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ぷにっとバグっと秘密のダンジョン

#ゴッドゲームオンライン #無限ダンジョン #一件リプレイを提出できない形となり、申し訳ございません。 #プレイング受付中 #プレイング受付11/4(水)夜まで予定

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 初心者向けで適正レベルの低いエリアのひとつ。気の抜けた足音が響く苔むした遺跡のダンジョンに、ひとつの噂話があるという──。

 ぷにっぷにっ。
 フカフカの苔に覆われた緑豊かな遺跡で、カラフルな球体があっちへこっちへ、ぴょーんぴょんと跳ねまわる。
 どこか楽しげに見えたなら、気まぐれに近づいてみるのも良いだろう。楕円の球体に思えたそれらは、柔らかな耳とフワフワの尻尾を揺らして、ぷにっぷにっと跳ね回る、パルニーの群れなのだから。
 警戒心なんてものも、今回ばかりは不必要。パルニーたちは真っ赤でつぶらな瞳をキラキラ。あるのか分からない程に小さな鼻でフンフン。
 丸くてフサフサの尻尾を振ってはぷにっと跳ねて、擦り寄ってくるパルニーたちに攻撃を繰り出す気配はひとつもない。そっと撫でてあげれば、あっという間にパルニーたちと仲良くなれるだろう。

「るにー」
 そうして友好的なパルニーたちと戯れ仲良くなれたなら、秘密の場所へと案内してもらえるだろう。そうまことしやかに囁かれる噂話は、無限ダンジョンの『秘密の入口』への招待状。
 ──その先に待つものは、安全とは知れないが。

 ●

「皆さん、こんにちは。今回はGGOの無限ダンジョンへのご案内よ」
 玻瑠璃子・セーラはにっこり笑顔で猟兵たちを出迎えると、ワクワクした気持ちを隠し切れない様子で語り始める。

「既にご存知の方もおられるかしら。GGOには各地のダンジョンの中に隠された『秘密の入り口』から進める『無限ダンジョン』というダンジョンマップがあるのですって!
 周期的にランダムで変化している秘密の入り口に、内部はリアルタイム自動生成で無限に広がり続ける、文字通り終わりのないダンジョン。そんな無限ダンジョンのひとつで、バグプロコトルが湧いてしまっているわ。
 このまま放置してはゲームプレイヤーさんの|遺伝子番号《ジーンアカウント》が焼却されてしまう…そうなる前に、皆さんにバグプロコトルを倒していただきたいの」
 腕試しや高速踏破、限定レアドロップ集め…様々な目的を胸に無限ダンジョンへ踏み入るゲームプレイヤー達に迫るバグプロコトルの魔の手。そして今回はそれだけではない。

「そして無限ダンジョンは『|絶界詩篇領域《ゴッドゲーム》』への入口にも繋がっているかもしれないという噂…いえ、予感があるの!
 これまでの絶界詩篇領域クエストと、この無限ダンジョンの探索…その両方を積み重ねていけば、『第3章』に至る事ができるかもしれないわ!」
 笑顔を深めたセーラがそう語るのは、|統制機構《コントロール》打倒の手掛かりとも噂される最終クエストへのまだ遠い道筋。けれどそこに道があるならば猟兵たちが足を止める理由はないだろう。

「でも、今回は普通の無限ダンジョンへの秘密の入り口よ。友好的なパルニーが出現する苔むした遺跡のダンジョンに隠されているのですって。
 なんでも、友好的なパルニーを一切倒さずに楽しく戯れて、パルニーとの友好度を一定まで上げると無限ダンジョンの秘密の入り口に案内してもらえるそうなの」
 そこは訪れる者に友好的にかつ好意的に、ぷにっと跳ね回るパルニーだらけの低レベル帯のダンジョンだ。特に害もなく楽しい娯楽があるだけで、アイテムドロップなどの美味しい思いは期待はできず、たまーにライトなゲームプレイヤーで賑わう事がある程度。
 だからこそ、うっかり秘密の入り口から無限ダンジョンへ入り込んでしまったゲームプレイヤーなどは、一瞬にしてバグプロコトルの餌食となろう。

「内部の無限ダンジョンには、バグプロコトルの群れ…バグったパルニーが放たれているわ。見た目は友好的なパルニーと全く同じでも、凶暴さは比較にならないの。
 苔むした遺跡とよく似ているけれど、高低差のある場所で死角が多い上に、苔で滑りやすいの。パルニーは柔らかくてよく跳ねるから、思わぬところから攻撃されないように足音…跳ねる音に注意してね。足元にも注意が必要よ。
 既にうっかり迷い込んでしまったゲームプレイヤーさんもいらっしゃるから、道中で見つけたら助けてあげてほしいの。
 強くない方ばかりだから戦力は期待できないけれど…ちょっとしたサポートはしてくれるかもしれないし、できる事を聞いてサポートをお願いしておく事もできるわ。
 バグプロコトルを倒すまで無限ダンジョンの外には出れないから、ボス戦でもご一緒する事にはなるものね」
 今回の無限ダンジョンへ迷い込んだゲームプレイヤーは基本的には足手まといだが、的確な指示があれば猟兵の手助けにもなるかもしれない。彼らと共にパーティを組むか、彼らのヒーローとなるかは猟兵の自由だ。

