキシマムにてゴリラ達へ集中砲火を浴びせる
人は過ちを繰り返すのだ
※環境とゴリラに配慮した安全なミサイルを使用しています
「クッ……この私のミサイルに耐えるとはやるではないか」
恐怖したゴリラ達はこれで一目散に住処へと戻るだろう
おぉ、なんという素晴らしい作戦だ
非の打ち所なんて見つからないぞ!
「よし、それではカツ丼でも食べて帰ろうじゃないか!」
今夜はドン勝だ!!
……えっ、まだ終わってない?
黄金の鎧に身を包み、ネームレス・マインドはゴリラあふれるカフェテラスへと現われた。
「何の一切の容赦もしない! 死ね!!!! 全ミサイル斉射!!」
鎧のあっちこっちがなんやかんや開いてミサイルがびゃーいってぼーんした。
画面下に現われる『※ゴリラ環境に配慮した安全なミサイルを使用しています』のテロップ。
「「ウホーッ!?」」
オシャレカフェテラスから放り出されたゴリラたちに、飲みかけのフラペチーノが降りかかる。
画面下に現われる『※このあとスタッフが美味しくいただきました』のテロップ。
ネームレスは前髪をふぁっさあってかきあげると、起き上がるゴリラたちへと歩み寄る。
「フッ……この私のミサイルに耐えるとはやるではないか」
多くのゴリラたちはミサイルの爆発と零れちゃったフラペチーノのショックでドヘコみしている。
だがそんな中、銀のラインをもつゴリラがニヒルに笑って立ちはだかった。
シルバーバック。背筋に銀色の毛皮をもつゴリラは群れを束ねるリーダー格だ。ゴリラ豆知識だ。
「貴様……」
「ウホ……」
その時、ネームレスとゴリラの間に熱い視線が交わされた。
「カツ丼……食うか?」
「……ウホ」
ビッと親指を立てるゴリラ。ネームレスはゴリラと肩を組み、カツ丼屋へと走った。
成功
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ユーザリア・シン
ウッホウホウホオウホウホウホ。ウホホウホ、ウッホホ。ウホウ、ウホウホホ。
(【WIZ】で落ち着かせよう。
この心優しいゴリラたちがいかほど傷ついておるのか妾にはよう分かる。聖者だからな。となればあふれる慈悲の光で癒やさずしてなんとしようか。
ただ治癒するというても難しかろうな。ならば踊るか。
踊るしかあるまい。
ゴリラとダンピール、まあだいたい一緒であろ。ならば歌と踊りで彼奴らを癒せぬ道理もないはず。あとは妾の光次第よな。
そのぬめぬめにめっちゃ慈悲を照り返らせてやるからの。よう見ておけよ、悲しきゴリラの国民たちよ。
「ウッホウホウホオウホウホウホ。ウホホウホ、ウッホホ。ウホウ、ウホウホホ……」
美しきシリアスフェイスで語るユーザリア・シン。
今のを日本語にすると『この心優しいゴリラたちがいかほど傷ついておるのか妾にはよう分かる。聖者だからな。となればあふれる慈悲の光で癒やさずしてなんとしようか』である。
「ウホ……」
すねいる絵師の繊細かつ陶器のようになめらかな塗りから生まれる蠱惑的な唇でンなことをいった。
日本語にすると『ただ治癒するというても難しかろうな。ならば踊るか。踊るしかあるまい』である。
「ウホホ……ウッホ、ゴリラ」
闇に支配された世界に生まれた永遠なれどはかない美しさを表現したエロチックでありながらも冷たさのあるあの顔つきでンなことを言った。
日本語にすると『ゴリラとダンピール、まあだいたい一緒であろ。ならば歌と踊りで彼奴らを癒せぬ道理もないはず』である。
サッと差し出される手。
ぬめぬめのままマンキーダンスしていたゴリラは、ユーザリアのそんな誘いに重ねるようにして手を置いた。
いつの間にか居た吟遊詩人のカンテラ演奏にのって、ユーザリアとゴリラはワルツを踊り始めた。
なんで心が通じたのかは全然わかんにゃい。ユーザリアとゴリラの名前がちょっと似てるからかな。
「ウホ……」
あっ今のは『悲しきゴリラの国民たちよ。よう見ておけ。必ず救ってやるからの』である。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『ダンジョンに挑め!』
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POW : 前衛に立って襲い来る敵の排除。罠にハマって踏み潰す役もあり。
SPD : 罠の感知や気配察知などを行う。敵との戦闘回避も含む。
WIZ : 後方支援。保存食やユーティリティツールの準備や回復、アイテムの補充などを行う。
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●ゴリラ第二章
みんな忘れてるかも知れないのでもっかい解説しておこう。
町で暴れていたゴリラたちには謎のぬめぬめが付着していた。
どうやらこれが暴れゴリラ化した原因であるらしい! これ気づいたの全体の2人くらいなんだけどそれで解決するってすごい。すごくない?
現状どうなってるのかっつーと、ゴリラと意気投合したイェーガーたちが音楽に合わせて踊りながらゴリラパレードをかましつつ噂のゴリラビリンス(ゴリラ迷宮)へとやってきたところである。
「ウホ……」
あそこがゴリラ迷宮だ。ゴリラは指をさして言った。
「ウホウホ」
だが気をつけろ。中には俺たちも知らない謎の罠がいつの間にか発生していている。
それにぬめぬめに困惑して暴れるゴリラも沢山残っているはずだ。
ゴリラはバナナの皮を剥きながら言った。
「ウホウウホ! ウッホゴリラ! ウホオオオオオオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごごごご)」
だが恐れるな! お前たちには、俺たちゴリラがついている!
