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勇気の印は失われて……

#ヒーローズアース

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#ヒーローズアース


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●勇気の印は失われて……
「猟兵のみんな。こんばんわ、かな? ちょっと、いいかな?」
 と、双葉・翔は、周りの猟兵達を呼び止めて。
「ちょっと、ヒーローズアースの世界で困ったことが起きてて……みんなに対処してきて欲しいんだ」
 と言いつつ翔は。
「今回、皆に向かって貰う『ヒーローズアース』の街は、ヒーローが何者かによって、相次いで闇討ちされてしまうという事件が立て続けに発生していて、ヒーロー不在となった街では、ヴィラン犯罪が激化している様なんだ」
「このままこの事態を放置してると、いずれ街は『悪徳の街』になりかねないんだ。そこで猟兵のみんなに、ヒーローの代わりにこのヴィラン犯罪を阻止してきて欲しいんだ!」
「現状、真の敵である、ヒーロー闇討ちの犯人であるオブリビオンが誰かは分からないんだけど……ヴィラン事件を解決する事によって、きっとオブリビオンが察知し、闇討ちしてくると思う。つまり、皆はヴィラン事件を解決し、オブリビオンを誘い出して討伐して貰いたいんだよ!」
「取りあえず、最初のヴィラン犯罪だけど……誰かによって仕掛けられたビルの爆弾が爆発し、ビルが火災に包まれてしまっているらしいんだ。燃え上がるビルの中には、逃げ遅れてしまっている人々が多く居るから、それを救出して欲しいんだよ」
 と言うと、翔は早々にグリモアを手にし。
「火災が延焼中の状況だから、余り喋っている暇も無いんだ。みんな、急いで一般人の救出を御願い!」
 と、早々にテレポートを始めるのであった。


幾夜緋琉
 皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。

 21番目のシナリオは、新たに公開されたヒーローズアースの世界に現れた、闇討ちオブリビオン退治依頼です。
 オブリビオンの姿は減じてでは分かりません……ですが、闇討ちを主とする者なので、ヒーロー的行動を取る者を狙う習性がある様です。
 なので、皆さんにはヒーローズアースで発生しているヴィラン犯罪をまずは解決してきて欲しいという事になります。
 最初のヴィラン犯罪ですが、ビル火災に取り残された一般人の救出が目的となります。
 爆弾による火災ですので、かなりビル内は危険な状況になっておりますので……皆さんの迅速な救護活動が必要です。
 皆様の力を是非とも、お貸し下さい。

 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
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第1章 冒険 『火事で逃げ遅れた人々を救え!』

POW   :    壁など障害物を破壊しながら、逃げ遅れた人を担いで救う。

SPD   :    逃げ遅れた人々が何処へいるのか予め予測して救う。

WIZ   :    素早い消火を試みて、人々を救う。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

名張・辿
アドリブ・連携歓迎

戦いの前準備とかさておいても、火事なんて察知しちゃったら解決しないとねぇ

今回は俺はバックアップに回ろうかね
建物から既に逃げ出しただろう人や鼠とかの「動物と話す」で情報集めて、爆発の規模と場所を図り、
逃げ遅れの予想人数や、倒壊の可能性をエリアごとに大まかにでも算出、
派手にぶっ壊せる場所や、負傷者から回復手段持ちが望まれそう場所を割り出して仲間に通達する
「世界知識」でこの世界の建物の構造を考慮したうえで、円滑な「救助活動」が行えるようにするよ

【巨人追いの斥候】で子鼠を走らせて狭くて入れない場所とかの情報収集も並行してやろうかね

真っ先に逃げだしてばかりじゃ体裁悪いぜ、小さい同志よ


ローズ・ベルシュタイン
他メンバーとの絡みやアドリブ歓迎

■心情
ヒーローズアースですか、初めて訪れる世界ですけど、
早速ながら大変な事態ですわね。
私達が、皆のヒーローにならないといけませんわね。

■行動
WIZ判定の行動

素早い消火を行いますわ。
『火炎耐性』で炎の中でも耐えれるようにし、
建物の中の、水道管がありそうな場所を破壊して
水を噴出させて消火を試みますわ。
バケツを持って、水を汲んで消火に当たりますわね。