「ダンジョンを進んだら最後に戦うボスは『チュートリアルの妖精』さんよ。本来はチュートリアルをナビゲーションしてくださる方だけれど、今はバグプロコトルになっているの。
 一時的にレベル初期化や技能の無効化によって猟兵さんたちを『弱く』しようとしてくる強敵なの。弱くされないように立ち回るだけでも、猟兵さんたちは優位に立てるかもしれないわね」
 最後に笑顔を浮かべると、セーラは指先から溢れ出す水の泡でぐるりと円を描きグリモアを輝かせる。

「それでは皆さん、気を付けていってらっしゃい。最初はパルニーの群れと楽しく過ごして、その後は厳しく、バグプロコトルを倒してね!」

 ──輝きが導く先で猟兵たちを出迎えるのは、濃く色付いた眩しい緑だ。
 天井から射し込む木洩れ日がキラキラと照らすのは、何かの歴史を思わせる遺跡の数々。木々の根が張り苔に覆われている景色が代わり映えもなく続くこのダンジョンには、少し湿り気を帯びた涼しさも感じるだろうか。

 ぷにっぷにっ。
 軽快に足を進めてほどなく猟兵たちの耳に届くのは、友好的なパルニーたちのどこか気の抜けた足音だ。




第3章 ボス戦 『チュートリアルの妖精』

POW   :    レベルの初期化
【自身の立ち位置】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【レベル初期化】の状態異常を与える【エリアフィールド】を放つ。
SPD   :    技能封じ
自身の【周囲】から【チュートリアル空間】を放出し、戦場内全ての【技能】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
WIZ   :    スキル初期化
戦場内を【チュートリアル】世界に交換する。この世界は「【ユーベルコード初期化】の法則」を持ち、違反者は行動成功率が低下する。

イラスト:あさぎあきら

👑11
🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は「💠幻武・極」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『ゴッドゲームオンラインの世界へようこそ!』
 探索の果てに辿り着いたボスフロア。そこに足を踏み入れた猟兵たちとゲームプレイヤーたちを迎えてくれるのは、場違いなほどに軽やかなSEと明るいナビゲーションメッセージだ。

 薄っすらと微笑みを浮かべながらフワリと舞い降りてくる妖精は、大体のゲームプレイヤーならば一度はお世話になるであろう『チュートリアルの妖精』だ──悪意も敵意も見当たらない上に見覚えもある妖精の姿に、ゲームプレイヤーたちは肩透かしを食らったのだろう。息を吐いて、今まで張り詰めていた警戒を緩めていた。
 だが、この無限ダンジョンの入り口となっていたダンジョンは確かに適正レベルの低い場所でも…今更こんな所でチュートリアルが始まる筈はない!
 猟兵たちがゲームプレイヤーたちへと鋭い警戒を口にする目の前で、前触れもなく妖精の笑顔が崩れた。みるみるうちに不自然なノイズが妖精のグラフィックへと幾重にも走り、彩るエフェクトが極彩色に点滅する。

『縺薙l縺九i蜀帝匱縺後?縺倥∪繧翫∪縺?
縺セ縺壹?蝓コ譛ャ謫堺ス懊°繧芽ヲ壹∴縺セ縺励g縺?』
 崩れた笑顔のまま妖精は始まりを告げるナビゲーションを口にするも、いくつも重なり割れた声はもはや本来の声を作ってはいない!
 ゲームプレイヤーたちが恐怖に息を飲んだ時、激しいノイズが再び妖精に纏わり付く。ガクリと頭を項垂れた妖精はけれど、すぐさま再び顔をあげる。
 ノイズが消えたチュートリアルの妖精は、まるでさっきまでが嘘のように振る舞っていれど──もはや、彼女がバグプロコトルである事は疑いようもない事だった。
 目の前で正体を現したバグプロコトルを目にして震え上がるゲームプレイヤー達には、必死に武器を取るものも居れば、ただ怯えたままの者もいるだろう。彼らを戦闘には出さないまま猟兵だけで戦うか、指示を出して共に戦うかは猟兵たちの自由だ。
 臨戦態勢をとる一行の前で、チュートリアルの妖精は蝶の翅のような両手を広げる。

『さあ、チュートリアルを開始しましょう!』
ミノア・ラビリンスドラゴン
出現場所から口上まで、全部バグり散らかしておりますわね!
位置情報は修正するのがめんどくさいんですわよ~!?