ゴリラと力を合わせ、このいびつに変異してしまったゴリラビリンスを攻略するのだ!
ゴリラはドライミングをして、そう言った!
なんで分かるのかなんて、俺も知らんよ!
清水谷・柳牙
ぬめぬめが暴れゴリラの原因だったのか。気づいた奴は相当なもんだな。尊敬するぜ。
俺は前衛に立って襲い来る敵の排除。だな。閃光手榴弾で暴れてるゴリラの視界を塞いでから狙撃。正気のゴリラ先輩が戦いやすいように援護するのが俺の仕事だな。
あぁ?やっぱゴリラ先輩には言葉が通じないって?
しょーがねぇな。
「ウホウホ!? ホッホッ、ホ!? ホ!? ホア!ホアア! オレ!エンゴゴゴゴ!オマエホホホホホホ!!ナグルホゥ
!!!!」
それでも伝わらなかったら胸をドラミングすることで必死にアピールするぜ。ドラミングは踊りのリズムに合わせて、ゴリラ先輩の気分を害さないよう、最新の注意を払って行う。
ダンジョンへ突入してはじめに襲いかかるものなーんだ。
そう、ゴリラだね!
「ウホウホウホウホ! ウホオオオオオオオウ!」
「ウホウホ!? ホッホッ、ホ!? ホ!? ホア!ホアア! オレ! エンゴゴゴゴ! オマエホホホホホホ!! ナグルホゥ
!!!!」
清水谷・柳牙は巧みなゴリラコミュニケーションで聖なるゴリラと意思疎通をはかると、通路の向こう側からローリングアタックを仕掛けてくる暴れゴリラめがけて閃光手榴弾を投げた。
「ウホッ!?」
まばゆい光に晒され思わずローリングを解く暴れゴリラ。
「ウホッホウ!」
ローリングを解いたゴリラを片っ端からアサルトライフルで狙い撃ちしていく柳牙。
「ウホオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごごご)」
柳牙は仲間ゴリラたちへ大きく手招きすると、先へ進めとばかりに力強いドライミングを繰り出した。
「頼むぜ皆……暴れゴリラの原因だというぬめぬめを……その現況を見つけ出してくれ! ウホオオオオオオオオウ!」
成功
🔵🔵🔴
クロード・キノフロニカ
なるほど、それはとてもゴリラウッホな状況だね。
大丈夫、僕も一緒にウッホウッホするから。みんなでウホウホを目指そうね?
ところで、僕にもバナナを一本いただけるかい?
ぬめぬめが出てくる仕掛けか何かがあるなら【咎力封じ】で封印を試みるよ。
これ以上汚れてしまったら、彼等もゴリラウッホでいられなくなるかもしれないからね。
似たような罠が二度以上あるようならば、一度見て覚えたトリックを【学習力】で思い出して回避するよ。
荒事は苦手だけれど、こういう冒険は楽しいものだねぇ。
ゴリラ達との交流というのも新鮮なものだ。
「なるほど……ね」
クロード・キノフロニカはシニカルに笑った。
目を瞑り、肩をすくめ、芝居がかって振り返る。
「大丈夫、僕も一緒にウッホウッホするから。みんなでウホウホを目指そうね? バナナいただけるかい?」
「ウホ」
きみー。さっきまですげーシニカルでそそる感じのキャラだったじゃーん!
女子中学生好きする感じのー!
クロードはとりま女子中学生好きする足音でダンジョンを進みながらバナナの皮をむいた。
すると!
「ウッホッホウッホ!」
ゴリラが何かを感知した。
通路の向こうからぬめぬめした暴れゴリラがダブルラリアットしながら高速で突っ込んでくるではないか。もはやゴリラではな。ベイゴリラブレードだ!
恐れすくむメスゴリラ。
クロードはすっと腕を水平に翳して前へ出ると、クールな視線で『下がっていて』と告げた。
そしてポケットから手錠やロープを取り出すと、高速回転するゴリラの真上へと跳躍。回転の軸を見定めると、器用にゴリラを拘束して反対側へと着地した。
「ウホー!?」
回転がとまり壁へ激突するゴリラ。
クロードはさっと前髪を指でかき上げると、左右非対称に笑って振り返った。
「荒事は苦手だけれど、こういう冒険は楽しいものだねぇ」
あくまでキャラは維持するつもりのようだった。
成功
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ドロシー・ガーネット
むぅ…これが世に聞くゴリラビリンス……!!師匠から聞いたことがある【世界知識】
【WIZ】使用
屈強なゴリラと猟兵さん達を援護するのだ、そう引き続き美味しいバナナで。私はユーベルコード【リターン・ゲート】でゴリランドからの輸送係となる。
私一人で輸送が厳しそうならほかの猟兵さんやゴリラたちにも手伝ってもらいながら輸送をぐるぐると回していく、バナナ以外で必要なものがあったらそれも聞いて持ってくるよ!
攻略が進んで安全に進めそうなら進みながら【リターン・ゲート】で行ける範囲を増やして行く。
ゴリラビリンスの探索には美味しいバナナが必要不可欠。いつでも安心安全なバナナをお届けします。
「むぅ、これが世に聞くゴリラビリンス……!! 師匠から聞いたことがある!」
ドロシー・ガーネットは壁画に描かれた聖なるゴリラの伝説をなぞるように読み解きながら、深い歴史に唸った。
どういう歴史と伝説なのか語ろうかと思ったけど長くなるからまた今度にするね?
