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エルフヘイム収穫祭、その端で
●エルフヘイム収穫祭
永遠の森エルフヘイム。世界創世の時より存在するとされる、高さ数千メートルを誇る『巨大樹木群』を基に形成された都市国家。住民のほとんどはエルフ、住居の多くはツリーハウスであるそこでは、毎年秋の終りに『収穫祭』が開かれる。
仮装をしてパレードを楽しみ、屋台で遊戯や買い物、食べ歩きを楽しむという素朴でありながら大々的な催しだ。
今でこそマスカレイドの脅威は失せたけれど、獣やモンスターの影響は変わらずある。大地の恵みを得られることは大きな喜びだった。
「あらぁかわいい魔女帽子! こっちのカボチャキャンディはいかが?」
「え? 仮装がない? 大丈夫よ、この猫耳カチューシャなんてどう?」
「さあさあそこのミイラ男さん。包帯を汚さないようにこのたっぷりタレの串焼き肉を食べ切れるかな?」
「ふわっふわのカボチャのチーズスフレケーキだよ、しっとりふわふわ、美味しいよ」
賑やかな喧騒の、森の端。
失われたはずの仮面を備えた老人がひとり、木々を見上げる。
その老人の名はイシュトヴァーン。かつて狂気を振るった星霊術師だ。今はエリクシルによって復活したマスカレイドであり、歪んだ思想は変わらず歪なまま。
「こんな樹の都市国家など……。ゴーレムの強大な力の前に倒れ臥すがいいわ……!」
杖を振るえば、無骨なゴーレムたちが続々と召喚されて大地を埋めていく。
「さあ征け、平和呆けしたエルフどもを根絶やしにしようではないか……!!」
●旅人の酒場
「なにも。誰にも。……気付かれないように、全部を終えたいん、だ」
リコ・ノーシェ(幸福至上・f39030)はそう言った。
彼の見たエンディングは狂気の星霊術師のマスカレイドが呼び出した幾多のゴーレムによって、人々が楽しむ収穫祭が台無しになる──それだけではなく、多くの人々の命が失われるそれ。
放っておくことなどできない。
「それなりに強い、けど。みんなの敵じゃない、と、思う。しっかり倒して、あとは。収穫祭を楽しんで帰ったらいいんじゃないか、な」
木々を傷つけたり、あまり派手な効果のあるユーベルコードの使用は推奨されない。その程度の縛りはあるが、それだけだ。
リコは少し微笑む。
「どうか、幸せなエンディングを」
朱凪
目に留めてくださり、ありがとうございます。
お久しぶりです。やっぱりエンドブレイカー世界が大好き、朱凪です。
プレイング募集についてはタグにてお知らせします。
👑と執筆速度・参加者人数によっては、返戻が発生する可能性があります。
正直、あまり大人数は書けません。
ご注意ください。
朱凪のグリモア猟兵については『2章のみ』、名指しでお誘いがあれば参加します。
それでは、幸せを無くさないためのプレイング、お待ちしてます。
第1章 ボス戦
『『ゴーレムメイカー』イシュトヴァーン』
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POW : ゴーレム軍団突撃「そのお力をお見せください」
レベル×1体の【古の邪悪な星霊建築で創造されたゴーレム】を召喚する。[古の邪悪な星霊建築で創造されたゴーレム]は【強力な物理】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
SPD : 無明斬「非力な老人と思うたか」
【仕込み杖】を使って「どのように攻撃するか」を予想できなかった対象1体に、【居合い斬り】の一撃が必ず命中する。
WIZ : グラヴィティゾーン「我が魔術の前にひれ伏せ」
【仕込み杖】から【重力のエネルギー球】を放ち攻撃する。その後、着弾点からレベルm半径内が、レベル秒間【重力10倍の高重力場】状態になる。