火の勢いの収まらない箇所は『ダッシュ』で素早く通り過ぎて
『聞き耳』で人々の助けの声を聞き取る様にし、
人を見つけたら『救助活動』や『怪力』で人を担いで外へ出ますわ。
人々が火傷をしていたら『医術』で応急手当しますわね。


ハイパー・マン
「もう大丈夫、来たぞ、私が、ハイパーマンだ!」
まず、UCで現場にいる消防・レスキュー隊員の筋力を一時的に上げて、消火・救助が素早くできるようにする
「ヒーローやイェーガーだけでは手が足りない、君たちの力も必要だ!」
自身は【空中戦】の要領で屋上まで上がり、高層階の人々の【救助活動】を行う
少人数なら抱えて飛んで降りる、大人数なら無事な避難経路を指示して守りながら外に出る
「皆さん、早くこちらに、レスキューもすぐに来ます、慌てないで!」
危なくなったら、抱えられるだけの人を抱えて【気合】で脱出



 火に包まれた、ヒーローズアース世界のとあるビル。
 ビルの入口などに居た人達は、悲鳴を上げてビルの周りから逃げ始めている。
 そんな一般人達が逃げるのを目の当たりにしたハイパー・マンが。
「もう、大丈夫。来たぞ、私が、ハイパーマンだ!! さぁ、此処は危険だ、まずは逃げられる者は此処から早く逃げろ!」
 と、神のスーパーヒーローとして、周りの人達を先導。
 その先導に従い、市民達は火に包まれるビルから避難する。
 そして、彼が先導している最中、ローズ・ベルシュタインと名張・辿の二人もビルの前に立ち、外面から見える部分を確認。。
 ……ビルの中、窓から『助けて!』『いや、死にたくない!!』と、混乱の悲鳴が響いていて。
「ヒーローズアースの世界、初めて訪れる世界ですけど……さっそくながら大変な事態ですわね。私達も、皆のヒーローにならないといけませんわね」
「ああ、んだな。戦いの前準備とかさておいても、火事なんて察知しちゃったら解決しないとねぇ……」
 そんな、ローズ・ベルシュタインの言葉に名張・辿が頷きつつ、二人はビルへ侵入。
 そこに先行していたハイパー・マンも合流。
 そして、火災の最前線で放水し、消火活動している消防隊員の所へと向かう。
 ……襲い来る熱に、汗が滴る彼ら。
 頑張る彼らに『ゴッド・クリエイション』を発動。
「ヒーローやイェーガーだけでは手が足りない。君たちの力も必要だ!」
 と彼らの筋力を一時的に上げると共にその横でローズが、近くの壁の一角を破壊。
 そこに通っていたのは、上層階に汲み上げる水道管。
 それが壊れて、シュウウ、と水が噴出すると、それをバケツに汲む。
 更に己へ『火炎耐性』を発動、炎の中で耐えるようにした上で、『ダッシュ』で火の中に突っ込み、バケツの水をぶっかける。
 その一方、辿は。
「……ん……こっちから声が聞こえたか? よし、大いなるを制する狩人よ。その見識を我に貸与せよ」
 と、『巨人追いの斥候』を発動、小さく動きの機敏な子鼠を召喚すると、火の中に突撃させ、その声がした所へと向かわせる。
 そこにいた、逃げ遅れた人々を発見すると、そこを隔てる壁に当たりを付け。
「……壁から離れろ!!」
 と壁越しに大声を上げる。
 子鼠越しに退避した事を確認した上で、全力の一撃を壁に叩き込み、壁を破壊。
「こっちだ!!」
 と手を差し伸べ、逃げ遅れた人々を引っ張り出して逃す。
 そして、途中まで手を匹ノガした後、ハイパー・マンに引き渡し。
「皆さん、速くこちらに。レスキューもすいぐに来ますから、慌てないで!」
 と元気付けながら其の場から手を引き避難。
 その後も、ローズが最前線で逃げ遅れた一般人の救出、怪我をしていたら応急処置で対処。
 対し、辿は子鼠を活用し、壁等の構造物を破壊し、逃げ道を作った上で安全な所まで避難をさせ、二人が避難させた逃げ遅れた一般人の方々を、ハイパー・マンが手引きし避難させるか、抱えてビルから脱出させる。
 それら猟兵達の尽力で、逃げ遅れた一般人達はほぼ全員を避難完了し……残るは、燃え上がるビルの火災なのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