「ウホホー! ウッホ!」
通路の先から偵察ゴリラが駆け寄ってくる。
この先に無数の暴れゴリラがいて、周囲の罠ごと破壊しながら地獄車方式で突っ込んでくるというのだ。
「慌てるな」
ドロシーはゴリラの肩を叩くと、指をパチンと鳴らして見せた。
すると――なんということでしょう。歴史だ伝説だっつてた壁画に門が現われ、その先にはついさっきドロシーがめっちゃしげらせたバナナ街路樹が。もうこれでバナナに困ることはありませんね。偵察ゴリラもこれにはニッコリ。
「猟兵さんたちにこのバナナを与えるんだ。味方のゴリラたちにもな。栄養満点だぞ」
「ウホー!」
その後、バナナの皮をいい具合にスローするとゴリラがスピンすることに気づき暴れゴリラ鎮圧にすごく役だったという。
成功
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睦川・優桜
【POW】でゴリ押します!
「直撃地点の周辺地形は破壊される。」というユーベルコードの効果テキストを信じて、
罠にはまりながらそのまま罠を殴って破壊して進みます!
「これが羅刹流漢探知です!」
暴れるゴリラが現れたら、ユーベルコードは使わず拳で語り合って友人になります!
「ゴリラと羅刹、種族は違えども私たちは分かり合えるはず!」
みんなもしかしたら忘れてるかもしれないけどここはダンジョン『ゴリラビリンス』。
あちこちにはゴリラにも覚えの無い罠がいっぱい仕掛けられている。
皆の家にも知らないうちにトラップが仕掛けられていることありますよね。これってトリビアになりませんか?
「けれど心配はいりません! 罠にかかったら……罠ごと壊せばいいのです!」
檻にめっちゃ閉じ込められている睦川・優桜が、眼鏡を両手の中指ではさむかんじでくいってやると、掲げた右手の拳に力を込めた。
「これが羅刹流漢探知です!」
突如! 優桜の腕がゴリラのごとく巨大化! 異形化! それを地面にガッてすると、周囲の檻もついでに吹き飛ぶって寸法さ!
ゴリラのゴリはごり押しのゴリ。
優桜は『どうですか!』といい笑顔で振り返った。
……なんか通路が崩壊していた。
「……あっ」
その後、通路が壊れたらもっかい穴をあければいいじゃんというごり押し思考で無事解決。
優桜とゴリラと仲間たちは更にダンジョンの奥へと進んでいくのでした。
苦戦
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桜田・鳥獣戯画
桜田だ!! あまりのゴリラ騒ぎに来てみればええい皆してウホウホウホウホと! ゴリラ大好きにも程がある!!
というかなぜ意気投合しとるのだ!! ゴリラパレードって何!? まだ始まって一週間だぞ大丈夫か!!
それにしても、ゴリラ迷宮にゴリラと一緒に入って何が出てくるというのだ…
ゴリラ…?
もう全部ゴリラなの…?
いやそうだ、謎のぬめぬめだ!
ぬめぬめを何とかすればこのウホウホ地獄(天国)も収束を迎えるはず!
よし、迷宮を攻略だ!!
【POW】
私が前に立とう! 何が出るかわからんが私が壁とな
ゴリラでかっ!!え、でかっ!!これ前に立つの意味なくない!?
ユーベルコードを使用してパワーアップを ああっバナナしかない!!
「桜田だ!」
突然振り返り顔アップ効果線つきのコマで叫ぶ桜田・鳥獣戯画。
「うほ……」
「そんなことより桜田だ!」
気に入ったのかな?
「あまりのゴリラ騒ぎに来てみればええい皆してウホウホウホウホと! ゴリラ大好きにも程がある!!」
桜田はガンッと壁を殴った。
「というかなぜ意気投合しとるのだ!! ゴリラパレードって何!? まだ始まって一週間だぞ大丈夫か!!」
「うほ……」
そんな桜田の肩をぽんと叩くゴリラ。
差し出されたバナナをとりあえず剥きながら、桜田はゴリラの先頭にたってダンジョン攻略を始めた。
「事情は大体分かった。ゴリラに付着している謎のぬめぬめをなんとかすればいいわけだな。その元凶もダンジョンの奥にいるはずだと? なるほど」
なんだかんだゴリラとゴリミュケーションがとれている桜田である。
桜田なのである。語呂いいなこのひと。
「私たちはインペリアルゴリラという陣形で攻略うする。フードファイト・ワイルドモードをする私が前衛。両脇を雄ゴリラがかためる。雌ゴリラは後ろに立つ。お前のポジションが一番安全だ」
「うほ……」
立ってみて。
桜田は後ろを振り返った。
「うわゴリラでっかっ! これ前に出る必要ある!? 本当に!?」
桜田たちはなんやかんやで罠を踏破し、ダンジョンを更に進んでいく。
きっと元凶の居場所はもうすぐだ。
成功
🔵🔵🔴
ルル・ミール
うほうほ、うほっほ、うほほ!
うほうほ!
(訳:ドラミングを会得した今ならどんな迷宮も謎もウホッと解決できる気がします!