イラスト:せとたまき
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「ルシア・ナドソコル」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ガスパール・アーデルハイド
どこの世界でも秋には収穫祭が行われるんだな
エルフヘイムという都市の祭りも気になるが…
なるべく災難は気づかれないよう
祭りを楽しんでもらいたい気持ちもよくわかる
皆と力を合わせて幸せなエンディングというのを迎えよう
ゴーレムメイカー…たしか石の使い魔みたいな感じだったか
UCで戦場全体に流星群を発生させて
増えたゴーレムたちの足止めを、
光条や弓による矢弾の雨で壊せたら良いが
手間取りそうなら仕方ない、
攻撃対象を召喚者の術士の方に切り替えて
負傷した味方の回復や援護にも回ろうか
平和呆け…が悪いことなのか
おれにはよく分からないけれど
楽しいお祭りを壊そうとしているのは
きっと悪いことだとは思っている
キラティア・アルティガル
やれやれ…
和の世が成り更なる侵略を退けた後となっても
まだ尽きぬのか
祭を壊すなぞ無粋にも程があろう
民の笑顔無くして国も、世界も保つ事なぞ出来ぬ
また、木と緑は命に通ずる大切なもの
怨嗟を糧とし打ち壊す慮外者なぞ不要じゃ
「幾度来やるとて塵にしてくれよう」
だが、グリモアの担い手殿は言われたな
誰にも気づかれず、と
我も同意じゃ
大技を用いてはこの繊細な木と緑の街も潰え
祭の手も止め、余分な敬意も浴びかねぬの
そのような事は求めておらぬ
ゆえにまず探索じゃ
探し出し、ただ創世神の棘にて石と化さしめよう
声も出せず唯の石像となれば
「その悪しき心も凝るであろう」
無論必要ならその喉もかっ切ってやるがの
「貴様が望む終焉は来ぬよ」
●防衛戦
青々と幾多の葉を茂らせるのは、確かに大樹。
人々がその上で暮らすのだというあまりに壮大な光景に、ガスパール・アーデルハイド(護森狼・f44874)は我知らず息を呑んだ。
この雄大な樹がひとつの都市国家であるのだと言う。
そして、祭りが催されるのだと言う。
「どこの世界でも、秋には収穫祭が行われるんだな」
知らぬ都市国家の、馴染みある祭り。もちろん気にはなるけれど。
ガスパールの淡い灰の毛並みに覆われた大きな耳が、ぴくり、音を捉える。現れたとんがり帽子の老人の姿を正面から迎えたのはキラティア・アルティガル
(戦神の海より再び来る・f38926)。予知に加えて、少しでも森の端より中に入れぬよう探りを入れ、待ち構えた甲斐があった。
「祭を壊すなぞ無粋にも程があろう」
きらと海の色した石を銀冠に揺らし、仮面を|睨《ね》める。老人──『ゴーレムメイカー』イシュトヴァーンは焦る様子もなく杖をふたりの猟兵へと差し向けた。
「ゴーレムこそ至高。祭りなど不要。故に平和呆けしたエルフたちを屠り、ゴーレムのお力を知らしめるのだ……!」
「ゴーレムメイカー……。たしか石の使い魔みたいな感じだったか」
事前に確認しておいた知識と照らし合わせガスパールが呟くけれど、イシュトヴァーンの主張はなんら筋が通っていない。キラティアは小さく嘆息する。
「やれやれ、哀れな輩よの。和の世が成り更なる侵略を退けた後となってもまだ尽きぬのか」
「我が命が尽きぬこと、即ちこれゴーレムの導き故に」
「そうか。ならば石となれ」
彼女の碧の瞳が輝いて、その視界内に紫の棘が敵を貫いた。創世神の|棘《ソーン》。棘の突き立った場所が、バキバキと音を立てて石化していく。
声も出せぬ唯の石像と化せば、
「その悪しき心も凝るであろう」
「なん、の……! 我が魔術の前にひれ伏せ──グラヴィティゾーン!」