伊藤・毅
「目標確認、消火剤投下用意……投下、投下」
スマートボムの弾頭を消火剤にしてJSFより投下、消防隊への【援護射撃】として火災に対して【範囲攻撃】による消火を試みる
「上空のD01より消防本部、破壊消火に切り替えたい、避難状況を知らせられたし……了解、退避完了後、指定箇所への破壊行動に移る……D01、ライフル、ライフル(対地ミサイル発射)」
通常の消火が不可能になった場合は破壊消火に切り替える
避難が完了しているか確認したのち、消防隊の退避完了後、【誘導弾】による精密射撃でもって、ビルを倒壊させて付近への延焼を防ぐ



 そして燃え上がる火災に対し、上空のヘリから状況を見定めていた伊藤・毅。
「目標確認。消化剤用意……投下、投下!」
 と、ビル上空からスマートボムの弾頭を消化剤にした特製弾頭を、投下。
 ……ビルギリギリの所で砕け、消化剤をビルへと降り注ぐと、外側に延焼していた炎を次々と消火させる。
 ただ、それで全てを消火出来る訳ではなく、ビル内の火災はまだまだ依然として残るが……中で消火に尽力している消防士の人達や、猟兵の仲間達も居る。
 そんな外と中、二つの方向からの消火活動を継続しつつ、毅は消防隊への無線を繋ぎ。
「上空のD01より消防本部。避難状況の方はどうだ? ……分かった。東南区画にまだ逃げ遅れている人が居るのだな? 分かった、そちらに向かう」
 と、避難状況を確認し、逃げ遅れた人達の居る所へと移動し、其処へヘリで向かい、窓から突入。
「皆、大丈夫だ。安心して欲しい……私の後に付け」
 と、その手には消火弾を装填した銃を装備し、目前の炎に放ち、消火。
 そんな猟兵達の尽力により、火に包まれたビルは、全て鎮火していくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『狙われたセレブ』

POW   :    ボディーガードとして身辺警護。腕力でヴィランを取り押さえる。

SPD   :    監視システムなどのセキュリティを強化。足を使った情報収集。

WIZ   :    怯えるセレブや周辺の人々と話し、勇気付けたり怪しい人物について聞き込みを行う。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そしてビルの火災を鎮火した猟兵達。
 彼らに次なるヴィラン事件の解決が依頼されるが……それは。
「お手数をおかけして申し訳ありませんわね。でも、車が爆破されてしまいましたの。恐らく、私が生きる事に恨みを持って居るのが居るのですわ。そこで、皆様に護衛をして戴きたいのですの」
 縦ロールの女王様風の姿をした女性。
 まあ……いわゆるお金持ち、そう、セレブリティ。
 彼女達はお金を持っているが……それ故に、命を狙うヴィラン犯罪は、このヒーローズアースの街では後を立たない。
 そんな彼女を、ヒーローズアースの街中にある演劇の舞台に護衛するのであった。
ツヴァイ・フィルツェーン
【WIZ】
お任せくださいレディ。必ずや貴女をお守り致します