いってきます、先生!(ぽこぽこドラミング
【SPD】
迷宮を進む時は両眼をゴリラさんのように知的に鋭く
あと野生の勘も使うのです
踏んだり触ったりしたら罠がウホウホしそうです…ごくり
角を曲がる時は一時停止
飛び出して暴れゴリラさんとぶつかっちゃったら大変です
行きたい所に暴れゴリラさんがいた時は…
じゃーん!バナナバーでいっぱい買ってきたバーナーナー!
これを暴れゴリラさんの方にウホッ!と投げて
暴れゴリラさんが夢中になってる間にGOです
危険回避のうえに小腹も満たせる
バナナって完璧ですねもぐもぐ…
「うほうほ、うほっほ、うほほ! うほうほ!」
ゴリラ先生から教わった正しきドラミングでゴリミケーションをとるルル・ミール。
ドラミングはパーでやる。なんて優しき教え……。
ゴリラの強さと優しさ、そして賢さを身につけたルルに隙は無い。
ゴリラ譲りの野生の勘をはたらかせ、知的に周囲を観察する。
それでも罠を踏んでしまうこともあるだろう。
床がなんかゴーッて数センチ沈んだかと思うと突如大量のバナナの皮が降ることもあるだろう。あぐらをかいたゴリラの像が降ってくることもあるだろう。昼寝中のゴリラそのものが降ってくることもあるかもしれない。
っていうか降ってくる罠ばっかだなここ。
「しかし、ゴリラ先生の教えをうけた私に隙はないのです!」
ルルのゴリラローリングジャンプが発動。
高速の飛び込み前転は謎の無敵時間が発生するのだ。嘘だけど。
そこへのっしのっしと現われる暴れゴリラ。
俺は暴れたら手がつけられないぜとばかりにとがったサングラスをチャッと外す。
しかし先生の教え以下略ルルに隙は無い。
「じゃじゃーん、バーナーナー!」
バーでゲットしてきたバナナを懐から取り出すと、ゴリラへブーメランの如く投げた。
「ウホッ!」
バナナを投げられると食べずには居られない。
ルルはその横をゴリラローリングジャンプですり抜けていく。
「危険回避のうえに小腹も満たせる。バナナって完璧ですねもぐもぐ」
成功
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火奈本・火花
「まぁ類人猿とかいますしね。同じ霊長類なんだから心を通わせるのも人間と同じくらい簡単……なんですよね?」
■探索(脳筋、ではなくてPOW)
「さぁ来なさいゴリラさん達! エージェント・火奈本、逃げも隠れも避けもしませんよ……!」
なんかもう真正面に立ってズカズカ進んでいった方が早い気がしますね、ゴリラに襲いかかられたらエージェント収容違反パンチで撃退……は可哀想なので、脅したりしようと思います
あとは相撲を取って投げ飛ばしたり……?
ほら、テレビでも何かぬるぬるした相撲とかやってるじゃないですか、あんなノリで
あぁ、ぬめぬめしたのが何かちょっと気持ち良く……
って無理無理! ……無理、ですよね?(自問自答)
ダンジョンの攻略は充分か? たしかに充分かもしれないが、十二分ではない!
「まぁ類人猿とかいますしね。同じ霊長類なんだから心を通わせるのも人間と同じくらい簡単……なんですよね?」
うっかりゴリミケーションができちゃってた火奈本・火花が自問自答しているがそれはそれ。
ダンジョン無いの暴れゴリラたちが集まり、ゴリラ嵐となって突撃してきているのだ。
エージェント火花は太極拳っぽい構えをとると、ゴリラの群れへと向き直る。
「さぁ来なさいゴリラさん達! エージェント・火奈本、逃げも隠れも避けもしませんよ……!」
「「ウホー!」」
一斉に飛びかかるゴリラ。
対する火花はエージェント収容違反パンチ……を繰り出そうとしてやめた。
相手は被害者。罪なきゴリラ。
地球の平和を守るエージェントとしていたずらな暴力は振るえない。
ならば!
「エージェント保護収容投げ!」
飛びかかるゴリラをホールドしてからのジャーマン。
うっかり収容施設から出そうになった対象をもっかい放り投げる時のやつである!
「なんだかぬめぬめしながら投げていたら気持ちよくなってきたような……いやいや」
成功
🔵🔵🔴
日月・わらび
にゃー!!!もうウホウホうるせぇの!!頭がおかしくなりそうだの
相手がゴリラだからってゴリラ語しか交流できないわけがないもん!!
ハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラなら狼語も話せる筈なの
すごいゴリラは他の動物の言葉も通じる筈だもんね!!
狼語での判定を試みるよ!!
わうわうわう!!!わう!!
【POW】
ぬめぬめした敵の影響だったら【練成カミヤドリ】でわたしのディメンジョン・スリッパ・セイバーが火を噴く筈だの!
狼語で仲間にしたゴリラと連携して、暴れゴリラのぬめりの影響だけをなんやかんやで切り裂いてあげるよ!
違う名前の特攻?ぬめぬめしててG(orilla)に取り付いてるからの!誤差だよ!
「にゃー!!! もうウホウホうるせぇの!! 頭がおかしくなりそうだの」
若干時を戻して日月・わらび。
絶賛ダンジョン攻略中。
ゴリラビリンスは敵もゴリラ味方もゴリラ罠もゴリラという誰かの冗談みたいなラビリンスだ。
そんな時、わらびは思いついたように振り返ってみた。
(ハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラなら狼語も話せる筈なの……すごいゴリラは他の動物の言葉も通じる筈だもんね!!)