イシュトヴァーンの異常な固執は彼の数本の指を犠牲に、彼に杖を振るわせた。弾け出した暗黒の重力球。速度はそれほど速くはない、避けるのは簡単だ。けれど。
──誰にも気づかれず。
グリモア猟兵が告げた科白にキラティアは同意している。
避ければ木々の枝葉どころかいくつかの幹まで巻き込まれ圧縮されてへし折れることだろう。それは被害を生み轟音を響かせる。
だからキラティアは、避けない。海のオーラで全身を覆う。
「ぐッ……う……!!」
大気ごとひしゃげるような圧が彼女を襲い、「……は、」それでもキラティアは口角を上げてみせた。
「貴様が望む終焉は来ぬよ……!」
「戯言を……!」
更にイシュトヴァーンが仕込み刀を振りかざす──、その刃はガスパールの放った矢が弾き上げた。
「うん。幸せなエンディングというのを、迎えよう」
戦場を拡げない。その覚悟で、ガスパールは鍵を握り夜を喚ぶ。|Sternenregen-Litanei《シュテルネンレーゲン・リタネイ》。戦場全体を夜たらしめ流星群を生むユーベルコードだ。
迂闊に使えば木々は傷付くだろう。
──なるべく災難には気づかれないよう、祭りを楽しんでもらいたい気持ちもよくわかる。
だから狙いはイシュトヴァーン、そして癒しのひかりは惜しみなく戦場を共にする仲間へと。
「平和呆け……が悪いことなのか。おれにはよく分からないけれど」
煌々と降り注ぐ"限定的な夜"から降り注ぐ光条が仮面の老人の足を縫い止める。
「楽しいお祭りを壊そうとしているのは、きっと悪いことだとは思っている」
「うむ。民の笑顔無くして国も、世界も保つ事なぞ出来ぬ。また、木と緑は命に通ずる大切なもの。怨嗟を糧とし打ち壊す慮外者なぞ不要じゃ」
ひかりの癒しを受けたキラティアはガスパールへ軽く礼を告げ、右手を握り、開く。ガスパールは次の矢をつがえる。
「幾度来やるとて塵にしてくれよう」
「ああ。この先には進ませない」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
クロム・ハクト
祭りは憂いなく楽しめるならそれが一番だからな。/
思っていない、だからこうして本気で相対している。/
武器での攻撃を挟み、敵UC滋養時など隙を見て咎力封じで相手の動きを封じる。
与奪の糸で攻撃、人家や一般人のいる方向に向かわせないよう軌道に留意。
丈夫な太い枝あれば糸を巻き付け移動。こちらの攻撃タイミングを読ませないのと向こうの攻撃タイミングを絞り読みやすくするのが狙い(受けて防ぐにしろこちらの選択が取りやすい)。
アドリブOK
●正面戦
ユーベルコードによって一部だけ夜になった空を見上げ、それからクロム・ハクト(黒と白・f16294)は紫の棘と矢の雨が絶え間なく降り注ぐ戦場を駆け抜けた。
目標はイシュトヴァーンただひとり。
他の猟兵たちの攻撃をしのぐ老人の仮面が、けれどぐるりとクロムへ|向いた《ヽヽヽ》。かそけく高い、鯉口を切る音。
「非力な老人と思うたか……!」
一閃する鋼。
けれど仕込み刀は──クロムを捉えない。
彼の指に繋がったからくり人形の糸が木々の太い枝へと巻きついて、彼の身体を自在に中空へと舞い上げる。
「思っていない」
|黄金《こがね》の双眸が木陰の暗がりの中で炯々と光る。それは獲物を捉えた狼の瞳。
「だからこうして本気で相対している」
二度はない、"狩り"の覚悟。
仮面でイシュトヴァーンの表情は判らないが、クロムの身のこなしに驚嘆していることは彼の動かない足から見て取れる。その一瞬の隙に、クロムは咎力封じを使用する。
成功の値は、それほど高くはなかった。だからこそ敵の攻撃の機を絞り、こちらの攻撃の攻撃の機を読ませない、そのための策を講じた──それが良かった。
素早く木々の間を飛び回り放った三点の拘束具はすべて見事にイシュトヴァーンに食い込んで、彼の身動きを封じ込めた。