保護された組織にてそういった教育も受けて来たのでTPOはばっちり。
笑みを見せて女性を安心させる

周囲の人間には催眠術を使い
自分はしかるべく機関の人間であると思いこませ
何か不信な事がなかった、そんな人物を見かけなかったかの情報を聞き出す

サングラスをし目の動きを読まれないようにし彼女の周辺に気を配りつつ
得た情報によって割り出した安全なルートを使って移動する

もしも何かあれば身【クロックアップ・スピード】を使って
即座に身を呈して彼女を守る



 縦ロールの女王様風の姿のセレブリティ。
 そんな彼女の前に、王子の様に跪き、うやうやしく。
「お任せくださいレディ。必ずや貴女をお守り致します」
 と、ツヴァイ・フィルツェーンが彼女の手を取る。
 それに対し、くすっ、と微笑んだ彼女は。
「ええ、感謝しますわ……宜しくお願い致しますの」
 と、その手を取る。
 そして、爆破された車から彼女と共に、余り治安が良く無さそうなダウンタウンを歩く。
 勿論、華美な服に身を包んだ彼女は、そんな街中では目立ってしまう。
 そんな目立つ彼女に、ちょっかいを出してこようとする男達。
 そんな男達へ、ツヴァイは……サングラスを掛け、催眠術を発動。
「俺は……政府機関の人間だ。彼女を傷付けるのなら、社会的に抹殺されるぞ……?」
 と、その筋の人である様に振る舞い、信じ込ませる。
 ……そして、彼らへと信じ込ませた上で、このダウンタウンで不審な事がなかったか、不審な人物がいなかったか……という事を聞き出しつつ、更にその先へと進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン
■心情
お金を持っているが故に狙われるとは悲しいですわね。
私も、お金持ちの家に生まれましたから気持ちは分かりますわ。

■行動
WIZ判定の行動

人々と会話を通して、怪しい人物を見つけ出しますわ。
コミュ力を使って、相手を安心させることから始め、
徐々に怪しい人物に関しての核心を突いていく事にしますわね。
「大丈夫ですわ、私達はこちらのヒーローでもありますし
必ず貴女の無事は保証してあげますわ」
礼儀作法も使って、相手に失礼のない様にも心がけますわね。
人々から得た情報は、学習力で記憶しておきますわ。

かばうの技能で、突然襲われても私が身を呈して庇いますわね。
「私達が居る限り、誰も傷つけたりはさせませんわ!」


ハイパー・マン
「来たぞ、私が……っと危ない危ない、今は黒服の一人だった……」
黒のスーツを着て劇場スタッフに紛れる、サングラスもかけておけば、ばれんだろう(【世界知識】)
UCで周囲のボディーガードや警備員をちょっと強化しておく
「VIP席のお客様ですね、どうぞこちらに」
いつでも対象を【かばう】ことのできる位置で席まで案内、もし何者かの襲撃があった場合は、【存在感】を発揮し自分のほうに注意を向けさせたうえで、警備員たちとともに【武器落とし】させて無力化



 更に、ダウンタウンを進む猟兵達。
 守るセレブリティの彼女を横目に、ローズ・ベルシュタインは。
(「お金を持っているが故に狙われるとは……哀しいですわね。でも、私もお金持ちの家に生まれたから、その気持ちは分かりますわ」)
 と、似た境遇で、かつ闘う力の無い彼女に思いを馳せる。
 だからこそ、彼女を守る事に強い想いを抱く訳で。
『それにしても……何だか目つきの悪い方が一杯居る様ですわね……怖い所ですわ』
 と、ぽつり呟く彼女にローズと、更に黒スーツにサングラスを掛けたハイパー・マンが。
「大丈夫ですわ。私達はこちらのヒーローでもありますし、必ず貴女の無事は保証してあげますわ」
「ああ……私が必ず……護ろう」
 と、彼女を守る意思を改めて宣言。
 そして……ハイパー・マンはSPとして彼女の一歩先に立ち、一方のローズは彼女の横に立ち、彼女を安心させつつも、周りの人達を鋭く見定める。
 猟兵である彼女に憧れ、声を掛けてくる人も居れば、セレブリティである彼女に媚びて、少しでもお金をせしめようと接触してくる者も居る。
 ……そんな彼らに対し、最初は優しい雰囲気で接するローズ。
 はぐらかす様な言葉で、注意を逸らす……が、それでもまだ、どうにか彼女にせびろうとする者や、猟兵達が邪魔だから、と実力行使に出てくるゴロツキ達に対しては。
「私達が居る限り、誰も傷付けたりはさせませんわ!」
 と、敢えてこちらも実力行使で対処……不意を打たれようとも、ハイパーがかばうを発動し、身を呈して守る。
 ……そんな猟兵達の守備に、流石にゴロツキ達も次第にセレブリティの彼女を遠くから様子を伺う様になっていく。
 そして……。
『あ、あそこですわ。皆さん。あそこが私の演技舞台ですの!』
 と、ダウンタウンの一角にある舞台を指さす彼女。
 ネオン瞬き、そして……その入口前には。
『……さて、と……やっと来やがったなぁ……?』
 目に傷痕が刻まれ、今迄のゴロツキ達よりも一回り筋骨隆々な不良共。
『な、何ですの……!?』
 と恐怖に顔を引きつらせるセレブな彼女に対し、目を血走らせたゴロツキ共が一気に襲い掛かって行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ツヴァイ・フィルツェーン
「…レディ、俺の後ろへ」
彼女を背に庇いつつ
ジャケットの内側のホルスターから2丁の拳銃を抜き戦闘態勢