「わうわうわう!」
わらび、まさかの狼語。
「うほ……?」
「わうわう! わう!」
「うほ」
うんうんと頷くゴリラ。
その時。
「わう!?」
「うほ!?」
わらびとゴリラが同時に通路の角へ振り向いた。
ぬめぬめしたゴリラが両腕を翳し猛烈にダッシュしてくるではないか!
「ウホー!?」
「わうー!!(ディメンジョン・スリッパ・セイバー!!)」
ディメンジョン・スリッパ・セイバーとは、練成カミヤドリによって複製した10本のスリッパをこう、なに、ガッてやるわらびの必殺技である!
「ウホー!?」
全身をいい具合にガッてされてぬめぬめを取り払われたゴリラ。
すっかり綺麗になったゴリラは喜びのドライミングを奏でるのであった。
成功
🔵🔵🔴
明石・真多子
参加継続ウホ。
ゴリラ達と共にゴリランドに来たウホ。
SPDで調査を行うウホ。まずは3倍ドラミングウホ。
反響音で不審な場所を特定するウホ。ゴリラは頭いいウホ。
ゴリラインテリジェンスプレイウホ。
ドラミングウホでぬめぬめゴリラが集まってきたら、罠を作動させて足止めしながらタコスミをぶっかけるウホ。
汚されたゴリラたちは、たまらず毛づくろいでお互いのぬめぬめごと落とすはずウホ。
ついでにぬめぬめゴリラたちが来た方向へ進むウホ。
こっちに元凶があるはずだとアタシの【野生の勘】が囁いてるウホ。
ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!
ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ!
さあ、そろそろ次につながる話でもせにゃならん頃だ。
「ウホ。ゴリラたちと共にゴリラビリンスへやってきたはいいが罠だらけウホ」
明石・真多子は三倍ドライミングをどこどこやりながら同じくドライミングするゴリラチームをバックに練り歩いていく。
なんだろうこの特殊なミュージックビデオ。
「アタシ真多子キマイラのタコ。ゴリラ引き連れまーたこのメンツ。襲い来るゴリラにかけるイカスミ。作動した罠は既に用済み。yeー」
ラップのリズムで順調にダンジョンを攻略するタコゴリラチーム三倍ドラミング伸縮自在卍固めラッパー忍者真多子。
テレビの前のみんな。真多子がただドライミングしていると思ったら大間違いだぜ。
ドライミングの反響、そして叩き具合で感じる空気。あとなんかそれっぽあれ。
そういうなんかアレな全部を野生の勘で判断して進んでいくのだ。
要するに勘じゃん!
「ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!」
「「ウッホウッホ!」」
「ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ!」
「ウホ!」
「……ウッホ!?」
ゴリラは山の賢者であり予言者ともいう。だがゴリラの勘は山の未来を知るともいうのだ。
ゴリラと一体になったタコゴリラチーム三倍ドラミング伸縮自在卍固めラッパー忍者予言者真多子は、ついに……!
「このぬめぬめをたどった先に元凶がいるはず……ハッ、これは!」
ぬめぬめの元凶を、発見したのだ!
大成功
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第3章 ボス戦
『ポゥリン』
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POW : 増える
レベル×5体の、小型の戦闘用【ポゥリン・ミニ 】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
SPD : 固まる
全身を【漬物石 】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ : 伸びる
自身の肉体を【液体スライム 】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
👑17
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●ここに来て急にゴリラじゃないやつ
君は『ポゥリン』を知っているか。
自分からは敵対行動をとらず、攻撃に対して増えたり固まったりすることで反撃するぽよぽよしたスライム状の巨大モンスター。もといオブリビオンである!
「ゴリラに付着していたぬめぬめは、この『ポゥリン』の放つ小さい分身や液体化物体だったのかウホ」
「こんなん張り付いたら暴れるわそりゃ」
「えっなにじゃあゴリラたちこれにうっかり殴りかかったの?」
「ポゥッ!!」
そういう鳴き声なのかは定かじゃ無いか、ポゥリンは強く唸るとイェーガーたちに襲いかかる。
そう、ゴリラたちに手出しされたことで既に迎撃モードになっていたのだ。
ポゥリンの部屋はゴリラビリンスの最奥。
『黄金バナナの間』。
巨大な立方体めいた石の部屋。壁にはあちこちに金メッキの装飾がなされているが時代の流れによってその多くが劣化していた。
ポゥリンはそんな部屋の中央で、イェーガーを迎え撃つ。
だが案ずるな。イェーガーにはゴリラたちがついている!
具体的には後ろでひたすらゴリラダンスを踊ったりドライミングしたりいい顔でサムズアップするゴリラがいる!
戦力には全くならないが、心強い味方だ!
これまで培った絆とゴリラ性を活かし、ポゥリンを倒すのだ!
火奈本・火花
「馬鹿な。大きいゴリラさんが控えていると思ったのに……」
■戦闘
期待していた訳ではないんですよ?
これまでのゴリラさん達との戦いと交流を通じ、最終的にはなんかもっと凄いゴリラさんと触れ合えるとか期待してた訳じゃ全ッ然ないんですよ?
まぁ仕方ないです
後ろで応援してくれてるゴリラさんの為にも、全力の一撃を叩き付けましょう
「怪力」で千切っては投げの戦いを繰り返して、一か所に追い詰めたらヤドリギの一撃で終了させてあげます
……ポゥリンもちょっと可愛いですが
無事に倒せたらゴリラダンスを一緒に踊っても良いかも知れません。他にも色々、楽しそうです
え、キャラが崩れる?