なにか仮面の下から喚いているようだが、言葉ひとつすらマスカレイドの自由にはならない。
それでも気を抜くことなく、くるりと枝の上に立って距離を保ちながらクロムはきゅい、と与奪の糸を絞った。
「祭りは憂いなく楽しめるなら、それが一番だからな」
イシュトヴァーンの悲鳴が猿轡に殺されて、森のざわめきがその余韻すらも掻き消した。
大成功
🔵🔵🔵
鳶沢・成美(サポート)
『え、これが魔導書? まあどうしよう?』
『まあどうでもいいや、オブリビオンなら倒すだけですよ』
故郷UDCアースの下町の古書店でたまたま見つけた魔導書を読んで覚醒した自称なんちゃって陰陽師
昨今でいう陽キャラ? みたいな行動は正直よくわからないのでマイペースに行動
でも集団での行動も嫌いじゃないですよ
元ボランティア同好会でつい気合い入れて掃除しちゃったりしなかったり
一応木工好きでゲートボール好きキャラのはず……たぶん
例え好みの容姿だろうと、事情があろうと敵ならスパッと倒すだけですよ
実はシルバーレイン世界の同位体である自分と融合していたことが判明
三角定規型詠唱定規の二刀流で戦う様に
アドリブ・絡み・可
諏訪野・みすず(サポート)
とにかく突撃して、ボスをぶっ飛ばします。「みすずちゃんにはパパ以外は、勝てないよー!」「このままじゃマズいよね」アドリブ、共闘歓迎です。
●続・正面戦
「あらら」
敵と思しき見慣れぬ仮面をかぶった老人の腕が吹き飛ぶのを見て、痛そうだと軽く顔を歪めた鳶沢・成美
(三角定規の除霊建築士・f03142)はこぼす。
老人の周囲には無骨なゴーレムが群れを成しており、とおく背後には鬱蒼と茂る巨大な樹の上に鈴なりのツリーハウス。
なるほどとひとりごちると同時に、彼の傍に立った諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)はこともなげに言った。
「ボスっぽいアイツを倒せばいいんだよ」
「気が合うね。けど──いきなりは難しそうだ」
片腕の無くなった状態で、けれど仮面の老人は杖を振り上げる。
「……っそのお力を……! お見せください……!」
周囲のゴーレムたちの瞳が光り、一斉に成美たちへ向けて歩を進めた。太い太い樹の枝が揺れて葉が散っていく。
ちらと成美はその葉を一瞥した。そして小さく息を吐いて口角を軽くだけ上げた。
「ま、スパッと倒すだけですよ。──いつも通りだ」
『陰陽師入門』を開き、「あの者たちの中で舞え、氷の竜よ」大気の中の陰の気を練り上げ水を生み氷と化し、陽の気を練り上げ渦巻き高く駆け上げるそれは、氷雪竜巻。
「アイストルネード。……なんちゃって」
生まれた無数の細かい氷の粒は成美が定めたゴーレムたちの中でのみ逆巻き続け、ゴーレムたちの腕やら首やらを捥いでいく。
巻き上がる"部品"を、ツインテールを風に躍らせながら目の上に手でひさしを作ったみすずが「おお〜」素直な感嘆と共に眺める。
その光景に驚いているのは彼女だけではない。ゴーレムや機械こそが至高と信じるイシュトヴァーンも、茫然と竜巻の中でぶつかり合い機能を失っていくゴーレムたちの姿を見上げていた。
その隙を、みすずは見逃さない。手にした『バールのようなもの』を、
「そぉ、れッ!」
思い切り投げつけた。
「っ巫山戯ておるのか……っ!」
怒気も露わにイシュトヴァーンが重力のエネルギー球を杖の先に生む。
「みすずちゃんは、いつも真剣っ!」
「?!」
ひゅんひゅんと回転しながら飛んでいたはずの『バールのようなもの』が突如、ジェット噴射で急加速──イシュトヴァーンの顎を捉えて打ち抜いた。
それはユーベルコード、スチームエンジンで搭載したギミックだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