「彼女には指一本触れさせないよ」
まずは【クライシスゾーン】で襲いかかってくるゴロツキを吹き飛ばす

狙撃は急所を外して足などを狙う
接近戦には【戦闘知識】を用いる
銃身部分を持ち、グリップ部分で敵を殴打して戦闘不能にさせる

「…あんた達は他のゴロツキとは少し違うようだね。
『やっと来た』と言ってたけど…彼女を待ち伏せしてたって事かな?…あんた達の雇い主は誰なのか、教えて貰えるかな?」

穏やかな笑みで言いつつも戦いの手は緩めない
戦闘不能にさせた後は手足を拘束し動きを封じる

「レディ、お怪我はありませんでした?」



「……レディ、俺の後ろへ」
 静かに、セレブの前へ立ち塞がるツヴァイ・フィルツェーン。
 彼女はすっ、とその後ろに下がる……そして、ツヴァイはジャケット内側のホルスターから二丁の拳銃を抜いて構え。
「彼女には指一本触れさせないよ」
 と、向かってくるゴロツキ連中に【クライシスゾーン】を発動。
 ドラム缶やら、バケツやらが竜巻となり、ゴロツキ達へと襲い掛かり、次々と崩れ墜ちて行く。
 ……そんなゴロツキ連中が倒れる中、後ろで腕を組み待ち構えていた親玉と思しき者が。
「……全く、てめえら邪魔しやがって……」
 と、苛つき気味に吐き捨てる。
 それにツヴァイが。
「ふぅん……あんた達は他のゴロツキとは少し違う様だね。君は『やっと来た』と言ってたけど……それは彼女を待ち伏せしてたって事かな?」
『ああ……こいつは金をたんまりもってるからな。こいつを人質にすりゃ、たっぷり身代金を貰えるからなぁ』
「そうか……という事は、お前が親玉、という事か? ……所詮、やる事は小者だな」
『うるせえ!』
 怒りに顔を紅潮させ……彼自身も攻撃を開始する。
 が……どうも彼はオブリビオンではない模様。
 彼の攻撃を素早く組み付き、そして……腕を掴み、身を地面へと臥せさせる。
『い、いてててて……!!』
 と苦悶に表情を歪める彼……そして、ツヴァイが。
「レディ、お怪我はありませんでした? ……さぁ、舞台がお待ちしております……どうぞ」
 と……セレブの彼女を舞台へ急がせ、そして……彼女は無事に、舞台へと立つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『アシュラレディ』

POW   :    阿修羅旋風
予め【六本の腕に持った刃物を振り回す】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ブレイドストーム
自身が装備する【愛用の刃物たち】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ   :    シックス・ディフェンス
対象のユーベルコードに対し【六本の刃物による連続斬撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。

イラスト:otomo

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 そして、舞台へと送り込んだ猟兵達に。
「あんた達……中々強い様だねぇ……」
 姿を現わしたのは、赤い髪に、6本の腕にそれぞれ刀剣類を手にした『アシュラレディ』。
「あんたらがこのヒーローズアース世界でヴィラン事件を次々と解決しているのが本当目障りなんだよねぇ……という訳で、さっさと死んでもらおうかね」
 くすっ、と微笑んだ後……彼女は六つの剣を構え、猟兵達を仕掛けるのであった。
ツヴァイ・フィルツェーン
「そちらのレディが例の闇討ちをしてたヴィランって事かな?
君もエスコートして欲しいならお相手してあげるよ、あんた流にね」