そんな事を気にしていてはエージェントは務まりません
「馬鹿な。大きいゴリラさんが控えていると思ったのに……」
ぽよぽよしながらこっちを眺めるポゥリンに、火奈本・火花は顔を覆った。
よりすごいゴリラが待っている。
そんな期待をしていたわけでは無いんですよ。
と、一旦いいわけをしておく火花。
「ともあれ……ゴリラさん」
「「ウホッ」」
背後のゴリラ応援団が一斉にサムズアップした。
火花は頷き、そして走り出した。
既に迎撃態勢に入っているポゥリンは身体から大量のポゥリン・ミニを放出。
ぽこぽこ跳ねながら火花へと殺到する。
ゴムのような弾力をもって飛びはね、顔面へ迫るミニアタック。
火花はそれを眼前でキャッチし、怪力を込めて投げ返した。
別のミニへ激突し、あちらこちらへ散っていく。
「ポゥリンもちょっと可愛いですが……今の私はゴリラのエージェント」
自分でも何言ってるのか若干わからないか、エージェントにはこういうこともある。
狂気と戦う者。常識を捨てた者。それこそがエージェント。そしてゴリラだ。
火花は拳にヤドリギを根で覆うと、ポゥリンめがけて突撃。まとわりつく大量のミニを無視して、『ヤドリギの一撃(ヤドリギノイチゲキ)』を叩き込んだ。
成功
🔵🔵🔴
ドロシー・ガーネット
「こいつがゴリラをぬめぬめ洗脳プレイしていた奴か…かわいい見た目でも強敵だな。だがこちらにはゴリラがついている。ああこんな気持ちで戦うのは初めてだ…もう何も怖くない!!」
【WIZ】使用
【高速詠唱】からの【精霊覚醒】相手の攻撃を軽減する精霊に変化する。
この場で言う精霊とはすなわちゴリラである。私自身がゴリラとなることだ…
ゴリ精霊になったら【目立たない】ことを生かして野生のゴリ精霊戦法で戦う。【2回攻撃】や【全力魔法】(物理)や【属性攻撃】(物理)したり、ときおり味方を庇いながらポゥリンに的確にダメージを蓄積させるのを狙う
※殴ってるようにみえますがすべて魔法なのでPOWではなくWIZです(強弁)
衝撃を受けて壁まで飛んでいくポゥリン。
しかし、ポゥリンは突如液体スライムに変化すると壁にべっしゃんとはじけ、自らの身体を長く伸ばし始めた。
「くっ!?」
ドロシー・ガーネットは大きく飛び退き、伸びてくるスライム片を回避する。
「このぬめぬめ……なるほど、これでゴリラをぬめぬめプレイしていたわけか。可愛い見た目に反して凶悪なやつだ。だが……!」
ドロシーはバナナを翳した。
共にバナナを翳すゴリラたち。
明らかにゴリラビリンスに入ったときより多いが、ゲートを通じてめっちゃ入ってきたらしい。
「私にはゴリラがいる!」
「「ウホ!」」
「ああ、こんな気持ちで戦うのは初めてだ。もう何も恐くない!」
頭ふっとぶフラグみたいなことを言うが、それで終わるドロシーではない。
「ゴリラとふれあって分かった。巨大スライムに勝利する方法。それは――私自身がゴリラになることだ」
ドロシーはたちまちのうちにゴリラ精霊へと返信し、自然なゴリラパンチを繰り出した。
液体スライムがどういうわけかまとめて吹き飛んでいく。
さらにはゴリラ魔法を発動。
液体スライムがバナナ型に無理矢理成形されてゆく。
「ウホホウッホ、ウホホ!」
成功
🔵🔵🔴
清水谷・柳牙
ゴリラ性を活かす、か。考えろ、柳牙。俺はゴリラ大納言達に何を教わった?
ゴリラダンスに、ドラミング……くそっ、全然分からねぇ!!
「ん?石の部屋か………なるほどな」
「なぁ、ゴリラ先輩、ゴリラ少納言、ゴリラ中納言、ゴリラ大納言。お前ら朱悪の根源のこいつらに一発殴ってやりてぇと思うか?」
もしゴリラ先輩たちが肯定してくれるなら、これは賭けになるが、やってみる価値はあるかもしれないな。
「運が良けりゃ殴れるぞ!!『石化の弾丸
』!!!」
ポゥリンの身体がもし石化するなら、ゴリラ達も存分に殴れるだうしな。最後までゴリラを敬い!ゴリラを信じる!
「ウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホ!」
俺は叫んだ。
「そうだ。俺たちは知っている。ゴリラをなだめ、ゴリラを助け、ゴリラトラップを破るうち……ゴリラのなんたるかを理解していた」
清水谷・柳牙は目をギラリと光らせた。
正直ダンスとドライミングしか教わっていないが、そんなもん全ゴリラがそうだ。
「ゴリラ先輩!」
「ウホ!」
「ゴリラ大納言!」
「ウホ!」
「ゴリラ五人囃子!」
「「ウホッフ!」」
ゴリラは賢い。
それはゴリラ自身が大自然から学習し、蓄積するからだ。
ゴリラは優しい。
それは大自然を愛し、仲間を愛し、共に生きていくからだ。
ゴリラは強い。
それは――。
「俺は仲間(ゴリラ)を信じる!」
柳牙はリボルバー拳銃に呪文をこめた弾丸を装填すると、成形されたポゥリンへと狙いを定めた。
「いくぞ、ゴリラたち!」
射撃しながらダッシュ。
着弾したポゥリンが途端に石化をはじめ、動きを封じていく。
鳴らせ、心のドラミング!