ユーベルコードの初期化?
ならば種族として持っている初期ユーベルコードを使えば何の問題もありませんわ!
【ダンジョンマスター・プロトコル】!
ここに辿り着くまでの無限ダンジョン道中で、【宝探し】や【素材採取】を【やり込み】、結構な額を稼いでおりますわよ!
中程度のドラゴンたちに戦わせますわ!(ドラゴン使い・召喚術)
【幸運】にも拾ったちょっとレアめの武器は、お助けしたプレイヤーの皆様方にお渡し!
ミノア印の迷宮ミルクで【瞬間強化】もして戦力強化ですわ~!
即席の混成軍、突撃~!!(大軍指揮)



「位置情報は修正するのがめんどくさいんですわよ~!?」
 チュートリアルを装うバグり散らかしたボス戦がいよいよ開幕すれば、ミノア・ラビリンスドラゴンはあまりにもドラゴンプロコトルからしか出ない悲鳴をあげる!
 ゲームの管理者してみれば、バグプロコトルが立ち塞がることよりも──出現場所から口上まで、全部バグり散らかしている妖精を倒した後の|事後処理《メンテナンス》のほうが、いっそ面倒くさいことこの上ないだろう。
 しかしミノアの嘆きなど|バグっている張本人《バグプロコトル》は素知らぬ顔でチュートリアル戦闘を開始する。

『それではまず、スキルを使ってみましょう』
 妖精が羽根のような両手を広げれば、激しく点滅する黄色の光臨が膨らみ弾ける。真っ赤に染まったポップアップが知らせる特殊効果は|ユーベルコード《スキル》初期化の警告だ。表面だけのチュートリアルだが、従わなければいくら猟兵といえども著しいデバフがかかる事になるだろう──けれど、そんな警告にもミノアが怖じる事はない。

「ならば、初期ユーベルコードを使えば何の問題もありませんわ!」
 パチンと指を弾いて発動するのは、モンスターを召喚するプレーンなユーベルコード。対価はもちろんトリリオン支払う必要があるのだが──懐の心配はご無用だ。いつもは素寒貧のミノアでも、今回はすでに無限ダンジョンの道中で、必要経費をばっちりしっかり稼ぎ済みなのだから!
 山積みのトリリオンがジャラジャラと虚空に消えてゆけば、入れ替わりに舞い降りるのはサイズも能力も中位程度のドラゴンたちだ。そしてさらに、目の前の光景に圧倒されるゲームプレイヤーたちへと、ミノアが取り出すのは幸運に恵まれた道中で拾ったレアめの武器装備。

「さあ。皆様方はこちらをお使いくださいまし!」
「えっこの剣ステータスたっか!」
「良いんですかこんなレア武器!?」
「ええ、拾った武器を使って攻略するのもこの手のダンジョンの醍醐味ですもの!
 そしてこちらのミノア印の迷宮ミルクもお飲みになれば、瞬間強化ですわ〜!!」
 皆で並んで美味しい迷宮ミルクをゴキュッとすれば、あっという間にバフがモリモリ!
 武器に強化にと、見た事もない程のステータスの上昇に彼らは驚くも、その数値は時に大きな自信を与えてくれるもの。勇ましく武器を構える彼らは、もう守られるだけの頼りないプレイヤーなどではない。このボス攻略の手数として足るほどに、立派な冒険者だ!

「即席の混成軍、突撃~!!」
「う、うおおおおーっ!」
 ミノアの巧みな指揮のもと、プレイヤーたちもドラゴンたちと共に果敢に戦う。プレイヤースキルが足りない場面であっても、充分なバフ効果とドラゴンたちの援護によって訪れる危機を乗り越えてゆけば、彼らの攻撃はいよいよ妖精へとクリティカルな一撃を与えてノックバック!

「や、やった!」
「良い攻撃ですわ! ドラゴンたち〜! 皆様方に続いて追撃ですわ〜!」
 そしてすかさず畳み掛けるドラゴンたちの追撃に、調子を良くしたプレイヤーたちも更にガンガン攻撃を食らわせて、混成軍の猛攻は妖精のHPを大きく削り取ってゆく。

『驕ゥ蛻?↑繧ケ繧ュ繝ォ縺ッ驕ク縺ケ縺セ縺励◆縺?』
 バグったナビゲーションを口にする妖精は、距離を取った。グラリと傾く体を支えるその表情こそ変わらぬままでも、妖精は隠しきれない疲労を滲ませ、再び激しいノイズを纏っていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​