そう言い再び拳銃を二丁構える
【戦闘知識】【第六感】を駆使し敵の攻撃をかわしつつ拳銃で応戦する
銃弾を使い切ったら【念動力】で内ポケットから予備の弾倉を取り出し
そのまま両手に持つ拳銃に装填する

「なかなか激しいのがお好みのようだね
それならこれはどうかな?」

片方の拳銃をホルスターにしまい、その手で指を鳴らす
【クロックアップ・スピード】を発動
その速度を生かし急遽は外し銃撃する
このUCを使うという事はそれだけ本気にさせたという事
心の中で敵ながらと称賛


ローズ・ベルシュタイン
WIZ判定の行動を取る

■心情
彼女がヴィラン事件の黒幕ですか。
人々の平和の為、ここで必ず仕留めて見せますわ。

■行動
スチームエンジンを使用して戦いますわ。

ダッシュで一気に敵との距離を詰めて
気絶攻撃やマヒ攻撃を行い、敵の動きを止める様に戦いますわ。

敵のシックス・ディフェンスに対しては
怪力で一気にねじ伏せる様にし、
ユーベルコードが何度も相殺される様なら
フェイントを織り交ぜて攻撃しますわ。

敵からの攻撃には、見切りで避ける様に努め
避けられない時は、武器受けや盾受けで防御し、カウンターで反撃。
協力して戦う猟兵に攻撃が飛んで来たら、かばうの技能で庇ったり
協力して戦いますわ。



「ほう……そちらのレディが、例の闇討ちをしてたヴィランって事かな?」
 と、ツヴァイ・フィルツェーンが問いかけると、彼女『アシュラレディ』は。
『ヴィラン? まぁ、そうかもしれないねぇ……ヴィラン事件を次々と起こして、混乱に陥れようとしてた訳だし。だからこそ、あんた達が目障りなのさ!』
 と、苛立ちを隠せない彼女。
 それに対しローズ・ベルシュタインも。
「貴女がヴィラン事件の黒幕ですか……まあ、人々の平和の為、ここで必ず仕留めて見せますわ」
 剣を掲げるローズ、そしてツヴァイも。
「そうだね。君もエスコートして欲しいなら、お相手してあげるよ、あんた流にね」
 と宣言し、その手に二丁拳銃を構える。
 そして、ローズがスチームエンジンを使用し、ダッシュで一気に敵との間合いを詰めると、後方からツヴァイが二丁拳銃から射撃。
『っ……!』
 と、ステップを踏んで射撃を回避しつつ、六腕の刃物を次々と振り回し、戦闘力を増強。
 でも、それを止めるが如く、ローズがマヒを付与。
 そして、次の刻。
 至近距離のローズを牽制するアシュラレディ、それを第六感を駆使して更に拳銃で応戦するツヴァイ。
 ローズが再度スチームエンジンの攻撃を仕掛けると、アシュラレディは『シックス・ディフェンス』で相殺。
 ……一度見たユーベルコードに対して、相殺するアシュラレディの行動は、中々に厄介な能力ではある。
 しかし、ローズの攻撃が避けられるようになると、ツヴァイが入れ替わるように彼女へと接近。
「なかなか激しいのがお好みのようだね。それなら、これはどうかな?」
 と、片方の拳銃をホルスターにしまい、その手で指を鳴らす【クロックアップ・スピード】を発動。
 高速移動モードに変身、スピードと反応速度を格段に向上させた状態で、熾烈な攻撃を嗾け、注意を惹きつける。
 生じた隙を利用し、ローズがしっかりと狙いを定めて攻撃。
 そんなツヴァイとローズが入れ替わり、立ち替わりに攻撃を行う事で、その六腕の【シックス・ディフェンス】を切り抜け、仕掛け続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ハイパー・マン
「もう変装はいらないな、来たぞ私が、ハイパーマンだ!」
変装を解き【存在感】を発揮して、敵を引き付ける
敵の攻撃をガントレットで【武器受け】しながら接近し、【力溜め】た一撃で【吹き飛ばし】て戦う
「くらえ、ニュートラルナックル!」
敵の攻撃は【気合】で耐えながら殴り合う、【激痛耐性】で肉を切らせて骨を断つ
「まだまだ、この程度では俺は倒れんぞ!」
すきを見て敵の武器に攻撃を当て【武器落とし】を狙うことで、敵の攻撃手段を減らす
「劇場では危険物はご法度だ!」