振りかざせ、己の拳!
「ウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホ!」
柳牙とゴリラたちによる集団パンチがかたまったポゥリンを激しく粉砕していく……!
大成功
🔵🔵🔵
日月・わらび
他ルートの人にも仲間がいるみたいだけど
わたしには道中で仲間になった元暴走ゴリラとHSDXSGゴリラがいるの
ドラミングで応援してくれてるからわたしもがんばr……うるせぇのぉ!!
黄金バナナでみんなテンションあがってるんじゃねぇの!!
狼語履修して!!
【POW】
わたしは気づいてしまったのさ
ちっこいこいつら!!たぶん!!スリッパに弱いの(ふんす
スリッパは硬いでしょ?ぬめぬめはベションってやるとガッてなるでしょ?
さっきやったしの
ふっふっふー、わたしのスリッパの錆びになれぇぇぇ!!
【練成カミヤドリ】真のハイパーオオカミスリッパ量産してどかーんするよ
巨大スリッパを12本ガッてやるとスペースが足りるか心配だの
「皆にゴリラがついてるように……わたしにはハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラがいるの!」
「ウホオオオオオオオオオオオオウ!(どごごごごごごごご)」
「うるっせぇのぉ!」
日月・わらびは背後でひたすらドライミングするハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラの側頭部に跳躍後ろ踵蹴りを叩き込むと一瞬で沈めた。
「黄金バナナでみんなテンションあがってるんじゃねぇの!! 狼語履修して!!」
「わう!」
「履修していた
……!?」
とかやってるわらびに対し、ポゥリンは自らを漬け物石に変化。
やれるものならやってみろとばかりに構えている。
わらびのスリッパストラッシュも、ハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラのパンチもまるで効果が無い。
奴は無敵か!?
否!
ゴリラは賢い。狼語を短期間に学ぶほどに。
そしてわらびもまた、ひとつの学びを得ていた。
「わたしは知っているのさ……こいつらは、スリッパに弱い!」
ハイパースーパーデラックスストライクジェノサイドゴリラのぬめぬめを綺麗さっぱりぬぐいさったスリッパ。
そのスリッパが再びうなる!
「ディメンジョン・スリッパ・セイバー!」
僅かに残ったポゥリン・ミニたちをはじき飛ばし、わらびのスリッパが漬け物石ポゥリンを少しずつだがそぎ取っていく……!
成功
🔵🔵🔴
赤星・緋色
ウホッホ!(すいー)ウホウッホ!(すいー)ウホッホォォォォォウ!(ぐるぐる)
…前に動画で見たスケートするゴリラの真似してる場合じゃないね!
これ以上ゴリラさんたちが困らないように、ゴリランドに平穏をもたらせてあげなきゃ
ガジェットショータイム!
今回ご紹介するのは魔導蒸気のズボンプレッサー
なんと、魔導蒸気の熱が厚すぎて、ズボンを挟むと一瞬で燃えちゃう優れものだよ!
これで挟んでカラッカラのカピカピにしてあげる!
石になって身を守っても、解除した瞬間に自身の熱で蒸発しちゃう感じ!
あ、そー言えば。ポゥッ!!って鳴き声するやつってムーンウォークするんだっけ
真後ろに回り込んで攻撃すれば多分隙だらけじゃないかな?
この華麗なる赤星・緋色を見よ。
「ウホッホ! ウホウッホ! ウホッホォォォォォウ!」
軽やかな滑りからの豪快なスピンジャンプ。
床のぬめぬめを利用したフィギュアゴリラスケート。
彼に連なる仲間(ゴリラ)たちも共にスピンジャンプをかけた。
「……ハッ、こんなことやってる場合じゃない! 皆を助けなくちゃ! ガジェットショータイム!」
本日のびっくりどっきり……じゃなくて緋色メカは?
「じゃじゃーん、ズボンプレッサー! なんと、魔導蒸気の熱が厚すぎて、ズボンを挟むと一瞬で燃えちゃう優れものだよ! これで挟んでカラッカラのカピカピにしてあげる!」
漬け物石と化して徐々に削られつつあるポゥリン。
緋色はそこへじわじわ近づいて、硬い側面を蒸気の力でカラッカラにしていった。
「もうすぐ……もうすこし……」
「ウホッホ!」
背後でスピンジャンプするゴリラが応援のメッセージを送る。
「このつんってとがったところが特に乾かしやすくて……」
「ウホッホウ!」
軽やかに滑るゴリラが声援を送る。
「見てないで手伝って!」
「ウホ!」
ゴリラはぬめぬめで転倒した。
苦戦
🔵🔴🔴
難駄芭院・ナナコ
黄金バナナと聞いて(光り輝くオーラを背に受ける)
そんな単語を見逃すこのナナコさんじゃねーな!
えっ、今まで何してたかって??ゴリラとバナナを奪い合いバトルしてたら出遅れた!
アイツら許さねぇ!と思ったら味方にいるし!バナナくれよ!
そしてなんだこのゆるキャラみたいな敵はーー!
桃か?桃キャラなのか?桃としてのアピールをしようとしてるのか!
ともあれバトルだな!
黄金果実活性法を使うぞ!