 そして仲間たちの攻撃にハイパー・マンが。
「もう変装はいらないな……よし」
 と自分に言い聞かせる様に頷き、今迄の返送を解き、一気に存在感を発揮して。
「来たぞ私が、ハイパーマンだ!」
 と、声高らかに宣言し、敵を惹きつける。
『また煩いヤツが来たわね……!』
 と、アシュラレディは軽く睨み付けると、複数の剣を重ね合わせて、剣戟の音で威嚇と共に攻撃してくる。
 しかし、その攻撃をガントレットを活用し、その攻撃を受け止め……そして。
「くらえ、ニュートラルナックル!!」
 と、力を溜めた一撃で、敵を吹き飛ばす。
『っ……やってくれたわね!!』
 と、瓦礫から身を上げ、叫ぶと共に、ブレイドストームで大量の剣を複製、それらを全て、念力で切り刻む。
 が。
「まだまだ、この程度では俺は倒れんぞ!」
 と激痛耐性を発動し、痛みに耐える。
 そして……敵の隙を突いて。
「劇場では危険物は御法度だ!」
 と、武器落としをアシュラレディの腕へ叩き込む。
 その一撃に、2腕の武器が叩き落とされ……その武器を足で弾き飛ばす事で、彼女の攻撃力を大幅に下げていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アレクシア・アークライト
一度見られた技は相殺されるかもしれないのね。
使うからには必殺でなけりゃヤバイってことか。OK、分かったわ。

「闇討ちばかりしていた人が正面から戦うだなんて、何か心変わりでもあったのかしら?」
「それとも、ただのやけっぱち?」

・などと挑発しつつ戦闘開始。
・力場(調査用)を展開して剣の動きを把握し、力場(汎用)で絡め取って動きを妨害。
・剣を念力で拾おうとした場合やブレイドストームには、念動力で干渉。
・念動力で加速して剣の間合いのさらに内側に入り、超接近戦。
・最後は全ての力場を収束して叩きつける……と見せかけ、UCで背後から攻撃。

「ヒーローを闇討ちばかりしていたような悪人には、お似合いの最後じゃない?」



 そして残る四腕の武器を再度握りしめ、猟兵達をキリッ、と睨み付ける『アシュラレディ』。
 でも、そんな彼女に対し、余裕な表情でアレクシア・アークライトは。
「本当、闇討ちばかりしていた人が正面から闘うだなんて、何か心変わりでもあったのかしら? それとも……ただのやけっぱち?」
 と、挑発。
 アシュラレディは一太刀を振り薙ぎながら。
「煩いわよ!!」
 と叫ぶ。
 しかし、その太刀筋を躱したアレクシア、そして。
(「彼女に一度見られた技は相殺されるかもしれないのよね……なら、使うからには必殺でなけりゃヤバイってことか」)
 と、先に仲間達が闘っていたのを思い浮かべ……作戦を弾き出す。
 そして、力場の調査用と汎用を展開すると、その調査用を敵の攻撃に絡ませ、剣戟の動きを把握し、汎用の力場で絡め取り、その動きを制限。
『本当、邪魔なのよ……!! さっさと、死になさいよ!!』
 と、ブレイドストームで更なる大量の剣を放つアシュラレディ。
 でも、それら剣戟を更なる力場で絡め取りつつ……念動力で加速し、彼女の懐にまで潜り込む。
 そして……。
「貴方だけが私のことを未確認……ってね!」
 と、渾身の力で叩きつける……と見せかけ、『瞬間移動』で不意を突いた渾身の一撃。
 虚を突かれたその一撃が、その身を一刀両断。
 大きな傷を負った彼女に。
「……ヒーローを闇討ちばかりしていたような悪人には、お似合いの最後よね?」
 と、くすりと笑い……彼女は、悲鳴を揚げる暇もなく、その場に崩れ墜ちるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年04月21日


挿絵イラスト