方法は簡単!バナナを食いまくる!食いまくっていい感じになってきたらなんと成長する!もうまな板とか洗濯板とか言わせねぇぜ!
そうして得たバナナパワーで百人力よぉ!どんな攻撃でも受け止めてやらぁ!更に上がった戦闘力で反撃じゃー!
明石・真多子
何か見つけたウホ。あれはバナナ?違うようだウホ。
だったら、ゴリランドにはいらないウホ!
まずはお決まりのドラミングウホで威嚇と鼓舞をするウホ。
観客ゴリラと共にミュージックスタートウホ。
ミラーボールが金メッキに反射するウホ!
固まるアイツ、殴るアタシゴリラ。
アタシのゴリラbeat、奏でるゴリラrhythm。
踊るゴリラ、観てる皆ゴリラ。
高まるゴリラpassion、上げてくゴリラtempo。
ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!
ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ!
ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!
神羅・アマミ
「こうなりゃ自棄ウホ!これより先、猟兵のみんなは語尾が必ずウホになってしまウッホ!」
没ったプレじゃ使わなかったのにウホ。変わり身の早いものウホ。あと無茶振りが過ぎるウホ。
しかしゴリラたちが闇雲にフィジカルで突っ込んだ結果あのぬめぬめに囚われいやらしいことになってしまった以上、こちらも同じ手に出れば二の舞は明白ウホ。
そこで妾は『グラウンドクラッシャー』を使用、瓦礫を量産することでこれを投げつけ殲滅を図るウホ。
天井まで飛べるなら武器を叩きつけることで落盤を狙い、投げの一手間を省くのもいいかもねウホ。
無事任務が終わればメスゴリラと清純な百合空間を展開ウホ。
その後、一人と一匹の行方は誰も知らないウホ。
徐々に削られつつあるポゥリン。
このままじゃやってられんとばかりに大量のポゥリン・ミニを呼び出してゴリラたちを押し流し始めた。
黄金の部屋にあふれるポゥリン・ミニに埋もれていく仲間とゴリラたち。
そこへ――!
「あたいが……来た!」
光り輝くオーラを背負い、難駄芭院・ナナコが現われた。
「おいおい、バナナの話しといてあたいを呼ばないとか、モグリだぜ?」
ナナコはにやりと笑うと、バナナを箱で用意した。
ただの箱じゃねえ。冷蔵庫いれるようなあのでけー箱だ。
なんでこんなにバナナがあったのかについては第二章のはじめのあたりを見てくれ。
「教えてやろう。あたいがバナナを食うと……バナ、うっめ! このバナナうめえ! さっすがゴリランド。バナナが甘――うっめえ!」
食えば食うほど強くなる。
ナナコはバナナパワーを身体に宿すと、迫るポゥリン・ミニたちを片っ端から蹴散らした。
「くらえ! バナナキック! バナナパンチ! バナナエレクトリックサンダー!」
次々と吹き飛んでいくポゥリン・ミニ。
「今だウホ!」
神羅・アマミはトラップカードを発動! ゴリラ語!
これより全員語尾がウホになる!
「なにしてくれてんだウホ!」
「そんなことよりバナナ食えウホ!」
「ええい黙れウホ! グラウンドクラッシャー!」
アマミ逆ギレのグラクラ。大地をめっちゃ殴りつけると、激しい地震と共に部屋が崩壊を始めた。
転倒するゴリラのオブジェ。
はがれ落ちる金メッキの彫刻。
天井は崩れ次々と岩が落ちてくる。
崩壊していくゴリラビリンス。
そう。それこそが事件解決の糸口だった。
「猟兵たち、そしてゴリラたち! 瓦礫を投げまくるのじゃウホ!」
「OKエヴィヴァディ!」
星形サングラスをつけた明石・真多子がピースサインで振り返る。
ゴリラダンサーたちが同じサングラスをかけて一斉に振り返る。
「ミュージーーーーーック! スタートッ!」
キュイキュイキューイ。野球帽を斜めに被ったゴリラが円盤をキュキュってやると、輝くミラーゴリラが天井で回転。
崩れゆくゴリラビリンスで最後のフリースタイルゴリラップバトルが始まった。
「固まるアイツ、殴るアタシゴリラ。
アタシのゴリラbeat、奏でるゴリラrhythm。
踊るゴリラ、観てる皆ゴリラ。
高まるゴリラpassion、上げてくゴリラtempo」
交差する真多子の腕。
背後のゴリラダンサーたちが一糸乱れぬダンスを踊る。
「ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!」
「「ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!」」
「ウホウホ!ウッホホ、ウホ。ウホホウホーホウホ!」
「「ウホ、ウホウホウホホ。ウッホウッホウーホ!」」
振り上げる真多子の六本腕が降り注ぐがれきを次々に掴む。
「軟体忍法タコ殴りの術(タコラッシュ)……否、ゴリラッシュ!」
高速で次々と発射する瓦礫パンチ。
「ウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホウホ――ウホォ!」
ポゥリンはしめやかに爆発四散。
そしてゴリラビリンスも爆発四散。
ひらたーくなったゴリラビリンス跡地に、真多子とナナコ、アマミたち。そして他の仲間やゴリラたちが並んで寝転んでいた。
「ゴリラ、アタシは諦めないぞ。ラップ……初めて見るよ」
元々森で暮らすゴリラにゴリラビリンスはあってもなくても一緒なのでノーダメージ。
ゴリランドの平和は、守られたのだ!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2018年12月25日
宿敵
『ポゥリン』
を撃破!
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